愛の日々
 1-3-
 23〜32 2006.5.13〜2006.7.29

    

-23-

わたしは、健一さんと週に1回ほど会うようになりました。会うとそのまま風火ホテルへ連れていかれます。わたしは、大学でのお勉強には手がつかなくなっていました。健一さんが名づける愛の調教に、のめりこんでしまったのです。
「言ったとおりの下着つけてきたやろね」
「うん、通販だといってもねぇ、買うの恥ずかしかったんよ」
わたし、その日は、紅いバタフライパンティを穿いてきました。細い紐で作られたTバック。ヘアーが隠れるように紅いハートのアプリが付いたTバックです。ブラはスケスケのレース地です。セーターとスカートをその上から着ているだけです。ブラなんて布の厚みがなくて、つけててもノーブラみたいな感じです。

     

「セーターをまくってごらんよ」
肱掛椅子に座った健一さんが、立ったままのわたしにいいます。わたしは、セーターの裾を持って、胴の部分だけ首後ろへ巻きます。そうすると胸元が露出してしまう。わたし、恥ずかしいです。へんな下着を着けて町を歩いてくるのも気が引ける感じで、恥ずかしいです。でも、健一さんの言いつけだから、わたし、従っています。
「ほおォ、乳首が丸見えじゃん、セクシーや、ねぇ」
健一さんは、立ったままのわたしを見据えて、批評します。わたしは、恥ずかしい気持ちになってきます。ああ、はだかのほうがいい、裸の恥ずかしさの方が、まだましだと思います。
「スカートをまくってみてよ、見ててあげるから」
ああん、わたし、膝上10センチのタイトスカートだけど、裾をもって引き上げようと思ったら、お尻までめくり上げないとだめなんです。わたし、健一さんの前だとはいっても、躊躇してしまいます。恥ずかしいです。

「さあ、スカート、めくってごらん」
ああ、健一さんは、わたしを許してくれない。自分でスカートをめくることに抵抗感じます。ああ、健一さんがまくってください・・・。わたしは、そう思いながら、スカートをめくりあげていきます。思い切って一気にめくらないと、めくれない。わたし、めくります。
「おおっ、いいじゃん、裕子にお似合いじゃん」
ああ、恥ずかしいよォ、紅いハートがついたTバック。わたし、胸をめくり上げたあと、スカートまでめくってしまって、健一さんの点検を受けていくのです。

「裕子は、大学生だよね・・・」
「うん、そうだよ、・・・二年生」
「大学生の女の子がさ、こんな下着つけていいのかね?!」
「ああ、健一さんが、言ったんじゃない、この下着にって・・・」
「なに、常識で考えろ、大学生だろ、勉強中だろ、こんな下着つけちゃってさ」
わたし、健一さんにカメラ向けられて、わたしの下着姿を撮られながら、言葉で叱られていくのです。
「うんうん、それにしてもエッチだな、裕子、紅いハートつけちゃって」
「ああん、健一さん、わたし、ああ、恥ずかしいんよォ・・・」
わたしは、健一さんの前で、下着をつけたままの半裸で、恥ずかしい思いにさせられていきます。

-24-

紅いハートがついたTバックだけになったわたしは、健一さんの点検を受けます。ええ、わたしのからだを隅々まで、ひとつひとつ点検されていくのです。もう、恥ずかしい気持ちになります。でも、この日は、最後までTバックを着けたままで点検してくれたので、少しは恥ずかしさもましでした。
「手を後ろへまわして、足を開いて」
健一さんは肱掛椅子に座ったまま、紅いハートがついたTバックだけで立っているわたしに言います。わたし、恥ずかしい気持ちだけど、健一さんにこんなふうにされて、うれしい気持ちもあるのです。
「ああ、こう、こうしたらいいの・・・」
「そう、胸を張って前へおいで」
わたしは、健一さんの目の前へ寄っていきます。健一さんの顔が、わたしのお臍のへんにあります。健一さんは、まだ服を着たままです。

