愛の狩人
 第四章-2-
 8〜14 2006.7.7〜2006.7.29


<倉田画伯の土蔵にて>

倉田画伯がお住まいの嵯峨野のお屋敷は、通りから竹薮を抜けていった山際にあります。和風造りの屋敷の離れに、土蔵があります。わたしは、何度かお邪魔したとき、その土蔵の中を見せていただきました。先代、先々代、もう江戸時代から、代々お絵かきさんの家系だそうで、市場に出回っていない秘画が保管されているのです。
「ねっ、小百合、これなんぞは骨董価値、値段つけられないやろね!」
葛篭のなかに収められた絵を、わたしに見せられます。薄暗い土蔵の中なので、ハッキリとは見えないのですが、ああ、お着物を乱し、髪を乱した女の絵図です。ああ、縛られた女の艶やかな絵図です。
「はぁ、せんせ、わたし、ああ、こんなの見るの初めて・・・」
「小百合をモデルに、わたしは、いまよう女絵図を作りたい・・・」

     

倉田画伯は、わたしをモデルにして、さまざまなポーズをとった女絵図を、描きたいとおっしゃるのです。
「せんせ、わたし、ああ、なんだか、ああ・・・」
わたしは、ふぅ〜っとなって、その場に倒れこみそうになって、顔を赤らめていたんだと思います。それは、責め絵でした。
「小百合、わたしは小百合に出合って、すっごく意欲が出てきてるんだよ」
「はぁ、せんせ、わたし、つとまるかしら、せんせ・・・」
わたしは、倉田画伯の名声のためにも、お役にたちたいと思い出したのです。でも、これから描かれる責め絵は、市場に出回るのでしょうか?

土蔵のなかに祭壇が設けられています。畳二枚の広さです。正面に祭壇があり、その前に蝋燭たてがあり、1mほどの高さで畳敷きです。四本の柱がコーナーにたてられていて、天井には角材が渡され、滑車が取り付けられております。
「先代はね、この土蔵で、女を悦ばせ、責めながら、絵を描いたんだよ」
土壁の高いところに窓があり、そこから光が入っています。ああ、窓からの光が、時間になると祭壇に射し込んでくるのです。
「いいだろ、小百合、祭壇にあがって、正座してこっちを向いてごらん」
わたしは白ピンクのお襦袢を羽織ったまま、祭壇前の畳にあがり、そうして正座して倉田画伯の方へ向きました。

     

畳二枚のスペースの壁際に祭壇が作られています。どんな神様がいらっしゃるのかわたしは知りませんでしたが、倉田画伯は、天津彦神だとおっしゃいました。わたし、変な気持ちになってきたんです。
「小百合は巫女さまになったんだよ!」
白ピンクのお襦袢を羽織って正座したわたしに、倉田画伯は、そうおっしゃたのです。
「巫女はシャーマン、いいね、小百合、巫女が悦ぶ光景を描きたいんだ」
「ええ、先生、お好きになさってくださいませ・・・」
わたしは、人間の女の子です。でも、わたし暗示にかけられてしまったのかしら。神様のお使いの女の子のようにも思えてきたんです。不思議な感じでした。

倉田画伯も畳の上におあがりになり、わたしに縄をかけてこられます。わたしは正座のまま、腕を後ろに回し、手首を括られてしまします。そうして足を崩すようにされ、横臥するような格好にされました。そうして倉田画伯は、畳のうえから降りられたのです。
「小百合、そこで、悶えてみせろ、足を動かして、膝が見えるようにしろ!」
わたしは、天津彦神の祭壇の前で、横臥し、白ピンクのお襦袢を着たまま、からだを悶えさせていきます。足を引いたり伸ばしたりしながら、仰向いたり横向いたりしているうちに、お襦袢の裾がめくれて、膝とか太腿が露出していくのでした。

     

