愛の狩人

 第二章-1-
 1〜12 2006.2.5〜2006.2.27


バイブレーターで逝きそうになって、ホンモノで逝かされてしまったわたしは、ぐったりと畳のお部屋で寝ています。一回くらい逝っても、その気になればすぐに行動開始できます。そうですね、三回くらいオーガズムへ昇っちゃうと、芯から満足したって感じになります。
「それで、小百合さん、ボク、もう離れられないよ、一緒に棲もうよ・・・」
中谷クンが、そのように言い出しました。
「ひとりよか、ふたりの方が安上がりじゃん、一緒に棲みたい・・・」
なによ、なに言ってるのよ中谷クン、わたし一緒になんて棲まないよ。そう思ってしまったんですけど、口ではそうはっきりとは断らなかった。
「うん、まあ、考えてみるけど、期待しないで・・・」
その日は、一回しただけで、二回目はやりませんでした。

     

夜八時ごろになって、わたしは中谷クンの部屋を出て、アパートの階段を降りていきました。階段の下に三人の男がいました。わたしが降りてくるのを、下から見上げている。わたしはちょっとドキっとしました。道路へ出ると、男たちが後をつけてくる気配です。わたしは胸騒ぎを覚えます。中谷クンの部屋へ行くときにすれ違った三人の男です。
「小百合ってんだろ、ちょっと待てよ!」
後ろから声をかけられて、わたしはドキドキしてしまう。足がすくんで、暗い道路に立ちつくしてしまいました。男たちがわたしを取り囲み、一人が後ろから、わたしを羽交い絞めにしてしまいました。
「ああっ、なにするのよ・・・」
「なあにもしないけどォ、さあ、いこか、一緒によォ!」
自動車のエンジン音がして、わたしの横に止まり、わたしは助手席にサンドイッチされて乗らされてしまったのです。

わたしは動転していました。この男たちに乱暴される!わたしは恐怖に晒されていました。
「中谷よりすっげえことしてやるからさ、楽しみだろ、小百合よっ・・・」
抵抗するにも、どうしょうもなく、わたしは男たちに逆らえなかった。中谷クンのことを知っている、友達なのかも知れないと、わたしは思った。車は、大原を越えた山の中で止められました。暗くてよくわからなかったけれど大きな屋敷といった感じの家の前でした。そうしてわたしは、その家の中に連れ込まれていきました。

     

わたしを連れ込んだ三人の男は、学生のようでした。連れ込まれたお部屋は、床の間がある八畳二間続きの畳部屋。いろんな道具と仕掛けがしてある部屋でした。男の一人が、恥部屋だと云った。男たち、名前がわからないのでABCです。Aがリーダー格、Bがカメラマン役、Cが補助。
「なにするのよ・・・わたしを帰して、誰よあなたたち・・・!」
わたしは、内心ドキドキ、ある種恐怖の気持ちなのに、恥部屋に連れ込まれて、Aの前から後ずさりしながら云いました。
「ななっ、おとなしくしろよ、オレたちに付き合えってことよ、中谷の代わりになっ!」
「なによ、こんなの誘拐よ、わたし誘拐された・・・」
「人聞きわるいことゆうなよ、ちょっと遊んでやるだけだよ、好きなんだろ!」
わたしは、こんなお屋敷に連れ込まれて、乱暴されると思うと、身体ががたがた震えてきました。

「縛っちまいな、それから写真だ・・・」
AがBとCに声をかけました。Cがわたしを抱きしめ、手を合わせられ、手首が括られてしまった。
「なによ、離してよ、なにすんのよ!」
「なにするんか、ゆわなくってもわかるやろ!」
Cは、わたしの手首を括った紐を、鴨居を通して引っ張り下げた。わたしの手首が、上の方へ上げられてしまった。
「なによ、こんなこと・・・手を解いてよォ・・・!」
「まあ、ほざきないな、観念しろよ!」
物音一つ聞こえない屋敷の中の部屋です。恥部屋と呼ばれた八畳二間続きの和室は、わたしを辱めるお部屋だったのです。

