愛欲部屋(2)-5-
  33~40 2018.2.28~2018.3.14

 

-33-
120㎝の竹竿に、腕と膝をひろげられ、括られている結衣。お尻を長椅子に置き、竹竿の両端を括った紐は天井へと持ちあがっているのです。膣にはバイブを埋め込まれ、薄く透けたショーツを穿かされているから、抜け落ちない。結衣が、メロメロになるまで、バイブレーター責めです。
「ひやぁあん、ひやぁあん、ひいっ、ひいっ」
びびびびびびびび、くねくねくねくね、バイブのスイッチを操縦するのは、結衣のまえに座った翔太です。
「いい声だ、いい声だよ、結衣、ほうら、いい気持だろ」
腕と膝を横一本の竹竿に括られ、からだをひろげ折り曲げられている結衣の喜悦悲鳴を聞きながら、翔太はニタニタ、ちんぽを勃起させなから、執拗に結衣を責めていきます。結衣は、栄養ドリンクを飲まされ、肌マッサージを受け、避妊薬をのんでいるので、若き乙女姿のまま、妖艶なすがたを奏でるのです。カメラマンの幹夫は、結衣にカメラを向け、その一部始終を撮っていて、DVDに編集するのです。
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいっ」
びびびび、くねくねくねくね、バイブレーターの動きを、微妙に調整しながら、結衣への感度を調整する翔太。結衣に好意を抱く明夫は、可哀そうに思えてくりけれど、翔太がリーダーだから、どうにもなりません。
「いいねぇ、結衣の顔、めっちゃ可愛いじゃない、いいよな、胸キュンキュンだよ」
バイブのスイッチを握った翔太が、いったんオフにします。
「はぁああ、あああん、はぁあああん」
バイブのスイッチを止められた結衣が、力を込めていたからだから力を抜きます。握りしめていた手をひろげます。翔太が、薄いショーツの股布を退け、結衣の膣に埋まったバイブを、そろりそろりと抜き出します。
「べっちゃりじゃん、結衣、いやらしい蜜で、べっちょりだよ」
翔太が、結衣の、バイブレーターが挿し込まれていた処を、見て、いいます。抜かれてしまったバイブにも、蜜がへばりついてヌルヌルです。べっちょり、とろりとろりと、結衣の膣から、透明の蜜が流れ出てきます。結衣が感じていた証拠です。
「はぁあああん、ごしゅじんさまぁ、もう、もう、ゆるしてください」
「そうか、結衣、許してほしいか、じゃあ、バイブの代わりに、おれのちんぽだな」
「ああん、ああああん、はぁああ、ああん」
「どうなんだ、ちんぽが欲しいなら、はい、と言え」
「・・・・は、い、お、ち、ん、ぽ、ほ、し、い、で、すぅ・・・・」
結衣が、曖昧な返事を返すので、翔太が、念押しして、結衣に「はい」といわせたのです。翔太は、結衣の感じている顔をみて、ちんぽはビンビン、勃起状態です。結衣が穿いている透けたショーツを取ってしまって、股間を露出させ、結衣の正面から勃起ちんぽを、挿入してやります。

