えろす物語-伸子-
第一章-3-
2005.9.20〜2005.10.14

     

伸子は、友子から直哉の噂ばなしを聞かされた。友子が云うには、直哉が女の子と一緒に祇園のラブホテルへ入った、という噂が広がっているという。伸子は、その話を聞いて、ドキッとした。まさか、誰かに直哉とラブホテルへ入るところを見られていた?
「女の子の顔が見えなかったから、相手が誰だかわからなかったそうよ」
友子は、直哉の相手が伸子ではないか、というような顔つきで、云うのだった。伸子は、直哉を好きになっていたから、友子の話は、むしろ嬉しい気持ちで受け入れた。

大野伸子、野木友子、共に二十歳だ。女の子が二人だけでいると、ついつい男の話になる。友子は、伸子に男とHした経験があるかどうかを探ってきた。伸子も、友子にH体験の探りをいれる。友子も伸子も、男とHした経験あることを認めあった。認めあってしまうと、話は、男の身体の具体的な品評になってしまった。友子も伸子も、具体的な相手の名前は、云わなかった。

三度目に伸子が直哉と会ったのは、友子と会って数日後だった。直哉は、伸子をスナック「風の火」へと誘った。風の火のカウンターで、直哉は、マスターの御室武に、部屋を貸して欲しいと申し出た。風の火は、スナックバーだけど、密室を持っていた。「風火の部屋」と呼ばれる密室は、男と女が共に濡れる秘密部屋だった。直哉は、この部屋で年上の女と遊んだことが何回もあった。いわば常連といえばいい。「風火の部屋」には、男が女を悦ばす道具が揃えられている。マスター御室武の所有だったが、懇意になると使わせてもらえる。織物問屋の次男坊倉橋直哉は、「風火の部屋」の常連だったのだ。伸子は、直哉と御室武との関係を詳しくは知らないままだった。

     

風火部屋は、黒基調の壁に、黒基調の天井、床はフローリングで焦げ茶色で設えられた洋室と、四畳半の和室との続き部屋だった。この部屋へ入ったとき、伸子は、直感的に異様さを感じた。
「ぁつ、なんか怖い感じがする部屋ですね、音が全くないんや、静かなんですね」
「そう、防音装置がしてあって、無音室なんだって、オーディオ聞くのにそうしたんだって」
直哉は、壁際のオーディオセットに電源を入れた。流れ出してきた音楽は、ピアノソナタ。
伸子の聞き覚えのある旋律だった。直哉が、伸子を抱きしめた。

「あっ、だめ、せんぱい、いけません〜いけませんよ〜」
直哉に背後から抱かれた伸子は、こうされることを期待していたのに、思わずダメだと云った。ピアノの旋律だけが流れる無音室で、伸子は、直哉の手を振り解こうとした。
「なにいうん、伸子、いいだろ、ここまで来てんだから」
「だめ、だめ、ですぅう、うぅって〜」
直哉がなおも強引に伸子を抱きしめようとしてきて、伸子は直哉から離れようとして抵抗しだした。直哉は、伸子の背後から胸元を抱きしめ、伸子の唇へ強引に唇を重ねようとした。伸子の抵抗が続いた。

直哉は、いったん伸子から手を放した。そうして傍らに用意された化粧箱から縄を持ち出し、伸子を再び背後から抱きかかえるようにして、手首を背中へ回させ、縄で括りだした。
「ぁあ〜なに、せんぱい、なにするんですか、ぁあっ、いけません〜!」
直哉は、伸子の背中で手首を交叉させて縛った縄尻を、胸元へ二回まわしたあと、残り縄で手首を括り上げた。伸子は、手首を後ろで交叉して縛られ胸元を縛られた格好で、フローリングの上に転がってしまった。スカートがめくれ上がり、太腿があらわになり、白いパンティが見えた。
「ぁあ〜せんぱい、なんでこんな〜ああ〜解いてよ〜!」
伸子は、床に転がったまま、足をバタバタともがくように動かすのだった。

     

