えろす物語-友子-
-17-
 1〜12 2005.12.19〜2006.1.11

     

朝、目が覚めると窓の外が明るい。今日は、なにかいいことないかな〜と思いながら、ベッドから手を伸ばして窓をあけると、外は雪景色だった。野木友子は美学専攻の京都にある大学の学生だ。期末レポートの作成で寝込んだのが朝方、目が覚めたときは、もうお昼前になっていた。今夜は風火スタジオへ行かなければいけない。タロウから調教を受ける夜なのだ。


友子は、ベッドから起き上がり、パジャマを脱いで黄色いガウンを羽織った。壁際の姿見に自分を映してみる。自分ながらに、なかなかの美貌だ、と思う。髪は長めが好きだ。化粧をしない顔だけど、スッピンのままでも十分耐えられる、と思う。腰紐を巻かないガウン姿だ。胸元を拡げて姿見の前に立った自分を、モデルにも負けないな〜と思う。女であることを嬉しく思う。

風火スタジオは、祇園の一角にあった。一階が風の火亭という名のスタンド・バーになっており、二階が風火スタジオだ。風火スタジオは、男と女がセックスプレーが出来るレンタルスタジオ。時にはショーが開催され、その道の常連が 集う。
「やあ、きましたね、タロウさん、もうさっかからお待ちですよ」
友子が風の火亭を覗いたとき、店主の御室が友子の顔をチラッとみて云った。御室は、タロウの指南役だ。友子は、別階段から風火スタジオに入った。暖かい空気が友子の頬を撫ぜてきた。タロウは、四畳半の控え室にいた。
「きたね友子、今日は雪でたいへんだったね、さあ、こっちへおいで」
友子は、手招きされたタロウのいる狭い控え室、四畳半の畳部屋へと入った。

タロウには恥ずかしい秘密を握られている。友子は、脅迫されているわけではないけれど、秘密を暴かれることを怖れている。それと、友子自身、セックスすることが嫌いではない。以前、許婚だった男から、手足を縛られてセックスした経験から、それを求める気持ちもあった。秘密を握られているとはいえ、友子自身が秘密を求めているのだった。
「じゃあ〜始めるよ、友子、いいね!」
「はっ、あぁ、いいです、お手柔らかにお願いします・・・」
「自分で脱げるだろ、オレの前で・・・風呂へ入る要領でさ・・・オレを愉しませるんだよ」
「はぁい、ちょっと恥ずかしい・・・恥ずかしいわ・・・」
友子は、タロウの前で服を脱いでいくことを、ためらいながら、その指示に従っていくのだった。

     

スタジオの方から軽い音楽が流れてきた。今日はピンク基調でそろえた洋服、いわれるままにお洋服を脱ぎはじめる。タロウが畳にあぐらをかいて座る目の前で、友子は恥じらいながらも、上着を脱ぎ、ブラウスを脱ぎ、スカートを脱いだ。白いソックスを脱ぎ、パンストを脱いだ。身に着けているものは、ピンクの花柄ブラジャーと同じ柄のスキャンティだ。
「いいね、友子、ピンクの花柄・・・それにセクシーだな、今夜の友子・・・」
「これでいい、これでいいかしら・・・」
「ひとまづ、これでいい、後ろを向いて、お尻を突き出せ!」
友子は、ブラとスキャンティを纏ったまま、くるりとからだを180度まわした。そうして云われたままに、膝に手を置き、お尻を突き出す格好になった。

風火スタジオの控え室は、四畳半の和室だ。祇園街の風情よろしく、紅基調の艶やかな壁、紫檀の座卓は長方形だ。この控え室も調教に使えるように、天井から滑車がぶらさげられ、柱に鉄輪がいくつも打ち込まれている。乳白の肌にピンクの花柄下着の友子だ。タロウは、御室の仕掛けに、見習おうと思った。
「手を膝じゃなくて、柱の鉄輪を握れ、いいか、そうして尻を突き出す・・・」
「ぁああ〜わたし、恥ずかしいわよ、お尻を突き出すなんて・・・」
友子は、そう云いながらも、柱に打ち込まれた鉄輪を握り、足を少し広げてお尻を突き出した。タロウは、友子の白い肌に眺め入り、そうして今夜の友子をどのうように料理しようかと、想いめぐらすのだった。

