淫乱アトリエ(2)-1-
  1~12 2013..11.25~2013.12.11

     

-1-

紅葉がすっかり色づいて、坂をあがる道の斜面には落ち葉がいっぱいです。
嵯峨野の奥まったところに、日本画家村田先生のアトリエがあるんです。
わたしの名前は大島由紀、絵のモデルを頼まれて、アトリエへ行っています。
ええ、村田先生は、わたしが通ってる美大の准教授さんですけど、新進作家さん。
39才、独身、お父さまが日本画家として有名で、村田先生は後継者です。
「ああ、由紀ちゃん、来てくれたんだね、待ってたよ」
門をくぐって前庭の向こうに玄関があるんですけど、わたしは直接アトリエの方へ。
前庭から回って裏の方に、お庭に面して和風のアトリエがあるんです。
「うん、せんせ、来たよ、三泊四日、よろしくおねがいします」
絵のモデルさん、わたし、泊まり込みで、村田先生のモデルをするお約束です。
何度かお友だちと、村田先生のアトリエを訪問していたから、要領はわかります。
わたし、モデルになるんですけど、なんか昭和のイメージとか、おっしゃるんです。
和風のアトリエですけど、古い調度品とか座敷机とか、骨董品かも、です。
わたし、透け透けのスリップとか、それ一枚だけ身にまとって、お椅子に座る。
籐で編まれた少し大きめの肘掛椅子、座部はあぐら座りができるほどの広さ。
「いいねぇ、由紀ちゃん、白いスリップが清楚なイメージ、ぴったしだよ」
わたし、下着、なにもつけていません、でも、そうですね、スリップって下着ですね。
ショーツとかブラジャーとかをつけたらだめで、裸でもだめだとおっしゃるんです。
ああん、ちょっと恥ずかしいですよ、おっぱいとか、透けて見えちゃうんですもの。
お膝をぴったしくっつけて、太ももの根っこあたりまで露出だけど、わたし緊張です。
お股とか、恥ずかしいな、陰毛のところとか、見えないように、太ももをすぼめます。
「だめだよ、由紀ちゃん、もっと、リラックスしないと」
ベレー帽をかぶった村田先生、スケッチブックを持ったまま、わたしに近づきます。
いいえ、スケッチブックの下に、ロープを隠し持っておられたみたいです。
肘掛椅子の後ろにまわられた村田先生が、わたしのふたつの手をあげさせます。
スケッチブックはテーブルに置いて、そうして、上げた手首を合わせて縛られたんです。

     

-2-

透けた白いスリップだけを身につけたわたしは、肘掛椅子に座っています。
村田先生に両手首を交差させて括られだして、わたし、わけがわかりません。
「ああっ、せんせ、なにするん、なにするんですかぁ」
村田先生は何も言わずに、わたしの手首を頭のうえから後ろへとまわしてしまう。
わたし、手で頭を抱える格好になって、ああん、ロープが胸の上下にまわされたんです。
村田先生が、わたしの前にまわって、しげしげと、わたしを眺めていらっしゃるんです。
わたしは、窮屈、手が頭のうしろ、それにロープはスリップの上から胸を二重巻き。
胸の下と上にロープが巻かれたから、おっぱいがもりあがっています。
「いいねぇ、由紀ちゃん、お縛りされた絵を、描きたいんだよ、ぼくぅ」
村田先生は、わたしを縛って、日本画に仕立てたいとおっしゃるんです。
ええ、わたし、知っているんです、アトリエの書棚に浮世絵の春画集とか。
それに奇譚なんとかってゆう、古い雑誌とかが収められていることも。
「由紀ちゃん、ぼくは、緊縛絵を描きたい、名前は伏せるけど、描きたい」
「ああん、そんで、わたしをモデルにするんですか・・・・」
わたし、村田先生のその言葉を聞いたとたんに、うずうずが背筋を走ったんです。
「そうだよ、由紀ちゃん、きみは美女だし、髪の毛も長いし、素敵だから」
わたし、どうしてかしら、ひとりで妄想してたりしたこと、ハッと気がついてしまう。
どうしたらいいのか、わたし、目の前が白けてきて、なにも考えられないんです。
籐で編まれた肘掛椅子に座った格好で、手は頭のうしろに、ああ、おっぱいが。
白いスリップ、乳首が透けて見えちゃう、大きな鏡に、わたしの姿、映っています。
和風のアトリエには、大正とか昭和の頃の、レトロなお道具があります。
天井には十字に組まれた梁が通っていますし、ああん、木馬とかもあります。
「由紀ちゃんには、いっぱい、体験させてあげたいんだけど、ふふっ」
「はぁああ、わたし、どうしたらいいの、せんせ、わたし・・・・」
もちろん、わたし、そのとき、処女、ほんとです、処女だったんです。
ええ、もう、めちゃくちゃ気持ちが動転していて、何がなんだなわかりません。

