佳織の愛の日々


かおり



佳織の愛の日々-1-
  1〜12 2011.10.15〜2011.11.12

    

-1-

佳織が大学生になった直後のことでした。
四月に入学して、五月の連休明けでした。
美術クラブのコンパが近くの居酒屋であったんです。
そこに、いたのが先輩の大野健一でした。
大野健一は、院生で、アトリエも持っていらした。
将来はサラリーマンより、美術家になりたい。
佳織が、好きになったのは、そんな健一さんだったから。
「ふうん、おちあいかおりって名前なん、かおりかぁ」
佳織は、ビールを一杯のんで、チュはい飲んでたからぁ。
大学生になって、開放された五月だから、気分るんるん。
酔っぱらってたわけでは、ないんですけど、めろめろ。
コンパが終わって、佳織は健一に介抱される感じでした。
そのまま、歩いて少し行ったところの、さくらホテル。
さくらホテルは、恋人たちが時間を過ごす場所でした。

「いいんだろ、佳織ちゃん、かわいいんやからぁ」
佳織は、男女関係の知識がなかったわけでは、ありません。
抱かれるってことは、赤ちゃんをつくることにつながる。
「わたし、どうしたのかしら、酔っちゃったのかしら」
大学一年生の佳織が、健一に連れてこられたさくらホテル。
ふかふかベッドがあって、男女がセックスする処だって、知ってました。
酔ったふりをして、でも佳織、ドキドキ、こわい気持ちがいっぱい。
大学生になって、佳織は、いろいろ、体験したかったんですけどぉ。
「はじめてちゃうやろ、佳織ちゃん」
「うん、そりゃぁ、初めてちゃうけど、したことないんです」
恥ずかしさにうつむいて、佳織、どうしたらいいのか迷った。
初めて、セックスなんて、初めて、キッスだって、初めて。
高三のとき、好きな子がいて、手を握られたことあったけど。
受験勉強とかで、忙しかったし、機会がなかったんです。



-2-

佳織は一回生で19才、健一は院生で23才でした。
大学一回生、あどけなくって初々しい佳織です。
まだ化粧水だけの、薄い口紅だけの佳織、それにユニクロです。
つまりダサくって、流行にのってない佳織です。
そんな佳織に、健一は興味を持ったんです。
「だめ、だめ、だめですよぉ」
お酒に酔ってるのか、半ばもうろうとする佳織です。
健一が、ベッドに仰向いた佳織の着てるものを脱がします。
ブラウスのボタンがはずされて、デニムのスカートが脱がされます。
ブラとパンティに、ブルマを穿いただけの佳織にされます。
健一は、トランクスだけになって、ベッドで佳織を抱いたんです。
キッスをされる大学一回生の可愛い佳織。
胸をまさぐられ、お股をまさぐられていく佳織。
佳織は、こわい気持ちと、わくわくで、からだが固まります。
院生で、すでに何度も経験ずみの健一です。
初々しい佳織を、自分の思いのままに、仕立てる野心です。

裸にされてしまった佳織は、おわったあと、涙がこぼれた。
ラブホテルの一室、ふわふわベッドのうえで、佳織はふるえます。
女の佳織、よろこび、不安、愛、恋、恋愛、あかちゃん。
健一のこと、好きになっていく佳織です。
セックスって、いっかいしてしまうと、なんかいもしちゃう。
佳織は、大学院生でクラブの先輩、大野健一と深い関係になった。
健一は、佳織にとって、からだを許した、特別な男子です。
ラブホから出てきて、白梅町の嵐電乗り場で健一と別れた佳織。
そのまま、西大路を金閣寺のほうへ、ひとりで歩きます。
もう、コンパで過ごした時間をわすれた佳織。
健一と、ラブホで過ごした時間も遠くに思えます。
途中、サンクスの明るい店内で、板のチョコレートを買いました。
<ああ、大野健一、わたしの先輩、健一さん>
まだ恋人でもなく、愛するひとでもないのに、佳織は好きになった。



