情欲の館

かおり


情欲の館(2)-4-
 25~32 2018.10.15~2018.10.26

 

-25-
香苗は騎乗位で、大村隆にいわれるまま、腰をあげ、お尻をさげ、勃起チンポを埋め込んだところでストップです。
「おめこに力を入れろ、ぎゅっと締めろ」
「ああん、ぎゅっと、締める、ぎゅっとぉ」
大村の腰をまたいで、勃起チンポを根元まで膣に埋め込んだ香苗が、ぎゅっと力みます。大村に手を絡ませてもらって、上半身を起立させる香苗。腰をゆすって、ぎゅっとおなかに力をいれて、膣を締めるのです。
「おお、おお、もっと締めろ、ぎゅぎゅっと」
「ああん、大村さま、むり、むり、ああ、これ以上ぉ」
それなら、股を前へずらせ、ぐいぐい、前へ、だよ」
「はぁああ、まえへ、ああっ、ああっ、あああっ」
「いいぞ、いいぞ、香苗、もっと、ぐいぐい、ぐいぐい、おめこでチンポを擦れ」
「ああっ、ああっ、だめ、だめ、ああっ」
とろとろ、香苗がお蜜を垂らします。べちゃべちゃ、大村のチンポの根元、陰毛が香苗のオメコ汁でヌレヌレです。
「おおっ、抜け、抜け、抜けっ」
大村は、香苗の擦りで射精しそうになります。チンポを膣から抜け、というのです。香苗は、お尻をもちあげ、勃起チンポを抜いてしまいます。
「ああん、大村さまぁ、あああん」
「口に咥えろ、おまえの汁で濡れたのを、口で拭き取れ」
「はぁああ、うう、うう、ううっ」
香苗は、勃起して自分の蜜がべちょべちょに、絡まった大村のチンポを口に入れます。唇で亀頭を挟んでぶすぶすと口の中に咥えます。奥まで咥えて、じゅるじゅるっと、亀頭のところまで引き抜きます。それを三回、四回繰り返し、陰茎がきれいになったところで、香苗に、腰をまたがせます。香苗の膣に、亀頭が入れられ、そこからは一気にぶすぶすっ、香苗の中へ挿入される勃起チンポです。
「ほうら、ほうら、尻、あげて、ほうら、ほうら、尻、おろせ」
「あっあん、あっああん、あん、あん、あああん」
「いいぞ、香苗、チンポを抜いて、挿して、カリ首から根元まで、ゆっくり、でいい」
「はぁああ、大村さま、わたし、ああん、あああん」
香苗は、ベッドの上で、騎乗位で、トロトロになっていきます。明夫と啓介が、香苗の斜め前横、ベッドの縁に顔を置き、香苗から勃起チンポが挿されて抜かれる様を、たっぷりと観覧するのです。持ち時間が30分、大村が騎乗位から正常位に戻します。肩に香苗の膝裏を担ぐ大村隆。香苗のお尻が持ち上がり、太腿が拡げられます。そこへ、勃起チンポが、挿入されるのです。ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、香苗のおめこに、大村の勃起チンポが、挿されて抜かれ、挿されて抜かれます。スキンをつけないままに中出しの射精です。ピストンスピードがあがります。
「おお、おお、香苗、おお、おお、だすぞ、でる、でるぅ」
「あああん、大村さまぁ、いい、いい、いいですぅ、ううううっ」
「おおおおおっ、っ、っ!」
ぴしゅん、ぴしゅん、ぴくん、ぴくん、大村が挿し込んだまま射精して、果ててしまったのです。香苗もぐったり、目をつぶります。次の明夫に移るまえ、膣のなか、男の精液をキレイに洗ってもらいます。

