愛の部屋

かおり


羞恥部屋の物語(1)-3-
 17~24 2014.9.23~2014.10.2

    

-17-

神子は多良画廊が用意した浴衣を着ています。白地に朝顔の赤い花柄の浴衣です。帯は兵児帯、まるで少女の浴衣姿のように見えます。下穿きは、薄い透けたパンティ、ブラジャーは無しです。
「栄養ドリンク、蜂蜜と、ビタミンと、すっぽん精力剤とのミックスだよ」
香苗、空腹を感じて、時間をみると午後二時半です。休憩すると言われて、かれこれ30分ほどが経ったところです。
「あとは、書棚とか、ご覧になれば、いいんじゃないですか、神子さん」
多良健介が、画廊ではなくて羞恥部屋に置いた書棚の方へ、神子を導きます。書棚には引き違いのガラス戸で閉じられているのですが、そこには、奇譚なんとかとか、風俗なんとかとか、かなり昔の雑誌が並べられています。その他にも、神子、気がついたのですが、主にSM雑誌のバックナンバーが保存されているんです。桐箱に納められているから中身がわからなかったのですが、フタをあけてみると、真赤な装丁のA4版の写真集が、神子はびっくりしてしまいます。全裸女子の恥ずかしい姿が、写されているカラー写真が一冊の豪華本になっているのです。
「そうだよ、神子さん、ここで撮られて作られた写真集ですよ」
「ああ、何ともいえない豪華な本ですね、わたし、出版社にいたから」
「価値が、わかりますか、神子さん、一冊2千ユーローです」
「限定出版、でしょうね、何冊ですか」
「50部限定、国内では、販売していません、オーストリアのグラーツで発刊です」
「でも、これは・・・・」
「そうです、これは、無修正ですから、わたしの個人所蔵ですよ」
絵画もそうですが、多良画廊の所蔵する書籍も、貴重な資料になるものばかりです。
「ところで、神子さんも、このような書籍のヒロインに、ですなぁ」
「いいえ、わたしなんか、それほどでもないですから・・・・」

栄養ドリンクだと言われて飲んだコップの液体が、効いてきたのか、神子はうずうずの元気になった感じで、大学院生アルトとの交感が待ち遠しい神子です。
「いやぁあ、みこ、おまたせ、ぼくは、うれしいよ、とっても!」
「はい、アルトさま、わたしだって、とっても、嬉しい!」
赤い朝顔花柄の浴衣に、赤い兵児帯を締めた可憐な少女が、籐で編まれた肘掛椅子に座っています。目の前、1mのところは大きな鏡になっていて、可憐な少女に見える大谷神子の椅子に座った姿が映っています。
「ええっ、これで、膝、ひろげちゃうんですかぁ」
「そうだよ、みこの膝、1mひろげ、だよ!」
長さ1.5m、太さは直径3cm、棍棒です。棍棒の両端には穴が空けられロープが通されています。その内側それぞれ20cmの処に皮のベルトが二つずつ結びつけられているのです。手枷足枷、手を1mにひろげ、足を1mにひろげ、その棍棒が吊りあげられてしまう、というんです。
「さっきはバイブだったけど、こんどは、お道具は使わない、ぼくの手だけだよ」
「そうなの、アルトさまの手だけ、ですかぁ」
「そうだね、なにか、ほかに、そうだな、バイブは使ったから、ローターとか」
「ああ、アルトさまの、なまの、ものが、わたし、ああ、ほしい・・・・」
「そうですか、それは、みこの要求、オプションだよね」
「はぁああ、わたし、しあわせに、なりたい、赤ちゃんでけても、いいの」
1.5mの棍棒を見ている神子のお顔が、もうほんのりと赤みを帯びていて、弄られるのを待っているとでもいった感じに見えます。鏡の向こうは画廊の空間、壁面がスライドで開かれ、大きなガラス窓ですが、羞恥部屋の出来事が、目の前に見える仕組みです。三人の常連客の名前は、緑川氏、大竹氏、楢原氏、いずれも40代後半の男性で、会社の経営者です。この三人が丸椅子に座って、ガラス窓にかぶりついておられるのです。