「大きな声だすと、猿轡かませるぞ!」
手を上にあげて敷居の上に立ったわたしに、Aが云います。わたしは、まだ観念なんてしていない。本能的に、わたしは抵抗している。
「やめて、何するのよっ、やめてよっ・・・!」
「うるせえな!咬ませろ!」
Aが云い、Cがわたしの口へ布切れを挿し入れてきて、その上からガムテープで留められてしまったのです。
「さあ、ええかげんおとなしくしなよ、小百合!」
「ぅうう、ぅうううっ、ううううっ・・・」
わたしは、やめて、やめてと叫んでいるのです。

     

口を封じられて手首を吊られてしまったわたしは、地獄へ落とされていくような恐怖に見舞われました。三人の男の子がわたしを取り囲み、服を着たままのわたしのからだを、思い思いに触りだしたのです。わたしはいつものように、フレアスカートにブラウスとセーター姿です。
「おとなしくしてろよ、オレたちが可愛がってやるからさ!」
「そうだぜ、小百合、オレたちのゆうこと聞くんだぜ、喜ばせてやるからよっ!」
「写真とビデオを撮れよ!全部なっ!」
ああ、わたしはやられる、犯される、助けて・・・心の中で叫びながら、わたしは男の子たちの顔を見ています。服の上からだけど、胸を揺すられ、お股をなぶられる。そのうちBがカメラを手に持って、わたしの姿を写しだした。

Cがわたしのセーターを引きずり上げ、裾を頭に通して首後ろで留めました。そうしてブラウスのボタンを外しにかかります。
<ああ、やめて、やめて、やめてよ・・・・!>
こころで叫んでも、口が封じられてるから声にはならない。
「おまえ、中谷に可愛がられてよ、好きなんだろ!」
「ぅぐうううっ、ふぐぅううっ・・・」
「思いっきり悦ばせてやるぜ、メロメロに悦ばしてやるから、なっ!」
<やめてよぉ・・・そんなのだめ、だめ、訴えるよぉ・・・>
ブラウスの前が開かれ、ブラジャーのホックが外されて、わたしのお乳が現れる。
「ぅぐううっ、ううぐうぅ、ううううぐううぅっ・・・」

「おお、おっぱいだ、小百合のおっぱいだぞ、生に見るの初めてだぜ、白い肌してやがるね!」
Cがわたしの開かれた胸を見ていいます。わたしは手を上にあげているので、お乳もこころもち引き上げられているんだ。
「よう膨らんでやがるな、触ってやるぞ、おい、ビデオ撮れよ!」
Aがわたしの正面に立ち、わたしのお乳を触りだしてきた。手の平で握り、ぐりぐりと揉みだします。そうして下から持ち上げて、ゆさゆさと揺するのです。Aは、わたしの胸に顔をあて、乳首を唇で挟んできた。
「うう、ぐううっ、うううっ、ううぐううっ」
<やめて、やめて、わたしに触るのやめてっ!>
Aは、唇でわたしの乳首を挟み、舌先で刺激を与えてきたのです。

     

「うう、ぐううっ、うううっ、ううぐううっ」
<やめて、やめて、わたしにお乳咬むのやめてっ!>
わたしは吊られてお口にガムテープを張られて、お乳をまさぐられている。そんな姿を写真に撮られて、わたしは蹂躙されていく。
「そろそろ下を剥いてやろうか、えへっ、いいだろ小百合!」
わたしの穿いてるフレアスカートがめくり上げられてしまう。Aは、スカートの裾を広げてわたしの腰に巻きつけて、下半身を剥きだしてしまった。
「おまえ、可愛いの穿いてるじゃん!」
そう云いながらAが、ピンクの薄いパンティの上から、わたしのお股をぐりぐりしてきた。

