愛のお部屋


かおり



愛のお部屋(7)-1-
1~12 2013.12.21~2014.1.21

    

-1-

大村佳代はダサい子、あんまり賢い子でもありません。
高校は女子高でしたし、大学は入学試験もあまり難しくない女子大学です。
でも大村佳代は女子、男子がすれ違う時には、振り向かれる魅力があります。
女っぽいっていえばいいのかしら、ぽっちゃりしていて、かわいいんです。
その大村佳代が大学二年生になった春、ある男子を好きになってしまったんです。
男子の名前は、前田武志、有名大学の大学院修士課程の二年生、素敵な風貌。
佳代ちゃんの片思い、なにもかも武志さんが優れてる、でも、まあ、男と女だから比較外。
片思いやと思っていたのに、縁切縁結びの安井金毘羅さんで、佳代ちゃん、会ったんです。
桜の花びらがひらひら舞っている境内で、佳代、ドキッとしてしまったんです。
「おおむら、大村佳代ちゃん、そうだよね、大村佳代ちゃん!」
どうしたわけか、武志さんが、佳代ちゃんに声をかけてきてくださった。
穴を四つん這いで通って縁を切り、向こうからこちらへ戻って縁を結ぶ。
戻ってきてお顔をあげると、武志さんが、立っていたんです。
顔見知りです、大学の写真部連合っていえばいいかしら、そのコンパで知った。
「はぁああ、せんぱい、前田せんぱい、こんにちわ」
びっくりぎょうてん、佳代ちゃん、どうしたらいいのかわからなくて、金縛りにあった感じ。
そっから山のほうへ歩いて、祇園さんのなかに這入って、座って、お話し、しました。
共通の話題は、お写真部のことですけど、武志さんは経済学の大学院生。
どうしたわけか、夕暮れになって、和風のお店でおうどん食べて、安井金毘羅様。
武志さんと出会った場所に戻ってきて、いつのまにか、ラブホテルに連れられた。
佳代ちゃん、初めて、処女だった、ほんとうです、大学二年生の春です。
佳代ちゃんが、武志さんとセックスの関係をして、交際が始まったけれど内緒です。
セックス、いっぱい、しちゃうようになるんですけど、お友だちには内緒です。



-2-

ラブホの名前は風火ホテル、薄暗い入り口から佳代ちゃんは肩を抱かれたまま。。
武志さんは慣れていたのかも知れない、手際よく、佳代ちゃんを扱います。
大きなベッドがある和風のお部屋に通され、佳代ちゃん、二人だけになったんです。
ドキドキしています、なにがおこるのかは想像できるけど、パニック状態です。
「はぁあっ、初めて、ですぅ・・・・」
お部屋に入って、武志さんのお顔を見れない、目をそらしてしまう佳代ちゃん。
女子大の二年生になって、二十歳になるまえですけど、処女を武志さんに奉納です。
「はぁああっ、うふぅううっ、はぁああっ」
ブラウスにデニムのショートパンツ姿の大村佳代は、ダンディな前田武志に抱かれます。
キッスされます、佳代ちゃん、無我夢中、素敵な男性、武志せんぱい、かっこいい男子。
「ううっ、ふうううっ・・・・」
抱かれて、接吻しながら、男子の舌の感触に、佳代ちゃん、痺れてきちゃいます。
まるで金縛りにあった子猫ちゃん、佳代ちゃん、なされるがまま、愛撫をうけます。
ブラウスのボタンをはずされて、ショートパンツを脱がされて、ソックスも脱がされて。
「はぁああ、せんぱいぃ、はぁああっ」
武志さんが裸になり、ブリーフだけになり、佳代ちゃんは、白いショーツだけです。
ここまでは、立ったまま、佳代ちゃんは抱かれて、おっぱいを弄られているの。
武志さんは、無言、なにもしゃべりません、息する音が洩れて、佳代ちゃんの呻き。
だって、乳首を唇に挟まれて、ぷちゅぷちゅ、モミモミされるなんて、初体験です。
それに、ショーツを脱がされて、素っ裸にされて、ベッドに仰向けに寝た大村佳代。
くびれたウエスト、ヒップが女の子、丸くてプリプリ、それに陰毛が生えています。
無我夢中、何が起こっているのか、佳代ちゃん、ああ、処女を捧げる。
「いたっ、いたいですぅ」
激痛が走って、ぐっとこらえるけど、お声が出てしまった佳代ちゃんです。
女の子が一度だけ経験する儀式ですけど、佳代ちゃんは女子大二年生。
たんたんと、大学院生の武志さんは、佳代ちゃんを扱っていて、ベテランです。
武志さんは佳代ちゃんのなかに挿しこんだままじゃなくて、半分オナニで射精。
膣のなかではなくて、佳代ちゃんのおへそのしたあたりへ、精子を放出しました。



