愛のお部屋


かおり


愛のお部屋(1)-1-
 1~10 2013.1.21~2013.1.31

    

-1-

わたしの体験したことを、書いていきたいと思っています。
ジャンルは、告白とか、秘め事とか、そんななかに入るのかも知れません。
わたし、いま大学三年生なんですけど、一年生になった年の5月に初体験しました。
ああ、それと京都のワンルームに住んでいて、京都の大学に在籍しているんです。
京都では、一回生とか二回生とか、ゆうんですけど、ここでは一年生、二年生です。
なんか、一年生とか二年生と書くほうが、わたし、好きでしっくりくる感じなんです。
ええ、大学生になって、あるクラブに入って先輩たちの歓迎コンパがあったんです。
5月の連休が終わった土曜日の夕方から、河原町の居酒屋で、ありました。
わたし、お酒、飲めないです、ほとんど、ビールでコップ一杯くらい。
「ああん、わたし、酔ったみたい、ちょっと、あかんですぅ」
火照ってきて、足が宙に浮く感じで、先輩の介抱で、なんとか祇園さんまで来ました。
祇園街の石畳の道をまっすぐいくと建仁寺さんがあります。
その横を通って、東山の方にいくと、安井金毘羅さんがあるんですけど。
その近くのラブホテル、はい、わたしが処女を失ったのは、ラブホテルでした。

そのラブホテルの名前は、風水ホテル、洋風の小さな、こじんまりとしたラブホ。
わたし、お酒に酔った感じでしたけど、知っていました、そんなに酔っていません。
なかばだまされたみたいな感じですけど、わたし、了解して連れてってもらった。
初めてですもの、わたし、めっちゃくっちゃ緊張していました、相手は四年生の先輩。
島田祐樹って名前の、優しそうで、イケメンで、斉藤祐樹さんみたいな、同じ名前。
やさしく、わたし、裸にされて、いいえ、わたしが脱いでいきました。
それから、後のことは、あんましはっきり覚えていませんけど、あっと言う間に時間が。
痛かったので、祐樹さんの挿入は、少しだけ、どうしてか、わたし、動転しました。
でも、ようやく、わたし、あこがれの先輩と結ばれて、内心、うれしかったです。
後悔なんてしていなくって、できたら、祐樹さんと結婚したいなぁ、なんて思った。
いまは、彼、就職先が神奈川の川崎にあるコンピュータ関連の会社にいます。
いちおう、先輩、祐樹さんとは、別れてしまって、忘れられないけど、過去かなぁ。
それから、わたし、祐樹さんと十か月ほど、就職で川崎へ行かれるまで、関係しました。
この<愛のお部屋>は、初めてのときから後の、お別れまでの日々をふり返ります。
そうして、わたし、いっぱいセックスしたんですけど、その内容を描いていこうと思う。

-2-

風水ホテルって、とってもアンティークな感じで、昭和風です。
大きなベッドがある和室で、二人並んで座れるラブチェアーがあります。
お部屋の名前は、羞恥部屋とか恥じらい部屋とか、ここでは羞恥部屋。
そうなんですよ、女の子が羞恥心に見舞われて、恥じらうからついた名前。
「ああっ、せんぱいぃ、うち、あああん」
「ううん、怖くなんてないよ、佳織ちゃんがいい気持ちになれるように」
ラブチェアーに並んで、わたし、肩を抱かれ、キッスを受けています。
ここのお部屋へ来るの二回目やから、ちょっと慣れたと思います。
お舌を絡ませるの、わたし、祐樹さんとが初めてやったんです。
高校生の時、好きな同級生がいて、かるくキッスした経験しかないわたし。
唇と唇をくっつけるだけやと思ってたから、最初は戸惑いました。
「ううううっ、ふううううっ、はぁあ、ああっ」
そのうえ祐樹さんは、わたしが穿いてるショーツのなかへ手を入れてきます。
わたしにも、手を祐樹さんのズボンの中へ入れさせ、肌に直接触れさせます。
キッスして、お舌を絡ませたまま、性器をなぶりっこすることになったんです。