「ううっ、うううっ、うううう・・・」
「これ、濡らさせて頂こうぜ、ピンクの透け透けパンティだぜ、売れるぜ!」
ああ、なんというんだろう、男たちのすることってお金とエッチだけだ!わたしは心で叫びながら、太腿をぴっちりと閉めている。Aは、閉じたわたしのお股に手を突っ込んできて、柔らかいわたしの芯をまさぐりだした。
「もっと股を広げろよ、小百合!」
「ぅうう、うううっ、ううう・・・」
Bが写真を撮っている、そうしてビデオを撮っている。わたしは屈辱のなかで、必死に抵抗している。

Cが後ろからわたしを抱きしめ、お乳を握ってグリグリと回すようにして揉んでいる。Aはわたしのお股にパンティを穿かせたまま、時折指を突っ込んできて、秘唇をまさぐっては、パンティを被せる。そんな光景をBが写真に撮り、ビデオに撮っている。
「なあ、小百合、いいだろ、強姦じゃないよ、小百合のご要望によりサービスしてやってんだよ!」
ああ、なによ好き勝手なこといって!とわたしは思うけれど、口を塞がれているからどうしようもない。お乳とお股とまさぐられながら、わたしは呆然と力が抜けていく。男たちのやることに耐えられなかったのです。

「おお、力を抜きよったぜ、えへ、観念したんだね、小百合!」
「ぅううっ、うううっ、ぅうっ、ぅうっ・・・」
わたしは余りの緊張と恐怖感から、自失していったようでした。気が付いたときには、パンティが取られていて、お乳まわりが露出され、腰から下が露出され、手首は括られたままの半裸状態で布団の上に転がされていました。

     

お布団のうえに転がされていたわたしに、Aがのしかかってきました。そうしてズボンを脱ぎブリフを脱いで、わたしの太腿を広げさせて挿入しようとしてきました。
「やめてっ、なにするん、やめてっ・・・」
わたしは咄嗟に拒否の反応をしました。わたしはお布団の上で、からだをねじって挿入させまいとします。女の子の本能的な反応です。
「なにぬかすか、わめくなっ!」
Aが云います。でも、わたしは抵抗します。押さえつけられるわたし。からだにありったけの力を込めて、抵抗します。
「押さえろ!」
Aが立ったまま見ているBとCに云います。Bがわたしの口を塞ぎ、Cがわたしの肩を押さえつけます。

Aは、わたしの膝に手を置いて、ふとももを広げていきます。わたしは力を込めている。だけど男が開く力には及ばない。膝を肩に担がれて、Aのペニスがギリギリと挿入されてきた。先ほどに弄られたとはいえ、まだわたしは、いきなり受け入れるほどには開いていない。
「おおっ、よう締まってるぜ、ズキズキだぜ!」
わたしは、口を塞がれ、肩を押さえつけられて、無理強いにペニスを挿入されてきて、心でわめいた。必死で逃れようと思った。
「入れちゃえ、入れちゃえ、ブスブス入れちゃえ!」
Cがわめくように云い、わたしのお乳を握りだしました。

「うう、ぐううっ、ぐうう、ぅうううっ・・・」
わたしは涙がぽろぽろ流れ出し、強姦される屈辱に必死になって抵抗してる。こころが抵抗しても、からだを押さえつけられていて、どうすることもできないわたしです。盛りついたオスたちが、わたしを蹂躙していくのを、わたしはじっと我慢するしかない。
「力を抜けよ、小百合、もう力を抜いて、悦べよ・・・」
Aは、ペニスをわたしの奥まで挿しいれたまま、顔元で云いました。わたしは串挿しされたメスです。Bが封じていたわたしの口から手を離し、立ち上がってビデオカメラをわたしに向けた。
「小百合ちゃんの悦ぶ姿を、アップで撮ってあげる・・・」
「オレの顔を映すなよ!」
「判ってるさ、まかしとけって・・・」
わたしは、大きなお屋敷の広い畳部屋で、男三人に朝まで弄られていくのです。

     