「ここまで来て、ダメだって、何を云ってるんよ、伸子はもうオレからさ、逃げられないんだろ!」
「ぁあ〜せんぱい、わたし、そんなん云うの、もうやめて〜」
「じゃ〜云うこと聞くのか、どうなの、伸子!」
伸子は、そんなに抵抗する気持ちは無かったのに、なぜか抵抗してしまったのだ。
「ああ〜せんぱいの云うこと聞きます〜ぁああ〜聞きますぅ〜!」
伸子は、奇妙な気持ちに襲われていた。こんな格好にされて、嫌悪感が襲ったのではない。むしろ快感に近い感覚だった。

「じゃ〜伸子、そのままで立ってごらん、もう抵抗しないよね!」
「ぅう、ん、もう抵抗しません、抵抗しないから〜解いて!」
「ダメ、しばらくそうしていろよ、いい?わかった?」
直哉にそう云われて、伸子は、後ろ手に縛られたまま、立たされた。
<イタズラされる!>
伸子は、そう思った。手を後ろで括られて、イタズラされる。

ピアノソナタが流れる黒い風火部屋。直哉は、オーディオセットの壁面上のカーテンを開けた。窓枠には鏡がはめ込まれていた。90×180のマジックミラーだった。鏡の向こうは調整室だ。録音、録画のためのスタジオ機能を持った部屋だったのだ。鏡の向こうの部屋には、御室武がいた。風火部屋で、これから行われる伸子の悶え喚くショーを見学するという手筈だった。

伸子は、着衣のまま後ろ手に縛られて、鏡の前に正面を向けて立たされた。
「ほれ、伸子、鏡を見てごらん、伸子が映ってるよ、ほれ!」
直哉は、鏡の向こうにいる御室を意識して、伸子の顔を正面へ向かせる。
「ぁあ〜ん、こんな〜こんなのいやよ〜ぁああ〜ん、いやよ〜」
「なあに、鏡をじっと見ていろよ、いいね、わかった?」
直哉は、そう云いながら、立ったままの伸子のスカートを一気に腰までまくりあげた。伸子の太腿が露出し、白いパンティがさらけだされた。スカートの裾が丸められて、腰に留められた。伸子の下半身が剥きだされてしまったのだった。

     

御室武は、ガラス越しに、スカートをめくりあげられ、その均衡のとれた身体を正面から見た。伸子がジッと目線を向けている。そうして膝をすり寄せて、恥ずかしがる姿を見て、ゾクゾクした感触を得るのだった。直哉の手が、伸子の腰からパンティをグッと引き降ろし、太腿のところで止められた。伸子の黒々した恥毛があらわになった。若い女の恥毛を見ると、それだけで情欲が湧いてくる。
「ぁあ〜ん、だめ、だめよ〜こんな格好、だめ〜!」
伸子は、恥毛を露出させられて、恥ずかしさでいっぱいになった。

「じゃ〜ね、伸子、お乳も見せてしまおうよ、そのほうがさ、カッコいいぜ!」
直哉は、縄に巻かれた胸元の、ブラウスのボタンを外しておし広げ、ブラジャーを首の方に持ち上げて、伸子の両の乳房を剥きだしてしまった。
「ぁああ〜ん、ああ〜恥ずかしい、ああ〜こんな格好なんていやよ〜!」
おおっぴらに他人に見せたことが無い乳房と股間を広げられて、伸子は、もう顔を紅潮させて羞恥をあらわにしていた。
「しばらく、このままで、立ってなさい、わかった?!」
直哉は、伸子に命令口調で云い、壁際の照明スイッチをオンにした。黒基調の風火部屋のスポット照明が点けられたのだ。鏡の前で、後ろ手に縛られ、乳房と股間を露出した姿の伸子を包むように、明るい照明が当てられたのだった。

「ぁああ〜なによ〜明るい〜ぁああ〜消してよ〜いやよ〜!」
伸子は、明るい照明に包まれた自分の羞恥姿を鏡に映されているのを見て、驚き、羞恥の気持ちに見舞われるのだった。
「じゃ〜オレの云うとおりにしろよ、いいね!」
「ぅうう・・・・・」
「足を拡げてごらんよ」
直哉は、太腿をすり寄せてモジモジしている伸子に、足を拡げろというのだった。

     

