えろす愛子物語
第四章-2-
2005.7.1〜

エロスのお部屋

アリサは大股開きで縛られた棒の真ん中を持ち上げられて、天井から下げられた滑車のふたつのフックにかけられた。臀部の芯がテーブルに着かされた。女として体の大切な部分を拡げられ、そうして固定されたアリサを、サムは眺める。サムの目の前に置かれたアリサの肢体は、股間を拡げられ、乳房乳首へ手の届くようにされていた。膝と腕が一緒に縛られて拡げているから、肢体を隠す術がないようにされた。

     

「アリサ、これで触り放題やな、無抵抗アリサ、ソフトリンチといくか〜!」
「ぅあ〜ん、サム〜わたしをいかせて、ああ〜いかせて〜!」
「ああ、いかせてやるとも、いい気持ちにさせてやるとも、うっふふ〜!」
アリサの肢体を弄りこみ、アリサをエロ責めでアクメを迎えさせる準備が揃った。
アリサは、こうして体の自由を奪われて、体を弄られ、性感帯を攻められてアクメを迎えることに慣れてしまった。心が疼く。アリサは、サムと一緒になってこうされることで、心が疼く。

バイブ責めから始めるサムの手に、根元が紐で括られたバイブが持たれていた。アリサの拡げられた膣にバイブを埋め込んでおくというのだ。紐でバイブが抜け落ちないように固定しておく。そうしてバイブの振動とサムの手先で動かされるのだ。アリサは、このバイブ埋め込み責めで、喜悦の極みへと昇ってしまう。
「ぅっふふ、アリサ、悦ぶんだよ、ぅっふ、ふう、アリサ!さあ、スイッチオン!」
「ぅあああ〜サム、ゆっくりよ〜!急いじゃダメよ〜!ぁああ〜ん」

アリサの拡げられた股間の真ん中、膣に挿し込まれたバイブがビイ〜ビイ〜と振動音を立てだす。顔をしかめるようにしてアリサが感じ出す。サムはアリサの乳房を揉みだし、乳首を抓む。
「ああ〜、ああ〜、ああ〜、ああん〜ん〜あ〜ああ〜!」
アリサは目を閉じ、唇を薄くひらけて喘ぐような声を洩らしだす。
「あああ〜いい〜あ〜いいい〜サム〜ああ〜いいいい〜!」
サムはバイブの強弱をコントロールしながら、アリサの肢体を撫ぜてやり、ソフトリンチを加えていく。エロスの空間は秘密の空間。アリサはこの空間で絶頂を迎えさせられていくのだ。

     

「おお〜感じてるな〜ぅっふふ〜アリサ、悶えてるな〜もっと悶えろよ〜!」
「うああ〜ああ〜いい〜ああ〜ああ〜緩めて〜ああ〜!」
アリサの性感が高まってきていた。最後への昇り詰めはサムのペニスによって行かされるのだが、まだまだ、昇って降りて、昇って降りて、そうしてしだいに朦朧の境地へと運ばれるアリサ。
「おお〜蜜がたっぷりたっぷり出てきたよ〜アリサ、もっと悶えて呻けよ〜!」
「うんわあ〜あああ〜いい〜ああ〜いい〜!」
サムが膣に挿し込まれたバイブの根っ子を持って、膣の中を掻きまわしてやると、アリサは一段と喜悦の喘ぎを上げだしていく。

バイブで膣の中を掻きまわされるアリサのからだは、もう悶えて喘ぐしかなかった。
「おい、アリサ〜気分はどうや〜いいんやろ〜うれしいんやろ〜!」
「ぅっああ〜ん、ああ〜いい〜うれしい〜!ああ〜いい〜!」
サムの問いかけに、言葉でもって応えるアリサ。ぱっくりと股間を拡げさせられ、無抵抗のアリサの芯を、サムは執拗に責め続けていく。男が、女を思いのままに悦ばせたいという本能は、女にとっても同じことだ。男に弄ばれてアクメを迎えたいという本能が、アリサを別世界へと連れていくのだ。最後にはペニスを挿入してアリサを喜悦の海へ連れていきたい。

サムの手がアリサの極所を責めていく。腰から紐で固定されたバイブが膣の奥深くへと埋め込まれて、それだけでもアリサの気分は挿入感で満たされていくのに、サムは微妙にアリサを刺激し、エクスタシーの縁を泳がせていくのだった。
「ぅうう〜ああ〜ああ〜もお〜ああ〜いい〜いい〜ああ〜いい〜!」
アリサの顔をしかめて泣くような表情に、サムは言い知れぬ高揚感に満たされる。
「おお〜アリサ!もっといけよ〜!もっと感じろよ〜!」
「ぅわあ〜ああ〜サム〜おねがい〜いい〜いかせて〜!」
棒の両端に広げて縛られたアリサの手足。天井から吊られたフックに留められたアリサの両手足。尻の芯をテーブルに着けた格好で、からだの全てをご開陳しているアリサ。このアリサへ、サムは喜悦責めを施している。

     

「ああ〜サム〜サムがほしい〜ああ〜ほしい〜!」
悶えて喘ぐアリサの口から、サムのペニスを咥えたいと求める声が洩れる。
サムは勃起したペニスをアリサの口元へ押しつけると、アリサはぐっと口の中へと飲み込んだ。そうして顔を上下左右にローリングさせて、勃起して熱くなったペニスにしゃぶりついた。
上の口には生ペニスを咥え、秘口にはバイブを咥えたアリサ。からだの大きな穴を棒で塞がれたアリサ。アリサのからだが強烈な喜悦に反応しだすのは、ここからだった。