ビデオカメラを向けられて、わたしはAに犯されていきます。肩をお布団の上へ、Bに押さえつけられ、Aはわたしの膝を肩に担いで、ペニスでわたしを蹂躙しています。
「やめて、やめて、やめて・・・」
わたしの抵抗も、限界が尽きてきた感じで、からだに力が入らない。Aが挿入しているわたしのチツが、グリグリ掻きまわされ、抜いたり挿しこんだりされているうちに、少しづつ反応していくのです。女って弱いです。からだを触られ、秘密の場所を刺激されてしまうと、抵抗しきれない。
「ほお、悦びだしたぜ!OKなんだぜ!」
Cが、わたしの耳元で云います。わたしは、悦んでなんかいない。悲しんでいるんです。涙がぽろぽろ出てきているのです。

Aはスキンをつけてくれた。わたしのチツへ抵抗なく挿入できるようになって、Aがスキンを被せたペニスで射精しました。ピクピク動くAのペニスの刺激は、わたしをこころなしか気分よいものにしていました。Aがいってしまったあと、Cがわたしの股間を割ってきました。わたしはもう抵抗しなかった。悲しさだけが心を満たしていました。
「じゃ〜入れさしてもらうぜ!」
Cは、無抵抗のわたしのお乳を手で揉みながら、ペニスを挿入してきます。枕をお尻の下において、わたしに被いかぶさってきました。唇を開かされ、舌を挿しこんできて、腰をグリグリと回しながら、ペニスを奥まで突っ込んできて、抜き去り、挿入して抜き去り、スキンを被せて射精しました。

「バックでやってやれよ!」
AがBにいいます。わたしはお布団のうえで四つん這いにされます。Cがビデオカメラを持っています。Bは、自分でペニスをしごいて勃起させ、そうしてわたしを後ろから挿入しだした。Aがわたしの前にきて、ペニスを咥えるようにさせます。わたしは、Aの濡れたペニスを咥え、バックからBのペニスを挿しこまれていきました。
「こいつ、ええケツしてるじゃん、ぷりぷりやで!」
「なぶりがいあるやろ、きりきり締めてきよるしな!」
AとCからそんなことを云われながら、わたしはAのペニスを喉奥まで挿しこまれ、Bのペニスをチツ奥まで埋め込まれて、輪姦されていきました。

     

三人の男に輪姦されたあと、わたしは自失呆然として、お布団の上でからだを抱きしめていました。男たちはわたしのバッグを開け、携帯とか学生証とか、見られて恥ずかしいモノとかを畳の上に広げていきます。そうしてAは、わたしの携帯からAの携帯へ電話をかけ、メールを送りました。学生証が写真に撮られ、わたしの携帯で、裸のままでお布団にからだを丸めて座っているわたしを撮り、Aの携帯へ写メールしました。
「小百合、オレたちを恨むなよ、誰にも言うなよ、いい目したんだから・・・」
Aからそう云われ、わたしはシクシク泣き出してしまいました。無性に悲しかった。早く解放してほしいと思います。でも、男たちは、一回精子を抜いた後、朝までわたしを苛めたのです。

わたしは手首を後ろで括られました。Cは、SM雑誌をひらき、そこに載っている写真を見ながら、わたしを縛りだした。
「なあ、こんな風にしてやるよ、やりたかったんだ」
「ああ、そんなの・・・もう・・・ゆるして・・・」
わたしはCが縛ってくることに抵抗はしなかったけれど、泣きながら許してほしいと云いました。
「好きになるぜ、一回やられたら、もっともっと、なんて云いだすかもな!」
わたしは素っ裸のまま、お乳の上からと下から縄を巻かれ、お布団の上に座らされていました。

「小百合の足を括っちゃえ」
Aが非情にも、そんなことを云いだし、Cはわたしにあぐらをかかせ、足首を重ねて括っていきます。
「ああ、ゆるして・・・ああ、おねがい、括らないで・・・」
わたしは、ふっと中谷クンの本棚にあった紐の束を思い出した。ああ、中谷クン、助けて・・・わたしは、こころのなかで云います。
「おもろい格好にしてやれよ、小百合、悦ぶぜ!」
わたしは、中谷クンにされたことを思い出す。パンティを首の後ろへ回されて、膝を広げてしまったことを、思いだす。