風水ホテルの羞恥部屋、大きなベッドのそばにあるラブチェアー。
わたし、まだお洋服着たままですし、祐樹さんも着たままです。
スカートをめくられ、おへその下から手を入れられ、お股をまさぐられます。
わたし、祐樹さんの性器、このときはまだ見てなかったけど、棒みたい。
オチンポのことです、それからわたしがお世話になるオチンポ。
すっごくわたし、びっくりしたんです、握ってあげたら、祐樹さん、呻くんです。
わたしだって、お股のなかへ手を入れられて、ぐじょぐじょまさぐられます。
なんか、わたし、初めてのことだし、どうしたらいいのかわかりません。
わたしが処女だったことを知った祐樹さん、わたしを導いてくれるんです。
「口に咥えて、じゅぱじゅぱ、フェラチオ、してくれよ、佳織ちゃん」
ズボンのベルトをはずし、ブリーフと共にお膝まで、降ろしてしまう祐樹さん。
にょっきり、わたし、見てしまったんです、グロテスクな勃起したオチンポ。
わたし、ドキドキしちゃって、初めて見る勃起してるオチンポ、ほんとです。
そういえば、わたし自身の性器って、誰にも見せたことありませんでした。
先輩の祐樹さんが、わたし、初めて見られて、見せてあげた最初です。

-3-

ラブチェアーに祐樹さんが座って、わたしは、畳のうえのお座布団に正座しています。
そうして、わたし、祐樹さんの腰から突き出たおちんぽを、お口に咥えるんです。
「ほら、佳織ちゃん、口の中に入れて、こねるんや」
祐樹さんが自分でおちんぽの根元を軽く握って、わたしを導きます。
わたし、この風水ホテルの羞恥部屋へ何回か来ています。
祐樹さんは、わたしがぎこちないからと言って、いろいろ教えてくれます。
フェラチオの仕方、なんていえばいいんでしょうか、わたし、咥えるんです。
祐樹さんのおちんぽ、お口に咥えて、しゃぶってあげるんです。
「はぁあ、うち、せんぱいのん、くわえてあげるぅ」
ぬるっと濡れてるんですよぉ、亀頭ってゆうんですけど、そこんとこ。
ヌルヌルしてて、お口に咥えるまえに、なめてあげると、しょっぱくないです。
甘くもないけど、あいまいな味がするんですけど、わたし、ドキドキです。
「ほら、握って、ほら、これで、咥えるんや、してごらん」
おちんぽの真ん中を親指と人差し指で握って、ぎゅっと降ろさせます。
そしたら、おちんぽ、皮が剝けて、カリ首から亀頭が剥きだしになってつんつん。

下半身裸の祐樹さん、ラブチェアーにお膝を開いて座って、わたしはその前です。
おっきくてビンビンになってきたおちんぽを、わたし、お口に咥えて、亀頭をなめます。
なめながら、陰茎を握ったままの手を、下へ上へと動かすようにされたんです。
しごいてあげるって、このことですよねぇ、亀頭ナメナメしながらシゴキです。
「佳織ちゃん、おれ、とっても、ええ気持ちやぁ」
祐樹さん、お尻を前へずらしてきて、お膝をおもいっきり広げて、喘ぐんです。
わたしだって、なんかしら、うずうずした気持ちなんです、うずうず、でもぉ。
祐樹さんは、この段階では、まだ、わたしに触ってくれないんです。
とゆうか、先にキッスと、おっぱいとお股を撫ぜられただけ、だから、うずうず。
「ほら、佳織ちゃん、もっと、じゅるじゅる、唇で、こするんや」
わたしはゆわれままに、祐樹さんのおちんぽを、しゃぶってあげます。
わたし、自分のもしてほしいけど、先におちんぽビンビンに、してあげます。
濡れてくる感じ、わたし、からだの奥のほうが、じゅるっとなってくるのがわかります。
<はぁあ、ああん、わたし、がまんでけへん、あああん>
オナニー経験しかなかったわたしですけど、そこまで、がまんさせられちゃう。
だから、わたし、祐樹さんのお指が、おめこに挿されたとたん、めっちゃ感じちゃう。