-18-

大谷神子は東京で、有名な私立大学を卒業すると同時に、大手の出版社に就職したんです。それが一年半で辞めることになった直接の動機は、妻子ある上司清水郁夫との関係を断ちきるためでした。それに徹夜に近い編集作業で、心身ともに疲れたからでもあるのです。そんなとき、京都の多良画廊のことを知り、羞恥部屋っていうのがあると知って、やってきたのです。
「ほうら、お膝を、引き上げちゃいましょうね、みこ」
1.5mの棍棒に1mにひろげて括られたお膝が、するすると持ち上がっていきます。肘掛椅子に座った浴衣姿の神子、その膝がひろげられて持ち上がると、下半身が丸出しになってしまいます。薄いパンティを穿いた神子の股間が、太腿が、丸出しになって正面の鏡に映ってしまいます。
「ああっ、あああん、はぁああっ」
「わかるでしょ、みこ、こうしたら、お股が、みえてしまうでしょ」
「あぁああ、わかります、見えちゃうの、恥ぃですぅ・・・・」
1.5m目の前の大きな鏡に映された正面からの自分のすがたが見えてしまう神子。籐で編んだ肘掛椅子に兵児帯を締めて座っている神子。上半身は赤い朝顔柄の浴衣を着たままです。棍棒にひろげられたお膝が、神子の胸のあたりまで持ち上がって、止められているのです。薄い透けたパンティには、陰毛が透けて見え、股間の縦割れ唇も、薄い膜が張った状態で、見えてしまっているんです。
「エロいよねぇ、みこ、でも、素敵だろ、美人のみこさん!」
「はぁああ、いやぁああん、そんなこと、いわないで・・・・」
引き上がった棍棒は、両端を括った紐が一本にまとめら、天井から降りた滑車に通され、アルトの手に握られています。
「こうして、紐を、棍棒に、括っておこうね、いいね」
降ろされた紐が、横に渡った棍棒の真ん中に括られてしまうと、神子の下半身は開脚すがたMの格好になって、留められてしまったのです。

画廊からマジックミラーのガラス越しに、正面から、神子の開脚すがたを観ている三人の常連客と多良画廊のオーナー多良健介が、マイクでひろわれた羞恥部屋の音声をスピーカで聴きながら、見物している、というわけです。
「美人でしょ、23才、なにやら小百合の母校、あの大学を卒業してるんですよ」
「そうですか、才女じゃないですか、美人だねぇ」
「女子アナ、それともタレントの、そんな感じの子だね」
「いやぁ、あの顔は、賢い女子、そのままだ、憂えているけど」
ガラス越しとはいえ、目の前、1.5m、大股開きでM姿の神子を見ているアラフォー男子のおじさんたち、生唾を呑みこみながら、その成り行きを見守っているんです。
「はぁああ、ああん、ああああん」
アルトが神子の着ている浴衣の肩をふたつともおろして、胸をひろげてしまうんです。ブラジャーを着けていない神子、そのままでぷっくらの乳房が露出されてしまいます。肩から脱がされ腕から手を抜かれてしまう神子。腰を兵児帯で括られているから、赤い朝顔柄の浴衣を脱いで腰で留められてしまう格好です。
「ほら、手を、伸ばして、ほら」
裸になった肩から腕の右の手首をアルトに持たれ、棍棒につけられた皮のベルトに留められていく神子です。手首を1mにひろげられる神子。お膝と手首が1mにひろげられて括った棍棒で、神子のからだは折れ曲がってしまって籐の肘掛椅子にお尻を降ろした格好です。
「そうかぁ、あの子、やられてしまうんや、アルトくん、がんばれよぉ」
「それよか、おれだって、可愛がってやりてえよなぁ」
「まあまあ、今日は、観るだけで、我慢しておくれやす、初日ですから」
「まあ、そうだね、これから、ぼくらが、たのしめる、子、なんやから、ねぇ」
あられもない姿にされてしまった大谷神子のすがたをガラス越しに見ながら、えっちなおじさんたちが、ひそひそ会話している多良画廊のフロアーです。

