えろす由紀ちゃん(1)
2005.8.19〜2005.8.29
 1〜20 2007.10.9〜2007.11.17

     

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由紀の体験(1)

大村由紀は二十歳になったばかりの大学2年生です。由紀は京都金閣寺近くにワンルームを借りています。大学では文化学部で、美学を専攻していました。クラブは美研、美学研究会に所属しています。西欧美術の研究をする学生が多い中で、由紀は、日本の浮世絵を研究したいと思っているのでした。
美研の先輩に、4年生になる多野真也がいました。真也は法学部に在籍しています。文化学部では仕事にありつけない、との判断で、真也は、早々と就職先も有名商社に内定していました。

そう、由紀が真也に惹かれる魅力といえば、優しくて奥ゆかしい京都に生まれ育ちのお坊ちゃん、と見えたからです。実家は西陣織の織元で、なにかしら美的感覚を備えた真也だと思えるのでした。由紀が惹かれる理由が、ここにありました。由紀と真也は、美研の先輩と後輩という関係です。由紀は、なにかと真也の気を引こうとしていたのです。先輩と後輩、あるいは友達。由紀の思いは、それ以上の関係を求めていました。卒業を控え、就職先も決まった真也は、半年後には卒業です。もう頻繁に顔を合わせることもなくなります。いや、もう永遠の別れになるかも知れません。そう思うと、胸が痛む由紀でした。

多野真也の知り合い、美研の大先輩、現代美術家田宮一郎先生の個展が開かれていました。由紀は、真也に連れられて三条寺町の画廊へと行ったのです。由紀の美貌は悪くありません。けっこう可憐な女の子を連れて、個展を見に行く。真也の気持ちは、そんなところにありました。成り行きによっては、からだの関係を持つこともできるかも、との思いもあったのです。由紀は、真也に誘ってもらってルンルンでした。ひょっとしたら、お別れしなくても良いかもしれない、そんな淡い期待を持っていたのです。

     

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田宮一郎先生の個展には、インスタレーション作品や金属彫刻の中に、立体映像が見える作品なんかがあって、いずれも物質と映像を組み合わせた作品がありました。現代美術家の田宮先生は、大学二年生、まばゆい二十歳の由紀を、お気に入りになりました。そうして由紀も、田宮先生が制作された立体映像が見える作品に興味を持ったのでした。
「キミは大村由紀ってゆうのかね、美研にいるんだって、ぼくの後輩だね!」
「はい、田宮先生って、わたしの大先輩です、すっごい作品ですよねぇ」
個展会場の画廊を出るとき、由紀は田宮先生のメルアドを教えてもらい、由紀も携帯のメールアドレスを教えてあげました。

田宮先生の個展を見た後、由紀は真也と、寺町通りにある古い喫茶店でお茶しました。真也は、ひとしきり田宮先生の作品を論じます。由紀には、その理屈がよくわからなかったのですけど・・・。
「というゆうことで、ごはん食べにいこか」
真也の誘いで、近くのレストランで食事をし、夜になった街を徘徊したあと、八坂神社の方へと向かったのでした。

京都の夏、その日はちょうど祇園祭の宵山でした。四条界隈は混雑していました。真也は由紀の肩を抱いてやり、人ごみを潜り抜けていきました。八坂神社は神さまが集まる場所だと云われています。八坂神社は、祇園祭りのご本尊です。さすがに大きなお祭りの前夜というだけで、神社の境内はたいへんな人ごみでした。神殿を通っていくと公園になっています。由紀は、真也に連れられて公園へ入っていきます丸山公園。公園には、そこかしこに男女の組がいました。由紀と真也もその一組になって、あいている木陰に座ったのでした。

     

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由紀は、こころもち気持ちがはしゃいでいました。好きな先輩、真也といっしょに、暗い公園の木の下、男の人と女の人が、秘密のことをする場所へとやってきたんです。これから起こることに、由紀の気持ちが、期待しているのでした。
「ねえ、由紀さん、変なところへ来てしまったね、帰ろうか?」
薄暗くって表情は見えませんけど、ちょっとうわづったお声の真也です。
「は、ぁ、いいです、ここで、いいです、せんぱいとは、初めてです、うん、わたし、いいですよ・・・」
由紀はこころドキドキです。そんな由紀を、真也が肩を抱いてやります。未経験由紀は、いよいよ来たチャンスに、こころがふるえるのでした。

由紀は処女でした。これまで、高校生のときには、同級生に恋をして、キッスを交わしたことがありました。でも、清純だった由紀の恋は、それ以上のからだの関係には進みませんでした。由紀は男の人とはキッス以外の体験がなく、セックスといえば一人でするエッチ。高校のときから由紀は密かに、オナニーをしては、男の人に抱かれている姿を連想していたのでした。
<キッスだけちごて、もっと深くなりたいです、真也せんぱい・・・>
真也に抱いて欲しい、セックスしてほしい!二十歳の由紀は、肩を抱かれてそう願うのでした。

     

<もう二十歳なんやから、もう大人なんやから、バージンなんて真也せんぱいにあげる・・・>
由紀は、真也に肩を抱かれて、キッスを求められて、唇をねっちりとかさねたとき、そんな想いが過ぎっていました。目が慣れて暗い木陰の細かいところが、わかるようになってきます。ちょっと離れた向こうで、男の子と女の子のカップルが抱き合って、向き合って、座っていて、からだを触りあっているのがわかります。男の子の腰に跨る格好で、女の子が抱きついている。スカート姿の女の子です。跨った男の子と女の子の腰まわりが隠れているけど、足を半分伸ばしたあぐら姿の男の子の腰に、女の子が跨っているのは、いったい何なんやろ、とそのとき、由紀は思ったのでした。

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真也の、憎い演出テクニックでした。男と女のセックスは、室内だけとは限らないじゃないですか。夜の公園で人目を気にしながら、アオカンするのも、また刺激的な気持ちにさせるんですよね。
「まわりを気にしなくってもいいんだよ、由紀、いいね、ここでいいよね」
真也が、胸に抱かれて唇を重ねた由紀の耳元に、キッスを止めて確認するようにいうのでした。
「はぁ、ああ、いいですぅ、せんぱい、ああん、いいですぅ・・・」
由紀は、薄暗闇のなかで、もう気持ちが昂ぶっていて、頬がポーっとなっている感触を覚えます。由紀はまだ、処女を保ったままの大学2年生です。由紀は憧れの先輩、真也に抱かれてディープキッスをしてもらっています。こんな体験初めての由紀です。もう無我夢中で、ぽぉっとなっています。

