健一さんは、わたしが恥ずかしくってお顔を真っ赤にしているのを見て、ズキズキしてくるんだといいます。足首を交叉させて括られて、胸元へぐっと引っ張り上げられたわたしのお股は、ああ、健一さん、見ないで、お願い、わたしのお股は、ああ、ふとももが真横に開いているんです。
「裕子、感じてんだろ、お触りする前から、そうだろ、ふふっ、触ってやるよ!」
健一さんが、わたしの恥ずかしがる真っ赤な顔を見上げるようにして、いいます。わたし、ぱっくり開いた陰唇まわりを、隠すことができなくて、健一さんを待っているのです。
「ああん、健一さん、ああ、ああん・・・」
健一さんは、唇をわたしのお股にくっつけてきます。陰唇を唇で挟んで、舌を溝にそって這わせます。
「あああっ、ああん、あああん、ああっ」
わたし、ずきんずきんと心臓が高鳴っている音が聞こえます。
唇でグジュグジュと揉むようにして、舌先で、クリを刺激してきます。
「ああ、はぁああ、ああん・・・」
わたしは、健一さんの唇と舌先の動きで、からだの中へ電気を流される感じで、ピリピリ、ズキズキ、なんともいえない感じに見舞われて、おからだを悶えさせていきます。
「裕子、いい気持なんだろ、ねえ!」
「ああっ、はぁああ、ひぃいい、ひぃいい、わぁあっ・・・」
健一さんの舌先が、わたしのチツに挿しこまれ、お乳に手がのせられて、揉まれていきます。わたしはソファーに置かれたまま、床に座った健一さんの手と唇で、とってもいい気持ちにさせられているのです。
わたしと健一さんとの愛を交わす時間です。わたしは健一さんに、恥ずかしい格好をさせられて、愛を注入してもらっているのです。
「ああん、はぁああ、ひぃいい、いい、いいわぁあ・・・」
ひとしきり唇と舌それに手を使って、わたしを可愛がってくれた健一さんは、次にはペニスを使って、わたしを可愛がって、歓ばせてくれます。
「裕子、入れて欲しいんだろ、ふふん、欲しいんだろ!」
「ああん、いれて欲しい、ああん、入れて、ほしいぃっ」
わたし、すでにめろんめろんな感じで、ズキズキしたからだが、健一さんのペニスを要求している。健一さんは、立ち上がり、そうしてわたしの横に立って、勃起したペニスを握り、わたしの頬をぺたぺたと叩いてきます。
「さあ、舐めろ、裕子、舐めて、舐めて、それからだよ!」
「あああ、はぁああ、いい、いいよォ、ああん」
わたしは、手首を背中で括られているから、ペニスを握ってあげられない。わたしは、唇を開いていきます。健一さんは、大きなォ棒を、わたしの口内へ挿しこんできます。そうしてぐりぐりっとまわしてきます。わたし、喉奥まで挿しこまれて、息ができないほどに呑み込んであげます。唇をぐっと窄ませて、健一さんがぐりぐりまわすのを受け留めていきます。
「じゃあね、裕子、入れてやるから、悦べよっ!」
ああ、健一さん、わたしの正面で、膝を床に着けた格好で、わたしのお股へ、勃起したペニスを擦りつけてくるのです。
-30-
ソファーにわたしはお股を拡げて立てかけられ、その正面から、健一さんが這入ってきます。
「裕子、お前も見てろ、オレのペニスが入っていくのを、よぉく見てろ!」
健一さんは、わたしの交叉させた足首を持ち上げ、そうして勃起したペニスの頭を、わたしに挿しこんできたのです。
「ああああ、はぁああっ、ああ、はぁああ〜ん」
わたし、窮屈なスタイルで、挿入されて、ああ、もうズッキンズッキンと、波打つ快感が、からだ中をめぐるって感じで、うううっとなってしまいます。いい、なんともいえないいい気持なんです。
「いいのか裕子、入れていくぞ!」
ああ、ぶすぶすとは這入らないんです。わたし太腿を拡げたまま、からだを立ててるから、ああ、真直ぐではないから、健一さんのペニスが、ぎしぎししながら、すこしずつ挿入されてくるのです。
「裕子、べっちゃり濡れてるから、ヌルヌル感だね、よく締まってるぜ!」
「ああああん、だめ、あああん、いい、いい、ああ、だめぇ」
わたしは、強烈な快感に見舞われていきます。ヌルヌルの襞の中へ、ぐりぐりぶすぶすと挿しこまれて、半分ほど埋まったところで、健一さんは、抜いてしまう。