タロウは、前屈みでお尻を突き出した友子を、そのままの姿勢にしておいて、ピンクの花柄ブラを外してやり、スキャンティを脱がした。
「いいね、友子の裸は、きれいだよ、この部屋にぴったりだね!」
「ぁああ、そんなに褒めないで・・・恥ずかしいですよォ・・・」
友子は、褒められて嫌なわけではない、男の前で裸にされた姿を、恥ずかしい気持ちで受け入れるのだ。
「じゃ〜そろそろいくぞ、おもいっきり悦ぶんだぞ、いいね、可愛い友ちゃん!」
タロウが、友子の手首を縛り鉄輪に括る。そうして首に縄をかけて乳房の間をとおし、股間をとおして上へ持ち上げた。

     

「ぁああ〜いきなりそんな、ああ、お股とおしたらきついよォ・・・」
「なあに、縄一本だ、好きなんだろ、股ズリ・・・」
友子の股間に通された縄が、天井から下げられた滑車に通され、縄尻がタロウの手元に握られた。縄尻が引き下げられる。友子は、尻を上げていかされる。
「いい格好だね、尻を振って、縄をだいじなところへ擦りこませな・・・ふふっ、尻を振ってみな!」
「ぁああ〜だめ、だめよォ、きついよォ・・・だめよォ・・・」
友子は、そう云いながらも、お尻を左右へ、小刻みに揺り動かしていくのだった。

縦に通された縄で、お股の真ん中を割っている唇の花弁をこすって、友子はじくじくとからだの芯へ気を引き入れていく。
「そうそう、上手じゃないか、その調子で、擦っていきな、見ててやるから」
「ぁあっ、見てないで、見てるだけじゃ、いや・・・ぁああっ!」
風火スタジオの控え室。艶やかな色調にこしらえられた四畳半。友子の白いお尻が突き出されて、くねくねと揺れ動く。手首が1mの高さの鉄輪に括られているから、身体を立てることができない友子だ。
「もっと突き出して、ローリングさせろ、股間が丸見えになるように、突き出せ!」
「ああ〜ん、さわって・・・触ってよォ〜!」
「縄に触ってもらってる、感謝しな、そうだろ、客を喜ばせるんだからな!」
友子は、タロウの言い方にムカつきながらも、縄をからだへ擦りこませていくのだった。

股間独り責めが終わったとき、友子は、かなり体力を消耗していた。自分で腰を動かせて、その気になっていくことは、ジッとしていて責められるよりエネルギーが必要なのだ。
「じゃ〜そこへしゃがみこめ!」
タロウが指示したのは、1m高の鉄輪に手首を括ったまま、畳に顔をつけて、座れということだ。友子は、手首をからだの上へ引き上げられたまま、尻を突き出し、膝を拡げて座る。素っ裸にされて、正面を向かされた友子だ。手を括られて恥ずかしい処を、隠す術もない。タロウが、友子の前に胡坐をかいて座った。
「さあ、お嬢さん、どんな風にして、辱められたいんだ、言ってみな!」
「ああ、どうにでもしてちょうだい、いいわよ、好きにして・・・」
「お嬢さん、ふふっ、可愛いことゆうじゃない、客の前でも、そうゆうんだよ、賢いね〜!」
友子は、薄々感じ取っている。こうしてタロウから受ける辱めが、ショーに出させる準備なんだ、と・・・・

     

「男は喜ぶんだよ、女の股間が丸見えスタイル・・・わかるかい、お嬢さん!」
「ああ〜ん、恥ずかしいよォ、見られるの恥ずかしい・・・ああ〜だめよォ・・・」
「慣れるってよ、そのうち見てもらいたくって、ウズウズしてくるんじゃない?」
「ぁああ・・・そんな、そんなことないよォ・・・恥ずかしい・・・」
友子は、裸で手をあげたまま、頬を畳に着け、お尻を持ち上げ、ふとももを拡げている。タロウが友子のからだの後ろへまわる。
「おお、ええ眺めだよ、お嬢さん!だいじな処が、丸見え・・・ゾクゾクしちゃうよね!」

「ぁああ〜見ないで、お願い、見ないで・・・」

友子は、股間を拡げたまま、後方からタロウの手で弄られる。タロの手の平が突き上げたお尻を撫ぜだした。友子は、覚悟の上とはいえ、尻を撫ぜられだして、恥ずかしさと手の感触で、奇妙な気持ちに見舞われた。
「ああ〜ん、だめ、だめよォ・・・はぁああ〜ん、だめよォ・・・」
友子は、恥ずかしさのなかで、次第に核心へ迫ってくるタロウの手指を、待ち望んでいる。
「たっぷり濡らしていくんだ、いいな、タップリ濡れてきたら、入れてやるから・・・」
タロウは、友子の秘所へは指先ひとつ触れずに、そのまわりを撫ぜていくのだ。そうして友子を焦らせ、挿入を哀願するように仕向けていく戦法なのだ。

