美和の愛欲
2024.12.8〜2024.12.12
美和の愛欲
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<愛欲部屋の美和>
大森美和が京都へやってきたのは、東京でのOL生活に疲れ、心の病んで退職したからです。心の癒しを求めて、お寺巡りをしてきて、立ち寄ったのが京極商会という書店と画廊のビルでした。京極商会というビルは、三条小橋をあがったところにあって、地下が居酒屋、一階が書店とショップで二階が画廊、三階と四階があるけれど、その階は一般には未公開、スタジオと居室があります。
「旅人さんですか、ようこそ、この絵なんか、ご興味ですか?」
コートを脱いだ美和が見入っていたのは、エッチな日本画でした。乱れた着物姿の女子が、あられもないポーズで、肌を半分露出した妖艶な絵です。美和に声をかけてきたのは、オーナーの村木和夫(50)です。
「ええ、東京から、新幹線でお昼過ぎにきて、清水寺へ行った帰りです」
大森美和は27歳、京極商会という名前は、雑誌の広告で知っていました。エロスを扱う書店と画廊のこと、広告をみた美和は、心がときめいたのです。仕事は総合商社の総務部でのOLです。美学、そういえば、と美和は思ったのです。大学は東京でしたけど、美学を専攻してきて、大学院を終えて美術館で学芸員の仕事を求めたけどダメで、総合商社の総務部で三年間、OL生活を送ってきたところです。
「そうなの、退職なさって、癒しの旅行に、京都、そうですか」
「ええ、しばらく、京都で、過ごそうかとも思っているんですけど・・・・」
コートを脱いだ美和を、清楚な女子、洗練された女子、と見た村木は美和を京極商会のスタッフにしたいと思ったのです。
「はい、ありがとうございます、四階が空いているんですか、そうですか・・・・」
今夜は街中のホテルに泊まる美和ですが、明日からの宿泊先は未定です。実は京極商会ビルの四階は檻がある部屋、女が軟禁される部屋、黄泉の国とはいえないけれど、からだとこころが癒される、行き場を失った女子が救援される部屋でもあるのです。世間では、この部屋のことを<愛欲部屋>と呼んでいます。あいよくべや、封印された男と女の関係を、実現するべく開放空間、いやはや閉鎖病棟とでもいえばいいかも知れません。三階はスタジオ仕様で、映像制作の現場、モデル撮影、アダルト作品を創って販売するのも京極商会の仕事の一環です。
「履歴書を持ってまいります、あした、面談、よろしくお願しいたします」
「大森さん、じゃあ、あした、三時に、事務所へきてください」
村木和夫は映像ディレクターの仕事もこなしていて、京極商会の書店に置く書籍の選定や画廊の企画展を監修する立場です。ある大学で非常勤講師を務める身でもあります。
「見た感じ、いい女だろ、いい作品ができそうだな、康介くん!」
大森美和との会話中、立ち会っていた責任者でもある大野康介(35)に、村木和夫がにんまり、告げるのです。
「いい女ですね、憂いあり、可愛さあり、学歴もありそう、ですね!」
大森美和を軟禁して調教する、その過程を映像にして、写真集にもできるしビデオ作品にでもできると。作品制作グループのリーダーでもある大野康介の思いです。
美和の愛欲
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翌日の午後三時、大森美和(27)が京極商会ビルの村木和夫(50)を訪ねてきます。普段着、とはいっても旅行中の美和です。履歴書を書いて、フレアスカートにブラウス、コートを脱ぐと赤いカーデガンを羽織った洋装です。
「もってきました、わたしの履歴書、よろしく、おねがい、いたします」
事務所はビルの一階、書店とショップの奥に二坪の部屋です。美和の履歴書を受け取った村木は、ざっと目を通し、問いかけます。
「女子大の大学院で、美学研究、ですか、それはそれは、耽美に興味ですか」
「仕事は丸の内でオフィスガール、三年間、勤めましたけど、将来のこと思うと・・・・」
「アートに触れたい、アートディレクターをやりたい、そういう希望ですか」
「そうですね、耽美な、というかエロスな世界を、表現したいと思っていまして・・・・」
「そうだね、ここで扱う世界に、興味あり、からだを張って体験しますか?」