土蔵の中は薄暗く、すえたにおいがしています。高いところにつけられた窓から、白い光が這入ってきています。でも、祭壇前の畳部分には、照明があてられ、明るく浮かび上がるようになっていました。倉田画伯は、柱に取り付けた明るいランプを灯されます。わたしは、舞台にあげられた不運な巫女を演じていくのです。
「小百合、麗しい、艶やかだ、いい女が描けそうだぞ!」
「はぁ、あああ、せんせ、わたし、へんな気分です、ああ、わたし・・・」
倉田画伯のスケッチは早いんです。わたしの足を露出させた姿をあっという間に描かれて、そうして次のポーズをとらされます。
「小百合、左足を折り曲げ、右足を拡げて・・・」
ああ、わたし、倉田画伯がお望みのポーズを、ああ、だんだんと恥かしい形をとらされていきます。

白ピンクのお襦袢の足元がめくれあがって、わたしの腰から下が、露出されていきます。そのうえ胸元を開かされ、乳首が見えるようにポーズを取らされていきます。祭壇の前、二枚の畳のうえで、わたしは淫らな巫女を演じているのです。
「うう、小百合、手を、、右手を股にあててごらん」
倉田画伯は、横臥したわたしにいいます。わたしは、云われるままに、右手の平をお股にあてがい、陰毛を隠す格好になります。
「指で、真ん中を触ってごらん、そう、オナニーするんだ!」
ああ、わたし天津彦神の御前で、オナニーをさせられるのです。

わたしは、神棚を背にして、正面、倉田画伯がいらっしゃる方へ向き、足を開いて立膝で、左手でからだを支えて反り返り、右手の指で秘壷を触っていくのです。
「ああん、はぁああん、はぁ、はぁああん・・・」
わたしは、溜息が洩れるような息使いになって、オナニっていくのです。
「小百合、気分をだせ、もっとよがって、気分を出せ!」
「はぁああん、せんせ、わたし、はぁあ、だめ、せんせ、さわってぇ、ほしいデスぅ・・・」
わたしは、見られているだけでは、限界があります。いいえ、見られているからこそ、意識しちゃって思うようにオナニれないのです。

     

「よしよし小百合、お望みなんだね、ボクに触って欲しいって、いうんだね!」
「はぁあ、ああ、せんせ、ああん、さわってぇ、はぁあ・・・」
わたしは、畳の縁近くまでからだをずらせていきます。倉田画伯は、畳の前の椅子にお座りになり、からだを乗り出すようにされて、わたしの開いたお股をごらんになられます。
「さあ、小百合、手をのけて、もっと反り返りなさいな!」
わたしは、巫女、天津彦神に仕える淫らな巫女さんです。倉田画伯の目の高さにいる、畳の上のわたしです。
「もっと膝を拡げて、お尻を前へ突き出して、そうそう、弄ってくださいと差し出すんだよ!」
ああ、わたしはお尻を畳から浮かせて、膝をぐっと開けて、倉田画伯の手で、おなぶりされていくのです。

倉田画伯は、天津彦神様のまえにわたしを座らせ、立てた膝をひろげさせて、お股の真ん中を、じっくり観察されています。天井の梁につけられた照明で、わたしのからだが照らしだされているのです。
「小百合、もっと前へ突き出してごらん」
ああ、わたしは、倉田画伯にお股を見られていきます。わたしは、見られることで、ああ、軽い快感を、めまいを起こしてしまいそうです。
「はぁ、はぁああん、せんせ、ああん、こうですか、もっとですか・・・」
倉田画伯は、わたしの股間へ顔をくっつけてこられます。ああ、わたし、膝を閉じてしまいそうです。倉田画伯のお顔が、わたしのお股にくっついて、わたし、おもわづ膝を閉じてしまいます。

倉田画伯の顔を、わたし、太腿で挟んだ格好になってしまったのです。倉田画伯ったら、わたしに顔を挟まれて、なおもお顔をぴったしくっつけてこられて、ああ、お口で、唇で、ああ、わたしの恥唇を、挟んで、もぐもぐ、もぐもぐとお揉みになられます。
<あああん、せんせ、ああん、だめ、ああん、そんなにしちゃ、だめ・・・>
わたしは、こころの中で、そんなことを叫びながら、ぺちゃぺちゃもぐもぐ、を受け入れていくのです。
「うぅううっ、ふぅううっ、うううっ・・・」
わたしは、天津彦神の化身のような感じで、巫女さんなのです。
「さゆり、小百合、おお、しょっぱいお汁、小百合、さゆり・・・」
倉田画伯は、わたしのお股から顔を浮かし、わたしの名前をいいながら、再び顔をお股に埋めていかれるのです。

