愛子物語
第三章-3-


エロス倶楽部(3)


ふと気がついた愛ちゃん。首輪を嵌められたまま、シングルベッドに寝かされていた。四畳半の四角い畳部屋。和風に設えられた特設畳部屋。三方が壁で二方は鏡が埋め込まれ、一方には障子がはめられている。その障子の外が廊下、その向こうが庭が見える。男二人と女一人が、廊下の籐のテーブルを囲んでいた。
「お目覚めのようですね、会長、愛ちゃんが目を覚ましたようですよ!」
武が北会長に促すように、云った。
「愛ちゃん、どお〜気分は?さっきは、ご満悦だったわね〜!」
ルミが、愛ちゃんの目覚めを知って、ベッドに寝かされた愛ちゃんに声をかけた。

     

この四畳半畳部屋はお仕置き部屋。天井には滑車が5個も取り付けられていた。三方の壁柱には鉄の輪が取り付けられていた。行李のお道具箱が持ち込まれていた。
<ぅうあ〜ここ、ああ〜わたし、こんなところで〜!>
廊下に座った三人が薄ら笑いながら愛ちゃんを見ている。愛ちゃん、行李の中に仕舞われている道具を昼間に見ている。さっきは食卓で膝を拡げて棒に括られて写真を撮られた。最後にアクメを向かえて、そのまま眠ってしまったらしい。愛ちゃんに記憶がよみがえってきた。
「さあ、後は朝方まで、長丁場だ、いいね〜愛ちゃん!」
「ぅううあ〜どうしょうってゆうの〜わたし〜こんなこと、ぁああ〜!」
「契約、契約だろ〜ぅふふん〜殺しはしないよ〜安心したらええ、それに愛ちゃん、好きなんだろ!縛られてオーガズム迎えるの・・・、さっきもすごかったよ〜!」

「じゃ〜そろそろいきますか、会長!」
武がそう云い、武とルミが立ち上がった。愛ちゃんの責め場を、武とルミが請負、北会長がご見物というわけだ。もちろん名場面には、北会長もお出ましになるというのだ。
部屋の四隅にビデオカメラが置かれ、フリーハンドカメラが一台置かれてあった。
「愛ちゃん、あとでたっぷり頂くからね、いいね!」
「わたしもよ〜あとで一緒に頂くわ、ね、いいわね!」
武とルミがそんなことを云いながら、愛ちゃんの腕を後ろへ回し、縄を掛けはじめた。手首が縛られ、胸元へまわされ、乳房の上と下を締められた。
「さあ、これで抵抗できないわね〜もう、観念おしよ、いいわね〜!」
「ぅううあ〜また縛るの〜ぅうああ〜もう、ああ〜!」
後ろ手に縛った縄尻が、滑車に通され柱の鉄輪にとめられた。

     

「さあ、座ってごらん、どお〜膝がつけられるでしょ?」
愛ちゃんの膝が畳に着くところでピンと張るように、滑車へ延びる縄が調節された。
<ぅううあ〜これから、どうしょうって〜ゆうのよ〜もお〜!>
「さあ、膝を拡げてごらんなさい〜思いっきり拡げるのよ〜!」
ルミが愛ちゃんの畳に着いて閉じられた膝を拡げるように云う。
「こう、こうして拡げるのよ、さあ!」
躊躇している愛ちゃんの膝を持ってグッと拡げさせルミ。膝を拡げると滑車の縄がピンと張る。愛ちゃん、首から股間の胴が真直ぐに立てられ、顔だけがうなだれ格好になった。ルミが、拡げられた愛ちゃんの足首に縄をかけ、その縄尻を壁柱の鉄輪に括った。
<ぅううう〜ああ〜もう、動けない〜ああ〜!>
「さあ、会長、準備できましたよ〜!どうぞ〜!」
武が北会長に声をかけ、会長のお出ましを促した。

「おお〜綺麗になった、女はこうして縛って遊ぶのがいいね〜!」
会長はにやりと眉をひそめるように笑い、愛ちゃんの前に座った。会長の目が愛ちゃんの股間の前にある。愛ちゃん、見下げるように真下に座った北会長の頭をみる。
<ぅああ〜そんな前まで近寄らないで〜ああ〜恥ずかしい〜!>
「ゆっくりとご賞味くださいな〜会長、この子、悦びますよ〜!」
そう云って、武とルミは四畳半のお仕置き部屋から出て行ったのです。