友子はえっち好きな女の子から、もう一歩も二歩も、世に言う変態領域へと導かれていく。タロウの導師は御室武。御室は、何人もの女子学生を、影で操縦するエロごと師だ。和室四畳半の出来事は、TVカメラのモニターで必要とあれば見れるのだ。スタンドバー風の火亭。風火スタジオの一階だ。御室は、カウンターの中に置いたTVモニターのスイッチを入れる。TVモニターに映しだされたシーンは、友子がバック責めにあっているところだ。

     

「ほれ、二階で、こんな風にして調教されてる女の子がいるんだよ、直クンみてごらん!」
風の火亭の客として、そうして御室から調教方法を教わっている、倉橋直哉がいるのだ。
「わぁ〜やってますね、いいですね、現場、生で見たいですね!」
「まあ、佳境にはいれば、現場へ行ってもいいんだけど、ね」
御室は、ニタニタと笑いながら、モニターを覗いてる直哉に云った。直哉は、調教を受ける女の子を、野木友子だと、確信した。

「ぁああ〜だめ、だめよォ、そんなにお尻ばっか触って・・・、ぁああ〜入れて、入れてぇ・・・!」
「まだ、だめだ、もっと濡らさないと、だめだ!」
太腿を拡げて突き出したお尻の肉をつまみ、ケツ穴から縦に指をおろしていくタロウだ。股間を刺激していくのだが、陰唇と陰各や膣には触れないのだ。
「ぁああ〜だめ、はやく入れて・・・オネガイ・・・」
友子は焦らされて、口の中が乾いてくるのがわかる。タロウは、陰唇の外側を押さえつけ、花弁を拡げてやる。友子の膣は、もうべっとりと濡れているのだ。陰唇の外側から、絞り込むようにして恥汁の中で襞を擦ってやる。

「ぁあああ〜ん、だめ、入れて、入れて!ぁああ〜入れてほしぃい・・・!」
手首を柱の鉄輪に括られたまま、顔を畳にすりつけ、尻を高く上げて股間を拡げてている友子だ。焦らされて、もうズキズキと身体の中を快感が走り出しているのだった。
「友子、体位を変えてやる、いいな、次は後ろ手縛りだ!」
タロウは、1m高の鉄輪から縄を解き、友子を後ろ手に縛りあげていく。手首を背中で縛った縄を、胸元へ二重に回し、乳房を絞り出すように縦に縛って、畳の上に寝転がせた。
「ぁあ〜ぁああ〜あっ、ぁああ〜ん、こんなに縛るの、ぁああ〜」
友子は、裸の上半身を緊縛されて、皮膚の張った肌を、苦しげに捩っていった。

     

後ろ手に縛ってお乳を絞り出した友子を、タロウはうつ伏せにしたまま、四畳半の和室から出ていった。
<ぁあ〜きつい、こんなにきつく縛って、ぁあ〜きつい・・・>
友子は、寝転ばされて畳に顔を伏せたまま、上半身の緊縛が痺れとなって、深々と肌に滲みこんで来るのがわかる。
<ああ〜これから、これから本番なんや・・・なにされるんやろ・・・>
スタジオから物音が聞こえてくる。なにか準備されている。友子は、すでに濡らしてしまった秘壷に、ジクジクとしたかゆみを覚えていた。

後ろ手に縛られたまま、歩かされて、風火スタジオの中央へと連れていかれた。
「ここに立ってろ、じっと立ってるんだ、オレが指示するまで動いちゃだめだ!」
タロウは、友子をスタジオの中央に立たせたまま、大きなガラス窓の向う、調整室に入った。
「そのまま、足を拡げろ!」
スピーカーからタロウの声が聞こえてきた。友子のからだに照明が当てられる。フット、サイド、正面から・・・5つの照明がそれぞれに明るくなったり暗くなったりした。
「そうそう、もっと足を拡げて、そうだ、それで前屈みになれ!」
友子は、太腿を開き、頭を垂らしていった。