ひとしきり唇と舌で、わたしの真ん中をおなぶりになられて、倉田画伯が畳の上にあがられます。わたしを天津彦さまの神棚の前、畳の真ん中へ移され、わたしをお縛りになられる。
「神へのお供え、小百合巫女だ、いいね、小百合は神の化身だから、ね」
わたし、手首を背中へまわされて、ピンクの帯締めを繋がれて、手首を括ってしまわれます。二の腕と胸周りにも紐がかけられ、わたしの乳房を紐で絞りださせて、そうして天井から下げられた滑車に通されていきます。
「あああ、ああん、はぁああ・・・」
わたしは、滑車に引上げられるようにして、座っていた裸のからだを、立たせていくのでした。

     

わたしは、帯締めで後ろ手に括られ、吊られて立った格好にされてしまったのです。そうして天津彦神の祭壇に座らされていきました。
「小百合は、天津彦神へのお供えモノだ、存分に可愛がっておもらいね」
倉田画伯は、わたしを神棚と向き合うように座らせます。祭壇と神棚の間は1m、祭壇は丸いテーブル状です。神棚の前に倉田画伯がお立ちになり、後ろ手に括ったわたしを、丸い祭壇のうえであぐら座りにさせるのです。
「天津彦神へのお供えだから、十分にお応えするんですよ、いいね」
なんだか、不思議な感じがしてきます。薄暗い土蔵のなか、ここにはほんとに、古風な神様がいらっしゃる感じがしています。

神棚にお蝋燭がつけられて、オレンジの炎がゆらゆらと揺れています。倉田画伯は、わたしを、天津彦神へのお供えだとおっしゃるのです。神様が、わたしを、たっぷり可愛がってくださるというのです。
「はぁ、せんせ、わたし、ふしぎな気分です、はぁ、はぁああ・・・」
わたし、お蝋燭の炎をみていて、なにか不思議なものが、見えるような気持ちになっているのです。
「ふふ、小百合、この祭壇でね、昔っからね、何人もの女が、神託を受けて悦んだ祭壇なんだよ!」
神秘な場とは、このような感じの場をいうのでしょうか。わたしは、裸で後ろ手に括られたまま、神の御前にお座りいたしているのです。

「わたしが天津彦神の化身です。わたしは神です、小百合巫女、いいですか」
ああ、倉田画伯が、なんだか別人のように見えて、思えてきます。わたし、ここが何処なのかわからなくなっているんです。
「じゃ〜ね、神のぉ言いつけ、小百合巫女の御足を、括れとの恩命だ」
倉田画伯は、そのようにお申しになられて、あぐら座りのわたしの足首を、交叉させたまま絹紐を巻いていかれるのです。
「ああ、ああん、ぁあああ〜ん、せんせ、わたし、ああ感じちゃうぅ・・・」
わたしは、絹紐のさらさらした冷たい感触に、身をよじらせてふるえるのでした。

     

わたしは、天津彦神にお供えされた、巫女さまです。そう思うと、ご神託を授かる巫女さまが、神と交わる気持ちになります。
「さあ、お開き、小百合のこころとからだを、天津彦神にお開きなさい、ね」
倉田画伯は、わたしの前に立ったまま陣取って、天津彦神のお告げを、わたしに施されていかれるのです。
「さあ、巫女どの、わたしがおさすり、してあげ申す・・・」
天津彦神は、わたしの乳房に手の平をおき、柔らかく包みになられます。そうしてぷりぷりお乳を軽くお握りになり、ゆさゆさと揺すりだされます。
「ぅううっ、はぁああ、ああ、はぁああ〜」
わたし、はぁあ、はぁあ、と疼くからだからお声を洩らしていきます。

