「はぁ、ああ、いい、いい、ああ、思い出すぅ、ああ、オナニ・・・」
愛子のオナニする姿が、鏡に映されて、ビデオカメラに収録されていきます。そうして恥恥ライブで、鏡の向こうの観客に見せているのです。
<<爪先をソファーにのせろ>>
愛子は、ソファーの座りかまちへ足先をあげて、置いていきます。開脚Mの形になる愛子です。パンティが膝に絡まって紐状になり、ソファーに埋めた股間が、鏡に映りだされます。
「はぁ、はぁ、ひぃ、ひぃ、いい、いい〜!」
愛子のオナニーライブが、観客に披露されているのです。愛子は、うっとりした表情で、スイングジャズの甘いピアノの音にあわせるように、指を小刻みに動かせて、しだいにボルテージがあがっていきます。
<<そのまま、ベッドへいけ>>
愛子は、エスの指示に従います。ソファーから立ち上がり、ふらふらっとベッドに向かい、ベッドのうえにあがり、鏡に向かって、開脚Mの形になります。
-4-
愛子の部屋と名づけられたホテルの一室。壁一面の鏡の裏側はボックス席のミニシアターになっています。ソファー席の定員は10名です。透かしガラスの向こうで繰り広げられる愛子のショーを、会員が見ているのです。
「おお、ベッドにあがってきたねぇ、愛子ちゃん・・・」
中年の三つ揃えスーツを着た男が、ガラス越しの愛子の姿を見て、隣の男にいいます。
「ううん、いよいよ見せてくれるんだね、あの子」
隣の男は、初老の紳士、中堅建設会社の会長です。
「会長は、銀行であの子をご覧になってらっしゃるんでしょ」
「ううん、なかなかな美人じゃよ、いい女だねぇ」
他の観客もそれなりの風格ある人物で、会員制のこの会場へ、来ているのです。
「ほれ、あの子のおめこが、丸見えになってしまったねぇ」
正面のガラスの向こうで、愛子が上半身は胸をはだけさせたスーツ姿で、下半身はすっぽんで、大股開いて、オナニーをしているのです。
「はぁ、はぁ、はぁあああ、はぁあああ〜ん!」
マイクで拾われた愛子の咽ぶような呻き声が、シアタールームに流れています。ガラスの両脇に大型スクリーンが置かれて、愛子の顔のアップと股間のアップが映し出されています。
「ああ、はぁ、はぁあ、ああ、ああ〜!」
ボリュームのあがった愛子の声が、男たちのこころを揺すっていきます。
「いいねぇ、おめこの中ぐじゅぐじゅじゃ、いいねぇ、若いねぇ」
「会長、ご満足でしょ、あの銀行員が、こんなことするなんて、ですよね」
会長は、銀行のロビーにいる愛子と、ベッドのうえでお股を開いている愛子をダブらせながら、じっと愛子を見つめているのです。
「いい顔だねぇ、感じてるんですよね、いい女ですよねぇ」
「ほら、おめこに指入れて、おお、滴ってきてるねぇ、吸いたいねぇ」
とろんとした表情の愛子が、ベッドの上で、からだを開ききって、会長の方へ目線を投げて来ているようにも感じられて、会長は、内心どぎまぎとしているのです。
「ぷりんぷりんおっぱい、なぶって悶えてる女の子って、いいねぇ」
「それに、おまんこもでしょ」
「そうだ、おめこもだ、いいねぇ」
「はぁあ、はぁあ、はぁあああ〜はぁ、あああ〜!」
愛子が、悶える声をあげながら、からだを反らしていくさまを、正面からとらえて、観客たちの、溜息のようなどよめきがおこります。
<ああ、ああ、見て、見て、わたしを見て・・・>
ベッドのうえで、太ももを拡げた立膝で、愛子は、鏡に向かって、自分のオナニー姿を映しているのです。スイングジャズの音楽が快い気持ちにさせてくれるなかで、ベッドのうえは甘い薔薇の香りが匂ってきて、愛子は、半ば朦朧、放心状態になってきているのです。そうしているうちに、エスが愛子の部屋に入ってきます。エスは黒の皮パンツ姿で、仮面を被っています。愛子の背後からベッドにあがり、愛子の傍らに座り込み、愛子のオナニーを見るようにして、愛子と絡むタイミングを待ちます。
「はぁ、ああ、はぁ、あああ、ああああ〜ん!」
愛子が、とろんとした顔をしかめるようにして、エスの姿をちらっと見ます。まるでエスのこころを呼ぶように、愛子はそのまま、うっとりとベッドに寝そべってしまうのです。
完