彼といっしょに
 第一章の二
 16〜29 2007.4.13〜2007.5.16

     

-16-

<わたしのお部屋で>

円山公園の奥での木陰で、わたしはイってしまったけど、彼はまだ出してなかったので、わたしのワンルームですることになりました。わたしのワンルームは、金閣寺の近くにあります。わたしたちは祇園の石段下から、遠回りだけど市バスに乗り、金閣寺道で降りました。バスの中では、並んで座り、うつらうつらとわたしは眠っていたようでした。もうローターは、バスに乗る前に取り外していたけれど、なかがぐじゅぐじゅのままやったんで、ちょっとムズ痒い感じです。バス停からちょっと暗い道を入って、白い学生マンションの三階がわたしのワンルーム。彼が来るのは、初めてでした。

「ううん、きれいな部屋や、可奈、こんなとこにいるんや」
彼は、わたしのワンルームをぐるっと見回し、わたしはちょっと恥ずかしい気持ちになってきました。
「うん、ここがわたしのワンルーム・・・」
わたし、ピンク系が好きで、ワンルームの色調はピンク系でまとめています。彼はちょっとまごついている様子でしたけれど、わたしが愛用しているクッションに座り、わたしにも座れというのでした。
「まって、お紅茶いれるし、それまで待って・・・」
わたしは、彼がやってきたことで、恥ずかしさと期待する気持ちが入り混じって、口実をつくっているのです。

まだお紅茶を入れているのに、彼は、待ちきれないとでもゆうように、わたしを後ろから抱いてきました。
「ああん、ちょっと待って、ねぇ、おいしいお紅茶入れたげるから・・・」
わたしは、もうドキドキしています。わたしを後ろから抱いた彼が、スカートをめくりだしたのです。
「ああん、こらぁ、あかんってばぁ、ああん」
彼の匂いを、ぷぅんと感じて、わたし、うずうずの気持ちがたかまってしまうじゃないですか。彼は、わたしのスカートをめくりあげてしまい、花柄のパンティのうえから、お尻を撫ぜだすのでした。

     

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「ああん、あかん、あかんってばぁ」
彼ったら、待ちきれないとでもゆうように後ろから、わたしの穿いてるパンティを剥ぎ取るように降ろしてしまい、お尻をむきだしてしまったのです。
「可奈、お尻丸見えにしてやったよ、かわいいお尻!」
スカートをめくりあげたまま、彼は、そんな恥ずかしいことをいうのです。わたし、彼が恥ずかしいことしてくれるのが、好きなんやと自覚していました。恥かしいけど、言葉にしてゆわれて、わたしはそれでうずうずとなってしまうんです。彼は大学院で研究している学者さんの卵なのに、どうしてこんなにえっちなんやろとわたし、ほんとに思っているんです。それに音楽かって、バイオリンを上手にあやつっている彼。えっちなことするのは、きっとわたしにだけやと思うけど、わたしは恥ずかしいと同時に、嬉しい気持ちもあります。

スカートをウエストのところにまとめた彼は、わたしに抱きついたまま、セーターの裾から手を差し入れてきて、おっぱいをまさぐりだしてきます。ブラをつけているから、まだブラのうえから、手をかぶせて揺すってくるんです。わたしは前を向いたまま、ちっちゃいお流しに紅茶を入れようとしたまま、わたしは、彼に抱きつかれてしまって、ああん、痴漢みたいなんです。
「可奈、オレ、もう、あかん、やってくれよ」
「だめだめ、ああん、そんなことするから、わたしでけへん」
彼の要求は、フェラチオ。わたしにフェラしてほしいと言っているんです。わたしのワンルームが、彼との愛の巣に変わっていくんです。