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八畳の洋間の羞恥部屋、そんなに広くはありません。書棚が置かれシングルベッドが置かれ肘掛椅子が置かれていると、狭く感じます。その真ん中に置かれた籐製の肘掛椅子に大谷神子がお尻を置いているんです。
「ほうら、みこ、鏡を見てみろ、どうだ、自分で自分を観る感想は!」
「いやぁああん、こんな格好、恥ずかしい、恥ずかしいけどぉ」
「恥ずかしいけど、どうしたんだ、どうなんだ」
「はぁああ、恥ぃです、とっても、お股、恥ぃですぅ・・・・」
膝をひろげて1m、手首をひろげて1m、1.5mの棍棒に膝と手首が皮ベルトがはめられぶら下がる格好の神子。赤い朝顔の花柄浴衣は、腰に兵児帯を締めたまま、太腿がひろがり、胸がひろがり、股間は薄くて透ける布で覆われているけれど、胸の乳房は露出しているです。
「ふふん、みこ、恥ずかしいこと、してあげる、鏡を見ていなさい」
鏡の面まで1.5m、その間隔を、肘掛椅子を前に持ってこられて鏡面まで50cmに近づけられます。天井からの滑車に通された棍棒の紐が、前にくるから高くなります。神子の1mにひろげた膝が持ちあがって、お顔の前にまで来てしまいます。お尻を突き出す格好で、股間が真上を向いてしまったんです。
「ああん、こんなの、あああん、恥ぃですぅ、いやぁああん」
股間は丸出しになってしまったけれど、胸も丸出し、肩と頭が肘掛椅子の背凭れに着いているだけです。
「ええ格好やろ、みこ、ふふん、それにしても、パンティ、邪魔やなぁ!」
薄くって透けて見えるパンティ、陰毛が、陰唇が、すぼんだお尻の穴が、見えているんです。でも、それが邪魔だと、アルトが言うのです。
「はぁああ、でも、それは、ああん、とらないで・・・・」
浴衣が乱れてからだにまつわりついているんですけれど、隠すべく処が露出されている神子への羞恥責めです。

画廊の鑑賞部屋では目の前に、押し出されてきた若い美女の大股開き、三人の社長さんが目を見はって、ガラス越しに眺めます。
「いやぁああ、これは、これは、美女さんやねぇ、すばらしい!」
電算機部品を製造する会社社長の緑川さん、美女神子の、あられもない姿を観て、感嘆です。レストランの社長である大竹さんも、まさかまさか、こんな美女が目の前に、大股開きで居るとは信じがたいというように、感嘆です。
「いいねぇ、この子、ボディーもいいけど、顔も抜群で、可愛い、ねぇえ!」
「それだけやないで、ほら、いんもう、見えてる、お、め、こ、も見えてる、ほら!」
楢原さんは地場のスーパーマーケットを営んでいる社長さんです。写真集が編集されたら購入するという多良画廊の常連のお客さんです。
「マジックミラーのガラスが邪魔だけど、まあ、いまのところ、我慢してくださいな」
「ええ、了解ですとも、いつものことだから、後が楽しみってことだから」
「そうだよね、いつも美女を拝ませてもらえて、多良さんには感謝だよ」
ガラスの向こうでは、大股開きの股を覆っている薄いベールが、退けられてしまうところです。肘掛椅子の後ろにいる大学院生のアルトが、神子の太腿右側の外から腕をまわして、股布を指でめくり退けてしまったのです。
「おおおっ、見えちゃったよぉ、みこちゃんのお股が、見えちゃったよぉ」
「まだフタされたままやん、アルトくん、はよ、開いちゃえよ、お、め、こ、ぉ!」
薄い股布を退けられてしまった神子のお顔が、目線が、社長さんたちに向けられています。あっけにとられたような神子の表情、真横になった1.5m棍棒のうえに神子のお顔が、見えているんです。

