愛の狩人

 第一章-1-
 1〜12 2005.12.21〜2006.1.16


     


<愛の狩人>

わたしは紫小百合といいます。大学で芸術学を専攻している3年生です。冬になりかけた小春日和の午後、煉瓦造りの建物が多いキャンバスを歩いていると、ゼミの同級生、中谷保クンが正面から歩いてくるのがわかります。
「やあ〜紫さん、ゼミにはまだ時間があるのに、早いね!」
「中谷さんこそ、早いじゃないの、閑だったんでしょ、きっと!」
こうしてわたしは、ゼミまでの時間を、中谷クンと喫茶ルームへいくことになった。喫茶ルームと云っても殺風景な感じがします。珈琲が150円だから、そりゃ仕方ないとは思いますけど、楽しむムードっていう雰囲気じゃありません。

「紫さん、いい匂いしてるね、なんか香水とか使ってるの?」
中谷クンが、わたしの顔から胸のあたりを、見ながら云うのです。
「なんも、わたしスッピンよ、お化粧水ぐらい使うけど・・・」
なんで男のヒトにこんな話をしないといけないのよォ、と思いながらも、中谷クンに、ちょっと色気を使ってあげよう・・・との想いがでてきた。
「おんなの匂いって、中谷クン、興味あるの?」
「あっ、ごめん、そんな興味なんて・・・」
「嘘、男のヒトって、女の持ち物だとか、匂いとかに、興味深々だというわよ」

まあ、こんな調子で、わたしは、中谷くんを、ちょっとからかってあげる気持ちで、云っていたんだと思う。


「芸術ってさ、けっこうエロいんだよ、なぁ」
中谷クンの口癖です。この子飢えてるんだわ、わたしは中谷クンと話をしていると、いつもそんな風に思っちゃう。
「中谷クンって、なんでもエロだってゆうわね、それって変よ」
「だって、そうだよ、紫さんの好きなクリムトだって、けっこうエロっぽいしさ」
「そりゃそうだけど、そんなのばっかりじゃないよ」
わたし、中谷クンが子供っぽく見えちゃうんです。わたしは女の子だから、やっぱり男の子に興味あるなぁ、中谷クンのおちんちんって、どんな形してるのかなぁ、って顔を見ながら思っちゃったんです。

その日、わたしたちはゼミを欠席しました。中谷クンが、話に夢中になって時間に遅れてしまって、それでサボることにして、学校から三条寺町まで歩いて、老舗の喫茶店へ入って、わたしは紅茶を飲んで、いつしか暗くなるまで、喋ってしまって、食事をしに行くことになって、レストランへ入ってランチ食べて、そうして・・・
「もう、お別れね、ありがとう、ご馳走様」
わたしは、四条河原町の交差点で、中谷クンとバイバイしようとしたんですけど、中谷クン、ちょっと淋しげな顔つきになって、わたしを見つめているので、わたし、ちょっと可哀想になって、そのまま東の方へ歩きましょ、といってあげた。

わたし、中谷クンをちょっとからかう気持ちもあったんだけど、おちんちん触ってみたいなんていう、なんてゆうたらええのかしら、ちょっとエッチな気分にもなっていました。男の子みていて、そんな気持ちになることってけっこうあるんです。

     

中谷クン、ドギマギしてたみたい、けっこう神妙な顔つきになって、声かけてくるんだけど、声がうわずってた。祇園の通りをこえたら人が少なくなって、わたし、中谷クンの腕に手を差し入れてあげた。
「どうしょう、こっから何処いこ?」
中谷クン、祇園の突き当りまでいって、ちょっと迷ってしまったようでした。
「神社のなか、散歩したいなぁ、夜の祇園さん、ムードあるかも・・・」
わたしたち、社を抜けて公園の中を歩いて、それから南の方へ歩いて、その道は観光道になっていて、昼間はお土産のお店に人がいっぱいなんだけど、もう、人なんて通ってなくて、暗くって、わたしたち二人だけの世界みたいになってきて、中谷クン、わたしの手を握ってきました。

