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小説:地下室のエロス

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地下室の欲望

 1〜9 2006.4.22..〜2006.7.16

     

<表京子の調教>

コンビニのレジに表京子という名札をつけた女の子がいた。わたしは、この表京子に興味を持った。年の頃、二十歳を過ぎたか過ぎないか、ぽっちゃりした体型の女の子だった。髪の毛は黒、染めてはいないようだ。わたしが夜食の牛丼弁当をレジへ差し出すと、表京子は、
「チンしますか」
と訊いてきた。わたしは、いらない、と答えた。おもてきょうこ、名札は顔写真入りで、ひらがなで標記されている。化粧は素顔に近い。ちょっと疲れたという顔つきで、ポリ袋に牛丼弁当を入れて、わたしに手渡してくれた。わたしは、今夜、この表京子を獲物にしたいと思った。

     

表京子の終業時間は午後9時である。わたしは、午後9時少し前に、コンビニの前に車を止め、彼女が出てくるのを待ち構えていた。表京子が出てきたのは、それからまもなく後のことだった。
「よかったら送ってあげる、乗ってかないか」
わたしは、表京子に声をかけた。彼女は、ちょっと戸惑った顔つきになったが、顔見知りのわたしに、
「金閣寺の近くだけど、ええんですか」
と言い、わたしがうなずくと、遠慮しがちに助手席に乗り込んできた。

わたしは、あっさりと事が運んだことに満足していた。表京子を、モーテルへ連れ込んだのは、その後だ。表京子は、何かを期待している、とわたしは思った。いや、わたしの欲望を満たしてくれるとの確信だ。強気で出れば、彼女はわたしの言いなりになる。
「わたし帰ってもひとりだし、なんにも、面白いことなんて、ないのよ・・・」
「そりゃかわいそう、ボクが、お相手してもええんかな・・・」

ルームに入ると、彼女は、ふてくされたように、わたしに抱かれた。わたしは、立ったまま彼女を抱きしめ、キッスをした。わたしの股間は、キッスしただけで、むくむくと勃起しだしていた。
「はぁああ、はぁああ、ふぅう・・・」
京子は、わたしにセーターの裾から手を差し入れられて、乳房を弄られだして、柔らかい息を洩らしだしていた。
「はぁああ、はぁああ、ああっ、ああっ」
わたしは、柔らかい女の肌を触り、甘酸っぱい女の匂いを嗅ぎ、喘ぐような甘い声を聴いて、得体の知れない情欲がわいてきていた。

     

わたしは京子がつけていた服を剥ぎ取るようにして脱がしていった。レースのフリルがついた濃いピンク地のシャツ、肌が透けるような下着、ピンクのブラジャー、そうしてジーンズを引き降ろし、ブラジャーと揃いのパンティを、脱がせたあと、わたしは裸になった。京子は、大きくは抵抗しなかった。ふてくされたような表情は、変わらなかったけれど、溜息のような鼻にぬける息音は、昂奮している様子を示していた。
「表京子、いい名前だね、京子って呼ぶよね、いいね」
わたしが俯いた京子に言うと、彼女は、うんうんと頷いて、わたしに抱かれていくのだった。京子の肌は柔らかい。こんもり盛り上がった双丘は、その先にあめ色の突起を持っている。わたしは、京子を背中から抱きしめたまま、その乳房をまさぐり、ゆさゆさと揺すり、そうして乳首をつまんでやる。

「ああっ、ああっ、はぁああっ、はぁ、はぁ・・・」
京子は、外見以上に柔らかな餅肌で白い、お尻の丸み、腰のくびれ、乳房の張りよう、男のわたしを情欲でそそる肉体を、京子は持っている。股間の淫毛は、濃いほうだ。モーテルのベッド脇にある電気スタンドで、京子のからだを照らしてやる。わたしは、京子の乳房に唇を押し当て、舌でやわい皮膚を拭っていき、乳首を唇でつまみ、モグモグと揉んでやる。そうしてわたしは、京子にわたしのペニスを握らせた。
「ああっ、ああっ、はぁあ、はぁあ、ああ、ああ・・・」
わたしが京子の股間へ手を挿し入れたとき、京子は太腿をきゅ〜っと締め上げて、咽ぶような声をあげだした。わたしは、若い京子のすべすべ、ぽっちゃり肌をまさぐり、股間の柔らかい唇を触った感触を覚えた。