-3-

健一との初体験のことが、佳織は忘れられません。
でも、じぶんから健一にメールするほど、勇気がありません。
大学院にいる先輩ですから、学部一回生の佳織には遠いんです。
健一は、佳織と交渉を持ってから、ほおっておく作戦です。
大学へ入学したばかりの佳織は、じぶんの言いなりになってくる。
健一は、十日間過ごしてから、メールしようと思っているのです。
その十日目、きょうは五月の二十日です。
<その後、いかがお過ごしですか、午後三時、会いませんか>
健一から佳織へ、メールが送られます。
数分後、佳織から、四時からなら会えます、との返信がきました。
待ち合わせ場所は、四条河原町角、京都の繁華街の真ん中です。
佳織は、健一からメールをもらって、不安が一気に吹っ飛んじゃいます。
複雑な心境でした、とっても、おからだ許した最初のひと、健一。
健一にとっては、可愛いアイドルみたいな落合佳織です。
すぐさま、会えるとは、こころはるんるん、胸がキュンとなります。

午後四時少し前に、佳織は約束の場所に来ました。
まだ、健一は来ていなくて、佳織は、そわそわ気分です。
待合してる女の子、女子大生が、何人もいます。
たぶん、こんな時間に待てるのは、学生、フリーター、ですよね。
「ごめん、おちあいくん、遅れちゃった」
健一が来たのは、四時十分、佳織の気持ちがぐらつく前です。
「こんにちわ」
佳織は、健一のお顔を見て、言葉に詰まったけれど、それだけ。
人がいっぱいの四条河原町。
スターバックスへいって、ラテを頼んで、着席。
丸いテーブルに斜め合う格好で、佳織は健一のお顔が、見れません。
佳織には、健一が、目線を送ってきて、見ているのがわかります。
「このあとって、時間あるんやろ、おちあいくん」
「はい、バイトおわったし、あとは自由です」
「おちあい、かおり、そうやね、かおりって呼ぼうか」
スタバの店内、学生とか、けっこう多いんです。



-4-

京都の祇園さんから南へいくと安井金毘羅神社があるんです。
縁切り、縁結び、女の子がお願い事するところです。
その入り口に、ラブホテルがあるんです。
佳織が健一につれられて来たのは、夕暮れ、暗くなりかけの時間。
ちょっと佳織、二回目ですけど、このまえはお酒に酔ってた。
人に見られやしないかと、赤面というより、恥ずかしい気持ち。
「ええんやろ、かおり」
肩を並べてというより、肩を抱かれて、健一に確認されます。
健一は、佳織のことを、かおりと呼ぶようになっていました。
<わたし、なんでこんなとこ、きたんやろ、どないしょ>
佳織、迷っていて、気分がすぐれないんです、ラブホテル。
スタバでラテを飲んだけど、暗くなりかけて、ここへ。
まだ、夜のお食事は、済ませていません。
「かおりって、いい匂いするんや」
健一が、佳織の肩を抱いて、風水ホテルへ入ります。

お部屋はワンルーム、ダブルのベッドと、そばにソファがあります。
佳織は「羞恥部屋」と書かれているとは知りません。
ベッドの横の壁には、大きな鏡が張ってあります。
天井には、なにやら、薄暗くってよく見えませんけど、妖しい。
大学一回生の佳織です、まだまだ子供かなぁ。
健一は大学院生ですから、ある意味、もう大人。
「ねぇ、かおり、たっぷり、時間あるんやろ?」
「時間あるけど、ここ、わたし、こわい」
「なになに、かおり、かわいいなぁ」
羞恥部屋に入って、立ったまま健一に、抱きしめられる佳織。
「ああっ、なにするんですかぁ」
抱かれるって、予想してたとか、してなかったとか。
別に意識するまでもなく、そうゆうことだと佳織にはわからない。
「ふうん、かおり、ええ匂いや、かわいいねぇ」
後ろから抱きしめられて、首筋へ息がかかる佳織です。
<なんでぇ、こそばいやろぉ、せんぱいぃ>
言葉にはならなくって、心の中で言ってる佳織です。
「はぁあ、はぁあ、はぁあ」
鼻に抜ける感じの息する音色、かわいい佳織の声です。