健一さんが最初に点検するのは、わたしのお乳です。
「裕子のお乳、大きくなったかな〜」
右と左の手の裏を、わたしのお乳の下に当てて、裾から持ち上げるようにして揺すってきます。ぷるんぷるんと、わたしのお乳が揺れる。
「乳首が、さぁ、埋まってるじゃん」
<ああ、わたし、まだ感じてないのよ、からだゆるゆるよ>
「はぁあ、もっと、はぁあ、ぁあん」
手の平をお乳の裾野にあて、したから揉みあげるようにして、揺すり、握ってきます。わたしは、手を後ろに組んだまま、じっと耐えています。
「ほれほれ、裕子、たっぷたっぷだよ、ね、だれに吸ってもらうんだ」
健一さんったら、ぎゅっと握って、わたしの乳首を飛びださせるのです。

     

「さあ、裕子、自分でやってごらん、乳首をつまんで」
「ああん、わたしが?ああ、ああ・・・」
わたし、恥ずかしさを必死で堪えているのに、健一さんったら、自分で乳首をつまみだせというのです。少しためらってしまったけど、わたしは後ろで組んでいた手を、お乳に持ってきて、乳首をつまんでいきます。ぴりっぴりっと刺激が、ああ、刺激が伝わってきます。
「引っ張ってごらん、見ていてあげるから、ふたついっしょに」
ああ、健一さん、どうしてわたしに、意地悪するんですか。
「もっと、ぴゅっと引っ張ってごらん」
ああ、わたし、健一さんの手でやってほしい、ああ、見てないで、やって欲しい・・・。

そうしているうちに、健一さん、わたしのお臍を見ます。ごまが溜まってないかどうかを点検するんです。わたし、お乳を支えたままです。健一さん、わたしのお臍のまわりの皮膚をつまんで、お腹の柔らかさを診るんです。
「便秘してないか、お通じはいいのか?」
ああ、紅いハートが揺らめいています。ちょろと黒い毛が、はみ出ているのにわたし気づいて、隠したい気持ちで、赤面してしまう。
「ああ、おつうじ、あるよ、じゅんちょうよ・・・」
浣腸なんかされないように、わたし、異常がないことを伝えます。
腰をぎゅっと手で締めてきます。骨盤のところで絞って、そのまま脇腹へ這わせてきます。こうして健一さん、わたしのからだに触りながら、わたしをその気に、させていくのです。

-25-

「じゃあ裕子、ボクのものをおしゃぶりしなさい」
健一さんは肱掛椅子に座ったまま、わたしに言います。わたしは、言われるままに、健一さんのまえに膝を着いて、座ったままの健一さんのズボンのベルトを外し、ジッパーを降ろし、ブリフを腰から下げていきます。もうむっくり膨れ上がった健一さん。ブリフから出てきたペニスが、にょっきり立っています。
「裕子、好きだろ、なんてゆうんだった?」
健一さんの大きくなったペニスを、わたしに剥き出させて、挨拶をさせられるのです。
「ああ、は、いっ、お坊ちゃま、ああ、裕子の、お坊ちゃま・・・」
わたしは、ペニスの胴体を右手で軽く握って、お口をつけるまえに、ああん、ご挨拶させられる。恥ずかしい言葉を、言わなければならないんです。

「お坊ちゃま、裕子がね、剥いてあげるね、それから、おしゃぶりしてあげますね、ねっ、ああ、裕子の好きなペニスおぼっちゃま・・・」
わたし、大きいペニスをみただけで、どきどきしてるんです。暖かいペニスの先っちょが、ああ、濡れてるんです。わたし、言ってあげて、そうして舌先を出して、亀頭の先をぺろっと舐めてあげる。
「裕子、根元までしっかり舐めるんだよ、いいね」
健一さんは、お尻をぐっとせり出させて、ペニスが真直ぐ立つようにして、わたしに舐めさせ、お口のなかでじゅぱじゅぱ、じゅるじゅると吸わせるのです。
「ううっ、んん、はぁあ、いい・・・」
右手でお胴体を軽く握って、左手は根元を包むように置いて、亀頭をお口のなかに含まして、ちゅちゅっと吸ってあげる。

     

