愛欲物語(1)-1-
  1~8 2018.5.16~2018.5.26

 

-1-
多恵が耕三と知り合うようになり、セックスの関係を結んでしまったのが、四回目のデートのときでした。
京都の四条小橋をさがったところに、幻ホテルの暗い玄関があって、多恵は、無理矢理ではなかったけれど、耕三についていったのです。
25才、フリーのデザイナーを仕事にしている多恵ですが、セックスの経験は初めてではありませんでした。
男にとって、その女子が、初めてなのか、そうでないのか、は最初の痛みとかがあるから、それはわかるものです。
男の方は、それが初めてなのかそうでないのかは、女子にはわかりにくいです。
画家を目指している27才の耕三は、女経験、豊富といえるかどうか、19才のときから、一年に一人の女と関係してきたところです。
イケメン、優しい男、女が泣きつきたいほど可愛くて、関係を持つとその歓ばされるテクニック、なによりペニスを、女が忘れられなくなる、秘物なのです。
「ええ、わたし、あんまり、興味ないのよ、こんなこと」
嘘です、多恵は、セックスに興味津々、泥沼のなかに沈んでしまいたいくらいに、エクスタシーを感じたいと思っているのに、表ずらは興味が無いようにふるまうのでした。
「だけど、もう、来ちゃったよ、ぼくは、もう、その気だよ」
「でも、わたし、ああ、どないしょ、こんなとこ、来たりして」
「どうしたのよ、来ちゃったんだよ」
「わたし、そんなつもりじゃないのに、耕三さま、ああっ」
まだ薄暗いベッドルームです。壁のスイッチを入れると、ベッドの上を照らすスポットライトでした。
男と女が絡み合うベッドは、ダブルサイズで、広いです。
壁面が鏡になっているから、自分たちの姿が、映っています。
多恵はワンピースにインナーはシュミーズ、それに生成りのブラとショーツ、白っぽくて大人っぽい。
まだ裸の多恵を見たことがない耕三だけど、細身のように見えるけれど、ボリュームのある体形だと、首筋から肩の肉づきをみて、わかります。
「いいえ、わたし、そんなに、経験なんてしてないから、こわいです」
「そうなの、こわくなんてないよ、大丈夫だよ」
顔を赤らめ、これから起こる男の耕三とのセックスに、内心、今日は大丈夫な日、なんてつぶやく多恵。
「はぁああ、ああっ、うう、ううっ」
白っぽいワンピースを着たまま、抱かれて唇を重ねられた多恵が、ちいさな声を洩らします。
耕三は、唇を重ねて、その柔らかさを感じます。
<柔らかい女だ>腰を抱いた感触もそうだし、唇の柔らかさもそうだし、もうペニスが反応しだしているのを覚えます。


-2-
多恵はベッドのそばに立ったまま、耕三がなすままに、抗うこともなく、素直に、従順でした。
軽く抱いたまま、キッスがおわり、白っぽいワンピースの背中のファスナーを降ろしてやります。
前をはだけさせ、腕を抜いてやり、そのまま足元へ落してしまいます。
白い半分透けたシュミーズを身につけた多恵。
少しピンクの柄が入ったブラジャーとショーツが透けて見えます。
耕三は、多恵の白い肌を見つめ、自分でシャツを脱ぎズボンを脱ぎます。
ブリーフだけの姿になった耕三が、シュミーズをつけた多恵を抱きます。
「あっ、ああっ、どうしょ、わたし」
耕三の肩に手をおいた多恵が、爪を立ててきます。
「ああ、多恵、脱がしてやるよ、いいね」
「ううん、ああっ、耕三さまぁ」
抱いていた左腕をほどいて、多恵を立たせた耕三が、シュミーズを脱がします。
裾を胸の上までひきあげ、顔をとおし、頭から抜いてやります。
「はぁあ、ああっ」
多恵は手をあげ、シュミーズを脱いでしまって、ブラジャーとショーツだけです。
