エロスの館
 
2005.4.29〜2007.11.20

えろす源治物語
 第一部-2-


美子のお仕置き

     

清心館は女の館。清い心を持った女が集められた耽美団体とでも云えばいいでしょうか。人間の奥深くに眠るエロス。エロスは性愛、男と女が織り成す磁場を作っていくこと。秘められた身体の情欲を開放することで人間の幸福感が得られる。
源治の想いは理想郷、桃源郷、エクスタシーの満ちた日々、そこは男と女がいる館。

桜の季節が終わって、目に青葉が煌めく季節となった。庭に飼っている鳥、つまり鶏が卵を産んでいく季節。美子はこの鶏小屋の責任者。かってはOL生活をしていたが、かったるい生活に嫌気がさして死のうと思い、そうして着いた館が清心館。清心館では週一度、身体と心の開放が試みさせていただける。今日は美子が出番です。

美子は二十歳半ばを少し越え、高校生の時代から10年が経った。大学を卒業して就職した先が銀行。ここで3年勤めた。恋人ができて身体を許した。そうして結婚を考えた。でもその最終にその生き方が納得できなくて、こうして清心館に住まうことになった。心の奥底に眠らされたエロスを開眼させるために、ここで身体への刺激を得る。

     

源治は、美子の情動を見抜き、世に云う魔女へと変身させる。和室四畳半の部屋は、お仕置き道具で詰まってる。
「じゃ〜美子、きょうはおまえの心に溜まった毒気を抜いてあげます、ここにお座りなさい〜」
源治に促されて、美子は正座した。天井から竹竿が吊り下げられ、この竹竿を背負うように両腕を広げ、端で手首が縛られた。
「いいかい美子、きょうのお仕置きは、この竹竿じゃ!」
「はい、ダンナサマ、わたし〜満足しとうございます〜」
源治は、正座させた美子の肩から着物を脱がせ、腕を拡げて竹竿を握らせた。そうして手首を竹竿に括った。
上半身が裸になった美子の腕が拡げられると、乳房がツンと立った。きめ細かな餅のような白い肌が源治の前に拡げられた。

美子の腕を括った竹竿がするすると持ち上げられて、膝を折ったところで留められた。
「ぅぅうん〜ぁぁぅわ〜ああ〜ダンナサマ〜うう〜ん〜」
「そうじゃな〜美子、帯を解いてやろうね〜」
「うう〜ああ〜ダンナサマ、わたし〜ああ〜」
「よしよし、おまえの悲しい気持、抜いてあげるからね、いいかね〜!」
美子の腰に巻かれた帯を解くと召した着物が畳の上へ被さるように落ち、美子は裸になった。
「おお、美子、おけ毛が、こんなに立ってるね〜あとでちょっと掃除をしようね」
「うう〜ダンナサマ、わたし〜しあわせでございます〜!」
源治は、美子の太腿から膝を開けさせ、別の竹竿を膝の後ろに置いて括りつけた。そうして首の後ろに縄をかけ、前へ垂らして股間を通し、その縄尻を首の後ろの縄に括った。

     

両腕を竹竿に拡げて括られて、膝を拡げて括られて、身体を縦に縄が回されてしまった美子。身体をツンと立てると、縄が股間を擦る。微妙に調整された縦縄姿、美子は大の字裸姿となった。
「ううう〜締まるです〜また、しまる〜!」
「身体を前へ曲げれば大丈夫だろ〜美子、緩むでしょ〜!」
「ぅぅう〜ぐう〜ダンナサマ〜わたし、ああ〜お股が〜!」
「きょうはこのスタイルじゃ〜美子!いい肌、色染めるんだよ〜!」
四畳半のお仕置き部屋、源治は胡坐をかいて縛られた美子の前に座る。浴衣の前がはだけて、源治の股間が美子の縛られた位置から俯瞰できた。源治の竿はまだ、垂れていた。

