淫らな別荘
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 1〜8 2021.2.14〜2021.2.24

 

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山村和也が、街で声かけ別荘へ連れてきた大島由梨は、遊びなれていない野暮な女子、大学生三年生の21歳です。
「それで、ここで、ユリちゃんと、楽しみたいんだよな、わかっているよね」
「はい、お車のなかで、お伺いしましたわ、わたしの、パトロン」
山村和也は、親からの相続で、琵琶湖畔に別荘をもっていて、本職は絵描きです。絵描きといっても有名ではなく、事業家の一人息子だから、お金はあるし、絵描きとしての才能もあります。とはいっても家系が絵描きではないから、絵画界へのツテがない。
「好きになってしまったよ、ユリちゃん、好きだよ、いいね」
乗っているのはレクサス、由梨は街で声かけられ、喫茶店で話を交わして、芸術家でイケメン男子の和也に好意をいだいてしまって、興味津々、セックスしてもいいなぁ、と思いながらレクサスで琵琶湖の湖畔の白い館へ来たのです。
「そうなんよ、別荘にして、週末、いや、最近は使ってないんだ」
600平米の敷地、その真ん中に建てられた二階建て、ウッドデッキがあり、バーベキューができる芝生があり、部屋は全部で五室、200平米の洋館です。玄関に入って応接になっている部屋の壁には、若い女性のポートレート、日本画タッチで描かれた絵画の作者は、和也そのひとです。和也は32歳、大学が芸術大学だったので、芸術やっている知りあいもいて、京芸会というグループ活動もしているところです。
「上手ですねぇ、きれいな女の人、わたしくらい?、わたしも、描いてほしい」
由梨は21歳になるところ、大学の三年生です。山陰地方の実家からの仕送りとバイトの日々です。ワンルームマンションで暮らしているけれど、彼もいなくて、刺激がなくて、少し引きこもりになっていた矢先でした。
「そうだね、描かせてほしい、キミのような清楚な女子が、ぼくは好きだから」
月額20万円の契約で、モデルになってくれないかと、由梨は申し受け、半信半疑で、引き受けることにしたのです。月額20万というのは、女ひとり、生活費一切を賄える金額でもあるので、由梨としては嬉しい気持ちです。いやな男の人ではない、イケメンだし、優しい感じだし、絵描きさん、なんだか由梨には信じられない気分です。午後五時を少し過ぎたところです。
「いい女をゲットした、午後八時に集合、よろしく」
和也が相棒の二人にLINEで連絡します。和也には、別の目的もあったのです。連れ込んできた由梨を、男三人と共有して、セックス三昧して、ビデオに撮り、DVDに仕上げ、豪華本に仕上げて、稼ごうというのです。和也は、まだ磨かれていないすっぴんな由梨だけど、顔立ちよく美人顔だし、その気にさせて、SM女優としても使える、との魂胆。別荘はそのためのスタジオでもあるのです。

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応接部屋のソファーに座っている由梨を、和也が立たせます。
「ユリちゃん、ここではなんだから、奥の部屋へいこう」
「はい」
従順な由梨です。和也に肩を抱かれてドアの前に来て、ドアをひらかれ、スタジオに導かれます。八畳の広さ、濃厚な壁面で、黒いフローリングです。ロココ調な装飾が施されたセミダブルのベッドがあります。ふわ〜っとしたピンクの毛布が折り重ねてあり、傍には引き出し付きの電気スタンドがあります。
「いいでしょ、ユリちゃん、ここは、愛の部屋、だよ、あいのへや、わかる?」