うつむいて、腕を胸元にもちあげたのを、耕三がおろさせます。
耕三の前に手を降ろし、足を揃えて立った多恵。
ふくよかな体だ。
白い肌、小さなホクロが、左肩のしたにあるのがわかります。
耕三は、ふたたび多恵を抱き寄せ、ブラジャーを脱がせ、乳房を露わにさせてしまいます。
耕三が多恵の乳房を見るのは、はじめてです。
飴色した乳輪に乳首です。
乳房はぷっくらと盛り上がり、乳首はツンと起っているんです。
多恵の表情が変わってきます。
放心したような、虚ろな目つきになってきて、唇がゆるんでいます。
ショーツだけになった女体を、耕三が抱きます。
軽く抱いてやり、唇を乳房にあててやります。
「ああっ、うう、うう、うううっ」
耕三が乳房に唇をつけ、乳房に這わせ、乳輪を舌先で撫ぜてやります。
小さな、呻く声を洩らした多恵です。
「ああっ、ああっ、ううっ、ううっ」
多恵は、耕三の、裸の横腹に手を置き、こころもち反り返ります。
乳房を唇で愛撫され、舌先で乳輪を刺激され、乳首を唇に挟まれてしまったのです。
幻ホテルの一室は、繁華街から少しだけ奥まっている場所、人の気配を感じません。
大きなダブルベッド、鏡の壁面、スポットライトがベッドのうえを照らしています。
ショーツだけの多恵、ブリーフだけの耕三、多恵を安楽椅子に座らせます。
背凭れ椅子だけど、あぐら座りできる広さの座部です。
多恵を座らせて、ショーツを脱がしてしまうと、椅子に座る全裸の女体です。
多恵は、為されるがまま、言われるがまま、放心したかの表情で、椅子に座ります。
耕三には、全裸の多恵、初めての全裸を見ています。
肌の白さとはうらはらに、陰毛の濃さに驚きです。
ぷっくら、乳房が起っていて、臀部の丸みは女体そのものです。
耕三の性欲が、めらめらと燃え上がってきて、ペニスが自然に勃起してきます。

-3-
背凭れ椅子に座った多恵は、目の前に立った耕三の腰からいきり立つペニスを見てしまいます。
耕三のペニスを見るのは、初めてです。
元カレのペニスは、見たこともあるし、口に含んだこともあるから、初体験ではありません。
でも、何年かぶりに見る、男の裸体、それも勃起したペニスを見て、わけわからなく放心です。
「ああ、耕三さま、あっ、あっ」
「ほうら、多恵、わかるだろ、口に入れて、ほうら」
背凭れ椅子に座った多恵の顔の高さに、立った耕三の腰がきます。
陰毛にまみれたところから、太くて硬い男のペニス、長さは15㎝はある耕三のペニス。
「ほうら、多恵、おおっ、ほうら」
椅子に座った全裸の多恵に腕をつかんで腰にまわさせ、ペニスを顔へこすりつける耕三。
「ううっ、うぐ、うぐ、うぐっ」
なんなく口の中へ、勃起したペニスの亀頭から陰茎の少しを、挿し込んだ多恵です。
耕三は、初めてなのに、口の中へ、自分のモノを咥えさせ、受け入れた多恵には驚きです。
多恵は、多恵で、突き出されたペニスを、なんなく頬張ってしまったこと、無意識です。
幻ホテルの一室、ホテルの外は恋する男女が抱きあって、歩いているのです。
人目にふれない幻ホテルの一室では、男と女が裸になって抱きあい、交合します。
ペニスしゃぶりをおえると、耕三が、背凭れ椅子の前に座り込みです。
臀部をまえへせりださせ、耕三が多恵の股を見てやります。
多恵は、なされるがまま、広めの座部に股をひろげて、耕三に見せます。
はじめて見せる自分の恥部です。
恥ずかしさがこみあがってくる多恵です。
「あっ、ああっ、ああん」
耕三が、ひろげた多恵の太ももを、外側から抱いて、顔を、股に当てます。
唇を多恵の陰唇に当て、顔をぶるぶると揺すって、やります。