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籐の肘掛椅子にお尻の芯というより背中を置く格好になっている神子。お尻丸出し、太腿が逆八にひらいて、膝と膝のあいだが1mです。双方のお尻がぽっちゃり盛り上がっている23才の神子。すぼんだ腰、ふくらんだ乳房、すべすべの白い肌に兵児帯を締めたままひろげられてしまった浴衣が眩しいです。
「ほうら、みこ、鏡を見てみろ、自分の姿が、映っているだろ!」
「はぁああ、恥ずかしい、こんな格好、鏡に映ってるなんて、恥ずかしい・・・・」
「でも、まあ、みこ、まだ、隠れてるじゃん、布で、さぁ!」
「ああん、だめだよぉ、アルトさぁん、取っちゃだめよぉ」
薄くて透けた布でも無いよりはまし、その股布を、アルトがはずしてしまうというのです。左右の腰で結ばれた紐をほどくと、股布がはずれてしまうんです。蝶結びの紐をほどいてしまうアルト。左と右と、ほどかれてしまって、前布がはずされてしまいます。
「ほうら、見えちゃったよ、みこの黒い毛、陰毛ですよ、ほらっ!」
薄い布がお臍のしたから股間までめくられてしまって、恥骨の柔らかい黒毛が露出してしまったのです。そうして50cm前の鏡には、神子の股間がばっちりと映し出されているのです。
「ああん、だめだよぉ、鏡に映すなんて、恥ぃですよぉ!」
神子のお顔が羞恥にみちて、頬がなんともいえない、ほんのり赤みを帯びてきて、恥じらう女のお顔です。
「ほうら、みこ、おっぱい、絞ってやるぞ、ほうら、どうやぁ!」
肘掛椅子の後ろに立っているアルト、神子の胸に両方の手をかぶせ、外脇から内側へと合わせてきます。盛りあがったぷっくら乳房が、真ん中に寄せられ、乳輪を際立たされ、乳首を起こされてしまいます。
「ふふん、揉んであげようね、おっぱい、ほうら、いいでしょ!」
丸出しにされた股間には、まったく触れられなくて、おっぱいだってたっぷり部分だけを揉まれ、乳輪から乳首は触られないままです。

「おおおっ、大股開き、丸出しになったけどぉ、陰唇、閉じたままだねぇ」
「そりゃそうでしょ、まだ若い女のおめこ、開いてやらないと、自然には開かない」
「そのとぉおり、少しは開いてるくるけど、おおっ、蜜が、ほら、垂れてくるぜ」
ガラス越しに50cm前、神子のひろげられた股間に見入る三人のおじさんです。おっぱいを揉まれて洩らす神子のお声が、甲高くなってスピーカーから流れ出てきます。
「はあはあ、あああん、ひいひい、いいいっ」
乳房を寄せられ乳首を爪先で弾かれている神子が、その刺激に応えてお声を洩らしているんです。赤い兵児帯、腰に巻きついた赤い朝顔柄の浴衣、それに開脚M姿で股間をご開陳された大谷神子です。乳首を爪先ではねられ、乳房から降ろされる二つの手が、陰毛にかかり、股間へと降ろされてしまいます。陰唇の外側にアルトの手の平がペタンと置かれると、降ろされた人差し指の間に、閉じた陰唇が挟まれてしまいます。
「はぁああ、ああん、いぃいいいっ」
アルトが股間に置いた手の平を、左右にひろげるんです。そうされると、閉じている双方の陰唇がめくれあがってくるんです。
「ほおお、みこ、ひらけちゃった、いいね、ピンクだぁ!」
左右の手の平をめいっぱいひろげられた真ん中に、ピンク色の縦割れ、その下部には膣の口が見えてしまうんです。
「ほうら、みこ、見てみろ、開いちゃったぜ、ほうらぁ」
神子の股間の真ん中、縦割れた唇が左右にひろげられてしまって、先のクリトリス、裾の膣口がひろげられてしまったのです。ぬるっと濡れた神子の秘芯、膣口へはピンクの肉襞が盛り上がってきているのがわかります。

