地下室のエロス
 第一部 30〜37


山の祠にて

     

戦争終わってはじめての春。桜の季節がやってきて、おとうちゃんとおみなえし、山へ桜の花を見にいきました。

初めて出遭ったその日、あの暑い夏に登った北の山です。その山にはお花が一杯咲いていたので、新しい商売、花屋さんの仕入先でもあったのです。山の中腹を越えていくとお湯が沸いている池があり、その周りに桜が咲いているのです。

おとうちゃんとおみなえし、この温泉の桜を見にきたところです。山桜の白っぽい花が満開になって、まわりの新緑に一段と映えています。その桜の傍らの斜面に穴があいていました、洞穴です。

奥行き3メートルほどの洞穴。だれかが掘った穴らしく、いまは住人もいない洞穴です。そこでおとうちゃんに閃きがあったご神託。この洞穴の前に祠を建てよう!おみなえしを巫女にして、ここで風火教をはじめよう!祠を建てて風火教、神の教えを伝授する場所にするのです。

おみなえしを巫女にして、おとうちゃんが教祖さま。
桜が満開、桜の下で、さっそく教祖さまが巫女をいたぶり、神憑りにしていくセレモニーが始まったのでございます。

     

教祖は巫女を裸にし、後ろ手に縛りあげて桜の枝に吊るしてしまいます。そうして右足膝に縄をかけ、その縄も桜の枝に結わえてしまったのです。
「ああん〜教祖さま、わたしのなかの神様が、風を起こして火を燃えさせます、あああ〜ん」

「そうだ、そうなの巫女さまよ!おまえのなかの風火教、おまえは巫女になったのだ!」
先ほどまではおとうちゃん、いまや教祖は、縛り吊った巫女の身体を撫ぜ擦り、神憑りへの儀式をおこなっていくのでございます。

「ほら、この巫女の、膣のなかには観音様がいらっしゃる、いいかいこの観音様を引越しさせて、神の魂を宿らせよ!」
開かれた巫女の股間の真ん中を、最初は指で押し開き、そうして教祖の大きな肉棒で膣を突いて置くまで挿入したのです。

「あああ〜ん!教祖さま、巫女はいい気持でございます〜!」
「ここは本殿、山の中、お花の保管庫地下室を御祈祷場所にしていこう!」
「あああ〜ん、教祖さま、もっと奥をかきまわしてくださいな〜!」
「よしよし賢し、巫女の本殿奥の院をかきまわしてあげよう」

教祖の誕生、巫女の誕生、その生成場となった山の中。桜の木の側には温泉が沸き、洞穴には風火の化身ペニスが安置され、その前には祠が建てられたのでございます。

     

山の中の洞穴に大きなペニス形した石が鎮座したご本尊さま、その洞穴の前に小さな祠が建てられて、すっかり風火教の修練場となったその場所で、いよいよ教祖と巫女の営みが繰り広げられていきます。信者を確保しなければいけない。これは診察受けにきた患者に布教すればいい。

祠の中では巫女が縛られて、御神に捧げられる儀式が行われていきます。巫女は赤い腰巻つけただけの裸姿にされ、後ろ手に縄が掛けられ、足首を交差して縛られて、肩を通して後ろに結わえられています。

こうして縄が絞られていくと、股間が開けられたままの姿になります。教祖は、この巫女の中に潜む悪魔女を、祈祷によって、お弄りによって、善良女に変身させるのです。巫女の旧名はおみなえし、この巫女が教祖の練習台なのでございます。

<天照る神の御前で、風さま火さまお静まり、御奉りまするは、我らの風火の教えで御座候〜〜エエエ〜イ、ヤアア〜!!>

教祖の祈祷が続けられ、縛られた人身御供の巫女は身体が痛みだしてくるのです。そうして教祖が股間の陰唇を拡げて息を吹き込むと、悪魔女が善良女に変身するのです。股間の陰唇を拡げて息を吹き込む、吹き込み方は、その女の業により、やり方が違うといいます。