-3-

初めて抱かれてから佳代ちゃんのこころは、武志さんのことでいっぱいです。
またメールするよといわれて一週間がたったのに、メールが来ません。
処女をあげたひとが恋しくて、佳代ちゃん、武志さんが忘れられないひとに。
メールが来たのは八日目の午後、夕方に会いたいって書いてきたんです。
会うまでに、二時間しかなくて、でも、どうしても行かなくちゃならない気持ちで。
祇園さんの石段上の門の横へ、午後5時、佳代ちゃん、まじめな気持ちで。
佳代ちゃんは少し前に着いたけど、武志さんは5時きっちりにきました。
そこから、あの安井金毘羅さんまで近いんですけど、喫茶店に連れられます。
喫茶店でお話をして、こころを落ち着かせて、誘われるがまま、佳代ちゃんラブホへ。
「はぁああ、でも、わたし、そんなこと、恥ずかしい・・・・」
風火ホテル、お部屋は和風、大きなベッドのそば、お洋服脱がされるの恥ずかしい。
抱かれて、でも、裸になるのがわかっているのに、恥ずかしさに火照ります。
「せんぱいぃ、わたし、はぁああ・・・・」
「いいんだろ、せいり、いつおわったの、いいんでしょ」
耳元で、小声で囁かれて、佳代ちゃん、ドキッとして、うん、とうなずいたんです。
下着だけ、ブラとショーツ、武志さんはブリーフだけ、そのまま、キッスしてもらう。
舌をからませると、軟体動物に這われる感じで、ぞくっと背筋がしびれます。
「はぁあ、ふうう、ふうう・・・・」
おっぱいに触られると、佳代ちゃん、なんかしら、淡い綿菓子をなめる感覚です。
武志さんのからだは、男子、硬い、筋肉のかたまり、腕とかぁ。
抱かれて、キッスされて、ブラジャーがとられて、ショーツだけになった佳代ちゃん。
武志さんから離されて、おっぱいを手で覆ってしまって、立ったままです。
静かです、物音一つしない感じで、静寂です、佳代ちゃん、神経、張りつめます。
武志さんは、そんな佳代ちゃんのまえで、ブリーフを脱いじゃって、素っ裸に。
「ほら、佳代ちゃん、おれのん、見せちゃうから」
佳代ちゃんの前で、素っ裸の武志さん、大学院生の24歳です。
おちんぽ、男子のおちんぽ、大人のん見て、佳代ちゃん、はっとしてしまいます。
ドキドキしてしまって、まもなく、素っ裸の武志さんに抱かれ、ショーツを取られちゃう。
ダブルベッドはふかふか、裸の肌には冷たい感触、佳代ちゃん、寝かされます。