-4-

ラブチェアーは二人並んで座れるんですけど、ひとりだけが座ります。
祐樹さんのオチンポを、フェラしてあげた次は、わたしがクンニをうけるんです。
そのときは、まだショーツを穿いたままのわたし、脱がされてラブチェアーに。
下半身、すっぽん裸になったわたし、うえはブラウス着たまま、ブラしたまま。
「恥ずかしいですぅ、せんぱいぃ、うち、恥ずかしいですぅ」
お膝を閉じたまま、わたし、自分でお股をひらくなんて、できないんです。
風水ホテルの羞恥部屋、和風の落ち着いたお部屋で、ああ、恥ずかしい。
「ほら、佳織ちゃん、自分でひろげろよ、ほらぁ」
祐樹さんは、このとき、まだわたしのことを佳織ちゃんって呼んでいました。
でも、その途中から、佳織って呼び捨てされるように、なったんです。
「はぁあ、ああん、うち、うち、でけへん」
たじたじ、わたし、恥ずかしい気持ちに満たされて、見ないでほしいって。
ほんとは好きあっていたら、性器を舐めあって、じゅるじゅる吸いあうんですよね。
でも、わたし、まだ、そのときは、ラブホ三度目くらいやったから、できなかった。
祐樹さんは、わたしのお膝に手を置いて、左右にひろげてしまうのです。
わたし、抵抗はしません、力を抜いて、祐樹さんがするままに、していきます。

羞恥部屋へ来てから、まだ、わたし、祐樹さんに性器を触ってもらっていません。
お膝をひろげられて、照明がお股を照らしているみたいに思えて、ドキドキします。
「おれ、がまんしてるんやで、佳織、でも急いだらあかん、思って」
やんわり、祐樹さん、ほんとうは、すぐに射精してしまいたいけど、です。
でも、わたしを焦らせておいて、わたしがその気になってくるのを待ってるみたい。
わたし、うずうずしています、見られているだけで、触ってもらえないもどかしさ。
ゆっくり、わたしの太もものうちがわを、お指でなぞってきちゃう祐樹さん。
「あああん、せんぱいぃ、ああっ、ああっ」
わたし、足に力を込めてしまう感じで、ああん、お膝をひらけてしまう。
「うううん、佳織、どんな感じなんや、ここ、いやらしい、ここ」
わたし、祐樹さんに見られていても、まだ陰唇は、かさなったままです。
自然とめくれるなんてこと、わたし、そんなことないです、お指でしないと。
「くんにりんくすってゆうんやろ、佳織がおれにしてもらえるのん」
クンニリンクス、クンニ、祐樹さんは、わたしが言われて恥ずかしいこと言います。
それから、わたしの性器のことを、おめこ、って言ったりするようになるんです。

-5-

わたし、とっても恥ずかしいです、祐樹さんの目の前で、お股を開くなんて。
処女を失ってから十日も経ってないとき、ラブホ風水ホテルへは三回目です。
最初のときは、なにがなんだかわからないまま、わたし細かな記憶はありません。
二回目だって抱かれてセックスしたけど、祐樹さんの性器、はっきり見ることなかった。
それが三度目には、わたし、少しは慣れたのかも、祐樹さんのオチンポ見ました。
お口に含んで、じゅぱじゅぱしてあげると、祐樹さんがよろこぶのを知りました。
それから、わたし、お股をひろげさせられ、お指でひらかれ、見られちゃう。
「佳織、毛深いんやねぇ、ちょろちょろ、毛、生えてるよ」
ラブチェアーのうえからは、光がスポットになってわたしを照らしているんです。
太ももを左右に120度も開かされたわたし、祐樹さんが、見入るんです。
祐樹さんのお顔が、わたしの股間の15cmにまで近づけられて、恥ずかしいです。
陰毛の手入れなんて、わたし、知りませんでした、生えるがままにしておいた。
お風呂に入って、タオルにつけたせっけんで、やわらかく、こするけど。
陰唇めくって、そのなかを洗うとか、なんてしませんでした、二十歳になるまで。
わたし、ぽ~っとなっていたと思います、祐樹さんが、お股に手を置いたんです。

