えろすの館
 
2006.4.22〜2006.7.2 2007.11.20

えろす源治物語
 第一部-12-


<裕子の調教>

     

裕子は21歳。清心館の二代目源治より一つ年上だ。和服姿がよく似合う裕子が、二代目源治から、愛の調教を受けるのは初めてのこと、桜の花弁が舞い落ちる頃、四畳半のお仕置き部屋へ、裕子やってきた。二泊三日、源治による愛の調教が始まるのだ。
「源治さま、よろしくお導きお願いいたします・・・」
桃色地の着物に身を包んだ裕子は、源治の前で、挨拶をする。細身とはいえボリュームある身体をもった裕子だ。源治は、裕子にたっぷりと女の悦びを与えていくのだ。

「裕子、ボクのいうことをよく聞くんだよ、いいね」
褌に着流しの源治が、畳に正座して座った裕子にいうと、裕子は、わかりましたとばかりに、深く頭をさげた。
「さあ、立って、帯をお解きなさい」
四畳半の畳の間、源治は、裕子の背中を庭に向けさせて、帯を解くように言った。裕子は、言われるままに、帯を解いていく。サラサラと衣擦れる音をたてながら、裕子が帯を畳の上に落とした。源治が、着物を脱がせてやる。裕子の襦袢すがたが現れる。薄いピンク地の襦袢だ。帯締めが畳に落とされ、縦に割れた襦袢の襟から、乳房が半分見える。下穿きはつけていない。首筋から足袋を穿いた足元まで、素肌が見える。腰の淫毛が、源治の情欲をそそる。

     

「裕子、庭に顔を向けて、四つん這いになりなさい」
源治は、立ったままの裕子に命じる。裕子は、無言のまま、庭のほうを向き、畳の上に膝と二の腕を置いて、源治のほうへお尻を向ける。源治は、尻に被さった襦袢をめくりあげ、腰にながして、お尻を丸出しにしていく。
「さあ、膝をひろげて、お股を突き出すんだ」
源治の指示に、裕子は、軽い溜息のようなすすり声を洩らしながら、膝を開いていくだった。
「尻を突き上げろ、膝をひろげて、尻を突き上げる、そうだ、そうしてじっとしてろ」
「はぁああ、いい・・・」
源治の命令に、裕子は、うわずった声で、言葉を返した。

裕子の肉付きのいいお尻が、突き上げられ、腰でくびれている。源治は、裕子のお尻を、すうっと撫ぜてやる。
「はぁあん、ああッ、はぁああん・・・」
股間を真横にひろげた裕子は、源治の手触りを感じて、尻を少し左右に振った。
「初めてだからね、最初は裕子の点検だ、いいね、ボクの触った処の名前を言うんだよ、いいね」
「はぁああ、いい、はぁ、はぁ・・・」
裕子は、畳に右の頬をすりつける格好で、お股を開き、お尻を突き上げている。源治は、裕子の尻が割れた線から尻穴へ右指を降ろしていき、股間を包むようにして陰毛をつかんでやる。指でじょりじょりと陰毛を梳くっていく。

「柔らかい毛だね、手入れはしているのかね」
「はぁあ、なんにも・・・そのままでございますうぅ・・・」
「そうか、ビラビラのまわりにも生えてる・・・さて、このびらびらはなんだ、裕子はなんて言ってるんだ」
源治は、裕子の股間の真ん中に触れながら、訊いてやるのだった。

     

畳に右の頬をすりつけて股を開き、お尻を突き上げている裕子は、源治にビラビラの名前を言えとゆわれて、恥ずかしい気持ちに見舞われる。
「ああ、ああ、びらびら、ああ、源治さま、びらびら・・・」
「そうだ、びらびらのなまえだ、言ってごらん、これは裕子の、なんだ」
裕子は、まだ始まったばかりの源治の調教に、最初からつまづいてしまう。
「は、あ、そ、れ、ああ、ビラビラは、いんしん、裕子のいんしんでございます・・・」
「そうだね、裕子の淫らなくちびる、陰唇だ!次からは、ハッキリとゆうんだよ、わかったね」
「はぁあ、ハイ、ああ、源治さま・・・」
裕子は、陰唇を広げられて、割目の谷を中指の腹でこすられているのだ。