「そのまま向きを変えろ、尻を前へ向けるんだ!」
「ぁああ〜きつい、縄がきついよォ〜前屈みもきついよォ、倒れてしまいそォ・・・」
「フラフラするな、顔を上げて、ゆっくりと、そのままからだを回転させるんだ!」
友子は、云われるままに、照明が当てられたスタジオの真ん中で、緊縛された裸体をゆっくりと回転させていった。友子の動きにストップをかけられ、友子は、前屈みで顔を上げたまま、正面の調整室にいるタロウを見た。
「もっと苦しげで、放心したようなさ、淫乱な表情をつくれよ、男が喜ぶ表情を、なっ!」
「ぁああ〜そんなこと云っても・・・きつくって、痛い・・・痺れる・・・」
「痛くて痺れたあとは、快感に感じるんだよ、わかるだろ!」

タロウが友子の側に近づいた。縛られた友子の手首に、天井から下げられた縄が巻かれる。そうして友子の緊縛された身体が持ち上げられていった。
「いい形になったね、お嬢さん、どうだ、気分いいんだろ!」
「ぁあ〜ん、きつい、痺れてくる・・・ぁああ〜緩めて・・・」
「な〜に、お前、調教されてんだ!これで心を開いて、快感だと思えるようになれ!」
友子は、ツンと張り尖った乳首を、タロウの指先でハネられながら、そのように云われるのだった。

     

御室が、直哉を連れて、調整室に入った。
「ほお〜もう始まってる、友子の調教だよ、じっくり見物させてもらおう」
コントロールパネルの前の椅子に座るなり、御室は、直哉にも座らせた。
「ぅつ、御室さん、いい眺めですね、あの子、いい身体ですね!」
スタジオの真ん中で、後ろ手に縛られて吊られた立居で、友子が喘いでいるところだ。
「女はね、ああして責められ、身体で覚えていくもんだなんだ、覚えとくといいよ!」
調教を受けている女の子を、直哉は、確かに写真部の野木友子だとの確信を得ていた。

「ぁああ〜ぁああ〜ん、あっ、ああ〜ん・・・」
「ほれ、もっと足をバタバタさせて、もがいてみろ!」
「ぁああ〜だめ、ぁああ〜だめ、ぅうう〜ぁああ・・・」
友子は、羽根で太腿から爪先までを撫ぜられて、そのこそばさで、足を動かしているのだ。
「ソフト責めなんだぞ!これでお前、ベトベトに濡らすんだろが〜!」
「ぁああ〜やめて、ぁああ〜やめて、お願い・・・こそばい・・・」
友子は、後ろ手にしばあっれて立ったまま、下半身の敏感な肌を羽根で撫ぜられていく。

「ねえ、直クン、あんな格好で、女が責められてるとビンビンしてこないか」
「ええ、いい感じだけど、物足りないっすね・・・」
「ふふっ、まだまだこれからだよ、あの子が気を失うまで・・・だ!」
「ええっ、気を失うまで・・・ですか、見てていいんですか?」
「そうだよ、それが楽しみなんだから、ね!」
友子の羞恥すがたを、直哉がみるのはもちろん初めてだ。裸の友子のからだ。写真部一番の美貌をもった友子だ。縛られた裸の姿は、大学で見る友子をあるかに越えた色っぽさを、直哉は感じるのだった。

「ぁああ〜許して、ぁああ〜もう、許して・・・お願い、許して・・・」
友子は、タロウのソフト責めで、身体の痺れも快感に変えていく。タロウが、時折、指先を股間に挿しこんで、友子の濡れ具合を見ていく。
「まだ、まだ、滴り落ちちゃいないぞ!ヌルッとしてるだけだぞ!」
「ぁああ〜だめ、ぁああ〜だめ、もうぐしょぐしょよ・・・ぁああ〜濡れてるよォ・・・」
タロウの手が、友子の絞り出された乳房をまさぐり、指先で乳首を抓んでやる。友子は、乳首を抓まれるたびに、
「ぁああ〜ひぃいい〜ぃいい・・・」
と、からだをよじり悶えの声をあげていく。タロウの執拗な弄りに、友子はますます色艶をかもし出すのだ。

     

