愛のお部屋(1)-3-
  17~24 2017.7.13~2017.7.23

   

-17-
しばらくぐったりしていた紗世が目を開けます。下半身を剥き出したまま、勉強机とベッドの間に寝そべっている紗世。洋一は、終わってしまって、すきんの処理をして、真理の腰の横にあぐら座りです。
「おわっちゃった、終わっちゃったのね、そうだよねぇ」
大学のオーケストラで、バイオリンを弾いている二十歳の紗世です。性急な洋一につられてアクメに昇っていったけど、なにか物足りない気持ちです。紗世は、からだを起こして、脱いでしまったショーツを穿きます。
「コーヒーいれましょうか、せんぱい、シュークリーム買ってきたから」
男子学生のワンルームです。電気で沸かすポットにお水をいれて、一分ほどで沸きます。コーヒーはネスカフェのインスタント。カップは二つ揃いでこの前に買いました。
「だから、紗世、ピッチカートの時の指だけどさぁ」
洋一は、紗世がバイオリンの弦を指で撥ねるときの撥ね方が、べっちゃりしているから、ピンピンの音にならないんだ、というのです。
「それが、なかなか、思うようにならないのよ」
「おれなら、撥ね慣れているよな、紗世の、ちくびを、さあ」
カップにコーヒーの粉を入れて、ポットからお湯を注ぐと湯気が立って、ほんのりとコーヒーの香りが漂います。ローソンで買ってきたシュークリームをお皿において、小さなちゃぶ台に向き合って座ります。
「大牧がさぁ、カメラを買ったからって、いって、おれに教えろというんだよ」
「へぇええ、先輩、カメラ、上手だもんね、教えてあげたらいいね」
「キャノンの、いいやつ買ってさぁ、美女撮影だって、張り切ってるよ」
「大牧さんが、美女撮影ですって、どんなんするんやろ」
コーヒーにはミルクも砂糖もいれなくて飲むけれど、シュークリームが甘いです。休憩して、まったりする間もなく、洋一は、紗世を抱きにきます。
「うううん、いいだろ、紗世、こっち、こいよ」
向き合っている紗世を、横にくるようにいう洋一。動くといっても30㎝ほど、からだを横に動かすだけ。ベッドを背凭れにして、紗世が洋一の横にくると、目の前の姿見鏡に、二人が映ります。紗世が、鏡の中をみて、洋一の顔がこっち向いているので、鏡の中で目線があって、ドキドキしてきます。
「ああっ、せんぱいぃ、あああん」
「ああ、いい匂いだ、紗世の髪の毛、柔らかい匂いだ」
洋一が右、紗世が左にすわります。洋一の左腕が紗世の背中にまわります。紗世は右腕が洋一の背中です。
「はぁあ、赤ちゃん用のシャンプとリンスよ」
「そうなの、ううっ、紗世、ふぅううっ」
洋一が紗世にキッスを求めてきます。紗世は目をつむり、顔をこころもち上向かせ、唇をさしだします。洋一の唇が、紗世の唇にかさねられます。

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大学院生洋一の部屋は六畳のワンルームです。小さなベランダを仕切る大きな窓があって、大きめの勉強机が窓に半分かかります。勉強用の背凭れ回転椅子があります。壁際にシングルベッド、ちゃぶ台のサイズは直径80㎝、座布団が二枚、整理箪笥の横に姿見鏡です。ちょっと厚めグレーのカーペット。オーディオセットに小型のテレビ、パソコンは勉強机の上です。バスとトイレは別別で、その前に小さなキッチンがあります。キッチンの横壁に冷蔵庫。男の子の一人住まい。そこへ華やかな女子がやってきて、お掃除をして、お食事をつくって、時間を過ごすのです。
「ああん、だからぁ、自動車免許、取ろうかなと思ってんの」
「そうか、紗世、運転したいんか」
「うううん、必要でしょ、申し込みは未だ、だけど」
ちゃぶ台を前にして、右に洋一、左に紗世、ちゃぶ台の向こうに姿見鏡です。キッスしながらの会話だから、どこまで気が乗っているのかわからないけど、セックスだけじゃなくて、いろいろな話題も、交わさないとやっていかれません。
「ああん、せんぱい、おかね、かかるわ、いやねぇ、ああん」
足をずらせておんな座りの紗世。その背中へ手をまわしている洋一が、紗世を引き寄せます。上半身を洋一にあずける紗世。洋一が右手で、紗世の胸をまさぐります。白ソックスは脱いでいる紗世。ブルマも脱いでいるけど、ショーツは穿きました。スカートとブラウス、インナーはキャミとブラ。ブラウスのボタンを外して、すそから手を入れてくる洋一。おっぱいへ直に手をふれさせてくる洋一。
「はぁああ、ふぅうう、すぅうう、ああん、せんぱいぃ」
「ううううん、紗世、ああ、やわらかい、おっぱい、ううううん」
乳房をまさぐられるかわりに、紗世は、左手で洋一の腰へ手を入れていきます。メンパンは脱いでいて、ブリーフだけの腰回り、上半身はシャツすがたの洋一です。紺っぽいブリーフのうえから、手をあてがうと、ぷっくら膨らんでいる洋一がわかります。乳房を直に触られているから、洋一のチンポを直に触ってあげます。ブリーフの横から手をいれ、チンポを露出させます。かなりビンビンに勃起している洋一のチンポです。紗世だって、もう、膣のなかは、ぐちゅぐちゅです。
「ああん、ううっ、ふうううっ」
勃起チンポ握ってあげて、おっぱい触られていて、抱きあい、キッス、舌と舌を絡ませて、離されて、紗世、ブラウスを脱がされてしまいます。