     

-3-

美大の二年生に在学中のわたしは、村田准教授さんのクラスにいます。
日本画では有名なお父さまの跡継ぎで、大きなお屋敷にアトリエがあります。
お屋敷は、嵯峨野のおくの化野にあるんですが、いまはアトリエ兼別荘です。
モデル、絵のモデルを頼まれて、わたし、訪問して、いたところです。
ええ、透けたシンプルなスリップだけを着た、下着も何もつけないわたし。
籐の肘掛椅子に座って、スケッチをされていた村田先生が、わたしを・・・・。
わたしの手首を頭の上で括り、そのロープで胸を二重に巻かれたんです。
「ああっ、せんせ、こんなして、モデルするん」
わたしは、とっさのことで、わけもわからないまま、なされるがままです。
村田先生の息づかいが、荒々しい感じで、わたしのうしろから聞こえます。
「由紀ちゃん、いいでしょ、こんなことしても、いやじゃないでしょ」
わたし、それよりも動転していて、なにも考えられない、なにかが起こる。
「はぁあ、せんせ、どうでもしてください、わたし、わたし・・・・」
3m向こうの壁際に、木枠の大きな鏡があって、そこにわたしが映っています。
うっとり、白い透けたスリップすがたのわたし、それに調度品だってクラシック。
そんなときに、わたし、手首を括られ、胸を縛られてしまったから、手が動かせない。
わたし、ちょっと青ざめてしまいます、知っています、お縛りされちゃう女の子。
えっちそうな男性が、かわいい女の子を縛って、もてあそんじゃう、18禁で見ました。
わたし、未経験、そのときは、まだ処女でしたし、男性経験ってなかったんです。
「立ってごらん、由紀ちゃん、このまま立って、ごらんなさい」
村田先生は、わたしがあまり抵抗しないから、だったと思うけど、立たされる。
立って、ああ、村田先生は、わたしを抱いてきちゃいます。
お庭から光が入ってきているけれど、わたしのいるところは、奥まっています。
和風のアトリエは八畳間が田の形で32畳、奥の隅は薄暗い感じなんです。
スリップのうえから胸を上下に縛られ、手を頭の後ろにしたわたし、抱かれます。
わたし、こんなの想像できませんでした、こんなかたちで処女をささげるなんて。

     