     

わたしは、一気にやり終えないといけない、と思った。長い時間は、京子を変心させるかも知れないとの危惧があった。女はひとまづ、一気に昇らせて、その後の余韻で、二度、三度とイカせてやればいいのだ、と思っていた。
「京子、おしゃぶりするか、それとも突いて欲しいか」
わたしは、言ってしまってから、京子に野暮なことを訊いた、と思った。
「ああっ、ああっ、わたし・・・」
京子には、すぐさまペニスを突っ込んでやるのが得策だと思った。京子をベッドに押し倒し、わたしは、京子の柔らかい身体に被さり、太腿をひろげさせて、指で股間を弄りながら、陰唇をひろげ、膣を捜して、指を挿入していった。

「ああっ、はぁああ、ああん、はぁああ・・・」
京子の膣から、ヌルヌルの秘汁が滲み出しているのがわかる。べっとり指に纏いつく感じで、ぼう十分に濡れきっているようだ。わたしは、勃起したペニスを、京子の中心にあてがい、ぐさっと突きだす。まるで抉じ開けるように、ぎゅうぎゅう締まる膣口を、強引にひろげて、挿しこんでいく。
「ああっ、はぁああ、ああん、あああん」
京子が、わたしの背中に腕を回してきた、わたしは、ぐいいいっとペニスを挿しこんで、根元まで全部を挿しこんで、止めた。
「ああん、ああん、ああ、はぁ、はぁ・・・」
京子は、目を瞑り、すがりつくような甘い吐息をはきながら、時折、顔をしかめ、わたしのペニスを咥えこんでいるのだった。

     

表京子の膣は締まり具合抜群だった。わたしがぐいっと挿しこむと、ぴっちり巻きつくように密着してきて、ペニス全体が擦られる感じだった。じゅるじゅると秘汁の出具合も、若いだけあって、とろとろと流れでて、わたしは射精する寸前までに、何度も秘汁を、手の平で拭ってやらなければならなかった。
「ああ、ふうぅううっ、ふううっ、ひぃいい、ひぃいい・・・」
京子の甘いすすり泣く悶え声は、わたしの欲望をいっそう駆り立て、その豊満なからだを壊してやりたい衝動に突き上げられる。
「いいか、いいのか、いい気持なのか」
「ああ、ああっ、いい、いい、いいっ」
わたしは、手で乳房を掴み、ゆさゆさ揺すり、乳首を咬んでやりながら、腰を前後に動かし、ペニスを京子の中へ突きたてていくのだった。

「さあ、いけ、いけ、いきたんだろ、いけ」
「ああああ、ああああ、ああああ〜」
「ほら、もう一突き、どうだ、いけ〜!」
表京子のオーガズムは、直ぐにやってきた。
「ひぃいい、あああっ、ひぃいい、いい、イク、いく、イクぅうううう〜〜!」
わたしがペニスをぐいぐいっと挿しこみ、引っこ抜いて、ぺたんぺたんと音をたてながら突いて、子宮の口を抉るように突いてやると、大きな呻きとも叫びともいえる声をあげて、イってしまった。わたしは、まだ射精していなかった。表京子のオーガズムを迎えた顔を見て、わたしは美しいと思った。表京子を自分の持ち物にしたいと思った。わたしの腹のしたで、表京子は、ぐったりとなって、わたしの背中から腕をほどき、目を瞑ったまま、はあ、はあ、と息を吐きながら、次第に静かに収まっていった。

     

表京子は、イってしまったあと、わたしにサービスをしてくれる。わたしが射精していないことを知って、手と口で吸い取ってくれるのだった。わたしは、少し萎えていたところだったけれど、表京子が竿の胴をぐっと握り、ぐいぐいっとしごきだしてくれ、亀頭を唇ではさみ、ずっぱずっぱと吸い付くようでいて、吸い付かない唇さばきで、わたしのペニスを勃起させていった。両手を使い、玉袋から竿の裏側を舐め、亀頭を口に含み、舌先でカリ首を刺激し、じゅっぱじゅっぱと吸い付いては離していった。わたしは足を広げて立ってまま、表京子の乳房を弄り、髪の毛を弄り、ペニスを咥えた唇まわりを愛撫しながら、射精してしまった。

