えろす物語-伸子-
第三章-3-
 25〜30
2006.3.19〜2006.4.2

     

風火スタジオは愛の部屋、恥部屋だ。伸子は、この風火スタジオで調教を受けた経験があり、ショーも見物した。この風火スタジオの恥部屋に入ると、伸子は、二十歳の学生伸子から、SMのヒロインのように変貌するかのようだった。裸にされて手首を後ろに、皮枷を填められた伸子は、もう、うっとりとした目つきになっている。
「はぁ、わたしを苛めてください、ぁああ、ふぅう、ふうぅ・・・」
浅い深呼吸のように息を吸い込み、吐く伸子だ。
「ほお、成長したな、気恥ずかしくないのかね・・・」
「ああん、そんな、恥ずかしいデス、けど・・・」
「けど、どうした、そんなに顔を赤らめいて・・・」
伸子は、この先の光景を頭に描いて、ぽーっとしているのだった。

御室が、伸子の手首の黒皮の手枷をぐいっと背中の上部へ持ち上げる。伸子の腕が菱形になる。革枷に縄を巻き、両肩から前へ垂らして結び目を三つ作って股間へ通した。そうしてぐいっと引き上げる。
「ああっ、ああん、お股が、ぁああん、擦れる・・・」
「ふふ、伸子、もう感じてんのかい、そうか、そうか、可愛いね」
股間を通した縄を背中の手首の革枷に括ってぐいっと締め上げる。
「ああん、はぁああん・・・」
伸子は、縦に縄を一本掛けられて、ぐいっと締められた股間に、ズキズキと刺激が伝わる。溜息のような、疼きのような声を洩らしてしまう。

     

「さあ、伸子、そのまま直哉クンの方へ歩いていきなさい」
風火スタジオの壁際に立った直哉のところまで、歩いて五六歩だ。伸子が、云われるままに一歩、二歩と踏み出した。
「ああっ、ああん、ああっ、歩けないよォ、はぁあん・・・」
「どうした、どうした、あと数歩じゃないか、ええ!」
「お股が、ああん、こすれて締まって歩けない・・・」
伸子は、しゃがみこむような姿勢になって、歩を止めた。きっちり締められた縄が、きっちりと陰唇を割っていて、歩くと縄に擦られる。

「なあに、伸子、がに股になりゃいいんだ!」
そういえば、伸子は、両の膝と太腿をすり寄せるようにして歩こうとしているのだ。伸子は、ためらいながら、腰を少し落とし、足を開き、少しずつ足を擦りだしていく。
「そうだ、そうだ、がに股伸子、それでいいんだ、歩けるだろ・・・」
伸子が、直哉の前に近づくと、直哉は、横へ移動し、スタジオの真ん中へいく。
「伸子、こっちだ、こっちだよ!」
「ああん、だめ、動いちゃだめよ、ああん・・・」
伸子は、がに股のまま、向きを変え、恥部屋の中央へと向かうのだった。

     

風火スタジオで、手首を後ろで括られて縦に縄を掛けられた伸子が、がに股でそろそろと歩きまわる。直哉のあとを追うように、伸子は追いかける。
「ああん、せんぱい、動かないで、ああん、止まってよぉ・・・」
股に食い込む縄の刺激で、伸子は秘壷のなかをグジュグジュに濡らしだしている。
「伸子、こっちだこっち!」
「ああん、だめ、だめってば、動かないで・・・」
伸子が、腰を屈め、がに股で歩く裸姿をみて、御室は喜び、直哉も喜ぶ。
「いいねぇ、伸子、成長してきたようだね、直哉クン!」
前に御室の手で調教した伸子は、その後の直哉の躾で、従順になっていた。それに肌が美しくなり、表情も麗しくなっていた。

伸子は二十歳の大学生だ。二十歳の女の子にしては大人っぽくなった。かなりの緊縛にも耐えられる。いや、むしろ伸子の感じ方には、濡れていく女の美しさが感じられると、御室は思った。
「伸ちゃん、麗しくなったね、そうして縛られて、がに股歩きって、男が喜ぶんだよ!」
「ああん、御室さん、そんなこと、ああん、わたし感じちゃってるぅう・・・」
「だいぶん濡れてるやろから、その椅子にお座り」
伸子は、御室にそういわれて、後ろ手に縛られ股間に縄を通したまま、白い肘掛椅子に座った。
「じゃあね、この椅子で、伸子のさ、だいじなところの診察を始めようかね、ふふっ」
御室は、ニタニタと笑いながら、肘掛椅子に座った伸子に近寄ってきた。

     

