えろすにっき
 新・愛物語(1〜4)
 2005.7.20〜2005.8.3

    

愛の賛歌

アリサは学生身分のまま、サムから愛の調教を受けていた。サムは三十代に入っていた。サムの特技は、若い女の子を調教し、性技のとりこにしてしまう。女の子を見世物として、金を稼ぎ出すこともやっていた。アリサは、サムから調教を受けて、いまや隠れたアイドルとして、男たちの人気を得ていた。

サムとアリサは、恋人同士。二人して企む陰謀は、この世の性風俗を公然に開放することにあった。売春はやらない、これが鉄則である。アリサの膣へ挿入されるペニスは、サムのものに限定している。

都心から車で1時間の郊外にあるスタジオが、サムとアリサの活躍場所だった。写真撮影、ビデオ撮りが出来るスタジオは、時には鏡の裏の観客席に客を集めてショーが催された。アリサはマドンナ。ここに出演する女たちは、アリサのほかに二人いた。いずれも二十歳を越えたばかりの女の旬。このスタジオは、エロスの館と思えばいい。高級エロスショーとデリバリー。これがエロス館のメインメニューであった。

ユリは20歳、ヒサは21歳、それにアリサが23歳であった。美貌よし、プロポーションよし、タレントや女優として出しても通用する女が三人。それに調教師サムがいた。

今夜の催しは、第一部がユリとヒサのレズSMショー、第二部がアリサとサムのSMショー。インターネットの募集で集まった客は10人。ガラス越しに見るショーである。スタジオにスポット照明が点けられると、ユリとヒサが入ってくる。二人の女の子は服を着たままだ。ユリもヒサもセーラー服。ユリがヒサに責められるストーリーになっている。

     

ユリがスタジオの真ん中より前に置かれた肘掛椅子に座らされる。スタジオの片面は鏡張り。肱掛椅子と鏡の間は2m。天井からは滑車が吊られ、肱掛椅子の真上に吊られている。まだ高校生のように見えるセーラー服姿のユリが、着衣のまま肘掛椅子に座り、バンザイをするように、両手を拡げて、滑車から下げられた棒に括られた。腕が左右に拡げられて吊られたものだから、セーラー服の裾が持ち上がり、臍が見えた。
「ユリ、いい、始めるよ、いいね」
ヒサは、椅子に座ったままバンザイをした格好のユリに声をかけてやった。

鏡の裏側には男10人の観客がいる。鏡の前のユリとヒサ。ユリの姿が鏡に写り、ヒサはその背後にいる。これから女子高生が快感リンチを受けるのだ。紺色のセーラー服の襟には三本の白線がある。濃茶のスカーフが結ばれている。肱掛椅子に座ってバンザイ姿のユリ。ヒサは最初に農茶のスカーフの結び目を解き、セーラー服上着をめくりあげ、ブラジャーと共に首筋まで持ち上げた。

両手を吊られたユリの胸元が露出させられた。お臍とお腹が凹みがち、乳房がこんもり盛り上がり、乳首はあめ色をしてツンと立っている。ユリは顔を上向かせ、喉元が真直ぐ張った。色白な肌をしたセーラー服の高校生が、同じ女子高校生に悪戯される。
観客席の男たち。ガラス越しとはいえ目の前で、二人の女子高生が繰りひろげるエロスに、固唾を呑んで見守っていた。

     

ユリとヒサのショータイム-1-

郊外の瀟洒な館、エロスタジオでは、ユリとヒサのエロスSMショーが始まっていた。
セーラー服姿で、肱掛椅子に座らされたユリが腕を拡げて天井から吊られていた。手の自由を奪われたユリが、セーラー服のまま、鏡の向こうの観客に身体を開いて見せていくのだった。
乳房を露出させられたユリが、胸回りを縄で縛られる。そうしておいてスカートが捲くられ、ふとももを露にした。股間を覆うパンティが見える。白いパンティは清楚な色柄で、ナチュラルだ。女子高生がエロスな手ほどきを受ける。そういう設定のショーである。