     

四畳半のお仕置き部屋。後ろ手に縛られ滑車から吊られた愛ちゃん、膝をおもいっきり拡げられて足首を縛られ柱に括られた。かろうじて畳に着いた膝から足首で、身体を支える。北会長が愛ちゃんの拡げられた股間の目の前に座っている。
「おおっ!ここ、いくら見てもいいね〜、このびらびら、さあ、どうしょうかね〜!」
「ぅうう〜うわ〜わたし、こんなの、ああん〜恥ずかしい〜!」
「まあ、そう恥ずかしがらないで、でもね、これじゃ〜見えないね」
愛ちゃんのこの格好では、身体の下奥についた陰唇まわりが見えないというのだ。

滑車が二つ降ろされ、愛ちゃんの膝にベルトが巻かれた。そのベルトをフックに留めて滑車が吊り上げられた。
「ぅううあ〜ああん〜こんな〜ああ〜」
愛ちゃん、股を開いたまま膝小僧を持ち上げられて、思わず声を上げた。
「うふふ、これで、よ〜く見えるようになった、ぅあはっはは〜」
北会長の目の前へ、股間を突き出すようにされた愛ちゃん。これから北会長の猥雑淫乱遊びが始められるのだ。

「昼間、ここの蜜をいっぱい出してくれたから、もう出ないかもしれんね〜!」
そう言いながら、北会長の指が、突き出された愛ちゃんの股間を撫ぜ、陰唇を引っ張った。
「ぅううう〜ああ〜あ〜もお〜あ〜ううう〜ああ〜!」
やめて〜!っと叫びたい気持の愛ちゃん。でも、やめてとは云えない。
「ここをな、おめこっていったり、おそそっていったりね、ヴァギナだね、そうともゆうね〜、キミはなんていって欲しいんです?ここ!」
「ぅううう〜う〜ぁあん〜そんな、好きにして〜ください〜!」
隠すことができない辛さを堪えて愛ちゃん、羞恥に見舞われる。
陰唇の先の皮を剥いて飛び出させたピンクの豆粒、クリトリスを弄られる。
「ぅううあ〜ん、それ、ああ〜そこ、やめて〜ぅあああ〜ん〜!」
「ピリピリ感じる、そうんなんゃろ〜クリトリス、可愛い豆やね〜!」

     

北会長が持ち出したのが、鈴がつけられたプラスチック製の透明クリップ。このクリップで、愛ちゃんの乳首を挟んだ。
「身体が動くたびにこの鈴、チリンチリンといい音が出るんですよ〜!」
<ううあ〜こんなことまでするの〜ああ〜やめてほしい〜!>
縄で絞り上げられた愛ちゃんの乳房、ピンピンに張った乳首を、北会長が弾く。
「ほら、いい音でしょ!可愛い音でしょ!女の悦ぶ音でしょ〜!」
「ぅううあ〜ふぅう〜ああ〜もお〜ああ〜ん!」
「嬉しいんでしょ、こんなに可愛がってもらって、嬉しいんでしょ〜!」
「うううあ〜う、うう、うれしい〜!あああ〜!」

三つの滑車に胴と二つの膝を吊られている愛ちゃん。膝が拡げられているから股間丸出し。北会長の指が、陰唇のまわりを撫ぜつまみ、そうして膣へと挿入される。二本の指の腹が膣の内襞を擦る。入り口を擦りあげ、奥を擦りあげる。
「女はな、こうされるのが、幸せなことなんじゃ、そうでしょ〜!」
「ぅううあ〜ん、そんな〜うう〜うう〜ああ〜あ〜!」
「悦んでるんでしょ?!いいんでしょ?!こうされるのが〜!」
「ぅううう〜い、いい〜ああ〜ん〜!」
宙に浮いた愛ちゃんの臀部が怪しげにうごめく様をビデオカメラが捉えていく。悶えだす喘ぎだす愛ちゃん。乳首に挟まれたクリップの鈴が、チリンチリリンと音を立てる。丸くてふくよかな尻が撫ぜられ、腰が撫ぜられ、膣の内部で指がうごめいている。