お胴体を握った右手を、上下に動かして、ペニスをしごいていきます。わたし、うずうずしてきます。ォ棒の皮が亀頭に被さるか寸前まで引上げて、それからぐぐっと引き下げて、雁首がきっちり出るようにして、わたし、雁首を舌先でぺろぺろ舐めて、亀頭をお口に入れて、舌全部で舐めこすってあげて、お胴体を亀頭から根元へ、根元から亀頭へ、唇で揉みながら舌でぺろぺろしていきます。
「おお、裕子、だいぶん上手になった、そう、唇と指の力をね、きつくしたり緩めたり・・・」
「ああ、はぁあ、あああ、ふうぅ、ふうぅ」
「そう、ぺちゃぺちゃ、べろべろ、そうだ、じゅるじゅる音を立てて・・・」
「あああ、いい、ああっ、おいしい、ああ、おしいいでちゅぅうう」

わたしが健一さんのペニスを、フェラチオしているあいだ、わたしは、お乳とか、首筋とか、ペニスを咥えた唇とか、健一さんが愛撫してきます。ああ、紅いハートのTバック、わたし、だんだんグジュグジュになってきているのに、触ってもらえない。
「もっと激しく、じゅぱじゅぱしなさい」
わたしは、唾をまぶして、ぺろぺろ、じゅっぱじゅっぱ、そうしてしごいて亀頭をてかてかにしていくのです。そうこういくうちに、わたしは、Tバックを脱がされ、健一さんに抱き寄せられ、腰に跨ぐようにされていきます。

-26-

肱掛椅子に座ったままの健一さんは、ズボンを脱ぎ、ブリフを脱いで下半身裸になり、お尻をぐっと前へ突き出して、わたしを腰へ跨るように導きます。
「なっ、裕子、わかってるよね、奥まで咥えるんだぜ」
わたしは、跨りしなに健一さんのペニスを咥える。お股の唇の中へ、健一さんの大きなォ棒を、含んであげるのです。わたしは、健一さんのペニスを握り、そおっと陰唇にあてがい、そのまま亀頭を咥えこんでいきます。わたしの気持ちは、もうぬるぬるです。じくじくするこころをです。
「はぁあ、ああ、はぁああ、いい、おくまで、よ」
わたし、チツに健一さんのペニスの頭を入れ、手を離して、そのままお尻を落としていきます。ぐりぐり、ぶすぶす、ああ、健一さんのペニスが、わたしのなかに入ってくる。硬いォ棒、ぎしぎしって音を立ててるように思える。

最初に入れて咥え込んでいくときって、息が高まり、挿しこんだ瞬間、ううううっ、って感じになって、わたしうっとりしてしまいます。
「ボクのゆうとうりに動かすんだよ、いいね」
「ぅううう、うん、ゆうとうり、ああ、ああっ」
わたしは、健一さんの肩に手を置いています。健一さんがわたしのからだを自由に触れるようにしておくためです。
「半分抜いてごらん、半分だけだぞ」
きっちり奥まで挿し込んだペニスを、半分だけ抜くように、わたしは命令されます。わたしは、膝に跨り、足を拡げて床に置いた姿勢で、お尻を上げていきます。じゅるっ、じゅるっ、ペニスが半分挿入させたまま、わたしは、静止しています。
「濡れぐあいは、まあまあだな」
健一さんは、そう評価しながら、わたしの乳首を唇に挟んで、キュッと咬みます。唇で咬んだまま、お乳を裾から握って、絞ります。

     

そうして乳首から唇を離し、乳首をきゅと絞り出しておいて、わたしに言います。
「そのまま、どすんと尻を落とす、そうしてゆっくりお尻を持ち上げる」
ああ、健一さん、わたしのお乳を握ったまま、わたしを感じさせようというのです。わたしは言われるままに、お尻をどっすんと落とします。健一さんの勃起したペニスが、グサッと突き刺さる感じで、わたしのチツ奥を突きます。わたし、ぐぐっと感じちゃうんです。そうしてゆっくり抜いていきます。それから、また、どっすんとお尻を落とします。何回も繰り返しているうちに、わたし、じゅるじゅるのお汁で、健一さんのォ棒の根元をグジュグジュに濡らしてしまうのです。