120度にも、すぐにひろげられたわけではなくて、徐々に、ひろげさせられた。
「もっと、ひろげろよ、膝をさぁ、もっとだよぉ」
最初はひろげられなかったけど、45度くらいまでは、開けられました。
「ほら、もっと、ぐっと、反り返って、ひろげるんや」
あああん、わたし、とってもいやらしいことしてる気分で、ゆわれるままに、です。
「これでええ、佳織、クンニしてもらうときは、このスタイルなんやで」
三度目の風水ホテルの羞恥部屋、わたし、仕込まれていくんです、Mさんに。
「ああっ、はぁあ、ああっ」
祐樹さんのお顔が、ぺったし、わたしのお股にくっつけられて、なめられます。
手の平を陰唇の両外側にペタンと置かれて、横にひろげられてしまったわたし。
お顔が当てられ、お口で舐められ、吸われ、じゅるじゅる、されだしたんです。
わたしの性器、陰部、恥ずかしい処、羞恥の源泉、だめ、わたし卒倒しそうでした。
「すてきだよ、いい匂いだよ、佳織のぉ、お、め、こぉ」
お口を離して、わたしの顔を見るようにして、恥ずかしいことをいう祐樹さん。
風水ホテルの羞恥部屋、まだ、祐樹さんのオチンポ、膣にいただいていません。
初めてのフェラチオ、初めてのクンニリンクス、それから、たっぷり、交尾してもらう。

-6-

ぐちゅぐちゅ、はぁああ、わたし、おもいっきりお膝をひろげていました。
祐樹さんのお口で、わたしのお股を、ぐちゅぐちゅしてもらってる、意識しちゃう。
恥ずかしいとか、うれしいとか、なんてゆうか、めっちゃ複雑な気持ち。
おなに経験してますけど、ちゃうんですよね、まったく違う感じなんです。
わたし、男の人、先輩、大学四年生の祐樹さんが初めての人なんです。
とってもうるわしくって、わたし、ちょっとめろめろな気持ちになっています。
「ううん、佳織、ほんなら、つぎわ、なめっこしようか」
まだベッドで、祐樹さんのオチンポ、わたしのお股に入れてもらえる前です。
祐樹さんが素っ裸になって、ラブチェアーに仰向いて、寝そべったんです。
そうして、わたしも素っ裸にされてしまって、祐樹さんに覆いかぶさる。
「ろくきゅうぅ、シクスナインってゆうんや、男と女の定番やで、これ」
わたしのお股が、祐樹さんのお顔にあたる格好で、またがされます。
そうして、わたし、祐樹さんのオチンポ、握って、お顔をつけます。
「頬張るんや、おれのちんぽ、口に頬張って、舐め尽すんや」
後ろからの囁くようなお声、わたし、祐樹さんのお顔へお股を当てたままです。
そのまま、まえへ倒れるようにして、祐樹さんにかぶさり、オチンポ、お口へ入れた。

お口の中へ挿しこんで、ぎゅっと吸ってあげて、そのまま、お顔をあげてさげて。
<ああ、せんぱいぃ、うち、こんなこと、こんなことしてるの、はぁああ>
じゅぱじゅぱ、わたし、祐樹さんのナマのオチンポ、わたしのお股をなめられながら。
わたし、咥えてあげて、なめなめしてあげて、吸ってあげて、なめまくります。
ぐちゅぐちゅ、祐樹さんが、わたしのお股をすすっている音が聞こえてきちゃいます。
とっても、いやらいい音なんですけど、わたし、頭の中、真っ白です。
おからだのうちがわが疼いてきて、わたし、じゅるじゅる、お汁を分泌してしまう。
「ああっ、はぁああっ」
お口に挿していたオチンポを、抜いて、わたし、小さなお声を洩らしてしまう。
祐樹さんが、たぶん、わたしの膣のなかに、お指を挿しいれてきたんです。
鈍い、ずずんとくる、オチンポとは違う、直接的な感じがするけど、奥のほう。
「はぁあ、ああん、せんぱいぃ、いいっ」
わたし、右手に握った祐樹さんの勃起オチンポ、手を上下させてしごきます。
「佳織、いいねぇ、うううっ、うんめぇええ、おいしいぃ」
じゅるじゅる、祐樹さんは、お指を入れたままで、音を立て、わたしをすすります。
わたしのフェラ、わたしへのクンニ、それからシクスナイン、そのあとに交尾です。