-4-

ぽちゃりしていてかわいい佳代ちゃん、二度目のラブホテル体験です。
素っ裸にされて、大学院生の武志さんも素っ裸になって、密着、抱かれます。
ふかふかベッドに仰向いた佳代ちゃん、お膝は立て開き、その間に武志さん。
武志さんは、佳代ちゃんのお股のまえで正座して、勃起おちんぽを握っています。
ダブルベッドに素っ裸で、佳代ちゃん、武志さんの仕草を見ているんですけど。
佳代ちゃんはなされるがまま、どうしてあげたらいいのかとかは、これからです。
握られた勃起おちんぽが、佳代ちゃんの膣に埋め込まれるんですけど、痛い。
このまえ処女膜を破られて、女になった佳代ちゃんなのに、二回目も痛い。
激しい痛みじゃないけど、じんわり、痛い、濡れてないからかも知れないけど。
「がまんするんだよ、佳代、そのうち、いたいのなくなるから」
武志さんは、顔をしかめる佳代ちゃんに、言い聞かせるようにして、挿入しています。
激しい抜き挿しではなくて、ゆっくり、勃起おちんぽを、佳代ちゃんに挿して抜きます。
佳代ちゃん、濡れだして、痛みがとれてきて、武志さんがコンドームをつけます。
風火ホテルの和風なお部屋、そのうちこのお部屋、羞恥部屋って名前だと知ります。
「はぁあ、はぁあ、ああっ、ふうう、すうう・・・・」
ゆっくりだけど、コンドームをつけた勃起おちんぽが、佳代ちゃんの膣でうごめきます。
「おお、大村佳代、おおむら、かよ、おおおっ」
「はぁあ、ああっ、せ、ん、ぱ、い、ぃ・・・・」
「ううっ、ううっ、うううっ」
ぴくん、ぴくん、武志さんのおちんぽが痙攣していくのが、佳代ちゃんに伝わります。
佳代ちゃんが、いい気持になったとはいえないまま、武志さんの射精が終わった。
射精が終っても、しばらく、佳代ちゃん、挿しこまれたままで抱いてもらっています。
どれくらいの時分が過ぎたのか、数十秒かも知れない静止の武志さんが、動きます。
佳代ちゃんから離れ、コンドームの処理をされて、ベッドから降りて、洗面場へ。
のちには佳代ちゃんが、武志さんの後を、めんどう見てあげたりするんです。
でも、いまは、まだ二回目のラブホテル、ラブラブ、結合、おめこにおちんぽですから。



-5-

二回目のラブホは二時間で、武志さんは佳代ちゃんの膣内で二回の射精でした。
セックスするようになって佳代ちゃんは、武志さんのことばっかりを想うんです。
学校で、講義を受けてるときでも、武志さんの裸すがたが、頭の中にいっぱい。
ひとりお部屋にいて、武志さんのことを想いながら、オナニーをしてる。
三回目のラブホ行きは、それから二週間もあとの金曜日でした。
最初にラブホへ行って、処女をささげてから、およそ三週間が経ていました。
「ちょっと論文書いているので、忙しかったんだよ」
マクドで夕方のお食事をした感じで、祇園さんの方へ歩いて、暗黙の了解です。
建仁寺さんのよこからのほうが、ひと通りが少なくて、その道から金毘羅さんへ。
風火ホテルのまえに立った時は、午後六時でもう暮れていて、真っ暗です。
お部屋は、なにやら風変り、恥部屋ってお名前がつけられた和室とベッドルーム。
三回目、ちょっと落ち着いて、お部屋のなかを見回す余裕もできてきた佳代ちゃん。
黒い座敷机に木製の座椅子が、畳の間は四畳半、浮世絵のお部屋みたいです。
大きな鏡、ああ、自分たちを映しだす鏡、四畳半の襖をあけると、畳一枚分の木の間。
トイレとお風呂、冷蔵庫、なにやら、コンドームの自販機とか、二十歳の佳代ちゃん。
武志さんは、なんどもこのお部屋を使っているんです、いわば常連さんです。
何人かの女の子が、入れ替わって週に二回ほど、武志さんが使ってる。
「じゃあ、ね、佳代ちゃん、ぼくのおちんぽ、ふぇらしてよ」
抱かれて下着だけのすがたになった佳代ちゃん、座敷机にお尻を置かされます。
武志さんは立ったまま、ブリーフを脱いじゃって、シャツ一枚、おちんぽ丸出し。
「ああん、せんぱいぃ、恥ずかしい、そんなの、恥ずかしい・・・・」
まだ垂れていて、勃起しはじめ、武志さんのおちんぽを見せられた佳代ちゃん。
陰毛のなかから、ぐろてすくな肉の棒、ドキドキ、男子の性器、おちんぽ。
「ほうら、握っておくれよ、フェラチオって知ってるやろ、ふぇらだよ!」
言われるままに、佳代ちゃん、おそるおそる、武志さんのおちんぽを、握ってしまう。
右手で、真ん中を巻くように、陰茎を握って、武志さんがそれに手を添えてきます。
陰茎を握った佳代ちゃんに、武志さん手がかぶさって、陰毛の方へ動かさせます。
こする、握ったおちんぽを、握ったままで、こする、こすれるんですね、おちんぽ。