壁の鏡に映る愛ちゃんの艶めかしい縛られ姿。愛ちゃんの表情が放心していく様をビデオカメラが捉える。北会長のねちねち執拗な陰部責め。愛ちゃん、縛られて中腰の苦しさのなかで、次第に朦朧、わけがわからなくなってしまう。愛ちゃんの脳裏に、ふ〜っと現代美術の作品が浮かんでくる。ジッドの小説のなかの光景が浮かんで消えていく。
<ぅうう〜わたし、何処にいるん〜ああ〜わたし〜ここ、ここは何処〜?>
身体の痺れが麻痺している愛ちゃん。執拗に膣の襞を擦られ刺激を注入されて、身体の中がめろめろ、怪しく潰れていくのでした。

     

四畳半のお仕置き部屋で意識朦朧としてきた愛ちゃん。美術館の明るいテラスで、ジッドを読みながらダージリンを飲んでいる光景が浮かんで消える。明るい部屋でモーツアルトを聴いている光景が浮かんでは消える。目の前にある壁の鏡をぼんやりと意識の中に浮かばせる愛ちゃん。裸にされて後ろ手に縛られた縄が真上にピ〜ンと伸びている。膝に枷が嵌められて括った縄が斜めに伸びてピ〜ンと張られて膝を思いっきり拡げている。足裏は畳に着いているけれど、身体を吊られて宙ぶらりんも同然の姿にされている。この愛ちゃんの姿の前に座った北会長、陰毛のしたに拡げられた陰唇、クリトリス、膣、女の大切な秘所をあられもなく、拡げて見せて弄られている。そのうえに乳首を挟んだクリップの鈴がチリチリと鳴るのです。

「ぅうう〜ああ〜う〜わあ〜ああ〜ふああ〜ふぁあ〜あ〜あ〜!」
愛ちゃん、夢見て呻くように唇を軽く開けて息とともに音を出している。
「おお〜愛ちゃん、だいぶん、いい処へいってるね〜いい〜ふぁはあ〜!」
北会長の指は、膣の奥から滲み出る愛液でべとべとに濡れている。
「ぺちゃんぺちゃんとね!膣の音を出してあげようね!かわいいね〜!」
愛ちゃんの拡げられた股間の目の前で、北会長の指が二本挿入されて、そうして膣壁を奥から擦り上げながら、入り口でポンと抜く。
「うう〜ああ〜ああ〜あ、あ、あ、ああ〜ああ〜ん!」
「うっふう〜もっと〜啼いてごらん、ほらほら、ほら〜!」
北会長、四畳半の畳部屋。愛ちゃんの乳首を揺すっては、鈴の音ちりんちりんと醸しだし、愛啼いて悦ぶ女の様を見てみて喜んでいるのです。

「ぅううう〜あ、あ〜うう〜あ〜あ〜ああ〜あ〜ん!」
「どうじゃ〜いいんやろ〜こうされるのが女の本望、そうやろ〜!」
「ううん〜ぅん〜ああ〜グウう〜あああ〜ああ〜ん、ああ〜ん〜あ、あ、あ〜!」
ほら〜もっと〜もっと啼き叫びなさい〜いい〜もっと啼きなさい〜!」
乳首を撥ねられる感触と、膣をほじくられる感触で、愛ちゃんの身体はもう喜悦の刺激がビンビンと注入されているのです。
ねちねちと、執拗に責める北会長のテクニック。女牝愛ちゃんの悶える声は盛りついた牝猫。女の腰が抜けていくというのは、こういう様をいうのでしょうか。縄で吊られて尻餅をつくこともできないけれど、愛ちゃんはもう身体の力を抜いてしまって、為されるがまま。

     

「だいぶ佳境にはいってきたようですね、会長!」
「愛ちゃん、可愛い顔して、うれし泣きしてるのね、うらやましい〜!」
武とルミが四畳半お仕置き部屋に戻ってきて、声をかける。
「だいぶん、麻痺してるようだけど、まだまだ、いけるよ〜この子!」
北会長の言葉に、愛ちゃんの顔が上げられ、虚ろに三人の姿を見る。
<うう〜ああ〜わたし〜もう〜ダメ〜あああ〜もう〜だめ〜よ〜>
「このラウンドは、もう少しで仕上げましょう、そろそろ頂きますよ〜!」
武が愛ちゃんの乳首を撥ね上げながら云う。鈴がチリチリンと音を立てた。