-5-

和風のお絵かきアトリエには、モデルになってるわたしと、美大の准教授村田先生だけ。
「ああん、せんせ、わたし、わたし・・・・」
わたしは、言葉が出てきません、立たされて手は頭の後ろに回していて、そいで抱かれる。
「いい子だ、由紀ちゃん、ああ、いい匂いだ、ミルクの匂い、石鹸の匂い・・・・」
村田先生は、まだお洋服を着ていて、綿のおズボンも穿いておられて、芸術家スタイルです。
手を背中にまわされて抱かれると、わたしの顔が村田先生の顎のあたりです。
接吻、わたし、なんの抵抗もなく、わたしの唇に、村田先生の唇が重ねられてきます。
<ああ、男の人に抱かれてる、キッスするんだわ、キッス・・・・>
抵抗なく受け入れられたのは、からだのなかで、わたし、村田先生を求めてたのかも。
大学二年生で美術学部日本画科に在籍しているんですけど、村田先生は憧れでした。
お庭に遊びにきた小鳥が、チッチ、チッチ、とないている声が、聞こえてきます。
「ああっ、せんせ、そんなこと、ああっ、ああっ」
わたしの気持ちのなかに、得体わからない不思議な感覚が、起こっています。
「由紀ちゃん、好きだよ、由紀ちゃんのこと、好きだから・・・・」
わたし、括られた手を右手で握られ、左手が透けたスリップのうえから胸を触られます。
もとから、わたしがつけているのは、透けた薄い絹のスリップだけ、あとは何もつけてない。
「はぁあ、せんせ、わたし、ああ、ああ、ああっ」
絹のスリップ、サラサラな感じ、胸を撫ぜられ、後ろに回した手をまさぐられるわたし。
なんかしら、触られるって、じゅくじゅくっという感じで、肌から心に伝わってきます。のに、
スリップでお尻が隠れてるなかへ手を入れられ、お尻を撫ぜられてしまうわたし。
立たされてから、どれほどの時間が経っているのでしょうか、5分とか、1分かも知れない。
スリップを裾から巻き上げられ、胸の横縄に留められてしまうのは時間の問題でした。
胸、おっぱいの下から足先まで、なにもつけていない裸にされてしまったわたし。
恥ずかしさとかじゃなくて、無念というのでもなくて、恥じらいなのかも知れません。
じくじくした、わらかいものがにじみ出るような感覚に、わたし、見舞われます。
わたしはモデル、こんなこと約束してなかったけど、モデルさんです。

     

-6-

美大二年生の由紀、内心ドキドキ、純な気持ちが、ぽ~っとさせてしまいます。
恥ずかしいことされちゃうんですけど、初体験、由紀、処女なんです。
「あああ、いい匂い、由紀ちゃん、ぼく、ぼっきしちゃうよ、由紀ちゃん」
抱きしめられて、耳たぶに頬を寄せられて、由紀、こそばゆい感じに身をすくめます。
「ああん、せんせ、そんなこと、いけません、あああん」
ええ、初体験なのに、それをお口にしていうこともできない由紀なんですが。
どないしょ、処女なのよなんて、恥ずかしくって言えなくて、由紀、悩んじゃう。
「由紀ちゃん、ああん、由紀って呼ぼうね、由紀は、経験あるんでしょ」
抱かれて、愛撫されながら、村田先生が聞いてきて、由紀、黙ってしまいます。
黙っているけど、ああ、せんせ、わたし、わたし、初めて・・・・、心のなかで言います。
耳たぶを噛まれ、スリップのうえからおっぱいを撫ぜられても、由紀、金縛りです。
「リラックスしなさい、由紀、心配しないでいいんだよ、初めてなのかい」
村田先生、ようやく由紀が未経験なことを知って、つぶやくようにおっしゃいます。
処女をいただくなんて、村田先生、これまでだって、何度もあります。
いつも美大生のかわいい女子をモデルに誘って、裸にしちゃって、犯しちゃう。
でも村田先生って女子の憧れ的存在、優しそうなまなざし、憂えた表情、魅力です。
縛りを解かれて、由紀、スリップ姿のまま、モデルはいったん中止で、愛撫されます。
硬く閉ざしている由紀を、柔らかく揉みほぐして、セックスはいいものだと感じさせる。
「いいんだね、由紀、初体験、してみたいんでしょ、そうなんだよね」
アラフォー独身男子の村田先生、女の子の扱いで、訴えられないように。
うん、とお顔を縦に、小さくうなずいた由紀を確認された村田先生です。
由紀はアトリエに隣接の四畳半の和室、そこに敷かれたお布団へ寝かされます。
処女を捧げちゃう儀式、美術大学二年生の由紀、二十歳をすぎたところです。
四畳半の和室には壁面に、丸い裏窓があって光を採りいれられます。
畳の上に敷かれたお布団はセミダブル、シーツに枕が二つです。
由紀は四畳半の和室を見て、あの浮世絵の、あの背景のお部屋そっくり。
そのように作られた茶室も兼用のセックスルーム、四畳半なのです。
このお部屋で、由紀は、処女を失うけど、後にはセックスの喜びを知る和室です。