-26-
調教師の明夫が香苗をいただくところです。愛欲部屋は八畳の部屋、全裸のままの香苗は、半畳のマット縛って置かれているのです。後ろ手縛りで乳房にはきっちり亀甲縛りが施されています。明夫の趣味は緊縛した女を犯すことなのです。
「いいねぇ、香苗、たっぷり、かわいがってやるよ、うっふふっ」
「ああ、ああん、明夫さま、わたくし、ああっ、かわいがってくださいませ」
香苗はあぐら座りです。足首は交差させられ、縄で縛られ、余りの縄が両肩から背中の手首へまわされ縛られているのです。
「かわいがってやるとも、たっぷり、いじくって、やるから、なっ」
「ああっ、明夫さま、ああっ、ああっ」
「乳首だ、乳首をつまんで、ほうら、感じるだろ、香苗」
「あん、あん、あっ、あっ、だめ、だめ、ああっ」
「いい声だな、香苗、いい女だ、可愛いぞ、男がよろこぶ、うっふふっ」
緊縛された香苗の前に、明夫があぐら座りで、乳首をつまんで揉んでいるのです。
「乳輪が、ほうら、膨らんできたぞ、乳輪が」
「ああああっ、明夫さま、ああああっ」
「乳首だ、ピンピンになってきだぞ、ほうら、ほうら」
裸体を縛られているから手足を伸ばすことができない香苗。乳房を、乳首を弄られても、どうすることも出来ないのです。調教師明夫の手で、香苗は、完全に、喜悦の奈落に、落とされていきます。
「ふふふふっ、いいだろ、香苗、ここ、ここだな」
明夫は、右手の指で香苗の陰毛を掻きあげ、マットにあぐら座りする香苗の局所を弄るのです。左手では乳房弄り、右手ではクリトリス弄りです。
「ああっ、いやん、ひぃやん、ああ、ああ、ああっ」
「ほうら、香苗、いいだろ、ほうら」
後ろ手乳縛りで乳房を亀甲縛りにされている香苗の上半身を、仰向けにしてしまう明夫。香苗の足が持ちあがり、ひし形になって交差させて縛られた足首が、真上を向いてしまう格好です。臀部が持ち上がり、おもいっきり、ひろげられた股が、真上を向いてしまいます。
「はぁああ、あん、あん、あああん」
ふかふかマットに緊縛裸体の背中を沈める香苗の羞恥部が、一番目立つところ奉りあげられているのです。
「料理してやろうね、香苗、ヒイヒイと、よろこんで、鳴くんだよ」
臀部の前に明夫があぐら座りです。持ち上がる臀部のしたに足を組み込み、香苗の股に手を置くのです。主に右手で臀部から股の唇を弄ってやり、左手は顔から乳房、乳首、を撫ぜてやるのです。ゆっくり、ゆっくり、香苗が喜悦にわめきあげるところまで、膣は入り口だけを弄ってやって、蜜を出させてヌレヌレにしてしまうのです。そうして、明夫は、自分のチンポで香苗に最後のトドメを刺してやるというのです。