<いいのよ、中谷クン、わたし冒険しちゃうんだから・・・ね!>
中谷クンって、けっこういい男の子だし、みんなにモテてるようだから、わたしも感じいいと思ってるから、関係しちゃうのもいいかなと思っていた。
「中谷クン、付き合ってっ人いるの・・・」
「だ〜れも・・・」
「わたし、好きになってもいい?」
わたしの言葉に、中谷クン、吃驚したみたいだった。

大通りを渡った道の一筋目を上がった処に、ホテルがありました。ちょっと陰気な感じがするホテルでしたけれど、中谷クンが、そのHホテルへ、無言のままでわたしを連れてはいりました。わたし、正直いうとちょっと面食らってました。大学1年のときに、先輩に可愛がられた経験があるだけで、ホテルへ入ったのは、それ以来だった。
「紫さん、ボクでいいの・・・」
なんて野暮なのよ、ここまで連れて来て、そんな言葉ないでしょ、と思ったけど、
「わたし、どうしたらいいのかわからない、中谷クン、わたし・・・」
ほんとに、ここまで来て、わたし、どうしてよいのか分からなくなっていました。中谷クンは、こんなことあんまりないみたいで、キッスしてきたんだけど、なんだかぎこちない風で、歯と歯が触れてしまったんですよ。


<中谷クン、なにしてんの、早く脱がしてよォ>
わたしを抱いてキッスしたまま、手を背中でモゾモゾ動かしているのがわかる。きっとどうしていいのかわからないんだ、わたしは中谷クンの腕に手をかけて、前へ導いてあげた。そうしてブラウスの上からだけど、胸へ手を置いてあげた。そうしてわたし、中谷クンのズボンの上からだけど、お股のあたりを触ってあげた。
「紫さん、小百合さん・・・ボクでいいのだね・・・」
中谷クンは声をうわずらせて、わたしに云った。中谷クン、童貞なんだ、きっとそうなんだ、初めてなんだ・・・わたしは、中谷クンの振る舞いをみて、そう思いました。

「セーターを脱がして・・・いいのよ、中谷クン、脱がして・・・」
わたしは、小さい声で云います。中谷クン、わたしの着ている赤いセーターを脱がしにかかります。裾から持ち上げ、首から抜いて腕を抜いて、わたしはブラを着けた姿になった。
「後ろのホックを外して・・・わかるでしょ」
中谷クンは、ようやくわかったみたい、女の子の着ているモノを、男の子が脱がしてやるんだってこと。ブラを外されて、わたし、上半身が裸になった。
「中谷クンも脱いで、わたしを脱がせて・・・」
中谷クンが上半身裸になった。そうしてわたしたち、抱き合った。

中谷クンの裸の胸に、わたしはお乳を押し当ててあげます。そうしてからだを左右に振ってあげた。お乳の先で、中谷クンの小さな乳首を触ってあげる。そうしてわたしが感じ、中谷クンも感じる・・・。
「小百合さん、ああ、小百合、こんなことになって、いいんだね!」
<何よ、いまごろまだそんなこと云って・・・いいのよ!>
中谷クン、わたしのお股に手をあてて、弄りだしてきたんです。スカートの上から撫ぜだして、スカートをたくし上げてきて、パンティの上から撫ぜだして、お股の間のふくらんだあたりを指でさすってきた。
「ああ、中へ入れてぇ、手を入れてぇ・・・」
わたしは、ぎこちなく躊躇している素振りの中谷クンに云ってあげた。

     