タロウの擽り責めで、友子はおしっこを洩らしそうになりながら、放心したような目つきになった。
「友子、だいぶ感じてきたようだな、ほれ、壷の中が濡れてる」
友子の秘壷に指が挿しこまれ、その濡れ具合が調べられる。
「ぁああ〜だめ、中へ入れちゃだめ、ぁあ〜ん」
「なに、そのつど調べなきゃ、意味ないだろ、お前のからだを、な!」
タロウは、抜き出した濡れ指を、友子の目の前に突きつけて、見せてやる。そうして秘汁に濡れた指先で、乳首になすりつける。

「次は、片足つりだ、いいな、今日は足首括り・・・」
タロウは、友子の後ろ手縛りで立たしたまま、右足首に縄を巻いた。そうして縄を天井から吊られた滑車に通し、その縄尻を引き下げていく。
「ぁああ〜倒れる、倒れるよォ・・・」
友子の右足が後ろへ撥ねるように上げられて、Tの形にされていく。前屈みになっていく友子。天井に吊られた後ろ手縄がピーンと張って、友子の裸の上半身を支える。
「足をしっかり着けときな、わかったな!」
「ぁああ〜だめ、倒れる、だめ、ぁああ〜倒れるよォ・・・」
足首と滑車を結んだ縄と身体を縛った縄を括って、右ふとももが真横にされる。

「ぅうう、ふうう、ぁああ〜ああっ、だめ、ああ〜だめ〜!」
「おお、いい格好になった、友子、辛いだろうが辛抱しなよ!」
友子のからだが、不安定に揺れる。左足だけで、縄に支えられて立つ格好だ。この姿で、タロウの弄りを受けるのだ。
「ふふっ、お乳がビンビンに張ってるじゃないか、ええっ!」
そう云われながら、友子は乳房を撫ぜられ、乳首を抓まれる。タロウは、友子のからだの反応をしっかりと見定めていく。
「ほれ、ほれ、お乳の先、ピリピリだろが、ええ、気持ちええやろ!」
「ぅうう〜うう〜ぅわぁあ〜ああっ、ぁああ〜」
友子は、縄で絞り出された乳房を撫ぜられ、乳首を指で撥ねられて、敏感に反応していくのだ。

     

タロウの指が、拡げられた股間をまさぐりだした。人差し指と薬指、中指を立てたまま、二本の指で秘唇の外側を撫ぜさすっていく。前から後ろへ、指を拡げて締めて、押し込みながら、じわじわと責め立てていく。
「ぁああ〜ん、ぁああ〜ん、あああ〜入れて、ぁああ〜入れてほしい・・・」
秘壷のまわりを責めたてられて、友子は我慢ができない。もどかしいのだ。来るようで来ない快感だ。友子のからだは、もう待ちきれないほどに熟していた。
「ほう、そう、入れて欲しいの・・・そうなの、もっとお願いするんだな、泣くようにしてお願いしな!」
「ぁああ〜入れて、入れて、入れて欲しいデス、あああ〜お願いデス、入れてください・・・」
友子は、哀願するように、タロウに云うのだった。

「じゃあ、入れてやるかね、悦べ、友子!」
タロウの指が、友子の陰唇を広げ、指を二本、ぐいっと挿し込んだ。秘壷はもうねばっこい汁が溢れていた。

「ああっ〜いいっ〜いいっ〜ああああっ〜!」
指で内襞をえぐられて、友子は泣きわめくような声をあげた。
「そんなに欲しかったのか、雌猫め!」
「ぁああ〜いいっ、いいっ、ぐぅううう〜わぁああ〜!」
「バイブを呑み込んでおくか?ええ、どうだ、雌猫!」
「ぁああ〜入れて、バイブ入れてぇええ〜!」
「そうか、バイブを入れて欲しいんだな、待ってろ!」

タロウが手に持ったバイブレーター。膣埋め込み式リモコンバイブだ。後ろ手に縛られて右足を吊られた姿で、友子は、バイブの洗礼を受けるのだ。そのうえ、乳首まわりにリモコンローターがつけられる。
「ふふっ、友子、お前もなかなかの女の子だね、嬉しいよ、責めがいあるっていうもんだ!」
タロウが、縄で搾り出された乳首に当たるようにローターを取り付け、秘壷にバナナタイプのバイブが埋め込んだ。
「じゃ〜オレは向うにいるから、ひとりで楽しめ、悦べ、いいな!」
「ぁああ〜だめ、そばにいて、離れちゃだめ・・・!」
「オレは、向うで鑑賞させてもらう、友子が悦ぶさまを見ていてやる!」

     