     

指で吹き込むこともあれば、模造男根で吹き込むこともあれば、人男のお股の棒、つまりチンポで吹き込むこともある。こうして縛られて置かれた苦痛が、快楽に変わっていくのです。

赤い腰巻の巫女。後ろ手に縛られ、足首を交差して縛られ、太腿が拡げられ、陰唇がぽっかり口を横に開けて、ピンク色した膣の中。コレを露出させて、息を吹き込む儀式が行われていくのです。

縛られた巫女の背後には、洞穴のご神体が見えます。教祖は、祈祷を唱えながら、指先で陰唇をつまんでつねります。
「ああ〜の、かぜ〜〜の、ふく〜〜、さま〜わ〜〜」
陰唇を拡げてまづは陰核を剥き出してあげます。

<あああ〜ん、そこは〜ああ〜ん、力が抜ける〜>
巫女は陰核、クリトリスを剥かれて、風に晒されています。
「からだのちからがこめられて〜〜!女のさがを抜き給え〜賢し賢し〜」

巫女の身体の陰核が、剥きだされ、いたぶられ、弄ばれていくなかで、女の業を忘れさせ、痛みが快楽に変わっていくのでございます。膣の口が拡げられ、中の洞穴が指で、棒で、チンポで、弄られ、こね回されて、清められていくのです。

     

こうして祈祷を受けていると、だんだんと気持ちよくなっていく巫女。縛られて苦痛のはずの巫女の表情が、しだいに虚ろになりだして、悶える声が漏れ出して、快楽の波が打ち寄せてはひいていき、だんだん高波が打ち寄せてくるのでございます。

こうして縛られたまんまの女が、快楽の息吹を吹き込んでいただく儀式が繰り広げられていきます。巫女はその試し台となって、毎日数十回のアクメを迎えさせられるのでございます。

陰核が剥きだされ、膣の口が拡げられ、棒でチンポで弄られこね回されて清められ、快楽の高波に乗せられてアクメを迎えてしまったら、巫女の身体は風火神へ捧げられるのでございます。

祠の柱と柱の間に渡された竹竿に、巫女は裸で跨がされ、後ろ手に縛られたまま竹竿に固定され、足首を竹竿の後ろに縛られて、竹竿の馬に乗らされて、清めの儀式を取り行われます。

教祖が執り行う清めの儀式は<おさすりの儀>。つまり竹竿に結わえられた巫女の身体を擦って清めていくのです。最初は教祖の手が巫女のツンと上を向いた乳房にかかります。そうして乳房を揉みほぐすのです。

     

縄に締められ上を向いた乳房は硬い。鬼灯の剥きたての実のように乳房が張って硬いから、ゆっくり揉んで柔らかくしていくのです。それから竹竿を跨いだ股間の先っちょの陰唇に隠れた陰核を剥き出して、その陰核に刺激を与えていくのです。

「ウウウウ〜ン!ハアハア〜ン!アアアア〜ンンン〜!」
「どうじゃな巫女殿、感じるか?!」
「アアア〜、教祖様、アアア〜ン、感じます〜!」
「お乳が張るのは悪魔のせいじゃ、柔らかく揉みほぐし、悪魔退治をして存じよう!」

「アアアア〜ンン、お乳が、あああ〜ん、張ります、悪魔を退治して〜!」
「この先っちょクリトリス、どうかね、硬くなってるが〜!」
「あああ〜、そこは、ぴりぴりと、感じまする〜!あああ〜!」
「剥いて風に晒しておくと、善良神が宿るのじゃ〜!」

「はああ〜い、そのようでございまする〜!」
竹竿に仰向け寝かされ足首を引かれた格好の巫女。乳房とクリトリスを同時に攻め責められて、お乳はなおも硬くなり、陰核は突起していくのでございます。