<ああ、せんぱい、好き好き、わたしを、せんぱいに、あげるぅ・・・>
こんな場面はほとんど初めてなので、不安な由紀ですけれど、わたしの全てをあげる、との思いがこみあげてきます。
<先輩に嫌われたらどうしょう、ああ、先輩、好きですぅ・・・>
真也の舌に、自分の舌を絡ませられて、由紀は、もう全身の力が抜けていく感じで、真也にからだを預けてしまっています。
「由紀さん、いいだろ、いいんだろ・・・」
真也の手がタンクトップの上から、由紀の胸を押さえてきます。すそから手が入り、ブラのホックが外されます。真也は手馴れた手つきで、由紀は、こんもり盛り上がった乳房を真也に握られてしまったのです。

     

「ぅうう、わぁああん、せんぱいぃ、ああん・・・」
由紀は、真也にディープキッスを受けながら、乳房を握られたことで、もう頭の中は真っ白です。そうなの、薄暗い八坂神社の公園で、由紀は信也に抱かれて、もうポーっとなっているんです。初めての体験、セックスは未知の世界です。もう二十歳を過ぎた由紀ですから、興味だけは盛んにありました。いま、こうして先輩の真也に抱かれている由紀です。ディープキッスを受け、乳房を触られゆすられ、そうしてお股の間を触られて、ああ、セックス、性交、由紀は、この先をどうしたらいいのか、真也に全てを任せようと思ったのでした。

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首筋に腕をまかれて、信也にぐっと抱きしめられる由紀。唇を重ねられ、胸元をまさぐられてしまう由紀。そうして、真也の手で、由紀が穿いているジーンズのジッパーが降ろされてしまいます。
「大村さん、好きだよ!」
信也に囁かれ、そうしてキッスしながら、お股に手を入れられ、パンティの上からでしたけどお股の柔らかい部分をなぶられたとき、由紀はもう心臓ドキドキでした。うぶな由紀です。顔がぽ〜っと火照ってくるのがわかります。
<ああん、わたし、緊張してるぅ・・・>
由紀は先輩信也に恥ずかしい処をまさぐられて、動転してしまって頭の中、真っ白って感じで、なにもわからなくなってしまっています。

由紀は、真也がみちびくままに、信也のジーンズの中へ手を入れさせられ、ぷっくり勃起した信也のおちんぽを握らされるのです。
「ぐっと握ってくれよ、由紀ちゃん、慣れてるんやろ!」
由紀は薄暗い木立の幹にもたれかかるように立ったまま、信也に抱かれたまま、信也につぶやかれ、真也のジーンズからおちんぽだけが引き出され、そうして握らされてしまったのでした。
<ああん、なれてない、わたし、ああん、初めてよ・・・>
こころの中でつぶやきながら、経験者をよそおう由紀でもありました。

     

<ああ、おっきい、ああ、あったかいぃ、ああ、これがおちんぽや・・・>
由紀は木陰の薄暗いなかで、おちんぽを手で握った感触だけを味わうのです。そうして、真也の指がパンティの縁から侵入してきて、おめこをまさぐりだしてきて、由紀は、ずきんずきんと心臓が高鳴っているのです。
「由紀、好きだよ、好きだから、ねっ!」
信也は、由紀に何度も好きだといいながら、からだを求めてくるのです。こうして由紀と真也は、公園の木陰でディープキッスを重ねながら、お互いにお股をまさぐりあうところまで進んで、近くのラブホテルへと行くのでした。

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真也は、うっとり自制心を失った由紀を、近くのラブホテルへと連れていきました。由紀は、真也にラブホテルへ連れていかれて、驚いたといえばウソ、そうなることを密かに期待していたのです。丸山公園から坂の上を曲がったところにあるラブホテルは、人目につきにくい静寂な佇まいでした。由紀はもちろん初めての体験です。でも、こうして男の人と愛を交わす、ひと時を過ごすところだと知っているから、期待でこころがふるえるのでした。 ホテルの一室は和洋折衷、大きなベッドとソファーセットがありました。お部屋へ入るなり、由紀のほうが真也に抱きついていきます。
「ああ、せんぱい、わたし、こわい、こわい、こわいですぅ・・・」
初めて男の人と交わる、処女を明け渡す、由紀は部屋へ入って直感的にそう思うと、未知への喜びと不安が交錯してしまって、心細い気持ちになってきたのです。

「由紀ちゃん、初めてなの?」
「・・・・・」
「そうなんや、由紀ちゃん初めてなんや、そうなんや、初めてなんやね」
抱きついてきた由紀に、確認するように耳元でささやく手馴れた真也です。
「ぅうん、わたし、わたし・・・」
「いいよ、だいじょうぶ、ぼくの言うとおりにしたらいいよ」
大学二年の由紀が、未経験だったとは思えなかった真也でした。でも、由紀のしぐさからは、初体験のようにも思えて、手荒なことはあかんな!と思うのでした。今夜は由紀の初体験だから、そっと挿入するだけで終わろう、と思うのでした。そうすれば、由紀は、二回目も三回目もついてくる、由紀は思いどうりになる、そのように真也は考えたのでした。

     

真也は、抱きしめた由紀のタンクトップを、首から抜き取ってしまいます。そうしてジーンズを脱がせてしまって、ブラとパンティだけの姿にして、ふたたび抱きしめるのでした。由紀は、ブラとパンティだけの姿で、恥ずかしいという感覚よりも、こころが動転していて、ほほが赤らんでしまって、あつあつな感じ、なにも考えられない状態になっているのです。
「おれも裸になるから・・・」
抱いていた由紀を立たせたまま、真也はブリーフだけの姿になりました。公園の暗闇では、立ったままで、お互いの陰部を探りあうところまで進みました。真也は、ラブホテルではまさぐりあいおちんぽを由紀と結合させる。それが目的です。