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ブラウスを脱がされ、キャミソールを脱がされるとブラジャーだけです。紗世はキッスして、舌を絡ませ、洋一の勃起チンポを握っています。ショーツとブラジャーだけを身につけて、おんな座りの紗世です。洋一がブリーフを脱ぎます。洋一がちゃぶ台を右の横にずらします。おんな座りする紗世の半裸が、縦長の鏡に映ります。紗世の右横にいた洋一が、後ろにきます。後ろから紗世を抱きます。足を投げ出して、後ろから紗世を抱きます。後ろから抱かれる紗世の姿が、鏡に映ります。
「ああん、せんぱい、ああん」
紗世はあぐら座りする格好です。洋一が紗世の足に足を絡ませます。ブラジャーを脱がせる洋一。ホックを外すして肩紐を降ろすと、乳房が露出です。
「ああん、せんぱいぃ、いやぁああん」
鏡に映るからだの正面を、紗世が見てしまいます。後ろへ手をまわす紗世。後ろにまわした手で洋一のチンポを握ります。
「うううん、紗世、柔らかい、おっぱい、好きだよ」
後ろにいる洋一が、ブラをとってしまった紗世の乳房を、両脇からの手で弄ります。
「ああん、いやぁああ、ああん」
乳首を指間に挟まれてしまう紗世。洋一は、乳房をまさぐった後、親指と中指の腹で乳首を挟んで、揉みだすのです。
「うううん、紗世、うん、うん、うううん」
ビンビンになったチンポを、紗世に握らせている洋一が呻きます。陰茎を握った紗世の手が、チンポを上下にしごくんです。からだがうわずって、いっそううずうずの気持になる洋一。乳首を揉んでいた右手を、紗世の股間へと移します。まだショーツを穿いたままの紗世。あぐら座りだから、太ももがひろげられています。洋一が股布のなかへ、手を入れます。
「あっ、あっ、はぁああっ」
紗世、股布の中へ指を入れられ、陰唇を直接タッチされてしまって、顔を右横に向けます。洋一にキッスをして欲しいとの意思表示です。後ろから紗世を抱く洋一。左手指では乳首をモミモミです。右手指は、陰唇をまさぐっています。女の性感帯を弄られるバイオリンを弾く二十歳の紗世です。甲高くてハスキーなおんなの喘ぎ声をあげだします。
「あああん、はぁああ、はぁああん」
顔を横に向け、のぞける紗世の唇へ、キッスしてやる洋一です。洋一が舌をさしだすと紗世は待ってましたとばかりに、舌を絡ませてきます。舌の深くまで絡ませてくる紗世に、洋一がたじろいでしまうほどです。股間に入れた手を抜いて、お尻を浮かせた紗世から、ショーツを脱がせてしまいます。紗世、鏡の前、全裸であぐら座りです。