「アアア〜ンン〜!ウウグウウ〜!イイイイ〜イク〜イク〜アアア〜ン!」
「もっと、もっと、泣き叫べ〜!お前の悪魔を追い出して〜!」
「ああああ〜!感じます〜うう〜!おおお〜お〜!悪魔を追い出して〜!」
「かしこしかしこし、ああ〜悪魔!出て行け!エイ!エイ!出て行け〜!」

     

「アアアアアア〜ウグウウグウ〜ウングウング〜!いい気持!いく!いく!あああ〜!」
「それ、それ!それ〜!いってしまえ〜エイ、エイ〜!!」
「ああああ〜!!ううう〜うう〜う〜!あああ〜!!」
「絶頂極めて、そら〜いけ〜!」

京の町屋の地下室に風火教の祈祷場をこしらえて、その祈祷場に信者を集める。この山の中の祠は御本体が奉られている修練場でございます。

春には野草が生い茂り、秋には木の実が採れる修練場。湧き出す水は温泉で、身体を清める最良の場所となる修練場。教祖に変身おとうちゃん、巫女に変身おみなえし。おとうちゃんとおみなえしは、風火教を創設し、信者を集めて共同の生活を創っていくのでございます。

京に帰った教祖様と巫女殿は、さっそくお花の地下室を、祈祷場に変身させていきました。

     


地下室の祈祷場

お花の保管庫地下室に祭壇が設えられたのは、桜が満開になったときのことでございます。階段下りた地下室の正面に祭壇が作られ、その前に畳一畳の台が作られ、その上には鴨居が通され、台の四隅は柱が立てられました。

台の高さは眼の高さ、その奥が祭壇です。すべて教祖の手作りでございます。壁には模造男根や、取っ手を閉じれば開くハサミや、太さが違う縄などが吊り下げられております。

地下室はお花の保管場所です。このお花の保管庫、女の保管庫でもありました。四畳半に畳が敷かれ、ここが信者の置かれるスペースで、天井には格子が嵌り、左右の壁面にも格子が嵌められております祈祷場。ここに女信者が留め置かれ、この世の業を洗い流すのでございます。

おとうちゃんは教祖様、おみなえしは巫女殿。神主姿の教祖様、白い着物に赤い袴の巫女殿でございます。地下室には40ワットの電球が一つ吊るされて、明かりをつけても薄暗い。祈祷の折には灯明が点けられますから多少は明るいものでございます。

ゆうこさんとひろこさん、このお二人が呼ばれて信者になりました。地下室倶楽部は継続されて、2階の相談室と実験室の設備も整えられてき、訪問者も増えてまいっております。

     

ゆうこさんとひろこさんは初対面でございます。お二人共に和服姿でお越しになりました。地下室祈祷場の畳に座ったお二人は、2階での体験は隠されたままでの顔合わせでございます。

教祖様がこの地下室祈祷場の執り行いの順序をお二人に説明しておりますところです。
「ですから、この風火神の思し召しは、人間の悪行を懲らしめ善行に変えていくことでございます」
「先の戦争も悪行の至り、わたしたちとて無縁でなかった」
「悪行を背負ってしまったのでございます」
身体をもって清めを受ける必要がある、というのが教祖のご神託でございます。

ゆうこさんの手首が縛られて、縄が天井の梁を通されて正座、ひろこさんも同様に、手首を縛られて天井の梁に通されて正座させられました。手首は胸の辺りに吊るされておるのでございます。手首を縛って天井へ、その縄尻は柱の梁で留められておりました。

「じゃ〜信者さま、御台の上へお昇りください」
そう促されたゆうこさんとひろこさん、祭壇の前の台に昇らされ、祭壇背にして正座です。手首は縛られたままでございます。

信者志願者が最初に訪問してきたときは、この祭壇前の御台で禊を受けるのでございます。このようにして風火教の最初の祈祷が始まったのでございます。
禊の顛末はこのあとにお書き申していきます。