<ぁああ、せんぱい、わたし、うれしい、んですぅ・・・>
真也に裸の肩を抱かれ、からだを密着されて、由紀はうっとりとなってきています。真也のからだがちょっと冷たく感じられて、ごつごつした感じを受けます。由紀は、ブラジャーがはずされ、花柄ピンクのパンティだけにされてしまいました。そうして再び唇が重ねられ、真也の手が由紀のぷっくり乳房をまさぐりだしてきたのです。
「ああん、せんぱい、せんぱい、わたし・・・」
由紀の息使いがあらくなって、真也をせんぱいと呼ぶ声も小さくうすれがちです。ふうふう、息する音が、真也を興奮させていくみたいです。由紀のぷっくら乳房を軽くつかんで揉んでいきます真也です。真也の仕草に、初体験の由紀は、ほてってくるからだをくねらせ、反りかえらせていくのです。

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裸の姿を、真也に見られている恥ずかしさに、頬を赤らめてしまう由紀です。はにかむように、うつむいてしまう由紀を、真也がソファーに座らせます。
「ね、由紀ちゃん、恥ずかしがることないよ、男と女なんやから!」
「でも、ああん、せんぱい、わたし・・・」
ソファーに座り込んだ由紀は、ブラを外してしまった胸元を、腕をまわして隠してしまいます。うつむいて恥ずかしいとでもいう仕草の、そんな由紀を、真也はちょっとどぎまぎしながらも、うれしくなって由紀の横に座るのでした。由紀は初めての体験ですけど、真也は経験豊富とはいえないまでも、何人もの女の子と経験をつんできています。

ソファーで横に並んで座り、からだをよじるようにして、唇をかさねていく真也です。由紀は真也の導くままに、重ねた唇のなかから舌を挿しこまれてきて、絡ませていきます。
「ふぅうう、すぅうう、ふぅうう、すぅうう・・・」
唇をかさねて洩れてしまう由紀の息使いです。
<ああん、せんぱい、わたし、好き・・・>
由紀を横抱きにした真也が、太ももを少しひろげさせ、パンティのうえから、お股のやわらかい処を、そっとなぜさすっていきます。そうして何度か繰り返し、パンティの中へと手を入れ込んできて、やわらかい肌に直接触っていきます。

     

真也の指が由紀の陰唇、誰にも触ってもらったことがない陰唇を、まさぐりだしてきて、由紀は反射的に真也の手をはさんだまま膝を閉じてしまいます。
「由紀ちゃん、足ひらいて、足を開いたままにしておくんや」
真也にささやかれて、からだの力を抜いた由紀です。そうして真也に、パンティを腰から抜きさられてしまったのです。
「ああ、せんぱい、わたし、こわい、こわいですぅ・・・」
由紀は真也のまえで素っ裸になってしまったのです。男の人に初めて、裸にされてしまった由紀です。
「こわがることって、ないよ、だれだって経験するんやから!」
真也に言葉をかけられても、もう夢中で、真也に抱きついている由紀です。真也もブリーフを脱ぎ、素っ裸になり、抱き合ったまま、由紀の手に勃起した腰の棒を握らせるのでした。最初にフェラチオを教えられる大学二年生、二十歳の由紀なのです。

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由紀は、真也が太ももに手を置き、内側へ這わせるようにして上げてきたので、無意識に閉じ合わせていた膝をこころもち開き、太ももを開いていきます。
「由紀ちゃん、いいにおい、ああ、いい匂いしてる・・・」
由紀を抱きしめる真也が、くんくん匂いをかぎながら、手の平を股間にあてがって、陰唇ごとやわらかくかぶせて押さえていきます。由紀は、お股に手をかぶせられて、むずむず、膝を閉じてしまいそうになります。
「ああん、せんぱいぃ、ああ、はぁああん・・・」
由紀は広げられたお股の真ん中、陰唇の外側の縁を、親指と小指でこすられていきます。自分以外の人に、それも男の人に、初めて触られる由紀です。

真也は、由紀が恥ずかしく赤らめる頬と洩らしてしまうお声で、由紀が感じ出していることを知ります。拒否されるかと思っていた真也は、由紀が受け入れていく様子を感じて、少しずつ大胆になっていきます。
「由紀ちゃん、ヌルヌルになるといいんやぜ!」
真也は、由紀のぷっくら膨らんだ陰唇をつまみ、そうして外縁をこすりあげながら、陰唇を割り、左右に拡げていくのです。
「ああっ、せんぱい、そこ、だめ、だめですぅ・・・」
由紀は、生まれて初めての出来事に、面食らってしまいます。

     

女の子が男の子と二人だけで一緒にいるということは、こうしてからだをまさぐりあって、いい気持ちを共有すること、これが愛の第一歩です。由紀は真也から、大事なおめこをおおっている陰唇を拡げられて、それから、指の先で陰唇を、縦割れた唇の内側をこすられていくのです。
「由紀ちゃん、ぼくのを握って、剥いておくれよ!」
「ぅうう、ぅう、ううん、はぁ、ああん、せんぱいぃ・・・」
おめこをいじくられながら、由紀は真也のぼっきおちんぽをぐっと握り締めて、言われるままにしごきだします。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、あ〜せんぱい〜ぁっ、ぁっ、いたい〜い〜」
「由紀、ちょっとの辛抱だよ、いいね、股をひらけて、いいね〜」
真也の勃起したおちんぽが、おめこに半分埋まったところで、由紀がいたい!と云ったのです。初めて挿入を受け入れる由紀のおめこが、いよいよ押しひろげられて成熟していく瞬間なのです。
「あっ、あっ、ああ〜せんぱい〜い〜いい〜わたし〜ああ〜うれしい〜」
「ゆき、由紀〜いい、いいよ〜はまったよ、結ばれたんだよ、由紀〜!」
真一は、腰だけをゆっくりと動かしながら、由紀が顔をしかめながらも悦んでいる様子を感じながら、射精寸前で、ラマを抜いてやり、腹上へ飛ばしていったのです。
初体験を終えた由紀。少し痛む股間の奥を気にしながら、シャワーを浴びたのでした。