「ううん、あたい、なんとも思ってない、いいんです・・・」
わたしに背中を向けて下着をつけながら、表京子は、あっさりと云ってしまう。
「そう、お小遣いあげようか、いくら欲しいの?」
「あたい、いいんです、そんなのしたくない、いいんです」
わたしは、財布から一万円を取り出し、表京子のポーチに挿し込んでやった。
「また、できるかね、携帯教えてくれる?」
わたしが言うと、表京子は、テーブルに置いていたわたしの携帯電話を取り上げ、自分の携帯番号をインプットし、送信した。
「ね、これでいいでしょ、あたいも知っちゃったし・・・」
表京子は、最初のうとん臭い感じの女の子から、小悪魔のような女の子に変身したかのように思えた。わたしと表京子は、一時間少しでモーテルを出た。

     

午後9時少し前、わたしは表京子がアルバイトしているコンビニの駐車場にクラウンをとめて待っている。クラウンのフロント越しに、レジで立ち振る舞う表京子の姿を見ながら、わたしは、今夜の計画を確認していた。先日、モーテルへ連れ込んで、表京子の身体を頂いてから、携帯で連絡を取り合い、今夜、再会することになった。表京子はの正確な年齢を、わたしは知らない。ちょっとぽっちゃり気味で童顔の表京子。二十歳は過ぎていると思うが、19かも知れないし18かも知れない。いずれにしても、表京子は、若い女の子だ。

表京子がレジから消えて5分後に再び現れたとき、今夜はフレアのロングスカートをつけていた。上はノースリーブで、インナーの上に一枚、着ている姿で、身体に密着しており、胸のふくらみがまばゆかった。京子が助手席に座り、わたしはクラウンを発車させた。行き先は、わたしのマンションだ。夜道を10分ばかり走って、嵐山近くのわたしのマンションに、表京子を連れ込んだのだ。
「おぢさんのマンション、いいですねぇ」
表京子が、ガレージから降り立った直後に、わたしに言った。わたしの部屋は5階だ。表京子、今夜はわたしの部屋に泊めるつもりだ。わたしは、表京子の裸の身体を、想像していた。

     

わたしの部屋は2LDK、高級志向のマンションだ。部屋へ入るとオートロックだ。リビングのソファーに表京子を座らせ、わたしは、ブランディを二杯入れた。
「今夜は、ゆっくりしていくんだぜ、いいんだろ」
わたしの言葉に、表京子は、こっくり頷いて、テーブルに置いたブランディのグラスを、手に持った。
「ああ、あたい、酔っ払っちゃうわ、ね・・・」
表京子は、ぐいっと一口飲んで、むせかえったように、咳き込んだ。わたしは、表京子を可愛がるのだ。思う存分、可愛がってやるのだ。今夜は、ねっちり、時間をかけて、表京子を、ひいひいと啼かせてやるのだ。

わたしは、京子が座ったソファーの横に座る。京子の肩を抱き、服の上から胸を揺すってやる。京子は、目を閉じ、荒い息音を洩らしだして、わたしにもたれかかってきた。タンクトップとインナーを裾から持ち上げ、手を差し込んでやる。京子の肌の温もりが伝わってくる。やわらかい肌だ。ブラジャーの上から手を差し入れ、乳房を触ってやる。たぷたぷの感じが、わたしの手に伝わってくる。
「あっ、はぁああっ・・・」
京子が、からだを捩るようにし、甘えたような声を洩らした。わたしが成すがままに、京子はからだをわたしに預けているのだ。ブラのホックを外し、スカートの裾をまくり上げて、太腿を露出させる。京子は、白いレースに縁取られたスケスケパンティを穿いているのだった。

     