わたしは、彼に後ろから抱きつかれたまま、手を後ろへまわし、彼のジーンズをまさぐっていきます。ジッパーを降ろす彼です。わたしは中へ手をいれ、トランクスのうえから、彼のんがおっきくなっているのを確かめてあげます。
「にぎって、可奈、握って・・・」
わたしは、彼の声がうわずってきているのを感じます。後ろから抱きついている彼。わたしは、トランクスから彼のぶっとくて硬くなったモノを握ってぐっと腰のほうへと手を押し込んでいきます。彼のモノを、ぎゅっと剥いてあげるわたしです。彼は、ジーンズを足首まで降ろし、トランクスも降ろしてしまって、わたしに後ろから挿しこもうとしてくるんです。
「可奈、足をひらいて、ひらいて・・・」
ああ、わたし、彼が要求するように、足を開いてあげます。そうして彼は、わたしの腰に手をまわし、お尻を突き出させようとしてくるのでした。

     

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「可奈、なめたいか、いれてほしいか、どっちや」
彼は、ぶっといのをわたしに握らせたまま、聞いてきます。ぴんぴんになった彼のんを握って、ぎゅっと押し込んで剥いてあげたから、彼は入れたいはずやと思って、わたしは、入れてっていいます。
「ほな、一発、入れて、それからや!」
「ああ、ああん、ああっ・・・」
お流しのステンレスのうえに肘をついた格好のわたしに、彼がぶすぶすっと挿しこんできたんです。わたしは、足をひろげて、猫が背伸びするように、お尻を持ち上げてしまいます。

ぶすっ、ぐじゅぐじゅ、ぶすぶす、ぐりぐり、彼は、わたしの後ろから、腰のモノをぐぐっと突き挿しては、ぐりぐりして、そして引っこ抜きます。わたしは、ステンレスに額を置いて、ああ、お紅茶のカップが倒れそうやって思いながら、彼のぶすぶすを受け入れているのです。
「ああん、ああん、もっとゆっくりしてぇ、ああん、いい、いい・・・」
「じゅるじゅる、可奈、じゅるじゅるやぜ!」
「ああん、わたし、ああ、もう、ああん、もっともっと!」
ずっとローターを入れられてイってしまったわたし。彼のおちんぽでずっきんずっきん、じゅるじゅる、感じてしまうんです。

「なめたいやろ、可奈、ちんぽなめろ!」
ああ、彼がお流しのステンレスに座り、わたし、彼のおちんぽを求めてしまう。いきり立った彼のおちんぽを、わたし、目眩がする感じで、見てしまう。濡れてる。わたしの中に入ってたから、べっとり濡れてるんです。わたしは床にしゃがみ込み、彼を見上げるようにしながら、おちんぽを握ってぐいぐいっと根元へ押し込んであげるん。
「ううわぁ、おっきい、おっきい・・・」
わたし、下から見上げるようにして、舌でなめだします。ぺろぺろ、じゅるじゅる、わたし、彼のおちんぽを、唇と舌を使って、なめなめしてあげてる。彼はわたしにフェラさせたまま、床に座ってたのを立たせて、ああん、おっぱいをまさぐりだします。

     

-19-

わたし、彼のんをフェラしながら、着ているもんを脱がされていきます。スカートを脱がされ、セーターを脱がされ、ブラウスを脱がされ、パンティとブラだけにされて、それから彼が着ているもんを脱いで、トランクスまで脱いでしまって、彼が裸になってしまいます。それから、わたしは、ブラを取られて、パンティだけになってしもて、彼に抱かれてベッドに横たわるんです。
「可奈、足をこっちむけろ!」
彼は、わたしにシックスナインのかっこうにさせてしまう。そうしてパンティを脱がされて、わたしと彼は、素っ裸になってしまったのです。わたしは、わたしのシングルベッドで、彼にかわいがってもらう。わたしのお枕はおっきくて、彼が頭をお枕に乗っけて、わたしの足を広げさせてきます。