白いパンティの下に観客は注目しているのだ。責め役ヒサが、ユリの股間へ手をのばし、パンティの上から秘裂の部分を撫ぜさすっていく。ユリが滲みださせる愛液をパンティに滲みこませていくのだ。このパンティは、本日の観客に抽選でプレゼントされる。

鏡の向こうの観客席では、ユリの姿を見て下馬評が始まる。
「おお、女子高生のパンティ姿か〜ゾクゾクだ、いいね〜」
「そりゃ、すっぽんぽんが良いぜ〜なんてったって、ね〜」
「そりゃそだけど、こんなのもなかなか見れないぜ〜」
「パンティの上からだけど、濡れてきてるで、じわ〜っと、さ」
10人の男たちには、老年もいれば若いのもいる。いずれも男しかいない。男が見て、女が見せる。それで商売が成り立つ世界がある。

ユリのパンティが尻の方から抜かれて、腰から外され、太腿に置かれた。ユリの陰毛がセーラー服、スカートの下に見えた。男たちが最初に喜ぶ光景だ。ライトがユリの全身を照らし出していた。前からのフットライトが、ユリの股間をバッチリと浮き上がらせる。両手を吊られて乳房が露出したユリの足首が、肱掛椅子の上に置かれ、お尻を前にずらされた。拡げられたユリの股間は猥雑に見える。セーラー服の清楚さで、グロテスクな股間を開いているのだ。そうしてパンティが抜き取られたユリの足首が肘掛に括られる。幅広の肱掛椅子に足首を拡げて括られたユリ。膝と膝を合わせようとしてもぴっちりとは合わせられないように仕組まれていた。
「ああ〜ん、ああ〜恥ずかしい〜ああ〜ん」
ユリの声がマイクで拾われ、観客席へ届く。

     

ユリは膝を閉じようともがく。肘掛に括られた足首が股間を拡げていて、膝が左右に動くことで、エロチックさが増す。拡げられた股間が隠れることは、ないのだ。
「さあ、ユリ、じっくり可愛がってあげるから、ね、覚悟いいわね!」
「ああ〜姉さま〜ああ〜ん、どうにでもして〜あ〜恥ずかしい〜!」
ユリの後方から、ヒサの手が股間と乳房にまわされて、弄られていく。
縄で搾り上げられた乳房の先を指で弾きながら、陰唇の外縁を指でなぞっていくヒサ。
正面から見ると、ヒサの身体にセーラー服が纏っているとはいえ、手腕を拡げてバンザイ姿、それに覆うものなしの股間をさらけているのだ。

「ぅううわ〜ん、ああ〜こんな格好で〜ああ〜お股隠してよ〜恥ずかしい〜!」
「だめ、ダメ、もっと恥ずかしがって、あ〜ん、面白い、恥ずかしがるユリ、可愛いい〜!」
「ああ〜ん、そんな〜お姉さま〜許して〜!」
「ダメ、ユリちゃんのお仕置きなんだから、許さない!」
「ああ〜もう、ああ〜ん、いや〜ん、ああ〜!」
「ほら、お乳、ピンピンに張ってる!それにおまんこ濡れてきてる!」
「あ、あ〜ん、お姉さま〜あ、あ〜ん、許してよ〜!」
「ダメ、もっと、おまんこ開いてあげて、いい気持ちにさせてあげるんだから、ね!」
ユリの哀願と、ヒサの叱るような会話が、スピーカーから流れでる。

     

