淫らな愛欲
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 15〜20 2020.11.29〜2020.12.8

 

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<香苗の部屋で>
もう、ラブホテルへ何度も行っていて、ゆっくりと落ち着かないし、お金もかかるから、と康太が提案してきたのが、香苗の部屋で、仲睦まじくやりたい、ということです。約束は、週に一日、金曜日の夕方から土曜日にかけて、です。でも、香苗には体調ということがあって、毎週とはいかなくて、と話をすると、康太は男だから、女の生理のことはわかってないみたいです。でも、おおむね週に一晩、いっしょに過ごすことに同意した香苗です。
「うん、ばんごはん、コンビニ弁当でいいよ」
「わかったわ、買っておくわ、なにがいい」
「からあげ弁当、それでいい」
LINEでのやりとりで、香苗は東大路の角のローソンで、お弁当を買いにでかけて、部屋に帰ってきました。香苗の部屋は四畳半のフローリングにバスとトイレとキッチンスペース、女子学生用のワンルームマンションです。カナリヤハウスの三階、303号室、階段しかなくて、康太がくるのに、気を使う香苗です。もう、うずうず、康太が恋しい、康太の身体が恋しい、はい、素直にいいます、康太のおちんぽ、咥えたい、入れてほしい、気持ちいいことしたい、気持ちくなりたい。大学三年生、21歳の香苗。世間では才女と言われると思うんですけど、でも、それだけ、身体が成熟してきて、男が欲しい、そう思っています。
「うん、あける、まって、いま、あける」
香苗、ドアを開け、康太を導き入れ、ドアを閉め、ロックします。康太は、ドアの内側、靴を脱いで、いきなり香苗を抱きます。きつくではなく、柔らかくです。男の匂い、香苗、康太の匂いに敏感です。康太は康太で、香苗の匂い、女の匂いを感じ取ります。匂いに敏感、康太、ちんぽがじ〜〜んとしてきます。香苗だって、下腹部の奥が疼く感じで、もう、待ってられない、泣きそうな自分を抱えているのです。
「待ってたのよ、待ち遠しかったわ、わたし」
「うん、からあげ弁当、買ってくれた、あとで、食べよう」
まだ夕方、5時にもなっていなくて、でももう外は薄暗く感じます。冬に向かっていく金曜日の夕暮れ前です。
「ねえ、ねえ、こうたぁ、いいもん、みつけたのよ、ネットで」
「なんだい、また、えっちな、どうぐかい、かなえが好きな」
「ううん、こうたにつけて、見てみたい、ふふっ、あとで、ね」
四畳半の部屋には、香苗のベッド、香苗の勉強机、香苗の収納ボックス、香苗の姿見鏡、女らしいピンク系の色ばかりです。康太には、ホットな女の匂いがするワンルームに魅せられています。それに香苗は、女防衛のため、コンドームを用意して、避妊の勉強をして、そうならないように心がけ、欲求を満たすのです。

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最初はフェラチオからですが、そのまえに、そういうムードにならないとできないから、ちょろちょろ、擽りあいみたいなことをします。
「ねえ、ねえ、こうた、これって、なんか、知ってる?」
香苗が手の平にのせて、康太に見せるのは直径3pもないリングです。指輪の大きいの、つまり陰茎輪です。康太の陰茎の根元にこの輪をはめておいて、勃起させたら、おもいっきりビンビンになるんじゃないかと、エッチな心の香苗が、おもうのです。
「知らないよ、だけど、リング、指輪だとしたら、太いな」
「ううん、ふふ、こうたにつけてあげるの、おっきなったら、締めつけるみたいよ」
会話を交わしながら、香苗は、ふ〜〜と気が抜けていく感じで、康太に抱かれます。立ったままではなくて、ベッドの縁にすわって、横向いて抱きあいます。康太は、長袖シャツにジーンズ、香苗は、セーターにロングのスカートです。セーターのした、インナーはブラトップ、ショーツを穿いているだけ、部屋着です。
「あん、ううっ、ああん、こうたぁ、ああっ」
「うん、うん、かなえ、ううん」
ぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅん、キッスする音が、小鳥の鳴き声みたいな音になります。康太が、香苗のセーターのなかへ、裾から手を入れます。裾がめくれて、ブラトップの布があらわれます。そのブラトップの胸のうえに手を置く康太。香苗は、キッスを求めて、顔をつきだし、康太の背中に右手をまわし、左手はジーンズの股のところへ、さりげなく、置きます。康太が右、香苗が左、ベッドの縁に座っている二人です。
「あん、っああん、して、あげる、ねっ」
香苗がベッドの縁からお尻をはずし、康太のまえにきます。康太が膝をひろげ、香苗がその間にはいります。康太が、ベルトをはずし、ボタンをはずします。ジーンズのジッパーをおろしてあげるのは香苗です。康太が穿いている黒のトランクスのうえから、ぷっくら膨らむ康太のモノをまさぐります。康太は、なされるがまま、手を後ろに、ベッドにおいて、足をひろげて、香苗がトランクスからナマちんぽを取り出すのを待ちます。
「ああん、こうたぁ、ううん、ああ、だしちゃうよ、ああっ」
トランクスをおろして、もう、勃起しているちんぽを、露出させる香苗。香苗はドキドキ、でも、もう、本能にまかせて、八分勃起のおちんぽ陰茎を、ぎゅっと握って、亀頭を露出させるのです。
「うん、ああ、かなえ、うううん、あああっ」
「もう、おっきなってる、こうたのん、おっきいっ」
ただ康太の勃起しだしたちんぽだけが、着衣のなかから放出されているのです。香苗はセーターを着たまま、ロングスカートで座った足先だけが露出です。勃起ちんぽを握った香苗は、握ったまま陰茎の裏側を、握った指からはずして、反らさせます。
「ああ、おっきい、こうたのん、ああ、おっきぃいい」
香苗、もう、そのまま、右手に握った康太のちんぽ、裏側から唇をたぐりあげ、亀頭をお口の中に入れてしまうのです。
「うう、ううっ、ううううん」
勃起のちんぽ、亀頭を咥えたまま、顔をあげる香苗、21歳、大学三年生、もう、おとな、大人の女です。康太の顔を見上げるのです。