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<由紀のセックス体験>

大学で4年生になる美研クラブの先輩多野真也と、初めてラブホへ行った夜のことを思い出しながら、大学二年生になる大村由紀が、オナニーをします。金閣寺に近いワンルームで、初体験した感触を、痛みだけが伴ったセックスだったけど、それから真也と会うこともなくラブホへ行くこともなく、悶々、由紀はひとりで自分をなぐさめてしまいます。窓辺においたシングルベッドに横たわり、そうして鏡に自分を映しだし、淫らにお股をひろげてあげて、雑誌に載ってる女の子のようなポーズをとってみるのです。
「ああん、けったいなわたし、えろっちいわたし・・・」
由紀は自制心とたたかいながら、あえて過激なポーズをとって、鏡に映してオナニーしちゃう。

由紀のいるワンルームは三階の西向きで、窓から大文字の山が見えます。半分窓をひらいて、レースのカーテンで仕切って、光がさしこむベッドのうえで、お股を開いて、お指でぐじゅぐじゅしだします。洋服を着たままですけどパンティ脱いで、ブラはつけてないので左手で、おっぱいをまさぐりながら、右手の指でお股の割れ目をこすってあげます。
「ああ、せんぱいぃ、もっかいホテルいこ!」
真也先輩とセックスする妄想は、ひそかにネットで見るアダルトビデオの光景です。
「せんぱいのちんぽちゃん、おっきかったなぁ・・・」
初めてフェラした体験を、ふつふつと思いながら、アダルトビデオの光景を思い出します由紀なのです。

     

ひとりでするオナニーになれていた由紀ですが、真也とセックスしてからは、オナニーのつまらなさがわかります。やっぱり女の子は、男の子といっしょに、セックスするのがいいんだわ、つくづく思う由紀でした。大学二年生の二十歳になって、セックス初体験だなんて、ちょっと恥ずかしくってお友だちとの話題にも、うまくついていけなかったから、お勉強の虫に専念してきて、でも、やっぱ、男の子と関係したかった由紀でした。
<ううん、よかったのよ、ねぇ、多野先輩と関係しちゃって、それでいいのよね>
オナしながら、ああ、鏡に淫らなお股を映し出しながら、由紀は独り言のようにつぶやくのでした。そうして真也の携帯に、ふたりで会いたいという感じのメールを送ったのは、由紀のほうからなのでした。

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メールが入ってきて、真也からの返信やと思ったけれど、メールの主は現代美術家の田宮一郎先生からでした。
「お元気ですか、ぼくのアトリエへ見学、10日の午後3時はどうですか、田宮一郎」
ああ、このまえ個展を見に行ったとき、アトリエにある作品を見せたいとおっしゃっていた田宮先生からの誘いでした。10日といえば、明後日の金曜日です。田宮先生の個展が明日で終わり、その次の日です。どうしようかなと由紀は迷ったけれど、せっかくのチャンスだからと、田宮先生がいう日時に、アトリエへお邪魔させてもらうことにしたのです。好きになりかけた先輩、多野真也からのメールが返って来ないので、どうしようかと思っていた矢先のことです。

午前の美学講義が終わり、友だちの可奈子とお昼を食べてから、嵯峨野にある田宮先生のアトリエをたずねる由紀です。このことは誰にも話していません。四条大宮から嵐山行きの電車に乗って、終点嵐山から山のほうへ歩いて10分ほどのところに、田宮先生のアトリエがありました。嵯峨野の野々宮神社から、山手のほうへ行ったところ、門構えのある古いお屋敷。ええ、でも、お屋敷のなかのアトリエは、現代風な造りです。ぴんぽん、インターホンに田宮先生が直接お出になり、門を開いてくださって、由紀はアトリエへと通されました。
「ようこそ、大村由紀さん、ゆっくりできるんでしょ!」
「はぁ、暗うなるまえに市内へ戻りたいんですけど・・・」
別に用事があるわけでもなかったけれど、一応1時間か2時間をめどに帰るのが礼儀だと由紀は思ったからです。

     

田宮先生のアトリエは、床張りで8メートル四方、大きな透明ガラス窓から竹やぶが見え、アトリエの真ん中は作品制作のための2メートル四方の作業台。からだが入る切込みが1辺の真ん中まで入れてあり、その周りに作品がいくつか置かれているのです。
「まあ、ゆっくり説明するまでもないけれど、ぼくの作品、今日は由紀ちゃんに体験してもらおうと思って、ね」
田宮先生が由紀を呼んだ理由をいうのです。まだ試作段階の田宮先生の作品。バーチャル、セクシー、マシーン、VSM、ブイエスエムの体感を、二十歳の由紀に試みてほしいとの申し出だったのです。

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「VSMを由紀ちゃんに体感してもらって、感想を聞かせてほしいんだよ!」
「はぁ、先生、VSMって作品、まだ未公開作品ですよね・・・」
奇妙な作品を造りだすことで、美術界をおどろかす田宮一郎先生です。どっちかいうとエロティック体感を売り物にしている作品が多いんです。
「さあ、由紀ちゃん、ゴーフルかけて、この椅子にお座り」
床に直径1mの円盤があり、周りに四本のステンレスパイプが立てられて、直径1メートル、高さ二メートルの円筒形です。ステンレスパイプには丸いワッパの留め金がつけられていて、その真ん中に木製の丸椅子が置かれています。
「ああ、何ですか、先生、この装置」
「ふふん、由紀ちゃん、興味ありそうな顔してくれて、ありがとう!」
ビデオ装置と一体になったVSM。由紀の興味津々な顔を見て、田宮がいうのです。

「この丸椅子に座って、ゴーフルをかけて、それで準備完了、あとは体感していくだけだよ」
「はぁ、この丸椅子に座ればいいんですね、センセ」
ジーンズスカートにセーター姿の由紀が、靴を脱いで1m円盤の上にあがり、真ん中の丸椅子にお尻を置きます。丸椅子の直径は15センチ、ほんとにお尻の芯を置くだけ。
「いくつか映像を流すけど、驚いちゃいけませんよ、それにこれは実験で、由紀ちゃんは同意してくれるよね」
「はぁ、センセのことですから、信用します・・・」
由紀は、田宮先生の作品がエロチックワールド、つまり性的興奮を呼び起こす装置で、その体験だと感づいてはいるのです。

     