教祖様がご祈祷を唱えだすと巫女殿が、祭壇前の台に手首を縛られて正座した二人の女、ゆうこさんとひろこさんに動作するようお告げます。
正座を外して立膝でお座りなさいとお告げます。立てた膝を拡げなさいとお告げます。

     

ゆうこさんとひろこさん、着物姿の立膝で膝を拡げるそのときに、巫女殿がお着物の裾を拡げてあげるのでございます。手首を縛られたお二人は拝むように手を合わせ、太腿から膝を露出させてございます。それからゆうこさんとひろこさんを向かい合わせに座らせて、お互いに顔が見えるようにさせます巫女殿です。

「さあ、神様の御前で、告白しなさい女の業を、お告げに従いたまえ〜!」
肩に掛かったお着物を肩から外していきますと、胸元お乳の上までが、剥かれて露出するのです。

教祖様が立ち上がり、女の業を告白させる儀式が執り行われます地下室祈祷場。教祖様の手がゆうこさんの胸元を、ぐいっと拡げるようにしたへずらします。二つの乳房が現れて、その胸のお乳の上下にお縄を掛けていくのです。

次にはひろこさんの胸元を、ぐいっと拡げてしたへずらします。ひろこさんの二つの乳房が露出します。その乳房の上下を挟むようにして縄が掛けられるのでございます。

女の乳房を縄で縛って絞ってあげる。そうすることで張りが出て、乳首が飛び出し敏感に感じるようになるのです。
こうしてゆうこさんとひろこさん、乳房を上下のお縄で絞り出し、太腿のお擦りが始まるのです。

教祖様、向かい合わせの女お二人の太腿を片手づつで擦りだす。膝から腰へと擦りあげ、腰から膝へと擦りさげ、内腿を擦りだす。手前の内腿、膝から股へ、向こうの内腿、膝から股へ、股から膝へ、膝から股へ、手が女お二人平等にお擦りいたしていくのです。

     

立膝で足首を拡げてお座りの女二人の信者さん、ゆうこさんとひろこさん、股間の真ん中がウズウズしだしておりまして、巫女殿がお二人のピンと突き出た乳首を摩擦してあげますと、ますますウズウズされる女信者のお身体でございます。

「お声を出すのはお控えなさいね、いいですね〜!」
巫女殿がそのように指示しますから、身体の悶々感じるばかりで、内に篭ってしまいます。

<ううう〜、ううんううん〜>
とゆうこさんの心は蠢くばかりです。
<あああ〜、ああんああん〜>
とひろこさん、やっぱり心が蠢いてくるのでございます。

「えええ〜い!やああ〜あ〜!えいえい、やあ〜あ〜!」
教祖様が女信者の陰毛を掴んで、気合をいれます。そうして陰毛の上から下へと指を動かし、陰唇の先端を摘まんで刺激を与えます。

「えええ〜い!やあ〜あああ〜!かしこしかしこし〜!」
巫女殿が、乳首を指先で撥ねって刺激をお身体に入れ込んで、教祖様が、陰唇の先のクリトリスを指でつまんで強い刺激をお身体に入れ込んでいくのです。

女信者のお口は封じてあるものだから、身体の刺激がどんどん溜まっていきます心の中なのです。こうして欲求を一杯に溜め込ませたお身体の、女の業を追い払う。その方法をこれからお見せいたしましょう。

     

祭壇前の台座に置かれたゆうこさんとひろこさん。縄で縛られた手首が上へ引き上げられ、巫女殿が着物の帯を解いてあげ、胸元をぱっくりと開いてしまいます。

着物は肩に懸けられ腕を通したまんまでお身体の後ろに拡げて置かれます。赤いお腰が捲くられて、小さなお風呂場椅子にお尻を置いて置かれるのでございます。ちょうどお風呂場でお股を洗う格好で、よしこさんとひろこさん、身体を寄せ合わせられて唇と唇をあわせます。