「あいの、へや、なんとなく、わかります、ああ、やまむらさん」
抱かれていた肩をぐっと引き寄せられ、抱かれてしまう由梨。
「ああ、ああ、う、う、うっ」
和也は、無言で、由梨を抱き、キッスしてやります。この部屋にまで来た女には、躊躇なく導いてやるのが鉄則、これまでの獲物はこうしてゲットしたのだから、和也は、もうディープキッス、ぎゅと吸ってやり、舌を挿し入れ、由梨に絡まさせます。ブレザーを脱がして、ブルーのセーターにジーンズ姿の由梨を抱き、キッスを交わしながら、耳たぶから毛の生え際を撫ぜてやります。由梨がからだの力を抜いてきて、なされるがままになります。最初だから、裸にしてやるのは男の役目、と和也は思っていて、暴れたら縛り上げてしまうだけ。セーターを脱がしにかかると、
「ああ、ああん、だめ、いや、あああっ」
放心したような鼻に抜けるよがり声を、由梨が洩らします。和也が、興奮します。うぶでカワイイ女のよがり声を聞くと、下腹部がじ〜んとしてきます。セーターを脱がして、ジーンズを脱がして、インナーだけにしてしまいます。地味な、白い、無地のブラにショーツ姿です。暖かい由梨の腹部を触ってやり、ブラの肩紐をはずして乳房の半分を剥き出してやります。
「うん、うん、カワイイ、きれいな肌、ユリ、すばらしい」
「ああん、いやん、だめ、ああ、恥ずかしい、ああ」
由梨のさえずりは、少し甲高い音色で、鼻にかかる濁音で、溜息のように唇から洩れてきます。和也は、シャツにトランクスの姿で、由梨のブラをはずして乳房を露出させます。ぷっくら、ボリュームある乳房です。和也は、左腕を由梨の背中にまわし、右手で乳房をまさぐります。立ったまま、ベッドの傍らで、抱きあっている和也と由梨です。左の乳首を中指の爪で引っ掻いてやる和也。右の乳首を唇にはさんでもぐもぐ揉んでやります。まだ、股には、触れてやりません。
<ああ、どないしょ、ああ、かんじる、ああ、だめ、どないしょ>
「ううっ、ふぅうう、ううっ、あん、あん、だめですぅ」
ジ〜ンとからだの芯が痺れてくる感覚を、21歳、まだ未熟な女子ですが、痺れを感じます。そうして由梨はショーツだけにされて、ベッドに寝かされてしまいます。

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クンニしてやったり、フェラさせたり、シックスナインをやるまえに、由梨に一発かませてやらないと、由梨という女の素の味がわからない、と32歳の和也は思うのです。ベッドに仰向けたショーツを穿いただけの由梨。和也が、あらためて由梨をじっくり眺めます。
「ああ、どうなさったの、ああ、そんなにみないで、ああ」
仰向いた由梨が、まだベッドの傍に立っている和也の目線を感じて、乳房を腕で隠してしまいます。
「ううん、ユリ、きれいだ、かわいい、とっても、だ」
性急に攻めるのは女心を開かせられない、ゆっくり花開くのを弄ってやって待ちながら、一気にやってしまうのです。和也が、ベッドにあがり、由梨の横に座ります。シャツを脱ぎ、トランクスだけになります。
「ああ、やまむらさま、ああっ」
由梨のショーツに両手を伸ばした和也の指が、腰のところに入ります。そのまま、ショーツを脱がせる和也の手です。陰毛があらわれます。和也は、どっきり、白い肌の恥丘に盛られる黒い毛に、情欲を覚えるのです。太腿のつけ根までショーツを脱がせて、陰毛にかぶせた左手の指を股間へおろします。
「あん、ああっ、あ、あ、あ、あっ」
柔らかい陰唇の感触に、和也が生唾を呑み込みます。由梨の膝を起こさせ、その前へ和也がまわります。太腿にあるショーツを脱がしてしまいます。和也がトランクスを脱ぎ、由梨の膝をひろげてやり、太腿のあいだに正座する和也。ちんぽの根元を右手指に挟みます。亀頭を由梨の陰唇にあて、ビラビラをめくってそのまま、ぶっすと亀頭を挿し込んだのです。