「次は奥まで入れたまま、ぐりぐりまわし、好きだろ、裕子!」
「ぅううっ、ふぅううっ、ふぅ、ううん」
わたし、ゆっくりローリングしていきます。健一さんのォ棒が、わたしのなかで、ぐるぐる踊る感じです。チツ襞がこすれて、鈍い刺激で、わたしをズキズキ感じさせてしまうのです。
「もっとゆっくり、大きくまわせ」
「ああん、はぁああん、ああん、ひぃいい、いい」
わたしの中で、ォ棒が踊り狂います。根元を固定させたまま、先っちょをぐるぐると動かせるんです。ああ、わたし、快感、いい気持ち、もうグジュグジュよォ、健一さん、わたし、もう、逝かせて欲しい!こころで言いながら、もっともっとして欲しい!って叫んでもいるんです。

-27-

わたし、健一さんの腰に跨って、ずっぽんずっぽん根元まで挿入したままで、めろんめろんな感じになっていって、健一さんにしがみついてしまいます。健一さんは、抱きしめるのではなく、わたしを垂直に立たせて、お乳を握って乳首を唇で、咬んできます。
「あああん、ああああ、はぁ、ふぅっ、ふぅっ、はぁあん」
「ねえ、いいだろ裕子、いいだろ!」
健一さんは。わたしのチツにペニスを全部挿しこんでおいて、わたしがめろめろになっている状態を聞いてきます。
「うううっん、ううっ、ああ、いい、ああ、いい・・・」
「裕子、グジュグジュだぜ、お汁がグジュグジュ出てるぜ!」
「はぁああん、だめ、ぁあん、そんなん言ったらだめぇ、あ、あ、ああっ」
わたし、もう逝きそう、健一さんのペニスが、わたしを真直ぐ下から、ぐいっ、ずぽんと挿しこんできて、グリグリしちゃうから、わたし、ああ、いい、いきそうになっています。

「裕子、もっと胸を張って、そうおっぱいを突き出すんだ!」
「はぁああん、ああっ、ああ、あああっ」
「そう、そうだ、おっぱいピンピンにするんだ!」
健一さんは、わたしを腰に跨らせたまま、ずぼずぼ、ぺちゃぺちゃ、じゅるじゅっるっと掻きまわして、わたしをアクメへと導いていきます。
「あああん、ああ、いい、いいっ、いく、いく、ああ、いくぅ、うぅっ・・・」
わたしは悦びの悲鳴をあげて、どんどんと昇っていって、お汁を垂れ流しているのです。健一さんの手指が、わたしのお口に入ってきます。歯をぐっと開かせ、指で舌を捏ねまわしながら、わたしの咥内を刺激します。お顔の口と、お股の口を、いっしょに可愛がってくれているんです。健一さんは、まだ射精しそうな気配がありません。わたし、ひとりで昇っています。ああ、健一さんは強いんです。

     

「あああああっ、いい、いい、いくいく、いいくうううウウ〜!」
わたしに絶頂が襲ってきて、わたし、歯をグッとかみしめて、昇っていく、ああ、わたし、逝かされています。
「裕子!いけ、イケ、逝けぇ!」
「うううわぁああ、がぁあああ、はぁああ、ううっ、ううっ、ぐぅううっ・・・」
わたしはオーガズムを迎えて、健一さんに抱かれたまま、意識朦朧で、深呼吸をしだして、ぐったりとなってしまったのです。

健一さんの射精はありませんでした。ペニスをピンピンに大きくしたまま、ぐったりしたわたしの中へ、納めたまま、わたしをようやく抱きしめてくれたのです。
「裕子、悦んでたね、ふふっ、少し休んで、また、逝かせるからね」
わたしは、夢うつつに、健一さんのささやきを聞いていて、ああ、もうからだが崩れ落ちていく快感に酔っているのです。
「じゃ〜ね、裕子、手を後ろへまわして、ねっ、こってり縛ってやるから!」
わたし、まだ昇っていった快感に酔っている最中に、もう次のプレイを仕掛けられるんです。