手首を吊られ、腕を剥きだされた女お二人の着物の前がはだられ、腰巻が拡げられ、お尻を椅子に下ろして向き合った。神様の御前で悪魔祓いの入念の儀式がこれから始まります。

接吻されたお二人は、舌を絡ませ気持ちよくなられておるところ、教祖様御手作りの擂粉木ほどの神棒を、お二人の御膣に嵌め込ますのでございます。祭壇に飾られた神棒は、二つの先が亀頭のかたち。木の蔓編んでほどほど硬く、しなりがよろしい神棒でございます。

この神棒を両側から祈祷に合わせて膣奥へ挿入させていくのでございます。

     

巫女殿が神棒を、椅子に座って股間をいっぱいお拡げになられたお二人の、それぞれの膣口にあてがいます。ゆうこさんの陰唇を拡げてあげて膣口の、御中に亀頭を挿し込んで、ひろこさんにも同様に、膣口の御中に亀頭を挿し込んで、こうして神棒は巫女殿の手から離されるのでございます。

「うううん〜」と、ゆうこさんがお呻きになり、つられてひろこさんもお呻きになられます。亀頭が膣の入り口で留め置かれ、神棒が宙を舞う、このお姿を風火神に捧げる所存でございます。

「さあ、お近づけなさいまし、お腰に力をお入れなさいまし〜!」
よしこさんとゆうこさん、お尻を腰ごと揺すられて、神棒をお体のなかへそろそろと、挿入あそばすのでございます。

暗い祈祷場、地下室の祭壇と台座には蝋燭が、炎をゆらゆら揺らせながら、神棒の辺りを明るく照らしておるのでございます。

手を吊り上げられて伸ばされて、唇が合わされて舌と舌が縺れあい、お腰を揺すり突きだしながら、陰唇が捲くりあげられ神棒を、膣の奥へと入れ込んでいきます。

     

<あああ〜!うううんん〜ああ〜!>
<神様わたしをお救いください〜!あああ〜うん〜!>
<ああああんん〜!いい、いい〜、神様の思し召し、ああ〜ん有難いことでございます〜!>

「神の御前、ご不浄なれど、かしこし賢し、お祓い給え〜〜」
「さあさ、もっと、奥のほうへとお入れなさいませ〜!」
神棒が、膣の奥深くに挿入され、よしこさんの膣口とゆうこさんの膣口の間を渡った神棒を、神主姿の教祖様がお握りになって、心持、前へ手前へ、上下へと揺するのでございます。

「ああ〜ん、ああ〜!ああああ〜いい〜、いい〜、ああああ〜!」
よしこさんが鼻にかかった悶える声を洩らしになると、ゆうこさんも負けじとばかりにお声を洩らされるのでございます。蝋燭の炎がゆれる度、着物が妖艶に揺らめきまして、禊の儀式が厳かに、厳かに進められ、しだいに女の喜悦の悶えがやってくるのでございます。

教祖様の手が動く、そのつど膣の内壁が、神棒で刺激され、おんなの体に快感が宿っていくのです。
「さあ、さあ、風火神様の思し召し、有難くお入れして〜!」
「うぐうう〜うぐうう〜ううう〜!」
「あああ〜いい〜、いいい〜、いいい〜!」

     

ひろこさんもゆうこさんも、もう膣口にべっとりと蜜を滴らせ始めておられてご満悦。巫女殿がお二人の乳首を抓って揉みあげ続け、おんな同士が舌を吸いあう音がちゅっちゅ、ぺちゃぺちゃ奉ります。

台座の上から吊られた腕を伸ばせて体をば、後ろに倒して太腿を、左右にいっぱいお拡げになり、神棒披露の義が進められていきます地下室祈祷場。お股の膣を突き出して、陰唇が膨らんで、陰核クリトリスが剥きだして、固くなってり血色を帯びて、しだいに太腿に力が込められていきます。