「わたし、生きるの、困っている感じ、もっといろいろ知りたいんです・・・・」
「わかったよ、大森美和さん、モデルもOKとの契約書、交わしましょう」
美和は、スーツケースひとつ、着替え類をもっただけの荷物で、今日から京極商会の四階に間借りすることになりました。
<なにかしら、なにがはじまるのかしら、ああ、いいひといないかなぁ・・・・>
四階までは荷物を運んだりするための小さなエレベーターがあります。ゆっくりスピードの時代遅れなエレベーター、美和は村木に付き添われ、四階へ案内されます。
「まあ、ようこそ、大森美和さん、お気に入りになるかなぁ、特別室ですよ!」
エレベーターの前は廊下スペース、その前にドアがあり、ドアを開けると、廊下があって襖で仕切られた和室、六畳、畳の間、一号室、ここが美和が寝泊まりする部屋です。四階にはこのスペースの部屋が三つ、一号室、二号室、三号室です。レトロな畳部屋です。昭和の30年代に建築されたという四階建て、京極商会ビルです。部屋に荷物を置いた美和は、三階のスタジオへと案内されます。昨日には二階の画廊まででしたが、三階のスタジオへは初めてです。
「第一スタジオ、第二スタジオ、明るい部屋と暗い部屋、わかりますか」
畳換算で32畳の第一スタジオ、壁は白、明るい部屋です。16畳の第二スタジオは、ダーク基調のアンティークな装い、美和には、ハッと驚くお道具が、置かれてあったのです。
「撮影用です、雑誌のグラビアとか、それだけじゃないね、実演とか」
村木は、ここでアートディレクターを志望する大森美和(27)に、見せてしまうのです。美和の反応を観察している村木和夫。美和が驚きの表情で、じっとダーク基調の第二スタジオを眺めているのを、観察です。
「ええ、ちょっと、びっくり、です、写真や映像では、見たことあるけど・・・・」
SMの写真や映像で使われる道具たち、女が拘束されて辱められる道具たち、美和は、目を反らしたいけど、内心、見たい、触ってみたい、使われてみたい、卒倒しそうなほどに、心が高鳴ってくる感じなのです。
「まあ、まあ、美和さん、これからが、楽しみですね、いいですね!」
「はぁああ、わたし、なにか、まちがってるのかしら、わけわからない・・・・」
美和の仕事は、画廊の管理補助、それに書籍とショップの管理補助、補助というのは数名いるアルバイト女子のリーダー役です。
美和の愛欲
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レトロな畳のお部屋は六畳です。美和がスマホで動画を観ているとき、村木からLINEがはいり、どうしているのかと訊ねてきて、部屋へ行きたいというのです。午後五時です。三時に京極商会へやってきて、入会手続きを終え、自室に割り当ててもらった一号室にいる美和です。
「はい、村木さま、どうなさいましたか・・・・」
「いや、美和さん、キミに会いたくて、プライベートだけど、会いたくて!」
「ああ、村木さま、わたしを、どうなさるんですか・・・・」
「キミと親しくなりたいんだ、キミ、独身、彼氏なし、そうなんだろ」
「そうですけど、わたし、はい、村木さまには、採用していただいて、感謝です」
美和は、くつろぎの部屋着に着かえていて、スリップにカーディガンを羽織っただけ、村木のまえで、隠すこともないと思って、昭和時代の透けたスリップ、ブラはしていません、薄いショーツを穿いているだけです。
「ああ、だめですよ、村木さま、いきなりなんて、準備できてない、です・・・・」
襖が閉められた六畳の間、箪笥があり、鏡台があり、文机があるけれど、まだ殺風景な畳部屋です。村木和夫が、いきなり、美和を抱きにかかってきたのです。
「いいんでしょ、美和さん、飢えてるんでしょ、男に!」
露骨に言われて、美和、無理な抵抗は思ってないけど、受け入れる男としては、まだ村木を受け入れていません。
「ああ、村木さま、だめです、ああ、おっぱいなんて、ああ、だめですぅ・・・・」
立ったまま抱かれて、スリップのうえから胸をまさぐられる美和です。カーディガンを脱がされ、スリップの肩紐をはずされ、乳房へ直に手を当てられ、その冷たさに身震いしてしまう美和。男の性行動には不慣れな美和です。そんなに多くの男と寝たことはありません。経験が乏しい美和です。