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大学院生の洋一が縦長の姿見鏡を買ったのは、紗世を自分のワンルームへ導き入れるようになってからです。それから、バイブレーターとか、ローターとか、それから股のところが穴になる紐パンティとか。ネットの通販で買いました。いま、紗世は、全裸です。あぐら座りです。紗世の後ろには洋一が密着しています。手を紗世のおっぱいにまわして、乳房のしたからゆすっています。
「ああん、せんぱいぃ、あああん」
紗世の尻横から足を投げ出して座っている洋一です。紗世が手を後ろにまわして、洋一の勃起しているチンポを握っています。
「ううん、いいね、紗世、おっぱい、ゆさゆさ」
「ああっ、おっきい、せんぱい、おちんぽ、おっきいですぅ」
目の前の姿見鏡に、紗世のあぐら座りの裸姿が映っています。紗世の顔の横から洋一が顔を出し、鏡の中で顔を一緒に並べて甘ったるい言葉を交わしていきます。
「ああっ、ああん、せんぱいぃ、恥ずかしい」
「ううん、ほら、足を伸ばして、膝を立てて」
洋一が、後ろから紗世の足をひろげさせ、膝を立たせます。紗世の股間が、鏡に映ります。
「いやぁあ、ああん、みえちゃうぅ」
「ふふふふん、紗世のここ、なぶりたい、いいだろ」
後ろから抱いている洋一が、うしろへのぞけり、紗世の上半身をたたせ反り返させます。お尻の芯がカーペットについて股間が斜め上に向きます。
「足を、もっと、ひろげろよ、ほうらぁ」
太ももを120度の角度にまでひろげられてしまう紗世。膝がこころもち浮き上がって足首が内にまわってひし形です。うしろから抱く洋一の右手が、紗世の股間へかぶせられていきます。
「あああん、せんぱいぃ、ああん」
左手では乳房をまさぐられ、右手の指で股間をなぶられていく紗世。洋一になぶられていく姿が、50㎝前の姿見鏡に映っているのです。
「ああん、だめ、だめ、そこ、あああん」
紗世は後ろで洋一のチンポを握って、微妙にしごいていて、先走り露でヌルヌルになるのを感じています。そんななか、洋一が陰唇をひろげてきて、膣前庭のところを指の腹でこすってくるから、しっとり濡れてきます。膣の中はもうヌルヌルですが、洋一はそこへはまだ指をいれてやらないのです。

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姿見鏡に開脚すがたを映されている紗世。うしろから洋一の手が伸びて、おっぱいとお股を弄られていきます。
「ううっ、ああっ、いやぁああん」
「いいだろ、紗世、こんなに、濡れてきちゃったよ」
「あっ、あっ、あっああん」
洋一の左腕からの手は、紗世のおっぱいをまさぐっているんですけど、右の手は腰からお股へとおろされて、陰唇をめくられているんです。陰唇は、膣からあふれる蜜を、洋一の指ですくわれ、塗られるから、ねっとり濡れてしまうのです。
「ああん、いやぁああん、せんぱい、ああん」
膣のなかへ、お指も入れてもらえない紗世が、悶えます。膣のなかからは透明の、愛の蜜が流れだしてくるじゃないですか。べっちょり、です。大学二年生、バイオリンを弾いている二十歳の紗世です。純情可憐な女子なのに、素っ裸になちゃうと熟した女のからだです。
「ふふん、紗世、どうする、いれるか、いれてやろうか」
「ああっ、うううん、い、れ、て、ほ、し、い、いいですぅ」
後ろから抱かれている紗世が、洋一のことばに反応します。いま、うしろで握っている勃起したチンポを、膣に入れる。入れてほしい。入れたい。うずうず、紗世、からだの奥、子宮のなかが火照っているんです。洋一がベッドの縁に背中を当てます。半ば寝そべる格好で、洋一が足を伸ばします。
「ほら、またいで、紗世、またいで、このかっこうで、いれろ」
紗世はお尻をあげ、洋一の膝上におしっこスタイルで座ります。
「はぁああ、いれる、おちんぽ、いれるぅ」
紗世は、お尻を洋一の腰にあて、前かがみの四つん這いになって、洋一のチンポを、膣に挿し込みだします。
「ううっ、ああっ、あああん」
亀頭を挿し込むときには、洋一に助けられて膣口にあてがってもらいます。それから、お尻を、股間を、降ろすようにして、勃起しているチンポを、ぶすっ、ぶすっと挿し込むのです。
「おおっ、おおっ、紗世、ぬるぬる、いいよぉ」
洋一に背中を向けたまま、ぶっすりと勃起チンポを挿し込んでしまった紗世は、促されるままにからだを起こします。勃起チンポ挿したまま、洋一の腰に、膝をひろげ、太ももをひろげ、裸のからだを立てるんです。