わたしは、京子の乳房を揉みながら、スケスケパンティの中へ手を差し入れ、股間をまさぐっていく。京子の呼吸、吸い込み吐く息が深くなり、昂奮していく様子をわたしは確認している。
「ふぅあぁ、ふぅうう、はぁああ、はぁああ・・・」
わたしの手の動きに合わせるように、太腿を開いていく京子。わたしの心臓が鼓動を打ち始める。ドキン、ドキンと音が聞こえるように思う。わたしは、京子をまさぐりながら、めらめらと情欲の炎に包まれていく。
「はぁああっ、はぁああっ、はぁあ、はぁあっ」
わたしは、京子のタプタプした乳房を握りながら、乳首を飛び出させて舌先で舐めてやる。股間へ入れた手指で、陰唇を割ってこすってやり、膣へ中指を挿しいれていく。

「はぁあああ、あぁっ、はぁあああ、ああっ」
指先にべっとり秘汁が絡みつき、ぐじゅぐじゅの膣のなかを捏ねてやる。京子は、快感を得ているのだろう、快感をむさぼりだしているのだろう、わたしは、京子の悶えるさまを見て、感じて、喜んでいるのだ。
「いい気持ちなのかい、感じてるんだろ」
「はぁああ、ひぃいい、ひぃいいっ・・・」
京子が、吐く息のなかに音をしのばせて、反応してくる。わたしは、京子に施すメニューを思い浮かべていた。京子を、わたしの愛奴にしたい。わたしの欲望だ。わたしは、京子を、わたしの思うままになぶってやり、昇天させてみたいのだ。京子が、悶え呻き、悶え喘ぎ、そうしてわたしを昇天させていきたい。

     

京子が感じ出し、悶えはじめ、羞恥心が消えうせだしてきて、わたしは京子を裸にしていく。タンクトップとインナーを脱がし、ブラを取り去り、パンティを脱がせ、スカートを取ってやる。京子は素っ裸だ。
「ああ、ああん、はぁあ、はぁあ・・・」
裸になった京子を、ソファーから抱き上げ、絨毯の敷いた床に寝かせてやる。わたしは、裸になる。身に着けているものを全て脱ぎ、全裸になる。わたしのペニスは、すでに勃起している。うずうずする。一気に京子の膣へ挿入したいところだ。今夜は、二発、いや、三発は射精してやろうと思う。朝方まで、時間はたっぷりある。

わたしは京子の前に座った。京子の頭を持ち、わたしの股間に顔を押し当てさせる。京子は、勃起したわたしのペニスを握ってきた。胴を軽く握りしめ、一度、二度と上下にしごき、亀頭を剥きださせ、唇をつけてきた。わたしは、京子の乳房をまさぐってやる。髪の毛を指で掬ってやり、乳房を揉んでやり、乳首をつまんでやる。
「ああ、おおきい、おおきい・・・」
京子は、わたしのペニスを握りしめ、ずぽずぽと亀頭を唇に含んで舐めながら、感動するように言う。事前に打ち合わせているわけではないけれど、京子の仕草は、女の本能がそうさせるのかも知れない。まだ二十歳前後の若い京子だというのに・・・。

     

表京子の魅力は、その憂えた表情にあるとわたしは思っている。裸にして乳房や陰唇まわりを愛撫してやると、憂えた表情に恍惚の色がさしこむ。わたしの情欲を掻き立てる。ペニスを咥えた京子は、恍惚とした表情になる。とろんとした目つき、呻くような息づかい、はあぁ、ひいぃ、はあぁ、はぁあっ・・・。わたしのペニスは勃起しまくり、京子の咥内でベトベトに濡れている。
「ああっ、おおきい、ああっ、おいしい、ああ、あぁん」
京子は、ペニスを握って上下にしごきながら、悶えるように声を洩らす。
「京子、縛ってやろうか」
わたしは、床に寝そべったまま、ペニスを弄る京子に問いかける。
「うう、ううぁ、ああん、おおきい、ああ、おいしいよぉ・・・」
うっとりと放心したような表情の京子から、拒否のことばはなかった。

わたしは、京子を床に胡坐座りさせて、縄を持った。二つ折にし、30pあたりで結び目を作り、京子の首に通してやる。首にかけた縄を前へ垂らし、陰毛のあたりで結び目を作った。そこから20pほどあけて結び目を作り、股間を通し、尻溝から腰へひきあげていった。京子は、胡坐座りで股間に縄を渡されて、ふうぁ、ふうぁ、と吐息のような声を洩らしている。
「京子、悦んでるのか、こんなのされて・・・」
「ああっ、あたい、ああ、ああっ・・・」
何かを言いたそうな京子の表情だが、自分を、あたいと呼び、ああ、を洩らすだけだ。わたしは、手に握った縄を、京子の尻溝から前へまわし、陰毛の結び目をくぐらせ、尻の結び目へ戻して、そのまま首後ろの縄をくぐらせ、ぐいっと引っ張りさげ、京子の手首を後ろで組ませ縛った。