「あっ、いたっ、あん、ああん、いたい」
由梨が呻き声を洩らします。挿入されて、痛がっている由梨。和也は由梨の呻きを聞きながら、亀頭からの感触を、じ〜ぃいんと味わいます。わかります。少し濡れた感触です。そのまま陰茎をぐっと挿し込みます。硬い、ぎゅっと絞めつけてくる感触に、和也は、処女かと思うほどです。
「いたいのか、ユリ、初めてじゃないんだろ、ユリ」
「ああ、ああん、じゃないです、でも、ああっ」
何年ぶりの男のちんぽなのか、由梨には遠い思い出のなかでの男とのセックス。そんなに頻繁ではなかったし、数回の経験で、縁遠くなってしまって、たまにオナニーをするくらいです。
「ああ、ああ、やまむらさま、あああっ」
由梨の脳裏には、乗せてきてもらったレクサスが浮かんで、甘味な感触を覚えるのです。和也は、ぶすぶす、なんどか挿し抜きで、ぬるんで湿ってきた由梨を、乳房をゆすり、裸体を抱いて、その柔らかい硬さに、ちんぽビンビン、スタンドテーブルの引き出しからスキンを取りだし、射精のまえには、それをつけて中出しします。由梨は、呻き声を洩らしているけれど、アクメには届いていないようで、大きなうねりにはなっていない、まだ女のオルガズムを感じるには経験が浅い由梨なのです。

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ベッドのうえで仰向いた大島由梨を、正常位で行為している山村和也がスキンをつけます。抱かれて、まんこにちんぽを挿し込まれていた由梨は、手をひろげ、膝をたて、太腿をひらたまま、顔を壁のほうに向けています。
「きもち、いいんやな、そうなんやな」
ちんぽにスキンをつけながら、和也は余裕たっぷりという感じで、由梨に声をかけてやります。なにか会話をしてやらないと、と男の和也は思うのです。目線を、由梨の股間から、乳房へ、顔へと移します。由梨は、なにをおもうのか、反応してこない、じっと白い裸身をひろげ固めたままです。
「あ、あ、あっ」
和也が、ちんぽを膣に挿し込むと、かすかに空をつかむような声を洩らしたのです。和也は、もうぬれぬれになった由梨の膣へ、なんなくぶすっ、ぶすぶすっ、手を由梨の胸横について、腰を前へ後ろへ、ちんぽを挿して抜いて、男と女の交わりをおこなっていきます。
「ああっ、はぁあ、ああっ、ああっ」
ぶすぶす、和也の挿し抜き動作が速くなり、一気に射精へと昇ります。由梨は、上半身をくねらせ、呻くというより叫びの声をあげていき、和也の痙攣を受けとめます。
「ああああ、あ、あ、ああっ」
裸身に力を込めていた由梨がぐったり、ちからを抜いて、放心状態になり目を閉じ、目尻には涙をためていたのです。和也は、スキンをはずし、裸のままベッドから下りて、由梨が身に着けていたインナーをベッドの上に置いてやり、八畳のスタジオから退出したのです。由梨はしばらく放心状態で、裸身のままベッドに仰向いていたけれど、起き上がり、ショーツを穿き、ブラを着け、ベッドから下り、セーターを着け、パンストは穿かずにジーンズだけを穿いて、おそるおそるの気持ちで、ドアをひらきます。
「どうした、ユリちゃん、よかったんやろ、すきだったんやな」
「ああ、やまむらさん、わたし、わたし」
「まあ、こっちへおいで、友だちが、まもなく来るから、ねっ」
壁に掛った時計はもう七時半を過ぎています。セックス、ベッドうえで、一時間少し、21歳の由梨は32歳の和也に、裸身を愛撫され、秘密の唇をひらかれ、濡れだした膣の襞をこすられて、わけわからない感覚に導かれていたのです。服を着つけた身体のうちがわが、緩んでいて、ほんわりなふくらみを感じる由梨。チャイムが鳴って、和也が玄関へ出向き、ドアが開閉する音が遠くから聞こえて、男の声が由梨がいる応接間に届くのです。部屋へ入ってきたおとこの目線が、由梨に届きます。まだ立ったままの男二人が喋ります。