丸椅子に座った由紀にゴーフルかけさせる田宮先生。そうして由紀の手で左右のパイプを握りしめさせます。
「こうして、パイプを握った手首を留めておこうね、いいでしょう」
「はあ、いいですけど・・・」
ちょっと不安げな由紀ですか、ゴーフルかぶっているから分からない。皮ベルトの手枷を手首に巻いて、ワッパに留めてしまわれる由紀です。
「ああんセンセ、手が降ろせないですよ、いいんですか?!」
「うん、そうだ、手を拘束しておいて、そうして体感するマシーンなんだよ、VSM」
こうして、VSMの体験実習、モデルケース、サンプル調査が始められていくのです。
「ちょっとエッチ画像だけど、驚いちゃいけませんよ!」
そういいながら、田宮先生が、VSMのスイッチをお入れになって、ビデオ画像がゴーフル内に映りだしてくるのでした。

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「あああ、なによ、ああん、こんなの、なに・・・」
ゴーフルの中に映し出されたのは、ああん、男のちんぽです。見た目にわかります、由紀は、あっと驚いてしまいます。
「なになに、それがなんだか分かるだろ、由紀ちゃん、言ってごらん」
いきなり、田宮先生のお声が、聞こえてきて、ああん、見えてるモノの名前を言いなさいとおっしゃるんです。ゴーフルかけてると、目の前にリアルにあるように見えるんです。つまり本物そっくりなんです。
「おとこのモノだろ、分かるよね、由紀ちゃん!」
「ああん、分かりますけど、分かりますけどぉ・・・」
目の前で、立ったまましごき出した男の姿、顔は見えませんけど、たくましい胸から下、毛むくじゃらの男、膝まで見えます、その男が、ちんぽを握って、ごしごし、ああ、由紀が男のオナしてるの見るのは、もちろん初めてです。

バーチャルセクシーマシーン、VSMは、女の子のオナマシーンとしての機能と、男の人の女の子鑑賞マシーンとしての機能と、ああ、つまり、VSMは、ちょっとHな、セックスマシーンなのです。
「ああん、だめ、だめぇ」
由紀は、本物そっくりビデオ映像を見ながら、体感していきます。ぶっと目の前に突き出されたぶっといちんぽ、由紀の目の前、ああ、唇をつついてくるちんぽの先っちょ。おもわず、由紀は声をだして、だめだめと言ってしまいます。
「咥えろ咥えろ、ぺろぺろ舐めろ」
由紀の耳に聞こえてくるのは、知らない男の声です。でも、はっきり、由紀にちんぽを咥えろと指示してきます。

     

突き出された男のちんぽを、由紀がおもわづ握ろうとして、手をだします。でも、手が動かないんです。そうなの、拡げて握ったパイプに、結わえられてしまっているのでした。
「ああん、ああ、ぐわぁああ、ああん・・・」
由紀は、もうお口のなかを、ぶっといおちんぽでぐりぐり、ずぼっと挿し込まれて、じゅるっと抜かれて、ああ、妄想のような、現実のような、由紀はわけが分からないまま、じゅるじゅるの気持ちになっていきます。
「ふふふ、由紀って子は、二十歳だよ、いいぜ、ふふ、乗ってきたぜ、しめしめ、ころを見はかって、触って、一発やってやる、・・・」
言葉には出さないものの、田宮先生は、由紀をモノにしようとたくらんでいらっしゃるのでした。

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「さあ、由紀ちゃん、お口に含んだちんぽをぐちゅぐちゅ、じゅるじゅる舐めてみて!」
ゴーフルをかけた目の前は、セックス、フェラチオ現場なのです。由紀は目を閉じ、そうして薄目を開けて、男の勃起ちんぽを見つめます。
<ああん、なんでこんなの、あ、わたし、感じちゃうわぁ!>
「体感していいんですよ、由紀ちゃん、ナメナメ好きなんでしょ!」
真也のおちんぽ見ただけの体験、由紀ですけれど、ああん、男のちんぽはネットで見ている。亀頭、カリクビ、胴体。普段はちっちゃいけど、勃起するって、ぶっとい、かたい、ああ、セラミソーセージみたい、ああん、太めのウインナーソーセージみたい。由紀には、ゴーフルをかけているから田宮先生がいるアトリエの状態はわかりません。目の前、フェラチオ体感から、ああ、女の子が裸にされる、いいえ、自分が裸にされる様子が映し出されて、あたかもされている体感です。

「セーターを脱いでもらうね、いいですね!」
裸の男、その手が、ああ、顔が分かるようでわからない、由紀のからだに触れてきます。そうしてセーターの裾がまくられる感触で、あたかも由紀は、自分が体験しているように思えます。
「ああん、せんせ、リアルですぅ、こんなの初めてですぅ」
由紀は、ゴーフルかけたまま、目の前にいるはずの田宮先生に言います。
「リアルかね、由紀ちゃん、そう思えるんやね、リアルにね」
田宮先生は、VSM装置にのせた由紀を、観察しながら、セーターをめくりあげていきます。
「由紀ちゃん、VSMのリアル体験、いいでしょ!」
「ああ、実物、本物、ああ、バーチャルやと思えないわぁ」
そうゆうこと、VSMはリアルとバーチャルを相互に行き来する装置なのです。

     

由紀がつけているカシミヤの水色セーターの裾がめくられて、ブラウスのボタンが外されて、ピンクのブラが露出です。ゴーフルをかけた由紀が、ちっちゃな丸椅子に座っています。手は斜め前で手枷をはめられてはいるけれど、パイプを握っています。ジーンズ生地のスカートが太ももの中ほどまですりあがって、由紀の若さがはちきれそうです。
「ああん、センセ、わたし、だめ、こんなのやめて・・・」
だって、初めて訪問してからすぐなのに、こんな体験恥ずかしくって、由紀は田宮に中止を申し出たのです。
「どうしたん、気分わるくなったのかなぁ、やめるの、ほんとに!」
ここまで由紀を連れ込み、追い込み、中止するわけがありません、田宮先生です。