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一年先輩の康太をベッドの縁に座ってもらって、その前、カーペットにおんな座りの香苗です。康太のちんぽを剥き出して、右手で包むようにおっきくなった陰茎を握ってあげます。陰茎の裏側から唇と舌とを使って、なめあげ、亀頭を唇にはさんで、カリ首までを咥えます。握った右手を、ぎゅっと根元へおろして、勃起のちんぽ、亀頭をきっちり露出させてしまいます。テカテカになった康太の亀頭です。香苗は舌でペロペロとなめあげ、唇でプチュプチュとしめあげ、おちんぽを可愛がってあげるのです。
「ううん、いい、いい、きもち、いいっ」
足をひろげて反り返る康太が、腰を突き上げ、ジーンズとトランクスを脱いでしまいます。下半身を裸にした康太は、香苗にフェラをやめさせ、立たせます。ロングスカートの香苗です。康太が手を入れてくるのを、待っていたのです。四畳半の香苗のお部屋です。ホワイトピンクのお部屋ですけど、狭いです。立つと、康太が、スカートの裾をもって、めくりあげてきます。香苗は、ベッドの縁に座った康太の肩に手を置きます。めくられたスカートは脱がされてしまいます。ショーツを穿いた香苗の下半身。康太の顔の真ん前に、白いショーツの腰がきます。康太が、香苗のショーツに顔を埋めてきます。お尻を抱かれます。そうして、白いショーツ、お尻から抜かれ、太腿の根元にまでおろされてしまうのです。
「あん、あああん、こうたぁ、あっ、ああん」
閉じていた足をこころもちひろげた香苗の、股に、康太の手が入ります。お尻のほうから左の手指が、右の手は陰毛がなぶられ、すり上げられます。
「脱がしてやるよ、かなえ」
康太が、右手でショーツを太腿から擦り下げ、足首から脱がせてしまって、香苗、下半身、剥き身の裸にされたのです。
「ああん、こうた、うん、ああん」
下半身裸の康太は、ベッドの縁に座った格好。下半身裸の香苗が、康太の太腿をまたぐのです。まだ上半身、服を着たままの康太と香苗です。康太の太腿をまたいだ香苗は、康太をベッドに仰向けさせて、またがせた太腿を、康太の顔へとせりあがらせたのです。
「ああん、お口で、なめて、ああん、おくちで」
康太は、仰向きです。またいできた香苗の股が、顔に押しあてられてきて、唇を密着させます。康太は長袖シャツを首元までめくりあげ、香苗の股から顔を離して脱ぎます。脱いで、全裸になった康太です。香苗は、康太をまたいだままで、セーターとブラトップをたくし上げ、乳房を丸出しにして、康太に触ってもらうのです。もう、ベッドの上に仰向いた康太です。全裸になった香苗は、股を康太の顔にこすり込みます。
「ああああ、こうた、ああ、あああん」
康太は、香苗の股が顔にかぶせられ、柔らかい股の唇に唇をあて、顔を動かし舌を出し、女の股をまさぐります。このままちんぽをいれようか、シックスナインでなめっこしようか、迷います。香苗は、フェラ終えているから、ほんばん、挿入、もう、身体の準備は、できています。