-5-

ラブホテルって、女の子が男の子と結ばれる場所。
佳織は二回目ですけど、同意して来たのは初めて。
大学院生の健一に、連れてきてもらった風水ホテルです。
ワンルームですけど、和風な感じ、おおきなベッドとソファ。
ダブルのベッド、壁には大きな鏡が張られています。
「ほら、かおり、ここにお座り」
お兄さん口調で、佳織へ話しかける健一です。
茶色っぽい大きなふかふかソファーは二人掛け。
佳織は、まだお洋服を着たまま、ソファーに座ります。
健一が、佳織の右側に座って、左腕を佳織の肩へ。
そうして佳織、健一に引き寄せられ、口づけ。
「ふううっ、うううっ」
<ああ、健一さんと、キッスしてる、キッスやぁ>
佳織、目をつむって、男の人の感触、唇ってやわらかい。

キッスの合間に、ふっとうえを向いた佳織。
天井には、なにやら荷物を吊り下げるフックとか滑車とか。
<ああ、ここ、倉庫なんやろか>
佳織は、別に、なんの疑問も、抱きません。
羞恥部屋、ここは風水ホテルの羞恥部屋って名称です。
けっこう有名なんだそうです、この風水ホテル。
東京方面とか、遠方からのカップルが来るそうなの。
「はぁあ、せんぱいぃ、わたし、どないしょ」
ラブホテルへ来て、気持ちが、心細くなってきている佳織。
セックスって、大学生になって、佳織、体験するんですけど。
このまえは、初めて、とっても、痛かった。
今回は二回目、でも、まだ、痛いんやと思うと、どないしょ。
「ううん、だいじょうぶ、だれだって、おんなじや」
抱かれて、健一の胸のなか、おっぱいへ手を当てられます。



-6-

並んでソファーに座って、乳房をまさぐられだす佳織。
健一が右、佳織が左に座って、背中を抱かれて、寄せられて。
軽くキッスされながら、ブラウスのなかへ手を入れられます。
<ううっ、せんぱいぃ、うち、ああ、どないしょ>
佳織は、とっても緊張していて、ドキドキです。
健一の唇に唇がふれて、柔らかい男子の匂い。
ふううっと意識が遠のくような感じに、なってきちゃう。
ボタンが二つはずされたブラウスの中へ、手を入れられる佳織。
肌にはブラがまとっているけど、健一がその中へ手をいれます。
キッスされながら、おっぱいを触られると、佳織、はぁああ。
なんか、ふんわり、雲の上のような軽い感じになります。
「ええんやろ、かおり、して、ええんやろ」
唇を離した健一が、佳織の耳元で、囁きます。
「はぁ、ああっ、せんぱいぃ、うち、うち・・・・」
佳織は、抱かれたまま、乳房を触られたまま、声を洩らします。

健一の経験は、一回生の可愛い女子を、手玉にします。
いま、三人の一回生をかけ持ってる大学院生の健一です。
大学一回生の佳織には、健一の魂胆なんかわかりません。
最初に許した相手が、大学院にいってる先輩の健一です。
イケメンやし、優しい声やし、夢のような恋人です。
「はぁ、ああん、せんぱいぃ、すきですぅ、うう」
抱かれて、おっぱいから手がはなれて、スカートの中へ。
キッスされたまま、佳織、スカートがめくられていきます。
「ふううっ、うううっ、はぁあ、ああっ」
お声にならない小さな声を、佳織、洩らしてしまいます。
このお声に、健一は、ゾクゾク、胸キュン、佳織を抱きます。
スカートのすそがめくられて、太ももを這う健一の手です。
佳織、お膝をキュッと締め、健一に抱きついてしまいます。
「ほら、かおり、ひざ、ちからぬいて、ほら」
きっちりお膝を締めているから、健一がささやきます。