「さぁ、もういちど、いくぞ!」
そういいながら、ふたたび、亀頭をチツにあてがい、ぐりぐりと挿しこんできて、先より深く挿しこんで止めるのです。
「あああ、あああっ、健一さぁん、んんっ、ぅううう、うぐうぅ」
「さあ、裕子、めくれてブスブス、ジュルジュル汁だぜ!」
「はぁああ、ひぃいい、はぁああ、ひぃいいいっ」
わたしは、顔をのぞけらせ、からだを微妙に震わせながら、ズッキンズッキンの快感を注いでもらっているのです。
「ああああっ、ああっ、あああ〜ん」
健一さんのペニスが、わたしのチツの奥まで挿しこまれて、わたしはその圧迫感を強烈に感じます。それが快感を呼び、膨れ上がって、わたしをグジュグジュにしていきます。
「おおっ、裕子、締まる、締まる、いいぞ!」
健一さんは、わたしを抱きしめ、根元まで挿しこんで、腰を左右に、上下に、小刻みに動かします。わたしは、その動作で、いちばん奥の襞をぐりぐりと抉られる感じで、ズッキン、ズッキンと快感が襲ってきます。ああ、もう、もう、二回目のオーガズムを迎えそうです。
わたしが逝きそうになると、健一さんはペニスを抜き去ります。そうしてわたしを頂上近くへ置いたまま、一呼吸の余裕を与えてくれて、ふたたびブスブスと奥まで挿しこんで、グリグリをします。
「ああああ〜ああああ〜はぁああん、いいい、いい、いかせてぇ〜」
わたしは、もう我慢できないくらいに昇っているんです。
「裕子逝くんだね、逝け、いいぞ、逝ってもいいぞ!」
健一さんの最後、ピストンのピッチが上がって、健一さんも射精寸前まで昇って、わたしもオーガズム寸前まで昇って、ああ、一緒にイクんです。
「ううう、ぐぅうう、ぐわぁああ、いい、いい、いくぅううう、うっ、うっ、ああああ〜〜!」
健一さん、ぴしゅんぴしゅんの射精が始まって、ぐぐっと硬直させて、わたしも一緒に痙攣させて、そうして果ててしまうのでした。
-31-
わたしは、健一さんに縛られて逝かされてしまうことを、拒否したことはありませんでした。わたしは、健一さんが好きでした。わたしを可愛がってくれる健一さんが好きでした。
「裕子は、オレの奴隷だね、そうだよね!」
健一さんは、よく、そのようにいいました。わたしは、最初いやな感じがしていましたけれど、そのうち慣れてしまったのだと思います。
「うん、わたし、ドレイでいいよ、いいようにしてね、健一さん・・・」
わたしたちの愛の姿は、からだで感じあうことでした。でも男の人って、飽きる、物足らない、ということがあるのでしょうか。わたしが言いなりになると思われたころから、健一さんを、理解できない人のようにも思えることがありました。
お会いして、ホテルへ行って、セクスをやって、そうしてお終い。最初の頃、レストランでお食事をしたり、長い時間、喫茶店でおしゃべりしたり、そんなときがありましたけれど、そのころは、会えばからだを交わらせるだけのような感じになっていたのです。
「ほらほら、裕子、もっと悦べ、もっと鳴け!」
ホテルの部屋で、わたしは縛られ、お股を拡げられて、身動き取れないようにされ、そうしてわたしが悶え呻く様子を写真に撮ったりする健一さんです。
「じゃあ裕子、手を後ろへまわせ!」
わたしは、素っ裸のまま、後ろ手に縛られていきます。手首を交叉して縛られ、胸を縄で二重三重に巻かれて、そうしてわたしを立たせたまま、しばらくほって置かれます。
「ああ、ああん、健一さん、わたし、座りたい・・・」
後ろ手に縛られたままのわたしは、恥ずかしくってモジモジしながら、いいます。
「奴隷が何をいってるのかね、女奴隷の品定めをしているんだ、じっとしてろ!」
健一さんは、ソファーに座ったまま、裸のわたしをじっと見つめて、そうしてカメラを構えて、わたしを写します。
「ああ、ゴシュジンサマ、わたしを可愛がってクダサイませ」
「どのように可愛がってホシイんだ」
「ああ、ゴシュジンサマのォ棒で、わたしをイカセテやってくださいませ」
「ォ棒とは、これのことか?!」