-28-

わたしはオーガズムを迎えてしまった余韻で、まだ朦朧としています。少し休ませてほしいと心で思っているけれど、健一さんは、射精してないから、昂奮状態が続いているんです。わたし、手首を背中にまわして、括られていきます。健一さんのお好みスタイルにされて、わたしはお料理されるんです。
「いいかな、裕子、写真も撮ってやるから、いい顔するんだぞ」
ああ、わたし、泣きたいくらいにズキズキ、メロメロにされちゃうんです。そうして写真に撮られるんです。
「ああ、わたし、ああ、好きにして・・・」
健一さんが撮る写真は、いつもわたしの恥ずかしい処が、ハッキリと写るようにされています。そうなんです、お股を拡げて、チツの中まで写してしまうんです。

わたしは、手首を後ろで括られたまま、あぐらをかく格好で床に座っているんです。そこへ健一さんが縄をかけてくるんです。足首を重ねて交叉させ、二重に縛ってしまうのです。余った縄をグルグル巻いて、結んで肩にかけ、そうしてわたしのからだを前屈みにさせて、手首でいっしょに括ってしまうのです。
「ああん、苦しい、ああん、苦しいよぉ」
わたしは、前屈みの姿勢にされて、お腹がよじれる感じで、息苦しくなっているんです。でもね、健一さんは、わたしを許してはくれません。わたしだって、いい気持になることには、抵抗はないんです。むしろ積極的にいい気持ちになりたいと思っています。ああ、正直にいいます。健一さんに縛ってもらうの、いやではありません。どっちかゆうと好きになってきたんです。

     

わたしを縛った健一さんが、わたしの後ろに座ります。わたしは、後ろから健一さんのおなぶりを受けるのです。正面に鏡があります。わたしは、鏡に写ったわたしの肢体を、見ることが出来るのです。ああ、恥ずかしいんです。自分の縛られた裸の姿を、それもお股を拡げたわたしです。でも、見るのは健一さんだけだから、わたし健一さんが好きだから、恥ずかしくっても見せてあげて、愛して可愛がってもらえるのんで、嬉しいんです。
「ああん、ああっ、あああん・・・」
健一さんが後ろから、わたしのおっぱいを握りだすのです。そうしてわたしのからだを、後ろの方へと寝かすんです。ああ、わたしの足首が、床から離れてしまうのです。
「いいね、裕子、たっぷり可愛がってあげるんだ、いいね」
「ああ、ああん、はぁああん、いい、いいよぉ・・・」
後ろから、わたしの姿を鏡に写して、健一さんのお弄りが施されていきます。お乳、お股、太腿、ああ、首筋、耳元、ああ、でもね、触って欲しいところを触ってくれないんです。お乳の先っちょ、お股の真ん中です。

ひとしきりお弄りされて、わたしは後ろのソファーの上へ抱きかかえられて置かれるんです。
「はぁああん、ああ、ああん」
わたしのからだが、ああ、お尻を突き出す格好で、足首が真上になってしまって、膝が思いっきり開いてしまってるんです。そうして健一さんが、わたしの前に座ります。床に胡坐をかいて、すわります。ああ、わたしの拡げたお股が、健一さんの顔の高さになっているんです。
「裕子、丸見え、いいね、恥ずかしくなんてないんだろ、裕子」
ああ、健一さん、わたし、恥ずかしい、恥ずかしいよぉ、ああ、見ないで、オネガイ、見ちゃだめ、ああ、だめ・・・。さっきオーガズムを迎えてしまったわたしのお股は、ぐっちょりに濡れてしまっているんです。ああ、陰唇がめくれて、チツのピンクの襞がね、ああ、丸見え、見えているんです。

-29-

健一さんは、わたしが恥ずかしくってお顔を真っ赤にしているのを見て、ズキズキしてくるんだといいます。足首を交叉させて括られて、胸元へぐっと引っ張り上げられたわたしのお股は、ああ、健一さん、見ないで、お願い、わたしのお股は、ああ、ふとももが真横に開いているんです。
「裕子、感じてんだろ、お触りする前から、そうだろ、ふふっ、触ってやるよ!」
健一さんが、わたしの恥ずかしがる真っ赤な顔を見上げるようにして、いいます。わたし、ぱっくり開いた陰唇まわりを、隠すことができなくて、健一さんを待っているのです。
「ああん、健一さん、ああ、ああん・・・」
健一さんは、唇をわたしのお股にくっつけてきます。陰唇を唇で挟んで、舌を溝にそって這わせます。
「あああっ、ああん、あああん、ああっ」
わたし、ずきんずきんと心臓が高鳴っている音が聞こえます。

