えろすものがたり
 
2005.5.3〜2005.6.22

<緑と真の物語>

     

天の恵みが地上に降り注ぐ、その天の恵みは光。光は生命を育み、エロスを育て、この世を美しいものに仕上げます。生命には雄と雌を必要とし、生命体には雄と雌がある。これヒトにいうときは男と女。男と女の物語は、エロス物語となる。

     

緑と真は、男と女。緑と真は恋人同士。緑と真は愛を確認する行為、セクスを行う。
まあ、男と女の物語ですから。そこには本能、身体を求め合う磁場をつくりだします。男と女が身体を求め合うのは、愛という気持に包まれた気分の中に起こることがいいんです。
そういえば、緑と真はお互いを受け入れる気持に満たされています。この気持を愛というのかどうなのか、それはわからない。

「ねえ、真ちゃん、わたし、真ちゃんと一緒にいると、嬉しい気持なの」
「ボクだって、緑と一緒にいると、それだけで嬉しい」
「いつも一緒にいたいわね〜!」
「もち、一緒にいたい、でもそればっかりじゃ〜いけないんだから、金稼がんとあかんしな〜」
「じゃ〜一緒にいるときだけは、からだくっつけあっていたいわ〜」

緑と真、共にフリーター。一緒にいるときは身体を密着させていたい。その欲情、その欲望、その欲情、欲望のなかみを、これから物語っていこうとの魂胆で、えろすものがたりは書き進められていくのです。
えろすものがたりは、男と女の密室物語です。密室は緑の部屋だったり真の部屋だったり、その二つのお部屋で繰り広げられる。
緑と真の二人の磁場を、これから覗いてみようと思います。

最初の場面は真のワンルーム。緑を悦ばせようと、お道具を通販で取り寄せて、バッグのなかに仕舞ってあります。緑はコンビニのバイトを終えて真の部屋へ来た。もちろん二人分の食料もってやってきて、ふたりで弁当食べながら、ふたりの時間を過ごしだす。

     

弁当を食べてる途中から、真は緑の裸を想像し、緑は真の裸を想像し、衣服を着けた身体のなかを、剥いていく衝動に駆られてる。弁当を食べ終わって緑が小さな流し台に向かってお茶を入れる。その背後から、真が緑を抱き始める。
「ああ〜まだよ〜お茶入れてるんだから〜!」
「お茶入れながらで、いいよ〜!」
といいながら、もう真は緑の身体を求めだすのです。

ジーパンの上からお尻を撫ぜ、緑の胸に手を当てて抱きしめる。そうして緑の顔を後ろに向かせてキッスする。
緑もその要求にこたえるように、もう、ここからは真に任せる。


流し台に立った緑のジーパンのジッパーを真は膝まで降ろし、スキャンティを降ろし、お尻を剥きだしてしまう。
「こら〜もう〜ダメよ〜まだ〜!」
お茶を入れながら緑は、太腿を密着させてお尻を突き出す。
「いいの、いいの、緑のお尻をさ、こうして撫ぜるんや〜!」
真は緑の後ろから、お乳をまさぐり、尻の方から股間に手を入れる。緑は抵抗する素振りをみせながら、真の手を受け入れる。真の手が股間の陰唇をつかみ、指で揉みだすと、緑はお茶を入れるのを止め、流し台に手をついて、お尻を突き出し、股を拡げる。

     

真もジーパンのジッパーを降ろし、緑の片手を自分の股間へ持ってきて、ペニスを弄らせる。緑の手でペニスをしごかせ、勃起させて、もう緑の膣へペニスをぶち込むのです。緑のジーパンとスキャンティを足元まで下げ、片足を抜かせて、股を拡げさせ、尻を突き出させて、バックからペニスを挿入するのだ。緑の股間が拡げられ、膣の入り口へ亀頭を当て、グッと一突きで、ペニスを咥えさせてしまう。

緑は、もう腰を振り、咥え込んだペニスを膣でしごいていくのです。
「あああ〜ん、もう〜真ちゃんったら〜!あああ〜ん!」
真の手が乳房を弄り、乳首を抓み、揉みだす。股間にはペニスが突っ込まれ、ぐいぐいと押し込む。
「緑、いいやろ〜!もう、びっしょり濡れてる〜!」
「ああ〜もう、あああん〜真ちゃん〜ああ〜ん!」

下半身を露出したまま、セックスをする緑と真。もう野獣のごとき勢いで、快楽をむさぼるのです。
男と女が一緒にいるときは、ペニスとヴァギナが結合させておく。この時間が長ければ長いほど、愛情が醸し出されるってわけです。

「あああ〜ん!あああ〜ん、もう〜あああ〜!真ちゃん〜ああ〜ああん、もう〜あああああ〜ん!」
「いけよ〜いい気持だろ〜ああ!出る、出るぞ〜〜!」
「もっと、もっと、もっとして〜!ああ〜ん〜!」

     

緑はお尻を突き出して、真のペニスが膣にぐいっと押し込まれ、抜かれてるのを、ズキズキと感じながら、もういきそ〜!真も緑も、セックス第一発目を服を着たまま、流し台の前でやってしまう。
「あああ〜ん、ああ〜!いく〜あああ〜!いく〜!」
真のペニスに力が込められ、大きく勃起したペニスを緑のぬれた膣が咥える。緑の膣内には蜜が溢れだし、真のペニスが滲ませる粘液と溶け合って、べちょべちょに濡らしながら、絶頂に登りつめていくのです。