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紗世の膣に、洋一の勃起チンポが挿し込まれたままです。裸のからだを起こして、洋一の腰をまたいだ格好。目の前の姿見鏡に映る自分の姿をみて、紗世、うっとり、恥ずかしいなんて思わなくて、洋一のモノを埋め込んだ自分に、嬉しささえ抱いてしまう愛のかたちです。
「はいってるぅ、ああん、せんぱいの、おちんぽ、入ってるぅ、ああん」
紗世は腰を少しあげて、勃起チンポを少し抜きあげます。
「ああん、ああ、ああ、ああん」
亀頭だけ膣に残ったところで、そのまま腰を降ろします。ぶすぶすっ、陰茎が紗世の膣に埋まっていきます。
「ああああん、せんぱいぃ、あああん」
「紗世、いいね、じゅるじゅる、入ってるよねぇ」
「うううん、入ってる、入ってる、ううっ、わたし、ああっ」
勃起チンポを根元まで埋め込んだ紗世が、腰をローリングさせます。お尻のお肉がたぽたぽ、ぐゆぐゆ、洋一の腰うえでこすれます。少し前かがみになる紗世。腕をひろげ、洋一の足、ふくらはぎの横にひろげて手をつきます。お顔をまえに突き出して、四つん這い。
「ううっ、ああっ」
お尻をゆすって、太ももひろげた腰を、ひきあげ、おろし、ひきあげ、おろします。紗世の腰の上下で、洋一の勃起チンポが、抜けてきて、挿し込まれます。ぬるぬる、紗世の膣のなか、ヌルヌルの愛液にまみれます。
「おおっ、おおっ、紗世、おおっ」
「ああん、せんぱい、あああん、ああん」
「いいよ、いいね、とっても、いいよ」
「はぁああ、わたし、ああ、わたし、いいきもち、気持ちいい」
「ほうら、おおっ、うごかせ、うごかせ、腰を動かせ」
ずぼっ、ずぼっ、ぶすん、ぶすん、紗世のお尻があがってさがって、洋一の勃起チンポが膣襞にこすりつけられます。
「いいよ、紗世、いい気持、とっても、いい気持だよ」
「ああん、わたし、ああん、わたし、とっても、あああん」
洋一のこころは快感です。紗世の膣に勃起チンポを埋めたまま、快感を味わいます。紗世も同様に感じているんです。後ろ向いた紗世。四つん這いの紗世。洋一には、自分のチンポが、紗世のオメコに、挿し込まれ、抜けるところが見れて、洋一はとっても満足、いよいよ、ぐぐっとこみあがってくる、射精のきざしです。
「おお、抜くよ、ちんぽ、抜くよ」
洋一は、いったん勃起チンポを、抜き去り、紗世の顔をカーペットに伏せさせ、太ももをひろげさせます。お尻をもちあげ、手は紗世の乳房をつかんで支えます。ひろげられた股間の陰唇へ、唇をくっつけ、陰唇をひろげ、膣口を露わにさせ、濡れた膣の愛液を吸いとってやるんです。

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四つん這いから腕と顔をカーペットにおいた紗世。足はひろげたまま、お尻をもちあげたまま、洋一がうしろから、股間へお顔を当ててきて、ぺちゃぺちゃ、じゅるじゅる、いやらしい音を立てて吸うんです。もう射精の兆しなのに、落ち着かせて、遠のかせて、もう少し紗世をヒイヒイと言わせてやりたい心境です。
「ああん、あああん、もっと、おく、おく、おくのほう」
紗世は、ヒイヒイ、さっきには勃起おチンポ挿入していたんだから、奥の、子宮の入り口まで擦ってもらえたのに、お口と舌だけは、膣の入り口から少ししか届きません。むずむず、むずがゆい紗世。奥の方が物足らないのです。
「ああっ、あああん、あっ、あっ、ああっ」
洋一が右手の指を二本、紗世の膣へ挿し込んで、ぐじゅぐじゅとかき回してきます。紗世、膣襞を擦られる快感が、ぶずん、ぶずんと攻めあがってきます。奥の奥を弄られる感じで、ぐぐっと昇っていきそうな気配に見舞われます。
「ああん、いれて、いれて、ちんぽ、いれて」
「うんうん、入れてやるよ、紗世、こっち向け、抱きあって、やろう」
ベッドの縁にもたれかかった洋一が、紗世のからだと向き合えるように、体位を変えます。紗世は、起き上がり、洋一の腰をまたいできます。向き合います。またぐときに、洋一の勃起チンポ先っちょを、股間に当て、膣にいれます。
「ああっ、ああっ、ああん、あああん」
亀頭が挿し込まれたのを感じで、紗世は、そのまま、腰からお尻をおろして、洋一と密着します。まだスキンをつけていない洋一です。紗世、ナマのチンポはとってもリアルに感じます。ぎりぎりまでつけないで、擦りあいたいんです。
「ああん、いいですぅ、せんぱいぃ、いい、いい、いいですぅ」
紗世は、腕を洋一の首にまわして、抱きしめます。膣にはきっちり勃起チンポを挿し込んだまま、ヒイヒイのお声です。
「紗世、いいよぉ、きっちり、おおおっ、いいよぉ」
洋一も紗世の背中へ腕をまわして、抱きあいます。抱きあったまま、腰を動かす洋一。紗世も腰を揺すります。勃起チンポがヌレヌレ膣に挿されたままです。洋一のおチンポサイズは、長さが15㎝、太さが4㎝、きっちりこれが紗世の膣に埋まって、ぐいぐい擦ると、子宮口にまで届くから、紗世、その時には、メロメロになってしまうことを知ったのです。そこへ至りたい、そこへ昇っていきたい。紗世は、洋一の腰をまたいで、股間をぐいぐいとこすりつけます。洋一もそのことで気持ちいいから、腰を突き出して応じます。それからスキンをつけてもらう紗世。少し白々しいけど、ヌルヌルのまま、待ちます、アクメになる手前です、紗世、待ちます。