御室と直哉がいる調整室へタロウが入った。調整室からガラス越しに友子の姿が見える。ここからバイブを操作する。スタジオに照明がつけられ、ビデオ撮りの準備OKだ。 
「じゃ〜スイッチを入れるか、ローターからだ、いいですね、御室さん・・・」
ビデオモニターを見ている御室に声をかけ、ローターのスイッチを入れた。スタジオの友子の喜悦具合を見ながら、強弱をコントロールするのだ。後ろ手に縛られて右足を吊られた友子。片足立ちで、その緊縛姿を照明に浮かばせる。直哉は、その光景をじっと見守るのだ。

<ああ〜ローターが、振動しだした、ぁああ〜、感じるぅうう〜>
友子は、目を瞑った。乳首に微妙な振動が起こり、からだの中に渦が起こった。
<ああ、責められる、責められてる、ああ〜、いいのよ、これで・・・!>
「あああ〜きつい、ああ〜きついぃいい〜!」
秘壷のバイブが突然振動しだして、友子は、歯を噛み締めた。快感が襲ってきたのだ。バイブが強から始まったのだ。そうして秘壷のバイブは、いったん微弱になった。
<ああ〜ああ〜だめ、ああ〜感じてる、感じてるぅうう〜>
友子の葛藤がはじまった。タロウにその全てを委ねて、喜悦の渦に翻弄されていく自分を、可哀想だと思った。

風火スタジオの真ん中に、後ろ手縛られ右膝吊られた一本足で立った友子だ。乳首にローターを張られ、秘壷にバイブを挿入されて、リモコンで操縦されるのだ。
「ああ〜ん、ああ〜ん、だめ、だめ〜ああ〜はぁああ〜」
乳首が、ローターの振動でビリビリと刺激される。膣の中がバイブのブルブル振動で刺激される。
「ああ〜ん、はぁああ〜はぁああ〜ん、ふぅうぁあ〜ん・・・」
友子は、裸で縛られた全身をローターとバイブの刺激で、悶え呻くのだった。

     

「ほれ、みてごらんなさい、あの子の表情、麗しいね〜!」
「そうですね、女はね、ああして悶える姿が美しいんですね・・・」
御室とタロウが、友子の呻き悶える表情を見ながら、言葉を交わす。スタジオの真ん中で照明があてられた友子が一本足で立っている。からだをゆらゆら揺すりながら、タロウのリモコン操縦で、エクスタシーのなかを彷徨っているのだ。
「ほれ、少し感度を上げて、ほれ、てきめんでしょ、顔が歪んで声が高鳴る・・・」
いったん弱に落とされたバイブの感度を中から強にあげられ、そして中感度に戻された。

「ああ〜ん、ああ〜ん、だめ、ああ〜そんなの、ああ〜ああっ、だめ〜!」
友子は、秘壷に埋められたバイブの感度が上がって、からだの芯を貫かれるようなジュクジュク刺激を感じる。
「ああ〜ん、だめ、ああ〜いくぅ〜あぁああ〜だめよ〜許して・・・」
乳首から微妙な快感が伝わり、からだの芯で受け留める。膣からはグジュグジュの抉られる快感が伝わって、朦朧としてくる。
「ああ〜っ、 ああ〜っ、ああ〜だめ、許して・・・ゆるして・・・」
後ろ手に縛られ、膝を吊られて、身動きが取れない友子は、もう雌そのものになる。

「いいですね〜あの表情、もうアクメに逝くのもすぐですね!」
「なになに、タロウさん、まだまだ、もっともっと啼かせなさい!」
直哉は、御室とタロウの友子を責めるテクニックに、ドキドキしながら責められ喜悦する学生友子を見守っている。
「あの子を失神させるんだ、しょうべん漏らせて、潮吹かせて、失神させるんだ」
御室は、ニタニタと笑いを込めて、タロウに云う。
「高度なテクニックですね、失神か〜!」
タロウは、スタジオで喘ぎ悶える友子の緊縛姿を眺めながら云った。

     

「ああ〜だめ、あああ〜ん、だめよォ〜わたし壊れるぅう・・・」
友子は、秘壷に埋め込まれたバイブの振動が強まって、どくどくと刺激を注ぎ込まれている。
「ああ〜ん、だめ、だめ、ぁああ〜だめ〜ゆるして・・・ゆるして・・・」
後ろ手に括られ、右足を吊られて、身動き取れないまま、刺激を注入される。快感というよりも苦痛に近い刺激で、まともな意識がおぼろげになって消えていく。
「ああっ、ゆるして・・・ゆるして・・・ぁああ〜だ、め、ダ、メ、だ、ぁああ・・・!」
必死になってからだを支えようとしながら、す〜っと力が抜けていく友子だった。