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後ろ手に縛って乳房を絞りあげられた香苗の足は、足首をクロスさせて縛られ、余りの縄を肩から背中へまわされ、手首に縛られます。そうすると、香苗の股がひろげられてしまいます。女の秘所が、丸見えにされてしまうのです。明夫は、香苗を後ろ手に縛り上げ、股を開かせ、弄ってやるのです。
「ほうら、香苗、ヌレヌレだな、ここ、卑猥だねぇ」
「ああん、いやん、いや、ああん、やめてくださいぃ」
斜め後ろに倒した香苗を、左腕を背中へまわして抱える明夫。右の手で、お尻から撫ぜあげ、股の真ん中、縦割れの唇を弄っているのです。
「ああん、いやぁああん、だめ、ああ、だめですぅ」
明夫は、右の手の指を、香苗の膣の中には挿しいれません。陰唇をひろげてやり、膣前庭からクリトリスまで、ピンクの谷間を指の腹で擦っているのです。刺激は、クリトリスに集中ですが、膣からわいてくるヌルヌルの蜜を、塗りたくってやるのです。ヌルヌル、透明の蜜でヌルヌルになる香苗の陰唇まわりです。
「入れてほしいか、奥の方、どうだい、香苗」
指を立て、香苗に膣の奥へ入れて欲しいかどうかと訊ねる明夫です。23歳、女が開き始めたばかりの美女香苗です。羞恥の中、心のなかでは乞い願うけれど、言葉にして言い出すことなんてできません。香苗、顔をしかめて、欲しいと言えず、苦悶です。
「指よりも、チンポだな、香苗が欲しいのは、そうだろ」
勃起させたチンポを、正面に座り直してきて、香苗に見せつける明夫です。香苗の背中にクッションを入れると、香苗は後ろに半分倒れた格好で、明夫の前に、斜め上向きの股がきます。明夫が、勃起チンポの陰茎で、香苗の股の陰唇を、割ってこすり下げます。何度か陰茎で膣前庭をこすってやって、亀頭を膣に挿しこむんです。
「ほうらぁ、香苗、入れてやるぞ、おれのチンポ」
「ひゃああん、ひいっ、ひいっ、ああん」
ぶすぶすっ、勃起チンポが、香苗の膣へ、挿し込まれてしまいます。明夫の勃起チンポを根元まで銜え込んでしまった膣は、陰唇が開き、陰唇が勃起チンポの陰茎にまつわりつき、ヌルヌルです。
「ほうら、香苗、呻いて、鳴け、ほうら」
「ひぃやぁああん、ひぃやぁああん」
後ろ手に緊縛され、足をひし形にされて持ちあがった股へ、勃起したギンギンチンポを挿しこまれている香苗。膣がチンポを締めつける感触に、明夫はなんともいえない快感を得ます。香苗は、強烈に刺激を注入されていきます。
「ひやぁあん、ひやぁああん、ひぃいいっ、ひぃいいっ」
「ほうら、もっと鳴け、もっと鳴け、いい気持だろ、ほうらぁ」
ぶすっ、ぶすっ、勃起チンポが香苗の膣に挿しこまれて、挿し込まれます。亀頭が子宮口に届かされ、子宮口が亀頭でこすられる香苗。もう、からだの奥が、奥底が、めらめら燃えて、燃えだして、燃えあがります。
「ひぃいいいっ、ひぃいいいいいっ、ひぃいいいいいいい~~っ!」
明夫が、膣の一番奥の子宮口に、精子をぶっかけるようにさせて射精してやります。香苗、もう、メロメロ越えてヒイヒイ越えて、気を失ってしまうところまで、昇らされてしまったのです。おもいっきり、喜悦の中で、小水を洩らし、肛門を開いてしまい、膣は膨らみ、窄んで、最後のアクメに昇ってしまう元銀行員の23才、落合香苗なのです。こうして午前中の輪姦さいごは、大学生の小椋啓介が香苗をいただくのです。

