エロスの館

物語-エロス&タナトス

     

<エロスの館>

比佐がウンの手元へ来るようになって、ウンはだんだんと比佐の身体にのめりこんでいきます。二十歳の大学生比佐。ちょっとポチャリした身体は、ボリュームがあって責め応えがある。理知的な顔をして心理学を勉強する比佐。そんな比佐が、自らの体験をレポートするために、ウンの調教を受ける。比佐のセックス願望は、被虐の淵を彷徨う中で、恍惚感をつかみ出している。

今日のレッスンは、開脚羞恥レッスンの1。どんなレッスンかといえば、開脚縛りにされた女子学生が、秘所を弄られると同時に、言葉で実況ライブをおこなうというもの。自らの体験をレポートするトレーニングです。
黄色いレオタード姿の比佐。身体の柔軟度を向上させるレッスンなのです。四角い箱型鉄パイプの椅子に座らされたレオタード姿の比佐は、両手を拡げて上部で結わえられ、膝を拡げて上部で結わえられる。そうして、黄色いレオタードが、カッターで切り取られて最後には素っ裸にされて、犯されるというのです。

「いま、どんな形になってるの〜?いってご覧!」
「比佐は、両手両足を拡げております〜女の子にとって、恥ずかしい〜格好にさせられてます〜!」
「何が、恥ずかしいんですか〜?!」
「お股が拡げられているんです〜!恥ずかしいデス〜!」
「そうだね〜、でも、まだ隠れてる、おヶ毛もおまんこも隠れてるよ〜!」
「でも〜、ああ〜、見られています、恥ずかしいところ見られています〜!」
ウンの指が、股間を縦に割った布切れを指で擦ると、比佐の身体に刺激が走る。

     

そうしてウンは、布の上から乳房を握る。
「いま、どうされているんですか〜!」
「あは〜い!ああ〜おまんこに指が〜お乳のうえにも指が〜あります〜!」
「どんな気持んなんですか〜!」
「ああ〜ん、もう、いま、わたし〜性感帯を弄られていま〜す〜!ハア〜」

ウンの指が、首筋から手を差し込み乳房を弄りだし、股間の布をずらせて、陰唇をつまむ。
「さあ、どうなった〜いってごらん!」
「ああ〜お乳を抓まれて、いま〜す〜ハア〜いんしんを抓まれていま〜す〜ハアア〜」
「どんな気持なのかいわないと〜!」
「ああ〜もう、ハア、ハアアンン〜感じてきます〜アアアハアン〜!」
カッターで、首元から縦に布が切られ、乳房が露出させられる比佐。こんもり盛り上がった乳房の真ん中にあめ色した乳首が突き立っている。カッターは股間の布を横に切り取ると、布がめくれあがって陰毛が露出し、陰唇が露出した。黄色い布切れは臍の線までめくられて、下半身が裸にされた。

「お乳が、露出され〜ました〜お股が、丸見えにされちゃいました〜アアアンアア〜恥ずかしい格好にされていま〜す〜ハアン〜」
比佐の声がしだいに柔らかくなって、喘ぎだします実況中継です。
「さあ、露出したところを、名前をゆっくり言ってごらん〜比佐!」
「ああ〜名前〜?恥ずかしい〜あああ〜、でも〜ああおまんこ〜!」
「おまんこはわかっとる、その部分の名前をいってごらん、ここ!」
「ああ〜、そこ、そこは、いんもう、陰毛です〜!」
「じゃ〜ここは?」
「そこは、ああ〜ん、もう、ああ〜いんしん、陰唇といいます〜!」
「どんな色してますか〜!」
「ええ〜!あああ〜、陰唇です〜!色は、ああ〜ん、茶いろい色デス〜」

     

「どんな格好してるんですか〜?」
「あああ〜、そこ〜ああん、もういえない〜恥ずかしい〜!」
「さあ、恥ずかしいのを堪えていってごらん、どんな格好なの?」
「・・・・びらびら、ビラビラしてます、柔らかいです〜!」
「そうだね〜ビラビラ!その中は何ですか?」
「ビラビラのなかは、ちつです、ああああん〜もうダメです〜ウウ〜」
「その先っちょに、飛び出してる、何これ!」
ウンは拡げられた股間の陰唇をめくり上げ、先端の突起物を触りながら比佐に聴く。