-6-

右手で陰茎の根元のほうを握らされ、亀頭をお口に含ませる佳代ちゃん。
佳代ちゃんは座敷机にお尻をおいて、武志さんは少し足をひらいて立ったまま。
頭の後ろに左手を置かれ、右手では自分のおちんぽ生え際を押さえる武志さん。
佳代ちゃんのお口のなかに、勃起したおちんぽの半分ほどを入れ込ませます。
「ぎゅっと吸って、吸いこんで、絞めるんや、佳代」
名前を呼び捨てにされた佳代ちゃん、言われるままに、ぎゅっと吸いこみます。
吸い込んで、お口をすぼめて、おちんぽを絞めあげていく佳代ちゃん。
柔らかい、亀頭は柔らかいレバーみたい、陰茎はコリコリ硬い感じがします。
「すうう、すうう、ふううう・・・・」
お口に含んで、お鼻とお口の両方で息をして、ああ、握った手を上下に動かします。
「おおっ、佳代、もっとぎゅっと絞って、亀頭を剥いて、絞めるんや」
ブラジャーとショーツ姿の佳代ちゃん、武志さんの勃起おちんぽ咥えたままです。
武志さんが佳代ちゃんの、髪の毛を後ろにまとめて握って輪ゴムで留めます。
ポニーテールになった佳代ちゃんの髪の毛、耳たぶから耳うしろが、あらわれます。
ブラジャーの肩紐をはずされ、ホックがはずされ、乳房が露出しちゃいます。
「ほうら、口からぬいたらあかん、咥えたままだよ」
ラブホテル、風火ホテルの恥部屋で、佳代ちゃんはフェラチオの練習です。
火照ってくる頬、武志さんの性器を初めてお口に咥えて、佳代ちゃん興奮気味です。
おちんぽがおめこに挿入されるまでの前、佳代ちゃんフェラチオしてあげる。
そうして、つぎには佳代ちゃんがクンニしてもらって、シクスナインします。
おちんぽ咥えて、お股を舐めてもらって、武志さんと刺激しあって、それから交合です。
三度目のラブホで佳代ちゃんは、セックスの手ほどきを武志さんに教えられています。
緊張していて、快感なんて、少し感じるけど、オーガズム、アクメへ到るには未熟です。
ベッドにあがってシクスナイン、そうして正常位で勃起おちんぽを挿しこまれます。
「はぁああ、ああっ、せんぱぃい、ああっ!」
はだか、仰向いて全裸の佳代ちゃん、うえから武志さんがかぶさって、結合します。
もう、ほとんど、痛みは感じません、ぎゅっと拡げられる感覚にむせぶ佳代ちゃん。
武志さんの硬い筋肉、勃起したおちんぽ、ぐいぐい突っ込まれる佳代ちゃんです。