「ああああ〜!いいい〜!いく〜!いく〜!」
緑が悶え呻き、真が腰に痛みのような快感を覚えながら、精子を膣の内壁へ飛ばす。
「あああ〜!でた〜!でた〜!〜!」
「もっと〜もっと〜あああ〜もっと〜!ああああ〜うんぐうう〜〜!」
最後の最後に緑が呻き、真の射精が終わった。


緑と真の二人のセクスは、若い野獣です。もう一晩に3回はアクメを迎える。さっき流し台の側でバックスタイルでセクスをやったのは、はやる心を鎮めるため。最初に一発ぶっこんでおかないと、あとがゆっくりできないんだから、仕方ないですね。

     

「ねえ、真ちゃん、わたし、いい気持だったけど、なんだか物足らない〜!って感じなの」
「じゃ〜どうすれば満足するの?」
「そうね〜もっと、いっぱいやって欲しい、いろいろと〜!」
「いっぱい、いろいろって〜?」
「いろいろあるじゃない、そんなの言うの恥ずかしい〜」
コンビニで買い求めた弁当を食べながら、緑と真の会話が交わされる。真の脳裏をいろいろな連想が過ぎる。緑は何を求めてるのだろう?真はこれまで緑に施したアノ手コノ手を思い浮かべながら、まだ足らないとは、どんなこと?

「だって真ちゃん、おちんちん突っ込むだけなんだもん!」
緑は真にもっとお道具を使ったり、気持を昂ぶらせて快楽の奥の奥までいきたいっていっているのです。
「おちんちんを突っ込む前に、いっぱいやって欲しいの〜」
「どんなことをさ〜やってほしいの〜」
「そんなの真ちゃん考えて、わたしのこと好きなんでしょ!」
「好きさ〜だから、大事にしたいんだ〜緑も好き?なんだろ〜オレのこと」

真の手が緑の肩に伸び身体を引き寄せる。緑は真に身体をまかせる。真の手が緑の胸をまさぐり、太腿をまさぐり、唇を重ねてくる。唇と唇が重ねられ、舌が絡められて、お互いに唾液を交換し合う。
緑の手が真のペニスを掴んでしごきだす。真の手が緑の股間をまさぐり、陰唇を掴んでこねる。唇を重ねたまま、緑と真は、性器を弄りあうのです。
重ねられた唇が離れ、緑は真のペニスを咥えてしゃぶりだす。真は緑の膣の中に指を入れてまさぐる。こうして性器を弄りあうことで、今夜二度目の交情が始まっていくのです。

     

「写真に撮って!」
緑が真に言い出す。大胆な女にみえる緑も真の前だけのこと。人前ではそんなこと一言もいわない、お堅い女、緑です。
「写真に撮るって?携帯でいいんか〜?!」
「うん、真の携帯で撮って、写メールして〜!」
緑に言われて、真は携帯を取り出し、写真を撮る。
「わたしのアルバムを作りたいの、わたしのアルバム〜!」
真は、緑がペニスを咥えてしゃぶってる顔を撮り、写メールで緑の携帯へ送信する。そばにある緑の携帯にメール着信のコールが鳴る。

「あああ〜ん、真ちゃん、わたしをいじめて〜!」
「どうして苛めるんよ〜、オレ経験ないよ〜!」
「だったら、わたしに実験してよ〜、そうして〜!」
真の脳裏にSM雑誌の写真が浮かんでくる。アダルトビデオのシーンが思い浮かんでくる。


緑の魔性は女のエロスそのもの。かって西欧に魔女といわれた女たちが捕獲され、排除された時代があった。大学で学んだ中世史に、そんな女の記述があった。緑の体内に潜むエロスの火が、少女のころから燃え出して、真と付き合うようになり、セクスをする関係にまでになって、再び少女のころの空想が甦ってくるのです。

     

「わたし〜真ちゃん好きなんよ〜だから、だから、苛めてほしい!」
真は緑の言葉に乗るように、男の欲望が起きだしてくる。
「じゃ〜今日は、緑を苛める!いいかい〜どうして欲しい?!」
「うううん〜わたしの手、縛って〜!そうして真ちゃんに犯されたい〜!」

緑の手が合わせられ、赤いロープが巻かれてしまう。首からお腹にかけてもロープが巻かれ、軽い縛りの図となった緑。それからジーパンが脱がされ、スキャンティが脱がされて、下半身が裸になった。
「わたし〜真ちゃんの上に乗りたい〜!いい〜?」
「ああ〜いい、よ!」
といいながら、真は緑の積極的な行為を受け入れる。

真が仰向けに寝そべり、その上へ緑が乗る。緑は、真の少し柔らかくなったペニスをしごき、口に咥えて勃起させ、そうして緑の股間が真の腰に下ろされる。
「あああ〜ん〜ああ〜!」
緑の膣に真の亀頭が挿入されると、緑の口からため息のような声が漏れ出した。
「あああ〜真ちゃん〜わたし〜ああ〜入ってくる〜!ああ〜!」
緑の股間にギュッ〜とペニスが押し込まれ、根元まですっぽりと呑み込んでしまった緑の膣。
「あああ〜いっぱい〜あああ〜入ってる〜!ああ〜ん〜!」
緑の腰がローリングしはじめる。真の腰の上で陰毛と陰毛とを擦り合わせ、緑の腰が前後に動かされる。