武が裸になり、愛ちゃんの股間の前で膝立ちになった。後ろ手に縛られて吊られて中腰の、愛ちゃんの濡れ濡れ膣へ武のペニスを入れる、そのセレモニーが始まるのです。
「ルミ、ビデオの準備はいいな!そろそろいくからな〜!」
<ぅうう〜う〜ど〜しょ〜って〜ゆうの〜よ〜ああううあ〜!>
武のペニスは、すでにかなり大きく勃起している。
「じゃ〜愛ちゃん、ふふ〜いただくよ〜よがって呻いて、悶え悶えて〜会長を喜ばすんですよ〜!」
「ぅうう〜う、うぐうう〜あああ、あああ〜うぐああ〜!」
武の片腕が縛られ吊られた愛ちゃんの背中にまわされて、武のペニス、亀頭部分が挿入された。ルミが手にしたビデオカメラが、この光景を撮っていく。武のペニスがぐ〜っと根元まで一気に突っ込まれた。

「うんぎゃ〜うんぎやああ〜ああぐああ〜!」
愛ちゃんの表情が軋み、牝猫の盛り声が咆えられた。
「ほォお〜ええ声だすね〜この子、最高ですね〜!」
「武、この子の気が無くなるまでやってあげなさい!」
「会長のお許しですね、わかりました、じゃ〜愛ちゃん〜悦んでいくんだよ〜!」
<ううあ〜もお〜だめ〜ああ〜もうだめ〜よ〜これ以上、ああ〜!>
武のペニスがビンビン反り返り、その先を愛ちゃんの拡がった股間、膣めがけてグサッと挿入する。そうして腰を二度三度ローリングさせて、引っこ抜く。数秒おいて、この挿入とローリングして引き抜くのを繰り返すのだ。武の反り返ったペニスが膣へ挿入される度、愛ちゃんの盛り牝猫の呻き喘ぎが繰り返される。

エクスタシーの極み、オーガズムの頂点のほんの一歩手前で、持続して快感を与え続けられる愛ちゃん。もう恍惚状態に昇って、エクスタシーに酔い痺れる愛ちゃんの、その羞恥姿態を眺め入りビデオに撮る。四畳半お仕置き部屋で繰り広げられる妖艶は、女と男の本望だ。

     

<ううあ〜もお〜だめ〜ううぁ〜もうだめ〜ああ〜!>
「うぎゃん〜うぎゃん〜ぁああ〜ぁあぎゅぁあ〜!」
武の勃起したペニスが膣をぐぐっと突き上げるたびに、もう息絶え絶えの様相で喜悦の悲鳴をあげる愛ちゃん。
「いいんやろ〜おまえ、もっと啼いて悦ぶんだよ〜!」
「ぅうぎゃ〜ぅう〜ぅぎゃ〜ああ〜ぐぅぁあ〜ん!」
膣の奥を捻られるたびに、鈍い疼きがこみ上げて身体中を走り回る響きに、心はずたずたに切られ、ただただ悶え呻いて喜悦に啼くしかない。

「この子、もう、いきそうやな〜!でもな〜まだまだ、もっともっと、昇らせな〜!」
ビデオカメラがペニス挿入される股間と、愛ちゃんの喜悦にわななく表情を、一つの画面に捉えていく。
中腰で吊られて膝をいっぱい開いた愛ちゃんの膣へ、武の反り返ったペニスがぐっと一気に挿入される。そうしてゆっくりと、武は足を踏ん張り、腰を上下左右に回転させていく。膣の中でペニスがぐるぐると壁を擦り、子宮口を擦る。愛ちゃんの呻き叫びが拍車をかける。
「ぅううぐうああ〜ぐうああ〜いい〜いく〜あ〜いい〜いく〜〜!」
乳首にぶら下げられた鈴がチリチリリンと響きたてる。武に後ろに縛られた腕をつかまれ、股間をペニスへ擦りつけられる。長くて太い武のペニス。反り返ったペニスが膣の中を蹂躙し続ける。