-24-
紗世はアクメにのぼる寸前です。全裸で洋一のお部屋のカーペットのうえ、ちゃぶ台が横にあって、鏡が後ろにあります。ベッドの縁にもたれた洋一がスキンをかぶせおわって、寝ころびます。紗世が寝ころんだ洋一の腰にまたがります。
「ああん、いれて、いれて、ああん、いれてよぉ」
腰をまたいで腰を浮かした紗世には、洋一の勃起チンポが見えなくて、寝ころんだ洋一の手助けで、亀頭を膣にあてがってもらうんです。
「ああん、あっ、あっ、ああっ」
膝を折り、太ももひらけて洋一の腰にまたがった紗世が、亀頭を膣に挿し込んで、お尻を、股間を降ろします。ぶすぶすっ、勃起チンポが、膣に挿し込まれてしまう紗世。バイオリンを弾く感じで、腰をくねらせ、勃起チンポで筒のなかをこねます。
「ひぃいい、ひぃいい」
「おお、おお、紗世ぉ」
「ああん、せんぱいぃ、いい、いいっ」
洋一が腰に力をこめ、チンポを奮い立たせます。騎乗位スタイルの紗世は、ビンビンの勃起チンポをぶすぶす、ぶすぶす、膣に挿し込みます。挿し込むときには持ち上げたお尻を降ろします。抜くとき位にはお尻をあげます。
「あああん、ひぃいい、いい、いいですぅ」
抜き挿しから、挿したままでのローリングにかえる紗世。びっちし15㎝×4㎝の硬いけど先っちょは柔らかい弾力の勃起チンポです。紗世は、男の性器を女の性器で、つまり膣のなかで、むさぼり喰います。いい気持、とってもいい気持ち、こんなにいい気持はほかにはありません。からだのなかが萌え萌え、えぐられるような快感です。このまま、抜かないで、射精させるまで、紗世、思いのままにコントロールして、アクメに昇っていくのです。
「おおっ、おおっ、紗世、紗世っ」
寝そべった洋一のからだが硬直してきます。勃起したチンポは、ますますビンビンになります。紗世は、とろとろ、お蜜を噴きださせてしまって、洋一の腰、陰毛はべちゃべちゃです。ヌルヌルの膣のなか、勃起チンポが擦ります。
「ああん、いく、いく、ああああん、いくいく、いくいくぅ、ううっ」
ぐいぐい、勃起チンポで膣のなかをこする紗世が、オーガズムを迎えだします。ぐいぐい、根元まで膣に咥えた勃起チンポに、力をこめて捏ねます。紗世、もう、昇っていく途中、我を忘れて快楽に没頭します。
「ううっ、おおっ、でる、でる、でるぅ、ううぅうっ」
ピクン、ピクン、紗世は洋一の痙攣を受け止めます。ピクンピクンの痙攣で、オーガズムの頂上へ、みちびいてもらいます。
「ああ、ああ、ああっ、あ~~~~っ!」
オーケストラでバイオリンを弾く二十歳の紗世が、快感オーガズムの頂上で果ててしまいます。お小水をぴしゅんと飛ばしたまま、洋一のうえでぐったり、張っているからだの力を、抜いてしまったのです。















































































































































































































































































































































































































































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