薄暗い土蔵のなかの祭壇で、わたしは天津彦神に弄られていくのです。倉田画伯も、ふうふうと、昂奮されたお声を洩らし、わたしのお声と交合しあい、そのうちまぐわうことになっていきます。
「ううっ、うううっ、ああっ、あああ〜っ!」
天津彦神のぉ指が、わたしの開かされたお股をまさぐってきます。わたしは、がまんしきれず、お声を洩らしてしまいます。
「ううん、いい、いい、巫女のおめこ、じゅくじゅくしてる」
「ああ、ああ、あああっ、あああ〜ん、だめぇ・・・」
おっぱいの先っちょを抓まれたまま、お股にお指が絡まって、ああ、チツのなかへ、ぉ指がお入りになるのです。

わたしは、巫女の気持ちになって、倉田画伯は天津彦神の気持ちになられて、わたしたちは交わっていきます。
「巫女、わたしは巫女と交わり申す、いいね」
「はぁあ、ひぃ、いい、入れてください、天津彦の神さま、はぁあ、はぁあ・・・」
わたしは台座のうえで、後ろ手に縛られ、足を拡げて括られたまま、身動き取れないお供巫女です。天津彦の勃起した御神体が、お股に当てられ、頭が挿しこまれてきたのです。
「あああっ、はぁあああっ、ああ〜っ!」
「ほれ、ほれっ、神がお入りにななれるぞ!」
「ああ、いい、いいっ、入れてぇ、ああん、神さま・・・」
天津彦さまのおからだがお棒になってわたくしに、御霊をお授けになられるのです。

     

ぐりぐりっと天津彦さまのぉ棒が、わたしのなかへと埋め込まれてきます。あたしは、大きく開いたお股の真ん中を、ぶっといぉ棒で貫かれて、ああ、めろめろ、めらめらとからだが燃え盛っていきます。
「ほれ、ほれ、神が奥までお入りになられたぞ!」
倉田画伯は、わたしの前に立ったまま、腰をぐりぐりとお回しになり、わたしの奥を掻きまわしていかれます。
「はぁあ、ああ〜ん、はぁあ〜ん」
巫女となったわたしは、台座の上で後ろ手に縛られ、足を大きく開いています。ズキズキ、グジュグジュ、ああ、わたし、天津彦神を受け入れているのです。

わたしは、しだいに朦朧となっていきます。目の前のゆらゆらゆらめく蝋燭の炎が、ぼ〜っとかすんできて、倉田画伯のペニスに翻弄されていきます。
「はぁああ、ひぃい、ひぃいい、はぁあ、はぁあ・・・」
わたしは、ぐじゅぐじゅ、神に捧げられたお供えです。天津彦神が、わたしをお召しになられて、精を交感させるのです。
「ふふ、小百合、巫女の気分で、おお麗しいねぇ」
「はぁあ、ひぃいい、ああ、いい、イイ・・・」
「もっともっと、ふふ、いい気持におなり、ふふっ」
「あああん、はぁあああん、せんせ、いい、いい、いいっ〜!」
倉田画伯は、わたしを貫いたペニスを、抜いては挿し込み、抜いては挿し込み、繰りかえさせているのです。

「ああぁあ〜ああぁ〜ひい、ひい、ひぃいい〜」
「ほうれ、ほうれ、小百合、もっと、もっと悶えて呻け!」
「あああ〜ん、だめ、だめですぅ、ああ、いい、いく、いくぅうう〜!」
わたし、からだの淫水をじゅるじゅると滲みださせ、潮が満ちるようにドクドクと滴りおちていかされます。後ろ手に縛られ、お股を拡げられて身動き取れないわたしに、痙攣が起こってきます。オーガズムの兆しに、わたしは、身震いしながら、緊縛されたからだをこわばらせていきます。
「ううュ、ぐぅううっ、ううぅぁあ、ああ〜あああ〜わぁあああ〜!」
わたしは、絶叫しながら、アクメを迎えて、天津彦神と一心同体となっていったのでした。

     






























































































































































































































































































































































































































































































































































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