愛欲の部屋(3)-2-
  9~16 2017.9.4~2017.9.22

 

-9-
検診台羞恥椅子に太ももをひろげ膣のなかを検診される格好で置かれている聡美です。検診が終えられ、勃起おちんぽを挿入されているところです。栄養士の山内豊は、立ったままで、勃起おちんぽを挿し込んでいます。立ったままだと長持ちします。一秒に二回のスピードになった腰の動きです。連続させるといっても、五秒、10回のピストン運動です。それが繰り返して行われるのです。
「ああああっ、ひやぁあああっ、ひやぁああっ」
ぶすぶすぶすぶすぶすぶすっ、山内は腰の横に手を当て、前へ後ろへ、前へ後ろへ、勃起おちんおぽで、聡美のおまんこをこすっているのです。
「おおっ、おお、おお、おおっ」
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいっ」
ぶすぶすぶすぶすっ、五秒がおわると、勃起おちんぽを、抜き去ってしまいます。それからこんどは、挿し込んだままにして、亀頭で佳織のおまんこ、奥の奥、子宮口にまで届かせて、こすってやります。これには山内豊、たまりません、亀頭が感じて痺れて、射精を迎えそうになるのです。
「おおおっ、いいね、いいよ、いい、いい、いいねぇ」
「はぁああ、はぁああ、あっ、あっ、ああん、ああっ」
開脚M姿で上半身は斜め後ろに45度倒れた聡美が、勃起おおちんぽ、ナマの亀頭で、子宮口をこすられて、ぐいぐい、ぶちゅぶちゅ、刺激が快感に変わってきます。
「ふふふふ、スキンつけて、中出しだよ、聡美」
「ああっ、いやっ、あああん」
スキンをつける山内の仕草を見ている聡美が、ウズウズの声を洩らします。美貌の22歳、元大手銀行員の行員だった聡美は、男が見守るなかで、いい気持にされていく、見られてしまう羞恥と屈辱に見舞われます。
「ううっ、いいぞ、いいぞ、聡美ぃ」
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいっ」
「おおっ、いくぞ、だすぞ、おおっ、いい、いい、ううううっ」
山内が、顔をつぶして唸ります。ぐっと力がこめられて、山内が射精です。佳織には、正面から見ることができなくて、山内から顔をそむけます。でも、射精の衝撃は、痙攣となって伝わってきて、からだの奥に、深い突き上げを感じます。快感に見舞われます。
「あっ、あっ、ああっ、ああああっ」
射精を受けた佳織のからだは、緊迫からだらりと力が抜かれ、静かな深呼吸に変わっていきます。そうして二人目、山内豊とのセックスが終わったのです。五分の休憩、そのあとは整体師の入江康夫がうずうずで控えているんです。

-10-
整体師の入江康夫を迎え入れる聡美です。検診台羞恥椅子に座らされ、すでに村瀬と山内、二人の男から欲求を満たされてしまいました。休憩の時、五分ほどですが、開かれていた聡美の裸体が閉じられます。閉じられるといっても電動仕掛けの検診台羞恥椅子です。仰向いて寝そべる格好で、腕が横腹に沿い、太ももが閉じられ、全身がまっすぐ、仰向きに寝る格好です。
「ふふふん、聡美、いいか、おれ、たっぷり、時間、らうから、なっ」
入江は、聡美のからだをマッサージしたり、ストレッチさせたり、そのプロポーションつくりを手掛けているところです。膣のなかの感度をあげる工夫とか、乳房の張りをつよめたり、おんなのからだを性的に向上させてきたところです。
「ああん、そんなこと、いわないで、すぐに、おわって、くださいな」
聡美の上半身が起こされてきます。するすると45度にまでの傾斜で止められます。同時に腕のアームも持ち上がります。
「ふうん、ふうん、いいね、聡美、ひらいてもらうよ」
「ああん、いやぁああん、そんなことぉ」
「なになに、股、うっふふ、聡美の股を、だよっ」
膝が持ち上がり太ももが開かれます。
「ううっ、やだぁ、ああっ、だめ、だめ、恥ずかしい・・・・」
プレイルームは八畳のアンティックな洋間です。天井からのスポットライトが、検診台羞恥椅子全体を照らしていて、顔の部分を除いて明るいです。これだけでは股間が明るく見えないから、横からの照明が当てられて、おんな聡美の、男の欲望が見たいと望むところが、ことごとく、明るく、観察できる仕掛けです。
「ああん、いやぁ、あああん、見ちゃ、いやですぅ」
太ももが開かれていくとき、聡美が半泣きの声で、呻きを洩らします。後ろに45度倒れた聡美の上半身です。股間そのものは見えませんが、陰毛が見えてしまいます。太ももから開かれた膝と膝の角度は90度にまでひろげられてストップです。入江は、整体師です。聡美の太ももから膝を、もっと開いてやろうと思っているところです。120度までの股開きなら、聡美は、耐えられます。
「ふふふふ、まずは、見させてもらう、ここからだね、聡美」
少しうずくまる格好で、まだシャツもズボンも身につけたままの入江が、聡美の股間の前に顔をおきます。入江が聡美の股間の前10㎝のところまで、顔を近づけます。聡美、もう、これだけで、からだのなかが、ムズムズしてきます。入江は、陰毛の黒さと縦割れ陰唇のぷっくらを見るだけで、ウズウズが、おちんぽに伝わります。

