えろす物語-友子-
-5-
2005.8.21〜2005.8.26


     

縄のパンティを穿かされた友子は、裸の上から赤い花柄の浴衣(ユカタ)を着せられ、祇園祭の宵山見物につれられる。股間に結び目が作られた縄が、友子の身体を刺激する。信二の調教は、人で混雑する街中へと向くのだ。
「ああ〜信二、わたしこんな格好で、恥ずかしいわ〜ああ〜」
浪漫部屋で身支度した友子は、股間の固形物を意識しながら、云った。
「なあに、浴衣を着てるから、なにも変な格好じゃないよ、さあ出発だよ、いいね」
信二は、友子が人混みのなかで、縄の股間刺激にどう反応するのか、愉しみなのだ。
浪漫部屋を出た通りの角に、和食レストランがあった。浴衣を着た男と女、信二と友子は、そこで食事をする。友子は、信二と座敷テーブルに向き合って座った。

     

和食レストランへ辿りつくまでの約100m、友子は歩くたびに股間を擦る縄の感触に意識が集中していた。信二がスタスタ歩く後を、ノソノソとついて来た友子。恥ずかしさで、どうしたら良いのかと、うろたえながら歩いた。正座すると、縄が多少は緩んだようにも思えた。ジッとしていると刺激は起こらない。
「友ちゃん、顔が火照ってるよ、暑いの?」
「そんな〜あ、なんだかむずい〜なにも食べたくない、冷たい飲み物がホシいです・・・」
信二が正面から、友子の顔をジッと見入っている。浴衣を着ているとはいえ、下着は縄のパンティだけの友子。ジッと見入られて、信二の顔をみることができない。
「いいんだろ、好きなんだろ、そんなふうにされるの、どうなの?」
「・・・・・・・」
友子は、座敷テーブルの上に目線を落としたまま、答えなかった。まわりの座敷テーブルは満席だ。友子は、自分に向けられる人の目線が気になった。

鉾の建つ大通りはすごい混雑だった。警備のマイクが、押さないでください!と甲高い音をだしている。雑踏のなかへ、友子は信二に手を引かれて、紛れ込んでいく。ブラを着けていないので、歩くたびに乳房が揺れる。それよりも股間の縄が、友子を刺激する。友子は、信二にしがみつくようにして歩いた。下駄を履いた足元、ガニマタで歩くこともできない。腿をすり寄せると、歩くたびに縄が股間をこする。
<ああ〜ああ〜どうしょう〜歩くのつらい〜ああ〜どうにかしてよ〜>
「ふふ、感じてんだろ〜顔に書いてあるよ、感じてる〜って!」
「・・・・・・・」
<ああん、恥ずかしい〜見ないで〜ああ〜もォ〜恥ずかしい〜>
「あとでまた可愛がってやるから、我慢しな、じっくり感じていけばいいよ〜!」
信二に抱きついて前屈みになった格好で歩く、友子は、祇園祭の宵山の雑踏のなかにいた。

     

信二の調教テクニックは、友子を羞恥の際へ追い込んでいく。女が羞恥する心を持続させること。羞恥心が消えることがないように、仕込んでいかねばならない。友子は二十歳、大学2年生だ。信二は心得ている。年増の女盛りではなく、セックス経験がまだ未熟な、女の子を調教していく壷を押さえている。心を開かせ、次の手を期待させなければいけない。そのためにもハードとソフトを使い分けながら、じわじわとエロ牝に仕立てあげなければいけない。
友子は、雑踏のなかで不思議な感覚におちいる。股間の縄が秘唇をこするのが重なって、もうとろけそうで、その場でしゃがみ込みたい、身体の芯が、ズキズキと感じる。得体の知れない妖怪が身体をまさぐり続ける快感、あるいはグジュグジュ感、目の前が、頭の中が、真っ白だった。

<ああ〜むず痒い、ぁああ〜もうダメよ〜歩けないわよ〜>
友子は、祇園祭り宵山の雑踏のなかで、メロメロへとへとになっていた。縄の結び目が秘壷の入り口をこする。痛いような、痒いような、得体の知れない妖怪に身体を刺激される。浴衣の中は肌だけの素っ裸。それに縄のパンティを穿かされているだけだ。信二に抱かれて顔を赤らめ、放心した表情を、行き交う男達が見ていく。
<ああ〜そんなに見ないでよ〜ああ〜わたし、もうダメ、だめ、ああ〜歩けない〜!>
「どうした、友子?足がもつれてるよ!さあ、歩こう〜!」
信二は、友子の快感苦悩を知りながら、なおも歩かせようと云うのだ。友子は、人混みのなかで汗びっしょりだ。額からたらたらと汗が流れる。肌から噴出す汗で、浴衣がべっとりへばりつく。下着をつけない身体の線が透いて見えはしないかと、冷や冷やする。