「ぅうう〜うう〜ああ〜〜ぐうう〜うう〜ああ〜!」
<ああ〜もうだめ〜だめよ〜ああ〜だめよ〜!>
<ああ〜なにかしら〜音が遠くで聞こえるような気がする〜ああ〜夢、夢を見てる〜>
愛ちゃんの朦朧とした意識は、身体に埋め込まれる喜悦に麻痺していくかのように、快感悦楽、雲の上を歩いてる。
「どうや〜こりゃ〜ええやろ〜でっかいちんぽ放り込まれてよ〜!もっと、啼けよ〜!」
「うう〜ぐううあ〜うぐう〜わ〜ぐわ〜ううわ〜んん〜!」
「ほら、ほら、ここ、ここ、最高なんやろ〜コリコリしてる〜!ほら〜!」
「ふうわあ〜ぐうわあ〜ううぐうわ〜ああ〜!」
愛ちゃんのトロトロに溶けた膣へ、執拗にくりかえされる武のペニス挿入。

     

四畳半の和室、お仕置き部屋。特別仕立ての女啼かせの部屋。一歩間違えば拷問、リンチ部屋。三方が土壁で一方が庭に面した四畳半。特別仕様のシングルベッド、天井に5つの滑車、柱に金輪が取り付けられて、二方が鏡、リモコンのビデオカメラが4台セットされ、ハンドカメラが1台、それに行李のお道具箱があった。
天井から中腰で吊られた愛ちゃんが部屋の真ん中、そこへ男二人と女が一人がいる。狭い空間、お仕置き部屋で弄られなぶられ弄られ続けられる女、愛ちゃん。理性を失わせられた女は、牝と化す。身体を弄られ肌でビンビン感じさせられられる牝、愛ちゃん。意識の層を変えられて、深〜い谷間で悶え喘ぎ、そうしてエクスタシーの境界を夢見の心地で彷徨う。

「さあ〜愛!もう、いかせたろか〜どうじゃ〜もう〜満足やろ〜!」
「ぅううぐう〜うう〜すううう〜いかせて〜!いかせて〜!いい〜!」
「それ〜いけ〜どうじゃ〜〜!いけ〜いけ〜!」
「あああ〜あ〜あああ〜あ〜あああああ〜ああ〜うぐうわあああ〜!」
武のペニスがピストンを繰り返し、最後に奥の子宮口をぐいぐいと亀頭で擦り続けた。
牝の縛られたからだが痙攣し、皮膚が引き攣り、力が込められた。
最後の最後まで執拗に追い続けたビデオカメラ。ついに牝になった愛ちゃん、気が途絶えてぐったりしてしまった。

北老人豪宅へデリバリーされた愛ちゃんの受難は、真夜中まで続けられる。弘にアクメの頂点を極めさせられてから、ルミに風呂に入れられ、汗を流してもらい、そうしてルミに可愛がられる。もう午後から3度、部屋を変えて責められた愛ちゃん、もうくたくたに疲れきってしまった。ルミはそんな愛ちゃんをベッドに寝かし、裸になって肌をすり寄せていきた。
「いい子だったわね〜今夜はね、わたしが最後に可愛がってあげる!」
「ぅう〜あ〜もう、疲れちゃった〜デス、もう、寝かせてクダサイ〜ぅう、ううわ〜!」
「もう、敏感になりすぎたのね、でもね、ヴァギナって、使えば使うほど嬉しいでしょ?」
ルミはそんなことを云いながら、愛ちゃんの肌を愛撫しはじめる。首筋、耳朶、そうして乳房へと唇を這わせていった。枕元には、両端がペニスの格好をしたピンクのバイブがあった。

     

ルミの唇が乳首をつまみ、そうしてお腹からお臍へ愛撫されて陰毛のまわりを愛撫した。
「ぅうう〜ああ〜ん、そこ〜ぅぅぁあ〜ん、アア〜」
「いいんでしょ?気持いいんでしょ!強い子ね〜!」
「ぅうう〜わたし〜もう〜ぅうあ〜許して〜ぅうあ〜ん〜!」
ルミは愛ちゃんの膝を立てて開かせ、陰唇を指で拡げだした。
「おとこに可愛がられたココ、ちょっとあかくなってるね〜、感じすぎたからよね〜!」
「ぁああ〜もう、わたし〜そこ、ぁああ〜もう〜!」
「おんなに可愛がってもらうのも、いいでしょ〜!」
ルミは、愛ちゃんのクリトリスをつまんで、それから膣口を拡げて覗きこんだ。