まだ閉じたままの縦割れの陰唇に、初めて、耕三の唇がつけられたのです。
初めてだというのに、前戯として、フェラからクンニ、そうして交合にいたる多恵と耕三です。
「はぁああっ、ああん、はぁああっ、あん、あん」
「多恵、いいね、いいんだね、多恵」
「はぁああ、耕三さま、ああん、いいんです」
ぺちゃぺちゃ、淫らな音が奏でられ、クンニが終わって、大きなダブルのベッドに仰向く多恵。
いよいよ、ベッドの上で、耕三と多恵が、絡み合うのです。
女の体を愛撫して、性感帯を刺激して、25才、女の多恵をうっとりさせる耕三です。
まさぐりあいます。
耕三が多恵の体をまさぐります。
足を絡ませ、胸をすりよせ、柔らかい女体を感じていく男の耕三。
女の多恵は、男の手を感じ、すりよせられた体を感じ、しだいに濡れていきます。
「はぁあ、ああっ、耕三さま、ああっ」
多恵のヴァギナに耕三の指が挿入されてきて、小声を洩らしたのです。
耕三は、びっちょりに濡れている多恵のヴァギナに、興奮を覚えます。
ビンビンのペニスを、挿入する体位にもっていきます、正常位です。

-4-
全裸になって、ダブルベッドに仰向いた多恵です。
股をひらき、膝を立てます。
全裸の耕三が、多恵がひろげた膝の間に座り込んできます。
耕三が多恵の股にぐっと接近、勃起したペニスの亀頭を、ヴァギナの膣口に当てるのです。
「はあっ、ああっ、はぁああっ」
「ううっ、多恵、おおっ、ううっ」
ぶすっ、多恵は仰向いたままですが、耕三のペニスが挿入されたのがわかります。
じゅるじゅるの気持ちいい感じが、裸体のなかをせりあがってきます。
ぶすぶすっ、耕三が、勃起ペニスを根元まで挿し込んでしまって、多恵に覆いかぶさります。
「ううっ、ううっ、多恵、うううっ」
「はぁああ、ああ、ああ、はぁああ、耕三さま、ああっ」
多恵にはもう忘れていた快感です。
耕三は、ヌルっとした女の肉感に、ペニスがいきり立つのを覚えます。
初めてみる多恵の悶える顔色です。
ペニスを射し込み、引き抜くときには亀頭を残して、引き抜くのです。
「ああん、ああっ、はぁああん」
耕三に抱かれた仰向きの裸体を、多恵が左右に揺すってきます。
ぶすぶすっ、男の勃起したペニスでヴァギナの奥を擦られる刺激に、女が反応するのです。
「ううっ、おおっ、いいね、ああっ、多恵、多恵」
「はぁああっ、ううっ、はぁああっ、ううっ、ああん」
ぶすぶす、ゆっくり、挿し込まれ、ゆっくり抜かれる勃起ペニス。
ヴァギナがヌルヌルに濡れてきます。
多恵の陰部から、汲み出されて滴り落ちる愛の蜜です。
そのヌルヌルを耕三が、手をいれ、指で拭き、ヌルヌル指を、舐めます。
女の味、多恵の味、しょっぱくて甘い、ヌルヌル蜜の味です。
しだいに呻きの声を洩らしていく多恵に、耕三の心を締めつけられます。
挿して、抜いて、挿して、抜いて、耕三には、多恵とは初めてのセックスです。
多恵にとっても、耕三と、初めてのセックスです。
ぐいぐいと、ヴァギナに挿入されたペニスが、女の多恵にはたまらない。
快感がせりあがってきて、久々の本物ペニスによるオーガズムを迎えていきます。
「はぁああっ、ああ、ああ、ああ、ひぃいいっ」
「おおっ、おお、おお、おおっ」
「はぁああ、ああ、ああ、ああん」
耕三は、膣外射精、ペニスを多恵から抜いてしまって、腹の上へ精子を発射です。
物足らない多恵、物足らない耕三、膣外射精はこの時だけ、後にはスキンをつける耕三です。
濡れた多恵は麗しい。
オーガズムを迎えて果てた女の多恵に、男の耕三は胸キュンキュンです。

-5-
<耕三のアトリエ>
何度か幻ホテルの一室を利用してセックスした多恵と耕三でした。