-11-
聡美の性器を10㎝の近くにまで寄って見入る整体師の入江康夫29歳です。検診台羞恥椅子に検診される要領で、乗せられている22歳の聡美です。上半身が45度に起こされているから、入江の顔が見えてしまいます。股間を見られていると思うだけでも恥ずかしい気持ちなのに、、見られているところを見てしまうから、いっそうの羞恥です。
「ああん、いやぁああん、入江さまぁ、ああん」さわったらぁ、いけません、んんっ」
入江が左右の陰唇を、指に挟んでひろげるのが、その感触でわかります。左の指で開いて、右の指先で陰唇の合間をこすってきます。
「さわったらぁ、ああん、さわったらぁ、いけませんですぅ、ううっ」
「ふふふん、やわらかいんだな、聡美、柔らかいねぇ、膣の入り口」
「ううっ、だめ、だめですぅ、ああん、いやぁああん」
入江が、膣口をひらいて、指を挿し込んで、入り口から少し奥の襞を指腹でこすってきちゃうんです。聡美、じわ~っとジンジン感じます。膣のなかってじんわりと歓喜を呼び覚ますスポットじゃないですか。聡美は指一本で感じさせられていきます。
「ああん、いやぁああん、もう、みないで、ああ、ああん」
「ふふふふ、うずうずしてきちゃたよ、ちんぽ、入れるかなぁ」
指で聡美を感じた入江が、うずうず、勃起して出番を待っているおちんぽを、剥きだします。ズボンを脱いで、ブリーフを脱いでしまうと、ビンビン、勃起おちんぽが、真横から斜め上に向いているんです。
「ほら、見ろ、聡美、おれのちんぽ、見せてやるよ」
後ろ斜めに倒されているといっても、十分に聡美には、入江の勃起したおちんぽが、陰毛の中から起きているのが見えます。亀頭が、陰茎が、驚くほどに大きいと聡美には思えます。そんなに長くて大きな肉棒が、自分の体内へ入ってくるのだと思うと、怖さと恍惚感が入り交じった気持ちです。
「ほんなら、入れてやるから、いいな」
入江が、勃起させたおちんぽの、亀頭で聡美の陰唇を割ります。そのまま亀頭を膣口へ挿し込みます。ぬるっ、ぶすっ、亀頭が挿し込まれてそのまま陰茎が挿し込まれていきます。
「おおっ、いいねぇ、ぬるぬる、聡美のおまんこ、いいねぇ」
「ああん、いやぁああ、ああん、あっ、あっ、ああん」
ぶすぶすっ、検診台羞恥椅子に乗せられた聡美の膣へ、15㎝×4㎝の勃起おちんぽが、挿され、抜かれ、挿され、抜かれて、ずぼずぼ、じゅるじゅる、男の性器が、女の性器に収まり抜かれているのです。