「ああああ〜!いく、いく、いくます〜る〜!」
太腿のつけ根が痙攣寸前に、喜悦の風火が体のなかを駆け巡り、昂まった気分は、喜悦、妖艶、おんなの性でございます。


畳一枚が敷かれた台座の上で、手首を吊られて立膝で、股間をいっぱい拡げたひろこさんとゆうこさん。神棒、双方向の模造ペニスを膣の奥まで挿入し、相互に腰を振りあいますと、お二人ともお身体の中の悪霊追い出され、至福の神が宿ります。

祭壇の前でおんな二人が、喜悦の感情を紡ぎだし、風火神に捧げ物。それはエクスタシーというもので、女が一番幸福に思うこころでございます。

     

「あああ〜ん、もう〜ああ〜いきそ〜!」
「うううん〜わたしも〜いきそ〜でございます〜!」
「あああ〜!ああ〜!もう、いく〜!」
「ああ〜もっとぐりぐりまわしてくださいな〜!あああ〜!」

膣に埋め込まれた神棒が、女二人を繋ぎます。蝋燭のゆらゆら動く陽炎のなかにヴァギナが踊ります。地下室の密室祈祷場。入信の義も佳境に入り、教祖の祈祷と巫女の祈祷が入り混じり、ひろこさんとゆうこさんが悶え呻きをお出しなり、合い重なっていきまする。

ひろこさんの膣からは喜悦の蜜がほとばしり、ゆうこさんの膣からも喜悦の蜜がほとばしり、風火の神様この蜜をお舐めになるのでございます。

女がふたり向きあって、お股を拡げて擦りあい、擦る仲介神の棒、ペニスをふたりで埋め込んで、お互いに擦りあい、身体を後ろに倒します。

天井から吊られた腕が伸び、足を伸ばして力を込めて、なおも神棒挿し入れて、悶えて喘いで呻きます。ああ〜ん、あん!と祝詞をあげて、次第に意識が朦朧と喜悦の絶頂迎えます。

「あああ〜!いく〜いく〜!ああああ〜!」
膣のまわりがびっしょり濡れたひろこさん、一歩お先に絶頂極め、それから全身を痙攣させてゆうこさん、続いてアクメの絶頂を極められたのでございます。

     

入信の義を終えられたひとこさんとゆうこさん。ほんとに風火神に救われた気分でございます。
「入信の義をおえられて、かしこしかしこし〜それじゃ〜お身体清めにまいりましょう〜!」

教祖様のお言葉が女信者ふたりに告げられます。
巫女殿がお二人の手首を縛った縄を解きまして、つぎに縛られたのはゆうこさん。

壁面の格子に渡された板に手腕を拘束させられるのでございます。四畳半の信者スペースの真ん中、祭壇に身体の前を向けさせて、西欧のキリスト様の磔刑姿。もちろん裸でございます。

ただし、板には穴が三つあり、首を出す穴、手首を出す穴二つ。二つに割れて首と手首を咬ませ、閉じる仕掛けでございます。

巫女殿とひろこさん、この二人の女がゆうこさんのお身体を清めていくのでございます。外は桜が満開の季節にちなんでゆうこさんの廻りは、桜が飾られ、桜のなかでの磔刑です。

真横に拡げて縛られた腕、頭はうな垂れ力が抜かれ、胸の乳房がツンと立ち、ふくよかお尻が突き出され、足の裏が畳に密着、立たされて風火神の御前で身体が清められるのでございます。

     

ゆうこさん、入信の義でアクメを向かえたところですが、それは二十台の後半の女でございますから、身体はますます欲求します、愛のお擦り清めの義。
「さあ、あなたのお名前なんてゆう?」
「わたし〜はい〜ゆうこ、と申します〜」
板の上に首から上を出した女、ゆうこさん。手首が横に置かれてる。