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籐の肘掛椅子にお尻をついた格好で、お膝を1mにひろげられて棍棒に括られている神子。手首も1mにひろげられ、お膝と一緒に括られて、1.5mの棍棒は、上へ持ちあげられているんです。ここは多良画廊の別室、羞恥部屋、正面から見ると、浴衣をまとった神子、開脚Mのすがたです。
「あああん、アルトさまぁ、ああっ、ああっ」
ひろげられたお股にペタンと置かれたアルトの手の平。陰唇のそとがわです。左右に手の平を、ペタンとおいた陰唇の外側、陰唇をはさんだ人差し指です。
「ほうら、みこ、こすってあげよう、ふふ、いい気持かなぁ」
手の平がすぼめられ、陰唇が閉じられます。手の平がひろげられ、陰唇がめくりあげられます。
「ああっ、ああっ、ああっ」
神子のお顔が喜悦に軋みだします。じわじわと揉み擦られる膣口への刺激が、神子のからだのなかにひろがります。
「ふふん、感じるんだね、濡れてきてるよ、ヌルヌルに、だよ、みこ」
「はぁああ、ああっ、ああああん」
「ほうら、みこ、いいんやろ、こんなことされて」
「はぁああ、いい、いい、いいですぅ」
「好きだな、みこ、すけべだなぁ、おまえ、ふふっ」
神子のお悶え、アルトの手を肩からおろされ、股間をひろげられ、すぼめられてきます。間接的に膣口まわりを擦られて、滲み出てくるお蜜が垂れだし、ぺちゃぺちゃと淫らな音が、かもされてくるんです。
「はぁああ、アルトさま、みこ、とっても、ああ、ああっ」
恥ずかしさが遠のいていく神子。恥ずかしさの感情より、刺激を加えられ、反応していくからだの快感に、浸っていく23才の大谷神子です。

「ほうら、見てみろ、この子、感じだしてるぜ、ええ顔やぁ」
「ゾクゾクしてきまんなぁ、たまらんですなぁ」
「ガラス一枚あるけど、じゃまやなぁ、そやけど、ナマ鑑賞だから」
「濡れて、べちゃべちゃになって、おお、声もたまらんなぁ」
鑑賞部屋の三人の社長さん、えっちなおじさんになりきって、ひそひそ会話をしています。丸い椅子に座ってガラスの向こう50cmのところに見える神子の股間に、見入っておしゃべりです。ぺちゃぺちゃ、音が立ってマイクでひろわれ、拡大されてスピーカーから出てくる音が画廊の鑑賞部屋を淫らにしてきます。
「ええなぁ、みこの、お、め、こ、出版社のOLだってねぇ」
「これは、見ごたえある、しろうと、お、め、こ、本気だからねぇ」
「おお、濡れて、べちゃべちゃ、顔も赤らんで、この子と、やりたいねぇ」
「やらしてくれるん、ちゃうか、そやけど、高いかも、なぁ」
レストラン経営の大竹社長さん、お客で来る若いOLさんを見慣れてはいるけれど、股間をひろげて感じてる、そんな光景は、妄想するだけなのに、ここにそのことがあるんです。
「はぁああ、ああ、ひいいい、いいっ!」
神子の悶えて呻く声が聞こえてきて、三人の社長さん、それぞれに、自分の股間を弄りだしてしまうんです。
「まもなく、目隠しされたら、羞恥部屋へ、入ってみましょう」
オーナーの多良健介が、マジックミラー越しに見える神子が目隠しされるから、それを合図にナマのナマが観れるように、とのオプションを伝えます。アルトもいれて男が五人、東京からやってきた美女を弄る、というのです。