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啓介の好きなスタイルはバックスタイルと正常位。正常位といってもテーブルに仰向いて寝た香苗の股を、縁にまでもってこさせて啓介が立ったまま、ぶすぶすと勃起させたチンポを挿しこむというスタイルです。
「ああん、啓介さま、ああっ、ああん」
テーブルの高さは70㎝。香苗がテーブルに、上半身をうつむかせます。全裸の香苗を、後ろから観察する大学生の啓介。腕をテーブルに、手と手を合わせる格好で、そこへ顔を埋める香苗。背中が水平、お尻が真正面、啓介が香苗に足をひろげるように指示します。香苗は、床に着いた足をひろげます。
「おねえさま、お尻を持ち上げて、突き出してよ」
啓介は香苗の後ろに立っていたところから、しゃがみこみます。香苗のお尻の間、縦になる唇の正面に顔を持ってきます。
「おねえさまのここ、なめてあげるよ」
啓介は、両手を香苗のお尻にぺたんとおいて、両手親指の腹を陰唇の内側にいれ、ひろげるます。ピンクの内側が現れて、啓介の目の前です。顔を当て、唇をくっつけ、ぶちゅぶちゅ、ぶるぶる、唇で陰唇をさすります。啓介は、ひろげた陰唇内側の膣の口に舌を挿しいれ、なめだします。
「あっ、あっ、ああん」
香苗がお尻を突き出したまま、太腿を、ぶるぶると、ふるえさせます。足首はひろげて床に着いたままです。
「ああっ、ひぃやぁあん、ああん、あああん」
啓介、陰毛の生え際から上へ、陰唇の内側を舐めあげ、お尻の窄みを舌先でなめてやります。中心は膣口を重点的になめますが、クリトリスから膣前庭、会陰から肛門までも時折なめてます。テーブルに上半身を伏せ、お尻を突き出し、陰部をさらけだしている女体です。唇くすぐりをおえて、啓介が立ち上がります。
「チンポ、入れて、あげるよ、おねえさま」
啓介は、勃起させたチンポの根元を指に挟んで、香苗の膣口へ、亀頭をあてがい、挿し込みます。
「おおおお、おねえさま、はいるよ、おおおお」
「ううっ、ううううっ、ああっ」
ぶすっ、ぶすぶすっ、啓介の勃起チンポが、香苗の膣に挿しこまれていきます。
「ああ、ほら、ああ、いい、うううっ」
ぶすぶすっ、啓介が挿し込んだチンポを抜き出します。香苗の膣の中はトロトロ蜜に満ちています。そこへ勃起のチンポを挿しこむ啓介です。気持ちいい、ヌルヌルが気持ちいい、啓介は、ぶすぶす、ぶすぶす、立ったままでバックスタイル。そこそこバックからやった後には、香苗をテーブルに仰向かせです。
「ほうら、おねえさま、テーブルに仰向いて、ほうら」
「ああん、啓介さま、仰向きで、寝るのね、こうね」
「そうそう、お尻を前にずらせて、ぼくの肩に、膝をのせる」
啓介は立ったまま、70㎝の高さのテーブルに、仰向き、太腿をひろげた香苗を抱くのです。

-29-
テーブルに上半身を仰向けた香苗の膝裏を肩に担いだ啓介が、勃起のチンポを膣に挿し込みます。テーブルの高さは70㎝。そこからお尻の高さが10㎝ほど。啓介は足をひろげ、腰を少し降ろすところで、ぶすぶすっと挿し込んだのです。
「あああっ、ひぃいいいいっ、いいいっ」
バックスタイルでぶすぶす、膣に勃起チンポを挿入されていた香苗だから、仰向きの正面から射しこまれて一気に昇ります。
「いいyほ、気持ちいい、香苗ねえさん、気持ちいいっ」
膝を肩に担いで、腕をのばし、香苗の肩に手を置いて、抱いてしまう大学生の啓介です。肩を抱くことで、腰を香苗の股に密着できるんです。
「ああっ、いい、いい、ああっ」
「ほうら、おお、おお、もっと奥まで突いてあげる、ほうら」
「いい、いい、うぐうぐ、うぐうううっ」
「いいね、いいよ、おねえさま、いい気持だよ」
きっちり、勃起チンポの根元まで、香苗の膣に挿しこめます。香苗が後ろへずれることなく、きっちり勃起チンポが挿し込めるのです。
「ああん、あん、あん、ひぃいいいいっ」
「おおっ、いい、いい、気持ちいいっ」
ぶすっ、ぶすっ、ぶすぶすっ、啓介が勃起させたチンポの亀頭で、カリ首で、香苗の膣奥を擦ります。ぐいぐい、押し当てていくと、子宮口に亀頭が当たります。そこで、啓介が腰を揺すって擦ってやると、香苗の悲鳴が高なります。
「ひやぁあ、ひぃいい、ひやぁあ、ああん」
顔の表情が喜悦に軋む香苗です。香苗の腕に腕を絡ませる啓介です。その格好で、ぶすぶす、ぶすぶす、じゅるじゅる、じゅるじゅる、香苗を責めあげてやります。香苗は、もう、最後の力をふり絞って、快感に陶酔していきます。アクメを迎えていく香苗。23歳、美貌の落合香苗、元銀行の為替窓口担当、一流大学を卒業した才女の変貌です。
「ひぃいいいっ、ひぃいいいっ、いく、いく、ああ、いぐ、いぐ、いぐううううっ」
小水を飛ばしてしまう香苗。勃起チンポを挿し込んだままの大学生啓介が、ピストン運動を速めていって、射精にまで昇ってしまいます。香苗は、アクメに昇って、ぐったり、朝の輪姦がおえられたのです。