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ゴーフルを外そうとして手を動かす由紀です。でも、腕を広げて前に出した格好で手首が手枷で結わえられていて、ああ、お顔へ持ってくることができなくて、田宮先生の策略にかかってしまった二十歳の学生、可愛い由紀です。
「好きなんちゃうの、こんな映像、ふふん、どうなん由紀ちゃん!」
「いやぁん、恥ずかしい、センセ、わたし好きちゃう」
「まあ、そんなにいきったらあかん、もう少し見ていなさい!」
田宮先生の様子は、ゴーフルかけた由紀には見えません。目の前には、はだかの男がいて、ぶっといちんぽを握って、見せつけているんです。
「咥えなさい、由紀、咥えてごらん、ほらほら!」
ああ、田宮先生が、勃起させたおちんぽを握って、由紀の前に立っていらっしゃるんです。

「ほらほら、お口をあけて、ああん、してごらん!」
現実のような幻想のような、ゴーフルをかけた由紀には、混同錯乱、ああ、お口を開いたとたんに生あったかい、ソーセージみたいな棒が、ああん、お口に挿しこまれてきたんです。
<なに、なに、ああ、なによ、なに?!>
セックス体験といっても、先日真也とホテルで一回だけ経験した由紀です。処女をうしなって、ああ、痛みだけがよみがえってくる由紀です。
「さあ、由紀ちゃん、VSMの体感、いかがかなぁ?!」
「ああん、けったいやわぁ、せんせ、変ですよ!」
由紀はなんとか冷静を保とうと、やっきになって意識して、でも、なんだか変な感じ、ぶっとい肉棒が、お口に入ってきて、ああ、ぐじゅぐじゅ、ずぼっずぼって舐め舐めしている自分に気づきます。

     

「ああん、センセ、せんせ、なにするんですかぁ!」
お口から肉棒が抜かれたとき、由紀は、ゴーフルかけたまま、目の前にいる気配の田宮先生に言うのでした。
「体験してるだよ、由紀ちゃんの体験、VSM体験!」
田宮先生は、ピンと張ったちんぽを立てたまま、由紀の胸元に手をあてがって、揉みだします。ピンクのブラの中へ手を挿しこまれる由紀なのです。由紀の前にもうひとつ丸椅子を置いて、おちんぽ剥きだしたままの田宮先生が座ります。そうして由紀には、ゴーフルの中でセックス場面を見せながら、お触り、そうして濡れたところで由紀をいただく魂胆、田宮先生なのです。ああん、現代美術の先生って、みんなえっちなんちゃうやろか、って思ってしまいます。
「おっぱい剥き剥き、ブラとってあげましょうね、由紀ちゃん!」
「ああん、センセ、だめですぅ、わたし、許しませんよ、ああ、なぶってぇ」
ゴーフルかけてヴァーチャル世界、そうしてリアルになぶられていく由紀です。

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由紀をまんまとVSM、バーチャルセクシーマシーン、ブイエスエムに乗せてしまえた田宮一郎先生です。由紀には、ゴーフルでえっちな画像を見せておきます。そうしてリアルで、由紀のからだをなぶって、セックスしてやろうとしています。目隠しさせた二十歳の由紀を、弄ってちんぽを挿入しよう、まあ、強姦っていえばいいのでしょうか、ああ、由紀もいちおう了解しているふしもあるから、強引にということではないと思うんですけど・・・。
「ああん、センセ、なんだか変ですぅ!」
ゴーフルのなかで、おちんぽナメナメしている由紀が、本物そっくり、それがなくなってしまって、からだを触られはじめたのです。
「うんうん、由紀ちゃん、VSMの仕業だよ、体験型オナマシーン?!」

田宮先生は、丸椅子に座ってぴったしくっつけられた由紀の膝を、少し開かせ、そうして膝にベルトを巻きつけて、ベルトの鎖を引き拡げ、そうして棒のワッパに括ります。右の膝を括りつけ、左の膝を括ろうとぐっと押し広げていきます。
<ううっ、由紀のパンティ、ピンクのパンティ丸見えだ!」
由紀がつけているジーンズ地のスカートが、めくれあがって太ももが全部見えてしまいます。
「ああん、センセ、なんだか変ですぅ!」
ゴーフルをつけた由紀が、されていることを変に思っているんです。
「うんうん、由紀ちゃん、みんなVSMの仕業です」
ああ、田宮先生、由紀のぴちぴちからだが開かれだして、いてもたってもいられない心境です。

     

田宮先生のやりかたは、痴漢する要領で、由紀の手足の自由を奪って、そうしてじわじわ、ぬめぬめ、由紀を裸にしていきながら、おちんぽ舐めさせ、おめこを吸って、そうして最後には、ちんぽでおめこをずぼずぼってしてしまうんです。
「ああん、センセ、なんだか変ですぅ!」
手を広げて縦棒に括られている由紀でしたけれど、膝を括ったベルトも縦棒に括られ、そうして膝と手首が、正確にいうと、右の手首と右の膝、左の手首と左の膝が重なるようになって拡げられているのです。
「ああ、ああん、センセ、だめですぅ、ああん、だめぇ」
ぐいぐいと手と膝が拡がって、120度までに拡がって、由紀のからだが広げられ、ああ、胸がむっくり拡げられ、お股が120度も拡げられたのです。まだブラジャーもパンティもつけたままの由紀なんですけど・・・。

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直径1mの円状VSM装置。その真ん中の小さい丸椅子に、お尻をおいた由紀です。手と膝を120度に拡げて、縦棒のワッパに括られた由紀です。
「ああん、センセ、変です、やっぱ変ですぅ!」
「なになに、変なことなんてありませんよ、VSMの錯覚ですよ」
ゴーフルをつけたといっても薄手のめがねをかけた感じです。由紀からは周りの様子がわかりませんが、田宮先生には、サングラスをかけた女の子のように見えるんです。
「裸にされていくみたい、そんな感じ、センセ、変ですよぉ」
「まあ、由紀クンの妄想だろ、普通だよ!」
田宮先生には、ピンクのブラとパンティセットに身をくるんだ由紀が見え、ブラウスのボタンは外されて、スカートは太もも根元まで引きあがり、下着姿の由紀です。