源治は、裕子の陰唇の先をつまんでやる。こりッ、こりッ、豆を皮のままつまんでやる。
「はぁああん、はぁああん、はぁあああ・・・」
「なんだね、裕子、コリコリしてるぜ、なんだろねぇ」
「ふぁああん、はぁああん、だめ、ああッ、だめッ、感じるぅうッ」
先の豆を皮ごとつままれて、裕子は、びりびり刺激をからだの芯へ注がれる。
「こりこり、剥いてやろうか、ええ、裕子!」
「あああん、そこは、ああん、クリ、クリトリス・・・、剥かないでぇ・・・」
「ははっ、剥いたほうが気持ちいいだろが、ええっ!」
源治は、陰唇の先を中指の腹でこすりあげ、クリトリスを剥いてやる。
「ほうれ、ピンクの豆が、ほれ、顔を出したぜ!」
「あああん、だめ、ああ、ゆるして・・・」
裕子は、顔を畳に擦らせたまま、膝から上を突き出すようにして、源治の指を受け入れていくのだった。

     

裕子の手首に縄が掛けられていく。畳にひれ伏すように俯いたまま、手首を背中に回され、交叉させられて、縄が巻かれていく。それから縄は乳房の上と下に巻かれて、首から降ろされた縄尻で、鳩尾を絞られる。裕子のふたつの乳房が、縄に絞り上げられる。
「さあ、どうだい、裕子、こっちへおいで」
源治は、裕子の背後から、裕子を胸にもたれかけさせるようにして、裕子のからだを起こしてやる。
「ああ、ああ、源治さま、あああっ、ああっ」
絞られ張った乳房を撫ぜられ、ツンと突き出た乳首をつままれて、裕子は、おもわず声を洩らしてしまう。

「よう張ってるね、裕子のお乳、プリプリしてるね、いいね!」
「はぁああ、源治さま、裕子、はぁあ、ひぃい、いいですぅうっ」
「それじゃ、ね、お口を開いて・・・」
源治が持ったのは、玉の口塞具だった。裕子は、玉で口に塞がれて、源治の愛撫を受けるというのだ。裕子は、唇を開き、歯を広げ、玉を口のなかに入れる。源治は、玉を通した革紐で、固定させていく。
「ううっ、ううう、ふぅっ、ふううっ」
「なかなか、いいじゃないか、裕子、よく似合うぜ、ははっ」
裕子は、股間を広げるように源治に言われて、前に伸ばした足膝を立てるようにして、股間を広げていくのだった。

     

裕子は口に玉を咬ませられて、閉じることができなくなると、ううう、ぐういとくぐもった声をしか出せない。口を閉じられないというのは、唾液を吸い込むことができない。咥内に滲み出た唾液は、垂れ流しとなる。
「さあ、裕子、たっぷりとお悦びよ」
「ううぅ、ううぅ、うう、うう・・・」
源治に抱きかかえられた裕子は、乳房を揉まれだして、乳首をつままれて、ぴりぴりと刺激を注入されていく。女の咽びは、言葉にならない声で、うう、うう、と悶えを表現していく。源治は、左腕で裕子を抱きかかえ、乳房をまさぐりながら、右手を股間へ挿しいれ、まさぐっていく。裕子は、後ろ手に縛られたまま、源治の手指で翻弄されていくのだ。

「うううっ、ううっ、ふうっ、ふうぅ・・・」
裕子は、からだをよじらせ、源治の腕のなかで悶えさせられていく。源治の挿しいれる指で、裕子の膣から、とろとろと秘汁が汲みだされてくる。
「うううっ、うううっ、うう、うう、ううううっ・・・」
「ほれ、裕子、ぺちゃべちゃ、おめこ汁だぜ、とろとろ、ねばねば」
「うううっ、うう、ううううっ、ううう・・・」
「さあ、股を広げろ、もっと広げろ」
源治は、裕子の膣の中を指でまさぐりながら、なおも悶えさせていくのだ。