「じゃ〜足をひろげてもらって、縛ってあげようね!」
「ああん、どうするんですか、ああ、お股の縄が・・・」
「お股の縄は、だいじな縄だから、そのままだよ!」
「ええん、そんなの・・・」
御室が、伸子の両方の太腿に、縄を巻いて椅子の肘に括りつけていく。伸子は、股間を広げられて、肘掛椅子に固定されるのだ。
「ほうれ、ね、これで、診察準備は終わりだ、伸ちゃんの感度測定だからね」
「ああん、動けないよ、どうするん、感度測定って・・・」
伸子は、不安げにも、うっとりした目つきで、御室に聞くのだった。

「ふふ、ちょっとしたイタズラさ、ローターを使うだけさ!」
伸子は、ローターと聞いて、川原とコンビニでのことを思い出した。
<ああ、また壊れちゃうの、わたし・・・>
伸子はあのメロメロになって自失していった経験を、懐かしくもあり、怖い気持ちにもなった。
御室がピンク色したローターを持って、伸子の前に座る。伸子の広げた股を縦に割っている縄を持ち上げ、縄と陰唇のあいだにローターを咬ませた。
「ほれ、あとで伸ちゃんの奥へ入れてあげるから、ね!」
そういいながら、伸子の乳房をぎゅっと掴むようにして、撫ぜあげた。
「ああっ、ああん、だめよぉ・・・」
「ふふ、もうそんな可愛い声だしちゃって、伸ちゃん、ふふっ」
そうして直哉の方は、伸子の側に立ち、ローターを伸子のお乳の上に垂らした。

     

伸子の股間を横にはりつけたローターのスイッチが入れられる。同時に直哉が手に持ったローターのスイッチが入れられる。ビビビビ〜、ビビビビ〜、二つのローターで伸子は、性感帯を刺激されていくのだ。肱掛椅子に腰掛けて、太腿を広げて肘掛に括られた伸子は、後ろ手に縛られているから身動きできない。御室が考案の診察、感度測定はこうして始められた。
「女の子の急所は、乳首とチツだからね、同時刺激だ、ふふっ」
「ああん、ああん」
ビビビビ〜っと小さな振動音をたてるローターの振動刺激を受けだした伸子は、極所に電流を流された感じで、からだが痺れる。

「あああん、はぁあああん、ああっ、ああん・・・」
「感じだしてる!伸ちゃん、ええ格好やで、じっくり感じるんだよね、いいね・・・」
全裸にした女の子を、肘掛椅子に開脚で座らせる快感は、男の欲望を膨らませていく。御室は、恥ずかしがり屈辱に耐える女の子を、回春剤にしているのだ。
「はぁああん、ああん、だめ、お乳、こそばい、ああん、お股がこそばい・・・」
「そうそう、それでぉマンコ汁がたっぷりでるんだよ、ね」
伸子は、からだを揺すらせ、もがくようにして、ビリビリとからだの芯に伝わってくる快感に身をゆだねていく。

     

「感度良好!伸子の感度は、いいね、だけどさ、まだ序の口だよ」
うっとりした表情でローターの快感に痺れだす伸子に、御室が声をかける。
「おまんこ汁の出る量とスピードをさ、量ってあげるんだからね、わかったね伸ちゃん!」
ビビビビっ、ビビビビ〜、ローターのモーター音が微妙に変わり、伸子の声が微妙にうわずっていく。
「ああん、ハアアア、ヒイイ、ヒイイ、あっああん、ああん〜」
「さて、濡れ具合はどんなもんかね、伸ちゃん」
御室は、股間を横に割ったローターを陰毛の縁まで押し上げ、股間を縦に割る縄を浮かせて、指をチツに入れていく。

「あああっ、だめ、ああん、だめっ!」
「ふふっ、濡れてる、濡れてる、ほれ、べっとりだよ、伸ちゃん!」
御室は、秘汁がべっとりついた指を立て、伸子に見せてやる。
「ああん、だめ、あああん、だめ・・・」
「ふふ、じゃ〜ね、中へ入れて封印だ、ふふ、とろとろお汁を垂れ流す・・・ふふっ」
伸子は、ローターをチツの中へ埋め込まれ、陰唇を被せて縦縄でとめられる。そうして再びローターのスイッチが入れられた。

     

素っ裸で肱掛椅子に太腿を広げて固定されいる伸子。チツに埋め込まれたローターが振動しだして、伸子には、おおきなうねりがからだの芯へ襲っていた。快感というより妖しい情を伴う刺激だ。
「はぁあっ、あっ、ひぃい、いいっ、ふぁああ〜ひぃ、いいっ・・・」
伸子の放心しだした表情を、御室は数歩はなれた正面から、見つめている。直哉は、伸子の後ろから、見下ろすようにして、ローターをお乳にあてている。
「いいね、伸ちゃん、いい格好で啼いてるね、ふふっ」
「はぁああん、ひぃいい、ひぃい、はぁああん、だめ、あっ、あぁっ」
ビリビリと乳首にローターをあてられて注ぎ込まれる刺激と、チツの中に埋め込んだローターの抉るような刺激で、伸子は、顔をしかめるようにして、快感を受け入れている。