     

「ああ〜奥まで〜入ってる〜ああ〜気持いい〜!」
緑の声が上ずって甘〜い音色に変わりだす。
「はあ〜はあ〜ああ〜ううう〜うう〜んん〜!」
「ああ^緑〜オレ〜いいい気持〜うう〜!」
「ああん、真ちゃん、固い〜大きい〜ああ〜わたし〜あああん〜!」
固く火照って硬直の、真直ぐに直立するペニス、コレを緑は真上から、膣にズボッと押し込んで、そうして抜き出し、またもやズボッと押し込む。

女の性感スポットへ自由にペニスを宛がうことが出来るスタイルの緑。今日の緑は過激です。
「写真に撮って〜真ちゃん〜写真に撮って〜!」
緑は真のペニスを真上から咥えて、その光景を写真に撮って欲しいと願う。そうしてこの写真を自分のアルバムにするというのだ。女の性、見せたい見たい欲望が、露骨に出てきた今夜の緑。
真は寝そべったまま、携帯を手に持ち、手首を縛られて真の腰に跨った緑の姿にシャッターを切った。


真の腰の上に跨った緑の口から洩らされる声はうわづって、悶えの声に呻きと喘ぎが加わって、我を忘れてセクスに没頭しているようです。緑を正面から何枚か写真を撮った。セクスの最中って、男って冷静なんですね。女がもう我を忘れて享楽に没していっても、男はペニスだけの快感で、案外冷静なんです。

緑と真の関係も、女と男の関係だから、多分にもれず緑が没頭する。その緑、魔女的資質が強くって、正常位だけでは満足できないようになっている。今回は手を縛られて真の上に跨って、自分の快感スポットへ真のペニスを宛がうのです。
「ああ〜いい〜いい〜いい〜!真ちゃん、大きい〜!」
「ああ〜大きくなって硬くなってるやろ〜、緑こそよう濡れて〜!」
「ああああ〜いく〜ああああ〜もう、もう〜あああ〜!」
かなり緑のボルテージが上昇してきて、ふいにペニスを抜き去り、
「後ろからやって〜!」
さっき流し台で一発目やったとき、後ろからやった。そのスタイルをもう一度って緑が言うのです。

     

緑がベッドの縁に手を突いて、お尻を突き出し太腿を拡げる。
陰唇に包まれた膣口がぱっくりと開いているのが正面にみえる。そんな緑の後ろから、真がペニスを挿入しだす。
「ああ〜いい〜もっと〜突いて〜あああ〜!」
「緑〜そんなにいいの〜このスタイル〜!」
「はああ〜はあ〜いいよ〜、いいんよ〜!」

真が後ろから緑の乳房へ手をまわし、乳首をつまんでやりながら、ペニスを膣へ入れたり抜いたり、ぺちゃぺちゃと擦れ合う音が醸される。
「ああ〜もう〜もう〜あああ〜いい〜いい〜あああ〜!」
「もう〜いくのか〜緑〜もういくの〜!」
「もっと、もっとしてほしい〜!もっと〜あああ〜ん〜!」
緑の気持が昂ぶって、悶える声が大きくなって、喘ぎ喘いでいくのです。

男と女、真と緑。お互いに野獣のように振舞って、そのこと自体が愛の姿なのです。エロスは性愛。セックスとは最終の生殖行為にいたる道筋です。いつも発情期の男と女。いつも動物男と女。
「ああ〜いく〜いく〜あああ〜もういく〜!」
「さあ〜いけ〜いけ〜もっといけ〜!」
「ううぐうう〜ううう〜ああ〜いい〜いい〜いく〜いく〜ああ〜!」

真の腰が激しく動き、最後の止めを刺すときに精子を放出飛ばします。第2回目はそんなにドクドクとは出なくって、それでも腰の快感は、痛くなるほど感じます。
「あああ〜いいいい〜ああ〜〜!」
真の精子放出と同時に緑のオーガズムが最高に高まったのです、めでたしめでたし〜。


     

二度のセックスを終えた真と緑。
「ねえ、真ちゃん、疲れた?」
「なあに〜もう一回、こんどはじっくりやりたいな〜!」
「まあ、真ちゃん、元気!わたしも、もっとやりたい〜!」
「ちょっと、珈琲でものもうか〜!」
「ええ〜いいわ〜そしてまた、やってね〜!強烈に〜!ね〜」
緑は、真の行為に期待する。<もっと強くわたしを苛めて〜>緑は、もっと強烈なエッチ行為を期待している。

縛られてバイブでメロメロになっていく自分の姿を想像する緑。
「ねえ、わたし、縛ってもいいよ〜真ちゃん!」
そう言われて、真もその気があったから、今夜の最後は縛りといくか〜。
珈琲を飲んだ後、緑は紐を取り出して真に渡した。真は、その紐を座ったままの緑の首に掛け前へ垂らして、内側から膝に回して首の後ろで括った。そうしてまだ余った縄で手首を後ろで重ねて縛った。