-7-

ふかふかソファーに並んで座って、佳織、抱かれています。
風水ホテルの羞恥部屋、大学一回生の佳織はまだ、知りません。
大学院にいる先輩の、健一に連れてこられたんです。
ブラウス、スカート、下着には、きっちりボディスーツしてる。
「はぁ、せんぱいぃ、はぁ、ああっ」
スカートをめくられて、太ももが露わになった佳織。
お股のところへ、健一が手を当ててきます。
「かおり、ちからぬいて、ほら、ちからぬいて」
ソファーに座って、抱き寄せられて、まさぐられてるんです。
佳織は、まだ未経験、10日ほど前、健一に初体験されたとこです。
どうしたらいいのか、佳織、イケメン先輩、健一が好きになってる。
健一の右手が、佳織の太ももを撫ぜ、お股を包んだ布のうえを撫ぜます。
佳織は、ゾクゾク、なんかしら、わけわからへん、ゾクゾクします。
「ふぅうう、うううっ」
お声にならない小さなお声を、佳織、洩らしちゃいます。

キッスされたまま、背中から抱かれて、健一の胸のなか。
健一の左手が太ももを撫ぜてきて、お股をさわります。
「はぁ、ああ、だめ、だめ、だめですぅ」
お膝が乱れて、ああ、お膝、左右に開いてしまう佳織。
健一が、佳織の唇の間に、舌を挿しいれてきます。
佳織は、軽く唇をあけ、その舌を、受け入れます。
軟体動物の触覚みたいな、健一の舌の先。
佳織、一気に感情が高ぶってきて、呻きのお声です。
「ふうう、すうう、ふうう、すうう」
息する音が、鼻から洩れて、興奮してるのを見破られます。
健一は、佳織の感触を、たっぷり楽しもうと思っています。
佳織を裸にして、恥ずかしいこと、いっぱいしてやるんだ。
恥ずかしがってる佳織を、カメラにもおさめて、楽しむんだ。
健一は、ほかの女の子と比較しながら、佳織を手玉にするんです。



-8-

ブラウスがぬがされ、スカートがとられ、下着だけ。
佳織がブラとパンティ姿にされ、健一はブリーフだけ。
ソファーに並んで座って、十九才の佳織は、抱かれます。
「はぁあ、せんぱいぃ、うち、こわいですぅ」
まだ二度目、このまえ予期しないまま、処女をあげた。
それに怪しげなラブホテルに来て、半裸になった佳織です。
頭の中に、街の雑踏がよぎってきます。
若い男女で込み合う、四条河原町、その光景。
風水ホテルの羞恥部屋、静かで大人びた雰囲気です。
「うううん、かおり、だれだって、するんだからぁ、なっ」
「そやかって、うち、こわい、学生やのに、ええんやろか」
「ええに決まってるやろ、男と女なんやからぁ」
佳織が気にかかるのは、あかちゃん身ごもったらどないしょ。
「ああん、はぁあ、はぁああ・・・・」
ブラとパンティだけになった佳織を、健一が抱きなおします。

右手をブラのなかへいれてきて、おっぱいをさわられます。
軽くキッスされながら、佳織、健一に導かれます。
佳織の左手を、ブリーフのうえへもってこさせる健一です。
「ふうう、すうう、ふうう、すうう、ふうう」
佳織の息つかいが早くなってきます。
だって、手を、健一のブリーフの上へもってこられて、握る。
健一が、ブリーフのあいだから、なまのぼうを、だしたんです。
「ほら、かおり、にぎれよ、おれのん、ぎゅっと、だよ」
佳織は、ドキドキ、男の人のもの、初めて、初めて、ほんとです。
知っています、お写真で、動画で、見たことあります。
でも、実物を触るのは、ほとんど、初めてなんです。
健一に、教えられていくんですけど、十九歳佳織。
ブラがはずされ、おっぱいが露出されちゃう佳織。
パンティは、穿いたまま、まだ触られていません。
健一は、警戒しているんです、佳織に不快感、与えないように。



-9-

佳織は、健一にみちびかれるまま、握っちゃいます。
ドキドキ、どないしたらええんやろ、佳織は困ります。
「ほら、かおり、手で、こうして、こうするんや」
「はぁ、うごかすんですかぁ・・・・」
「そうだよ、ゆっくり、しごくんだよ、ゆっくりぃ」
握らせた佳織の手を、うえへ、したへと、動かさせます。
そうして健一、佳織の耳元で、さりげなく、囁くんです。
「ふうん、かおりは、どないしてほしいんやろ」
「はぁ、うち、なんにも、はぁあ、なんにもぉ・・・・」
背中から抱かれて、右手で乳房を触られている佳織です。
次第に佳織、からだが火照ってきちゃいます。
頬がぽ〜っとあからんで、熱っぽくなってきちゃいます。