     

-7-

理屈とかではなくて、痛い、初体験、処女だったわたし、とっても痛かったの。
マットレスのうえの白いシーツの敷布団、わたし、仰向いてお膝を開いて立てて。
スリップは脱いだから、なんにも、ネックレスとかイヤリングとかも、つけていません。
はだか、全裸、素っ裸、村田先生が、わたしのお膝のあいだにお座りされます。
「由紀、いいんだね、ぼくが、最初なんだ、いいんだね・・・・」
「はい・・・・」
わたし、愛のコリーダって映画のDVDを、その最近にひとりで見たんです。
なんだか、そのシーンが浮かんできて、和室、和服、日本的、いまこのお部屋が。
「ああっ、いたっ、せんせ、だめ、そんな、いたい・・・・」
わたし、目をつむっているから、村田先生のお顔を見ていません。
恐怖とかじゃないけど、やっぱり、緊張していたんだと思います。
なんだか、すぐに終わってしまったんですけど、それがわたしの初体験。
「ちょっと、お茶して、休もう、休憩だ!」
わたしは、お股を処置して、スリップをつけて、四畳半の和室からアトリエに。
アトリエは夕方の光で、薄暗くなっていますけど、和室より明るいんです。
わたしはソファーにお座りして、うつむいたまま、お顔をあげれなかった。
お茶をするあいだ、村田先生も黙っていらして、わたしどうしたらいいのか。
ようやく村田先生が、わたしにおっしゃったのは、絵を描くために写真を撮りたい。
わたしのお写真を撮って、お写真を見て、日本画を、現代の春画仕立てに。
「せんせ、わたし、こうかいしてないけど、こどもでけたら、どないしょ・・・・」
やっぱり、こうゆうことって、妊娠したりするじゃないですか、そんなときのこと。
「心配いらないよ由紀、でけないようにしてやったから、安心しなさい」
どういうわけか、村田先生はこどもがでけへん体質なんだと、後でおっしゃった。
でも、わたし、やっぱりこわいから、つけてしてもらうようにお願いしました。
三泊四日の一日目は、そんなこと、わたしが処女を捨てることで終わりました。
わたしの睡眠するお部屋は、その四畳半、そのお名前は<恥部屋>です。

     

-8-

二日目の朝、目が覚めると、薄暗いお部屋でしたけど、窓から光が入っています。
四畳半の恥部屋って名前の畳敷きですけど、昨日、処女をうしなったお布団のです。
お布団が敷いてある部分はベッド、畳より高くなっていることはわかりました。
昨日、気がつかなかったことが、目に見えるようになって、わたしは興味津々。
黒い座敷机があって、A4サイズの白い和紙に、メモが置いてあります。
大きな筆字で、
1、お風呂へ入りなさい。
2、朝食はパンと卵とミルク&コーヒーにしなさい。
3、AM9:00から、仕事をはじめるからアトリエで待っていなさい。
わたし、スマホの時計をみると、午前7時過ぎでしたから、お風呂に入ろうと思った。
お屋敷のお風呂は、露天風呂、お庭が見える廊下の突き当たりが、お風呂場です。
わたし、昨夜はそのまま眠ってしまったから、朝風呂します。
もとから透けた白いスリップだけでガウンを羽織っているわたし、裸になってお風呂。
いい気持になって、汚れを落として、着替えのインナーを身につけ、ワンピを着ます。
アトリエに隣接のキッチン、テーブルには、食パン、なま卵、ビンの牛乳とコーヒー。
わたし、キッチンが斬新なデザインの洋風、明るいお部屋、素敵な奥さん気分。
食事をして、アトリエの書架を見て、わたし、ハッとしてしまったんです。
春画集とか、お写真集とか、そうなんです、エッチな裸のお縛り、豪華な本なんです。
わたし、どきどきしちゃって、村田先生には内緒で、なかを見てしまったんです。
昨日のことを思い出して、そうなんだわ処女、そうなの、わたし、もう大人よ。
まるでわたし、おとぎの国のかぐや姫、和洋折衷、わたしのあたまどうかしてる。
縛られてお股をひろげられたかぐや姫、不思議の国のアリス、わたし、わたし・・・・。
始まる時間がきたのかしら、村田先生が、さっぱりした身づくろいで、アトリエへ。
「由紀ちゃん、おはよう、ようく眠れたかい」
「はぁあ、すっかり眠ってしまいました、それからお風呂も入りました」
他人様、なんだか村田先生が遠い、初体験のおひとなのに、遠くに思える。