「さあ、緑〜縛った〜どうや〜!」
「ああ〜紐が肩からぬけそ〜!」
「じゃ〜いっそ、肩からはずそ〜!」
真が緑の肩に掛かった紐を横に拡げて腕のところまで下げると、緑の両膝が開かれて、肩の方へ引き上げられる格好になった。
「ああ〜締まる〜ああ〜足閉じられへん〜!」
腕が後ろに回されて括られたから、胸が開かれてしまった緑。そのうえ膝が肩近くにまで拡げたまま引き上げられたから、股間もぱっくり開いてしまった。

     

「わ〜こんな格好、すっげ〜!」
真は緑の拡げられた胸と股間の格好を見て、情欲を感じるのだった。
「ああ〜真ちゃん〜締まる〜ああ〜からだが締まる〜!」
「お乳が硬くなってきてるで〜!それにこれ、おまんこ開いてら〜!」
「真ちゃん〜このままで、入れて〜!」
真は、緑の前に座り込み、緑を抱きかかえるようにして、足で緑の尻を挟み、ペニスを膣にあてがった。ちょうど膝の中の達磨さん、その達磨さんを抱くような格好になってしまうスタイルです。

真のペニスが緑の膣内に挿入され始める。
「あ!硬い〜!緑の中、硬い〜!」
緑の身体がV字に折れて、膣が圧迫されているせいで、締まっているのだ。
「わ〜いい〜!すっごい〜!ああ〜感じる〜!」
緑もこのスタイルでの挿入で、相当な強度で感じ出したようだ。
足の中に置かれた緑の身体は、尻だけが床に着いた状態で、ペニスを挿し込んだまま、真が緑の肩を前後に揺すると、身体全体が左右に揺れ動く。緑の身体が左右に揺れ動くたびに、真のペニスが膣内を刺激するのです。

「ああ〜ああ〜ああ〜んん〜!」
「おお〜緑〜感じるのか〜!」
「あああ〜いい〜いい〜ああ〜もう〜いい〜感じる〜う!」
緑の膣から蜜がどくどくと流れだしてきたのです。そうとう強烈に感じてるのが、真にも顔の表情でわかる。
「ああ〜いきそ〜ああ〜いきそ〜ううう〜ううわ〜!」
緑の悶える気持も、股間を拡げて後ろ手に縛られているから、身動きできないで、いっそう悶えてしまう。

「ああ〜んん〜いかして〜ああ〜ああ真ちゃん〜もういく〜!ああ〜」
「そんなにいいの〜!まだまだいけるよ〜!」
「ああ〜真ちゃん〜ああ抜いて〜だめ〜!」
緑の悶える声が絶頂に近づいてきている。真は緑の膣からペニスを抜いた。緑の陰唇はめくれ上がり、膣の口がぱっくりと開き、膣の中の襞の塊が入り口へ出てきたと思うと引っ込んでいく。
「ああ〜いい〜真ちゃん〜いい〜ああ〜!」
真が再びペニスを挿入し始めると、緑はもう半泣きの容態になる。膣の中へズボッと一気に挿入されたペニス。緑はもう啼き叫ぶような声を上げる。

     

「ああ〜いい〜!いい〜!ああ〜!いく〜!いく〜!抜いて〜!ダメ〜いく〜!〜!」
数秒もたたないうちに緑の喜悦の悶えが最高潮になる。真はすぐにペニスを抜いた。そうして再び挿入する。
「ああ〜!いく〜いく〜!いい〜!いい〜!」
緑の絶頂感がもう間近に迫ってきていて、狂ったような牝声をあげる。
「そら〜いくか〜!緑〜!ほら〜ほら〜!」
「ああ〜いく^いく〜ああ、いくうう〜!ううぐああん〜!」
緑の開かれた股間に痙攣の筋が走り、縄の中で身体を思いっきり伸ばして気絶したかのようにぐったりとしてしまった緑があった。


真と緑の二人は恋人同士。それには性愛エロスが付き物になる。緑の求める性愛は、肉体を刺激させられることで感じるエロスの世界。生きてるかぎり、動物としての営みをやっていかなければならない宿命を背負う。食べることとセクスすること、ヒトは、その両面から快感を得る。快感は生きてる喜びそのものなのです。

次の日、緑は真と一緒にホテルへ行った。快感を得るお道具が揃ったホテルのお部屋。ピンク基調の部屋には、柔らかいベッドが置かれ、ソファーが置かれ、正面の壁面には鏡がはめ込まれ、ビデオ撮影装置がついている。天井には電動仕掛けで滑車を降ろすことが出来る部屋。真のアルバイト先で教えられたホテル。この部屋の壁面鏡の裏側は、観客席になっている。緑には内緒にしているけれど、ここは秘密見世物小屋、真はここでバイト料をもらう。

ピンクの部屋に入った真と緑。さっそく真が緑を抱きかかえる。抱き合って唇を重ね、深〜いキッスをして、緑をソファーに座らせる。壁一面の鏡との距離は1.5米。
「ああ、緑、緑の姿が鏡に写ってる!」
「うあ〜ほんと〜わたしの姿、写ってる〜!」
「この鏡に写しながらやろ〜か!」
「ああ〜ん昂奮しそ〜!わたし〜見ながらやって〜!」
真はソファーの後ろから、緑の首筋にキッスをし、タンクトップの上から胸元を弄りだす。そうしてジーパンのファスナーを降ろして花柄のパンティを、前の鏡に写させる。