     

「ああ、ああっ、あたい、はぁあ、ああん・・・」
縦縄と腰を絞った縄で、京子は苦しげに裸のからだを揺する。
「さあ、京子、立ってみろ、そのまま立ってみろ」
わたしは、京子の腋の下に手を入れ、京子が立ちあがる介助をしてやる。京子は、後ろ手に縛られた格好で、立ち上がってくる。縦に渡した縄が、ピーンと張り、京子のからだを締め付ける。
「あああ、いっ、いたいっ、ああ、おまた、ああ・・・」
少し前屈みに座らせたまま、縦に縄を入れてやったから、京子は立ち上がることで、縄が肌に食い込んでいったのだ。特に股間、陰唇をぎゅっと締め付ける感触に、京子は、痛いといったのだった。

「ああん、おぢさん、ああ、あたい、ああ、いたい・・・」
わたしのマンションに連れ込んだ京子を、わたしは思い存分に可愛がってやろうと思っているのだ。裸のままで縄を入れられた京子は、苦しげに顔をうなだれ、肩をピクピクと震えるように動かし、足を少し広げて、わたしの前に立っている。
「いいかね、京子、おまえはオレの奴隷だ、なにをされても拒否してはいけない、判ったか」
「ああ、そんなぁ、ああ、あたい、ああ、ああ・・・」
乳房が立っている。乳首が突っ立っている。京子は、縛れらて昂奮している。からだが反応しているのだ。京子の口から、わたしの言い渡した言葉に、反論、拒否はなかった。

     

表京子がわたしの愛の奴隷になる。わたしの愛とは、女をいたぶり責めることだ。表京子は、わたしの欲望を満たすための道具なのだ。
「はぁああん、おぢさん、あたい、こんなの初めてよ」
「それで、どうなん、いいのかい?」
「ああん、いいんよ、あたい、あたいのからだ、苛めてホしい・・・」
股間に通した縄で上から締めつけた陰唇を、わたしは、縄の外側に剥いてやる。縄を陰唇の溝に食い込ませ、クリトリスを剥いてやる。
「それ、京子、ぐっと立ってごらん」
少し前屈みな京子に、直立になるように言ってやる。京子は、顔をうな垂れたまま、肩を上げていく。股間を通した縄がぎしぎしと締めあげていくのがわかる。
「うぅうう、うぅううん、ああ、アアっ」
京子はけなげに、わたしの要求に応えようとしている。

わたしは、縦縄を入れた京子を立たせたまま、つんと突き出た乳房を握っていくのだった。京子のからだは張がある。乳房の握り具合は、突きたての餅を握るより硬い感じがした。乳首を指間に挟み、グリグリと揉んでやる。
「ああっ、あああっ、あああん、おぢさん、あたい、ああっ、ああっ・・・」
ああ、京子は感じている!とわたしは確信する。うっとりした表情は、恍惚の顔だ。ああ、観音さま、いいえ、阿弥陀仏のような、笑みを浮かべたような表情だ。
「京子、ぐりぐりでいい気持なんだね、好きなんだね」
「はぁああ、いい、いいよぉ、うぅうん、ふぅううん・・・」
わたしは、京子の乳房に吸いつき、乳首を唇に挟んで、きゅっと力を入れてやる。京子は、溜息のような鼻に抜ける甘ったるい声を洩らしていった。手首までを股間に押し込み、グリグリっとまわして刺激を与えていく。

     