-30-
<淫らな映像を撮られる香苗>
午後は三時から淫らな映像の収録です。檻の中にしまわれている香苗を、調教師の明夫が情欲部屋へ連れてきます。情欲部屋では、リーダーの大村が香苗を待っています。大学生の啓介はカメラマンで三脚に4Kカメラをセットして待っています。
「ああん、しますから、ゆるして、許してください」
ドアが開くと、黒いストッキングを穿いて上半身は裸の香苗が、よろけるようにして責め部屋に入ります。手首を後ろにして縛られた23歳の元銀行員落合香苗です。
「許すも、許さないも、お仕置きだ、いいな、わかったな」
「ああん、いや、お仕置きなんて、いや、いやです」
「まあ、いい、たっぷり、かわいがってもらうんだ、わかったな」
香苗を可愛がる役はリーダーの大村隆36歳です。愛欲部屋は八畳の洋間です。女が男に責められ、可愛がられる道具が揃えられた密度の濃い歓びの部屋です。
「ふふふふ、香苗、たっぷり可愛がってやるよ、いいね」
大村は黒いトランクスを穿いただけの半裸です。縛りは明夫がするから、大村は香苗の裸体を弄るだけです。もちろん、チンポも使いたいところだけど、朝に射精セレモニーをしているから、道具を使って責めるのです。
「ほら、こうして縛ってやるよ、そうして猿轡だな」
黒のストッキング姿で、黒布で顔の半分を覆われてしまう香苗です。手首を縛った縄の余りが腹に巻かれ、乳房の上部にも縄が巻かれます。手首の縄が持ち上げられ、頭上のフックにとめられます。フックの上に滑車です。
「ほうら、いい格好だ、香苗、いいよ、女そのものだな、いいよ」
「ううっ、うう、うう、ううっ」
猿轡されている香苗には声を出してもくぐもった声にしかなりません。
「見てるだけじゃ詰まらんな、弄ってなんぼ、ってゆうことだね」
大村が、正面から手を伸ばし、香苗の双方の乳房に、左右の手の平を当てます。乳房を手の平に包んで、ローリングさせます。
「ううっ、ううううっ、うっ、うっ、ううっ」
乳輪と乳首を絞りだされる香苗が、黒布の奥からくぐもった声を洩らします。大村は、絞りだした乳房の乳輪を唇に挟んで乳首を吸い込みます。吸いこんで乳首に舌先を当て、くちゅくちゅのなめ舐めです。右の乳首をくちゅくちゅし、手で絞りあげたまま左の乳首をくちゅくちゅ舌責めです。
「うっ、うっ、うっ、うっ、ううううっ」
後ろ手に縛られ、手首の縄が頭上に引き上げられているから、香苗、倒れ込むことはできません。執拗に乳輪から乳首を刺激され、しだいに女体のなかが萌えだしてくるのです。
「ふふふふ、香苗、おさすり、マッサージ、してあげようね」
乳首への舌責めをとめた大村は、香苗の体を愛撫してやるのです。肩から首、首から耳たぶのしたへ、指を這わせていく大村です。香苗は、こそばゆさに、呻く声を洩らしながら、お顔をゆすってきます。
「ううっ、ううっ、うぐ、うぐ、うぐううっ」
「お尻だ、ほうら、タプタプ、お尻から太腿、いいね、柔らかいねぇ」
お弄りは女体の急所を外されます。股の唇、顔の唇、乳輪から乳首。この個所を外されたまま、擽られていく香苗です。カメラは執拗に、呻く香苗の裸体を捉えていきます。