「ほれ、あの顔、必死だね、快感と闘ってるんだ、いいね〜あの顔!」
御室が、ニタニタと笑い顔をつくりながら、タロウと直哉に云う。
「ああっ、ちょっと可哀想なくらいです、でも、ゾクゾクしちゃうですね!」
「そうだろ、こんな姿を見て感じない男はいないさ!」
「こんな友ちゃん見るの初めて・・・すげえです、感動です!」
直哉は、学校で見る友子と目の前の友子を見比べながら、生唾を呑み込んだ。
「ほれ、ほれ、ほれ!見てみぃ、洩らしだしたぜ、ほれ!」
御室が云う。友子のふとももを伝って水気が滴っているのがわかる。

「ああああ〜っ、ああああ〜っ、許して、おねがい・・・ゆるしてぇ・・・」
友子の言葉は、もう無意識に発せられている様相だ。顔を喜悦にしかめ、歯をくいしばっている。喜悦の海で苦痛にさいなまれている友子だ。
「オネガイぃ、ぁああ〜オネガイぃ、ゆるして・・・ぇえええ・・・」
乳首に留められたローターがビリビリと振動音を立てて、友子の芯を弄る。秘壷に埋められたバイブが、どくどくと刺激をからだの芯へ運ぶ。友子は、小水を洩らしながら、秘壷からねばっこい汁を滴らせているのだった。
「ああ〜もうだめ、だめ、死んじゃうぅううっ、やめてよォ・・・おねがい、ぁああ〜イクぅうう〜!」

     

「ほら、いきだした、アクメへいきだいた、タロウさん、ぐ〜っと感度を上げておやり!」
御室は、スタジオで凄まじく声をあげて咆える友子を見ながら、云った。タロウが、ローターとバイブの感度を最高に上げた。
「ほれ、ほれ、あのジタバタ姿、美しいね〜!感動だね〜!いいね〜!」
御室が云い、タロウと直哉が友子のもがき喘ぐ姿に、食い入るように見つめる。
「ほら、しょんべん出した、潮吹いたみたいだろ!いいね〜もういく・・・いったぜ!逝ったぜ!」
友子のからだが痙攣しながら、小水を飛ばしたのを見定めて、数秒後、ローターとバイブのスイッチが切られた。後ろ手に縛られ、片足を吊られたまま、友子のからだから力が抜けていった。

バイブ責めで失神させられてしまった友子。気がつくと裸のまま、布団のなかに寝かされていた。光量が落とされた四畳半の控え室。お仕置き部屋に早代わりする和室だ。紫檀の座卓は、紅色の壁際に置かれ、花柄の布団が敷かれているのだ。友子は、まだうつらうつらと眠っている感覚だった。
「お目覚めかい、友子・・・よく眠ってたね!」
タロウが布団のそばにいて、声をかけやる。友子は、ただ呆然と、タロウの顔を見上げた。
「イッチャッたね、綺麗だった、可愛いかった、友子、最高だったよ!」
「ぁあ〜タロウ、わたし、イッチャッたのね・・・いま何時・・・」
友子は、ゆっくりとした口調で云った。まるで少女の寝起きのような感じだと、タロウは思った。

シャワーを浴びてから朝まで、まだ数時間ある。タロウの本番がないままに逝ってしまった友子だ。友子は疲れていたけれど、タロウは元気だ。友子を抱きにかかった。
「ああ・・・もう許して、だめよ、ぐったりよ・・・」
友子の言い分を聞き入れられることはない。タロウの調教とは、そういうものだ。友子を徹底的に従順にしてやらねばならない。タロウは内心、そのように思っている。
「なに、友子のからだ、若いからね、すぐに反応するだろ!」
そう云いながら、タロウは、友子を布団の上にうつぶさせ、肩に棒をあてがい、腕を棒に添って拡げ、手首を括りつけた。
「ああ〜だめ、ほんとにだめよ・・・もう許して・・・」
友子は、手首を棒に先に拡げて括られながら、云うのだった。

     