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横一本の竹竿に、腕を括られ膝をくくられた、純情可憐な結衣。椅子にお尻の芯を着けた格好で、竹竿の両端に結ばれた紐は三角にされて一本に、天井からのフックに括られています。翔太の勃起ちんぽを膣に挿入されるところです。
「いいな、結衣、やらせてもらうわ、スペルマ、出るまでだぞ」
結衣の前においた丸椅子に座った翔太が、勃起させたちんぽを、結衣の膣へ挿し込むのです。
「ああっ、ううっ、はぁああ、あっ、あっ」
翔太は、亀頭を結衣の膣に挿し込み、横に渡った竹座の真ん中を握って、腰をぐぐっと結衣に近づけます。コスの勃起ちんぽが、太ももをひろげて持ち上がった股の膣へ、ぶすぶすっと埋まっていきます。
「ううっ、ああっ、あん、あん、ああん」
結衣が呻きます。窮屈な格好にされ、勃起したちんぽを正面から挿し込まれてしまった結衣です。翔太は、ぐいぐい、勃起ちんぽを結衣の膣に絡ませます。抜いて挿して、抜いて挿して。
「ひぃいいっ、ひゃああっ、ひぃいいっ、ひゃああっ」
結衣の顔が歪みます。歪ませた顔は喜悦の証しです。ヒイヒイと歓びの悲鳴をあげてきます。翔太の心がキュンキュン締ってきます。ピストンのスピードをあげます。
「おおっ、おおっ、いいよぉ、めっちゃ、いい、いい、おおおっ」
ぶす、ぶす、ぶす、ぶすっ、翔太の勃起ちんぽは、ヌルヌルです。結衣の股はぷっくら膨れ、陰唇がめくれあがってトロトロです。愛液が結衣の膣からしたたってきます。会陰を伝ってお尻の菊門に流れ落ちてきます。
「ひぃいいっ、ひやぁああっ、ひいい、ひいい、ひぃいいっ」
「おうら、結衣、いいだろ、ほうら、おお、おおっ」
左手で竹竿を握ったまま、右手で結衣の顔を弄っていく翔太。勃起のちんぽは、結衣のド真ん中、膣へぶすぶす挿し込んだまま、腰を浮かせて、前へ後ろへ、ちんぽを挿し込み引き抜きです。一気責め、勃起ちんぽを抜き去らないで、射精するところまで挿したままです。翔太、ぶすぶす、ぶすぶす、しだいに射精の兆しが訪れます。結衣は、ずんずん、挿されたままのピストンで、アクメに昇っていきます。カメラマンの幹夫が生唾のんで録画中、世話役の明夫は嫉妬心に見舞われます。
「ひゃああん、ひゃああん、ひぃいい、いいい~~っ」
結衣が先にアクメに達してしまって、翔太が後追い、ぐっと堪えて爆発です。ぴしゅんぴしゅん、翔太の顔が苦虫噛んだ表情で、発射させてしまって、静止10秒、それからゆっくり抜きだすと、結衣の膣から白濁のスペルマが流れ出てきたのです。結衣はぐったり、渡された竹竿から手足をほどかれ、全裸のまま、長椅子ベッドに置かれたのです。

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全裸のまま、長椅子ベッドに置かれている結衣。アクメに昇ってしまって、つかの間、休息です。DVDに収録のビデオが撮り終えられ、三人の男子の休息ですが、鑑賞タイムにはいるのです。長椅子ベッドに寝そべった結衣に、ポーズをとらせるのです。翔太に絡まれ、アクメに昇ってしまって数分の休息が終わります。栄養たっぷりジュースをコップに一杯分、ごくごくと飲みほしてしまった結衣です。
「さあ、結衣、きれいなからだを、たっぷり、鑑賞してやるよ」
ここは大原の光琳館二階、八畳間のSMルームです。長椅子ベッドに裸体を起こして、手を後ろに着かされます。上半身をうしろへ傾けるアイドル結衣、大学の文学部に所属する可憐な二年生です。
「うんうん、そのまま、足をひろげろ、太もも、開くのよ」
カメラマンの幹夫が、まだ撮影準備をしないまま、結衣に、声かけです。結衣は、戸惑いながら、足を開きます。
「はぁああ、こんなの、こんなのですか、はぁああ」
上半身をこころもち後ろにたおして、胸を開けるようにして、太ももをひろげだします。恥ずかしいけれど、言われるままにしないと、お仕置きされるのだから、結衣は、従います。男にしてみれば、従順な女子学生を、裸にして、好きほうだいに弄って、性の欲求を満たすのだから、最高のプレゼントです。SM研究会を名乗り、アダルトDVDやアダルト写真集を少部数だけど作って、鑑賞に好き者のおじさんたちにまわすのです。
「いいねぇ、結衣、かわいいねぇ、最高だね、結衣、素敵だよ」
褒めるのは翔太です。好意を抱く明夫は、あまりしゃべりません。結衣を、独り占めしたい、その想いが胸の内にあるから、見つめるだけです。
「ほうら、顔をこっちに向けて、目線を合わせようよ」
幹夫は、結衣の顔を持ち上げさせ、正面を向かせて、目線を自分にあわせろというのです。無理強いはしません。言葉でいって、結衣がみずから、動いてくるのを待つのです。
「うんうん、いいねぇ、股、開くのよ、結衣、見えるようにね」
この言葉には、結衣の表情が変わります。あきらかに戸惑う気持ちが、ありありと分かります。でも、男は、待ちます。お尻を少し持ち上げ気味で、太ももをぎゅっとひろげて、羞恥の真ん中を、これ見よがしに開示するのを、待つのです。
「ほうら、結衣、もっと、見えるようにしてよ、ほっと、ひらいてさぁ」
「はぁああ、ああ、はぁああ、ふううう、ううっ」
そろりそろり、結衣が、羞恥の個所を、男たちに、見えるように、開示してきたのです。