そのうち耕三は、自分のアトリエへ多恵を導きいれるようになりました。
多恵は、耕三が好きになっていたし、耕三のテクニックに溺れてしまいます。
女好きの耕三は画家を目指しているし、モデルに多恵を使いたいとの望みもあります。
写真に撮ったり、動画を撮ったり、それを見てスケッチしたり、絵に仕上げるのです。
晴天で明るい土曜日の午後、多恵が耕三のアトリエ兼住居の2DKへやってきます。
「ええ、暑いくらいよ、もう、五月のおわりだもの」
ストローハットをかぶって、白基調のワンピースを着た多恵は、小柄なほうです。
「来た来た、多恵ちゃん、ようこそ、可愛い帽子だね」
アトリエは八畳の広さのフローリングです。
絵を描く道具とか、デスクとかを置いているので、三畳ほどの広さが余った床面です。
背凭れの椅子があり、丸いテーブルがあり、簡易ベッドがあります。
耕三は、秘密の道具箱を持っていて、そこに大人の玩具を仕舞ってあります。
スキンは、箱で買ってあり、六個いりが五箱、たっぷりあります。
「これ、買ってきたよ、あとで、食べましょう」
多恵が、角のローソンで、シュークリームを買ってきたのです。
「ありがとう、あとで、食べよう、あとで、ね」
帽子を脱いだ多恵は立ったままです。
耕三が、軽く多恵を抱いてやります。
多恵は、顔を伏せ、腰を抱かれたから、腕を耕三の腕の外側から抱きつきます。
「ううん、待っていたよ、土曜日だ、大丈夫なんだろ」
「たぶん、うん、大丈夫よ、めっちゃ感じるかも」
「ううん、うん、うん、ふううう」
耕三の方からキッスしてやります。
多恵は受け身を装って、耕三のなすがままに従っていきます。
「ううっ、ふううっ、うう、ううっ」
空調が効いてきて、部屋の温度は快適です。
音楽はクラシックで、モーツアルトの管弦楽曲です。
うっとり、唇を重ねられた多恵は、からだのちからを抜いて、耕三の舌を受け入れます。
「ううっ、ううん、うっ、うっ」
ねっとり、うっすら、耕三の舌の感触を、舌先で感じる多恵。
じーんと痺れるような細い糸が、体の中心に降りてくるのがわかります。
ぎゅっと抱きしめられるから、抱きしめてしまう多恵。
耕三がワンピースのファスナーをはずしてきて、肩を露わにされてしまう多恵。
ワンピースから腕を抜くと、インナーのスリップとブラジャーすがたです。
軽いキッスを繰り返しながら、耕三は、多恵の着ているものを脱がしてやります。
もちろん、耕三も、着ているものを脱ぐのに、多恵が手伝ってくれます。
ゆるゆるトランクス風ブリーフだけになる耕三。
多恵も、スリップとブラジャーを脱がされたあとには、生成りのショーツだけ。
ほぼ裸になった多恵と耕三、抱きあいます。
立ったままに抱きあうって、肌が直接にふれあいます。
多恵の乳房が耕三の胸に擦られます。
耕三が、多恵の背中を撫ぜ、まだショーツを穿いた臀部を撫ぜます。
多恵はなされるがまま、耕三の腰を抱き、右手をブリーフの中へ入れます。
耕三が、多恵の臀部のショーツの中へ、腰から左手を入れ、ナマの臀部を愛撫です。
多恵は、立っているのが辛くなり、フローリングに敷いたカーペットに座り込んでしまいます。
白い生成りのショーツだけ、裸の多恵を、少し離れて見下ろす耕三です。
耕三の頭のなかには、多恵が呻き悶える姿が、想像されていて、ゾクゾクの気持ち。
多恵は、また、耕三のテクニックでアクメを迎える自分を、待望の気持ちで見つめます。

-6-
フローリングの床に布団を敷いて、ショーツを脱がせた多恵を座らせます。
もちろん耕三も全裸になって、布団の上、多恵と向きあって座ります。
多恵は膝をひろげて立てます。
耕三が足をひろげ、多恵が立てた膝の下から、足を入れます。