唇でグジュグジュと揉むようにして、舌先で、クリを刺激してきます。
「ああ、はぁああ、ああん・・・」
わたしは、健一さんの唇と舌先の動きで、からだの中へ電気を流される感じで、ピリピリ、ズキズキ、なんともいえない感じに見舞われて、おからだを悶えさせていきます。
「裕子、いい気持なんだろ、ねえ!」
「ああっ、はぁああ、ひぃいい、ひぃいい、わぁあっ・・・」
健一さんの舌先が、わたしのチツに挿しこまれ、お乳に手がのせられて、揉まれていきます。わたしはソファーに置かれたまま、床に座った健一さんの手と唇で、とってもいい気持ちにさせられているのです。

     

わたしと健一さんとの愛を交わす時間です。わたしは健一さんに、恥ずかしい格好をさせられて、愛を注入してもらっているのです。
「ああん、はぁああ、ひぃいい、いい、いいわぁあ・・・」
ひとしきり唇と舌それに手を使って、わたしを可愛がってくれた健一さんは、次にはペニスを使って、わたしを可愛がって、歓ばせてくれます。
「裕子、入れて欲しいんだろ、ふふん、欲しいんだろ!」
「ああん、いれて欲しい、ああん、入れて、ほしいぃっ」
わたし、すでにめろんめろんな感じで、ズキズキしたからだが、健一さんのペニスを要求している。健一さんは、立ち上がり、そうしてわたしの横に立って、勃起したペニスを握り、わたしの頬をぺたぺたと叩いてきます。

「さあ、舐めろ、裕子、舐めて、舐めて、それからだよ!」
「あああ、はぁああ、いい、いいよォ、ああん」
わたしは、手首を背中で括られているから、ペニスを握ってあげられない。わたしは、唇を開いていきます。健一さんは、大きなォ棒を、わたしの口内へ挿しこんできます。そうしてぐりぐりっとまわしてきます。わたし、喉奥まで挿しこまれて、息ができないほどに呑み込んであげます。唇をぐっと窄ませて、健一さんがぐりぐりまわすのを受け留めていきます。
「じゃあね、裕子、入れてやるから、悦べよっ!」
ああ、健一さん、わたしの正面で、膝を床に着けた格好で、わたしのお股へ、勃起したペニスを擦りつけてくるのです。

-30-

ソファーにわたしはお股を拡げて立てかけられ、その正面から、健一さんが這入ってきます。
「裕子、お前も見てろ、オレのペニスが入っていくのを、よぉく見てろ!」
健一さんは、わたしの交叉させた足首を持ち上げ、そうして勃起したペニスの頭を、わたしに挿しこんできたのです。
「ああああ、はぁああっ、ああ、はぁああ〜ん」
わたし、窮屈なスタイルで、挿入されて、ああ、もうズッキンズッキンと、波打つ快感が、からだ中をめぐるって感じで、うううっとなってしまいます。いい、なんともいえないいい気持なんです。
「いいのか裕子、入れていくぞ!」
ああ、ぶすぶすとは這入らないんです。わたし太腿を拡げたまま、からだを立ててるから、ああ、真直ぐではないから、健一さんのペニスが、ぎしぎししながら、すこしずつ挿入されてくるのです。

「裕子、べっちゃり濡れてるから、ヌルヌル感だね、よく締まってるぜ!」
「ああああん、だめ、あああん、いい、いい、ああ、だめぇ」
わたしは、強烈な快感に見舞われていきます。ヌルヌルの襞の中へ、ぐりぐりぶすぶすと挿しこまれて、半分ほど埋まったところで、健一さんは、抜いてしまう。
「さぁ、もういちど、いくぞ!」
そういいながら、ふたたび、亀頭をチツにあてがい、ぐりぐりと挿しこんできて、先より深く挿しこんで止めるのです。
「あああ、あああっ、健一さぁん、んんっ、ぅううう、うぐうぅ」
「さあ、裕子、めくれてブスブス、ジュルジュル汁だぜ!」
「はぁああ、ひぃいい、はぁああ、ひぃいいいっ」
わたしは、顔をのぞけらせ、からだを微妙に震わせながら、ズッキンズッキンの快感を注いでもらっているのです。