中谷クンを待っていても、なかなか直接触って来ないから、わたし、おズボンを脱がしてあげ、ブリーフの中へ手を入れてあげ、棒を握ってあげた。中谷クン、ようやくわたしのパンティの縁を広げて、指を入れてきた。わたしは、中谷クンの胸に抱かれたまま、握ってあげた棒を根元の方へとむいてあげます。棒はもうビンビンに硬くなっていました。胴を握って先を親指でこすってあげる。ネバネバの液が滲んできて、ツルツルと撫ぜることができました。
「あっ、小百合サン、触る、触ってる、いいっ、いい・・・」

わたしはしゃがんで、中谷クンの硬い棒をお口に含んであげる。久しぶり、男のヒトの生棒を口に含んで舐めてあげる。中谷クンは立ったままで、わたしの髪の毛を撫ぜなから、わたしの好きなように、なすがままになっている。
「ぁああっ、小百合サン!ボク、初めてなんだ、ぁああっ!」
やっぱり中谷クン、初めてのことなんだ!わたしは、お姉さんになったような気分で、中谷クンを苛めたい!って思ってしまった。
「じゃ〜いつもひとりでやってるんでしょ、今日はわたしがやってあげる・・・いいでしょ?」
「ぁあっ、いい、いい、いい!」
中谷クンは、仁王立ちスタイルで、腰を突き出していました。

わたしは中谷クンの秘密を握った悪魔です。女の子との経験がないなんて、わたしはちょっと可哀想な感じがして、中谷クンを慰めてあげる。硬くなった棒を握って、しごいてあげる。棒を握った手を上下にスライドさせて、ぎゅ〜っと握ってあげる。柔らかい先の首をツルツルにして、舌で首筋を舐めてあげる。上下スライドをだんだん早くしてあげて、射精させてあげる。
「ぁああ〜でる、でる、ぁああ〜でるぅ〜!」
中谷クンのからだが硬直していくような感じがしてきたかと思うと、先っちょからピュンピュンと精子が飛び出してきた。

中谷クンは、バツ悪そうな感じで、しばらく体勢を整えていたんですよね、いきなりわたしを抱きしめにかかってきた。
「小百合、いいね、もう一回、こんどはボクだ、ボクがやってあげる!」
そう云って、わたしを素っ裸にして肱掛椅子に座らせました。中谷クンも素っ裸になった。肘掛椅子に座ったわたしの前に膝まづき、いきなりお股へ顔を押し付けてきました。わたしはお股を前へスライドさせて、膝を広げていきました。

     

中谷クンの唇が、わたしの下唇に重ねられ、舌先でわたしを舐めだしました。わたしは、中谷クンの頭を抱きながら、からだの芯に受ける刺激に、酔っていくようでした。
「ああっ、ああっ、そこ、だめ、ダメよ、いい、いいわ・・・」
中谷クン、お股に顔を埋めたまま、わたしのお乳に手を伸ばしてきた。両手を上げる格好で、お乳をつかみ、ぐりぐりと揉みだした。
「中谷クン、ああっ、ああっ、いい、ダメよ、ぁああ〜いい・・・」
わたしは目を瞑って、中谷クンの唇からの感触と手の感触を同時に味わう。下唇がグジュグジュと煮え立つのがわかります。どくどくと液体が滲に出るのがわかります。

中谷クンのお棒が、わたしのお股の真ん中に入ってきました。柔らかい先端の部分が挿入されたのがわかります。
「ああ〜そっと、そっと入れてね、ぁああ〜いい・・・」
「紫さん、ああ〜小百合さん、ああ、いい、入る、入る・・・」
「いれて〜ぐ〜っと入れて、ぁああ〜いい、いれてぇ・・・」
挿入されてしまうと中谷クンが優位になる。女の子って結局、男の子に征服されてしまうんです。
「はぁああ〜はぁああ、ひいかい、ボク、ああ、いい!」
中谷クンが童貞ちゃんを捨てた瞬間です。わたしは、久しぶりに味わう快感。