「おお、この子かい、女ってゆうのは、別嬪さんじゃない、カワイイ」
「こんにちは、いや、こんばんは、これから、酒盛り、料理、持ってきたぜ」
男の名前は、斉藤裕也と大木浩一で、和也とは大学時代からの友だち、ということです。斉藤はスポーツマンタイプで背が高くて筋肉質、大木はデスクワーカータイプで少し小柄な肥満体です。

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山村和也の別荘は、琵琶湖畔の白い館、600平米の敷地に200平米の洋館です。大島由梨(21)が街中で声をかけられて言い寄られ、レクサスでドライブした後、ここへ連れてこられた。そのつもりで来た由梨は、和也のいいなりにセックスをしてもらって、くつろぎはじめたところでした。和也の学生時代からの友だち二人が、白い館にやってきて、宴会、パーティー、男三人が、女一人を囲んでのパーティーが始まったのです。午後八時、16畳の広さの応接間、明るい部屋、由梨は21歳、大学四年生、青いセーターにジーンズ姿、黒い髪の毛は肩まで、でも美人顔です。磨かれてはいないけれど、素顔自体が可憐顔、整っていて、男の心をキュンとさせる女子です。
「だってさぁ、女の子って、やっぱ、男に興味あるんでしょ、ユリさん」
「まあ、それはそうですけど、でも、わたし、あんまり」
「かわいいなぁ、こんなかわいい子は、好きなはずなんだけど、なぁ」
由梨はハッとして、自分の心を見透かされた感じで、顔を赤らめます。和也がすでに由梨と、セックスしたことは、まだ男二人には言っていません。
「まあ、まあ、ユリちゃんは、ワインかな、飲もうぜ、かんぱい!」
男三人、和也は32歳、斉藤裕也も大木浩一も32歳、まだ独身、それぞれに女好きだから、経験はいっぱいしています。この白い館では、これまでにも何人もの女子を連れ込んできて、輪姦、そのあと縛り上げたりして、ビデオ撮影、写真撮影、それを編集して商品にしています。由梨には月額20万円の給金をわたして、使える間使って、稼がせてもらう。儲けの一割を女に還元して、引き留めておくというのです。
「そうだよな、そうなんだ、大学生なんだ、就職するん?、しないの、そう」
「わたし、ひきこもりっ気なので、なにも、したくない」
「そうなの、美人だし、モデルでもすれば、いいんだよ」
会話しながら、由梨の頬が赤らんできて、少し酔いだした様子をみて、斉藤と大木が、ぞわそわしだします。和也は、すでにセックス終わっていて、二人に情欲解消のために、応接横、八畳のスタジオを用意してあります。先に由梨が和也と交情した部屋です。由梨がふんわり、酔いだして、スポーツマンタイプの斉藤が、先に、情欲解消にはいります。
「ああ、ああん、だめ、あん、だめったらぁ、いやぁああん」
少しは抵抗するものの、斉藤に抱えられた由梨が、難なくスタジオへと導かれたのです。斉藤の餌食になる由梨です。スタジオの様子は、カメラがつけられているので、応接間のモニターで見ることができます。

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少し酔っぱらった由梨を抱いて、スタジオへ入ったスポーツマンタイプの斉藤裕也(32)です。セーターとジーンズの由梨を、さっそく裸にしていきます。裕也の腕のなかで、脱がされることを知った由梨が、もがくように抵抗します。大柄な裕也に小柄な由梨です。裕也の腕の中にすっぽり収まる感じです。
「ああっ、だめです、ああ、なんで、ああ、だめですぅ」