-7-

フェラしてあげてクンニしてもらって、シクスナインでなめっこしたあとです。
佳代ちゃんの初めての体験、とはいってもラブホへ来たのは三回目です。
ふかふかダブルのベッドのうえで、佳代ちゃん仰向き大股開きMすがたです。
武志さんが勃起させたおちんぽを、佳代ちゃんのおめこに挿しこんでいます。
「佳代、いいねぇ、とっても、いいよぉ!」
「ふぁああ、ああん、せんぱいぃ、ふぁあああっ!」
覆いかぶさられて、佳代ちゃん、枕のかわりに首うしろへ、武志さんの左腕が。
右の手では佳代ちゃん、おっぱいをまさぐられて、揉まれて、乳首をつままれる。
「ええ気持ちやろ、佳代、ええ気持ちだよ、ぼくわぁ!」
「ふうううっ、わぁああっ、ふうううっ、わぁああっ」
佳代ちゃんのお声は、半分開いた唇から洩れてくる、浅い深呼吸、息の音です。
武志さんがお声をかけてくるけど、佳代ちゃんは雲の上だから、応えられない。
にゅるっ、武志さんが腰を引き、佳代ちゃんのおめこから、勃起おちんぽを抜きます。
亀頭は埋め込まれたままで、陰茎を抜かれては埋め込まれていく佳代ちゃん。
「はぁああ、はぁああ、ううううっ、わぁああ」
甘えた、うわずった、カナリヤが鳴くように、佳代ちゃん、かぼそいお声を洩らします。
とっても、全身が浮いて雲の上にいるみたい、佳代ちゃん、胸がふるえています。
「おおおおっ、佳代、濡れてるよ、わかるやろ、びっちょり!」
「はぁあああ、せんぱいぃ、ああああっ」
ぶすぶす、挿しこまれて抜かれ、挿しこまれて抜かれを佳代ちゃん、繰り返されます。
勃起おちんぽが挿しこまれたまま止められ、おっぱいをまさぐられながらキッスです。
武志さんのお舌が佳代ちゃんのお舌に絡まされ、お舌どうしがうごめきます。
じ~んと佳代ちゃん全身が、痺れてきちゃう感覚で、お舌を絡ませていきます。
「ううううっ、ふうううっ、ううううっ」
ずっきんずっきん、ぶっすりおめこに勃起おちんぽ挿しこまれている、佳代ちゃん。
「はぁあああっ、ああん、せんぱいぃ、いいいっ」
裸になって、仰向いて、お膝を立てて、太もも開いて、勃起おちんぽを受け入れる。
大学二年生、二十歳になったばかりの佳代ちゃん、武志さんとのセックスです。
うぶっこい佳代ちゃん、ラブホへ連れられてきて三回目、ちょっと慣れたかも、です。
大学院生の武志さんは、風火ホテルへ女の子を連れ込んで、思う存分セックスするのです。
佳代ちゃんは、処女を捧げてしまった相手、もう忘れられない、男の人です。



-8-

男の人とのセックスで、得られる快感が、どんなものなのか。
オナニーで昇り詰める経験だった佳代ちゃんには、まだわかっていません。
三回目のラブホテル、ベッドに仰向いて太ももをひろげての正常位です。
「ああっ、ああっ、ああっ」
ぶすっ、ぶすっ、ぶすっ、痛みがなくなった分だけ、佳代ちゃん、気持ちいい。
いよいよ武志さんが、射精のところまで来たみたい、持参のスキンをつけられます。
佳代ちゃんは、抜かれてスキンをつけられるまで、仰向いたまま、静止です。
そうして、スキンがつけられた勃起おちんぽを、膣のなかに迎え入れます。
「はぁあああ、はぁああっ、せんぱいぃ!」
「おおおっ、佳代、いいねぇ、とっても、おおおっ!」
「ああん、せんぱいぃ、ああああん!」
お膝の裏を腕に抱かれて、お尻が持ちあがって、ぶすぶすされちゃう佳代ちゃん。
猛烈に早い動きに、あっけにとられて、受け入れちゃう佳代ちゃん。
「おおおっ、でる、でる、でるぅ、うううっ!」
苦しみのお声をあげて、武志さん、佳代ちゃんのなかで、痙攣させて射精です。
「はぁあああ、あああ~っ!」
激しい揺すぶられに佳代ちゃん、おっぱいぷるぷる揺らせて、軽いオーガズムです。
意識がなくなるなんてことはなく、佳代ちゃん以外とシラフ、冷静な気持ちです。
武志さんの動きが、パタッと止って、筋肉がほぐれてしまう感じ、なよっとなられた。
佳代ちゃんだって、挿しこまれたまま、武志さんが動くまで、じっとしています。
どれくらいの時間なんでしょうか、10秒とか20秒とか、30秒くらいかも知れません。
武志さんのおちんぽが引き抜かれても、仰向いたままの佳代ちゃん。
ベッドの上、後ろを向かせて、武志さんの背中を見てしまう佳代ちゃん。
なんだか、淋しい、空しい気持ちになってきて、うれしさなんてなくて、涙がでちゃう。
それから、この夜は、つごう三回、武志さんとハメハメしあって、ホテルを出たのです。