わたしの頭のなかを、妄想がぐるぐると巡っておりました。縄をかけられ身動きできないわたしを、中谷クンが犯してる・・・。
「ぁああ〜中谷クン、いい、いい、いいわよォ・・・」
「小百合さん、ボクも、ボクもいい、いい、ぐりぐりや・・・」
中谷クンが腰を前後に、わたしを押したり抜いたりしている。
「ああ〜中谷クン、もっと、ぁああ〜もっと激しくして・・・・」
「小百合さん、いく、いく、ぁああ〜また出そう・・・」
「だめよ、なかで出しちゃだめよ〜!」
わたしは、犯されている女の子。無理矢理縄をかけられて、犯されている女の子・・・。

中谷クンは、わたしを抱いたまま、硬くて熱い棒をわたしに挿しこんでは抜いて、挿しこんでは抜いて、そのスピードが早くなって、顔をしかめだした。
「ああっ、でる、でる、ぁああっ、でる〜!」
そう云ったかと思うと、一気に抜き去り、わたしの顔めがけて射精した。棒がピクンピクンと痙攣しているのがわかった。

     

中谷クンの初体験の感想を、数日後、大学のレストルームで会ったとき、わたしは聞かされた。
「こんなこと云っていいのかな・・・紫さんのからだって、やわらかいんやね、お餅みたいやった・・・」
「それで、どうなんよ、中谷クン、クンクン犬みたいに鼻ならして・・・」
「それで、ボク、紫さんのことが忘れられんようになってしまって・・・」
「それで、どうしたのよ?もっとはっきりいってよ!」
「それで、それでさ、つまり、なんていえばいいのかな・・・」
「それでそれでばっかりじゃわかんない、なによっ!」
わたしは、聴かなくってもわかる。中谷クンは、もう一度わたしとホテルへ行きたいのだってこと・・・。

「それで、もう一度、やりたいんだ・・・」
中谷クンは、ちょっと顔を赤らめていた。わたしの顔がまともに見れないんです。可愛いったら可愛いいんだけど、ちょっと男らしくないんだ、中谷クン。
「そうね・・・わたし、困ったわ、そんなこと応じられない、わたし、大変なことされてしまったんよ、中谷クンに・・・」
わたしの口からでた言葉は、心のなかとは裏腹でした。中谷クンを困らせようなんて思っていないんですが、わたしも素直じゃない。
「わたし、愛のないセクスなんて、いやなの」
「そりゃボクだって、そう思う・・・」
「じゃ〜愛してからにして、そうでないとわたし許せない・・・」
わたしは中谷クンに愛を求めたんです。

わたしたちの関係って、ナンなんだろうと思います。からだの結合、それだけが目的なわけではないはずです。愛。愛を求めて、愛っていったいナンなの・・・。その日の夜も、わたしと中谷クンは、ホテルへ行った。2回目だったから、中谷クンも少しは要領を覚えたようでした。ホテルの部屋へ入ってすぐ、待ちきれないといった風に、中谷クンがわたしを抱きしめてくれた。そうしてキッスをしてくれた。

男の匂いがした。わたしは目を瞑った。中谷クンの手が、わたしを弄りだしてきて、わたしはちょっと昂奮していた。唇を合わせ、舌を絡ませるって、感じるんです。からだが火照ってくるのがわかります。わたしは中谷クンの手で服を脱がされ、下着だけの姿にされました。中谷クンもブリーフだけの姿になって、わたしはブラをとられて、パンティだけの姿になった。

     

中谷クンは昂奮していた。まだ始まったばかりだとゆうのに・・・。わたしが竿を握って、皮をむいてあげて、摩擦してあげたら、すぐ出しちゃったんです。
「中谷クン、ぁあっ、もういっちゃたの!あぁあ、あ、あ・・・」
「あぁあぁ、オレって、だめだねぇ・・・」
中谷クンは、バツが悪そうな顔つきで、わたしに恥ずかしがりながら、云いました。
「ううん、いいの、何回でもできるでしょ、何回でもやろ!」
わたしの慰め方ってへんだったかしら、中谷クンにそう云ってあげた。