「ここは清めの義、ゆうこの身体を清めます〜」
「あああ〜ん、よろしゅ〜おねがい〜します〜!」
「じゃ〜最初は、お乳からまいりましょう!」

ゆうこさんのツンと突き出た乳首をば、巫女殿が抓みあげ、ひろこさんが乳首を割り箸で挟みます。割り箸の先を糸で結んで鈴をつけます、両方のお乳。

乳首を弾くと鈴が鳴る。ちりりんとの音色をたてて鈴が鳴るのでございます。つぎには舌を出させて、これも割り箸で挟み込み、端を糸で括りつけ、乳首と同じに鈴をつけたのでございます。

板の上のお顔のお口には舌が出されて割り箸で結わえられ、舌を口に仕舞うことができない、喋れない。拡げてお顔の横に結わえられた手首は抜けない。乳首は割り箸挟まれて鈴がつけられております、神の御前。色白の桜と桃色の桜。ひろこさんのお身体は、桜の色と競い合い、白くて桃色、艶やか色めかしく妖艶。

     

手首と首を板に挟まれ、舌と乳首に割り箸が挟まれ鈴をつけられたゆうこさん。乳首を弾かれて、チリリンチリリンと鈴が鳴り、弾かれた感触が身体の中を伝わって、気持がだんだん昂奮し、いい感じになっていく。

剥き身になった臍の下、陰毛が怪しく黒く浮かびあげ、桃色桜の花びらが、下半身と融合し、蝋燭の火が揺れるたび、太腿に陰影をおとすのでございます。

乳首を弾いていたひろこさんの指が、お臍を伝って陰毛へなぞられ、陰唇の先をつまんでいきますと、立ち位置姿のゆうこさん、身体をくねってしまいます。

「風火神の御前で、お股を拡げしおなごかな〜神の御前、かしこしかしこし〜」
教祖様の祝詞に合わせるように、ゆうこさんへの愛撫の義がとり進められていきます、地下室の祈祷場。

巫女殿は、舌を挟んだ割り箸を弾いて鈴の音を立て、乳首を挟んだ割り箸を弾いて鈴の音を出し、音の妖艶つくりだす。

<ウウウアアア〜ウウンン〜アアン、アアアン〜!>
舌と乳首と陰核を弄られていくゆうこさん、だんだんと気持も昂ぶりうっとりと、風火神の御前で、女の悶えるお姿を見せていくのでございます。

「おなごの〜またに〜神棒うめよ〜〜かしこし〜」
ゆうこさんの右足首に縄が巻かれて引き上げられて、滑車を通して格子に結ばれます。右の足を真横にまで上げられてしまわれますと、お股の茂みの真ん中に、神棒の入るお膣さま、ぱっくりとお口が開かれる。

神棒を挿入するのは教祖様。太腿を拡げたゆうこさん、膣の入り口まさぐられ、黒い神棒がそろそろと挿入されていきました。巫女殿が神棒の根元の紐を腰に上げ、縛って神棒が抜けないようにしてしまいます。そうして神棒を揺すってあげます巫女殿でございます。

     

「ああ〜ん〜あああ〜神様〜ああ〜ん、ありがとう〜ございまする〜」
鈴に音をチリリンと鳴らすお身体のゆうこさん、咽ぶような甘えた声で感謝の気持を伝えます。神棒が膣の内部で捏ね回されて、ジンジン刺激が身体のなかを駆け巡ぐるゆうこさん。
「ああ〜いいです〜ああああん〜いいです〜!」

地下室の祈祷場は、心の奥の世界をさらけ出すのでございます。男と女がエロスを求め、エロスを支える神を求め、エロスと神が一体することで、男と女の喜悦が生まれるのでございます。

お花の保管庫地下室が、祈祷場に変身し、おとうちゃんとおみなえしの愛の巣館が、エロス生成の現場になった日でございます。

ゆうこさんの愛撫の義が終えられ、ひろこさんへの愛撫の義が終えられたのは、もう朝方のことでございます。教祖様はおとうちゃんに戻り、巫女殿はおみなえしに戻り、二人の信者は、また巷の未亡人にお戻りになって、明るい地上が甦ってまいりました。

     


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