人混みが途切れた路上で、友子はしゃがみ込んでしまった。縄の結び目が秘壷から這入り込んでくる刺激に耐えられなくなったのだ。
<ぅうう〜ああ〜もう、ああ〜だめ、ああ〜外して、ああ〜オネガイ〜>
「どうした、友子、もうダウンかい、弱いな〜」
信二が、友子と一緒にしゃがみ込み、顔を覗いて声をかけた。
「ああ〜もう、ゆるして〜だめ、ああ〜歩けないですぅ〜」
「ふふふっ、もうイキソウなのか、もういってしまったのか?ふふっ」
しゃがみ込んだ友子の膝下から、信二は手を友子の股間へ入れた。友子の股間を縦に割った縄を秘唇ごとつかんだ。
「もうびっしょり、べたべたにしてるんかい、弱いな〜ふふっ」
そう云いながら、縄の結び目をつまみ、ゴリゴリと秘壷へ押し込むように、揺すった。
「ああ〜ん、ダメ、だめですぅ〜だめデス〜ハぁあ〜」
友子は、膝を拡げたまま尻をドスンと、アスファルトの上に落としてしまった。

     

信二は、尻もちをついた友子の秘壷へ指を挿入してやる。縄の結び目をずらして指を挿入する。友子の悶絶は、秘壷の入り口を刺激するだけでは、我慢が出来なくなってる。信二の指がぐっと挿入された。
「ぁああ〜ぃいい〜ぅううう〜あっあっ〜あ〜ん」
友子の秘壷、中はべとべと蜜が充満していたのだ。路上で、友子はあられもなく オーガズムを迎えさせてやる。信二は腕を、友子の肩からまわして乳房を握ってやり、割れた膝から秘壷に指を挿し込み、グリグリと掻きまわしてやった。
「ぁああ〜いく、いく、ぁああ〜あああ〜いくう〜うう〜ああ〜」
小さい呻き声をあげて、あっけなく友子は、オーガズムを迎えてしまった。

友子は、この日、二回もオーガズムの頂上へと昇ってしまった。最初は秘密の浪漫部屋で、二度目が路上だ。場所を変え、友子に、こうして身体の快楽を教えこむ信二。二十歳の敏感な女の肌が、軋み悶えて喘ぐ快楽を忘れさせてはダメだ、と信二は思っている。
友子の方は、こうしてスリルに満ちた快感を与えられることで、信二のテクニックのとりこになってしまう。からだの快感を開発される。それは泥沼のような心の疼きを満足させながら、得体のしれないエロスの深みにはまり込んでいくことになるのだった。
「今夜はこれまでだ、よかったやろ、友子、満足したやろ〜?また明日だ!」
信二の別れの言葉に、友子は、無言のままだったが、明日も会おうと思った。

秘密の恥部屋は、女の恥辱が紡がれて麗しい美貌を得ていくお部屋だった。女が男に悦ばされる。男が女に喜ばされる。男と女の欲望を満たしていくお部屋だった。友子は二十歳。心と身体のエロスがともに開発される恥辱房へと導かれる。秘密の恥部屋と浪漫部屋。次の日、友子は恥部屋へ入れられた。
「じゃあね、この棒を背負ってごらん、手を伸ばして後ろから前へまわす、そう、それでいい」
友子は、ブラウスにフレアスカート姿のままで、手を拡げた長さの棒を背負わされた。
「ぁあ〜ん、無茶しないでね、オネガイします、ぁあ〜」
友子は、棒を背負っただけでポーっとなってきていた。この棒を背負った格好でからだを弄られていた女学生の光景が、思い出されて、自分もそのようにされるのだと思うと、からだの芯がゾクゾクしてくるのだ。

     

棒に手首を括られた友子は、立ったまま、後ろから胸元へ手をまわされて抱かれた。壁面の大きな鏡に友子の姿が写し出されている。浪漫部屋からは見通せるガラス窓。友子は鏡に正面を向けたまま、ブラウスのボタンが外され、ブラが外され、首元へたくしあげられて胸を露出させられた。
「きれいな肌だね、友子は雪国の生まれかい?透き通るような肌だね!」
「ハア、アア〜そんな〜ほめないで〜」
「だって、ほれ、お乳の先、この色って、あめいろ、いいね〜」
信二は、鏡に写した友子の、露出した胸元を見て云うのだった。友子は、鏡に写った自分の姿が見える。信二は後ろから、友子を抱いているのだ。