それから少しして、ふたたび抱き合った。二人がけのソファーに腰を降ろし、抱き合った。中谷クンが、わたしのお乳を弄りだし、わたしは中谷クンのお股を弄っていた。棒を軽く握ってあげて、握った手を上下にゆっくりと動かせてあげる。そうしてわたしは、中谷クンの手を、わたしのお股に導きいれて、弄るようにしてあげた。
「ああっ、ああっ、びっしょり濡れてる・・・」
「ああっ、中谷クン、壁をこすって、壁をこすりまわしていいのよ・・・」
中谷クンの指が、わたしのなかで蠢いて、指が奥までとどくように、ふとももを広げ、お尻を前へ突き出していきました。

「いれて、入れて、中谷クン、入れて・・・!」
わたしは、ソファーに仰向けに寝転んで、肘あてを枕にしました。中谷クンがわたしのふとももの間に正座して、大きな棒を、わたしのヴァギナにあてがい、ぐ〜っと挿しこんできた。
「小百合さん、ああっ、小百合さん、ああ、入った、入った・・・」
そういいながら、わたしにかぶさってきた。
「ああ〜ん、はぁああ〜ん、なかやくん・・・いい、もっと突ついて、ねえ・・・」
「ぁあ、大丈夫です、小百合さん、柔らかい・・・気持ちいい・・・ぁああ・・・」
「わたしもよォ、いいわ、いい気持ちよ・・・ぁああ、いいわ・・・」

中谷クンは、わたしを抱いて、ペニスを挿入することに、少しはなれてきたようでした。
「ああっ、もっと、もっと奥、ああ、中谷クぅン、もっと・・・」
「おおっ、こうかい、こんなに入れて、大丈夫なの・・・ぁああ〜いい!」
「ああ、中谷クンに乗ったげる、反対になろ・・・」
わたし、ムズムズ、痒いところへ手が届かない感じがして、わたしが中谷クンの上に乗る。中谷クンをソファーに座らせ、わたしが腰に跨って、抱きつくカッコウになりました。

     

ああ〜入ってる、奥まで入ってるww!!!。。。わたしは中谷クンの胸にしがみついて、お尻を前へ後ろへ中谷クンへ擦りつけるように動かしていきました。
「ぁああ〜いいわよォ・・・あああっ、いい、いいわょォ・・・」
「ボクもいいです、ぁああっ、いいですww」
「はぁああ、ハア、ハアぁああ、中谷クン、ぁああ、気持ちいい?気持ちいい?!」
わたしはお腹の真ん中が、ずきんずきんと脈打つ快感に酔っています。久しぶりに味わう感じです。わたしはえっちな女の子だって、つくづく思ってしまいます。

中谷クンのことを愛くるしく思う。中谷クンとセクスしていると、わたしのこころは満足してる。からだのなかを掻きまわされる感触が、わたしにはたまらない、好きなんです。さっき放出してしまった中谷クンは、二回目になると長持ちしました。わたしのからだって、徐々にしかあがってこないから、ちょうどいいんです。
「ああっ、中谷クン、いい、いい、いきそォ〜よ〜ああっ、いい、いく、いくwwわぁああ〜」
わたしはたぶんそんなお声をだしていたんだと思います。ずきんずきんと、オーガズムっていうんですね。からだが硬くなり柔らかくなり、筋肉が引き締まっていくのが無意識に感じて、弛緩する感覚がなんともいえない。

中谷クンが逝くのとわたしが逝くのが微妙にづれてしまったんですけど、いちおう満足を得たわたしです。果てたあと、急に恥ずかしい気持ちが出てきた。
「見ないで、そんなに見ないで・・・」
わたしがパンティを穿いてる姿を、中谷クンがじっと見てるから、わたし恥ずかしくって、見ないでほしいといいました。
「紫さんが好きなんだ、ボク・・・だから・・・見ていたい!」
中谷クンは、わたしを好きだといいました。うれしい、やったぁ!って気持ちです。