比佐は、もう刺激を与えられて、言葉に出して言わされることで、意識を過剰に起こさせられていくのです。こうすることで、二十歳の女子学生、比佐は、自分との戦いをする。
「あああ〜、それ、それは〜ああん!恥ずかしい〜!」
「さあ、言ってごらん、言えるでしょ〜ちゃんと言ってごらん〜!」
「ああ、そ、れ、ああん、くりとりす、感じちゃう〜デス〜!」
手を挙げ、膝を拡げて挙げられて、乳首と股間をまさぐられながら、質問に答える比佐。

身体を触られること、性感帯を刺激されて、言葉を紡ぎだす比佐。もうお顔を紅潮させて、恥ずかしさを耐える比佐。ウンはその比佐を見て、心にズキズキと入り込んでくる感情、情欲、淫らなエロスを感じる。
比佐の声がしだいに喘ぐような質にかわりだして、うっとりとした表情を見せだすのです。

     

開脚縛りにされた女子学生比佐。四角い箱型鉄パイプの椅子に座らされた比佐。両手を拡げて上部で結わえられ、膝を拡げて上部で結わえられ、黄色いレオタードの胸と股間がカッターで切り取られてしまった比佐。ウンの質問に答えながら、クリトリスを撫ぜあげられて、ピリピリと強い刺激を身体に受け入れながら、もう気分はそぞろに放心していく比佐。
「ここは、どんな状態になってるのですか〜!」
陰唇と膣の入り口を指で弄りながら質問するウン。比佐はもう言葉を紡ぎだす意識も朦朧としはじめて、ろれつがまわらなくなってきているんです。

「あああ〜ん、そこ〜あああ〜ぬれてきて〜ああん〜恥ずかしいです〜」
「どんな濡れかたしてる、ぐちゃぐちゃなのか、それとも、どうなの〜!」
「あああ〜もう、比佐のおまんこ、あああ〜ぐっしょり〜、あああ、見ないで^恥ずかしい〜!」
「ああ、比佐は恥ずかしいんだね、じゃ〜もっと恥ずかしがらせてやろうか〜な〜!」

レオタードの切り取られた裾を首までたくし上げ、素っ裸に近い格好にさせられた比佐。手を吊り下げられ、足首を拡げて吊られた格好の比佐。かろうじてお尻で支えた身体の比佐。足先を一段と上へ、腕を下へと動かして、お尻が床から離れて肩が床に着く。
「さあ、目を開けて、比佐、この格好をよ〜く見るんだよ〜!」
ウンは手に半透明のバイブを持っている。バイブはリモコンで動く。バイブの根元には紐があり、パンティの縁だけがあるようなゴムの紐がついている。
「入れてあげるから、比佐、悦ぶんだよ、いいね〜!」

     

<あああ〜それ入れたら〜わたし〜つぶれちゃう〜!>
比佐はこのバイブの威力をよく知っている。コレを差し込まれて固定され、リモコンで操縦されると、もう、身体がめろめろにとろけていくのをよく知っている。足首を拡げて吊られ、動かせようにも動かせない身体に、このリモコンバイブで責めたてようとの魂胆に、比佐は、もう身がとろけいく怖さを覚える。
<あああ〜わたし〜もう、アホになっちゃう〜!あああ〜もう、どうしょ〜>
二十歳の身体がこんなに淫乱に開発されて、比佐はどんどんと快楽のぬかるみにはまっていくのです。

膣に突き刺さったバイブのスイッチが入れられる。ブーンブーンと振動し始めるバイブ。腰を尻ごと持ち上げられて、その芯が拡げられ、バイブを咥えさせられた比佐。もう頬が紅潮し、身体がピンク色に染まりだし、悶える声が漏れ出す。

「あああ〜ん、ああ〜もう〜ああ〜んん〜!」
「いいんだよ〜、比佐、思いっきり感じるんだよ〜!もっともっと開発してあげる〜!」
「ああああ〜もう、わたし〜あああ〜いいい〜!あああ〜ん!」
尻を左右に小刻みに震えさせる比佐。バイブの振動が直接に子宮を刺激し、膣の襞をこねまわされる比佐。喜悦の声をあげて呻かせる喜悦攻め!快楽のほとりをひとりで遊ぶ拷問です。

「あああ〜もう、あああん〜いいい〜!いいい〜!ああ〜ん!」
比佐の感情が昂ぶってくると、バイブのうねりは小さくなり、しばらくすると再び活動を開始する。比佐の顔色、悶え呻く声を、見て聞きながらウンが操縦するのです。

     