-7-

ラブチェアーから畳に敷いた赤地花柄のお座布団に、祐樹さんがあぐら座りします。
「さあ、佳織、ここに、またがって、ごらんよ」
素っ裸のわたし、祐樹さんに腕を持たれて、あぐら座りのお腰をまたがらせます。
祐樹さんだって、素っ裸、胸毛がすこし、筋肉質な腕、でも柔いお顔、イケメン
「ほら、またぐときに、挿しこむんやで、佳織の、お、め、こ、にさぁ」
「あああっ、はいっ、挿しこむんですよ、ね」
わたし、とっても恥ずかしい、羞恥部屋はそんなに暗くないんです。
けっこう明るいから、はっきりと、祐樹さんのお腰から突き出るオチンポが見えます。
毛むくじゃらです、陰毛、黒い毛が生えて、そこからにょっきり突き立っているんです。
「そうや、おれのちんぽ挿しこんで、挿しこんだままにしておくんや」
「はぁあ、うち、うち、あああん、挿しこんだ、ままですかぁ」
祐樹さんの太もも、お腰をまたぐとき、オチンポの先っちょが、わたしに当てられます。
亀頭、祐樹さんのオチンポの先っちょ、ちょっと濃い色、レバーみたいな色。
「いいよ、佳織、このまま、お尻を降ろすんや、ゆっくりだよ」
「はぁあ、おしり、おろす、はぁああっ」
わたし、言われるままに、お腰からお尻を、ゆっくりと、降ろしていきます。

ぶすぶす、わたし、おからだ起こしたまま、オチンポ挿入するの、初めてのことです。
ぶすぶすっ、なにやら、得体のしれない感触、オチンポ、づづづっ、はぁああああっ。
わたしの膣に、祐樹さんのナマのままのオチンポが、挿されてくるんです。
下腹部が、ぼやぁんと膨れあがるような、奥のほうが、ぐじゅっとなるような。
「ほうら、佳織、入ったよ、おれのちんぽ、入っちゃったよ」
「はぁあ、入っちゃったのね、わたしのなかに、はぁあ」
「そうだよ、佳織、入っちゃったよ、どんな気持ちなんかなぁ」
わたし、なんていえばいいのか、とっても満ちた気持ちといえばいいのかしら。
羞恥部屋には、ダブルベッドとラブチェアー、それに四角い座敷机があるんです。
畳半分ほどの面積に赤地のお座布団、祐樹さんがあぐら座りを崩してきます。
わたしは、祐樹さんのオチンポを挿しこんだまま、少し動かされます。
祐樹さんのひし形になった足のなか、わたしのお尻が、お座布団に着くんです。
「見てみろよ、佳織、おれのちんぽが入ってるとこ、ほら、見てみろ」
ああん、わたし、抱かれたまま、右手を頭の後ろにおかれ、お股を見せられます。
わたし、ああん、太ももをひろげ、お膝を立てていて、股間が丸見えになります。
祐樹さんのオチンポなんて、見えません、陰毛がふさふさ、わたしの毛と祐樹さんの毛。
ぶっすり、オチンポ、挿しこんでしまったから、わたしのなかに隠れてしまったからぁ。
わたし、祐樹さんの勃起オチンポ、膣に咥えこんだまま抱かれているんです。

-8-

動物の場合だと交尾するってゆうじゃないですか。
人間なら、それをなんてゆえばいいんでしょうか、セックスする。
祐樹さんは、このことを、おめこするってゆうんだよ、というんです。
おめこする、おめこ、ああ、わたし、とっても恥ずかしい、こんな言葉。
でも、この、おめこ、って聞いたら、わたし京都の子やから、めっちゃ恥じらいます。
祐樹さんとしてるときに、おめこ、ってゆわれると、わたしそれだけでぽ~っとなります。
「ほら、佳織、おめこから、抜いちゃうぞ」
「はぁあ、せんぱいぃ、抜いちゃうんですかぁ」
「ほら、お尻、引いて、抜くんや、そやけど、ぜんぶ抜いたら、あかんよ」
わたし、お座布団の上、祐樹さんがひし形に組んだ足のなかにお尻を置いています。
祐樹さんのおっきいオチンポ、根っこまでわたしのなかに埋まっているんです。
わたし、お尻を引きます。
ああ、祐樹さんのおっきいオチンポが、抜けて出てきちゃいます。
ぜんぶ抜いたらあかんといわれて、じゅるっと抜いて、半分以上抜いてしまう。
お座布団の上でお尻を引くって、布は密着のまま、こすれて引かれるんです。
「佳織、見てみろ、入ってるとこ、見えるやろ、かおりのおめこに、さぁ」
ドキドキ、わたし、ああ、祐樹さんのオチンポ、ぬるっと濡れた陰茎を見ちゃいます。
わたし、なんにも言えないです、無言です、びっくりして、言葉がでません。