中谷クンは、おとなしい性質の男の子です。頭は切れるし、ハンサムだし、まあ、中谷クンを持ってて自慢はできる。わたしは、すこしづつ中谷クンの中味に興味をもちだしました。

     

わたしは、中谷クンを徹底的に探検してやろうと思いました。中谷クンのことを全部ぜんぶ知りたい!そんな気持ちがわいてきたんです。わたしたちって、お金がないから、ホテルなんて手軽に行けないじゃないですか。だから相互訪問することにしたんです。それから、スキン管理はわたしの役割です。だって、男のヒトって無責任だと思うんだ、女の子にとっては、やっぱ心配でしょ!

中谷クンのお部屋は、畳敷きの四畳半だったんです。こんなのを貧困学生アパートっていうのでしょうね。レトロなお部屋です。でも美術評論やりたいんだってゆう中谷クン、本棚には難しい本が並んでる。わたし発見したんです、SM雑誌とかSM写真集。あっ、中谷クン、興味あるんやっ!わたしは、ちょっと驚いたけど、やっぱ男の子だもんね、いいんですよ、わたしかてちょっと興味あるんやから・・・ね!
「紫さんのパンティ穿きたい・・・」
「じゃあ、わたし中谷クンのパンツ穿くの?」
「男と女の入れ替わりしたいねん、ボク・・・」
わたしには、そんな興味はありません。はっきり云っておきますが、わたしには・・・、男の子を苛めたいってゆう興味はあります。

「四畳半襖の下張りって、紫さん知ってる?」
中谷クンは、少し顔を赤らめていたようでした。わたしを抱くきっかけを探しているんです。
「ああん、聞いたことある、中谷クンのお部屋のことでしょ・・・」
わたしは、そういいながら中谷クンの膝へ倒れこんでいきました。中谷クンは、わたしの髪の毛を撫ぜながら、顔をまさぐってきて唇に指を当ててきた。そうしてわたしが着ていたセーターの裾から、手を入れてきて、ブラの上部からわたしを触ってきた。
「ああ、中谷クン、まだ、まだ、だめよ・・・」
わたしは、心にもないことを云うのです。ほんとうはもっと触ってほしいくせに、です。

中谷クンはあぐらをかいて、わたしは膝から下をくずして、抱き合い、ディープキスをしていきます。ああ、舌を絡ませるとわたし、急に感じてくるのです。ほんわか〜とした感じから、からだが萌えていくような感じになってしまうのです。中谷クンが、服を着たままのわたしの素肌をまさぐりだしてきて、そうして段々と燃えていくのです。

     

わたしたち、深〜いキッスをしたまま、服の上から体をまさぐりあい、裸になっていくのです。わたしは自分で脱がないことにしています。中谷クンの服も脱がしてあげない。つまり、わたしはお人形さんに徹するわけですww。で、ことばは使いますけど、言葉をだすお人形さんもありますよね。
「ふぅう、うっ、脱がしてぇェ・・・」
わたしは中谷クンを、魅惑の世界へ連れて行ってあげるんだから、わたしも一緒に連れてってよね。甘えるのが好きな女の子に徹してあげると、中谷クンはすっごく喜ぶんです。
「小百合、いい子だね、脱ぎ脱ぎさせてあげる・・・ね!」
深いキッスの合間に、会話を交わす・・・。お布団敷いた四畳半の狭い畳部屋で、わたしは裸にされていきます。

セーターが脱がされて、スカートが脱がされて、中谷クンが上半身裸になって、わたしはレースつき花柄ブラとパンティだけになる。お布団の上って気持ちいい!レトロな感じがして、わたし江戸時代の小娘、いいえいいえ文明開化のころの小娘・・・。
「小百合、好きだよ・・・」
「ああっ、あたいも中谷クン、好きよ・・・」
ブラのホックが外されて、お乳をまさぐってくると、わたし、強気な女の子からおしとやかに濡れる女の子になっていきます。こうしてわたしは素っ裸にされて、中谷クンも素っ裸になって、きっちりと抱き合ったまま、お布団の上に寝転びます。