     

「ああ〜真ちゃん、わたし〜真ちゃんすき〜!」
タンクトップが脱がされると花柄のブラが露になった。
「ああ〜真ちゃん、わたし、鏡に写ってる〜きれい?」
「ああ、緑、きれいだよ〜!鏡に写った緑、一段ときれい〜!」
「真ちゃん、昨日みたいに、やってくれる〜!」
「ああ〜そのためにここへ来たんじゃない、ここには道具あるしね〜!」
真と緑の会話が進む中、真の手は緑のパンティを足首のところまで降ろし、ブラを首のところまで上げて、緑の身体を剥いていくのです。

真が小型のバイブを手に持ち、緑の乳房にあて、バイブの振動で愛撫する。そうして乳首にバイブの先をあてると、緑の身体がピクっと動いた。
「ああ〜ん、真ちゃん〜ビビび〜ってはいってくる〜!あ〜!」
足首はと閉じたままで、膝小僧を拡げてしまう緑。

鏡の裏側の観客席では、10人の男がこの緑の身体を見ている。
「おお〜ちょっと、股拡げたな〜、見えるで〜おまんこ〜!」
「わ〜おおき〜おまんこって、こんなに大きい〜!」
「いよいよショーの始まりや〜素人なんだろ〜!今夜は〜!」
「そうゆうはなしやけどな〜!」
1.5米さきのソファーに正面を向いて座った若い女の乳房にバイブが押し当てられて、膝が割れて、股間が覗けた。
観客たちがその光景を見て、囁くのだった。


     

真が得てきた秘密のバイト。ホテルで開かれるSMショーの出演。真と緑のSMショーがおこなわれていくのです。
鏡の前に置かれた椅子に座った緑は、小型のバイブを膣にあてる。そうして緑の膣の中にバイブが挿入されだす。
「緑、縛ってあげようか?ええ〜?」
「ううわ〜ああ〜真ちゃん〜縛って〜!」
「緑〜じゃ〜裸にするからね、それから縛る!いいかい〜!」
「ううう〜ああ〜真ちゃん、わったし〜!いいわ〜!」

この真と緑の交情を鏡の後ろで10人の男たちが見守っている。
ーあの女、裸にされだしたで〜!ー
ーおお〜おまんこ、剥きだしやで〜!ー
ーあの女、おぼこい顔してるけど、大胆やな〜!−
ーまあ、まあ、二時間たっぷり、お楽しみや〜!−
裸になった緑が縛られる。腕を後ろに縛られ、乳房の上下に縄が巻かれ、そうして椅子に座らされた緑。椅子の肘掛に、太腿を括った縄が止められる。

「さあ、緑〜、これで痛くない〜か?」
「ああ〜もう感じそォ〜真ちゃん〜いい〜!」
椅子に縛られ置かれた緑の身体を見つめる真。正面の鏡に写った緑の縛られた格好。股間が拡げられ、陰毛が天井を向き、正面にこころもち開きだした蕾、陰唇の姿があった。
「緑、前の鏡を見てご覧よ!どう?こんなの〜!」
緑の目線が鏡に向けられる。
「ああ〜わたし〜こんな格好〜で〜!ああ〜いいのよ〜!こんな〜!」
「好きなんか〜こんな〜いいんか〜これで〜!」
「ああ〜いい〜いいい〜わたし、感じる〜!」

     

椅子の後ろから、真の手が緑の胸を弄りだす。縄で締め上げられた乳房は、肉が張ってぷりぷりした感触。いつもの乳房と違う感触に真は新鮮な驚きを感じる。緑にしても、縄で締め上げられて突っ立った乳房を触られて、いつもとは違うピリピリ感を新鮮に思う。
乳首を指の腹で触られ抓まれると、ビリビリと電流が流れるような感覚が身体の中に入ってきた。

「ああ〜いい〜あああ〜痺れる〜ああ〜!」
真の手が乳房を揉みだす。
「鏡、鏡を見てご覧、緑、鏡に写ってる〜!」
「ああ〜見える〜わたし〜恥ずかしい〜ああ〜感じる〜!」
アダルトビデオの中の女の子。緑は自分をそんなふうに感じ出している。
<ああ〜見て〜わたし〜こんな格好、見て〜!>
鏡に写った自分の格好を見て、それだけで新鮮、感じ出していく緑がいた。

真の指が股間にまわされ下から上へと大陰唇の外側をゆっくりと擦り上げる。鏡に陰唇が写しだされるように注意しながら、ゆっくりと上へ下へと擦る。腿の付け根の真ん中、陰唇の外側をグイっと指で押し込むと、陰唇のビラビラが外にまくれてピンクの線が鏡に写しだされた。緑の表情はうっとり眠ったような、皮膚に与えられた刺激を身体の奥深くで感じているような。
「ス〜ぅぅぅ〜ぁぁぁ〜スぅぅぅ〜ぁあ〜スぅぁあ〜!」
緑の呼吸にあわせて悶えるような呻くような音が漏れ出していた。