-22-

多良画廊の別室の羞恥部屋、広さは八畳の洋間とバストイレがあります。アンティークな造りで、ひところのヨーロッパ貴婦人のお部屋を、模してあるんですが・・・・。その羞恥部屋には、いま東京で出版社に勤めていた23才の大谷神子が、籐の肘掛椅子にあられもない格好で座っているんです。お膝を1mにひろげて棍棒に、手首と一緒に括られて、上へ引き上げられているんです。赤い帯を締めた浴衣の胸がひらかれ、腰から下は逆八姿で股間丸出しです。
「ふふん、みこ、じゃあね、ここからは、目隠しだよ」
アルトから告げられても、神子、自分ではどうすることも出来ないじゃないですか。手をひろげ膝をひろげてお尻のうしろを椅子においている格好、目の前の大きな鏡に映っている自分のすがた、それをもう見ない、見えないようにされて弄られる。
「はぁああ、アルトさまぁ、ひどいこと、しないで、ね、おねがい、よ!」
股間の真ん中をぐっちょり濡らしている神子が、かぼそい声で、大学院生のイケメンアルトにいいます。アルトは、鑑賞室部にいる三人の社長さんを部屋に導き入れるために、これは神子には告げていないから、直接、社長さんの顔が見えないようにしているんです。
「ああん、なんにも、みえない、暗闇よ、わたしの人生みたいだわ・・・・」
アルトがおっぱいに触ってくるのが、神子にはわかります。目隠しをされているから、感覚がはたらいてきます。なにやら、ドアがひらく音がして、少しざわめきを感じた神子。なにやら、ひとの気配を感じてしまう神子。
「ああ、だれか、いるの?」
息する音が聞こえる神子。アルトではない、男のひとなのか女のひとなのか、ひとりなのかそれとも数人なのか、何かしらざわめきを感じる神子。そうしてひそひそと話をする男のひとらしい声が、聞こえてくる神子です。
「ああん、やだぁあ、だれ、あれがいるんですかぁ、ああん」
目隠しをされ、手首と膝を1mにひろげて括られた棍棒が持ち上げられている半裸の神子。ひとも気配を感じます。

ひそひそ声、なにやら、会話が交わされて、自分のことを言われてるって、神子が感じとります。神子にはだれがいるのか、何人いるのか、わからない。
「いいねぇ、毛のはえぐあい、それによぉ、お、め、こ・・・・」
ひそひそ、すこしだけ空気がふるえる感じで、神子の耳にこえが聴こえてきます。
「いいですぉ、ピンクいろじゃ、ないですか、きれいな谷間ですねぇ・・・・」
「最高ですね、この子の股間、すばらしい、あまり使ってないんだよねぇ・・・・」
神子、自分のことが言われているんだと、わかります。目隠しされて見えないから恥ずかしさもないけれど、でも、うずうずってしてきて、背筋が寒い気がしてきます。アルトさんは、どうしたのかしら、いるのかしら・・・・。
「アルトさま、アルトさまぁ、アルトさまぁああ・・・・」
「みこ、どうした、アルトだよ、さわって欲しいのかい」
「ああ、アルトさま、さわって、ほしい、さわってほしいですぅ」
おっぱいを触られてくる感覚、お股のまわりを触られてくる感覚、神子は暗やみの中で、触られてくる感覚に、とっても敏感に反応してしまうのです。
「あああっ、おねがい、ちくび、ちくびを、ああっ!」
「こうかな、みこ、つまんで、揉んであげる、こうかな?!」
アルトの声が聞こえて、神子は安心、こころが落ち着いてきます。それにしても、神子には、いま、なにが、起こっているのか、想像ができません。アルトにからだを触られている、そのことだけがわかるんです。
「ひらいてあげるよ、いいね、みこ、ほうら、ひらいて、ほうら!」
お股に手を置かれて、押さえつけられる感じがして、じゅるじゅるっとした感覚がからだのなかに起こってきます。陰唇をひろげられ、めくりあげられ、膣口をひろげられ、クリトリスを剥きだされてしまった神子、ですが目隠しされているから、具体的にはわかりません。気配がする男の人に、見られているような感じがしているんですが・・・・。