     

「ああああっ、ああっ、あああ〜ん」
健一さんのペニスが、わたしのチツの奥まで挿しこまれて、わたしはその圧迫感を強烈に感じます。それが快感を呼び、膨れ上がって、わたしをグジュグジュにしていきます。
「おおっ、裕子、締まる、締まる、いいぞ!」
健一さんは、わたしを抱きしめ、根元まで挿しこんで、腰を左右に、上下に、小刻みに動かします。わたしは、その動作で、いちばん奥の襞をぐりぐりと抉られる感じで、ズッキン、ズッキンと快感が襲ってきます。ああ、もう、もう、二回目のオーガズムを迎えそうです。

わたしが逝きそうになると、健一さんはペニスを抜き去ります。そうしてわたしを頂上近くへ置いたまま、一呼吸の余裕を与えてくれて、ふたたびブスブスと奥まで挿しこんで、グリグリをします。
「ああああ〜ああああ〜はぁああん、いいい、いい、いかせてぇ〜」
わたしは、もう我慢できないくらいに昇っているんです。
「裕子逝くんだね、逝け、いいぞ、逝ってもいいぞ!」
健一さんの最後、ピストンのピッチが上がって、健一さんも射精寸前まで昇って、わたしもオーガズム寸前まで昇って、ああ、一緒にイクんです。
「ううう、ぐぅうう、ぐわぁああ、いい、いい、いくぅううう、うっ、うっ、ああああ〜〜!」
健一さん、ぴしゅんぴしゅんの射精が始まって、ぐぐっと硬直させて、わたしも一緒に痙攣させて、そうして果ててしまうのでした。

-31-

わたしは、健一さんに縛られて逝かされてしまうことを、拒否したことはありませんでした。わたしは、健一さんが好きでした。わたしを可愛がってくれる健一さんが好きでした。
「裕子は、オレの奴隷だね、そうだよね!」
健一さんは、よく、そのようにいいました。わたしは、最初いやな感じがしていましたけれど、そのうち慣れてしまったのだと思います。
「うん、わたし、ドレイでいいよ、いいようにしてね、健一さん・・・」
わたしたちの愛の姿は、からだで感じあうことでした。でも男の人って、飽きる、物足らない、ということがあるのでしょうか。わたしが言いなりになると思われたころから、健一さんを、理解できない人のようにも思えることがありました。

     

お会いして、ホテルへ行って、セクスをやって、そうしてお終い。最初の頃、レストランでお食事をしたり、長い時間、喫茶店でおしゃべりしたり、そんなときがありましたけれど、そのころは、会えばからだを交わらせるだけのような感じになっていたのです。
「ほらほら、裕子、もっと悦べ、もっと鳴け!」
ホテルの部屋で、わたしは縛られ、お股を拡げられて、身動き取れないようにされ、そうしてわたしが悶え呻く様子を写真に撮ったりする健一さんです。

「じゃあ裕子、手を後ろへまわせ!」
わたしは、素っ裸のまま、後ろ手に縛られていきます。手首を交叉して縛られ、胸を縄で二重三重に巻かれて、そうしてわたしを立たせたまま、しばらくほって置かれます。
「ああ、ああん、健一さん、わたし、座りたい・・・」
後ろ手に縛られたままのわたしは、恥ずかしくってモジモジしながら、いいます。
「奴隷が何をいってるのかね、女奴隷の品定めをしているんだ、じっとしてろ!」
健一さんは、ソファーに座ったまま、裸のわたしをじっと見つめて、そうしてカメラを構えて、わたしを写します。

「ああ、ゴシュジンサマ、わたしを可愛がってクダサイませ」
「どのように可愛がってホシイんだ」
「ああ、ゴシュジンサマのォ棒で、わたしをイカセテやってくださいませ」
「ォ棒とは、これのことか?!」
ああ、健一さんは、バイブレーターを手に持って、わたしに見せつけるようにして、訊ねます。
「ああん、ゴシュジンサマ、それも欲しいです」
「それって、何?」
「あああん、それ、バイブ、バイブレーション・・・」
「このバイブね、これでどうして欲しいってゆんだい」
「あああん、それを、ゆうこのおめこにいれてぐりぐりしてほしいデス」
わたしは、口に出すのも恥ずかしい言葉を、うわずった声でいいながら、健一さんに可愛がってもらうのです。