「あああ、おぢさん、ああっ、あたい、ああっ、きもちいい、きもち、ああ、いい」
ああ、京子!わたしは、京子の菩薩のような表情を感じながら、ペニスをビンビンに勃起させていた。わたしの目的は、表京子を犯してやることだ。屈辱のスタイルを取らせて、喜悦に導いてやることだ。わたしは、京子の縦縄を解いてやる。いったん縄を解き、そうして床に胡坐をかかせて座らせる。
「いいね、京子、おじさんが、いいことしてあげるからね」
「ああ、おぢさん、お金くれるの、こんなのしたらお金くれるん?」
わたしは、京子の言葉に、ドキドキっと目眩のような気分になった。
「うん、おこずかいをあげるよ、一回一万円、いいだろ!」
「ああ、おぢさん、ありがと、あたい、助かるぅ」
わたしは、京子の詳しい素性は知らない。コンビニのレジで稼ぎだすだけでは、不十分なのだと、わたしは解釈した。

胡坐をかく格好で床に座った京子の腕を背中へ回し、手首を縛ってから、縄を乳房の上下へと二重に回して縛ってやる。足首を交叉させて縛った縄を首後ろへまわして背中の手首で縛ってやる。
「ああ、動けないよぉ、ああん、おぢさん、あたい、動けない・・・」
「そうだ、京子を動けないようにしてあげたんだよ」
「おぢさん、へんたいなんやね、あたいも、へんたいかなぁ」
「そうかも知れんな、京子もおじさんも、ヘンタイかもな」
緊縛された表京子は、わたしの欲望を掻きたてていく。足首を交叉させて縛ったので、膝が開かれて、股間が開かれている。そうなのだ。これから、わたしは、表京子の股間を弄ってやるのだ。思う存分、弄って逝かせてやるのだ。

     

あぐら座りで前屈みになった京子を、わたしは弄りはじめる。後ろ手に縛り乳房を締め上げた縄を指先でなぞりながら、わたしは、ぷっちりと張った乳房を撫ぜあげてやる。
「京子のおっぱいプリプリだね、それに、ほれ、乳首が突っ立ってるね!」
わたしの指が乳首をつまんだとき、京子は、あああっと声を洩らした。
「あああっ、おぢさん、そこ、ああっ、ぴりぴり感じちゃうぅ・・・」
うつむいた京子は、縄で締められた乳房をプリプリにさせ、乳首をナマ葡萄のようにさせている。わたしは、乳房を握った手の平を、そのまま腹から陰毛の生え際まで降ろしていく。柔らかいお腹だ。唇を、京子の唇に重ねあわせてやる。京子は、薄く唇を開き、わたしの舌先を受け入れ、京子の舌を絡ませてきるのだった。
「うううっ、うううっ、ふぅううう・・・」
唇を塞がれた京子の悶える息音が洩れてくる。わたしは、京子にフェラさせようと思った。

「京子、おぢさんのちんぽ咥えるかい!」
わたしは、ズボンを脱ぎ、ブリフを脱ぎ、腰から下を裸にしていた。ペニスは、完全勃起とはいえないが、かなり大きくなっていた。わたしは、ペニスを握り、京子の頬をぺたぺたと叩いてやる。京子は、目を瞑って、唇を開いた。わたしは、ペニスを京子の咥内へ、挿しこんでいった。京子の唇でペニスの胴を咥えさせ、わたしは、ぐいっと押し込んでは、少し抜きだし、そうしてぐいぃっと押し込んでやる。
「ううぐぅうう、ううぐぅううっ、ううううっ・・・」
わたしは立ったまま、京子の頭を抱え、中腰になって腰を突き出し、京子に勃起したペニスをしゃぶらせていった。
「京子、おまえ上手じゃないか、美味しいか!」
わたしの云いぶりに、京子は、目を瞑ったまま、うんうんと頷く仕草をする。
「じゃあ、唇と舌で胴をしゃぶるんだ、いいなっ!」
わたしは、ペニスを咥内から抜き、京子の唇へ胴をあてがう。京子は、顔を振るようにして、わたしのペニスを唇と舌で、ハモニカを吹くようにして、舐めていくのだった。

     

京子は、わたしの欲望を満たせるための女だ。緊縛のままフェラチオさせたあとは、本番である。わたしは、京子の目の前、床に足を投げ出して座り込んだ。そうして京子を後ろへ倒していった。足首を交叉させて括った縄は、首へ引き上げ、背中でタスキ掛けにしてあるので、京子を後ろへ倒すと、足首が真上へ持ち上がる。