-12-
ぶすぶすっ、検診台羞恥椅子に乗せられた聡美の膣へ、入江の勃起おちんぽが、挿され、抜かれ、挿され、抜かれてズボズボです。
「おおっ、聡美、ううっ、聡美、いいだろ、いい気持だろ」
「ああん、いや、いや、いやぁあん、いやぁあん」
入江が抜き挿しのスピードは、一秒に一回挿入のスピードです。逞しい入江は、このスピードを保ちつつ、早め、遅らせ、挿し込んだまま、連続、100回、時間にして二分ほど続けられるんです。
「おおっ、ほうら、おおっ、聡美、いいだろ、おおっ、いいだろぉ」
「ああっ、ひぃいい、ひぃいいっ、ひぃいいいいっ」
聡美がからだを引き締めます。ぶすぶす、ぶすぶす、ピストン運動を連続されると、22歳の聡美はぐいぐいと、からだの芯が刺激され、内の内側、奥の方から、ジュルジュル感がせりあがってきます。
「ひぃいい、ひぃいいっ」
「うっふふ、いけ、いけ、イッテもいいんだぜ、聡美っ」
「ああん、ひぃいい、ひぃいい」
「ほうら、ほうら、イッテもいいよ、イッテもいいんだぜ、聡美」
「あああん、あああん、ひゃぁああん」
しだいに聡美の声が高なって、アクメを迎えていくところです。でも、いじわる入江は、ずぼっと勃起おちんぽ抜いてしまいます。イキそうになった聡美を、アクメの淵から降ろさせるのです。
「ああん、あああん、はぁあああ」
「ふふふふ、どうだ、いっぷくだ、ふふっ、聡美、可愛いな」
入江は、勃起おちんぽをヌレヌレおまんこから抜き去って、安堵した聡美の頬を撫ぜてやります。
「聡美、感じすぎだな、とっても、敏感になってきたんだな」
「ああん、そんなこと、ありません、ああん、そんなことぉ」
「ふふふふ、見られて、おまんこして、イカセてもらえて、ズボズボだ」
全裸にされて検診台羞恥椅子に大の字、開脚M姿にされている聡美。もう隠すものはなにもなく、ひろげられてしまったからだ、均整のとれたプロポーション、元銀行員の聡美です。
「じゃあ、スキンをつけて、中出しだよ、いいな、聡美」
休息のあと、入江はスキンをつけて、聡美のからだに臨みます。もう後戻りなし、一気に、射精にまで昇っていく入江です。
「あああああん、ひやぁあああん、ひぃいいっ、ひぃいいっ」
聡美の喜悦声がプレイルームに響きます。入江は、検診台羞恥椅子に仰向けて開脚させた聡美を、勃起させたおちんぽで、ぶすぶす、ぶすぶす、責め続けます。ぶすぶす、ぶすぶす、聡美の喜悦声が響きます。
「ほうら、ほうら、イケ、イケ、イケ、イケっ」
ぶすぶす、ぶすぶす、ぶすぶすっ。聡美が悶え呻いてアクメを迎えていきます。カメラマンの大木が執拗に佳織のからだの変化を撮影していくのです。そうしてついにアクメを迎えた聡美です。

-13-
聡美の朝の仕事は、四人の男の欲求を満たされること、最後のひとりはカメラマンの大木伸介50歳です。プレイルームは八畳アンティーク調の洋間です。その続きに八畳の鑑賞ルームがあって、先に終えた村瀬、山内、入江の三人が、肘掛椅子に座って、聡美と大木のナマ実演を見物するのです。
「聡美ちゃん、おじさんが、いただいちゃうけど、いよねぇ」
鑑賞ルームから、聡美が置かれている検診台羞恥椅子は斜めにされて、勃起おちんぽが聡美のおまんこに挿入されるところが、丸見えにされます。
「ああん、もう、だめ、こんなかっこう、だめです」
仰向いた全裸の聡美は大の字というより、太ももが股から120度もひろげられているんです。膝がもちあがり、上半身は45度後ろにたおされ、手腕は顔の横です。
「うっふふ、ふふふふ、もう、がまんできねえや」
シャツを着た大木は、すでに下半身すっぽん裸、勃起させるおちんぽを剥きだしにして聡美の前に立っています。聡美に近づき、半勃起おちんぽの根元を右手に握り、亀頭を、聡美の膣に挿し込みます。
「あっ、あっ、あああん、あああっ」
ぶすぶす、大木が腰を前へ進ませ、亀頭だけ挿したおちんぽを陰茎の根元まで挿し込んだのです。聡美の表情がこわばります。男の異物を性器に挿し込まれ、きっちり封をされてしまって、女の聡美が悶え呻くのです。
「うっ、ふふふふ、いただいちゃうよ、いいね、若いな、聡美ちゃん」
「ああん、いやぁあ、ああっ、いやぁ、ああん」
「今年大学を出て、銀行に勤めて、いま、ここに、だね、いいからだしてるねぇ」
ぶっすり挿し込んだまま、腰を少し左右に、横にゆする大木です。後ろから観客となる三人が、生唾をごっくんごっくん、その光景に見入ります。大木は、勃起おちんぽをおまんこに挿し込んだまま、手を使います。太ももの根元、お尻になるところの外側を、両手で挟むようにして、聡美の腰から乳房へ、そろそろと撫ぜあげていきます。
「柔らかいねぇ、ぽちゃぽちゃだねぇ、お毛毛も、いいねぇ」
「ああん、いや、いや、ああん」
仰向いて後ろ45度にたおされた全裸の聡美に、勃起おちんぽを埋め込んだまま、卑猥に言葉をかけていきます。
「おっぱい、おお、おお、ぷるんぷるん、たぷたぷ、かわいいねぇ」
「ああん、ああっ、ひやぁああん」
乳房を弄るも乳輪から乳首には触れないで、揉み揉みしながら、腰を左右にゆすって、勃起おちんぽ、その亀頭で膣のなか、襞をこすっていくのです。とろとろ、聡美、乳房を揉まれ、膣のなかを擦られ、ずんずん、快感を注入されていくから、しだいに呻き悶えの声を洩らしだします。