股間を縦に割った縄が、伸子が汲みだす愛液でべっとりと濡れていく。伸子の秘壷は、もう愛液がびしょびしょに溜まっているのだ。とろとろの愛液が、陰唇を割って滲み出るのを待っている御室なのだ。
「どうだい、伸ちゃん、お汁の出かたは、順調かね、ふふっ」
「ああん、はぁああん、だめ、ああん、とめて、止めて・・・!」
伸子は、連続振動で、ぐじゅぐじゅになりながら、アクメへ昇っていきそうなのだ。伸子の声に、御室はローターのスイッチを切る。直哉も乳首からローターを外してやる。
「ふぅうう、ふぅっ、うぅっ、ふうぅ・・・」
伸子のからだは、浅い深呼吸をするようにして、平静さを取り戻そうとする。御室が伸子のチツまわりをみてやる。ねっとりした液汁が、陰唇の中から滴りだしている。
「おめこの中は、グジュグジュなんだろね、ふふ、伸ちゃん!」

     

「じゃあ、もう一度だ、いくよ・・・」
御室が再びローターのスイッチを入れた。びびびび〜伸子のチツのなかで篭もった音が聴こえる。
「ああああ〜ん、だめ、ああああ〜ん、だめ、だめ・・・!」
数秒後には、伸子は顔をしかめた表情になり、放心したような虚ろな目つきで、声を洩らした。御室がすぐさま、ローターのスイッチを切る。伸子がもう、アクメ寸前の高さまで昇っているのだ。
「ふふ、すぐ感じるんだね、いい子だね、伸ちゃん」
そういいながら、数秒おいて、スイッチを入れる。直哉は、乳房へあてるローターの変わりに、指で乳首をつまんでいく。スイッチが入ったとたん、伸子は大きくからだを反らせて、喘ぎだす。

「はぁああ〜ふぁああ、ひぃいい、ひぃいい・・・」
後ろ手に縛られて股間を広げさせられている伸子は、ローターの刺激を受けてからだを動かすことができない。できないから、余計に刺激が強烈なものになる。伸子のからだの昂奮をコントロールする御室だ。二十歳の学生女の子、伸子の感度をコントロールする快感に酔っていく。
「ほ〜れ、伸ちゃん、もうすぐとどめを刺してあげるからね、ふふっ、ふふ」
御室が伸子をイカせるなかで、直哉は伸子の付添い人だ。伸子の喘ぎ悶える姿を見て、竿がビンビンしているのだった。

     

「直哉クン、一発、生でやるかね」
御室が、直哉の顔を見上げながら云う。直哉は、ズボンのしたで竿をビンビンにしていた。
「はぁ、やりたい、一発抜いておきたいっす」
肘掛椅子に太腿をひろげて括られた伸子は、もうローターの威力で、めろんめろんになって朦朧としている。直哉は、ローターでイカせるのは勿体ないと思っていた矢先だった。
「伸ちゃん、直哉クンがとどめを刺してあげようってさ、良かったね〜!」
「ふぅぁああ、ひいい、はぁああ、ひぃいい・・・」
伸子は、うっとりした目つきで、視点が合わないまま、深呼吸するように息をはいて応える。

直哉がパンツを脱ぎ、下半身を裸にして、伸子の前に立った。伸子は、後ろ手に括られたまま、膝を肘掛に括られている。直哉は、ビンビンに勃起したペニスを、伸子の顔へもっていき、ペニスで唇をぺちゃぺちゃとつつく。チツ挿入まえに、フェラさせるという魂胆だ。
「ほれ、直哉クンが、美味しいもんを食べさせてあげるって」
伸子は、唇を、直哉のペニスでつつかれて、やんわりとあける。直哉は、腰をぐっと前へ突き出し、伸子の咥内へ、ペニスを突き刺していくのだ。
「ほれ、伸子、べちょべちょ舐めろ、舌でたっぷり、ご奉仕するんだよ」
直哉は、手を使えない伸子の頭を後ろから支えて、前後に揺すらせる。直哉が静止し、伸子の顔が前後に動く。開かれた唇に、勃起したペニスが抜き挿しされていくのだった。

     