ユリはセーラー服のまま手を拡げて吊られていた。乳房がむき出され。股間が拡げられて肘掛椅子に膝が縛られている。スタジオの一面に鏡が張られ、その鏡は裏から覗けるマジックミラー。観客席には男たちがユリとヒサの織り成すSMショーを見ている。
ヒサは、バンザイ姿で無抵抗なユリの股間を弄りだす。陰毛を撫ぜさすって、そのまま指を大陰唇まで這わせる。大陰唇の外側を、人差し指と中指で挟み込むようにして、縦に上下へと動かせる。大陰唇の根元の肌を押し込むようにしてピンク色した内側を露出させてやる。ヒサは19歳、短大1年生である。むっちりした身体はもう大人の色気を備えている。セーラー服を着ていると高校生に見えるヒサ。そんな女の子が、男たちの前で、セーラー服を着たまま、股間を拡げられて、膣の中まで見せるというのだ。

「おお〜クリが剥かれて、ちっちゃいな〜あの豆!」
「まあ、そのうち勃起してくるって、もうちょっと大きくなる!」
「あの陰毛、柔らかそう〜撫ぜたいね〜!」
「おまえ、本命はその下やろ、ほれ、ピンクの襞が見えるぜ!」
ヒサの陰唇を挟んでいた指が、内側を撫ぜはじめ、縦に走った秘唇が拡げられた。ヒサの陰唇周りは、まだ黒さはなかった。少女の陰唇を思わせる薄いあめ色をしていた。
「ぁあ〜ん、お姉さま〜ふあ〜ふあ〜ああ〜ん」
ユリは陰唇を弄られて、こそばゆいのか、いい気持ちになってきたのか、甘い鼻息を鳴らしだす。
「ああ〜そこ〜ああ〜ああ〜ん、いい〜いいわ〜!」

     

「もっと拡げて、中まで見せろよ、おお〜!」
観客席の横に置かれたTVモニターが、ヒサの股間をアップで映し出した。画面一杯に陰毛と陰唇、そうして膣口が映し出された。
「おお〜きれいな色してるな〜この女、まだ子供かいな〜!」
「そりゃないやろ〜大人やで、ホンモノ高校生かも知れんな〜!」
「おめこ、もっと開いて見せて、おお〜開いてきた!」
バンザイ姿でセーラー服の合間から乳房を引き出されたユリ。ぱっくり拡げられた股間が、男たちには新鮮そのものなのだ。

「ああ〜ん、ああ〜ん、ふああ〜ふうああ〜ああ〜ん」
「ダメダメ、ユリ、もっと声を出して喘ぎなさい、ねえ!」
「ああ〜お姉さま〜もっと奥の方をなぶって、ああ〜もっと〜!」
ヒサは、ユリの濡れて滲み出てきた透明な粘液蜜で、膣の周りを塗りたくっていく。ライトに照らされた陰唇と膣口がねっとりと光っている。
「ああ〜ああ〜ああ〜ん、ああ〜ふうああああ〜ああ〜いい〜ああ〜」
吊られた手首を揺すって身体をもがかせるユリ。上気した表情は、男たちをうっとりさせる。

「ユリ、びっしょり濡れてきたわね、感じてきたのね、そうでしょ、ええ!」
「あ、あ〜感じます、ああ〜もっと奥をなぶって、つまんで、ああ〜いいわ〜!」
ヒサが裸になった。ぽっちゃりしたからだつきのヒサ。丸いお尻、タップリお乳、それでも腰が引き絞られているから、見るからにグラマーな身体だ。
ヒサの手にはピンクのバイブが持たれている。女どうしで使いあうバイブレーター。両サイドが亀頭になっている。
ユリを肱掛椅子に置いたまま、ヒサが自ら実演をしだす。鏡に向かって、左足を肱掛椅子の肘へと上げる。ヒサの股間が床に向いて拡げられる。床にはカメラが埋め込まれていた。観客席からは、ヒサの股間を仰ぎ見る格好になる。ここから女が二人、実演が始まっていくのだ。

     