北会長が呼ばれて、部屋に入ってきた。そうして愛ちゃんとルミがベッドに絡まっている姿を眺める。ルミの手にバイブが持たれて、愛ちゃんの陰唇まわりを撫ぜ、そうして膣の口へ入れはじめた。
「いいのよ、わたしも入れて、ふたりでいくんだから〜ね、ぅふあ〜ね〜!」
「ぅうう〜ぅうう〜うふ〜ぅぁあ〜ん!」
膣の入り口あたりをバイブがビリビリ振動しはじめる。そうしてゆっくりと膣の奥の方へと挿入されていく。ルミはルミで、愛ちゃんの膣に入れ込んだバイブのもう一方を、自分の膣に入れはじめた。

「おお〜おなごが二人で、やりあうんだね〜!」
北会長が双方バイブの真ん中を握り、ルミに奥まで挿入するように云う。
「ぅうう〜うわ〜会長さん〜ぅうう〜わたし〜ああ〜ん!」
「おお〜入った入った、さあ、ルミさん、腰をふって、手を離すよ〜!」
愛ちゃんとルミ、双方バイブを膣の奥まで咥えこんで、そうして腰を左右に振りはじめた。
「ぅうう〜わ〜ぅうう〜わ〜いい〜いい〜!」
ルミは、今夜最初の膣刺激。濃厚な愛ちゃんの責め場を見てきて、身体がウズウズしていたから、一気によがりだした。

     

「会長さん〜!お乳を〜お乳をなぶって〜!」
ルミの哀願するような言葉に、北会長、ルミと愛ちゃんの乳首を、同時につまみだす。
「ぅうああ〜愛ちゃん!あなたも〜腰、ふって〜!ぅううあ〜!」
膣にバイブが挿入され、乳首をつままれだした愛ちゃんもその気になってきた。
「ぅうう〜ああ〜ああ〜わたし〜ああ〜もう〜だめ〜!」
「さあ、さ、もっと二人とも腰を使って、抜いたり入れたりしなさい〜!」
「ぅううう〜あああ〜ん〜ううあ〜!」
「いい〜いい〜いいです〜ぅううああ〜いい〜!」
「おんなが二人も、一緒にいい気持になっていく〜いい、いい眺めじゃ〜!」

こうして北会長の業宅で、男と女が妖艶を繰り広げて、朝を迎えるのだった。


<あぁあ〜わたしって〜いったい、なんなのよ〜!?>
愛ちゃんひとりになったとき、ふっとそんな言葉が脳裏をかすめていった。
あの美術館のテラスで、郁夫に出会い恋をした。そうして郁夫に誘われて山の上のホテルで逢引、処女を捧げた。数回通ったそのホテル、セックス済ませて帰り道、三人組の男に拉致されて、そうしてエロスショーに出演させられ、SM調教受けさせられて、デリバリーで派遣されて身体を蹂躙された。そのつど身体が喜悦に反応してしまうことに、自分ながらわからなくなってしまった愛ちゃん。

哀しみ?淋しさ?悦び?いや〜そんなものではない。愛?希望?幸福?もちろん、そんなものでもない。そんな言葉ではなくて、感じてしまうんです、愛ちゃん。
部屋の荷物をまとめるっていっても、旅行に出かける程度の軽装で、ふ〜っと旅に出たくなって、行き先定まらず、駅のホームに立っていた。
涙はでないけれど、少し淋しかった。しばらく身を隠そうと思った。新幹線に乗った。京都へは3時間、考え事をしてる間に、あっけなく到着した京都。

     

<わたしは女、女の子!>
<うう〜ん、後悔なんてしてません、でも、経験したこと、誰にもいえないな〜!>
愛ちゃん、駅の近くのレディースホテルで宿泊手続きをして、小奇麗なお部屋へ入った。
<るるるん、るるるん、セックスなんて〜るるるん、るるるん、男なんて〜!>
お風呂に入った愛ちゃん。裸の自分を鏡に写し、鏡に写った乳房を眺め、股間の黒い茂みを撫ぜさすり、そうしてワレメに指を押し当てた。
<るるるん、るるるん、わたしは自由〜!るるるん、るるるん、わたしは生きる〜!>

明日は朝から、お寺参りをしょ〜と思いながら、愛ちゃんは裸のままベッドに潜ってぐっすり寝込んだ。


愛子物語第三章-終-




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