陰唇のビラビラが外にまくれ、ピンク色した膣口が鏡に写しだされた緑。鏡の奥では観客がこの光景に見入る。
ー感じてるね〜この子、バイブで喘ぎだしたで〜!ー
ーバイブって、女けっこう悦ぶんですよね〜!−
ーほら、喘いでる喘いでる、演技やないで〜これ!−
ーもっと股、大きく見せろ〜もっと間近でみたい〜!−
観客席のTVモニターが緑の拡げられた陰唇周りをドアップしてみせる。腕ほどの太さのバイブが、画面一杯にアップされた陰唇と膣、それにクリトリス。

     

真の指が陰唇の上を広げクリトリスを露出させる。そうして豆粒の先を爪で引掻く。
「うう〜うわ〜真ちゃん〜そこ〜そこ、感じるぅうう〜ああん〜」
肱掛椅子の上に縛られて、股間を開陳した緑の局部をじわじわと責めあげる真の指先。
「うう〜うああ〜いい〜もっとして〜ああ〜いい〜!」
「緑、いい気持なんか〜!もっときつくしていいか〜!」
「ううん〜真ちゃん〜好き、好き、もっとして〜真ちゃん〜すきよ〜!」
「緑〜もっとバイブの感度あげるよ〜!」
「うううあ〜ぅうう〜あああ〜感じる〜ぁぁあ〜感じる〜!」

ーわめきだしたで〜あの女、おお〜ビンビンしてきたで〜オレもやりて〜な〜!ー
TVモニターのアップ画面。バイブが挿入された膣。膣から汁が滲み出し照明でキラキラと光っている。
ーほりゃ〜ケツの穴までぱっくり開いてきたで〜!−
ーおお〜感じてるんや〜この女、若いのによ〜いいな〜!−
ーまんこ汁いっぱい垂らした女って〜おまんこ舐めてえ〜!−
ー喘いでる〜悶えてる〜いい顔になってきたで〜!−
観客はガラスの前の実演とTVモニターのアップ画面を見ながら、緑の身体の変化に見入る。

     

乳房を縄で搾られた緑。真はぷりぷりに張った緑のお乳を揉みだした。縄で搾られた乳房を上下にゆすぶり、ピリピリになった乳首をつまんでやる。
「ぅああ〜ああ〜真ちゃん〜ぅおおぁああ〜ん〜もっと、もっと〜!」
「感じるんやな〜ここ、ぷりぷり張ってる〜いいんやな〜!」
「ぅうう〜ああ〜感じる〜ピリピリ感じる〜ぅううああ〜!」
緑の表情が喜悦に歪みだす。
「ぅうう〜ぁああ〜いく、いく〜いくう〜!」
緑がオーガズムを迎えだし、喘ぎ呻く声が高くなったところで、真はバイブのスイッチを切る。もう一歩で頂上!とゆうところで休憩させるのだ。

女を惹きつけておく秘訣は、どこまでいい気持にさせられるかにかかってる。快楽の気分を持続させ、身体の中の欲求を全て放出させていき、最後にオーガズムを迎えさせる。女の身体を欲求不満にさせないこと。
真がバイブのスイッチを切ったのは、この気分に浸せておくためのこと。いったん頂上寸前まで昇って一歩降ろし、そうして再び頂上へと昇らせていく。そうして休ませ、また昇らせる。
この繰り返しをしていくことで、女の快感はいっそう高く、深くに拡がっていくのです。


     

エクスタシー感度が昂ぶって、アクメを迎える寸前でバイブのスイッチが切られてしまった緑。肱掛椅子に股を拡げて縛られたままの小休止。
「真ちゃん〜わたし、もういっかい〜昇っていかせて〜!ね〜!」
鏡の向こうで観客がこの光景に見入っているとは知らない緑。真は知ってはいるけれど、その様子はわからない。
ガラス越しではあるけれど、観客の目の前で股間を拡げてバイブを挿入される緑。そのバイブが振動するブレ感触と抜き差しされて膣壁を刺激される感触で、緑の意識は朦朧状態になっている。
「真ちゃん、いかせて〜わたしを苛めていかせて〜!ああぁ〜ん」

バイブのスイッチが入れられる。ぶうう〜ん、ぶう〜んと振動しだして、緑の膣の中へと挿入されていく。
「ぅううう〜ああ〜また〜もお〜いく〜ああ〜いい〜いい〜!」
緑の泣き叫ぶような悶え呻く声が増幅されて客席に届く。
ーおお〜また始まったで〜!すぐに啼きだしたね〜!もう、いく寸前なんやろな〜!ー
ーおお〜股のほれ、ピンクの膣よ〜赤く充血してら〜!−
ー猥雑やな〜劣情きわまるな〜この女、ええ身体しとるな〜!−
ーお、泣き出したで、ほんとによ〜涙ぽろぽろ、嬉なき〜!−
ーああ〜入れてえ〜抜いてくれ〜おれのチンポを〜!−

     