抵抗はするものの、本気でもがいて裕也を突き放そうというほどでもなく、唇を奪われ、キッスされ、セーターのうえからですが胸をまさぐられだした由梨は、もうだらしなく抵抗をやめ、呻きだしてしまいます。
「かわいいなぁ、ユリちゃん、脱がしてあげる、いいねぇ」
由梨を抱いて立ったまま、セーターを脱がしにかかる裕也です。もう、情欲ぷんぷん、女の肌をつかみたい、ちんぽがむくむく、おおきくなってくるんです。
「ああ、だめ、いや、ああ、ああ、いや」
セーターが脱がされ、ジーンズが脱がされていく由梨。ブラとショーツを着けたまま、抱かれながら、裕也が服を脱いでいきます。ブリーフだけの裸になって、ブラジャーをはずしてやり、由梨の乳房に胸をこすりつけていく裕也。柔らかいふくらみが、感じられます。白い肌、柔らかい身体、裕也に抱かれて裸にされる由梨。少し酔っているので、ふわふわな感覚です。気持ちいい、男の硬い感触が、気持ちいいを感じさせます。
「ああ、いやん、だめ、ああ、ああっ」
ショーツの中へ手を入れられ、柔らかい恥丘をまさぐられ、そのまま股間へ指をのばされ、秘唇に触れられてしまいます。さっき、和也にセックスされた由梨です。柔らかくなった感覚を、微妙に刺激されてきて、じわじわと萌えあがってくる気持ちよさ。
「にぎって、おれのちんぽ、にぎって」
由梨は抱かれたまま、ブリーフを下ろした腰から突出するちんぽを、握らせる裕也。由梨は、導かれるままに勃起するちんぽの陰茎を握ってしまいます。
「おい、おお、いい、いいね、いいよねぇ」
裕也は、由梨の乳房を柔らかくつかんで揉みながら、腰を前後に動かして、握らせたちんぽを擦らせるのです。由梨は、きっちり、勃起するちんぽの陰茎を握って、こすります。
「ああ、ああん、はぁあ、ああっ」
ショーツを脱がされ、足をひろげさせられ、股間に手を入れられた由梨は、そのままベッドへ持っていかれて、仰向かされます。もう、獲物を得たスポーツマンの裕也は、柔らかい獲物の太腿をひろげさせ、膝を腕に担いで、ひろげます。もう、黒い茂みの下にひろがる女の性器を、眺めて舌なめずりしながら、腰を、勃起させたちんぽを、由梨の真ん中へ、当てていくのです。

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スタジオのベッドの上、祐也に抱かれた由梨が太腿をひろげて、仰向いています。裕也がちんぽをまんこに挿入したところです。
「おおおお、いいわ、ユリちゃん、おおおおおっ」
ぶっすり、スポーツマンの裕也のちんぽは、太くて長い、大きなサイズです。小柄な由梨の膣には太すぎ長すぎるサイズのように見えます。
「あっ、うっ、うっ、うっ、ううっ」
裕也に覆いかぶされ、腕を背中から頭にまわされ、抱きしめられる格好で、ひろげた太腿の真ん中へ、勃起したちんぽを、挿し込まれている由梨。呻き声、少し酔っぱらった女のからだ、21歳の大学生、大島由梨です。裕也はまだ会って二時間も経っていない由梨を、男の情欲を満たすべく、別室、八畳のスタジオに用意されたベッドで、セックスです。応接に置かれた大型の有機テレビの画面には、その模様がくっきり鮮明に映し出されます。
「やられてるとこ見てても、ユリ、いい女やろ、月20万の契約だよ」
「そうなん、おれたち、やり放題でいいんか」
「やり放題で、いいのよ、たっぷり教え込んでやるんだから」
「山村の、いつものように、やな、やりつくして棄てる」
「それまでに、豪華本にして、年寄に買わせる、儲けさせてもらえる、だよ」
「DVDにして、買わせる、顔も身体もいいから、おっさんたち、買うよなぁ」