わたしは、彼の腰へと顔をもっていきます。ぶっとい、かたい、彼のんを握ってお口に含みます。彼とわたしは横に向き合い、彼の手がわたしのお股をまさぐってきます。
「可奈、ぐっと口にさしこんだままやぜ」
「うう、ううん、ああ、おっきい」
わたしは、口に含んだ彼を、じゅるじゅるってすすってあげる。彼は、わたしの膝を曲げさせ、お股に顔を当ててきます。ああん、彼がわたしをぺちゃぺちゃ舐めだします。ああ、いい、わたしは、彼のんを口に含んで吸い上げながら、彼がくれるぺろぺろ、じゅるじゅる刺激に、ううううってうなってしまうんです。

わたしは彼のんを握ったまま、お口のなかでころがしてあげる。彼は、わたしのんを舌と唇で、ぐちゅぐちゅ、じゅぱじゅぱしてくれます。裸と裸のからだをくっつけ抱き合って、彼はわたしを上にさせてきます。わたし、膝をひらいて、お尻を持ち上げるようにさせられて、彼が下からぺろぺろしてきます。わたしは、彼の根元を握ったまま、お口の中へ挿しこんだり抜いたりしてあげます。
「ううっ、うううん、ううっ・・・」
わたしはうめき声をあげながら、かれの唇と舌の舐め舐めで、ずんずんといい気持ちになってしまいます。ああ、バイオリンを弾いているときより気持ちいいです。ずっとずっと気持ちいいんです。

     

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「可奈、こっち向けよ」
わたしはシクスナインから、彼の顔のほうへと向きなおります。彼は寝そべったまま、わたしが彼にかぶさっていきます。わたしは、彼の腰にまたがるようにして、彼にかぶさっていくのです。わたしも彼も裸やから、おっぱいが彼の胸を押さえるようになってしまう。
「さあ、こすって、おっぱいでこすれよ、可奈」
「ああん、こすってあげる、こすってあげる」
わたしは、仰向いて寝そべった彼のうえを、ぴったしくっつけたまま下の方へとずらしていきます。おっぱいが彼の腰の硬棒に触れるようにしてあげて、おっぱいの先っちょで彼の先っちょを撫ぜてあげるんです。そしたらわたしも感じるし、彼も感じるみたいなんです。

「さあ、可奈、こっちへきて、からだを立てろ」
「ああ、ああん、わかった、ああ、立てるう・・・」
わたしは、彼の腰にまたがって、からだを起こしてしまいます。彼の腰の硬棒が、わたしのお股に押さえつけられてしまいます。わたしは、もうがまんできない感じになって、入れてほしい・・・って言ってしまいます。
「いれてほしい、ああ、もう入れて、ねえ、いいでしょ」
「もうちょっと、もうちょっとあとだよ」
彼はわたしを焦らしてきます。そのまえに顔をあげ、おっぱいを吸ってくるんです。わたしを斜めにさせて、彼はクッション枕から頭をあげて、わたしに吸いついてきます。わたしは、おっぱいの先っちょをちゅちゅっと吸われて、ぴりぴりって感じてしまう。

「可奈、お尻あげろ」
彼の腰にまたがったわたしの耳元で、、お尻をもちあげろと囁くようにいう彼です。わたしは、彼の肩の横に手をついて、腰を浮かせて、お尻を持ち上げていきます。彼がおちんぽを立ててくれるんです。わたしちょっと弄って、彼の先っちょにお股をおいて、彼が入り口へとみちびいてくれて、わたしはそのまま、お尻をおろしていくんです。
「ああ、ああ、入ってくるぅ・・・」
わたしは、じゅるじゅるっとのめりこんでくるおちんぽを、しっかりと受け留めてしまいます。入ってくるときって、わたし、どっきんどっきん、ぐじゅぐじゅ、おなかのなかがぐうっと張るような快感を味わってしまうんです。

     