田宮先生は、生つばをぐっとのみ込み、由紀のブラジャーに手をかけて、ホックを外してしまいます。
「ああん、センセ、やっぱり何かしてるぅ」
由紀は、目には見えないけれど、触られて、ブラが取られていくことがわかります。手を広げ、膝を拡げた格好で、からだをすぼめようとして、身動き取れないことに気づきます。
<ふふ、いいながめじゃ、由紀のボディ、いい線いってるぜ!>
田宮先生は、ブラを外した由紀のおっぱいを見て、こんもり盛り上がった形をみて、たっぷり揉んでやろうと考えます。
<まてまて、パンティも脱がしてしまう、うふふ、それがいい!>
「由紀ちゃん、ちょっとお尻を上げてもらう、ね」
田宮先生、丸椅子においた由紀の腰を持ち上げて、そうしてスカートをまくりあげ、パンティをお尻のほうから抜き取り出して、太ももでとめたのです。

     

田宮先生、由紀の正面に丸椅子おいて座ります。ちょうどお医者さんが患者さんと向き合うみたいに、由紀と田宮先生が向き合います。田宮先生、おちんぽを剥きだしているけど、由紀にはわかりません。
「ふんふん、どれどれ、由紀ちゃんをじっくり触って見てあげますね、いいですね!」
「ああん、センセ、やっぱり変ですぅ、わたし、裸なんでしょうか?!」
「なになに、妄想ですよ、裸じゃないよ、由紀ちゃん!」
太ももの根元に拡がった由紀のピンクパンティ。田宮先生は、お股にあたる布部分がぬれているのに気づきます。さっきからの興奮でヌルヌル、由紀の分泌液が染みているんです。田宮先生、由紀のパンティを太ももの真ん中までずらせてしまいます。そうしてパンティを握りしめ、紐で括って頭上のパイプに括りつけ、ぐいぐいっと引き上げていってしまいます。丸椅子に裸のお尻を置く格好で、膝を拡げたままで引き上げて、おめこ丸見えにしてしまうのでした。

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ピンクのブラを持ち上げられて、おっぱいが丸出しになった胸元。そうしてピンクのパンティが太ももの真ん中までめくられて、お股が丸見えになった由紀、VSMマシーンの体験中です。ゴーフルをかけて見る映像は、目の前のライブとビデオ映像の組み合わせで、由紀には現実の光景とバーチャル光景がミックスされて網膜に映るんです。
「ああん、センセ、わたし、感じちゃうデスぅ」
「うんうん、由紀ちゃん、感じたらええんよ、感じなさい!」
「はぁ、ああん、だめ、ああ、ぶっといおちんぽぉ、ああん・・・」
目の前にぶっとく勃起したちんぽの映像で、由紀は狐につままれたような錯覚、いいえ現実感、リアリティを感じます。

田宮先生は、手を広げ膝を拡げて括った由紀を、じっくり観察しています。由紀の乳房が盛り上がって、先っちょ乳首がちょっと凹んでいる感じです。それにパンティ脱がせたお股には、黒々毛が生え、ああ、たて割れ唇が陰毛の生え際からお尻のところまで、ああ、陰唇がぷっくら、膨らんでいるんです。
「ううん、由紀ちゃん、ええ形のおっぱいしてるねぇ」
田宮先生は、右手で自分のおちんぽを握ったまま、左の手指を由紀のおっぱいにかぶせて、その感触を味わいます。
「ああん、センセ、変ですぅ、なにかしら触られてるぅって・・・」
「ううん、しんぱいしなくていいんよ、由紀ちゃん、VSMマシーン体験だよ!」
ぷっくら盛り上がったおっぱいを、すそからすくいあげるようにして、田宮先生、ぷるぷるとおっぱいを震わせて、そうして乳首をぷっと引っ張ってしまいます。

     

ゴーフルかけてえろっち映像見ている由紀です。田宮先生から見る由紀の姿は、とってもえろすチックです。見ているだけでも男の田宮先生、うずうずです。手を広げ、膝を120度に拡げ、お洋服は着ているものの、おっぱい剥きだし、お股も剥きだし、膝が持ち上がっているから、お尻のすぼみまで観察できちゃうんです。黒い陰毛。田宮先生は由紀の黒い毛を見て、その下に縦割れの陰唇をみとめて、どきどき、じゅるじゅる、いてもたってもいられない気持ちになってきていらっしゃるんです。
「ああん、センセ、触ってるぅ、ああ、ああん、はぁああん・・・」
ゴーフルの中の映像で、由紀は勃起おちんぽ握ったままで、おっぱい触られ、おめこ周りを触られて、体感、実感、リアルに感じている由紀です。
「うう、触ってあげます、おお、柔らかい、うむうむ、ぷっくら陰唇!」
「ああん、センセ、触っちゃだめ、ああん、だめぇ!」
田宮先生は、おちんぽ握ったまま、由紀の拡げたお股の真ん中へ、親指の腹を押し当て、じゅるじゅるっと動かし始めていらっしゃるんです。

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由紀の拡げたお股の真ん中は、縦にぷっくら唇がおりていて、お尻のすぼみのすぐうえまで唇です。陰唇、いんしんって、陰の唇です。田宮先生は、お化粧していない由紀の陰の唇をさわりだし、唇を指で開いていかれます。えろっち映像を見せられている由紀です。
「ああん、センセ、なんだか変です、変ですぅ・・・」
田宮先生は、指で由紀の陰唇をぱっくり横に拡げてしまい、そうして指を一本挿しこんでおられるのです。
「ああん、だめ、だめぇ、だめですぅ・・・」
おっぱいつかまれ、ぐりぐり揉まれて、そうしておめこに指を挿しこまれ、いっしょにぐりぐりされだす由紀です。手も足も拡げて括られているから閉じられません。

「由紀ちゃん、ぐりぐり、お汁がぽたぽた、いい眺めだよ、ふふ、いいねぇ!」
小さな木製丸椅子にお尻を置いた由紀。膝を120度に開いて持ち上げられて留められて、手を膝に置いたままで胸を開いた由紀です。
「そろそろ、ふふ、由紀ちゃん、入れてぐりぐり!」
由紀の前に丸椅子置いて座った田宮先生は、ズボンを脱いで下半身は裸です。ぐぐっと腰を由紀に近づけ、腰からにょっきりそそり立つおちんぽを握りしめ、そうして由紀のおめこに挿していかれます。
「ああ、ああん、センセ、変です、変ですぅ、おちんぽが、あ、挿入儀式、セレモニーや!」
由紀が見ているゴーフルの映像は、おちんぽがおめこにぶすぶす、挿入される光景です。