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香苗が使っているホワイトのシングルベッドで、男の康太が仰向きになって寝そべっています。もう素っ裸になっている康太です。香苗も素っ裸になって、康太の顔をまたいでいるんです。
「ああん、こうたぁ、あああん、いい、いい、いいっ」
香苗は、康太の顔へかぶせた股を、お尻ごとぐいぐいと、動かします。股を康太の顔にこすりつけるのです。康太は、香苗の股を顔にあてられ、ぶちゅぶちゅ動かされるから、柔らかい股の香りと味を感じます。女の股、何人もの女にしてもらった経験の康太は、慣れたもの、香苗のおめこを唇で、鼻先で、こすってなめて吸ってやるのです。
「ああん、いい、いい、気持ちいい、ああ、ああっ、こうたぁ、ああっ」
ぶちゅぶちゅ、いやらしい音を立ててやると、女はますます興奮してきます。顔にまたがった香苗の乳房に手を置いて、倒れないようにしてやって、康太は、香苗を翻弄していきます。
「ああああ、こうたぁ、ああああ、いれて、いれてほしい、ああん」
康太の顔をまたいでいる香苗は、太腿をひろげたまま、股をずらせて、腰までおろし、腰をこえて太腿にまでずりさがります。香苗の陰毛と康太の陰毛がこすれあい、勃起しているちんぽがにょっきり起っています。
「ああ、ああ、いれる、いれちゃう、あああん」
香苗は股をもちあげ、勃起するちんぽの陰茎根元を右手に握り、股にあてがいます。
「ああ、ああ、こうたぁ、ああ、ああん」
亀頭で、陰唇のうえ、陰唇のうちがわをこすって、膣口をさがす香苗。康太が、仰向いたまま、香苗の手を支え、亀頭が膣口に入るように仕向けてやります。
「ああああっ、ひぃいい、はぁああ、こうたぁ、ああっ」
最初の挿し込みは、ちょっと締まりすぎてギスギス感があるけれど、もう濡れているから、ぶぶっ、ぶすっと亀頭が入り込み、陰茎が入っていきます。
「あああああ、こうたぁ、ああっ、はいったよぉ、ああっ」
香苗、ぶっすり、康太の勃起ちんぽを膣に咥え込ませて、お尻とともに腰を前へ後ろへ、動かします。ぐいぐい、お腹の奥が膨れる感じで、香苗、めろめろ、ああ、ああ、もう、だめ、ああっ、香苗の顔が軋みます。気持ちいいのです。ぬるぬる、おうちで、おへやで、ベッドのうえで、自分の快感に没頭していく大学三年生、古典の源氏物語を研究テーマにしている上村香苗21歳です。
「かなえ、おお、ああ、もっと、もっと、こすれ、こすれ」
「はぁああ、ひぃいい、ひぃいい、きもち、ひぃいいいい」
「いい、いい、おお、おお、もっと、おお、ああ、もっと」
「ああん、もっと、もっと、あん、あん、いきそおよ、ああん」
「ううっ、ううん、ああ、いい、いい、きもちいい、ああっ」
康太の腰にまたがって、膣に勃起ちんぽを挿入したまま、香苗はまえに倒れ込みます。康太の胸に、おっぱいをこすりつけ、康太の首に抱きついて、お尻をふります。康太は、香苗を抱いてやり、腰を上下に動かして、ぶすぶす、ぶすぶす、気持ちいいところ、射精寸前にまで感じあがってきます。香苗も、めろめろ、アクメに昇っていきそうな気配です。スキンをつけるため、中断、香苗を退けて、スキンをかぶせ、騎乗位だった体位から、正常位になって交合に挑みます。