-23-

八畳の洋間に男が五人、それに大谷神子、あわせて六人もいると、熱気でむんむんするんですが、空調が効いているから、大丈夫です。お部屋の真ん中へ戻された肘掛椅子には、両手両膝を棍棒に、1mにひろげて括られて持ち上げられた神子がいます。赤い浴衣の帯を締めたまま、浴衣は上半身を脱がされて、下半身はめくりあげられている23才の神子です。目隠しをされているから、まわりの情況がわからない。でも、ひそひそ声が聞こえだし、だれか複数の男の人がいることに気がついたのです。
「ああん、だれがいるの、だれなの、あああっ」
おっぱいを触られる、複数の手の気配を感じる神子が、お声を洩らしてしまいます。
「あああん、こそばい、あああん」
太腿の内側を撫ぜられている感触は、寒気がするくらい、こそばい感覚です。
「みこ、こそばいのか、すぐに、慣れるから、ね」
アルトの声が応えてくれて、神子は身をよじりながら、手足をひろげたままだけど、安心します。見られてる、男の人の目が、自分のからだに向けられている、なんて目隠しされているから、わかりません。でも、ひそひそですが露骨な名称がささやかれるから、神子は羞恥心に見舞われます。
<はぁああ、ああん、いやぁああん、そんなこと、ゆうたらぁ>
こころのなかで叫んじゃうけど、お口に出してはいえない神子。おんなのからだの部分を、ひそひそことばが交わされる、その会話の内容です。
「ほぉおお、クリだよ、この子のクリトリス、ちょっと赤味がかった粒だよ、ほら」
神子は言葉だけじゃなくて、弄られている感覚も伝わってきて、びっくりして足を閉じようとするけれど、閉じられないんです。
「ほれほれ、ここに、ほら、おしっこが出る、あな、ちいさい割れ目ですなぁ」
「まあ、おとこのチン先だって、こんなもんですからねぇ」
「小便の穴は、男も女も大きさは、いっしょってことですかねぇ」
神子、見られてる、それに触られ、弄られている感覚があるけれど、それはじわ~っとした感覚です。

八畳洋間の真ん中に置かれた籐の肘掛椅子、浴衣姿のまま神子が、両手両膝をひろげて棍棒に括られているんです。その棍棒は1.5m、両端に括られた紐がひとつにまとめられ、頭上の滑車に通され引き上がっているんです。
「ええ、撮影していただいても、いいですよ」
アルトの声、神子が腰の上に巻いた兵児帯がほどかれてしまいます。目隠しの神子にはわからないんですけど、赤い兵児帯がほどかれて抜かれてしまうと、浴衣を脱いでしまった格好になって、赤い朝顔花柄の浴衣は、肘掛椅子の座部に敷かれただけの布になったのです。全裸、素っ裸になってしまった美人顔の神子を、大股開きの格好のまま、写真を撮られてしまうんです。
「素晴らしい、美人キャスターだね、みこさん、いやぁあ、女子アナ、そんな感じだ」
カシャ、カシャ、シャッターを切る音は容赦なく、目隠しの神子の耳に聞こえてくるから、隠したい一心です。お膝と手を揺する神子。揺すっても棍棒が揺れ動くだけです。
「あああん、いやぁああん、だめですぅ、あああん」
何が起こっているのか、触られて、ひろげられる感触があって、そのあとに、カシャカシャとシャッターの音、写されている、神子はそう思うと、ひろげたお膝を閉じたい、その一心です。
「いいねぇ、まるみえ、こんなに近くで、見せてもらえるなんてねぇ」
「23才のOLなんだって、東京から来たんだって」
「じゃあ、わたしが、吸わせてもらおうかな、抽選の結果だから、ねぇ」
くじ引きで、神子の股間に唇を、つけて吸う役に当たったのは、スーパーマーケット社長の楢原さんです。ちょっと小太りのアラフォーおじさんです。
「ほんならぁ」
じゅるじゅるっ、目隠しをされた神子には、いやらしく啜る音がきこえて、股間に唇をつけられ吸われる感覚を、注ぎ込まれてきたんです。
「ひぃいい~~!」
神子の悲鳴にあわせるかのように、もうひそひそ声ではない楢原さんの声です。
「うんめぇ、おいしい、めちゃうま汁だよ、ぬるぬるぅ!」
大股開きの大谷神子の陰唇、それを舌でひろげた楢原さん、お汁をじゅるじゅると吸ったのです。