「ううああ〜ううううあ〜いい〜ああ〜いい〜いく〜いく〜!」
緑の呻くような苦痛を堪えるような喜悦の叫びに、観客はその表情に釘付けになっている。
「さあ、緑〜どうや〜もう、もういくか〜!」
「ぅうううぐうあ〜あああ〜いい〜うあああ〜いい〜いく〜!」
肱掛椅子に後ろ手に縛られて括られた緑。そのうえに太腿を肘掛に乗せておもいっきり拡げられた膝には縄が巻かれている緑。身動き取れない身体で、膣の中を責め続けられる緑。身体の自由が利かない分、気持が昂ぶり責め苦のような快楽がぞくぞくと津波のように襲ってくるのだ。

「さあ〜いけ〜緑〜いけよ〜!」
緑の膣からは蜜がぽたぽたと滴り落ちている。アナルの穴がパクパクと開いては閉じている。
「ううあああ〜もおお〜あああ〜だめ〜だめよ〜!いく〜いく、いく、いくう〜〜!ぅぁあああ〜!」
緑のアクメは最高に達した。これまでに体験したことのない深〜い快楽が緑を襲った。真はバイブのスイッチを止め、緑の額に溢れた汗をぬぐってやった。
「すう〜すう〜ふうう〜すう〜あ、あ、いい〜!」
緑はオーガズムの余韻の中に漂っていた。
鏡の向こうの観客は、第一幕の終わりに、拍手喝采!


「っまあええっか〜第一幕が終わったし、ラブジュースでも飲んで、元気だそ〜!なあ、緑〜!」
真は、ほんと、緑を好きだと思った。
「真ちゃん、よかった〜いい気持になった〜よ〜!」
緑はまだ部分的朦朧状態にあった。だって、膣をぐいぐい責められていってしまったんだから、そんなにすぐに正気になれない。でも、10分くらいで、再び挑戦できる。ただね〜膣の中が少〜し腫れぼったい感じがする。ぶよぶよ感。

     

第二幕では、緑の手首と足首が一緒に括られて行かされてしまうストーリーです。
「緑、それじゃ〜縛ってあげるからね〜!」
「うん、真ちゃん、好き!お手柔らかにおねがいね〜!」
そういいながら、真は緑の手首と足を縄で括って天井の滑車に通した。
「うううわ〜ああ、真ちゃん〜こんな〜格好で〜捕えられた猪みたいや〜!」
「そう、緑は猪、牝猪だ〜!ほら、牝猪のお尻の穴、見えてる〜!」
「うううわ〜こんな格好鏡にうつさないでよ〜!恥ずかしい〜!」
「ん、じゃ〜目隠ししておこ〜かな〜!」

真は、緑の目を布で覆い、後ろで括ってしまう。
「おい、牝猪、いや〜牝豚だ〜!お前は牝豚!」
「うううああん〜牝豚ちゃん〜なの〜わたし!」
「そうだ、牝豚!さあ、お尻をぶってやるからね、さあ!」
真は、手首と足を括って吊られた緑のお尻を、ぺったんぺったんと叩きはじめた。

     

「ううああ〜もう〜許してください〜悪いことしませんから〜ああ〜ああ〜ん!」
「この牝豚め、ヴァギナを見てみろ、いっぱい濡らして、いい気持なんやろ〜!牝豚!」
真と緑の演技とゆうか、その役になりきってるってゆうか、鏡の後ろの観客は、手首と腕を一緒に括られて、天井の滑車に引き上げられた緑の格好を、正面にヴァギナが見える位置で見ている。

ー女奴隷のお仕置き、ってとこかね〜!ー
ーそのようやね〜でもさ、これから本番だよ〜−
ー吊るされてちんぽ入れられるんやろ〜この女!ー
ーうひひ〜やね〜、オレが男役やりてえ〜!−
真の手が緑の乳房をつかむ。そうしてグリグリと揉んでいく。目隠しされた緑は、視界をふさがれて、感触だけの世界に入り込む。
「ぅうむうう〜あ〜ああ〜うむうう〜あ〜ああ〜!」
「ほうら、牝豚、お前の罪滅ぼしに、さあ、鉄棒に刺して焼き殺して焼き豚じゃ〜!」
真はそういいながら、緑のヴァギナに指を挿入し始めた。
「うう、ぐうう〜ああ〜ぐうあああ〜!」
緑は空想する。ヴァギナから鉄製の串が突き立てられて、お腹を通され口から引き出される。そうして炎の中で焼かれていく〜!
「ううぐうわああ〜真ちゃん〜ああ〜もっと入れてよ〜!」
妄想の中にいる緑は、真にヴァギナの突き当りを破って欲しい〜!って哀願するのだった。


ガラス越しとはいえ人前で悶え喘ぐさまを見せる緑の身体があった。緑自身は、観客が覗いているとは知らず、目隠しされて性感帯を刺激される快感に酔いだしているのだ。
真の指が膣の中をかきまわし、そうして膣口へ滲み出てきた蜜を掻きだすように滴らせる。
ーううお〜たくさん蜜を出してきたで〜!あの女よ〜!−
ーううわ〜ホントや〜滴ってきてるわ〜!−
ーエロやな〜女の股のワレメから蜜が滴るぅ〜ぅ〜!ー
ーでも、ホント、いい身体してんな〜!あの女、さ〜!−
ーお乳、ぷりぷりやしな〜おまんこからは蜜が滴って〜もう、さいこ〜!−

     