佳織が半裸になっているのは風水ホテルの羞恥部屋です。
先輩の健一に連れてこられた羞恥部屋です。
ここで、愛のテクニックを教えられているんです。
それから、佳織は愛される歓びを教えられていきます。
教えられる最初は、ふぇらっちおなんですけど。
数かい健一のんを握ってしごいたんです、佳織。
そのあと、健一が佳織の前に立ちます。
そうして穿いているブリーフを脱いで素っ裸になります。
佳織は、パンティを穿いただけで、ソファーに座っています。
「ほら、かおり、おれのん、なめてみろよ」
佳織、目の前に、健一のぶっといビンビンを突き出されます。
羞恥部屋は薄暗いですけど、スポット照明、明るいです。
佳織、目の前で、はっきり見るのは、初めてなんです。



-10-

十日ほど前、コンパのあと、大学院生の健一に捧げた佳織。
今日は二回目ですけど、最初は、無我夢中で、覚えていません。
痛かった、苦痛やった、そんな感想しか残っていません。
でも、なんか、魅力、もういっかいしたいと、思ったんです。
なので、健一のぼっきしたんを見るの、初めてみたいなもの。
<ああ、せんぱいのん、おっきいぃ、すっごいぃ>
佳織、心の中で、健一のモノを見て、握って、思っちゃう。
いま、ここ、風水ホテルの羞恥部屋にいるなんて。
佳織は、男子、先輩、健一と、一緒にいることが不思議です。
「だからぁ、かおりぉ、ぐちゅっと頬張るんや」
裸になって、ソファーの前に立った健一です。
パンティだけで座ってる佳織の頭に、手を置きます。
そうして、健一は、十九歳佳織のお口に含ませます。
佳織は、ドキドキ、ぽ〜っとなって、気を失いそう。
「はぁあ、ああい、せんぱいぃ、うち、うち」
佳織は、自分のことを、うち、ってゆうんです。
京都生まれ、京都育ち、京娘の佳織ですから。

お口に入れると、なんか変な感触です。
柔らかい感じ、ぬるっとした液を感じた佳織です。
健一が興奮して滲みださせた液とは、佳織、知りません。
「ふうっ、ふうっ、ふうぅうっ」
ソファーに座っている佳織。
目の前に立ってる健一の、お腰からのぼうをお口に。
「ほら、かおり、ぎゅっと吸ってくれよ」
お腰を突出し、佳織の頭の後ろに手を置く健一です。
佳織のお口には、ぶっとくてながいのが、半分埋まります。
手で握っているんですけど、健一が握った佳織の手を握ります。
そうして佳織が握った手を、腰の根のほうへ降ろさせるんです。
つまり、健一のんを、剥いちゃうってことなんですけど。
剥いてその先っちょから半分を、佳織に咥えさせるんです。
「ふうう、ふうう、ふううっ」
息をする佳織の空気が洩れるおとが、静寂をやぶります。
「ううっ、そうや、ぎゅっと吸うんや、ぎゅっと」
佳織の前へ腰をぐぐっと前へせり出させる健一です。



-11-

大学一回生、十九才の佳織です。
ラブホテルでセックスなんて想像上のことでした。
それがいま、先輩の健一に連れられて、来ているんです。
「ほら、かおり、好きになるんやで、ちんぽくわえ」
「はぁあ、せんぱい、うち、そんなんちゃうぅ」
「ふううん、おんなって、ちんぽ、好きになるんや」
佳織はソファーに座ったまま、立った健一のを、握っています。
お口に咥えさせられて、しごきのテクニックを教えられてる佳織。
「そうや、ほら、顔うごかして、口のなかでこするんや」
佳織、健一に言われるまま、右手で握って、お顔を動かします。
お口には、健一の腰から勃起したのを、咥えています。
五分ほどして、それがおわって、こんどは佳織が立たされます。
まだ佳織、可愛いい水玉模様のパンティを、穿いたままです。
ソファーの前に立った佳織のパンティを、健一が脱がします。
羞恥部屋、佳織は、右手を胸にあて、左手を健一の肩に置いています。
めっちゃ、恥ずかしい気持ち、健一の前で、裸になるなんて。