     

足首を交叉させて括られた縄が、首をはさんで後ろ手に縛られた背中へまわされ、背中を前へ押され、顔が足首にくっつくほどにされてしまった。わたしは、お布団の上で、前屈みになり、身動き取れない格好にされたのです。
「この形って、海老責めってやつだよ、苦しくなるらしいぜ」
「なあに、いいさ、最初から苦しいのでいこうぜ」
AとCが会話しているのがわかります。わたしは、うつむいたまま、お腹が折られて、苦しくなってきた。
「で、どうする、ひっくり返す?」
「そうだ、足を上にして、丸見えにしてやるんだ」
Cは、わたしの肩を引き、わたしのからだを、お布団に倒していきました。

「おお、ええ格好やぜ、すっげえな、丸見えだよ」
「ぁああ・・・やめて、ぁああ、見ないで・・・」
「小百合、嬉しいんやろ、オレたちに見てもらえて!」
「ああん、だめ、苦しい、解いて・・・」
「小百合のおめこ、ゆっくり観察してやるよ、どうや小百合、嬉しい?」
「ああ、だめ、おねがい、ゆるして、ゆるしてよ・・・」
わたしは、お布団のうえで、足を菱形に開かされて、男たちに見られているのです。わたしは恥ずかしさと屈辱とにまみれています。三人の男が、わたしを取り囲んで座ります。そうしてわたしのからだを、子猫を弄るように、弄り始めたのです。

わたしは泣くに泣けないほど、気持ちが動転していました。三人の男たちに素っ裸にされて、緊縛され、いちばん恥ずかしい処を、おもいっきり開けられて、上を向かされているんです。
「小百合、弄られて幸せやと思いなよ、女冥利に尽きるって・・・」
Aは、そんなことを云いながら、わたしのお股のうえに二つの手の平を置きました。Bが上から、ビデオカメラを向けています。わたしは顔を背けています。Aが、陰唇の外側へ手の平を置き、横に広げだします。
「むぅむううっ、ぅううっ、ぅぁああっ・・・」
Aは、陰唇には触らないで、手の平を横へ広げたりすぼめたりしていくのです。
「綺麗な色してるんや、オレ、生見るの初めてや、ほんまピンクや!」
Cがわたしのお股をのぞきこんで、云います。

     

男三人に一番恥ずかしい処を見られて、弄られて、卑猥な話をされている。わたしはもう泣き叫びたい屈辱に堪えていました。
「クリトリスって、先が尖がってるんや!」
「このあながおしっこ出る穴なんやな・・・」
わたしは布団に仰向かされて、足首を交叉させて括られて首の方に引き上げられていた。お股が太腿と水平になるくらい広げさせられて、男たちが覗き込んでいるのです。
「ぁああ、見ないで、ぁああん、見ないで・・・」
わたしは、もう恥ずかしい思いで、叫びたい。この畳部屋が恥部屋だという意味が、ようやく判ってきました。

「なあ、小百合、オレたちの女になれよ、いい目させてやるぜ!」
Aが、わたしのお乳とお股をぐりぐり掻き混ぜながら、云います。わたしの羞恥と屈辱は、括られた縄のなかで、悶えています。
「ぁああ、やめて、おねがい、もうやめて、縄を解いて・・・」
「まだまだ、ここでいい気持ちになるまでだめだ!」
Aは、そのように云いながら、わたしの壷に指を挿しこみだしたのです。わたしにはどうすることもできない。男たちの弄り放題です。
「ぁああ・・・だめ、ぁああ、だめ、ぅぁあん、やめてよ・・・」
わたしは、Aの指が挿しこまれて抉られて、からだが麻痺していくようにとろけていく。