下半身を剥きだしにされた伸子に、足を拡げろと指示する直哉。伸子は、これまでとは違う直哉の姿をみた。
「ああ〜そんな、そんなこと云わないでよ〜、なんでこんなことするんよ〜」
伸子は、後ろ手に縛られ、パンティをズリ下げられてしまった姿を、鏡で見て、もう止めて、といわんばかりに、狼狽しながら云う。
「いいから、そのまま、足を拡げて、思いっきり拡げるんだ!」
直哉は、容赦なく伸子に命令口調で云った。
「ああ〜なんでこんなことするんよ〜わたし、いやよ〜!」
伸子は、直哉の変貌ぶりに恐怖感さえいだいてしまうのだった。

鏡の向こうの調整室で、御室武は、伸子が直哉から、これから施されるエロスを見守っている。二十歳になる大学生の伸子を、エロスの虜にさせていく。男にとっては快感この上ない愉しみなのだ。
ビデオ収録の準備が整っている調整室だ。風火部屋に設えた3つの固定カメラと1つのハンディカメラの装置だ。4つのカメラで撮られた映像が、それぞれに録画され、調整室では固定カメラのズームを調節できる。御室武は、ビデオ編集者だ。伸子を主人公にした、アダルトビデオを作ろうというのだ。

伸子は、直哉が指示するように、そろそろと足を拡げていった。
「もう、おとなしくしろよ!そのうち、たまらなくいい気持ちにさせてやるから、ね!」
直哉は、後ろ手に縛って乳房を剥きだした上半身と太腿に留められたパンティ姿の伸子を、これから弄んでいこうというのだ。
「これはね、伸子とボクだけの秘密にしよう、いい?」
「は、あ、どうしてこんなことするんよ〜?」
伸子は、直哉の心がつかめなかった。直哉は、伸子が処女を明け渡した相手だ。確かにセックスの味はおいしいと伸子は感じはじめていた。だけど、縛られてセックスされることには、抵抗があった。

     

天井から下げられてきたフックに、伸子は吊るされるようにして括られた。立ったまま座ることが出来なくなった。伸子は、この後どのようになるのかが判らず、不安な気持ちに満たされた。でも好きな直哉先輩だ。好きなようにして欲しい、との思いも出てきた。
直哉が、背後から抱きつくようにして、伸子の乳房を触ってきた。
<ぅうう〜ぁああ〜こんな格好で、触られるんや〜>
伸子は、もう身動き取れなくなって、直哉に身体を委ねるしかないのだ。
お乳の先を指でつままれると、ピリピリっと、なんか電流が流れたような刺激をうけた。お乳を揉んでもらうと、ふんわかした気分になってくる。伸子は、縛られて立たされたまま、直哉に身体を触られる。
「アア〜さわらないで、さわらないで〜こんな格好で、恥ずかしいデス〜!」
下半身を剥きだし、ブラウスが開かれ、乳房が飛び出た格好の伸子だ。泣きたいほどの羞恥心に見舞われていた。
「伸子の恥ずかしがる顔って、魅力てきだよ!ステキだよ!」
直哉は、ニタニタと笑いながら、そんなことを云うのだった。

陰毛が撫ぜられてしまう。腰の太腿のつけ根のところを、指で掻きあげるようにして、陰毛が撫ぜられる。そうして陰毛の下の豆粒の被さった秘唇の先をつままれた。
「ぁっ、そこ、ダメ、だめ、そんなにして、さわらないでよ〜ぁああ〜」
「そのまま、足を広げたまま、そう、動いちゃだめだよ!」
伸子は、後ろから抱きかかえられて、乳房と股間を同時に弄られていく。足は広げたまま、太腿にかかったパンティが広げられたままだ。

「手を解いて、云うこと聞くから、手を解いて〜お願い・・・」
後ろ手に縛られまま、身体を触られて、伸子は、もう恥ずかしさでいっぱいだった。。
「そうはできないね、伸子は、このままで、悦ぶんだよ、トレーニングだよ!」
風火部屋の天井と壁に備えられたビデオカメラにスイッチが入った。
「ぁあ〜ん、そんな、トレーニングだなんて、どういうことなんですか〜?」
「調教っていってるね、伸子が悦ぶための調教なんだって、わかった?!」
直哉は、自由の利かない伸子を、乳房と股間を揉んでやる。