-21-

根元まで挿しこんでしまって、わたしはそのままじっとしてしまいます。からだの奥がずっきんずっきん、とってもいい気持ちになっているんです。わたしは、彼にまたがったまま、彼のことばを待っています。
「お尻をゆっくりあげろ」
彼の囁きに、わたし奥まで挿しこんだのをゆっくり引き抜いていきます。ずるずる、じゅるじゅる、引き抜くときの摩擦で、わたしズキンズキンを感じて、彼の先っちょを残したまま、お尻を持ち上げて止めます。
「ぶすって降ろせ」
わたし、そのままズシンとお尻を彼の腰へ落とします。ああ、わたし、ぶすんと突いてしまって、からだが破裂しそうにふくらむ感じで、ズキズキ、快感を受け入れてしまいます。

なんどもゆっくり引き抜いて、先っちょを残したままお尻を浮かし、そうしてズシンと落としていくわたし。彼のぶっといのんがわたしを貫く感触で、べちょべちょに濡れてしまう結合部です。わたしは、挿しこむたびに、悲鳴のような疼き声をだしてしまいます。
「可奈、もっともっと、まだまだいけるやろ!」
「ああん、もうイきたい、イきたい、イかせてぇ・・・」
「もっともっと、めろめろしろ!」
「ああ、ああ、いい、いい、ああ、いくいく」
密着させたまま、彼が腰をぐりぐりと回してきたんです。わたしは、奥底をこすられて、一気に破裂してしまいそうです。

わたしは、もうめろめろ、からだを動かせなくなって、彼が上になってくれて、わたしは仰向いてからだを開いたまま、アクメをむかえさせてもらいます。ぶすっ、ぶすっ、ぐりぐり、ぐりぐり、ああ、ああ、わたし、そのたびに一段ずつ昇っていってしまう。ああ、もうだめ、ああ、もういく、ああ、ああ、わたし、彼のしがみついて、ぐっと歯をくいしばって、オーガズムを迎えていきます。
「いけ、いけ、可奈、いけ!」
「ああ、はぁあ、はぁあ、ああ」
「出る出る、だすぞ!」
「ああ、ああ、もっともっと、ああ、もっと〜!」
ぴしゅん、ぴしゅん、わたしの中で彼が痙攣して、わたしは爆発してしまいます。彼の射精に一歩送れて、わたしのオーガズムが最高になって、あああああ〜と叫んで、ぐったりしてしまうのでした。

     

-22-

<慣れてきて>

三ヶ月くらい経ってなれてくると、彼ってとってもへったいチックなことをやりだしたんです。ローターを入れたまま、最初は祇園さんの円山公園の暗がりでしたけど、そのうち四条河原町の阪急の前でとかで、逝きそうにされたり、いつもバイオリンケースを持ったままで、わたしは夢の中に酔わされているようでした。彼は二十七歳、わたしは二十歳。わたし、まだおぼこかったし、すぐ感じてしまう性質やったと思うんですけど、彼に抱かれてしまうと、もうなんにも考えられへんかったです。わたしのワンルームでは、あんましきついことはしませんでしたけど、彼のマンションでやるときは、けっこうきついことをされだしました。

「ねえ、可奈、好きなんやろ、こんなこと・・・」
わたし、好きも嫌いもありませんでした。彼が、わたしを括りだしたんです。括るといっても浴衣の帯で、タスキをかけるようにして、膝もいっしょにして括ってしまう。
「ああん、こんなん恥ずかしい・・・」
彼に抱かれだして、わたしはもう、だいぶんぬれぬれになっていたし、自制がきかへん状態にまでなっていたころを見計らって、彼は、わたしを立膝で座らせ、肩と脇のしたからおろした帯で、膝を内側から外側へとおし、そうしてタスキ掛けしてしまったのです。

彼のベッドルームで、わたしはうずくまったまま、広げた膝がおっぱいの横になってしまったまま、彼にかわいがられだしたのです。彼もわたしも好きなバイオリン曲、サラサーテのバイオリンが切なくわたしのこころを撫ぜていきます。
「可奈、オレのこと好き?」
「はぁん、すきです、すきですぅ・・・」
「こんなことされても、好きか!」
「ああん、きらいになるかも・・・」
わたしは、ローターを入れられていかされたり、括られたりして感じてしまうわたし自身が怖かっただけでした。