ええ、しらふのままで、着ているものを脱いでいく恥ずかしさ。
佳織、ひとりお部屋にいるときなら、なんの抵抗もありません。
むしろ、裸になって、鏡に映しだして、見たりして、でも、はぁあ。
「せんぱいぃ、うち、恥ずかしいですよぉ」
頬をあからめ、ぽ〜っと上気しちゃう十九才の佳織。
健一は、恥ずかしがる佳織を、可愛がるのが胸キュンです。
「ふうん、かおり、おれのすること、きょひしたらあかんよ」
「はぁ、せんぱいぃ、きょひなんかせやへんけどぉ」
パンティの腰ゴム部分に手を置かれて、佳織、恥ずかしい。
「はぁ、せんぱいぃ、うち、どないしょ、ああん」
あかい水玉模様のパンティが、腰から、お尻を抜かれて、太もも。
黒い毛、佳織の太ももと腰、Yの真ん中、黒い茂み。
「ほおおっ、かおり、すきやでぇ、おれ、かおりのことぉ」
健一が、左手を佳織のお尻に、右手を腰へ、お顔を佳織の間近へ。
黒い毛へ、ほおずりされちゃう佳織は、金縛り状態です。



-12-

ラブホ風水ホテルに入って30分くらいが過ぎています。
健一は、十九才、大学一回生の佳織を抱いているんです。
あんまし性急にされたら、女の子って、嫌がってしまうじゃないですか。
大学院生の健一は、経験から、佳織に嫌がられないように、反応を見てる。
佳織にしても、10日前まで、処女やったから、まだ赤ちゃんのこととか、こわい。
それに二回目の体験です。
まだ、愛しあうテクニックなんてわからない。
ふぇらってこうするんやって教えられたばかりの佳織。
それから、佳織、裸にされ、恥ずかしい処をなぶられたところです。
股間の恥ずかしい処をなぶられ、吸われてしまったんです。
そんなのされているうちに、佳織、少し慣れてきて、受け入れます。
「かおり、すきになるよ、きっと、そうやろ?」
「はぁ、うち、こんなの、好きになるん?」
内心、佳織は、とっても期待しているんです。
でも、恥ずかしいから、好きなんて、言えないじゃないですか。
羞恥部屋のふかふかベッド、その壁際に大きな鏡が張ってあります。
佳織、ベッドに仰向いて、寝そべっています。
ええ、素っ裸、なにも身に着けていません、裸体です。
鏡があって、佳織が寝ていて、そのこちら側に健一です。

健一は、あぐら座りで、佳織が頭を、膝のうえにのせています。
健一の右手で、佳織のおっぱいまわりが、まさぐられます。
左手で、佳織、股間をまさぐられていきます。
佳織には、健一の勃起したものを握らせ、その気にさせます。
「はぁ、ああ、せんぱいぃ、うち、はぁ、ああ」
佳織の声の質が、甘えるかんじ、感じる感じに変わってきます。
そこで、健一が、佳織の太ももをひらいて、間に入ります。
いよいよ、挿入されちゃう十九才、大学一回生の佳織です。
お膝が立てられ、太ももがひろげられ、健一が覆いかぶさります。
そうして、佳織、健一に挿入されだしたんです。
「ああっ、はぁああっ、はぁあ、いたいっ」
佳織、挿入されるのがわかって、お声を洩らしてしまいます。
痛みを感じてしまうけど、佳織、痛みよりもいい気持が来ちゃう。
「ううっ、ああっ、せんぱいぃ、うち、ああん」
ぶすっ、健一の勃起おちんぽ、見えないんです。
でも、佳織、さっき握ってお口に入てなめちゃったおちんぽ。
佳織、太ももひろげられ、お尻をもちあげられます。
そうして、勃起おちんぽ、ぶすっと挿入されてしまったんです。











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