えろす物語-友子-
-12-
2005.10.30〜2005.11.3

     

友子と大木は、晴れた日の午後、疎水縁にある美術館へいった。美術館の空間は、高尚な空間だ。お上品ぶった絵画や彫刻が展示してあった。
「こんなもん、糞食らえ!だね、本質はそんなもんじゃないよな〜」
大木は、自分が追及するエロス作品と対置しながら、吐き捨てるように云った。
「美はエロス、エロスは美、そうでしたよね、大木さん」
友子は、大木とともに過ごす時間のなかで、感化されている。友子の体験的美学論<美はエロス、エロスは美>、それが本質だ、と思っている。

     

夕方になって、鴨川べりのレストランで食事を終えて、河原町の繁華街を歩いた。そうして行き着いた先は、祇園裏にあるラブホテルだった。和風の玄関は、カップル旅行者を喜ばせる雰囲気だ。友子と大木が通された部屋は、和室四畳半と洋室。洋室にはベッドがありソファーがある。男と女がセックスを愉しむための工夫が凝らされていた。
「たまにはいいだろ、こんな場所もさ!」
「ええ、いいわね〜わたしお姫様になろうかしら、ここで、ふふっ、いいわよ、ね〜!」
「じゃ〜エロティック姫だな、友子なら、いいね、お姫様!」
「浮世絵!ねえ、このお部屋、浮世絵の世界なんだ、わ〜浮世絵・・・」
「お仕置きされるお姫様ってことだね、友子!」
「ぁあ〜それは好きに解釈してちょうだい、ってことね」
大木が、あらかじめ予約しておいた衣装が、部屋に用意されていたのだ。

友子は、 裸にされて和服を羽織わされた。そうして手首を後ろで括られ、お乳の上と腰に縄が巻かれてしまった。大木が、友子の後ろから抱きついてきた。さっそく乳房まわりの愛撫から、お姫様のお仕置きが始められていくのだった。
「ぁつ、ぁつ、ぁあ〜はぁあ〜いいわ〜」
「ほうれ、前の鏡をみてごらん、姫の綺麗な体が映ってる!」
大木は、友子の半裸体を、鏡に映し出して、友子に見せるのだった。
「ぁつ、ぁつ、ああ〜ん、もっとやさしくして〜ぁあ〜ん」
「だめ、お仕置きだ!手荒くしてあげる、ほれ〜!」
大木は、友子のぷりっとした乳房を握ってやり、グリグリと廻しはじめた。

「ぁああ〜ぁっああ〜ん、許して〜!」
乳首をつままれて、友子は、お仕置きされるお姫様気分になっていくのだった。
「さあ、姫、もう悪いことはしませぬか?!淫らに棒を咥えませぬか?!」
「ぁああ〜咥えたい〜咥えてあげたい〜デス!」
姫が畳の上に座らされ、大木は座敷机に腰掛ける。
「じゃ〜今夜だけだぞ、オレのちんぽ、さあしゃぶれ!」
後ろ手に括られた姫が、手繰り寄せられ、大木の股間に顔を埋めさせられた。そうして大木は、姫の頭を股間に抱きかかえ、勃起しだしたペニスを、姫の口に含ませていくのだった。

     

座敷机に腰掛けた大木のペニスを、友子は畳の上に座って舐めはじめた。後ろ手に縛られているから、手が使えない。顔を上下左右に動かしながら、ペニスを口のなかでぐるぐるとまわす。タマの襞を軽く咬み、ペニスの裏を下から上へ、すぼめた舌で舐めてあげる。大木のペニスがそそり立つ。雁首から亀頭の先を舐めていく。
「おお、友子、ビンビン感じるぞ!ぁあ、いいぞ、いいぞ〜!」
大木は、友子の頭に手を置き、髪の毛を束ねて持ちながら、ペニスを友子の喉奥まで咥えさせる。
「ぅうう〜うっ、うっ、ぐうっ〜」
「ほれ、ほれ、友子、足を拡げて!」

友子は、膝を立て、尻を持ち上げ、膝を拡げた。大木は、左手で乳房をつかみ、右手を尻から股間へ伸ばしていった。大木の正面に置かれた鏡に、友子の股間を拡げた後ろ姿が映っている。鏡を見ながら、大木は、友子の股間を弄り、秘壷に指を挿し込んでやった。
「ぅううーぁああ〜ん、ふううう〜ぁああ〜」
「だめだよ、ちんぽを離しちゃ、咥えておくんだ、わかったかい!」
友子の秘壷の中がジュルジュルに濡れている。大木の指に淫水がべったりとへばりつく。友子は、大木の勃起したペニスを咥えたまま、バックからの指挿入で、秘壷の中を捏ねまわされていくのだった。
「ぅうう〜ぅう、ぅうっ、ぅうっ、ううう〜」
そこそこ喜悦に昇りだしたころ、友子の口からはペニスが抜き去られ、畳に顔をつけた格好にされた。