-36-
長椅子ベッドのうえで、手をうしろに着いて、全裸の上半身をうしろへ30度に倒し、立膝した太ももをひろげる結衣。股の構造が開示され、男たちが眺め入るんです。
「ああん、そんなに、近くに、寄らないで、ください、ああん」
男たちから、指一本触れられないまま、開いたからだの羞恥部を鑑賞される結衣。恥ずかしさが、胸のうえにこみあがってきます。
「ひらいてみろよ、結衣」
翔太が、結衣にそっけなく言います。
「じぶんで、ひらいて、みてください、とお願いしな」
翔太が命令口調になって、結衣に言います。結衣は、逆らったらひどい目に合うと思うので、従っていきます。したがうけれど、へんな気分になってきます。見せてあげる、見られる、女子の自分が、生殖器を、男子に見せる、見られる、そのことを感じると、卒倒しそうになってしまうのですが、ぐっとこらえる可憐な二十歳の大学生、囚われの結衣です。
「はぁあ、はぁああん、はぁああ、はぁああ」
右の手の平を陰毛の恥丘に置き、指を陰唇におろして、ひらいていく結衣。深呼吸のような息づかいになっていく結衣。見られる羞恥心が、男の目線と共に注入される結衣。
「いいねぇ、結衣、きれいな、お、め、こ、だね、男がよろこぶ」
「そうそう、もっと、ひらいて、ちんぽ、はいるところを、ひろげろよ」
陰唇をめくりきって、膣口をみせろ、という翔太。結衣は、右手の指二本で、陰唇をひろげ、その下半分をひろげて、膣口を露出させます。
「ああっ、みちゃ、いや、あん、あん、そんなに近くで、みちゃ、いや」
翔太の目線と、幹夫が持つカメラレンズが、結衣自身によってひろげられた股に迫ってきて、恥じらいが頂点に達してきます。男の手に弄られているときには受け身で、感じるだけでいいのに、自分でその行為をさせられるのは、恥ずかしい。ひとりでオナニーするときと、見られながらするオナニーとは、違うんです。
「ほうら、結衣、ひとりで、よがって、オナってみろよ」
「結衣は、指をいれるのかい、オナニーしてみろよ、見ててやるから」
男たちが見ている、カメラのレンズが見ている、そのなかでオナニーをする可憐な乙女、大学二年生の向井結衣です。

-37-
男が見ている目の前で、オナニーをさせられる結衣。長椅子ベッドのうえ、上半身をこころもち後ろに倒し、立膝に太ももをひろげる全裸の結衣。右の手を恥丘にのせ、陰毛を隠すようにして、指を股におろします。下ろした指のうち、中指で陰唇を割ります。指先を膣のなかに入れます。
「ううっ、ああっ、あん、あん」
「いれろ、もっと、いれろ」
「ああっ、もっと、いれる、ああん」
中指の半分以上を挿、膣のなかへ挿し込む結衣。胸がふるえて、おっぱいが揺れます。うわずった声が半開きの唇から洩れてきます。結衣の右には翔太が、左には明夫が、結衣の股間へ顔を近づけ、見ています。正面からは幹夫が構えた4Kカメラのレンズです。
「もっと、いれろ、指を、根元まで、入れろ、結衣」
「はぁああ、ああん、あん、あん」
「そうだ、それで、なかを、かきまわせ、汁がでるまで、掻きまわせ」
「はぁあ、ああん、はぁああん、ああん」
結衣は、言われるままに右手の中指を、根元まで膣のなかへ挿しいれ、動かし、膣襞をこすっていきます。立ててひろげた膝が揺れます。腰がうねります。股を開いた女体が長椅子ベッドの上で悶えます。しだいにトロトロの蜜が、指が挿し込まれた膣から、流れ出てきます。
「ああん、あん、あん、いやぁああん、いく、いく、ああん」
結衣が、自分で、男の前で、オナニーをして、アクメに行くのです。
「いけ、いけ、結衣、いってしまえ、いけ、いけ」
「ああん、あん、あん、ひゃああ、ああん」
「もっと、もっと、ほら、結衣、もっといけ」
男が顔が左と右に、カメラが正面、そのなかで、可憐な二十歳の結衣が果てていきます。
「うっ、うっ、ううっ、ああっ」
結衣の痙攣、そうして指の動きが止まります。イッテしまった結衣。指を抜き、膝を閉じて、ひろげて、閉じ込んで前のめりになってしまいます。オナニーでアクメを迎えてしまった結衣です。でも、これで終わるわけではありません。男たちの、可愛いアイドル結衣へのいたぶりは、まだまだ続けられるのです。