     

-9-

少し冬じみた季節ですけど、空調の効いたアトリエは、裸でも暖かいです。
アトリエから庭に面した間には、大きなサイズのガラス戸がはまっています。
お庭の木々には赤とか白とピンクとか、もう山茶花が咲きだしています。
わたしは、そのお庭のお花をぼんやりですけど、見ながら、何を考えてるんやろ。
「ほら、由紀、その肘掛椅子に座って、スケッチするから」
村田先生が、立ったままお庭を見ているわたしに、座るようにおっしゃいます。
白地に水玉模様のワンピース、わたし、清楚な少女イメージ、肘掛椅子に座ります。
処女を捧げてしまった村田先生を、わたし、なんだか、遠いおひとのように感じてる。
わたしは、お声を出すわけでもなく、うつむき気味、籐で編まれた椅子に座っています。
「どうしたの、由紀、きのうのこと、おこっているのかなぁ」
わたし、怒ってなんていません、怒ってないけど、村田先生が遠くに思えるだけ。
わたしは無言で、うつむいたまま、お顔を横にふって、ちがうと意思表示です。
なんなんやろ、すねてるのよ、こんな感じ、わたし、処女を捧げてしまったのよ。
<せんせ、わたしのほうに、振り向いてよぉ・・・・>
肘掛椅子に座ったわたしに背を向けて、絵を描くお道具を、なぶっていらっしゃるの。
でも、そんな心配もすぐに消えてしまったんです。
村田先生は、わたしに、きょうもしたいけど、いいか、って聞いてこられた。
わたし、そのお言葉を待っていたんやと思う、うんとうなずいて、気が晴れた。
でも、スケッチは、わたし、ワンピを着けたまま、清楚な少女を演じるのでした。
10分ほど経った頃かしら、スケッチを終えた村田先生が、わたしを立たせます。
立ったわたしを、村田先生、ためらわれたみたいですけど、抱かれたんです。
朝の光がまぶしいくらい、和風のアトリエ、お庭から1m内側の明るい場所。
「ああ、せんせ、せんせ、うち、ああ・・・・」
「由紀、いいんだよね、きょうは、もう、大丈夫かな」
村田先生の、大丈夫かな、という大丈夫の意味が、つかめなかったけど。
処女をおえたあとでも痛みがある、たしかに痛かったけど、最初程じゃなかった。

     