「さあ、お尻を持ち上げて、膝を拡げて、そうそう、その格好だ!」
友子は、股間を拡げさせられて、お尻を大木の目の前に突き出すのだった。
「ほお〜よく見える、友子の恥ずかしい陰唇が、ほれ、陰唇が開きだしてるよ!」
「ぁああ〜ん、そんなこといわないでよ〜、そんな、見ちゃだめよ〜!」
大木は、友子の膝裏に棒を括りつけていく。膝を大きく拡げさせ、そのまま閉じられないように、固定させてしまうのだ。

「ぁああ〜だめよ〜足が閉じられないよ〜ぁああ〜だめよ〜!」
「ふふっ、なになに、だからいいんじゃないか、閉じられないから、ね、ふふっ」
「ぁああ〜いじわる〜ぁっ、ぁああ〜だめよ〜!」
大木の指が、いきなり秘壷の中へ、ぐさりと挿し込まれたのだった。友子は、不意を突かれたように、喜悦の声をあげた。

     

手首を縛った縄がぐいっと引かれ、友子の体が起こされる。天井から降ろされたワッパに、手首を縛った縄が通され、体が引き上げられる。友子は、膝を拡げて畳に置いたまま、立ち姿にされてしまった。
「さあ、準備できた、ふふっ、どうだい、いい格好だろ!」
「ぁあ〜足が閉じられないよ〜、ああ〜ん、座れない、座れないよ〜!」
「そう、それでいいんだよ、身動き取れないから、いいんだよ!ぅふふっ〜」
大木は、こうして友子を開脚半立ち姿にしたままで、再びペニスを友子の口に、ほおばらせた。大木は立ったまま、友子の頭を後で支えて、グリグリと咥内へペニスを挿し込んでいった。

フェラさせながら、友子の突き出たお乳をいじくってやる。縄に巻かれたお乳の皮膚が張ってプリプリする。乳首が突き出て、さわるとツルツルする。大木は、指先で乳首を弾いてやりながら、ペニスを喉奥まで咥えさせてやる。
「ぐ〜うう、ぅううう〜ぐうう〜ぅうう〜」
「ほれ、プリプリ牝猫、もっと舐めろ、なめろ!」
友子は、勃起したペニスを根元まで咥えて、顔をグリグリと廻させられるのだった。
「ぅぐう〜ぐう〜うっぅうう〜ぅぐう〜ううう〜!」
膝に通した棒の両端に縄を巻き、吊られたワッパに縄を通し、大木はぐいっ〜と引っ張り下げた。

友子の拡げた膝が、棒とともに床から離れた。大木は、友子の頭よりも高くへ、棒を吊り上げた。そうして後ろ手に縛った縄を引き降ろし、肩が床に触れるところで止めた。
「ほうれ、逆さ吊りになった、おめこが丸見え、ぅふ、ふふっ!」
「ぁああ〜はあ〜ぁああ〜膝がいたい〜ぁあ〜いたい〜!」
「なあにちょっとぐらい痛いほうが、いいだろう!」
「ぁあ〜ぁああ〜ん、もっと〜やさしくしてよォ〜!」
友子は、股間を拡げたまま、大木の愛の手ほどきを受け入れるのだ。

     

大木の責め方は、ねちねちと弄ることで友子を徐々にアクメへと昇らせる。まづは、膝を拡げさせて股間を露出させてから、手作りのゴム棒で、秘壷とアヌスを同時に封じてしまう。
「ぅうぁああ〜ふうう〜ひいい〜ひぃい〜わぁああ〜!」
「両方入れてやるから、いいんだろ、友子、好きなんだろ〜!」
太いゴム棒をヴァギナに挿入しながら、細いゴム棒をアヌスに挿入していく。
「ぁああ〜ぁあああ〜きつい、 ぁっああ〜しまる〜!」
太棒と細棒が先で合わさる。指を二穴へ同時に入れて、指先でこすってやったところ、友子が悦んだ。大木の手作り二穴封じ具は、同時におさねをも弄る仕掛けだ。