-9-
<武志さんのお部屋で>

ラブホばっかやとお金がもったいないから「俺の部屋へ来ないか」と誘われた佳代ちゃん。
かれこれ、大学院生の武志さんとセックスするようになって、二ヶ月少しが経ちました。
安井金毘羅さまの近くのラブホへは、10回くらい、行った佳代ちゃんです。
ラブホでは、三時間で三回ほどセックスしてもらって、夜の街へ出てきます。
別れてから、とても侘しい気持ちになって、ひとり祇園さんの暗やみで泣いたことも。
もう夏に近くなって、お洋服も薄着になって、汗をかく頃になっていました。
武志さんのマンションは、新婚ののカップルが住む2DKの広さ、糺の森の近くです。
三階の武志さんのお部屋のチャイムを鳴らすと、金属製のドアが開かれます。
通り道にあったセブンのお店で、ジュースとシュークリームを買ってきた佳代ちゃん。
ドアが開かれて武志さんのお顔をみて、佳代ちゃん、なんだか救われた気持ちです。
「入れよ、遠慮いらないから」
武志さんに見つめられ、じろっと眺められちゃう目線を気にしながら、ドアが閉まります。
「買ってきたの、ジュースとシュー、あとで、食べようと思って」
意識しているんです、佳代ちゃん、武志さんのお部屋へ来たということは、つまり、あれ。
「はぁあ、ああっ、まだ、来たとこやのに、だめよぉ」
ドアからお部屋に通じる廊下で、佳代ちゃん、武志さんに抱かれてしまいます。
「俺、待ってたんよ、佳代とするのをよぉ」
武志さんはけっこう荒々しく、佳代ちゃんを抱きしめ、キッスを求めてきたんです。
「うううっ、ああっ、ちょっと、まってよぉ」
お部屋へやって来て、まだ一分と経ってないのに、男子の武志さんは性急です。
抱きしめられて、ワンピースのすそから中へ、手を入れられちゃう佳代ちゃん。
「あああん、だめ、やってばぁ、あああん、まだ、やってばぁ」
ショーツとブラ、あああ、武志さんが、佳代ちゃんが着てるワンピをめくってしまう。
白にピンクの淡い花柄ショーツとブラ、そのブラもはずされてしまう佳代ちゃん。
ワンピースがめくられて、おっぱいを武志さんの手で揉まれだしちゃう佳代ちゃん。
抱かれて、キッスされて、おっぱいをまさぐられっだしちゃう佳代ちゃん、大学二年生。
ラブホへ入ったときの武志さんと、自分のお部屋にいる武志さんとが、違う人みたい。
後ろから抱かれ、ショーツを脱がされ、お勉強机にお顔をうつ伏せになった佳代ちゃん。
足をひろげられ、お尻が持ち上がり、武志さんの勃起おちんぽが、挿しこまれます。