縛られて股間を拡げたセーラー服姿のユリの陰唇が割られて膣の中へ、双方バイブの先端が埋め込まれた。
「ああ〜ああ〜ああ〜ん、はああ〜ん!」
ユリは腕を拡げて上へあげ、膝を拡げて縛られて、丸出しおまんこのままでバイブを挿入されたのだ。
「ああ〜ああ〜感じる〜もっと〜あああ〜!」
ユリの中へ半分埋め込み、そうしてヒサが埋め込みはじめる。肱掛椅子の肘に足を乗せ、膣の中へ挿入するヒサ。
「ああ〜いいこと〜ねえ〜いっしょにいこうね〜!」
「ああ〜ん、バイブのスイッチ入れて〜」
ユリとヒサの股間が接近し、膣と膣を繋ぐバイブに電気が流れた。ぶぶうう〜んとモーターの音がしだす。

観客席の男たち
視線は、ユリの股間に埋め込まれたバイブとヒサの股間に埋め込まれていくバイブに注がれる。縛られて身動き取れない高校生に、裸の女がのしかかるように抱きついて、膣と膣をバイブで結ぶ。ユリとヒサの回りに置かれたカメラがその姿をとらえて、観客席のモニターへ流されている。ガラスの向こうに実演があり、その部分を大アップでモニターに映し出しているのだ。
「おお〜可愛い女の子やのに、感じさせるね〜!」
「ホンモノやで、あの二人、本気やで、あの感じ」
「剥きだしおめこ、一発やりたい〜!」
「おお〜よがってきたぜ、二人とも」

     

ヒサは、身体の自由が利く裸。肱掛椅子へ馬乗りになる格好で、観客には背中を見せている。丸い大きなヒップを突き出すようにして、双方バイブの片方を膣に埋め込んでいくと、肛門が花開くようにピクピクと動きだした。ヒサの唇がユリの唇に合わせられた。舌を絡ませ始めるヒサとユリ。
「ぅうう〜ああ〜いい〜ああ〜もっと〜もっと〜!」
「ユリ、もっと気分を出して、ああ〜わたしも、いい気持ちよ〜!」
「お乳を掴んで、お姉さま〜ああ〜乳首を抓んで、ああ〜ああ〜!」
「うう〜ん、うう〜わ〜ん、いい〜いい〜あああ〜!」
ヒサとユリ。お互いにオーガズムの波を確認しながら、一歩一歩と昇っていくのだった。

「あの女も高校生かな〜でっかい尻すぃてるね〜」
「股、開いてるから余計大きくなるんや〜」
「ウエスト細い割りにでっか尻やね〜」
「かわいいおまんこしてるね〜、バイブが奥まで入ったぜ〜!」
ユリとヒサの姿が艶めかしく、男たちの情欲を掻き立てていく。
「ああ〜ああ〜お姉さま〜ああ〜いきそ〜いい〜いい〜ああ〜!」
ユリは、両手を上へかざしたまま、股間を拡げられて、バイブを突っ込まれ、唇をふさがれ、そうして乳房をもまれて、もうオーガズムの高いうねりに巻き込まれていた。

     

「それにしてもよ〜あの高校生、縛られたまま感じていくなんて、すっげえな〜!」
「女やな〜やっぱり若い女は、ええ、見てるだけでええわいな〜!」
観客席の正面には、ユリの拡げられた股間に挿しこまれたバイブが丸見えで、ヒサのお尻が突き出しているのが丸見えだ。
「ううう〜あああ〜いく〜いく〜お姉さま〜ああ〜いくう〜!」
「うう〜わたしも、ああ〜わたしもいくわ〜いっしょよ〜!」
ヒサが縛られたユリをぐっと抱きしめるようになった。ユリはもう絶頂寸前にまで登った。
「ああ〜いく〜いく〜ああ〜いくうう〜ああ〜あ〜あ〜!」
ユリは縛られたまま、オーガズムの頂上へと昇った。と同時にヒサも一気に昇った。
「ああ〜いい〜いいわ〜ああ〜見て、見て〜ああ〜いく〜〜!」
こうしてユリとヒサの第二幕は終わっていった。

-終-

     


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