風火部屋の照明が、一段と明るくなった。伸子の斜め上から、スポットが当てられたのだ。
「じゃ〜ね、パンティを穿いて、濡らしてもらおうかね、伸子!」
いったん太腿で丸められた白いパンティを、穿きなおしだ。
「伸子のパンティ、じっくり濡らしてよね、これを欲しいってのもいるんだから」
パンティを穿いた股間を、直哉がいじくりだした。秘壷にねじ込むように、指を挿し込んできた。伸子のパンティを、伸子の秘壷の体液で、濡らしていくのだ。
「ぁあ〜ん、そんな〜恥ずかしいことしないで、お願い、そんなことダメよ〜!」
伸子の裸写真つき汚れ滲みパンティの制作だった。

     

穿かされたパンティにマン汁を滲みつけさせられる伸子。直哉は、指先をパンティ布の上から、秘壷へグリグリと指を挿し込んでやる。
「いいかい、伸子、身体で感じて、蜜をだすんだ、いいね!」
「ふう〜はあ〜ひい、いい〜はあ〜ん」
伸子は、後ろ手に縛られたまま、モゾモゾしながら、パンティに秘壷の体液を塗りつけていくのだった。
「さあ、もっと足を拡げて、股を突き出すんだ、もっと突き出すんだ!」
直哉は、後ろからお尻に手をかけて押してやる。伸子は、足を拡げて弓なりになる。

御室武が調整室から、伸子がマン汁を滲ませる光景をビデオに収録していく。裸で後ろ手に縄を掛けられて、立ち姿の伸子。足を拡げて突き出した姿の伸子。パンティを着けたままだが、これも絵になる。御室は、伸子の顔のアップを撮り、指で押さえ込まれたパンティをアップで撮った。
二十歳の大学生を、羞恥の沙汰に追い込んで、その喘ぎ身悶える光景を、ビデオ作品に仕上げていくのだ。伸子は、その主演女優だといえばいい。

マン汁でびっちょり濡れたパンティを脱がせられた伸子は、素っ裸にされた。上半身に何本かの縄が掛けられていく。首筋から乳房のまわりを締め付けて、乳房を突出させる。二の腕に巻かれた縄で固定される。伸子は、もう逃げることができない。
「ぁあ〜どうして、わたしにこんなことするんです、ぁあ〜せんぱい〜!」
「写真部だろ、オレたち、だから写真集を作る!わかった?」
「でも、そんな〜裸にして、こんなことして、写真、撮るの?」
「ふふ、ビデオも撮る!」
「ええ、なんで、いやよ、そんなのイヤ!」
直哉が、カメラを取り出した。後ろ手に縛った伸子を、写真に撮るというのだ。

「ほれ、こっち向いて、伸子、カメラに目線を向けて〜!」
カシャっとシャッターを切る音が響いた。
「ぁあ〜ん、写真に撮らないで、ぁあ〜ん、おねがい〜撮らないで〜!」
伸子は、裸身を曝け出したうえ、写真を撮られる恥ずかしさで、気が狂わんばかりに赤面していく。
「可愛いよ〜伸子のヌード、いいね〜可愛いよ〜!」
正面から、斜め上から、真下から、伸子はカメラが向けられてシャッター音を聞くたびに、心が恥ずかしさに振るえるのだった。

     

写真が撮られたあと、伸子は裸で後ろ手に縛られたまま、弓型パイプ椅子に座らされた。そうして膝に縄が巻かれ、パイプを跨ぐ格好で括られた。
「ふう〜あ〜ん、ああ〜ん、こんなのいや〜ぁあ〜んやめてよ〜!」
伸子は、自分のからだに施される仕打ちで、惨めな気持ちになってしまう。
「いいの、いいの、ほれ、これで開いたでしょ!」
ほとんど180度にふとももを拡げて、パイプに括られた伸子。股間が思いっきり広げられしまったのだ。
「ぁあ〜恥ずかしい〜ぁあ〜なんで〜こんな恥ずかしいよ〜!」
伸子は、予期せぬ仕打ちに、悲しくて悔しくて、目に涙をためている。