「はぁあ、ああん、耕三さま、ああっ」
ぐっと耕三の腰が多恵の股間に接して、ペニスが上向きになったのです。
「多恵、ほうら、おれのチンポ、弄れ」
「ああっ、ちんぽ、ああっ、弄ってあげるぅ」
多恵の股間と耕三の股間の間に、にょきっと立ったペニスです。
多恵は、右手を布団に着き、斜め後ろに倒した上体を支え、左手を自由にします。
左手の指、二本、親指と中指の腹で、ペニス、亀頭と陰茎の間を挟みます。
カリ首の、亀頭から剝けた皮を、剝き下げます。
亀頭が、起って、ビンビン、先走りの露を、人差し指の腹で、捏ね撫ぜます。
耕三は、左腕を多恵の脇腹から背中へまわし、右手を多恵の乳房に当てます。
乳房をまさぐるのです。
「ああっ、はぁああ、ああっ」
耕三の勃起するペニスの、亀頭からカリ首を指で擦る多恵が、吐息のような声を洩らします。
左の乳首をつままれ、揉まれ、右の乳首をつままれ、揉まれる刺激です。
多恵は、膝を立てたまま、太腿を広げたまま、うつむきます。
上体を反り返らせる耕三の、腰から勃起のペニスを、唇に挟んでフェラチオです。
「おお、おお、多恵、おおおおっ」
ビンビンになっているペニスを、亀頭を、カリ首を、舌を転がすようにしてなめるんです。
乳房を弄っていた右手を、多恵の股間へもってくる耕三です。
「ううっ、うう、うう、うううっ」
足をひろげてうつむいて、ペニスを口に咥える多恵が、呻きます。
耕三の右手が、多恵のヴァギナをまさぐりだしたのです。
多恵は口、耕三は手の指、性器をまさぐりあう前戯です。
多恵のヴァギナが濡れそぼっているのを確かめる耕三です。
膣口のまわりがヌメってヌルヌルになっているのがわかって、結合に入ります。
ナマのままで、ヴァギナのなかへペニスを挿入するのです。
上体は起こしたまま、多恵が後ろへ傾き、耕三も後ろへ傾き、ヴァギナへ亀頭が入ります。
「ああっ、あああん、あああん」
多恵の表情が軋みます。
耕三のペニスが、ぶすっ、ぶすっ、多恵のヴァギナへ挿し込まれていくのです。
「ほぉおおっ、ほぉおおっ、ほうら、多恵、ほぉおお、おおっ」
ゆっくりと、耕三が、ペニスをヴァギナに挿し込み、抜くんです。
「はぁああ、はぁああん、ひやぁああっ」
多恵が、黄色い声を洩らしてきます。
快感をからだのなかに感じる多恵です。
耕三の勃起したペニスを、股をひろげきり、受け入れるのです。

-7-
耕三のアトリエ、まだ四時過ぎなので、明るい光が窓からはいってきます。
お布団を敷いて、裸になって、上半身を斜め後ろに倒す多恵。
太腿をひろげ、膝を立てて股をぐっとひろげる多恵。
向きあった耕三が、勃起のペニスを、ヴァギナに挿し込んでくるのです。
多恵は肩をゆすり、腰をふり、太腿をゆすって、快感に応えていきます。
「ああっ、ああん、はぁああ、ああん」
勃起ペニスでヴァギナの襞が擦られるのです。
体の奥を、くすぐられる蠢きに、多恵は体のなかから燃えだすのです。
「ほおお、いいだろ、ほうら、おおおっ」
「ああっ、ひぃいいっ、ひぃいいいいっ」
「ふふふふっ、多恵、ぬれて、ぬれて、ヌレヌレだよ」
べっちょり、勃起のペニスにへばりつく、多恵のおめこ愛液です。
ヌルヌル、多恵にもわかります。
耕三のペニスが、ヌルヌルで、軋まないのがわかります。
「ああん、ひぃいいっ、あああん、あっ、あっ」
「うううん、拭いちゃうよ、拭くからね」
耕三が、ヴァギナに挿し込んでいた勃起ペニスを抜きます。
びんびん、ぬるぬる、耕三がティッシュボックスからティッシュを数枚引き抜きます。
それでヌルヌルのペニスを拭きます。
別にティッシュを引き抜きまとめて、多恵のヴァギナを拭いてやります。