テレビの大画面に映る由梨のセックスされている光景に、山村和也と大木浩一は、舌なめずりです。街で拾ってきた由梨を、飼育する。うぶな女体に、たっぷりと、男の精液を注ぎ込んでやる。モデルとしてはうってつけの美貌です。女のからだ、小柄だけど、バストもヒップも、ボリュームたっぷり、客をとらせても高値で売れる。別荘へ連れ込まれてきた女子は、男たちの餌食にされてしまうのです。
「うっ、うっ、うう、ううっ、ああ、ああっ」
ぶすぶす裕也のちんぽでまんこを攻められながら、キッスされ、おっぱいを揉まれている由梨。だんだん、濡れてくる膣のなか、太い、長い、それに硬い、スポーツマン裕也のちんぽです。感じている由梨。呻き洩らす声に、男の裕也は、ますます発情してしまいます。ぶすぶす、ぶすぶす、由梨は裕也のピストンで、それなりのアクメを迎えて、終えられます。裕也が終わったら、浩一が待ち受けています。由梨は、全裸でベッドに仰向いたまま、裕也と入れ替わりにスタジオに入ってきた浩一と面会です。

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ほんのり酔っぱらっている由梨は、男を受け入れて、からだのなかがトロトロになっています。初めて顔をあわせた男と交わるはめになって、わけがわからないまま、次の男に抱かれるところです。
「あん、ああん、やさしくして、ああん」
「かわいいね、ユリ、よろしく、ね」
大木浩一(32)はずんぐりむっくりな体格です。小柄な由梨の裸体を見て、もう興奮していて、いまにも絡みたい欲望です。スタジオのベッドに横たわっている素っ裸の由梨。舌なめずりしながら、由梨の横へ座ります。スポットライトがベッドのうえを明るくしています。まわりは暗いです。放心しているようにも見える由梨に、手を伸ばす浩一。柔らかい乳房に右の手の平をのせます。
「はぁあ、ああ、ああん」
触られた由梨が呻きます。ぷっくら乳房、窄まった腰、丸いぷっくらお尻に太腿。由梨がその裸を仰向きで浩一に晒しています。浩一は、由梨の膝をひろげさせ、膝と膝のあいだに座ります。浩一の目の下に由梨の股が見えます。ゾクゾク、女の、由梨の股をまともに見て、興奮です。足首をひろげ、膝を立て、くっきりと女の性器をひろげた由梨にかぶさる浩一です。
「ううっ、ううううっ、はぁああ、ああん」
浩一が、左腕を由梨の首後ろにまわして抱きます。右手は由梨のお尻を抱くようにして、唇を乳房に這わせだします。浩一の勃起するちんぽが、微妙に由梨の股に触れます。ぷちゅぷちゅ、乳首を揉んで吸われる音がたちます。由梨は裸体をゆすり、浩一はゆれる由梨のからだを抱きしめます。
「ああん、はぁあ、ああ、ああん」
浩一は、由梨の股間へ、勃起のちんぽを挿しだします。亀頭を挿し込みます。なまあたたかく濡れた由梨の感触が、浩一をふるわせます。ぶすっ、気持ちいい、ぶすっ、濡れてるぅ、ぶすっ、ああ、いい、いい、締まるぅ。浩一が、勃起したちんぽを、由梨の膣へ、ぶっすり挿し込んでしまいます。
「おお、うう、ああ、いい、おおっ」
挿し込んだちんぽを、引き抜き、ぶすぶすっと挿し込んでいく浩一。覆いかぶさられた由梨は、太腿をぐっとひろげて喘ぎます。
「はぁああっ、ううううっ、あっ、あっ、ううううっ」
「おお、ああ、いいねぇ、う、う、気持ちいいねぇ」
「ああん、いやん、あ、あ、あああん」
由梨の呻き声で、浩一の興奮はいっそう高揚していきます。初めての女だから、余裕をもって遊ぶというより、一気に射精してしまうのがベターだと思うのです。スキンをつける浩一。そうして、一気にぶすぶす、悶える由梨をひろげてしまって、ぶすぶす、スピードをあげて、射精です。
「ああああ〜〜っ」
由梨もつられて、快感、ちいさなアクメを迎えてしまって、終わってぐったりです。





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