わたし、素っ裸、祐樹さんだって素っ裸、赤い座布団のうえ、抱きあって座っています。
「そのまま、さしこめ、佳織、おめこに挿しこめ」
「はぁあ、ああん、さしこむって、さしこむんですか」
「そうや、ちょっとお尻、浮かしたら、いけるやろ、やってみろよ」
祐樹さんは、腕から手の平まで、わたしの背中にまわして、支えてくれてます。
わたしは、祐樹さんのお首に手をまわし、お尻から太ももがスライドできるようにします。
三度目のラブホ、風水ホテルの羞恥部屋、まだこのときは、わたしが抜き挿しするだけ。
「はぁあ、ああっ、あああっ」
ぶすっ、ぶすっ、わたし、もう濡れてたから、あんがいスムーズに、挿すことができる。
挿しこむと、お腹の奥が、へんな感触になってくるのが、わかります。
オチンポ、祐樹さんのオチンポ、わたし、だんだんと、忘れられなくなってきちゃう。
「おめこ、佳織、ゆうてみ、おめこ、って、ほら、佳織」
お座りして、向きあって、抱きあったまま、わたしが祐樹さんのお腰にまたがって。
恥ずかしいですよぉ、そんなん、おめこ、なんてことば、言えるわけがないですよぉ。
「ええ気持ちや、じゅるじゅる、佳織のおめこ、素敵だよ、ほら、おめこ、ゆてみろよ」
わたし、ぶすっと挿して、はぁああ、ってお声を洩らしてしまうみたい。
祐樹さんが、おめこ、おめこ、ってゆうのが、わたし、恥ずかしいけど、感じちゃうみたい。
じゅるじゅる、ああ、オチンポ、わたしのなかで、うごめきます。
わたしが、さんかいよんかいごかい、お尻をスライドさせて、咥えこむじゃないですか。
そうして、こんどは祐樹さんが、ぶす、ぶす、ぶす、挿しこんで抜いて、してくれます。

-9-

男の人に抱かれて、オチンポ入れて、ぶすぶすされるって、最高です。
わたし、生まれてきて、二十歳になって、体験するようになって、幸せ。
ううん、四年生の祐樹さん二十二歳、わたしは一年生で十九歳でしたけど。
セックスの体験って、好きになった人にしてもらえるのが、いいんですよね。
「たっぷり、してあげるから、佳織、そのうちアクメしちゃうよ」
わたしは、オナニー経験しかなくて、ほんとの快感ってゆうか、アクメって知らなかった。
祐樹さんは、そんなわたしに、たっぷり可愛がってあげるってゆうんです。
イカセてもらって、アクメにのぼって、失神するまで、そんなに時間、かからなかった。
「はぁあ、ああっ、いっぱい、いっぱい、してくださいぃ」
向きあって座って抱きあって、わたしの膣に祐樹さんのオチンポを入れたまま。
わたし、愛撫され、おっぱい、乳首をつままれて、キリキリ揉まれて、うっとり。
それから、たちあがって、ラブチェアーのヘリの手をついて、後ろから挿入されます。
「ほら、佳織、足を、ひろげて、尻をあげろ」
「はぁあ、こんなん、こんなんに、するんですかぁ」
「そんでええ、足、閉じたら、あかんよ、いいなっ」
とっても恥ずかしいことしてる、自分で、その格好を思い浮かべてしまう。
後ろから、祐樹さん、オチンポ、挿しこんできちゃって、わたし、宙を泳ぐ感じ。

ベッドにあがって、わたし、上向きで寝ころんで、祐樹さんがかぶさってきます。
キッスして、ああ、祐樹さん、わたしの首筋に唇つけて、そのまま胸まで降ろしちゃう。
おっぱいを手の平に、かるくつかんで膨らませ、乳首を唇には挟まれちゃいます。
「はぁあ、せんぱいぃ、うち、うち、はぁあ、ああっ」
ピリピリ、じんじん、わたしのおからだ、うちがわへ、刺激がそそぎこまれちゃう。
祐樹さんの足が、わたしの足を割ってきて、ああ、お股へ手がきちゃいます。
わたし、お膝をひろげて、立てて、お股をひらいてしまいます。
祐樹さんの手が、わたしのお股をまさぐって、陰唇を割られるのがわかる。
わたしだって、祐樹さんのオチンポ、しっかりと握っているんです。
わたしにかぶさるようにして、祐樹さんは、オチンポを、わたしの膣に入れだします。
「うううっ、うううっ、ああっ」
「佳織ぃ、いいっ、入ったよぉ、ち、ん、ぽぉ、おおおおっ」
わたしにかぶさり、オチンポは半分以上、わたしのおめこに埋まったと思う。
わたしは、祐樹さんの背中へ、腕をまわして、抱きしめちゃいます。
わたし、お膝が持ち上がって、太ももが開いちゃって、祐樹さんを受け入れます。
ぶすっ、ぶすっ、わたし、じんじん、ああ、もう痛くなんてありません、心地よいです。
たっぷり、濡らしてしまうわたし、とろとろ、恥ぃお汁をいっぱい、出してしまう。
祐樹さんの射精、直接じゃなくて、スキンをつけてもらって、受けちゃいます。