     

-23-

浴衣の帯で膝もいっしょにタスキ掛けされてしもたわたしは、もう足を伸ばすことも閉めることもできなくなって、ベッドの上でうずくまっているんです。彼は、そんなわたしをなぶってきます。左手でおっぱいを、右手でお股を、横から手を挿しこんできて、ぐじゅぐじゅってしてくるんです。わたしは、彼の手を憎いと思います。裸のわたしを身動きとれないようにしておいて、いちばん感じる処をなぶってくるんやもん。
「ああん、もっとやらこうして、そぉっとして・・・」
おっぱいの先っちょをつままれて、クリクリされて、わたしピリピリ感じすぎてしまうんです。

「可奈、べちょべちょに濡れてるぜ!」
「ああん、そんなんゆうたらあかん、ああん・・・」
彼は開いた太ももの根元をさすりながら、唇のわれめに指を這わせて、濡れだしたわたしのことをいうんです。わたしは、濡れだしているのが恥ずかしい気持ちなのに、言葉にされると、ほんとに恥ずかしい気持ちになってしまうんです。誰にも知られたくない。彼にだって知られたくない。おっぱいを触られて、お股のなかが濡れてきてることを、知られたくない気持ちなんです。
「ああん、さわったらあかん、ああん、あかん・・・」
わたしは、濡れだしたお股のわれめのなかを指でこすられて、うずうずっと感じだしていたんです。

帯で膝といっしょにタスキ掛けされたまま、わたしは仰向けに倒されてしまいます。背中がベッドに着いて、お尻が浮き上がってしまって、膝が広がったまま上を向いてしまいます。彼がわたしの前に座ります。そうしてわたしの背中にクッションを挿しこんでしまって、わたしのからだが斜めになって、太ももを思いっきり開けられて、彼の前にいるんです。
「ああん、こんなの、ああん、足が閉まらへん・・・」
わたしの前で胡坐をかいた彼のふくらはぎに、わたしのお尻が乗せられてしまいます。そうして彼は、わたしの手をお尻にまわさせ、彼の腰のぶっとく立ったモノを握らされてしまうのでした。

     

-24-

彼になぶられる。あおむいカエルみたいな格好になったわたしを、彼がなぶってきます。おっぱいをなぶってきます。お股をなぶってきます。
「可奈、ぷりぷりおっぱい、コリコリ固たくなってぜ」
もりあがったおっぱいを、彼が揉みほぐすように握っては広げ握っては広げ、そうして先っちょをぴゅっとつまんでキリキリっと揉みます。わたしは、膝をおっぱいの横にくっつけたまま、お股にぐっと力をこめてしまいます。
「いいねぇ、可奈が悦ぶ顔、最高やね!」
「ああん、あかん、そんなん、ああん、もっとしてぇ・・・」
わたしは、おっぱいをなぶられ、揉まれながら、彼のモノを握ってしごいているんです。

彼のビンビンになったモノが、わたしのお股へ当てられてきて、その棒でわたしをこすってきます。わたしは、もう早よう入れてほしいって思っているだけです。もうべちゃべちゃに濡れて、じゅるじゅるお汁が滲んでいるわたし。彼がその頭を、わたしに挿しこんできたとき、わたしは待ち構えていたように、呻きこえをあげてしまうんです。
「可奈、いい気持なんやろ、ギシギシ締まるぜ、ぴくぴくしてるぜ!」
「ああん、だめ、ああ、ああ、だめぇ」
「感じろ、可奈、もっと感じろ!」
「ああ、ああ、いい、いい、あああ〜ん、いい!」
ぶすっと彼のモノがおくまで挿しこまれて、わたしは猛烈な圧迫感を感じて、それがとてもいい気持ちです。