-14-
検診台羞恥椅子に仰向いて、後ろに45度たおされ、太ももは斜め上に持ち上がって、ひろげられている全裸の聡美です。股から120度にひろげられた太ももと太ももの間に立っている50歳カメラマンの大木が、聡美の膣に勃起させたおちんぽを挿し込んだままです。
「おおっ、いいねぇ、ううっ、いいねぇ、なんとも言えん、いい気持だよ」
「ああん、ひぃいい、やぁああん、ひぃいい、いいいいっ」
大木は、手を伸ばしていて、聡美の乳房を撫ぜあげ、揉んでいるところから、乳首をつまんだのです。聡美の羞恥二か所責め、膣と乳首の同時責めです。
「ふふふふ、いいだろ、おっぱい、おまんこ、感じるんだろ」
「ひぃいい。あああん、ひぃいい。あああん、大木さまぁ、あああん」
「いいねぇ、じゅるじゅる、おまんこ汁で、ぐちゅぐちゅだ」
大木は、立ったまま、腰を前に突き出し、勃起おちんぽを聡美の膣にぶすぶすに挿し込んだままです。双方の乳房を絞りあげ、前のめりになって顔を乳首に、唇に乳首を挟んで揉み揉みです。勃起させたおちんぽは、腰をふりふり膣のなかを擦るのです。鑑賞ルームの三人が、生唾ごっくん呑み込んで、聡美が喜悦の責めにあえぐ姿を見ています。
「ひぃいい、ひやぁああ、ひぃいい、ひやぁああん」
検診台羞恥椅子に仰向く全裸の聡美は、肘から手首がもちあげられ、顔の横です。ひろげられた聡美の裸体は、男たちに晒され、見られ、乳首と膣襞から刺激を注入されていきます。大木が今朝から四人目の男です。聡美、正気を失ってしまいます。
「ああん、ひやぁああん、ひぃいい、ひぃいい」
からだの奥が反応します。甘える喜悦の声を洩らして、男のこころをすすります。大木がぶすぶす、その気になって、射精するところにまで高じてきています。
「おおっ、いいねぇ、ううっ、いい気持だよ、おおっ」
勃起させたおちんぽを、聡美からいったん抜いて、ピルを飲ませているとはいえ、スキンをかぶせ、一気に射精へと昇っていくのです。
「おおおおっ、ううっ、ううっ、おおっ!」
大木の声につられて、聡美の声も、ひいひい、ひいひい、悶え呻いて高くなり、アクメに昇っていきます。
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいい~!」
大木の痙攣、聡美の膨張、膣口の上部からぴしゅんぴしゅんのお小水です。
「はぁああ、ああ、ああ、ああああ~~!」
聡美は喜悦の声を発しながら、アクメを迎えて、ぐったり気を失ってしまったのです。