-38-
先にはリーダーの翔太が、結衣とセックスして射精しています。次にはカメラマンの幹夫が、性欲みちみちしていて、我慢ができないところまできているんです。
「おれ、うずうず、してるんだ、やりたいんだ、いただくよ」
結衣の世話係明夫にことわって、先に結衣をいただくという幹夫が、ズボンを脱いで、ブリーフを脱いで、シャツ一枚になります。長椅子ベッドに寝た結衣を、翔太が起こします。
「さあ、結衣、幹夫が、やりたんだってさ、やらせてやれよ」
長椅子ベッドに寝た結衣をはさんで、幹夫と翔太が向きあいます。翔太が結衣を起こします。そうして長椅子ベッドに横位置で、後ろから、全裸の結衣を抱きます。
「はぁああ、あん、あん、あああん」
「いいでしょ、結衣ちゃん、おれのちんぽ、入れてもいいでしょ」
翔太が結衣を後ろから支え、開脚させ、Mの格好にさせ、幹夫と向きあわせます。幹夫は、足をひろげ、腰の高さを結衣にあわせて、ちんぽを挿入するのです。斜め上向いた結衣の股。そこへ、幹夫が、勃起させたちんぽを、挿し込みだします。
「おおっ、ううっ、いい、いいっ」
亀頭を挿し込み、そのまま陰茎の半分までを挿し込んで、ストップ、腰を揺すらせます。
「あっ、あっ、ひゃああっ」
「おおっ、結衣、いいねぇ、結衣のおめこ、めっちゃいい」
半分まで入れたちんぽを、亀頭だけ残したところまで抜いて、ふたたび、ぶすぶすと挿し込んでいく幹夫です。翔太にうしろから抱かれた結衣は、抱かれた手でおっぱいを、弄られます。
「ひやぁああ、ひいいっ、ひやぁああん」
ぶすぶすっ、もうぬれぬれの結衣の膣です。淫乱になる媚薬を飲まされているから、結衣の悶えは、若さもあって、ずんずんと感じあがっていきます。やられれば、やられるほど、たくましく、女の感度をあげていく二十歳の大学二年生、可憐な結衣です。
「おおっ、おおっ、いいねぇ、とろとろ、いいねぇ」
「あん、あん、あああん、ひぃいいいっ、いいっ、いいっ」
「おおおおっ、おれ、もう、おおっ、出そうだよ、おおおっ」
幹夫が、射精の兆しを迎えてきます。そのまま、ぶすぶす、ちんぽを挿し込み、果てていきます。結衣は結衣で、ぶすぶすされて、とろとろ蜜を汲み出して、オーガズムに昇っていきます。
「あん、あん、ひやぁあああ~~ん」
幹夫の射精がはじまって、ちんぽの痙攣に反応する結衣。声をあげ、翔太にきつく抱かれたまま、果ててしまったのです。