「ほれ、見てみ、グジュグジュと汁が出てきたぜ!」
「どんな感じや、オレにも突っ込まさせてよ」
Aがわたしのなかを弄りながら云うのを受けて、Cが云い出した。Bは、上からビデオカメラを向けている。Aの指が抜かれて、Cの指が挿しこまれてきた。
「あああっ、だめ、さわらないで、ぁああん、だめ・・・」
「グジュグジュ、ぺちゃぺちゃ、汁が溜まってるぜ!」
わたしはからだを立てられ、お腹を押さえられ、チツから溜まったお汁を吐き出させられる。わたしは海老固めに括られて、苦しくってからだが麻痺しだしていました。

指でなかなか逝かないわたしに、Aはバイブを使い出します。広げたお股の芯に、バイブを突っ込みだした。
「あああっ、はあああっ、やめて・・・」
わたしは、息も絶えだえ、ぐるぐるチツの中を抉られ、刺激されていく。
「ほら、小百合、もっと泣け、もっと悶えろ!」
「ぁああ・・・ぁあああ・・・はぁああ・・・」
わたしは、Aが持ったバイブを抜き挿しされながら、苦しいアクメを迎えさせられていくのでした。

     

恥部屋と呼ばれた大原のお屋敷で、わたしは三人の男たちに輪姦され、縄で縛られて弄ばれました。無理矢理とはいえ、わたしはその夜、三回もオーガズムに達せられてしまい、朝方に解放されました。男たちに犯された屈辱で、わたしの心はめちゃめちゃに崩れていました。今でこそ云えますが、そのときは恥ずかしくって、誰にも言わないでおこうと思った。その後、Aから何度も呼び出され、そのつどからだを求められていきます。中谷クンのお部屋で、バイブを初めて使われて、いい気持になったそのすぐ後に、わたしはそれ以上に強烈に逝かされてしまったのです。

わたしは自分のお部屋に戻るなり、シャワーを浴び、そのままベッドに入って寝込んでしまいました。目が覚めたときは、お昼をとうに過ぎた時間でした。窓から明るい光が射し込んでいました。昨夜の出来事がよみがえってきて、わたしはまだ恐怖におびえている感じでした。洗面所の鏡に映ったわたし。憂鬱な顔つきのわたしは、鏡にむかってニッコリと笑い顔をつくってあげました。腕とか足首に、縄で擦られた筋状の後が残っていて、わたしは、わたしのからだを可哀想だと思った。珈琲を入れながら携帯を見ました。わたしの携帯で撮られた写真、恥部屋でAがわたしの裸姿を撮った写真があります。Aの携帯に送信された写メールです。Aはわたしのアドレスを知っている。わたしは不安な気持ちになりました。

中谷クンからメールが入ってきた。わたしのお部屋へ行ってもいいかというメールでした。わたしは熱が出ていてしんどいから今日は来ないで・・・と返しました。昨日までのわたしなら、中谷クンを喜んで受け入れたと思う。だけど、もうそのときは誰にも会いたくない気持ちが強かったのです。
<中谷クンとは、もうだめかも知れない・・・>
わたしは悲しい気持ちと、悔しい気持ちとが入り混じって、そのままお散歩に出かけました。
角のローソンでビスケットとジュースを買い、金閣寺の方へ歩いていきます。まだ観光客がおり、修学旅行の女子高生のグループとすれ違います。わたしは孤独な気持ちを満ち満たせて、紺に白いセーラー服が、眩く思えて仕方がなかった。お散歩の途中にAからメールが入ってきました。Aは、真治と名乗っていました。午後8時に四条小橋にある喫茶店へ来い、という内容でした。

     

真治のいう場所へ行くべきかやめるべきか、わたしはすっごく悩みます。わたしは陰鬱な気持ち。こころが壊されている。わたしのこころを壊した張本人が真治です。わたしのこころは複雑です。わたし、でも真治に脅迫されてるとは思えなかった。乱暴そうに振舞ってたけど、けっこう心優しいんじゃないか、なんて思うふしもありました。