友子は逆さのまま、秘壷の奥まで挿し込まれたゴム棒と、同時に尻と豆粒をも刺激される。挿し込まれた棒のつけ根を、大木がじわ〜っと引き抜きはじめる。
「ぁああ〜ぁああ〜きつい、きつい〜ぁあああ〜強烈〜ぅううう〜!」
大木は、友子の喜悦に喘ぎだす声を聞きながら、再び、ゴム棒がぐぐ〜っと押し込んでやる。
「ほれ〜友子、ズキズキ感じてる、そうやろ〜、感じてんだろ〜!」
「ぁつ、ぅう、ぁつ、ふぅうう〜ぐううう〜わぁあ〜!」
友子は、床に着けた肩を震わせながら、悲鳴のような喘ぎ声をあげるのだった。

秘壷と尻穴と豆粒をいっしょに刺激される友子は、もう悶えて喘ぐしかなかった。恥ずかしさなんて、どこかへ吹っ飛んで、身も心も一緒くたにして、快感をもがきだすのだった。
「ふぅうう〜ぐううう〜わぁあ〜!」
大木の手に握られたゴム棒がぎゅ〜っと捻りこまれて、左右へ廻される。膣壁の襞が尻から押さえられてこすられる。からだの芯をグリグリとこすられる感覚は、もう快感そのものに変えられるのだった。
「ほれ、友子、そんなにいいのかい!もうメロメロじゃ〜ないか!ぅふふ、ぁっは〜」
「ううぐう〜ううぐうう、いい〜いい〜いいいい〜!」
秘壷に挿し込まれたゴム棒が、またしてもゆっくりと引き抜かれていく。肩を床につけた格好で逆さに吊られ、膝を棒に拡げて括られた友子だ。大木に全てを預けたままで、思いのままに、喜悦に翻弄されていく。

     

後ろ手に縛られた背中が、ぐい〜っと引き上げられた。友子は腹を下にしたまま、吊り上げられてしまった。

「ぁつ、ぁあ〜ぁつ、ああ〜ひい〜ひい〜ひいわあ〜ぁああ〜!」
「そうら〜尻をあげろ!尻を持ち上げろ〜!」
「ぅあああ〜ひい〜ひい〜ひいい〜ふうはああ〜!」
大木が、友子の腹に腕をまわして、お尻を持ち上げてやる。股間にゴム棒セットを挿し込んだままだ。大木は、友子の真後ろから、ゴム棒を抜き差しさせていくのだった。
「ぅんぐう〜ぅううん〜ぐううん〜ふうああ〜はあ〜ひいい〜!」
友子の吊られた裸体は、ピクピクと痙攣するように動いた。

友子の喜悦に満ちた昂奮が九合目を迎えだしたとき、大木は、友子の膣へ生ペニスを挿入しだした。 ゴム棒よりもひと回り太い生ペニスだ。ぐじょぐじょに濡れて蜜が溜まった中へ、ぐぅ〜と挿し込んでやる。
「ぁつ、ひい〜ぁああ〜ひいい〜ぁああ〜だめ〜いく〜いく〜!」
友子はもう唾液をぽたぽた垂らし、顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら、アクメを迎えさせられる。
「ほ〜ら、悦べ〜鳴いて鳴いて、ほれ、もっと鳴け〜!」
「ぐうう〜ぐううわ〜ぐう〜ひいい〜いい〜ひいい〜いい〜いい、いくう〜!」
ずっぽずっぽと音をたてながら挿入されるペニスで、友子の感覚が麻痺していく。エクスタシーの真っ只中、喜悦に喘ぎ、悶えて、からだを痙攣させる。

     

「ほうれ〜いけ、いけ〜思いっきり鳴いていけ〜!」
「ぐう〜ぐう〜ひい〜ひい〜ぁああ〜いくう〜いくううう〜ぐうう〜!」
大木は、友子の喜悦で、膣に挿し込んだペニスが、ぐう〜っと締められる感触を覚える。膣襞が大きく収縮し、小水を漏らしていく友子を、しっかりと腰へ引きつけ、膣の最奥で射精してやる。もう発射寸前にまで高まって、大木のピストン運動が早められた。
「ほれ〜いくぞ〜!おお〜友子〜いいぞ〜!」
「ぁつ、ああ〜ひい〜ひいい〜いい〜いく、いくうう〜いくふぅうっうう〜!」
膣の最奥で、ペニスの痙攣を感じる友子は、最後のズキズキを注入されて、オーガズムの頂上で果ててしまったのだった。



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