信二の手が乳房を掬い上げ、親指と人差し指で乳首をつまんだ。
「ぁああ〜ダメ、だめです〜ああ〜」
棒を背負わされて拡げられた胸を触られて、友子は抵抗することができない。
「なあに、まだこれから始まるんだよ、ね、ぷりぷりお乳、いいね〜」
「ぁああ〜ん、こそばゆい〜ああ〜ん」
信二は、友子のお乳からお腹へと手を移し、フレアースカートのすそを持って前をめくりあげる。友子の下半身が露出された。白いパンティが腰から股を包んでいる。スカートが丸められ、腰で留められた。
「ほら、だいぶん良くなってきたでしょ、服を着たままだけど、全部みえるね、秘密のここは、このままだ!」
信二は、友子の股間を、パンティの上から撫ぜさすって、云うのだった。

信二が友子から離れた。友子は、恥部屋の真ん中で、手を拡げて棒を背負い、胸を開かれパンティを穿いた股間を見せたまま、立たされてしまった。
「さあ、友子、どうする、ええ、恥ずかしいのかい?」
「ぁああ、ハア〜ハアア〜はあ〜」
「パンティを脱がして欲しいって?そう、じゃ〜脱がせてあげるよ、ね」
「ぅうう、ウウウ〜ん、ダメよ〜そんなのダメよ〜」
友子は立ったままで、パンティを一気に膝まで降ろされてしまった。鏡に写る裸の股間。Yの真ん中は黒い毛が生えている。情欲的な光景になった。それから信二は、ロープの束を手に持って、恥部屋の鏡の下のフックへロープを結わえ、友子の股間を通して、後ろの壁のフックへと引っ張りあげたのだった。

     

恥部屋の真ん中に張られたロープを股間にはさみ込まされた友子。ぐいっと引き上げられて、ロープが股間をこする。
「ぅあ、ぅああ〜ん、ひっぱるのヤメテ〜アア〜やめて〜」
友子は、敏感で恥ずかしいところをロープでこすられて、顔を真っ赤にして恥辱を感じるしかなかった。背負った棒に巻きつかせた上着、腰に巻きつかせたスカート、膝に落とされたパンティ、半裸とはいえ、見られて恥ずかしいところが露出している。
「アア〜ン、アア~ン、ゆするのやめて〜ぁあ、ああ〜ん、オネガイ〜」
正面の鏡にあられもない自分の格好を見て、友子は、恥ずかしい気持ちをいっそう増幅させるのだった。

「ほれ、友子、歩いてごらん、見ててあげるから、歩いてごらん!」
信二は、友子の顔つきが、羞恥に満ちてきているのを見定め、いっそう恥ずかしい思いをさせようと考える。
「お尻をふって、ほれ、前へ後ろへと動かして、ロープの感触を味わうんだね」
恥部屋、名のとおり女が恥じる部屋。恥部屋での調教は、女の気持を豊かにさせる目的で、情欲を自覚させるのだ。
「ぁあ〜お股が、ああ〜ん、こすれて、ぁああ〜ダメ、アアア〜アア〜ン」
「なあに、いい気持ちになってきたんでしょ!顔に書いてあるよ、友子!」
信二は、友子の股間を通ったロープを握って、上げ下げしてやる。股間を刺激される友子は、秘壷が疼く感触でその場にうずくまりたい。
「ぁああ〜だめ、ああ〜座りたい〜いい〜ああ〜」

信二が手にしたのは、筆、書道に使う筆だ。友子は、股間にロープをはさんだまま、信二が手に持った筆で、擽られていくのだ。恥毛のまわりを筆先がなぞる。太腿のつけ根を筆先がなぞる。股間まわりから乳房まわりをなぞっていく筆先。友子は、柔らかい感触だけれど、じわじわと刺激される肌に、寒気のような身震いを感じるのだった。
「ぁっ、あ〜ん、ああ〜ん、オネガイ、こそばい〜ああ〜やめて〜」
「どれどれ、だいぶん濡らしてきたんじゃ〜ないの?感じてるジャン、友子!」
「ダメ、ダメ、やめてよ〜ぃいい〜ぁああ〜ああ〜ん、恥ずかしいイ〜」
友子は、棒を背負った案山子、女の案山子が、股間のまわりを弄られて、羞恥の心に染められている。
 「はは、だから秘密の恥部屋なのだよ、もっと恥ずかしがって、よがってみろよ!」