-10-

わたし、大学一年生、五月がおわって6月になるころのことです。
祇園さんの近く、風水ホテル、ラブホテルですけど、和風お部屋でした。
お部屋の名前は「羞恥」、入り口のかまぼこ板ほどの表札に「羞恥」の名前。
なんかしら、SMチックなことをするお部屋だって、わたし、後で分かったことです。
三度目の風水ホテル、処女を失ってから半月ほどが経っていました。
フェラすることを教えてもらい、クンニしてもらって、シクスナイン、バックから。
そうして、ふかふかのお布団ベッドにあがって、わたし、仰向き、寝そべっています。
お膝を立てて、太もも開いて、祐樹さんが、太ももの間にうつぶせでかぶさってきて。
わたし、はだかの上半身、祐樹さんに抱かれて、膣に、オチンポ挿しこまれています。
「佳織、とっても、柔らかい、おめこ、めっちゃ、締まってるねぇ」
祐樹さん、わたしを抱いて、ちょっとぽっちゃなわたしのことを、柔らかいなんて。
それでおめこが締まってるなんて、耳元で囁くみたいにして言ってくるんです。
男子の、それも先輩祐樹さんのオチンポを、わたし、挿しこまれたままです。
快感ってことがイマイチつかめてないわたし、でも、苦痛じゃなかった。
お膝の裏を祐樹さんの肩に担がれ、わたし、足をひらいたまま折られて胸元へ。
祐樹さん、わたしのお股の真ん中へ、ぶっすり、オチンポ、挿しこんで、抜いちゃう。
抜くといっても、ぜんぶじゃなくて、三分の二ほど抜いて、また挿しこんできます。

ダブルのベッド、その壁面が大きな鏡になっているのに、わたし気がつきました。
カーテンがかかっていたんですけど、祐樹さんがひらけたみたい、一面の鏡壁です。
「ああっ、せんぱいぃ、ひぃいいっ、せんぱいぃ」
わたし祐樹さんの腕にしがみつき、お首に腕をまわさせてもらって、どづんどづん。
お股の真ん中を、おっきくなったオチンポで、突つかれているわたし。
「はぁあああっ、せんぱいぃ、ひぃいいいっ」
「佳織ぃ、いいよぉ、いい、いい、めっちゃ、いいよぉ」
祐樹さん、なんかいも、なんかいも、挿して抜いてして、それで昂じてきたみたい。
わたしだって、なんかしら、とってもいい気持ちに満たされてきていたんです。
お股の奥ってゆうか、お腹の裏ってゆうか、にぶい痺れるような感覚です。
そこそこ、挿して抜いてを繰り返されて、祐樹さんがわたしから、離れたんです。
祐樹さんは、用意してたスキンをつけ、それから、ふたたび、わたしに挿入です。
「つけとかんと、あかんやろ、佳織、あかちゃんでけたら困るやろ」
わたし、ハッとして、あかちゃん、そうなんや、あかちゃんでけるかもぉ、なんて。
十九歳、大学の一年生になったばかりのわたし、夢の中の現実に、気がついた。
でも、わたし、先輩の祐樹さんを、好きになりだしていたし、忘れられない人に。
「あぁああっ、ああん、せんぱいぃ、いいいっ」
ぶすっ、ぶすっ、ぶすぶす、ぶすぶす、あああん、ああん、あああああん。
大きな鏡の前、ふかふかお布団ダブルベッドのうえで、わたし、愛を受けています。
祐樹さんは、このあとすぐに、おからだ痙攣させ、わたしの中で射精してしまったんです。












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