ティッシュで拭いてもらう多恵は、はあはあ、小刻みな呼吸を落ち着かせます。
膣のなかをティッシュペーパーで拭いてもらう多恵、ヌレヌレです。
ティッシュペーパーが濡れた玉になって、二つ、三つ、布団のうえに置かれるままです。
多恵が仰向き、寝ころびます。
膝を立て、太腿を広げる多恵。
耕三が太腿の間にはいりこみ、ペニスをヴァギナに挿し込んで、多恵に覆いかぶさります。
多恵はぶっすり、勃起ペニスがをヴァギナに挿し込まれて、耕三の背中に腕をまわします。
蒲団の上、多恵が仰向き、耕三が下向き、きっちり抱きあい、軽くキッスしあいます。
男の勃起ペニスが、女のヴァギナに挿し込まれたまま、腰を揺すりあうのです。
「ううっ、ああん、はぁああっ、はぁああ、ああん」
「ううん、うん、おお、いいね、いいよ、とっても、おおっ」
「はぁああ、ううっ、はぁああ、ひぃいいっ、はぁああん」
「いいんだ、多恵、気持ちいい、おれ、気持ちいいよ」
「ああん、いい、いい、わたし、ああ、きもち、いい」
甲高い女の、多恵が呻く声に、耕三も声を洩らしてやります。
窓からは明るい光が、音楽はモーツアルトです。
滑らかに、多恵は勃起したペニスで、ヴァギナの奥をこすってもらえます。
とっても、いい気持、何ともいえない快感です。
柔らかい肌、柔らかいお尻、柔らかいおっぱい、耕三は女の体を感じます。
多恵の体はフワフワだけど、芯があります。
ヴァギナはヌレヌレ、ペニスがビンビン、おもいっきり勃起します。
上向いた多恵、うつぶせの耕三、その体位から、騎乗位になります。
寝そべる耕三の、腰へ、またがる25才、デザイナーの多恵です。
またがるときに、耕三のペニスを、ヴァギナに挿し込み、お尻を降ろすのです。

-8-
寝そべった耕三の腰をまたいだ多恵です。
お尻を降ろしながら、勃起したペニスをヴァギナに挿し込みます。
根元まで挿し込むと、むっくらと突きあがってくる快感に見舞われます。
「ああっ、あん、あん、ああん」
耕三の腰をまたいだ多恵は、上体を起こし、腕を後ろに着いて、太腿をひろげます。
耕三が、ひろげさせるのです。
「ああん、ひぃいい、ひぃいいっ」
「ほら、もっと、ぐっとひらいて、見せろ、ほうら」
「ああん、お股、ひらくのね、はぁああっ」
「そうだ、見てやるよ、多恵の、お、め、こ、見てやるよ」
「ああん、恥ずかしい、耕三さま、ああん」
「ほうら、ぶっすり、チンポ挿し込んで、いいぞ、おおっ」
多恵の太腿をひろげさせ、自分のペニスを挿し込んでいる耕三が、観察します。
「尻をあげろ、あげてみろ」
「ああん、こんなの、こんなくらい、ああん」
「ううっ、おおっ、じっと、じっとだよ」
「ああ、じっと、じっと、こんなの、ああん」
勃起ペニスの半分をヴァギナから抜いた格好で、臀部が耕三の腰から浮き上がります。
数秒間静止させ、次には、臀部を降ろさせ、ペニスを挿し込まさせる。
「ほうら、ゆっくりだぞ、お尻を、ゆっくり、降ろして、ほうら」
「ああん、ひゃああん、あん、あん、ああん」
亀頭を残したところまで抜かれているペニスを、陰茎根元まで挿し込む多恵です。
ぶすぶすっ、自分の動きで、ペニスを挿し込む多恵が、呻き悶えます。
男の耕三は、その呻き悶える多恵を、見ながら、感じるのが好きななのです。
多恵はまた、男の耕三に見られながら、ペニスをヴァギナに挿して、興奮するのです。
「ほうら、股を、もっと、前へ、こすれよ、多恵」
耕三が、多恵がまたいだ腰を、お尻を、太腿を、もと前へ擦れというのです。
多恵は、腰をぐっと前へずらします。
耕三の勃起ペニスを、多恵は、ぶすぶすと、ヴァギナに挿し込むことになります。