手足を拡げて縛られたからだのアリサへ、生ペニスと模造ペニスを咥え込ませたサムは、その両方を動かして粘膜を刺激していく。アリサは、からだの上からと下から、同時に棒でぐいぐい押し込まれて、もう意識も朦朧となりながら、呻くような喜悦の声を洩らしていく。
「ぅううぐう〜うう〜うぐうう〜うう〜うぐうう〜!」
<あああ〜サム〜わたし〜ああ〜もお〜いい〜ああ〜いい〜!>
「ほら〜アリサ、もっと〜もっと〜もっと呻け〜喘げ〜!」
「ううんんぐうう〜ううう〜うううぐうう〜うううううう〜!」
<いいいい〜いいい〜いいいいい〜あああ〜いい〜いく〜!>

アリサのからだが痙攣を起こしたようにこわばり、そうしてやわらぎ、ふたたびこわばる。膣から蜜があふれ出し、からだをぶるぶる揺すりながら、アクメの扉を開いていく。
「ぅううう〜ぅっぐうう〜ぅっぐうう〜うううう〜わ〜!」
「そら、そら、アリサ〜いけ〜いけ〜ああ〜いけ〜!」
「ああ〜サム、入れて〜入れてほしい、ああ〜サム、サムのちんぽ入れて〜!」
アリサは、口に咥えていたペニスを外し、叫ぶように云った。

     

愛の証のさいごは、生ペニスによってオーガズムに至ることにある。アリサの願望は、サムのペニスを膣に挿入されて逝かされることに尽きる。サムも、さいごの仕上げは、生ペニスによってアクメを迎えさせることは承知している。
アリサの膣からバイブが外されると、なかに溜まった蜜が滴りでてきた。太腿を大きく拡げたアリサの股間、びらびらの陰唇がぽってりと膨らみ、膣口が開いたまま、襞の塊が膨れているのが見える。アリサとサムの交情は、お互い性器を見せ合うことで、ますます感情が昂ぶってきた。

サムの勃起した生ペニスの先が、ねっとりと蜜が溜まった膣に挿入された。
「ぅうう〜ああ〜サム〜いい〜あああ〜っ!」
アリサは顔を左右に振りながら、呻きの啼き声を上げだす。
サムはペニスを一気に膣の奥まで突っ込んだ。
「うぐううあああ〜ああ〜いいいい〜!」
アリサの悲鳴にも似た喘ぎがおこった。
「さあ〜アリサ〜入れたぞ〜!」
サムは、亀頭が子宮口の小丘に達したのを感じる。そうして奥深く挿入したまま、ペニスをぐいっとまわした。
「ううんぐううああ〜ああ〜あ〜ん〜ああ〜いい〜!」
アリサの表情がなだらかになって、高潮している。もう放心状態に這入っているのだ。

     

サムは、ゆっくりとペニスを抜き出し、そうしてアリサの膣を眺める。ペニスが抜かれた膣の襞は、充血している。アリサの呼吸に合わせて、膣が膨らみ収縮する。
サムは、再び蜜に濡れたペニスを膣口にあてがい、亀頭部分を挿入し、膣の入り口を擦ってやる。ぱっくり開いた膣口を陰唇ごと抓みあげ、そうしてズボっと一気に挿入してやる。
「うんぐううあああ〜〜ああああ〜いいいいい〜ああ〜!」
アリサの喜悦はもう、放心朦朧、身体の内部を突き上げる快感に、悶える。
「さあ〜アリサ、もっと啼けよ〜もっと悦べよ〜!ああっあ〜!」
サムの腰まわりも射精準備に入っていた。ペニスの根元で、軽い痛みを感じる。

手首と足首を縛られて拡げて棒に括られた格好のアリサ。股間を拡げさせられ、閉じることができない股間を、サムのペニスが執拗に弄り、膣の奥まで貫いていく。女アリサの羞恥を超えた快楽の源泉へと、サムは導いていく。
アリサは、あまりの快感刺激に身体を震わせ、筋肉を張らせて、身体をビンビンに立たせている。サムの太い勃起ペニスが一突き、一突きするたびに、アリサはもう泣き叫ぶように喘ぎの音を放出する。動物アリサ、牝アリサ、もう感覚だけが全部を支配するアリサの姿がある。

     

「ぅうう〜ぐうう〜ああ〜いい〜いいい〜!」
「いけ〜いけ〜ほら〜いけ〜〜!」
「うんぐううあああ〜ああああ〜あああ〜ん〜ん〜ああん〜!」
開かれたアリサの身体全体が痙攣をおこしだし、潮を吹き上げた。
アリサの尿道からぴゅ〜っと飛び出した潮が、サムの腹を濡らした。
「ほら〜さいご〜さあ〜いけ〜!アリサ〜〜!」
「ぅんぐぐぐぅううう〜ああああ〜いく〜いく〜いくううう〜!」
サムの射精が起こったとき、ペニスがいななき、子宮口をぐいっと押した。
その瞬間、アリサは号泣きにも似た牝野獣の呻きを発し、オーガズムの頂上に昇った。



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