-10-

うしろから抱かれて、お勉強机に手を着いて、お顔をうずめちゃう佳代ちゃん。
足をひろげてお尻をもちあげられちゃう佳代ちゃん。
バックから、武志さんのいきり立ったおちんぽが、ぶすぶすっと挿しこまれちゃう。
「はぁああん、だめだよぉ、まだ、来たばっかりやのにぃ、ああん!」
佳代ちゃんが、先輩武志さんのマンションへやって来て、まだ五分と経っていません。
なのに性急な武志さんは、佳代ちゃんを求めて、せっかちに性交しちゃうんです。
「ほぉおおおっ、佳代ぉ、おおおおっ、おおおおっ!」
ぶすぶす、まだ濡れきっていなかった佳代ちゃんのおめこへ、強引に勃起おちんぽ。
最初の数回、軋むような感じで、佳代ちゃんの膣、入口が濡れていなかったから。
でも、すぐに、佳代ちゃん、反応しちゃって、ぶすぶす、勃起おちんぽ、受け入れです。
「あああん、はぁあああん、はぁあああっ!」
お勉強机にお顔を埋めた佳代ちゃん、背中からお尻から足元まで裸です。
武志さんが腕を胸にまわしてきて、おっぱいに手の平をかぶせてきちゃう。
おっぱいをモミモミされる、佳代ちゃん、うつむいているからおっぱいたぷたぷ。
「ほらぁ、足をひろげてぇ、お尻をあげろよぉ、おおおっ」
武志さんの勃起おちんぽは、佳代ちゃんの膣に挿しこまれたままです。
ついつい、お尻がさがってしまって、太ももが閉じてくるんです、佳代ちゃん。
だから、うしろから、勃起おちんぽを挿しこむ武志さん、丸出しにさせなくちゃ。
ぶすぶすと挿しこまれ、ぐじゅぐじゅになってきちゃう佳代ちゃん、大学二年生。
うしろから勃起おちんぽ挿しこむ武志さんは、大学院修士課程の二年生です。
「はぁああ、ああん、せんぱいぃ、いいいっ!」
「おおっ、佳代、ええわぁ、おおっ、もう、で、で、でそう、やぁ!」
ぶすぶす、勃起おちんぽのピストン運動、早くなってきて、射精寸前です。
性交の最初の一回目、性急な武志さんは待てなくて、たっぷりはその後です。
佳代ちゃん、一回目でオーガズム、迎えるとはいっても、浅いオーガズムです。



-11-

その日のいっかいめが終わったのは、武志さんのお部屋へ来て20分後でした。
バックスタイルで、一週間ぶりの性交で、武志さんは待ちきれなくて、一気に射精でした。
佳代ちゃんは、軽いオーガズムでおわってしまって、つまんない気持ちでした。
大通りのセブンのお店で買ってきたシュークリームとジュースを、ちゃぶ台に並べます。
衣類を脱いでしまった佳代ちゃんはいま、インナーを着ないでワンピースだけのすがた。
武志さんはシャツにトランクスを穿いて、射精してしまったことなんか忘れたみたいなお顔。
「だから、さぁ、佳代、ここでいっしょに住んでもいいんだよ」
本気かどうかわからないけど、武志さんが、一緒に住もう、なんて言い出すんです。
佳代ちゃん、それはちょっと、そこまで、考えてないし思っていません。
大学の二年生、二十歳、まだまだ親に面倒みてもらわないとあかん、ばれたらあかん。
「でも、せんぱい、それわ、ちょっと、まだぁ・・・・」
甘いんです、シュークリームのクリーム、それにオレンジジュースも甘いです。
ストローでちゅちゅっとジュースを吸いながら、目を伏せてしまう佳代ちゃんです。
「うん、まあ、ほんなら、週にいっかい、泊りに来てよ、ここへ」
一週間に武志さんのマンションへ来て、一泊するという提案に、佳代ちゃんはOK。
それなら、なんとか、いいかも、なんて佳代ちゃん、武志さんと契約しちゃったんです。
可愛い佳代ちゃん、大学二年生、美女コンに応募したらグランプリに選ばれるかも。
「ああん、せんぱいぃ、そんなの、ああっ、ああん」
赤い天板のちゃぶ台を前に、武志さんが佳代ちゃんと並ぶようにして、抱いてきちゃう。
ちゃぶ台の横に、鏡が立てかけてあって、佳代ちゃん、鏡の方に向かされてしまう。
エッチなことしに来てるんだから、エッチなことされても、佳代ちゃん、うれしいけど。
恥ずかしい気持ちになってしまうのは、武志さんの目線と言葉です。
おからだをじ~っと見つめられて、いろいろとおからだのこと言われると恥ずかしい。
「ふうううっ、ああっ、はぁああ、せんぱいぃ・・・・」
キッスしていて、舌を絡まされていて、佳代ちゃん、ふ~っとなってしまう。
おんな座りしていて横抱きにされて、ワンピースがめくられて、おっぱいが露出しちゃう。
「佳代、ええお乳や、ぷりんぷりんやねぇ!」
「ああっ、そんなことぉ、ゆうたらぁ、ああん、せんぱいぃ・・・・」
右腕を佳代ちゃんの肩にまわし、左手で乳房をすそから持ちあげ揺すっちゃう武志さん。
佳代ちゃんは、うつむいて、武志さんに抱きついて、無意識にお膝をひらいちゃいます。
キッスされるままに、右腕が背中から乳房へ、左手が佳代ちゃんのお股へ置かれます。