わたしはお乳をなめられて吸われる。舌のざらざらした感触が、肌から体のなかへ滲みこんできます。わたしはお人形さん、中谷クンにはなにもしてあげない。そうしているうちに、中谷クンは、わたしの手を股間へと導いて、ペニスを握らせます。わたしは寝たまま、中谷クンがさかさまになってわたしに乗りかかってきます。6と9が合わさる格好になって、お布団のうえで、舐めっこしてしまう。
「もっときつく握って、舐めて・・・」
中谷クンは、わたしの顔のうえで腰を浮かせていいます。わたし、ふとももを開いて、顔が埋められてきて、お舌がくすぐりだすのがわかる。
「ぁああ〜もっと吸ってぇ・・・」
「ああ、吸うよ、吸ってあげる・・・」
チュっチュっと唇の吸う音をききながら、わたしは握った棒をしごいてあげて、先っちょを舐めていく。

     

中谷クンのお部屋は四畳半の畳敷き。わたしは、お布団の上で中谷クンのおちんちんを舐めてあげている。中谷クンは、わたしのお股をチュっ、チュっ、と音をたてて吸ってくれてる。わたしも音を立ててあげる。ぷチュ、ぷチュ、っと音を立てて吸ってあげる。中谷クンの腕は、わたしのお尻に敷かれ、わたしの腕は、中谷クンの腰に巻きつかせてる。
「ああ、いいわ、いいわぁ、いいわよォ・・・」
中谷クンのおちんちんは、硬い棒になってる。だけど先っちょって柔らかい。わたしは、唇で先っちょをすっぽり包んで、そのままお口の奥のほうまで入れてあげる。
「いい、いい、気持ちいいよっ!ああっ、いいっ!」
「わたしも、とっても、ふぅううっ、いい、いいわよォ・・・!」
そうして中谷クンがお布団の上に寝て、わたしが上になってあげる。

そうしてわたしたちって、お互いに持ってないモノを舐めっこして、入れっこしていくんです。恥かしさなんなくなってしまって、おからだのなかがグジュグジュになって、お股の奥がウズウズしてるのがわかるから、早く入れてほしい気持ちになるのです。
「小百合さん、入れてもいい、入れてもいい!」
「ぁああ〜中谷クン、いてれ、入れて、入れていいよォ!」
わたしたちお布団の上で抱き合ったまま、結合させていくのです。中谷クンがわたしの首に手を入れて、お乳の先に吸いつきながら、おちんちんをわたしに入れる。もうわたしのお壷はグジュグジュに濡れているから、中谷クンが入ってくると、急にいい気持ちが昂ぶってきてしまいます。

「ああ〜ん、ああ〜ん、はぁああ〜ん、もっと、もっとよォ・・・!」
「ぁああ、小百合、ぁああ、入ってる、グジュグジュしてる、ヌルヌルしてる、ぁあっ、気持ちいいよォ!」
「中谷クン、ぁああっ、そこがいい、ぁああん、もっと突いて・・・!」
「ぅうん、ここ?、これでいいの?」
「うううん、そこ、そこ、そこよ!」
「ぁああ、グジュグジュしてる、いいねぇ・・・!」
わたしは、中谷クンの首にしがみついて、からだのなかがグジュグジュになるいい気持ちに溺れていくんです。
「ぁああっ、出る、出るっ・・・!」
「わあぁああ、あたしもいきそ、いく、いく、いくわぁあああ・・・!」
中谷クンはスキンをすばやくかぶせ、そうしてグリグリ押し込んできて、一緒に果てていきました。

     














































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































小説

愛の狩人





HOME

かおり

かおり小説集目次



小説:愛の狩人

表紙目次に戻る