美子の前に座った源治が、美子の身体を割った縦縄をぐいっと引っ張る。
「あっ、あっ〜ああ〜!」
美子は、縄を引っ張られて、縄に股間が締めつけられる感覚に思わず小さな呻きを洩らせた。
源治の手が、膝を縛った竹竿に置かれ、畳面に沿って後ろへとやった。
「あっ、ああ〜ううぁあ〜ああ〜!」
美子の上半身が前のめりになり、腕を括った竹竿の縄がピンと張った。と同時に、縦に割った縄が、美子の陰唇を強く圧迫したのです。

     

膝を開いて縛った竹竿が後ろへとやられた美子。腕を拡げて手首を縛られた上半身が前のめりになり縄がピンと張った。
美子の股間を縦に割った縄が陰唇を圧迫する。
「ああ〜ダンナサマ〜ぅううう〜ああ〜!」
美子は股間を圧迫する縄の刺激を受けて咽ぶように悶えだしたのです。
「ホラ、美子、こうしてな、この格好にしてやると、さあ、みんな感じるんだよ、お前もな〜!」

「ぅうう〜ああ〜ぅうう〜ああああ〜ああ〜!」
「まだまだ、序の口さ、ね〜これからじっくり、お仕置きですよ〜!いいかい?」
「ううう〜はい〜ダンナサマ〜わたし〜」
上半身が吊られた状態の美子の乳房を、源治が握り、弄り始める。そうして乳首に唇をつけ、舌先で乳首の先を舐めだすのです。
「感じるやろ〜おまえ、この格好、胸が反り出して、ぷりぷりになってるから、感じるはずじゃ〜!」
「うう、ウウ、ぅああ〜ダンナサマ〜うう〜ああ〜もう〜!」
「もっと、啼くがよい、女はこうして開発される、わかったか!」
「ぅわぁ〜い〜ハア〜フウウ〜ぅう〜ふぁ〜あ〜!」

大の字で前のめりになっている美子の股間へ、源治の手が伸びた。手の平で抱えるように大陰唇に被さった縄を手中におさめ、そうして指で大陰唇の根元を撫ぜあげ、股間を縦一文字に割った縄に被さるように開いた。股間の縄が陰核を締めあげ、そうして膣口へ直に当たるように仕向けた。
「どうじゃ〜美子、苦しいか〜どうじゃ〜な〜!」
「うう〜ダンナサマ、わたし〜ああ〜きつい、きつい〜!」
「ふふ〜なにが、きついのじゃな〜!」
「ああ〜また、お股が〜ああ〜しめられる〜!」
「じゃ〜な〜もっと締めてやろ〜!いいかね〜!」

源治は、畳の上に置かれた美子の膝を締めている竹竿の右側を、グイッと持ち上げた。美子の身体を捻じ曲げたのだ。
「ひやぁ〜ああ〜ぅむむう〜うぅぅわぁ〜ああ〜ダンナサマ〜ああ〜!」
美子が悲鳴をあげる。身体が捻じ曲げられたと同時に、股間を締めつけた縄が、陰核を擦り、陰唇を擦りあげたのです。

     

「いいかな〜美子、おまえ、こうされるのが嬉しいんでしょ〜!」
「うう〜ああ〜ダンナサマ〜!」
「こうしておそそを弄られて、それでおまえ、気持いいんだろがな〜!」
「はあぁ〜ぁああ〜いい〜いい〜です〜ああ〜!」
源治の手の平が美子の尻をペシャっと叩く。美子が悲鳴をあげる。源治は、膝の竿を持ち上げ身体を捻じ曲げさせて、平手でなおもペチャンペチャンと叩く。
「おまえのおそそが濡れだしたか〜どうじゃ〜な〜!」
「うう〜ああ^ああ〜堪忍して〜ああ〜わたし〜ぬれる〜!」
源治の手が、膝を括った竹竿を、上げたり下げたりと繰り返す。上げられると美子の身体が捻られ、下げられると直る。そのたびに股間の縄が美子のクリトリスと陰唇、それに膣の口を責めあげるのです。