-10-

村田先生はどうも変な癖があるみたいで、わたしを拘束してしまうんです。
わたしにはわからないけど、女の子を縛っていると、興奮しちゃうんですって。
そういえば、村田先生は、わたしを縛っちゃうと、荒々しい息づかいになられたり。
「せんせ、ああっ、わたし、ああん」
朝、まだ10時にもなっていないのに、わたし、抱かれてしまうんです。
スケッチブックを置いて、紐をとり出し、わたしの手首を合わせて括ってしまう村田先生。
「ぼく、由紀に、こんなのして、モデルになってもらって、絵を描きたいんだ」
なにかしら、うるんだお声に聞こえちゃう、村田先生の言い方、わたし魅了されます。
「はぁあ、せんせ、わたし、せんせの絵のモデルで、いいですよ」
手首が合わせて括られて、余った紐を頭の上の梁に通され、手をあげられちゃう。
水玉模様のワンピース、すそが持ち上がって、太ももの半分ほどが露出しちゃう。
大きな鏡があるんですけど、わたしの姿が、映っているのが見えちゃいます。
素足です、装飾品はつけていません、ワンピのしたはブラとショーツです。
「由紀、由紀って呼んでいいんだよね、由紀、いい名前だ、由紀」
村田先生は、わたしから1mほど離れられて、わたしを鑑賞しているみたい。
「ああん、せんせぇ、そんなに、じろじろ、見ないでください、よぉ」
目線、わたし、意識しちゃいます、じろじろ見られるの、あんまし好きじゃない。
昨日、わたし、初体験したばかり、処女を村田先生にあけわたしたばかり。
座敷机のうえに海外旅行用のトランクが置かれて、ふたが開かれます。
わたしの斜め下に見えるんですが、ふたが開かれ、覗いたら、ああ、わたし。
卒倒しそうなくらい、めまいがしてきて、どうしたのかしら、見えちゃったんです。
トランクにいっぱい、えっちな、恥ずかしいお道具が、詰まっていたんです。
「どうした、由紀、ぼくのコレクションだよ、知ってるでしょ、何に使うのか」
そんなの使ったことなんてないけど、ネットのショップで見たことあります。
でもわたし、バイブレーターとかローターとかしか知らない、それ以外は・・・・。
どきどきしてきます、わたし、立ったままです、手首を括られて頭の上です。

     

-11-

わたし、上気してるってゆうんでしょうか、お顔が火照ってきています。
トランクのなかの恥ずかしいお道具を見せられて、わたし、ほんとに恥ずかしい。
恥ずかしいけど、手首が括られて頭の上だから、お顔を隠すこともできない。
「ふふっ、由紀、どうした、お顔が、あかい、赤くなってるよ、かわいいねぇ」
村田先生は、そんなこといいながら、トランクを開けたまま、わたしを抱きます。
抱かれて、背中のファスナーを降ろされ、水玉模様のワンピースをめくられちゃう。
「はぁああ、ああん、せんせ、いやぁああん」
「脱がしてあげる、ほら、こうしてお首のうしろへ」
すそからめくりあげられたワンピースの前布が、お首の後ろへまわされたんです。
少しピンクの色がはいったブラとショーツが、わたしの身を包んでいます。
大切な処が隠れたままですけど、インナーだけの姿を見せるのは恥ずかしい。
「ええからだしてるなぁ、由紀、胸も尻も、いやいや、バストもヒップもだね」
「ああん、せんせ、そんなに見ないでください、恥ぃですからぁ」
「腰のことはウエストってゆうんだね、由紀のウエスト、細身だね。
ああ、正面の大きな鏡に、わたしのインナー姿が映っているんです。
村田先生ったら、鏡の中を見てわたしを見て、なにやら比べていらっしゃる感じ。
「やっぱり、なまの由紀が、いいね、写真を撮っていくから、ねっ!」
ああ、ブラとショーツをつけたわたしの立ち姿を、お写真に撮られてしまう。
それから、最初に、ブラジャーをはずされてしまう、手を使えないわたし。
「いい、おちち、してる、由紀、おちち、乳房でしょ、乳輪でしょ、乳首でしょ」
「ああん、せんせ、そんなぁ、恥ぃことぉ、ゆわないでくださいよぉ」
お顔をぐっと近づけられ、乳首をつままれるときには、食い入るように見られます。
昨日、初体験、処女を捧げたばかりのわたしに、村田先生、恥ずかしいことします。
ブラの次にはショーツを、太ももの中ほどまで降ろされてしまうんです。
すぼんでくびれたわたしのお腰、ショーツのゴム部分をつままれちゃう。
そいで一気にお尻を抜かれ、降ろされ、ああん、お股へ手が入ってきちゃう。
山茶花のお花が咲いてる和風のお庭、裸体となるわたし、ガラス越しに見えます。
「いいねぇ、由紀、顔、こっちむいて、いいよぉ」
カシャ、カシャ、何枚かお写真に撮られてしまうわたし、わたしの裸、裸のわたし。
村田先生は、へんな人、処女を失った翌日のわたしに、恥ずかしいおちんぽを。
ああん、おちんぽを見ておくれって、わたし、無理やり、見せつけられるんです。
じょじょに、フェラチオ、わたし、してあげること、好きになっちゃうんですけど、です。