「ううっ、うううっ、うううっ、すぅうっ、すぅうっ、ふうぅっ・・・」
伸子は、直哉のペニスを咥内へ抜き挿しされながら、鼻先から空気の混じる声を洩らしている。
「さあ、伸ちゃん、お股の縄を解いてあげるね、存分にお啼きなさい!」
御室は、伸子のからだを縦に割った縄を解いてやり、股間をぱっくりとひろげさせた。
「うわ〜べちょべちょに濡れてる、なか、ずるずるやろね!」
御室は、陰唇で蓋された秘壷の予想を、驚くようにして云う。
「はぁあ、ひぃいい、はぁああん・・・」
直哉が、足をひろげて腰を落とし、勃起したペニスで伸子の秘唇を割っていく。

伸子の秘壷が開かれて、粘っこい秘汁が、どくっ、どくっ、と流れ出てきた。直哉が、亀頭を埋め込み、そうしてぐぐっと突き挿していく。
「あああっ、はぁあああっ、ああ〜ん、はぁああ〜」
伸子は、真横にひろげた太腿を、ピクッピクッと痙攣させながら、得体のしれない快感に翻弄されていく。
「ほれ、どくどくとでてくるね、べちゃべちゃだね、伸ちゃん、いいね〜!」
御室が、ゆっくりと抜き挿しされる伸子の秘壷を、じっと見つめて云う。
「こりこりだよ、伸子、グジュグジュしてるよ、伸子!」
直哉は、ぐぐっと奥まで挿しこみ、留める。そうして腰をぐりっと回し、伸子が啼くのを確かめる。
「ひぃぇええ、ひぃ、いいッ、はァあ、ああ、ああッ・・・!」
伸子は、放心し、朦朧となりながら、底知れぬ呻き声をあげていくのだった。

     

二十歳の大学生伸子が、風火スタジオで調教されている。裸にされて手足を縛られ、肱掛椅子に座らされている。太腿を肘掛にひろげて置かれ、膝を括られたまま、直哉の生ペニスを挿入されている。ローターで攻められてイク寸前だったチツのなか、すでに恥汁でべちょべちょになったうえでの生ペニスだ。
「ほうれ、伸子、もっとわめけ、もっと啼いてみろ!」
「ぐわぁああ、はぁああ、ひぃい、ひぃい、いいッ・・・」
「そらッ、どうじゃ、啼け!」
直哉は、朦朧として悶え呻く伸子に、追い討ちをかけるように、勃起したペニスをゆっくり抜いて、一気に奥まで挿し込んでいく。

「ぐぅううッ、ひぃいいッ、ひぃいッ、ふぅ、ふぅッ・・・」
後ろ手に縛られたまま、お尻を突き出すようにして肘掛に、膝をひろげて括られた伸子だ。直哉に一突きされて、ぐしゃぐしゃに崩れていく快感のなかで、女の悦びを満喫している。
「おおッ、伸ちゃん、いいぞ、いいぞ、その調子で、啼け、もっと啼いて!」
御室が囃し立てるように、伸子のからだを触りながら云う。
「ひぃいい、ひぃいい、はぁああ、ぁあ・・・」
広げられたチツから、ジュクジュクと恥汁が流れ出している。とろとろ半透明のネバ汁だ。直哉のペニスは、伸子がオーガズムへ昇りはじめると、途中で留める。伸子が気絶するまで、やり抜いてやろうと思っているのだ。

     

「お乳にシコリが出来てるよ、固くなってるよ、伸ちゃん」
「ふぅああ、ひぃいい、ひぃいい・・・」
「乳首が、ピンピンに立って、生葡萄だね!」
御室が、伸子の突起した乳首を、舌で舐め、唇で咬んでやる。直哉は、ペニスを半分挿しこみ、ローリングさせてチツ襞をこねまわしてやる。
「ふぁああ、だ、め、えぇ、い、い、いくぅ、うう・・・」
伸子は、顔をしかめ、頬を真っ赤に染めて、呻きながら歯をくいしばっている。

「逝かしてやりまひょ、そろそろ、なあ、伸ちゃん!」
乳首をつまみあげ、伸子の頬を指でつつきながら、御室が云った。
「ぅぐッ、ひぃいい、ひぃいい・・・」
直哉が、ぐぐっとペニスをチツ奥まで挿し込んだのだ。伸子は、アクメの頂上寸前だ。
「ほれ、イケ、どうだ、イクかッ、ほれッ!」
直哉のペニスが、伸子の子宮口へおしあてられ、ぐりぐりっと亀頭があたっている。
「ぐぅうう、ぐわぁああ〜ぎゆぅわあ〜ぁああ〜あああ・・・」
伸子のからだが、ピクンピクンと痙攣した。直哉が挿し込んだペニスに、ぴゆッ、ぴゆッっと潮が吹いた。伸子は、のたうち悶えて呻きながら、オーガズムへと昇って、気を失ってしまった。

えろす物語-伸子-終わり





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