ああ、健一さんは、バイブレーターを手に持って、わたしに見せつけるようにして、訊ねます。
「ああん、ゴシュジンサマ、それも欲しいです」
「それって、何?」
「あああん、それ、バイブ、バイブレーション・・・」
「このバイブね、これでどうして欲しいってゆんだい」
「あああん、それを、ゆうこのおめこにいれてぐりぐりしてほしいデス」
わたしは、口に出すのも恥ずかしい言葉を、うわずった声でいいながら、健一さんに可愛がってもらうのです。
-32-
後ろ手に縛られて立ったまま、わたしは足を開くようにいわれます。わたしは、健一さんが云うように、足首を左右にそろそろと開いていきます。十分に開いたと思って立ってしまうと、健一さんは、もう一歩分開け、といいました。
「ああん、もう開かないよぉ、ああ、倒れちゃうよぉ・・・」
わたしは、健一さんがあぐらをかいて座った真ん前に、足を拡げて立っています。
「よしよし、それで動いたら承知しないぞ!」
「ああん、ゴシュジンサマ、裕子を、ああ、裕子に、ああ、おしおき、ああん、シテクダサイ・・・」
わたしは、かわいそうな奴隷です。健一さんの欲求を全部ぜんぶ吸い取ってあげる愛の奴隷です。ああ、いいえ、わたしだって、いい気持になって、からだの全てを満足させてあげるんですから・・・。
左手で黒毛を根元から掬い上げ、恥唇の先っちょが引っ張りだされる格好で、健一さんの手が留められます。
「ほうれ、裕子、ちょっぴり可愛いのが、見えるぜ!」
「ああん、ゴシュジンサマ、そこ、ああっ、舐めて、ほしいデス、ぅううっ」
クリトリスを剥かれているんです。ちっちゃな豆です。触られるとピリピリ感じる処です。
「裕子は、クリを刺激してほしいんだね、いい子だねぇ、おねだりするんだね!」
「はぁあ、ああん、ゴシュジンサマ、ああん、裕子のお豆を、ああ、舐めてくださぃ、ぃいいっ」
わたしは腰を突き出し、健一さんがお股の奥から手前へ、舌で掬いながら、先っちょを唇でつまんで、揉んできます。
「ああっ、ゴシュジンサマ、あああん、ああ、いい、いいですぅううっ」
クリを舐められ、唇で挟まれ、揉まれているうちに、バイブが奥の方へあてがわれ、指で恥唇を拡げられ、そうしてバイブの先っちょが、真下からぐりぐりっと挿しこまれてきます。
「はぁああ、ああん、はぁああん、ああっあああ〜!」
ぐぐっと挿しこまれて、抜き去られ、そうしてふたたびfぐりぐりっと挿しこまれて、わたし、ああ、もう、ずきずきになって、足を開いてられない感じです。何度か抜き挿しされて、わたしの芯からポタポタと煮汁が滴りだすころに、バイブの根元が括られて、わたしバイブを挿入されたまま、縄のパンティを穿かされるのです。
バイブの根元を括った紐が、前へ二本、後ろへ二本渡されて、ぐいっと腰へ引上げられて、括られてしまいます。
「ほれ、裕子、これで大丈夫、揺すっても抜けないぞ!」
「ああん、こんなの、ああん、外して、ゴシュジンサマ、ああ、外してクダサイ・・・」
わたしは、めろめろです。ようやく足を閉じてもよいとの命令です。わたしはバイブを挿し込まれたまま、足を閉じていきます。そうして立たされたまま、バイブのスイッチが、アア、電気スイッチを入れられてしまうのです。
「あああっ、ああん、だめ、ああっ、だめぇ・・・」
スイッチが入れられたとたんに、わたし、ぐりぐり回る感じのバイブの刺激で、堪えきれないほどの快感を注入されていきます。健一さんは、わたしの顔を見上げ、おっぱいを掴んで、揺すってきます。
健一さんとの関係が、このまま続いていいのかしらと、思いだしたのは、わたし自身が怖くなってきたからです。わたしは、健一さんと別れる決心をしました。健一さんは、わたしのことを公表するといいました。沢山撮られた写真を、インターネットで公表するというのです。わたしは、恥ずかしい気持ちになったけれど、実在するわたし自身がわかるわけではないから、それも仕方ないと思いました。
けっきょく、健一さんは、わたしをお遊びの道具として、扱っていたのだと思います。
(愛の日々終わります)