真は道具箱からバイブを取り出した。指での挿入をやめてバイブに切り替えるのだ。緑の目隠しを外し、そうして肱掛椅子に座り直された緑。真は緑の股間が鏡に鮮明に写り込むようにさせて、膝を拡げさせ、左右の肘掛に括りつけた。
「緑〜いいかい、こうしておいて、バイブを入れてあげるからね!いい気持になるんだよ!」
「うう〜ん〜ああ〜もう〜いきそお〜ううああ〜あ〜!」
バイブのスイッチが入り、振動音と共に先端がぐるぐると回りだす。緑の拡げられた膣の中へ、バイブが挿入される。

「ううう〜ぐう〜ぐぅううあ〜あ〜いいい〜!」
グイっと奥まで押し込まれたバイブは、緑の膣の内壁を強烈に刺激していく。
「ううんぐう〜ああああ〜だめ〜いく〜ううう〜ああ〜!」
真は、バイブを一気に引き抜いた。
「ぅぅうう〜あ〜あ〜ぁ、あ〜」
緑がため息のような声を洩らす。そうして数秒置いて、再びバイブが緑の膣へと挿入された。

「ぅうぐうう〜ああ〜だめ〜!いく〜いく〜〜!」
緑は、もうアクメの頂上近くに昇っていた。ここからが真のタイミングである。頂上を極める少し手前、半歩手前で止める。

こうして緑の身体は、エクスタシーの際を彷徨い、オーガズムの頂点へ昇る直前で立ち止まり、再び昇り、立ち止まる。こうして秒単位での駆け引きを、真のテクニックでやっていく。
緑はもう朦朧状態に上げられて、盛りついた牝猫へと変貌していく女となる。
女がこうしていかされていく様をみる男の気持は、またエロス。見る男も情欲し、我慢しきれず自分でペニスをしごきはじめる。

     

ーぅおお〜女〜欲しいよ〜入れてぇよお〜!−
鏡の後ろの観客席で、緑のオーガズムへ昇るのにあわせるようにペニスをしごく。あたかも緑の股間の開いた膣へ、自分のペニスを挿入するかのごとくに、歩調を合わせて男が絶頂を合わせるのだ。


緑は、エクスタシーの際を彷徨い、オーガズムの頂点へ昇る直前で立ち止まり、再び昇り、立ち止まる。緑はもう朦朧状態に上げられて、盛りついた牝猫へと変貌していく女となる。
「ううんわ〜ああ〜いい〜いい〜ああ〜いきそ〜!」
「まだ、まだだよ、もっと〜もっといける〜!」
「ああ〜もう、ダメ〜だめよ〜いく〜いいい〜いく〜!」
緑は、もうオーガズムを迎える瞬間にまでやってきているのだ。

真は、バイブを抜き、そうして緑の膣に指をいれ、蜜の濡れ具合を確かめてやる。緑の膣からは蜜が溢れていた。鏡の向こうの観客が、その蜜の滴る緑の股間に見入る。
ーたっぷたっぷに濡れてるじゃん、滴ってるで〜!−
ーおお〜女の蜜や、おめこの蜜や〜吸いてえな〜!−
ーそれにしてもよ〜女がイクさまってのは、昂奮やね〜!−
ーおお〜また、バイブが入りだしたで〜!−

     

真の手に持たれたバイブが、緑の膣に挿入されていく。ぶうーんぶうーんとモーター音を伴ってうねるバイブ。それをぐっと一気に膣の奥まで装填された。
「うんぐわあ〜ああ〜うううぐうあ〜!」
またもや緑の悲鳴にも似た喜悦の声があがる。緑は放心状態。朦朧とエクスタシーの世界で遊ぶ。虚ろな目つきで、牝女の悲痛にもとれる声を上げる。
「ほら〜、緑〜そろそろいかすからな〜!」
「うううぐう〜ああ〜いい〜いいわ〜いい〜いく〜!」
「もっと、もっと、もっといい気持ちになれよ〜!」
「ふあああ〜ああ〜ああ、いい〜いいい〜ふあああ〜!」
緑はすでに表情が完全に緩み、放心状態のままで、体に注入される快感に酔う。

女が快感に本気で酔っていく表情を見ている観客に動揺のざわめきが起こる。目の前の女が、本気でエクスタシーの境地にいる、その真迫せまる表情に、言い知れぬ恐怖の疼きを感じているのだ。
女が責められ、喜悦の境地に彷徨って、まるで地獄の責め苦のようにも見える光景だけど、女は満足を超えていき、無我の境地へ行っている。その光景は真迫エロス、エロスの極み。
「う〜う〜うううあ〜いい〜ああ〜いい〜うううあ〜ん〜!」
緑は、もう意識がほとんど無くなって、膣の中から身体中に響きわたる快楽に、気も絶え絶えに反応している。究極のエロスの美。

「ぅううわ〜ああ〜いく〜いく〜いく〜〜〜いく〜あああああ〜!」
緑の体が痙攣した。激しく体を揺り動かせて、絶叫しながら昇ってしまった。
バイブが抜かれた膣の中は、ぱっくりと開いたままで、蜜がとろとろと零れ落ち、そのアクメの迎え方のすさまじさが、観客を魅了した。

-終-




小説

えろすものがたり





HOME

かおり

かおり小説集目次



かおり短編小説集

表紙目次に戻る