「友子は、オレにやられてなんぼの女やろ、悦ばないといけないよ!」
タロウは、そんな言葉を友子に聞かせながら、両手を拡げて括った棒の両端にかけた紐を天井の滑車に通した。そのうえ棒を背負ってタスキがけするように友子を括り上げ、持ち上げてやった。乳房が布団から離れる。羽根を広げたトンボのような格好だ。
「ぁああ〜ん、だめよ、手がいたいわよォ、ぁああっ、だめよ・・・」
「なあに、悦んでるくせに、だめよ〜なんていいやがって、ふふっ、いいだろ!」
タロウに云われながら、滑車へ引き上げた紐がゆるめられ、友子の顔と乳房が布団に着いた。
「はぁあ〜だめよ、ほんとに、だめよォ、許して・・・」

友子は羽を広げたトンボのような姿から、足首を括られ、その紐を手腕を括った棒の両端へ拡げて結わえられていった。布団にお乳を着ければふとももが浮き上がり、太腿を布団に着ければお乳が浮き上がる。
「ほれ、いい格好になった・・・昂奮してきたんだろ、友子!」
「ああっ、だめったら、だめ、ああっ、苦しいよォ〜!」
「そりゃ苦しいだろよ、ふふっ、これが調教というもんだよ、ええ、わかってるだろ!」
タロウは、友子の伏せった裸体を撫ぜながら、膝を左右に押し拡げていくのだった。

布団の上で、うつぶせて大の形にした友子を、タロウは滑車へ通した縄で、友子の上体を引き上げたり降ろしたりをゆっくりと繰り返していく。そのつど、友子の弓なりで大になったからだが、揺すられる。
「ほれ、友子、ゆりかごだ、いいだろ!」
タロウは、そうして友子の乳房をつかみ、秘壷をなぶる。
「ああっ、ああっ、だめっ、だめぇえ〜!」
「本番ほしいんだろ、そうだろ、お望みだな!」
タロウは、友子の逆さに拡げた股間の前に座り、足先を友子の顔の下に置いてやる。そうしておいて竿を秘壷にあてがっていった。

     

「悦べよ、入れてやるから、ふふっ、いいな、おおきな声だして悦ぶんだぜ!」
亀頭が埋められ、ぐっと中ほどまで竿が埋め込まれた。
「うぁああ、ああっ・・・!」
「いいだろ、生本番、いいだろ!」
「ハぁああ〜いい、いい〜!」
「ふふっ、ほら、奥まで入れるぞ!」
タロウは、そのまま根元まで挿しこんでやり、手に握った縄をぐ〜っと引き下げた。友子のからだが反り返り、顔が布団から浮いた。タロウが足裏をあわせて、顔の下に置いた。

タロウの竿が奥まで挿し込まれたまま、友子は弓なりのまま揺すられていくのだった。上下に揺すられるたびに、竿が秘壷から抜けそうになり、置くまで埋め込まれる。
「ぁああ〜ひぃいい〜ひぃ、い、ひぃ、いい〜!」
「もっと、ひいひいわめけ、そらっ!もっと締めろ、オメコ締めろ!」
「ふぅぁああ〜ひぃいい〜ひぃいい〜あっ、ぁああ〜ハア・・・」
友子は、もう腕の痛みを感じない、ドクドクと注ぎ込まれる快感に呻き悶える。顔をタロウの足指で弄られる。頬を挟まれ、鼻を挟まれ、口をゆがめられる。
「足を舐めろ!」
タロウは、秘壷に竿を挿入したまま、脇から手を入れ乳房をつかみ、乳首を揉んでやりながら、足を舐めさせてやる。

     

「友子、嬉しいんだろ、ええ!M女めっ!めすぶたっ、えろ女!」
「ふぅああ〜ひぃいい〜ひぃいい〜ふぅううぁああ〜!」
「そら、いけ、逝け、ほら〜!」
「ぐぅううわあ〜ぐぅっわ〜あっ、ぁああ・・・〜!」
うつぶせて大の形で反り返る友子のからだを、徹底的に壊していくタロウの調教なのだ。友子は悶え呻きながら、オーガズムの頂上へと昇らせられる。恍惚エクスタシーと現実リアルの狭間を、友子は、ゆめ朦朧と生きていくのだった。
「ぐわぁあああ〜ぐわぁあああ〜ぐわぁああああ〜あっ、あっあああ〜〜!」
断未魔の快感!友子のオーガズム感度は、調教のたびにあがっていくようだった。


小説

えろす物語-友子-





HOME

かおり

かおり小説集目次



小説:えろす友子

表紙目次に戻る