「あああっ、おぢさん、あたい、ああん、あたい、恥ずかしい・・・」
京子は、足首を交叉させて括られているから、股間がおもいっきり拡げられた格好で、羞恥の部分が真上を向いたのを知って、恥ずかしいと云ったのだ。京子のからだは、すでに感じていた。ぱっくり開いた陰唇の溝には、半透明の粘っこい汁が溜まっていた。

「京子、かっこいいぞ、この格好、恥ずかしいのかい?」
京子は二十歳そこそこの女の子である。わたしの目の前に、股間を拡げて見せているのだ。わたしは野暮に質問をしてやるのだ。
「あああん、おぢさん、わたい、ああん、恥ずかしいよォぉ・・」
そうなのだ、京子に、<恥ずかしい>を連発させることで、わたしの昂奮が増すのだ。そうして、わたしは、京子の股間に唇をつけていくのだった。

     

わたしの竿は、すでにびんびんに勃起していた。京子を、股間を開かせて縛った姿で、ぐりぐりと竿挿入させて、逝かせてやるのだ。京子は、わたしの勃起したペニスを、舐めつくしたあとだ。京子は、期待している。
「ああん、おぢさん、はょ入れて、わたいを、ええ気持にさしてぇ」
「うんうん、よしよし、京子、入れてやるぞ!」
わたしは、京子の前に座り込み、拡げた膝の内側から手を伸ばし、からだを抱くようにして背中へまわした。京子の足、太腿とふくらはぎで菱形になった足の根元へ、ペニスの頭をなすりつけていた。
「いいか、京子、いくぞ!」
「ああ、はょ、はょ入れて、ああん、おぢさん・・・」
京子は、苦しげな表情を覆い隠すように、薄く目をあけ、自分の下腹あたりへ視線を落としている。

わたしは、ぐぐっと竿を挿入していく。締まったチツ、すでに濡れ濡れになったチツ、わたしの勃起ペニスを、中程まで挿し込んだとき、京子は、呻くような声をあげだすのだった。
「うぐぅわ、ああ、ああ、うぅわぁああ、ああ、はぁああ〜!」
わたしのペニスが、締め付ける圧力で押し戻されそうになる。京子の立てたからだに、真横から挿入されたペニスが、強引にチツ壁を押し開いているのだ。
「おお、京子、よう締まってる、苦しいかい」
「ああ、ああ、あああ〜ん、あああ〜!」
京子の快感に満たされていくからだの振動が、伝わってくる。ずきずきとチツのなかで締めつけられるペニスが、京子の快感を受け留めているのだ。わたしは、京子を縛ったまま、半ば強制的に犯している。わたしの妄想は、京子を強姦してる。

     

「ああ、おぢさん、ああ、ああ、いい、いい、ああ、いい〜!」
京子は喜悦を堪えるような表情で、半ば放心した表情で、虚ろに声を洩らしている。ペニスを奥まで挿し込んで、そうして京子の縛ったからだを、右へ左へと揺するように動かさせる。尻を支点にして、京子のからだが右に左にと揺れる。
「ううわぁああ、ああ、ううわぁああん、ああん、あかん、あかん!」
京子は泣き出したような顔つきになって、あかんあかんを連発するようになった。快感が体内を満たせている証拠だ。
「ほれ、京子、泣け、鳴け、もっと鳴いて仕えろ!」
「ぅわぁああ、ひぃいい、うううわぁ、ああ〜!」
京子の股間は、流れ出た秘汁でべたべたに濡れている。まるで小水を洩らしたかのように、流れ出させる京子は、もうオーガズムの寸前なのだ。
「逝くのか、逝きたいのか!」
「ううわぁああ、いい、いい、ああ、いい、いく、いく、いくぅうう」
京子の太腿がピクピクと痙攣しだし、からだがこわばっていくのがわかる。わたしは、ぐりぐりっつとペニスでチツをかき回し、亀頭だけ残して抜き、そうして一気にぐさりと挿し込み、ぐりっとまわして、亀頭のところまで抜き去り、そうして最後の一突きを、とどめを挿していくのだった。京子は、壮絶な猛り声とともに、アクメに達し、ぐったりとなってしまった。

<終わり>



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