     

「ほうれ、ほうれ、裕子、もっと悶えろ、もっと悶えろ」
「うううっ、ううううっ、ううっ、ううううっ」
玉を仕込まれた咥内に溜まったお汁が、とろりとろりと滴り落ちてくる。陰唇に包まれた膣の中から、とろとろ秘汁が滲み出て、とろとろと溢れでてきて流れ落ちる。源治は、裕子の背中に縄を張り、肩から右の膝裏へ通して腋の下へ引き上げる。左腋の下から左膝裏へ通して肩へと引き上げる。背中でクロスのタスキがけ。膝が広がり胸元へと引き絞られてくる。
「ううう、ううう、うううっ・・・」
裕子は、後ろ手に縛られたまま、膝を広げて太腿を腋の下にまで引き上げられた格好になった。

床柱に裕子の背中を床柱に括りつけてから、源治が前にまわって座り込む。裕子は、源治の前で股間を拡げたまま、背中を床柱につけると足首が浮き上がり、足首を畳に置くとからだが前のめりになる。裕子のからだを、前へ、後へと動くようにさせておき、源治のお仕置きが始められるのだ。
「裕子、いい格好だぜ、弄られ放題だね、いいだろ」
「うううっ、ううううっ、うう、うう、うううっ」
裕子は、虚ろな目つきで、源治に何かを訴えている。悶え呻きのお仕置きを、よろこんでいるかの訴えだ。

     

床柱へ後ろ手に縛られ、開いた太腿を腋の下にまで引き上げられた裕子の前に、源治が胡坐をかいて座る。尻後ろを畳につけている裕子だ。股間が真横にぱっくりと開いている。尻穴が正面になり、陰毛が真上になり、ふたつの陰唇が斜め上を向いて左右にぱくっと開いてしまった裕子だ。
「ううう、ううっ、うう、うう、ううっ」
口に玉を咬んだ裕子は、源治に何かを訴えているけれど、言葉にはならなかった。
「裕子、ほれ、ごらん、お股、ぱっくり、ええ眺めやで」
「ううう、うう、うううっ」
「ええ、もっと広げてほしいってかい」
「ううう、ううっ、うう、ううっ」
裕子は、女がもっとも恥ずかしい格好にされ、うずうずと羞恥と恍惚が入り混じった感情で、悶えだしているのだ。

源治の手が、裕子の乳房を撫ぜだす。縄で絞り上げられた乳房は、ピンピンになっている。皮膚が張っているのだ。源治は、裕子の乳房を手のなかにおさめ、人差し指と中指で乳首を挟み込み、ゆさゆさとゆすりってやる。
「ほうれ、裕子、ぷりんぷりん、お乳だぜ」
「うう、うううっ」
裕子は、玉を咬んだ咥内から、よだれをとろりとろりと滴らせながら、呻くような声を洩らして、源治の刺激を受け入れていく。
「おめこはな、お乳を揉まれて、しぜんと濡らしていくのもんだよ」
「うううっ、うう、うう」
源治の手指は、裕子の乳房を撫ぜあげ、乳首をつまみんで揉み込んでいく。裕子は、煮え切らない快感のもどかしさに、ゆっくり、ゆっくり、昇って、濡れて、いかされる。

     

縛りはそのままで、裕子の口から玉が外された。
「おめこを弄ってほしいんやろ、なあ、裕子」
「はぁああ、源治さま、ああっ、わたし、ああっ」
源治は、裕子の張りつめた乳房を右手で愛撫しながら、左手の平を、広げた股間の真ん中においてやる。手の平で、陰唇をそっと押さえたところで、やんわりとこすっていく。かすかに陰唇を刺激してやるのだ。
「ああ、ああ、源治さま、ああ、もっと、ああ、もっとぉ・・・」
「はは、裕子、びらびらが、ほうれ、大きくなってきただろ」
そういいながら、源治は手の平を股間の真ん中へ、ぺたんと張りつかせていく。源治の手の平に、ぐじゅぐじゅとした感触が伝わる。裕子のまんこ汁が滲み出て、手の平にくっついたのだ。