     

由紀のセックス体験は、このときはまだほとんど未経験に近かったから、田宮先生のちんぽを挿入されたときの感じも、なんだか変な感じ、そんな感じ、ぶすぶす、まだ開いていない蕾をこじあける田宮先生の狼狽ぶりも、こっけいです。
「おお、由紀ちゃん、入り口ちっちゃくて入らないよ・・・」
田宮先生の持ち物は特大、ぶっとい、長い、硬い、特大セラミソーセージって感じのおちんぽです。ぽっちゃり体型の由紀ですけれど、おめこはまだまだすぼんでいます。田宮先生、亀頭を挿入して、ぐりぐりするけど、ぶすぶすと入るはずなのに、少し入ると押し戻されてしまいそう。
「ああ、せんせ、いたい、痛い、そんなにきつうしたら痛いですぅ・・・」
ぶすぶす、半分埋め込んだおちんぽを、やんわり引き抜き、そうしてぶすぶす。しだいに柔らかくなってくる由紀のおめこです。

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「ああん、ああん、センセ、わたし、とっても変な気分ですぅ・・・」
目隠しされたも同然の、ゴーフルかけた由紀です。えっち映像をリアル体験のように目の前に見て、そうしてからだを触られていく由紀です。大学の教科にリアル体験レポートを提出するとき、こんな体験をレポートすれば教授さんが喜ぶんじゃないかしら。
「うん、由紀ちゃん、ぼくも変な気分だよ、うう、いいぞ!」
両手をおっぱいの上へかぶせるように置いた田宮先生。腰からにょっきり突き立ったおちんぽは、由紀のおめこにぶずぶずっと挿しこまれています。女と男の結合、そのリアル・バーチャル体験している由紀です。

「ああん、センセ、わたし、ああん、むずむずしますぅ、ああ、足が閉じられないよぉ!」
「うん、由紀ちゃん、いいねぇ、じゅるじゅるや、ぬれてるよ!」
「ああん、センセ、わかりますぅ、じゅるじゅる、ああ、いい、いい気持ちですぅ」
VSM、バーチャルセクシーマシーンにのった由紀は体験中。製作者の田宮先生は、実験台の由紀を半裸にし、それも興味の部位ははっきり露出で、足も手も広げきった飼い猫です。
「ふふ、触って、入れて、ぐりぐり、堪能させていただきますね!」
「ああん、センセ、リアルですぅ、ああ、見るの恥ずかしいですぅ!」
「なになに、可愛い可愛い由紀ちゃんよっ!」
田宮先生は、ぶすっとおちんぽ挿しこんだ由紀のお股を、じっくり見入っておられます。自分のからだの部分が、由紀のからだに挿入されている実感を見極めようと、されているんです。

     

「ああん、ああん、だめぇ、センセ、そんなことしたら、ああん、訴えますぅ・・・」
「はぁ、はぁ、由紀ちゃん、気持ちええ、よう締まるぅ、いいねぇ!」
「ああん、だめ、ああ、いたい、いたいよぉ、もっとやさしくしてぇ」
まだ慣れていない由紀なのか、たっぷりおつゆが滲みでる余裕もないまま、田宮先生がせっかちなのか、ぐいぐい由紀のおめこを刺激しているんです。
「うう、出そうだよ、ああ、由紀ちゃん、いい気持ちかい!」
「ああん、センセ、だめ、ああ、だめぇ、なかで出しちゃぁ、ああ、あかちゃんが・・・」
はっと気づいた田宮先生、おろおろ、いったんおちんぽ抜き去って、本棚の引き出しに隠してあったスキンを持って装着し、そうしてふたたび、由紀のおめこに挿しこんでいくのでした。

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真也と初体験しただけの由紀にとって、田宮先生の強姦みたいな奪われかたは、ちょっと驚き、精神的ショックを受けてしまった由紀です。ゴーフル映像とリアル体験が重なって、たしかに由紀はわけの分からないセックスの世界へと誘われたんですけど、終わってしまって、ゴーフル外し、そうして乱れた衣服を見たときは、もうしくしくと泣き出してしまう由紀でした。二十歳、大学二年生、先日初めて、先輩の真也にラブホテルへつれられて、初めてセックス施され、痛みばっかり、見も心も痛んだその矢先の田見た先生との出来事です。

「センセ、わたし、困りますぅ、センセ、信用できません・・・」
「なに、ごめん、ついつい、由紀ちゃん可愛くて・・・」
パンティでお尻まわりを包んで、スカートを降ろして、ああ、人の前で恥ずかしい気持ちの由紀です。
「まあ、そうゆわんと、いい気持ちやったんやろ?!」
「だめ、センセ、そんなことゆうたら、あかん・・・」
由紀は、真也の顔を思い起こし、田宮先生が先輩の先輩にあたり、由紀にとっても先輩になる関係だと認識して、複雑な感じに見舞われる複雑系由紀のこころです。
「そんなに顔を赤らめて、ふふ、由紀ちゃん、よかったんやろ!」
「センセ、そんなんゆうたら、あかん、わたし、こまりますぅ・・・」
VSMにのせられた由紀の感想は、ちょっと恥ずかしいいマシーン、でも、使い方によって、それは芸術の世界かな、なんてわけも分からず、思う由紀です。

     

「でも、由紀ちゃん、けっこうよろこんでいたみたい、また体験してみてよ!」
「はぁ、センセ、そりゃぁ、アートの作品鑑賞やし、してもええけど・・・」
複雑系心理の由紀を、田宮先生は暗示にかけるような話し方で、由紀をその気にさせていくのです。女の子だからって、セックスが無関心ではないし、嫌いでもないし、男の人に触れられるのは、羞恥心ってゆうか、恥ずかしい気持ちが先にたって、素直になれないのです。
「うん、では、そうやねぇ、一週間に一回程度、アトリエへこないか、由紀ちゃん!」
田宮先生は、由紀をすでに身内のような親しさで、接してきていて、由紀も先輩の先輩、現代美術家田宮一郎先生の門下になるのもいいかと思うのでした。




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