     

-12-

括られた手首が頭のうえにあって、ワンピースが首うしろに留まっています。
わたし、ブラがはずされ、おっぱいが露出して、ショーツは太ももの真ん中です。
「ああ、いい格好だ、由紀、とっても麗しい、素敵だよ!」
わたしは半裸、半裸といっても恥ずかしい処が、剝きだされているです。
まだ、足は閉じたままですけど、ああ、村田先生がしゃがんでしまわれます。
わたしの、お股のところに、お顔がくっつけられてきて、こそばゆいです。
「ああん、せんせ、こそばいからぁ、あああん」
陰毛のところに、お顔の頬をすり寄せてこられて、お尻を抱かれてしまう。
「由紀、やわらかい、お尻、とっても、いいねぇ!」
撫ぜられて、わたし、陰毛とお尻と撫ぜられて、へんな気持ちになっちゃいます。
「あははん、せんせ、そんなとこ、あああん、いやぁああん」
村田先生は、足を閉じたままのわたしを、お尻とお腰と陰毛を撫ぜられるだけです。
そうして、やおら立ち上がられて、ああ、おズボンのベルトをおはずしになって、ああっ。
ブリーフも降ろされて、わたしのまえで、お腰から突き出るおちんぽを、露出される。
「ほうら、由紀、ぼくの、もちもの、見せてあげるからぁ!」
「ひやぁああん、せんせ、そんなこと、ああっ」
立って括られているわたしの前1m、村田先生、おちんぽ握って反り返られます。
わたし、めっちゃびっくり、初めて、ほんとです、マジで見るの初めてです。
ものすごくおっきくてグロテスクな感じ、村田先生が握られた勃起おちんぽ。
わたし、目のまえで、いきなり見せつけられてしまって、目を疑っちゃう。
ドキドキです、わたし、じぶんの羞恥な格好もわすれて、猛烈に恥ずかしい。
「きょうは、由紀の、にかいめだから、いいことさせてあげるよ」
手を括って引き上げた紐を降ろされ、わたしはお椅子に座らされます。
丸いお花台、高さ40cmくらい、そんな格好の木で作られた丸椅子です。
お尻をおいて、お顔を正面にすると、村田先生のお腰が、目の前になります。
「だから、由紀、わかるでしょ、ふぇらちお、これをしゃぶるんだよ」
わたし、どうしたらいいのかしら、動転してしまいます、ふぇらちお。
いいえ、わかっているんです、男のひとのおちんぽ、お口に咥えてあげる。
なめてあげる、こすってあげる、ビデオでみたことあるから、わかってるけど。
「さあ、由紀、お口をあけて、ぼくのちんぽ、咥えてごらん」
ぐっとお腰をわたしの前に突きだされて、ああ、頭の後ろに手をまわされます。
怖かった、そんな、村田先生のおちんぽを咥えるなんて、わかるけど怖かった。
「うぐ、うぐ、うむううう」
わたし、目をつむったんですけど、生暖かい肉棒を、お口の中に入れたんです。

     

































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































小説

淫乱アトリエ





HOME

あきこ

あきこ小説集目次



淫乱アトリエ

表紙目次に戻る