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白い木枠のシングルベッド、四畳半、香苗のワンルーム、仰向いて、太腿をひらいて、膝立てて、スキンをつけた康太をうけいれます。香苗、大学三年生、康太、大学四年生、文学研究会の後輩と先輩、処女をささげてから一途に、康太と関係をもっています。
「いいね、かなえ、いれる、いれるよ」
全裸です。香苗、ひろげた太腿のあいだに、康太がはいっていて、勃起させスキンをつけたちんぽを、香苗の股にあてがってきます。
「ああ、ああん、こうたぁ、いれて、いれて」
もうスキンをつけてもらう前に、ぶすぶす、騎乗位で、たっぷり、おめこしていて、股間はぬるぬるです。康太が、膣に挿し込んでくるのを、待っているんです。びんびんのちんぽを、挿し込まれる香苗。
「あっ、あっ、ああっ」
「おお、おお、ううっ」
ぶすっ、亀頭が挿し込まれ、陰茎がぶすぶすと挿し込まれます。裸の香苗、恥ずかしくなんてありません。腕をひろげ、康太がかぶさってきたら、抱く格好です。ぶすっ、勃起ちんぽが、香苗のおめこにぶっすり入り込みます。
「ひぃいい、はぁあああ、こうた、ああ、ひぃいい」
「ううん、うん、うん、かなえ、いい、いい、いいよぉ」
ぶすぶす、ぶすぶす、康太の勃起ちんぽがピストン運動、挿して抜いて挿して抜いて、巧みに腰を動かす康太。上半身は香苗にかぶせ、腕を首にまいてやり、胸を乳房に密着させて、腰を浮かして、ぶすっ、ぶすっ。香苗は、じんじん、身体の中が火照ってきて、じゅるじゅる、ぐっと股をひろげて、奥の奥まで亀頭を挿し込んでもらいます。窓のレースのカーテン越しに、光がはいっています。明るいワンルーム、白い枠のシングルベッドのうえです。お勉強机、お勉強椅子、ああ、姿見鏡にベッドのうえが映りこんでいます。バックミュージックの音楽もおわって、静かです。香苗、ぐっとこらえて、快感です。
「ああ、ああ、ああっ」
身体が浮いていて、膨れていく感じです。とっても、いい、きもち、ああ、どうして、こんなの、ああ、香苗、悶えています。
「ああ、ああ、こうたぁ、もっと、ああ、もっと」
「うう、おお、ああ、かなえ、おお、おお、おおっ」
「ひぃいい、ああああ、ひぃいい、いい、いいっ」
ぴったし、康太の勃起ちんぽで、身体の中、ぐちゅぐちゅにされている香苗、大学三年生、古典文学を専攻している女子学生です。

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いつも香苗が寝ているベッドのうえです。康太がやってきていて、セックスしているところです。もう、クライマックス、正常位、仰向いた香苗に、康太が覆いかぶさっています。勃起しているちんぽにはスキンがつけられ、おめこに挿し込み、いつ射精してもいい状態です。
「ああん、あああん、ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいっ」
香苗、もう、ぶすぶす、それに乳首をつままれ、モミモミされて、お声がうわずっています。太腿をもちあげられ、ひろげられ、その真ん中へ、康太の勃起ちんぽが、ピストン運動です。
「いい、ああ、おお、かなえ、ああ、いい、いい」
「ああん、うぅううっ、あぁああ、ああん、ひぃいい、いいっ」
「おお、ああ、おお、ああ、でそう、ああ、でそう」
康太が、射精の兆しを覚えます。このままイクか、いったん休止か、香苗の反応をみます。香苗は、まだ、お安全にオーガズムを迎えるまでにはないから、いったん抜きます。抜くとひいひいの香苗が、深呼吸、胸をゆすって、入れてとおねだりです。
「ああ、かなえ、いれる、ああ、いれる」
康太、少し落ち着いたので、勃起ちんぽを、香苗のおめこに、ぶすっ、ぶすぶすっ、挿し込んで、抜きます。ピストン運動、香苗は膝をたてて太腿ひろげ、康太のピストンを受け入れます。
「あああん、ひぃいい、ひぃいい、こうたぁ、ああっ」
「いいのか、かなえ、おお、おお、おおっ」
「ひぃいい、いい、いい、ああ、いく、いく、いい、いい」
「おお、おお、でる、でる、うう、ううっ」
康太の勃起ちんぽがビンビンになって硬い棒です。香苗の膣のなかはヌルヌル、ぎゅっと締まって膨張です。
「ひぃいいい、いい、いぐ、いぐ、いぐぅうううっ」
香苗がオーガズムを迎えはじめて、のぼっていく途中、康太の射精がはじまって、ぴくんぴくんの痙攣です。香苗、敏感に、痙攣を感じて、ぐいぐい、アクメに昇って、オーガズム、めいっぱい、からだが反応してしまいます。
「はぁああ、ああ、ああ、ああああ〜!」
目をつむり、顔をあげ、肩をあげ、からだを開ききって、喜悦の声を洩らします。おしっこがぴしゅんと飛んでしまって、康太は勃起ちんぽを挿し込んだまま、ぐいぐい、射精の余韻を満喫です。香苗のワンルーム、四畳半のワンルーム、まだ明るい午後の光がお部屋にさしこんできます。ぐったり、香苗、全裸のまま、セックスおわって、余韻を感じています。
(この章おわり)




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