「ああん、じっと、じっとしててぇ」
彼がちょっとからだを動かすと、ジンジンからだの芯へ響いてくる快感に、わたしは悶え悦んでしまいます。ぶっとい彼のんがわたしを突き刺してしまって、わたしはピクンピクンと痙攣させて、彼のんがピクンピクンと痙攣して、わたし、もうそのたんびにつよい快感を覚えてしまう。
「ああ、いい、ああ、いい、ああ、じっと、じっと、動いたらあかん・・・」
感じすぎるわたし。サラサーテのバイオリンが、わたしを痺れさせてくるんです。わたしは、浴衣の帯のタスキを掛けられ、太ももを広げられて膝をおっぱいのとこまで引上げられたまま、彼のおちんぽを呑みこんでいるんです。わたしは彼ときっちり結ばれたまま、雲のうえをさまよっているんです。
「はぁあん、ああん、はぁああん・・・」
彼が半分抜いて、ぐりぐりしだして、わたしは彼の快感刺激で、お汁をじゅるじゅる汲みだしてしまう。

     

-25-

女のからだって全体で感じちゃうんやと思います。わたしの感じ方と彼の感じ方って、ちがうみたいなんです。わたしはからだの内側から感じてるんやけど、彼は外側から感じてるみたいに冷静です。わたしはタスキ掛けのまま、からだを起こされ、お尻だけでからだを支える格好で、彼のモノを呑みこまされていきます。彼が組んだ足の中にお尻を落とし、彼に背中から抱かれて支えられ、足首を宙にしたまま、彼のモノが蠢きだします。
「可奈バイオリンだね、ひいひい啼け啼けや!」
膝をひろげて引上げられたわたしを、彼がゆすります。彼の腰から突き出た棒が、わたしをぐりぐりこすってきます。
「はぁああ、ああ、ああ、はぁああ・・・」
わたしは全身をつかって感じていきながら、お声を洩らす楽器です。

ぶすぶす、ぐりぐり、彼はわたしという楽器をなぶって、ヒイヒイといい音をださせる名手です。わたしは、彼の腰から突き出た棒で、ぐいぐり、べちゃべちゃ、じゅるじゅる、そうして、はぁはぁ、ひいひい、ふぅうう、ふわぁああ、はぁああ、と奏でさせるんです。
「可奈、もっともっと、感じろ感じろ!」
「ああん、ひぃい、ひぃい、はぁあん、もっともっとぉ・・・」
わたしはじゅるじゅるにされて、からだ全部を共鳴させて、じんじんいい気持ちになっていきます。
「たっぷりたっぷり、可奈、たっぷりたっぷり!」
じゅるじゅるっとゆっくり抜いて、頭だけを残して、ぐぐっと一気に挿しこんでくる彼です。

ぐぐっと挿しこまれるとき、わたしは、はぁぁあ〜なんてお声をあげてしまうんです。からだのなかから潤滑のねばねばお汁を滲ませて、からだ全部をふるわせて、彼を喜ばせる楽器です。
「ああ、もうだめ、イかせて、ああ、逝かせてぇ・・・」
わたしは、もうじゅるじゅる、最後のクライマックスを飾ってほしいと思ってしまう。ああ、いきたい、アクメへ行ってしまいたい。彼はそんなわたしを焦らすように、わたしをクライマックスの寸前まで連れてきて、そこで啼かせているんです。
「可奈、イきたいんか、イカセテやるぜ!」
「ああ、ああ、いく、いく、いくいくぅうううう〜!」
彼のピストンが早まり、ブスブス、ブスブス、わたしは最後の力をふりしぼって、彼を迎え、オーガズムを迎えてしまうのでした。

     