-32-

後ろ手に縛られて立ったまま、わたしは足を開くようにいわれます。わたしは、健一さんが云うように、足首を左右にそろそろと開いていきます。十分に開いたと思って立ってしまうと、健一さんは、もう一歩分開け、といいました。
「ああん、もう開かないよぉ、ああ、倒れちゃうよぉ・・・」
わたしは、健一さんがあぐらをかいて座った真ん前に、足を拡げて立っています。
「よしよし、それで動いたら承知しないぞ!」
「ああん、ゴシュジンサマ、裕子を、ああ、裕子に、ああ、おしおき、ああん、シテクダサイ・・・」
わたしは、かわいそうな奴隷です。健一さんの欲求を全部ぜんぶ吸い取ってあげる愛の奴隷です。ああ、いいえ、わたしだって、いい気持になって、からだの全てを満足させてあげるんですから・・・。

左手で黒毛を根元から掬い上げ、恥唇の先っちょが引っ張りだされる格好で、健一さんの手が留められます。
「ほうれ、裕子、ちょっぴり可愛いのが、見えるぜ!」
「ああん、ゴシュジンサマ、そこ、ああっ、舐めて、ほしいデス、ぅううっ」
クリトリスを剥かれているんです。ちっちゃな豆です。触られるとピリピリ感じる処です。
「裕子は、クリを刺激してほしいんだね、いい子だねぇ、おねだりするんだね!」
「はぁあ、ああん、ゴシュジンサマ、ああん、裕子のお豆を、ああ、舐めてくださぃ、ぃいいっ」
わたしは腰を突き出し、健一さんがお股の奥から手前へ、舌で掬いながら、先っちょを唇でつまんで、揉んできます。
「ああっ、ゴシュジンサマ、あああん、ああ、いい、いいですぅううっ」

     

クリを舐められ、唇で挟まれ、揉まれているうちに、バイブが奥の方へあてがわれ、指で恥唇を拡げられ、そうしてバイブの先っちょが、真下からぐりぐりっと挿しこまれてきます。
「はぁああ、ああん、はぁああん、ああっあああ〜!」
ぐぐっと挿しこまれて、抜き去られ、そうしてふたたびfぐりぐりっと挿しこまれて、わたし、ああ、もう、ずきずきになって、足を開いてられない感じです。何度か抜き挿しされて、わたしの芯からポタポタと煮汁が滴りだすころに、バイブの根元が括られて、わたしバイブを挿入されたまま、縄のパンティを穿かされるのです。

バイブの根元を括った紐が、前へ二本、後ろへ二本渡されて、ぐいっと腰へ引上げられて、括られてしまいます。
「ほれ、裕子、これで大丈夫、揺すっても抜けないぞ!」
「ああん、こんなの、ああん、外して、ゴシュジンサマ、ああ、外してクダサイ・・・」
わたしは、めろめろです。ようやく足を閉じてもよいとの命令です。わたしはバイブを挿し込まれたまま、足を閉じていきます。そうして立たされたまま、バイブのスイッチが、アア、電気スイッチを入れられてしまうのです。
「あああっ、ああん、だめ、ああっ、だめぇ・・・」
スイッチが入れられたとたんに、わたし、ぐりぐり回る感じのバイブの刺激で、堪えきれないほどの快感を注入されていきます。健一さんは、わたしの顔を見上げ、おっぱいを掴んで、揺すってきます。

健一さんとの関係が、このまま続いていいのかしらと、思いだしたのは、わたし自身が怖くなってきたからです。わたしは、健一さんと別れる決心をしました。健一さんは、わたしのことを公表するといいました。沢山撮られた写真を、インターネットで公表するというのです。わたしは、恥ずかしい気持ちになったけれど、実在するわたし自身がわかるわけではないから、それも仕方ないと思いました。

けっきょく、健一さんは、わたしをお遊びの道具として、扱っていたのだと思います。

(愛の日々終わります)




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愛の日々





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小説:愛の日々

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