-12-

男の人のお部屋って、殺風景、灰色って言えばいいのかしら、佳代ちゃんの印象です。
武志さんのマンションは下賀茂神社の糺の森近く、2DK、新婚さん向きの広さです。
にかいめのセックスは、たっぷり時間をかけて、いちゃいちゃしながら感じていきます。
ちゃぶ台を右にして、お座りしたまま武志さんに抱かれている佳代ちゃんです。
ワンピースをめくりあげられ、脱ぐようにして首後ろへまわされ、おっぱいが露出です。
ショーツを穿かず、ブラをつけていなくて、裸同然になってしまった佳代ちゃん。
おんな座りしている佳代ちゃん、お膝が崩れて、ひらいていきます。
武志さんはシャツを脱ぎ、トランクスだけのすがたで、佳代ちゃんを横抱きです。
ディープキッス、舌と舌を絡ませると、軟体動物が這うような感覚になって、ゾクゾクです。
武志さんが、佳代ちゃんの手首をもって、トランクスから出したおちんぽを握らせます。
まだ完全勃起していない武志さんのおちんぽは、ぐにゃぐにゃではないけど、柔らかい。
言葉なんて交わさなくて、佳代ちゃんが息を吸って吐く音だけが、音といえば音です。
カサカサ布がすれる音もなく、舌がもつれるぺちゃぺちゃと、淫らな音がただよいます。
「はぁああっ、せんぱいぃ、はぁああん」
武志さんのおちんぽを、トランクスから出して握った佳代ちゃんが、甘いお声を洩らします。
おっぱいを吸われ、陰毛をじょりじょり、武志さんが刺激してきちゃったんです。
武志さんはトランクスを脱いでしまって、素っ裸になってしまって、佳代ちゃんに擦り寄ります。
佳代ちゃんだって首うしろに留めたワンピースを脱いでしまって、素っ裸になっちゃいます。
素っ裸になると、少し寒い気がして、武志さんが電気ストーブを入れて、あったかくします。
「佳代、やわらかい、おっぱい、やわらかいねぇ!」
「いやぁああん、そんなこと、ゆうたら、恥ぃですぅ」
抱かれていた佳代ちゃん、おっぱいを吟味されて、そんな言葉を聞かされて答えます。
素っ裸になった武志さんは、お勉強椅子に座って、佳代ちゃんが床におんな座りです。
陰毛の生えたお腰から、にょきっと突きでる勃起おちんぽ、佳代ちゃんが、握ります。
握ってあげて、お口を勃起おちんぽにくっつけて、ああ、陰茎に唇を這わせてあげます。
フェラチオです、佳代ちゃん、たっぷり教えてもらったから、武志さんをよろこばせます。












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