-24-

大谷神子は全裸です。肘掛椅子にお尻をおき、膝と手首は1mにひろげて棍棒に括られた姿です。1.5m棍棒の両端に結んだ太紐は、ひとつに合わされ滑車に通され、神子の手足が吊られる格好で、引き上がっているんです。その神子の、ひろげられた股の真ん中へ、スーパーマーケット社長の楢原さんが、お顔をすり寄せ、ぺろぺろ舐めて、じゅるじゅる吸って、美味しい美味しいを連発しているんです。
「いやぁ、ああん、ああん」
目隠しされているから、目の前の様子がわからない神子です。でも、お股を舐められ吸われる感触には敏感に反応しちゃいます。
「いいね、みこ、可愛がってもらうのに、目隠しとっちゃおうか」
アルトの声が聞こえて、神子は、取ってほしいと言ってしまって、目隠しがはずされます。
「ああっ、なに?なんですかぁ!」
自分を覗き込んでいる三人のおじさんの姿が見えて、神子はおもわず声を発してしまいます。びっくりです。いやらしそうに見えてしまう三人のおじさん。股を覗き込んでいる三人の目線に、戦慄を覚えてしまいます。
「びっくりしたね、みこ、お客さんだよ、あいさつ、しなさい」
うしろからアルトのお声が聞こえるけれど、神子、動転していて羞恥にまみれているから、あいさつどころではありません。なにが起こっているのか、さすがに美人の才女とはいえ23才の神子は、びっくりしているんです。
「まあ、よろしいがな、あいさつなんて、なしでも」
「神子さんとやら、ええからだしてるねぇ、おっぱい、またぐら」
「吸わせてもらいましたよ、神子さん、美味しかったよ!」
神子にはスポットライトが当たっているけど、まわりは薄暗くって、お顔ははっきりとはわかりません。両手両膝を1mにひろげた裸、括られた棍棒が持ちあがっているから、お股丸出しです。

「ああん、いやぁああん、見ないでよぉ」
「いいねぇ、さすが、東京の子だ、性器の質が違うよねぇ」
「あああん、見ちゃ、ああん、触ったらぁ、だめですぅ」
股間の前に座られた三人のおじさん、神子の股間を、見るだけじゃなくて、触ってきちゃうんです。
「ああん、いやぁああん」
陰唇をひろげてきちゃう楢原さん。大竹さんと緑川さんは、いまのところご覧になるだけです。
「いいねぇ、弄っても、いいよねぇ」
地元のスーパーの社長さんは、神子の陰唇をひろげ、お指の背を谷間に当て、上下にこすりだしちゃうんです。クリトリスと膣のあいだの谷間を、です。
「そこんとこは、あんまり、感じないんじゃない」
電算機部品をつくる会社社長の緑川さんが、まじめなお顔で、神子を弄る楢原さんに言うんです。
「まあ、感じない処から、順番ですよ」
「そうですかねぇ、まあ、まあ、緑川さんは、ベテランだから、そうかもですね」
「陰核と膣と尻の穴、ぼちぼち、ですがなぁ」
「あああん、いやぁああん、そんなの、ああああん」
緑川さんのことばに答える楢原さんの声を聞いて、神子は、動転してしまいます。恥ずかしい処を弄るというおじさん、神子は、そのことを聞くだけで失神してしまいそうです。
「ほらね、ひらいて、ここ、おしっこのでる割れ目、みえるでしょ」
「うううん、見えます、見える、この子のおしっこが出るわれめ」
「あああん、いやぁあああん」
「もうちょっとうえを、剝いてくださいな、先っちょ」
「クリトリスですね、剝いてしまいましょうか」
「陰毛、みこちゃん、陰毛、ふふっ、情欲やなぁ」
中指の背でこすられ、指を離された神子の股間、陰唇の内側を観察されているんです。そうしてクリトリスを剥きだしてしまうとの話しになってきています。
「おっぱい、さわっても、いいかね、みこさん」
レストラン経営の大竹さんが、神子の股間を観ながら、胸のふくらみへ、手を当てちゃうんです。そしておっぱい弄られながらの次には、クリトリスを剥きだされてしまうんです。















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