和室四畳半のお仕置き部屋は、美子の裸が踊る檻の中。男に責められる女の図。美子は二十歳を少し越えた女ざかりの年頃。お身体中を弄られて、そうして心を浄化する。この世で溜まった毒気を抜いて、爽やかな朝を迎える儀式です。

ひとしきり首から胴体を割った縄で責められた美子の身体はピンク色。首縄が外され、膝に括られた竹竿の真ん中に縄が結ばれ、その縄尻は天井の滑車を通して源治の手中に持たれた。
「さあ、美子、これでお股がすっきりしたな〜!さあ〜どうじゃ〜!」
「ああ〜わたし〜もう、ダメです〜!もういきそ〜ああ〜ダメ〜!」
源治の指がクリトリスを刺激し、膣口から奥へと挿入されたのです。
「こんなに〜!もう、びしょびしょに濡らして〜おまえったら〜!」
縄で入り口を刺激されたせいで、もう膣の中は搾り出された蜜でにゅるにゅる状態、指で膣口を拡げると涎が垂れるようにして、蜜が滴ってきたのです。

     

美子の足首を拡げて縛った棒の真ん中に括られた縄が引かれると、美子の身体が前へ倒れこみ、足が後ろへいった。ちょうど竹竿に結わえた上体が吊られた格好になった。
源治は指を二本、開かれた美子の股間の蜜壷へ挿入し、掻きまわしだす。膣の中はもう蜜が溢れんばかりに溜まっていた。
「美子〜どうじゃ〜こうして指が入ると、別格ええやろ〜!」
「ううぐう〜ダンナサマ〜ううぐう〜あ〜感じます〜ああ〜!」
「こうしてな〜女はな〜感じるのがよいんじゃ〜!」
「ぅううああ〜いいです〜ああ〜!」

「じゃ〜次のお仕置きはな〜そのおそそに芋茎の棒を入れる」
「ぅううあ〜ダンナサマ〜ぅう〜もういかせてくださいな〜!」
芋茎で作った張形の根元に紐を巻きつけた源治。この紐を美子の腰に結んで股間に回し、膣の中に芋茎の張形を埋め込んで、そうして縄尻を尻から腰へと回して結んだ。紐パンツを穿いた格好にされた美子の腰まわり。その股間を割った紐に芋茎の張形がつけられて、膣の中へと挿入されたのです。

「ぅうう〜ああ〜入ってます〜ああ〜いい〜むずむずします〜!」
「美子のおそそに芋茎が入った、いい気持になるんだよ〜!暫くするとな〜!」
乾いた芋茎が膣内の蜜水分を吸い込んで、ほどよい感触をつくりだす芋茎の張形。前のめりに吊られた美子の乳房を愛撫する源治の手。股間に固定された芋茎の張形をぐいぐいと捏ねてやる。足、爪先だけで支える美子の身体。こうして括られた美子の身体の奥へ、膣の奥から快感を注入していくのです。

     

「女はな〜いいか〜こうしてな〜男に弄られるのが本望なんじゃ〜!」
「はい〜ダンナサマ〜よ〜く存じております〜もっと〜ああ〜!」
「おそそが気持いやろが〜!ええ?美子〜!」
源治は乳首を抓りながら、膣に埋め込んだ芋茎張形をグリグリと回して、美子の身体を喘がせるのです。
「うう〜ふう〜ああ〜うう〜いく〜ああ〜いく〜」
「ほら、ほら、美子〜もっと〜声を出せ〜呻き喘げよ〜!」
四畳半のお仕置き部屋でいたぶり続けられる美子。理屈をいっても始まらない。身体が欲する情動を、めらめらと燃え上がらせて、始末する。美子のお仕置きは、女の性の悪魔封じ。
源治が縄をぐい〜っと引っ張ると、美子の足首縛った棒が宙に浮いて美子の身体が反り返った。