-15-
<淫らなエロスショー>
金曜日の夜は淫らなエロスショーが行われます。ここは宝塚にある高級マンション10階、3LDKのスペースです。観客は限定三名です。マンション地下の駐車場には、漆黒のベンツやBMWの高級外車が三台停められ、会社の社長三人がエロスショーを体験しにやってこられたのです。ここには調教部屋と鑑賞部屋それに監禁部屋の三つの部屋があります。落合聡美が出演のエロスショーの開幕を待つ三人の社長さんは八畳の鑑賞部屋に入られ、皮の肘掛椅子に座って開演待ち、カーテンで仕切られた調教部屋と鑑賞部屋です。
「お待たせいたしました、これから、落合聡美のエロスショーの開演です」
司会は栄養士の山内豊です。
「このたび勤めていた銀行をやめ、エロスに没頭したいといって、ここにいます」
「今夜はサービス満点ですから、ごゆっくりと聡美のからだをご堪能ください」
濃い小豆色のカーテンが開けられると、検診台にもなる羞恥椅子に座ったランジェリー姿の聡美が、正面を向いています。
「おおおおっ、新顔だ、かわいい子だな、楽しみだなな」
観客の一人40代幸田社長が感嘆の声で呟きます。観客はこの幸田社長のほか荒木社長と水江社長、いずれも40代の逞しい男性です。
「銀行に勤めていたんだって、整った顔だな、可愛いというより美人顔だな」
「スケスケランジェリー、いいからだしてますねぇ、ボリュームたっぷり」
小声で、ひそひそ、椅子に座った聡美の座った全身を正面から見て、男性三人は、生唾を呑みこみます。
羞恥椅子は小さな車がつけられた椅子で、後ろから整体師の入江が、前へ、動かします。足を閉じ、腕を肘掛に置いた黄色いスケスケランジェリー姿の聡美を、目の前にした社長三人です。聡美の透けた胸と腰、それから顔を、なめるように見入ります。
<ああ、みないで、そんなにみつめないで、恥ずかしい、みちゃいや>
聡美がこころのなかで呟きます。音楽は、軽やかなモダンジャズ、部屋は、全体が暗くてスポットライト、羞恥椅子が浮き上がるように強い光です。
「電動仕掛けの羞恥椅子です、電動で検診台の格好になりますから」
鑑賞部屋に円弧形に座った三人の社長さんの前、1mまで羞恥椅子が押されてきて、今春大学を卒業して銀行員新米だった聡美を、目の前に見る40代の男たちです。

-16-
宝塚は高級マンションの一室、聡美のエロスショーが開幕です。洋室八畳のプレイルームに隣接の八畳鑑賞ルーム。近郊の会社の40代の社長さん三人が客として招かれて本番ありの見物です。プレイルームから鑑賞ルームへ羞恥椅子が押されてきて、半円形に三つ並べられた肘掛椅子に座っているのは、羞恥椅子に座った聡美から見て、右側から幸田社長、荒木社長、水江社長です。三人の社長の目の高さは、聡美の膝の高さ、つまり、膝がひらかれ、太ももがひろげられると、聡美の股間が真正面になる、という高さです。
「聡美、みなさんに挨拶しなさい」
軽やかなモダンジャズがバックに流れる鑑賞ルームです。手押しの羞恥椅子に座る佳織は、膝を閉じ上半身を垂直にし、手は肘掛に置いた格好、黄色い透けたランジェリー姿です。
「ああ、わたし、さとみ、みなさまに、かわいがっていただきとう、ございます・・・・」
小さな声だけれど、三人の社長には聞こえるハスキーな声質で、目線をそらし、恥じらうようにいう聡美です。スタッフの入江はライトが当たらないところに立っていて、無言です。
「あっ、ああっ、ああああっ」
聡美が洩らす声に合わすかのように、羞恥椅子に座った聡美の膝が、少しずつ開かれてきます。なめらかな電動の音です。膝と膝のあいだが30㎝ひろがったところで止められます。
「おお、おお、かわいい、しろい、膝が、開いちゃうんですね」
「むむ、白い太もも、白桃だな、むっちり、してるねぇ」
後ろに立った入江が、透けた黄色いランジェリーの裾を手繰りあげ、太ももの根元までをゆっくりと露出させてしまいます。
「おお、おお、お毛毛、うっすら、黒い毛、陰毛、ゾックゾックだよ」
明るいスポット照明が当てられた聡美の膝から太ももの奥までが、露わになってしまって、白い肌のなかに、陰毛がくっきりと、浮かび上がるのです。膝が30㎝開いただけで、正面からは股間が、まだ閉じられた股間が、見えます。
「ああん、はぁああ、そんなに、みつめちゃ、ああん、いやですぅ」
するすると静かでなめらかな音はモダンジャズの音色に消されています。聡美の上半身が15度ほど後ろに倒され、太ももから膝が15度ほど持ち上がり、膝から折れ曲がって足首が宙に浮きます。
「あっ、あっ、ああっ」
聡美の黄色いハスキーな恥じらい声が、仰向かせた顔から洩れます。30㎝ひろがっていた膝と膝の間が、少しずつ横へひろがりだしているのです。最大180度まで拡げることができるアームなのです。




































































































































































































































































































































































































































































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