指定された喫茶店は、四条小橋の奥まった高瀬川べりにありました。真治は、一番奥のソファーになった場所にいました。わたし、内心ドキドキしていた。真治はわたしのことを知っています。わたしは、真治のことを知らない。太いお股の棒は知らされたけれど、真治の素性なんて何にも知らない。
「来たね、やっぱり、よかった!」
真治は、わたしの顔を見上げて、そういいました。わたしの目の前にいる真治は、昨夜からの真治と違う。わたしを犯した真治とは違う。わたしは、ドキドキしながら、無言です。
「小百合、訴えられないかと思ってさ、ちょっと心配だったけど、来たんだ」
わたしはの気持ちは、悲しさと悔しさと憎しみと、真治と顔を合わせても希望なんかありゃしない。

「オレのセフレになれよ、可愛がってやるぜ」
真治は、テーブルの前に座ったわたしに、そのように云いました。わたしは、愛のかけらもない関係はいやです。でも、わたし、真治にそう云われて、断ることなんてできない関係にされてしまっていた。真治は、わたしの嫌いなタイプの男ではなかったし、根は真面目そうだし、あえて拒否はしなかった。中谷クンのお坊ちゃまぶりより、真治の方が大人に見えた。その日の夜は、セフレ。わたしは、真治のセフレにされました。

祇園の裏に和風のホテルがありました。名前は風の火ホテル。ダブルベッドと肘掛椅子が置かれた洋間と四畳半の和室がありました。真治は、さっそくわたしを求めてきました。わたしは無抵抗でいようと思います。逆らっても仕方がない。諦めの気持ちだったといえます。四畳半の和室で、真治は、立ったまま、わたしを抱きしめてきました。紅色の壁に埋め込まれた大きな鏡が、わたしと真治を映し出していました。
「ああ、だめ、そんなにきつく抱いたら、だめ、だめ・・・」
わたしは、半分泣きべそをかきながら、真治に抱かれていくのでした。

     

わたし、抱かれながら手を後ろへまわされて、手首を括られてしまった。真治は、わたしがほとんど気がつかないうちに柔らかい紐で括り終わると、わたしを畳の上に倒したのです。
「小百合、お前が忘れられなくなったよ、今夜はオレひとりでさせてもらうぜ!」
わたし、畳の上で手を後ろで括られたまま、転がされて、真治がわたしにかぶさってきた。
「やめて、いきなりそんなの、ああん、だめ」
わたしは、まだこころもからだも準備できていない。ホテルへ来たんだから、セクスすることは判ってる。でも、二人だけなんだから、強引なことはやめてほしいと思ったのです。

真治は、わたしのからだを服の上からまさぐったあと、座卓の縁にわたしを腰掛けさせた。そうして真治は、わたしを少し浮き立たせ、スカートをめくりあげ、パンティ姿にしてふたたび座卓の縁に座らされた。わたしは手を後ろで括られたままです。真治は、わたしの膝を拡げさせます。そうしてズボンを下げ、ブリフのなかからペニスを取り出した。
「小百合、オレのちんぽを舐めろ」
真治は立ったまま、まだ十分に勃起していないペニスを持って、わたしの頬をぺたぺたと叩きます。
「ああん、やめてよ、まだはやいよ」
「最初はこっからだ、オレのちんぽを舐めろ!」
わたしの頭の後ろに手を当てた真治が、わたしの口へ、強引にペニスをあてがいます。わたしは、横を向いて、真治のペニスの胴に唇をつけました。

真治のペニスは、わたしが唇で胴を擦りだすと、硬くなってきた。わたしは真治に頭を抱えられた格好で、真治のカリ首を唇ではさみ、口の中に入れ、そのままペニスを半分ほど口に含まされた。
「唇と舌を使って、オレのスペルマを吸い取るんだ、いいな!」
真治は、わたしの頭から手を離し、わたしが着ているセーターの首筋から手を差し込んできて、ブラの中へも手を入れてきて、お乳をつかまれた。服を着たまま、手を入れられたのです。そうして真治のもう一つの手が、わたしの後ろで括った紐の余りを、お尻を隠しているパンティに通して、お尻をむき出すようにして、手元で括ってしまったのです。

     












































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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