裕子は、手の平で開いた陰唇をべっちゃり押さえられて、上下左右にローリングされて、じゅるじゅるもどかしい感じにされて、悶える。
「ああ、ああっ、いい、ああ、いい、いれてぇ・・・」
「ははっ、まだ、まだ、だ、もっと濡らせ」
「はぁああん、源治さま、そんな、焦らさないでぇ」
膝を広げられ、太腿を広げられ、縄で引上げられた裕子だ。羞じの股間がぱっくり開かされて、ずきずき、どろどろ、裕子は宙を彷徨う気分で、待ちきれないのだ。源治のペニスが勃起している。胡坐すわりの源治の腰から、にょっきり立ったペニスが、裕子には眩しく見える。

     

膝を広げ、太腿を広げ、足首を胸元へ引上げられた裕子だ。源治のペニスが、ぱっくり開いた裕子のチツへと挿入されていくのだ。
「裕子、入れてやるぜ、グサグサと掻きまわしてやるぜ、悦べ!」
裕子は、硬い棒となった源治のペニスが、チツ口を割り、ずぼずぼと挿しいれられてきて、ずきずき、どろどろ、めろめろになっていく。
「あぁあっ、ああん、ひぃいいっ・・・」
真上から源治のペニスが、拡げきった股間の真ん中へ挿しこまれて、裕子は悲鳴のような声をあげるのだ。拡げてからだを折った裕子のチツは、よく締まる。源治の真直ぐな勃起ペニスが、屈折したチツを押し開いていくのだ。裕子の快感は、無理矢理挿しこまれるペニスの擦りで、極度に高まってしまうのだ。

羞恥のエロ責めとはよく言い当てたもんだと、源治は思う。海老固めの格好で緊縛しておいて、チツにペニスを挿しこんでやるのだから、女としては、この体位が発するほどの絶頂感はほかにない。
「うううっ、ぐぅううっ、ひぃいい、ひぃいい・・・」
「ほれほれ、裕子、もっと鳴け、もっと昇れ!」
源治は、チツ奥まで挿しこんだペニスを、ぐりっ、ぐりっとまわしてやる。
「ひぃいいい〜ひぃいい〜、はぁああ〜、ひぃいい〜!」
裕子がひいひいと悶え呻く声が、四畳半のお仕置き部屋を満たしていくのだった。

     

「ほれ、裕子、もっとして欲しいだろ、もっと鳴け!」
「はぁああ、ひぃいい、うぅうっ、うぅうっ、ひぃ、ひぃいい〜!」
裕子は、源治のペニスが挿入されたチツから、べとべと、びちゃびちゃと秘汁を滴らせて、喜悦に酔って、エクスタシーの縁をさまよっていく。源治は、そんな喜悦の悲鳴をあげる裕子のすがたを、欲望のままに処理していくのだった。

「ああああ〜いい、いい、いく、いく、ああ、いくぅうう〜!」
裕子のからだが痙攣を起こしだして、絶頂を迎えはじめる。
「ほれ、ほれ、いけ、イケ、裕子イケっ!」
源治のピストンが加速され、裕子はズキズキ、めろめろ、ああ、オーガズムの頂上を目指して、一気に駆け上がっていく。
「あああ、いい、いくいく、いきますぅううう、うううっ、ううっ・・・」
裕子が、オーガズムを迎える瞬間に、源治のペニスが痙攣し、ぴしゅんぴしゅんと射精した。そうしてアクメを共有した裕子と源治は、そのままぐったり、からだの力を抜いてしまうのだった。

     

<終わり>


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