-26-

彼のえろっちさには、あきれてしまうわたしですけど、そやからゆうて彼と別れるなんて考えられへんわたしです。わたしがバイオリンを弾いて、彼がピアノ伴奏してくれたり、彼がバイオリンを弾いて、わたしがピアノ伴奏してあげたり、ふたりでいっしょに弾いたり、それにふたりでお気に入りのワインを飲んだり、わたしたちは恋人どうしです。一緒に住んでしまうと見境つかなくなるんで、わたしはワンルームに、彼はマンションにいたままでした。わたしの狭いワンルームより、彼のマンションへ行くほうが多かったです。うん、彼に会うことって、セックスすること。もちろんそれだけやないけど、セックスすることが多かったです。

帯紐で括られて、わたしがイかされてしもたあのときから、彼は、わたしにいろいろなことをして、わたしがイくのを楽しむようになったと思います。男の人ってひと晩に、なんかいくらい射精するのが限度なんでしょうか。彼のばあいは二回か三回までのようでした。そやけど、わたしには、平均五回くらいオーガズムを迎えさせてくれました。夕方に彼のマンションへ行って、深夜の二時か三時ごろまで、そうですね、二時間に一回くらいオーガズムを迎えさせられていきました。彼のんでずぼずぼされて逝かされるのが最初と真ん中と最後です。二回目と四回目は、彼のずぼずぼなしで、お道具で逝かされてしまうのでした。途中でずぼずぼしてくれるけど、最後はお道具で逝かされてしまう。

ローターとバイブを使って、それに彼が手作りのお道具を使って、わたしは逝かされていきます。彼がいうには、女の子がいちばん美しいときは、オーガズムを迎えていく途中なんやそうです。わたしには、男の人のきもちはわからないけど、なんか独占してる気持ちになるそうですね。わたしかて、彼を独占してる感じで、なにもかも忘れてしまいます。
「可奈のストリップをみたい、みているから裸になれよ」
わたし、シラフで彼のまえで裸になっていくなんて、恥ずかしいです。でも、彼は、わたしに恥ずかしい気持ちにさせて、恥ずかしい姿にしていくのが好きなんやと思います。

     

-27-

彼のお勉強ルームは六畳で、畳一枚ほどの大きな机があります。壁一面が書籍棚になっていて、わたし、その前に立たされます。彼は机とセットの肱掛椅子に座ったまま、わたしがお洋服を脱いでいくのを見るというのです。バイオリンが机に置かれています。机に面した窓から、明るい光が入っています。
「さあ、可奈、見ててやるから、脱ぎな」
わたし、やっぱりドキドキしてる。こんな明るいとこで見られてお洋服を脱いでいくなんて、恥ずかしいんです。ううん、ドキドキはウズウズの感じをともなって、わたし、ふうっとめまいを起こしてしまいそう。

わたし、ちょっと躊躇してしまって、もたもたしてしまうけど、彼に見られながら、彼と目線が合わないようにして、お洋服を脱いでいきます。セーターを脱ぎ、ブラウスのボタンをはずし、そうしてスカートを脱いでいきます。
「ああん、見てたら恥ずかしいわ、これだけでええやろ・・・」
下着が見えてしまって、彼の目線が刺しこんできて、わたし、やっぱり恥ずかしくって、自分でブラをとるなんてできない気持ちです。
「あかん、ぜんぶ脱いでしまうんや、そやないと可愛がってやらへんよ」
彼は、許してくれそうにもありません。

ブラを取るときはまだしも、パンティを脱ぐときって、いくら彼やからゆうても、見られてるって思うだけで、ジクジクした気分になります。書籍棚の前に立ったまま、彼との距離は1mほどです。
「ああん、ここまでにしてぇ、わたしでけへん・・・」
パンティだけのすがたになって、わたし、これ以上裸になれない。彼は、そんなわたしを、じっと見ているんです。
「うん、まあ、そんでええけど、可奈は見てほしいんやろ!」
「ああん、見てほしいことなんてあらへん・・・」
わたし、プロポーションには自信あるけど、ジッと見られると恥ずかしいです。彼は、パンティだけのすがたになったわたしに、バイオリンを持たせます。

     