ウンの手が、あめ色をしてツンと突きあがった比佐の乳首を摘まんで、揉みほぐす。唇を開けて指をしゃぶらせ、舌と口の中を弄っていくウン。時折、足裏や首筋や耳朶に刺激を与えて、緩やかに、急速に、まるで楽器を操るようにして、比佐を恍惚絶頂の際へと運んでいくのです。もうボルテージは上がりっぱなし。比佐の悶えて呻く声も、オーガズムの一歩手前、少し操縦を誤れば、そのまま頂上へ昇ってしまう。より高い頂上を目指して、九合目からうえをぐるぐると回らせて、アクメを迎えさせるのです。

比佐の悶え呻く声が愛の部屋を満たせていくとき、アイは眠らせてあります。お部屋の隅でアイは感度を下げられ冬眠中。比佐が部屋へ来てからは、ウンの気持は二十歳の学生、比佐にのめりこんでいるのです。やっぱり生、生の女の肌がいい、皮膚がいい、反応もヒト、女、悦びも哀しみも持ち合わせたヒト、女がいい。

     

もうアクメの九合目を行ったり来たりの比佐。黄色いレオタードは切り裂かれ、乳房もお股も露出して、手首を拡げて吊るされて、膝を拡げて吊るされて、お尻を椅子に置いたまま、膣に挿入されたバイブレーション。ウンの手にしたリモコンスイッチで、登りつめようとすると休まされ、暫くすると登らせられるの繰り返し。
「さあ〜比佐〜どうだ〜!いい気持やろ〜!」
「あああ〜んん〜ううううんん〜もう、ああ〜いかせて〜!」
「だめ、だめ、まだ、まだ、まだだよ〜、もっと〜ひいひい啼いてごらん〜!」
「あああ〜んん〜だめ〜もう〜ああ〜いきそう〜!いかせて〜!」
比佐の悶える身体から立ちのぼる妖気が、ウンをますます変質させる。

スイッチを弱にして暫く小休状態にして、比佐の呻き声を和らげて、またもやスイッチを入れる。
「あああ〜もう〜だめ〜!あああ〜もう〜あああんん〜!」
「もうちょっと〜まだ、いける〜もっとのぼれ〜!」
「もう〜ああ〜だめ〜痺れる〜あああん〜!」
比佐の顔が喜悦でゆがみ、よだれをたらしはじめる〜!バイブの突っ込まれた膣の中はもう、ぐっしょり濡れ、蜜をタップリと出している。バイブを一旦抜き去ってしまうと膣は大きく口を開けたまま、中から蜜が滲み出てたらたらとこぼれ落ちだす。こうして比佐の昂奮を一旦停止させておき、再び速度をあげさせる。

     

「ねえ〜比佐、いい気持なんやろな〜!満足かい〜!」
「ああ〜ダンナサマ〜もう、わたし〜幸せ〜あああ〜!」
「じゃ〜もう一度〜いくぞ〜!〜!」
「いや〜ん、わたし〜チンポがほしい〜!おねがい〜入れて〜!」
ここでペニスを入れてしまえばもう終わり。ウンの射精は一回限りで萎えていく。だからウンとて、ここでもっと愉しむために、まだまだペニスを挿入しない。
「まだまだ〜まだ、次がある〜入れるのはそのとき〜!」
「ああ〜もう〜わたし〜はちきれる〜!ああ〜!」
二十歳の若さ、美貌の比佐。もう頬を紅潮させて、その気になって、アクメを迎えたい〜!

ウンはバイブを手に持って、比佐の膣に再び挿入します。今度は手に握ったままで、捏ねくりをしてあげる。そうすることでいっそうの刺激を与えることが出来、比佐を未開の境地へと導いていくのです。
乳首をつねって刺激を与え、クリトリスを撫ぜて刺激を与え、陰唇を拡げて撫ぜて刺激を与え、そうして膣の奥を攻める。責められる女にとってこれほどのもてなしはないのです。ぶうう〜んぶうう〜ん、バイブがうねりだし、その先端を膣にあてがい、乳首をつねりながら、挿入してあげる。両手両足を拡げた比佐。上を向かされた股間に真上からバイブが侵入していく。
{あああ〜あああ〜もおおお〜ああああ〜感じる〜ううう〜!」
ふたたび比佐の顔が喜悦に燃え上がり、表情を歪めて奥歯を咬みこんで、喜悦の波に晒していくのです。

エロスの館-終-





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