-39-
翔太がおわり、幹夫がおわり、明夫の番になります。明夫は、正常位でやりたいというので、長椅子ベッドでは横が狭いから、床にマットを敷いて、そのうえで、絡むというのです。SMルーム、八畳の広さです。マットに仰向いて寝そべる結衣。
「明夫さま、ああん、明夫さま、わたしを苛めてやってください」
可憐な結衣が、好意をもった男子、明夫に、からだを明け渡していくのです。最初には、明夫にフェラチオしてあげる結衣です。
「それじゃ、結衣、ちんぽしゃぶりだ、たっぷり、やってくれよ」
座って、足をひろげて投げ出す格好で、手を後ろにおいて、ちんぽを起立させる明夫です。結衣が、そのあいだに割り込む格好で、正座座りになります。顔をちんぽに近づけ、まず右手で勃起しているちんぽの陰茎、した半分を握ります。握った右手をうえへスライドさせてちんぽをしごき、そのまま下へ、陰茎の皮を剥いて、剥ききって、亀頭をつるんつるんにしてしまって、カリ首も伸ばしきって、結衣は、亀頭からカリ首を、唇と舌で、刺激していくのです。
「ふううっ、ふう、ふう、ううっ」
「おおっ、いいわぁ、おお、おおっ」
ぐっと腰を持ちあげ気味にして、ちんぽを突き上げる明夫です。結衣が、そのちんぽを、亀頭を口に含み、顔をあげ、唇で引き上げ、顔をおろし、亀頭を擦ってあげます。
「ううっ、ふうう、ううっ、ふうう」
結衣は、ぺろぺろ、ぐちゅぐちゅ、じゅぱじゅぱ、なめる、こする、吸う、そおたびに違った音色で奏でるのです。
「いれてやる、結衣、あおむけ」
フェラチオを中断させた明夫が、結衣を仰向けにねかせ、膝を立てさせ、ひろげさせます。その膝のあいだへ、明夫がはいりこみ、結衣に覆いかぶさります。
「ううっ、ああっ、ああん、明夫さまぁ」
もう、ぶっすり、明夫がちんぽを挿し込んできて、結衣が、呻きます。ぶすっ、勃起したちんぽの寸法は15㎝×4㎝です。ぶっすり、二十歳になったばかり大学二年生の結衣です。明夫の勃起ちんぽを膣に挿し込まれて、女の歓びを感じていきます。
「ああ、ああ、いい、いい、あああん」
ぶすぶす、ぶすぶす。寝そべって仰向いている結衣の上半身を、抱きかかえる明夫。顔を結衣の顔にこすらせ、腰を動かしのです。ぶすぶす、ぶすぶす、ちんぽを挿して抜いて、挿して抜いて、しだいにスピードを速めていきます。
「ひぃいいっ、ひぃいいっ」
結衣が悶えて、呻きます。明夫が勃起ちんぽを挿し込むたびに、結衣の呻きが高なります。
「おおお、だすぞ、おお、おお、でる、でる、でるぅううっ」
明夫が、ぴしゅんぴしゅんの射精です。結衣のなかで、ピクンピクンと痙攣させる明夫です。結衣が明夫に応えて、あへあへ、ひいひい、ぎゅっと膣を引き締めます。そうして明夫と結衣の結合が、終わっていったのです。

-40-
鶯の鳴き声が聞こえてきます。ホーホケキョ、ホーホケキョ、檻の中にうずくまる結衣の耳に、窓の外の明るさに交じって鶯の鳴き声です。
<ああ、わたし、どうしたのかしら、どうして、ここに、いるのかしら>
思い起こせば、四年生の翔太に誘われ、ベンツに乗せてもらって、琵琶湖ドライブした帰りに、ここへ連れてこられた結衣でした。結衣には、ここの場所が正確にはわかりません。ここは大原の山のすそ、料理旅館の光琳館、その一角に作られた館の二階です。秘宝愛欲部屋といわれている二つの部屋続きです。その奥には、バストイレキッチンがついた監禁ルーム、四畳半です。そこに二畳のスペースの鉄格子の檻です。結衣はいまいるのはこの檻のなかです。
<どうして、どうして、どうしてなの>
全裸で過ごすことを強いられていて、檻の中にはティッシュボックスとオマルがあるだけ、おしっこする、股を拭く、それだけが自由にできる結衣。大学では男子学生のアイドルだった二年生、二十歳になったばかりの結衣でした。SM研究会というグループを作っていて、女子をここに連れ込んで、輪姦し、ビデオ撮影をして写真を撮って、DVDや本にするという男子三人組に狙われてしまった結衣だったのです。
<ああ、監視カメラでみられてる、ああ、わたし、逃げ出したい>
結衣の頼みは、三人のうちの世話役をしてくれている明夫に、ここから出してもらうことです。明夫は、二人で、二人だけで、過ごしたいというのです。ほんとうなのか、うそなのか、でも結衣には、そのことばを信じるしかありません。明夫が手に布の束をもって、監禁ルームへ入ってきます。
「結衣ちゃん、いまがチャンスだ、だれもいない、車用意したから、脱出だ」
「ええっ、ほんとうですか、ほんとうなの」
檻の鍵がはずされ、檻から出てると、明夫が布の束を結衣にわたします。
「この服を着ろ、ここから出してやるから、いまは、おれしかいないんだ」
「はい、ああ、ありがとう、明夫さま、ありがとう」
結衣は突然のはなしに、頭の中は真っ白になっています。明夫が渡してくれた白っぽいワンピースを着ます。白いショーツを穿きます。身につけたものはそれだけですが、監禁ルームをでて、SMルームから応接部屋を出て、階段を降りて、スリッパ穿いて、玄関横の駐車場に停めてある軽四輪にのせてもらって、発車され、結衣は開放されたのです。
(おわり)














































































































































































































































































































































































































































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