腕を拡げて括られて、足首拡げて括られて、宙に浮いた美子の身体。大の字になって斜めに吊られてしまった美子。
「お尻を持ち上げてみろ〜美子、お尻を持ち上げろ〜!」
「ううぐうあ〜ダンナサマ〜力が抜けて〜上がりりませぬ〜うううあ〜!」
源治はいったん美子の拡げた爪先を畳に着かせ、そうして腰に縄を巻き股間を通して滑車に通して手繰った。膣に芋茎の張形を埋め込んだままの美子の股間に縄が通って割った。
「ううぐうあ〜ああ〜あ〜ダンナサマ〜ああ〜もう、お股が〜!」
「股がどうした?どうしたってゆうんだ〜ええ〜?」
「お股が、締まりますぅ〜こけしが刺さって〜ああ〜うああ〜!」
美子の股間を割った縄が引き上げられて、肩と同じ高さになった。足首が拡げて括られた棒が後ろへいって、美子は爪先立ちの
格好になった。足裏を畳に着けようとすると、股間の縄が締まった。

     

四畳半のお仕置き部屋で、20半ば女ざかりの美子が弄られる。着物の前をはだけさせ、腕を拡げて竹竿に括られている美子。足首を拡げて竹竿に括られて爪先立ちの格好で、膣の中には芋茎の張形が咬ませられ、その上から縄が掛けられて絞められる。
源治は美子の後ろへまわり、美子の尻を持ち上げて、尻を割った縄を緩める。そうして膣に挿入された芋茎張形を抜き出した。
「ほ〜ら、みてごらん〜美子、芋茎がこんなにびしょ濡れになって〜!」
「ぅううあ〜ダンナサマ〜もう、苦しゅうて〜!ふぁああ〜ぁああ〜ん」
「ほんと、おまえは、美しいのぅ〜こうして、お仕置き受ける美子、もっと啼くんだよ〜!な〜ぁ〜!」

源治は、手にも持った芋茎の張形を後ろから、再び美子の膣に挿し込んだ。そうして根元の上に縄を巻き、そうして縄を緩めて芋茎を引き出して、縄を張らせて押し込める。
「ぅううう〜ぅあああ〜うう〜ぐ〜ああ!ああ〜!」
「そうじゃ〜美子〜もっと啼くんだよ〜!」
「うああ〜ダンナサマ〜わたし〜ぅああ〜うううう〜あぁん〜!」
「感じてるんじゃろ〜身体が感じとるんじゃ〜もっと行くんじゃぁ〜!」
爪先立ちで肩と尻を水平にされて責めを受ける美子。膣に埋め込まれた芋茎が抜き差しされるたびに、子宮を通った陣痛刺激が、快感を作り出して、喜悦の境地に迷い込んでいくのです。

     

女の肌は刺激を受けることで美しくなる。外から刺激を受けることで色めき、快感快楽喜悦の心が育てられる。この快楽を味わいだすと、もう忘れることができない心情となる。
最初のころはこわばった心と身体の美子であったが、何度かこの四畳半のお仕置き部屋で、こうして身体を弄られて、次第に欲情盛んになった。

「いい〜いい〜いい〜!ぅうう〜ぁああ〜いい〜、いい〜!」
美子は縛られ縛られたまま、アクメの絶頂を極めだした。半ば唇を開き、喘ぐような声をあげて悶える。美子の心はもう快感に酔うだけ。朦朧とした感覚のなかで、エクスタシーに酔う。
「ううあ〜うううわ〜ああ〜いく〜いく〜うう〜!」
爪先立ちの膝から腿がピ〜ンと張りつめる。源治の抜き差しする股間の膣から、ポタポタと蜜が流れ落ちて、もうグジュグジュに濡れている。最後の最後、美子の絶頂は、牝猫が盛り啼く様を呈した。女が牝になった、それも盛りついた牝。

     





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