     

友子の股間を這っていたロープが外され、パンティが足先から抜き取られた。
「そのまま、足を開いてごらん、思いっきり開けるんだ!」
友子は、大の字になるように命じられた。
「ぅうう〜ぁあ〜恥かしい〜そんな〜ああ〜恥ずかしい〜」
友子は、一瞬たじろいだけれど、少しづつ足を拡げていった。
「そうして前屈みにして、足を曲げちゃ〜ダメ、前屈みになってごらん!」
友子の後ろにまわった信二。棒を背負わせたまま、足を拡げさせ、前屈みにさせた友子を、バックから眺めて、弄ってやる魂胆なのだ。
「お尻を突き出して、いいかい、お尻をぐっと突き出して、頭を下げるんだ!」

信二の云うままに、足首を開いて前屈みになっていく友子。丸いお尻が突き出て、股間が信二の目の前にひろげられた。
「ぁああ〜倒れそぅ〜ああ〜倒れてしまう〜」
腕を拡げて棒を担いだ上半身のバランスが崩れそうになった友子。ヨロヨロと前のめりによろけてしまう友子。信二は、よろめく友子が担いだ棒の真ん中、首の後ろを持ってやり、腹にまわした腕で、尻を固定させてやる。天井から下ろした滑車のフックへ、棒に絡ませたロープを引っ掛ける。
「これで大丈夫だよ、よろけても倒れない、うふふ、友子、いい格好になったね!」
「ぁああ〜腕がだるいわよ〜ぁああ〜だるいよォ〜!」
「足を拡げておくんだよ、閉じるようだったら、足にも棒を咬ますからな、いいね!」

秘密の恥部屋で、友子はビデオに撮られながら、羞恥の恥じらい調教を受けていく。
手を拡げて棒を担いだ格好の友子。足を大きく左右に拡げたまま、お尻を突き出し、股間の様子が調べられる。
「おおっ、友子のお股、ぱっくり開いてるよ、モニター見ろよ、ほれ!」
信二が手に持ったカメラの映像が、大画面テレビモニターに映し出されている。股間のクローズアップ。友子は、云われるままに画面を見た。
「ぁああ〜これ、なによ〜ああ〜こんなとこ、アップで写して、ぁあ〜」
モニターには、股間のアップとその下に、友子の俯いた顔から乳房が写っていた。
「ぅふ、友子、男が喜ぶんだよ、股間アップは喜ぶ、なあに、友子も嬉しいんだろ!」
信二は、右手にビデオカメラを持ったまま、左手で友子の股間を触りだした。

     

拡げられた股間。秘唇を二本の指で挟み、外縁を指の腹で上下になぞってやる信二。何度かこすり、秘唇の縁を押しこむと、秘唇が左右に開き、縦割れのピンクの線があらわれる。透明な液が滲みでている。
「友子のここ、ピンク色、もう蜜がしたたりだしてるよ、感じてんだろ〜ええ?!」
「ぅうう〜ぁっあ〜ダメ、そこ、ぁっああ〜ん、ダメ、触らないで〜!」
「ムズムズしてるんだろ、友子?真ん中、触ってやろうか〜フフふぅ〜」
信二は、指で秘唇と秘芯をさわることなく、秘壷を広げてカメラに収めていく。
「ほれ、もうグジュグジュ、お汁が溢れてきてるぞ、友子、エロ牝やな〜お前!」
「ぁああ〜ダメ、だめ、触るのだけって〜ああ〜だめよ〜」
友子は、手と足を拡げたまま、恥辱に悶えながら耐えていくのだった。

フックから伸びたロープがピーンと張って、友子のからだが前のめりに倒れていった。信二の指が、秘壷の中へ挿入されたのだ。
「ぁああ〜ぁああ〜ん、ぁあ〜ん、ダメ、だめ〜ぅふうう〜ああ〜ん!」
友子は、秘壷の内襞をグリグリと刺激されて、一気に感じ出していく。信二のテクニックは巧妙だ。秘壷まわりを弄りに弄って、愛蜜をドクドクと汲みださせてから、その芯を弄ってやる。友子はもう待ってましたとばかりに、指の刺激を受け入れる。
「ほれ、ほれ、いい気持ちだろ、ほれ、鳴けよ、啼け、エロ牝友子、啼けよ〜!」
「ぁああ〜いい〜ぅふう〜ふうう〜うっ、うっ、うう〜ぁあ〜!」
友子は、もう信二が捏ねまわす秘壷の指を受け入れて、身体の中を快感で充満させていくのだった。



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小説:えろす友子

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