-28-

はだかでバイオリンを弾かされるわたし。彼の発案ですけど、そんなの初めてです。恥ずかしい気持ちなのに、バイオリンを持たされて、裸でレッスンするというのです。バイオリンを顎と肩ではさみ、右手に弓をもち、弾く体制にはいります。わたし、まだパンティ穿いたままですけど、バイオリンをもったまま、彼が近づき、パンティを降ろそうとしたんです。
「ああん、やめて、脱ぐのあかん、そんなんあかん」
わたしは、彼が降ろそうとする手を、後ずさりして阻止します。でも、だめです。わたしはバイオリンを構えたまま、彼がパンティを降ろしてしまうのを受け入れてしまいます。

「可奈、いい感じやろ、裸でレッスンなんて、いい音だすんやぜ!」
「ああん、こんなんあかん、弾かれへん・・・」
わたしはモジモジしながら、身を隠そうとしているけれど、隠す場所も無いのです。それに、バイオリンに集中できないです。
「でけへんか、しやないなぁ、可奈でけると思たけど、まあ、えっか」
彼は、素っ裸にバイオリンを持ったわたしを、ぐっと引き寄せ、立ったまま彼が抱きついてきたんです。そうして彼は肱掛椅子に座り、わたしのお尻に手をまわし、お臍のしたへ、顔をくっつけてきたんです。

「じっとして、可奈、じっとしてろ」
彼は、わたしにバイオリンを持たせたまま、腰にくらいつく格好で、わたしに顔を埋めるのです。
「ああん、こんなんあかん、落ち着かへん・・・」
「まあ、そのうち落ち着くって、こんなんがええんや」
彼は、わがままです。明るいお勉強部屋でわたしを裸にしてしまって、わたしを可愛がろうとしているのです。彼ったら、まだなんにも脱いでいないんです。わたし、そんなの卑怯やと思っています。

     

-29-

バイオリンを机に置いて、わたしは立ったまま、彼の頭を抱くようにして手を置きます。彼は、わたしのお尻から腰を抱きしめ、唇で黒毛をはさんでひっぱります。右手がおっぱいへ伸びてきて、まさぐられるわたし。お尻を抱かれ、おっぱいを揉まれだすわたし。わたしは足を開いてしまいます。
「ああん、あかん、○○も裸になってよ・・・」
「うんうん、裸になるよ、可奈、脱がせてくれよ」
わたし、そのときには、だいぶんウズウズしてきてて、彼もはよ裸になってほしいと思っているんです。わたしは、彼の上半身を裸にしてあげ、それからズボンを脱がしてあげて、トランクスだけにしてあげる。

彼の腰のモノがぷっくらおっきくなってるんがわかります。わたしは女やから、そんなん持ってへんから、彼のんにものすご興味あるんです。トランクスを穿いたまま、握りだしてあげて、頭の皮をぐりっと剥いてあげる。ヌルヌルって液が滲んできて、わたし、親指の腹で頭にぬりたくってあげる。彼は、とっても喜ぶんです。ううっ、ううっ、低い声を洩らして、とってもいい気持ちになるんですって、ね。
「可奈のクリ見せろよ、舐めたいんや!」
ああん、わたしがぴりぴり感じすぎて、あかんあかんってゆう声を聞いて、彼はよろこぶんです。黒毛の生え際を引上げるようにして、わたしのお股の皮膚を引上げてしまう彼です。

「ああん、きつい、さわったらピリピリやんか」
「うん、舌先やったらええんか」
「うん、ああん、そっとしてね」
親指で黒毛のスソをもちあげ、恥唇の先っちょを露出させる彼です。そうして右手の親指と人差し指で、先っちょをめくってしまうんです。わたし、そんなんされると、うずうずになってしまう。クリに直接爪を立てられると、ヒイヒイ、ピリピリ、飛び上がりたいほどの刺激です。うん、わたし、その感じも好きなんですけど・・・。そうしてめくった先っちょに、唇をつけてくる彼なんです。

     






















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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