御室武と倉橋直哉のたくらみで、二十歳の学生伸子が羞恥の沙汰に追い込まれていくのだ。
「もう諦めなよ、な、今夜はたっぷり可愛がってあげるんだから!」
「ぅううっ〜ふうう〜うう〜ひどいわよ〜!」
伸子は、処女を失ってまだ間がないのだ。品行方正な育てられ方をしてきた令嬢なのだ。男二人の陰謀で、強引にエロスの快楽へ導かれていくのだ。
「まあ、そのうち、喜んでやってもらいたくなるんだよな〜!」
「ぁあ〜、もう、お願い、やめて〜」

ビデオカメラが、明るくスポットを当てた伸子の裸体を捉えていく。直哉は背後から伸子のからだを蹂躙していく。直哉の昂奮は、股間を膨らませていたが、それは最後にとっておく。
縄目から搾り出された乳房を、直哉の手がまさぐる。乳房がふくらみ、皮膚がぴりぴりに張っている。その皮膚を指先でなぞってやり、乳首を撫ぜてやる。
「ぅうう〜うう〜うううう〜」
伸子は、声を出せないまま、囁くような呻き声をあげはじめた。耳朶から首筋へ、指で擦りあげながら、唇を触ってやる。
「ほれ、伸子、頭ん中、真っ白にしろよ、感じなよ、いいね〜!」
「ぅうう〜ぅうう〜すうぅ〜ふうう〜」
直哉は、唇を開かせ、指で舌をつまんでやり、そうして直哉の指を舐めさせだしていくのだった。

     

股間へは手を伸ばさないまま、太腿を撫ぜてやる。伸子は身動きできないまま、身体の芯へ触られる感触を溜め込むしかない。女は焦らしてやるのに限る、と御室はいう。直哉もその意見には賛成だ。女のからだは、触られていくと秘壷が次第に濡れてくる。十分に濡れてくると、女は自らを開かせる。そのときを待てばいい。
伸子は、急所を外されたまま、直哉の愛撫を受けていく。太腿から、そのつけ根へ。陰毛を引っ張ってやり撫ぜてやる。太腿を真横に近く拡げたなかで、お尻から陰毛までを指でこすってやる。
「ふう〜ふうぁ〜ふう〜ふうぁ〜ふうう〜んぁあっ、あっ〜!」
伸子は、だんだんと触られる刺激に反応しだしていた。

直哉の指先が、伸子の陰唇に触れた。股間を大きく拡げたその芯へ、指が伸びてきたのだ。直哉は、触ってみて、柔らかいと思った。伸子のビラビラは、そんなに大きくはなかったが、分厚くてふわふわな感触だった。
「ぁあ〜そこ、そこ、そんなとこ触らないで〜はぁあ〜ああ〜ん」
後ろ手に括られたまま、便器のような弓形の椅子に座らされて、拡げられた股間だ。伸子は、触られても足を閉じることが出来ない。指が動いて注入される刺激を、ただ受け入れるしかなかった。
「伸子の、ここ、柔らかいね!ヌルヌルのお汁もついて、いい感じだね!」
「ぅう〜わ〜恥ずかしい、こんな格好、恥ずかしいよ〜!」
「恥ずかしいって?いいね、可愛いね、恥ずかしい?うぶなんだね!」
直哉の指先が、秘芯へ挿入されだした。

秘芯のなかは、もうびっちょりと濡れている。なんだかんだといいながらも、伸子は秘壷の中を濡らせている。
「びっちょり、濡れてる、伸子のここ、中が濡れ濡れだよ!」
「ふうああ〜そんな〜そんなことありません、ふうああ〜!」
直哉が手に持ったのは、ピンク色の玉子型ローターだ。このローターで、伸子を感じさせようというのだ。
「ほれ、伸子、これ知ってるよね、わかる?」
伸子は、目の前に吊るされたローターを見た。写真ではみたことがあったが、現物を見るのは初めてだ。
「ぅう〜それっ〜それ、なによ〜!」
「ローターだよ、これって、いんだってね、スッゴク感じるんだっていうよ、ローター!」
伸子は、ローターを見て、顔をそむけ目をそらせた。

     