「あったかいねぇ、美和ちゃん、ああ、柔らかいねぇ、いいねぇ!」
「ああ、だめです、村木さま、ああ、ああ、だめ、ですぅ・・・・」
からだをかたくなに閉ざしているわけではないけれど、戸惑い、羞恥、まだ明るい窓の外、美和は、そのまま畳の上に座ってしまったのです。女の太腿が、女のからだが、村木は衝動をおさえることができません。畳の上に仰向けさせた美和を、ショーツを脱がし、シュミーズだけの裸にしてしまって、交合するのです。
「ああ、だめ、村木さま、ああん・・・・!」
「いいねぇ、美和ちゃん、柔らかいねぇ、またぐら、いい、いい、いいねぇ!」
仰向いた美和に覆いかぶさるようになる村木が、下半身を裸にし、もう勃起させてしまったチンポを、美和の太腿になすりつけ、その太腿をひろげさせ、その真ん中に座り込み、勃起させたチンポを、美和のヴァギナに挿し込むのです。
「ああ、ああ、村木さま、ああ、ああ、だめ、ああ・・・・!」
「ううっ、いいねぇ、美和ちゃん、おめこちゃん、いいねぇ!」
まだ濡れきっていない美和のヴァギナへ、勃起チンポを挿し込む村木。畳に仰向いた美和に覆いかぶさり、太腿をひろげさせ、膝を肩に担いで、男を女に挿し込む村木です。
美和の愛欲
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美和が自室にさせてもらった京極商会四階一号室へ、その部屋の名は<愛欲部屋>と呼ばれています。そこへオーナーの村木がやってきて、男と女の関係が結ばれます。美和は東京でOL生活を送っていた三年間、男と抱きあったことがなく、もっぱら自慰で過ごしていました。大学院にいたころ、准教授だった男と関係しあっていました。でも、院を卒業してからは准教授とも別れて、武蔵野の1Kマンションに暮らしていたのです。
「ああ、村木さまぁ、ああ、だめ、いい、ああ・・・・」
久しぶり、三年ぶりの男との交わりセックスに、美和は戸惑いながらも、からだが反応していくのです。
「美和ちゃん、いいからだしてるねぇ、やわらかいねぇ、いいよぉおお!」
「ああん、だめ、あああん、いい、うう、うう、うう・・・・」
畳の上に仰向いた美和に、村木が覆いかぶさり、美和は抱かれながら乳房をなぶられ、勃起したチンポをヴァギナに挿入されているんです。呻く美和、27歳、まだセックスには戸惑っていますが、処女ではないし、OLしていた時にも頻繁に自慰をやっていたから、からだは反応していきす。
「ああ、ああ、ああっ!」
「いいよぉ、ヌルヌル、美和ちゃん、すごいね!」
「いやん、ああん、村木さまぁ、だめ、だめ、うう、うう・・・・!」
「ふふふふふ、コンドームつけて、中出しだよ!」
「うう、ああ、ああん・・・・」
村木がコンドームをつけたあと、一気にピストン運動スピードを速められ、美和がのぞけるように反応です。気持ちいい、美和、オーガズムを迎えだす美和、27歳、こころ病むOLあがりの大森美和です。
「おおお、いいねぇ、美和ちゃん、おおおおお〜!」
「はぁああ、ああ、ああ、ああああ〜〜!」
美和は、ヴァギナのなかで痙攣する村木のチンポに、喜悦の声をあげてしまって、アクメにのぼってしまったのです。白い半透けのシュミーズだけの美和を、射精をおえた村木が、横たわる太腿丸出し、乳房丸出しの妖艶な女の肢体に見入ります。美和は、村木和夫の視線に気づき、ハッとからだを起こして、身づくろいして、おんな座りした美和です。美和の肢体は、太腿が根元までが見えます。美和の傍に座り込んでいる村木が、美和の太腿に手を置いてきます。
「いい声、だして、呻いていたんだよねぇ、美和ちゃん!」
「ええっ?!、いやだわ、村木さま、わたし、ああ、どうしましょう?!」
「いいんだよ、ここにいたら、まあ、ご奉仕していただくけど、ねっ!」
美和は、村木に背中をみせて、畳に座ったままショーツを穿くのです。お尻を上げ、穿き終わって、赤いカーデガンを羽織ります。
「今夜は、スタジオで、七時から、緊縛ショーがあるので、見学しなさい」
村木が、美和が恥ずかしそうにうつむいて、恥じらい、もじもじ、している肢体を見て、愛を感じます。画廊が主催の緊縛ショーが行われるので、見学するよう美和に告げて、村木は美和の部屋から出て行くのでした。
美和の愛欲