「あああ、あああん、ああん」
腕を後ろに着いて、耕三をまたいだ腰を、太腿を、お尻を、前へぐっとせりださせます。
勃起ペニスが、ヴァギナの襞をこするから、多恵、ずきずきと感じてしまうのです。
多恵の恥丘に生える陰毛が、ゆらめきます。
陰唇が割れ、クリトリスが剥きだされ、トロトロ蜜が滲み出るヴァギナです。
「ああん、あああん、ひやぁあ、ああん、耕三さま」
「ほうら、多恵、こうして、ほうら、剝いてやる、ほうら」
「ああ、ああ、だめ、だめ、あああん」
仰向いて多恵を腰にまたがらせている耕三が、接合している上部、クリトリスを剥きあげます。
右手の親指の腹を、ペニスが刺さった上部から、クリトリスを剥きあげるのです。
「ひやぁあああん、ああん、あああん、ひやぁああん」
クリトリスを剥きあげられた多恵が、上体を揺すって反応します。
耕三は、ぐっとクリトリスを剥きあげ、親指の腹で、それをこすりあげるのです。
クリトリスを指でこすられてしまう多恵は、じんじんの刺激に呻き悶えます。
ぶっすり挿し込んだペニスを、腰を小刻みに揺すって、膣襞にこすりつけます。
ヴァギナのなかではトロトロ蜜が滲み出て泉です。
蜜はペニスの淵から流れ出て、ひらいた股の会陰へ、流れ落ちて肛門を、濡らします。
したたり落ちる多恵の愛液は、耕三の腰をべっちょりに濡らします。
耕三の陰毛がべっちょりに濡れ、愛液まみれのヴァギナとペニスの交合部位です。
「はぁあああ、ひぃいいい、だめ、だめ、ああ、いきそお」
多恵の表情が軋んで、立てている上体を前へ倒し、耕三におおいかぶさります。
乳房を耕三の胸に密着させ、覆いかぶさったまま、ヴァギナにはペニスを挿したままです。
「ああん、いきそお、いきそおよ、わたし、ああん、こわれそお、ああん」
「ううっ、多恵、突いてやるよ、ほうら、ほうら」
「ああん、あああん、いい、いい、あああん」
上体を抱きあわせ、お尻をもちあげ、太腿を開いて、ペニスが挿し込まれている多恵。
ぶすぶすと、耕三は腰をあげて、おろして、ペニスを根元までヴァギナに挿しては抜きます。
耕三のアトリエ、布団のうえで重なりあって交合する、25才デザイナーの多恵です。









































































































































































































































































































































































































































































































































































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