<ううっ、ローターなんて、どんな感じなんよ〜!>
伸子は、心のなかで喋っていた。
<そんな〜もうわたし〜なんで、こんなことするんよ〜!>
「いいかい、これで愉しむんだよ、いいね!」
直哉は、ローターのスイッチを入れた。ブルブル、ブウーンと振動する音が醸しだされた。まづ、乳房まわりへ、ローターの先が降ろされる。ビビー、ビビーっと音を立てたローターが乳首に触れたとき、伸子は、思わず声を出してしまった。
「ぁあああ〜ああああ〜ふううあああ〜」
乳首から、振動が伝わり、なんともいえない刺激を受けてしまったのだ。

スタジオ風火部屋は、女を苛めて悦ばせるように設えられている。大きな鏡の向こうは調整室だ。御室武は、ガラス越しに伸子の姿を正面から見据えていた。
<ふふ、直哉め、大したもんだ、いっちょ前に、女を弄りだしたぜ、ぅふふっ>
カメラの位置とズームを操作しながら、伸子の胸元をアップで撮っていく。そうして少し引いて、丸見えの股間をも画面に入れて収録していく。
<綺麗な、可愛い子やで、こりゃ〜儲けもんやで、いいぜ〜!>
御室は、ひとりニタニタと笑いながら、伸子のいたぶられる光景をみていくのだった。

伸子の羞恥は、もう最高に達していた。目の前がクラクラして、もう何もわからない。縛られて便座椅子を跨いだままで膝を括られて、ローターが股間を刺激しだして、もう恥ずかしさで、気絶してしまうほどだった。
「ぅうう〜ん、ふうぅ〜ううぁあ〜ん・・・」
ビリビリとローターの振動が身体の芯伝わってくる。なんともいえない感触なのだ。股を閉じようとしても、閉じられない。誰にも見せたことがない秘所を拡げられて、鏡にくっきり映し出されている姿を見て、もう隠れたい気持ちなのだ。
「ほれ、ほれ、伸子、真っ赤になってら〜!」
直哉は、ローターを股間に軽く押し当てながら、からかうように云うのだった。

ローターが伸子の秘壷に埋め込まれる。
「じゃ〜ね、伸子、これを飲み込むんだ、いいね!」
直哉の指で、陰が拡げられ、秘壷の口から奥へとローターが押し入れられた。
「ぅうう〜ぁああ〜はあぁあ〜」
「もうひとつ、これも呑み込んでおくといいよ!」
直哉の手には鶏卵が持たれていた。ローターを埋め込んだ秘壷に、卵をも埋め込むというのだった。
「ヒイや〜いやあ〜そんなの入れないで〜ぁああ〜いやよ〜!」
直哉は容赦なく、秘壷の口から、ゆっくりと廻すようにして卵を埋め込んでしまう。

     

二十歳の真面目な学生生活を送っている伸子。こんな辱めをうけるとは、想像もできなかった。写真部の先輩から、こんな目に逢わされるとは、夢にもみなかった。夢見たのは、もっとロマンティックな二人姿の筈だった。
<どうして〜こんな目にあわせるの〜せんぱい〜どうして〜!>
伸子は、秘壷にローターと卵を詰め込まれて、まるで動物になったように感じた。
ローターの操作棒が、伸子の乳房に巻かれた縄に止められる。そうしてスイッチが入れられた。

「うんぐうう〜わあ〜はあああ〜ん、止めて、止めてよ〜はああ〜ん!」
秘壷の奥底から、くぐもる鈍い音がかすかに聞こえる。
「ぅうう〜ぅううう〜ぁっあああ〜ん、ああ〜!」
ビリビリと、皮をはがれていくような、グジュグジュと身体の中を掻き混ぜられるような、鈍い刺激が、身体中を駆け巡ってくる。
「ぁあ〜止めて、あああ〜止めて〜やめてよ〜!」
拡げられた伸子の股間。秘壷が開かれ、卵の先が頭を少し出していた。そうして伸子が座った便座椅子が、後方へ倒されて45度で止められた。





小説

3-13 えろす物語-伸子-





HOME

かおり

かおり小説集目次



小説:えろす伸子

表紙目次に戻る