-31-
お弄りされる香苗は、男の心を揺すります。大村は、調教師の明夫に23歳の可愛い美女香苗を縛り直させます。香苗は全裸にされます。うつむかされ、左右別々に足首と手首を一緒に縛られてしまいます。そうして腕を縛った縄と足首を縛った縄を上へ持ち上げられてしまうのです。
「いやぁああん、ああん、いやぁああん」
腕の縄と足首の縄が撚られあげられ一本にされて滑車に通されてしまいます。反り返る女体です。調教師の明夫は、香苗の腹がかろうじて床につくところで止めます。腹から胸が持ち上がり、反り返ります。足が太腿から膝が持ち上がり、足首が直立します。
「ふふふふ、いい格好だね、香苗、どうだね、気分は」
香苗の顔の前に大村があぐら座りです。香苗のあごを手でもちあげ、気分はどうだと問うのです。香苗は、苦しまぎれに、顔をしかめているところです。
「ああん、いやぁあん、あん、あん、ああっ」
大村は左の手で香苗のあごをあげさせ、顔を正面にさせ、左乳房に右手をあてがい、撫ぜさすり、乳首をつまみます。
「ほうら、香苗、おっぱい、ふふふふ、乳首を、ほうら、モミモミだよ」
「ああん、ううっ、うう、うう、うううっ」
香苗、乳首を指に挟まれ、モミモミされて、全裸の反り返ったからだを、揺すります。揺すっても、微妙に揺れ動くだけで、大村の手がほどかれるわけではありません。大村は、反り返った香苗の横へ座り直します。左手で乳房を、右手で股の間を、弄ってやるというのです。
「いいだろ、香苗、乳首とヴァギナを、いじくってやるから、上手に鳴くんだよ」
大学生の啓介は4Kカメラを構えて、香苗の反り返る裸体を舐めていきます。正面からレンズを向けているかと思えば、太腿の間にカメラを入れ、股にレンズを向けます。大村の手指で、開かれるヴァギナを、撮るというのです。
「ああ、いや、ああ、いや、いやぁああっ」
「ふふふふ、よう、濡れて、トロトロじゃないか、ええっ」
「あん、あん、だめ、、だめ、ああん、あん、あん」
「もっと、ヌルヌル、おめこ汁、いいねぇ、香苗、うっふふっ」
右と左、足首と手首を一緒に縛られた香苗が、反り返るところで止められているのです。大村は、香苗の後ろにまわります。反り返った太腿から膝を、ひろげてやり、開いた股のヴァギナに指を二本、挿し込んで弄ってやるのです。香苗は、反り返ったまま、膣の中、ヌレヌレトロトロの襞を、指で弄られ、擦られ、刺激されるのです。香苗、反り返り、顔を正面に向かされ、大村の、見えない手の動きに、からだの奥が疼かされます。香苗、呻いて悶えます。
「ひやぁああん、ひぃいいっ、ひぃいいっ、ひやぁああん」
「ふふふふ、いい声だ、もっと、もっと、鳴けばいい、ふふふふっ」
香苗は男たちが見るなか、カメラのレンズが捉えるなかで、女を悶えさせ、とろとろ、めろめろにされていくのです。

-32-
銀行の為替窓口担当だった落合香苗が、京都北山の山裾にある秘宝館、情欲の館へ男たちに連れ込まれてきて、もうかれこれ一か月が過ぎようとしています。銀行へは退職届を出し、秘宝館の従業員として働くようになった香苗。持ち前の美人顔で男たちを魅了する23才の女子です。仕事は、男たちに裸を見せること。エッチな女を演じること。そのための調教を受けている香苗です。
「ほうら、いいだろ、香苗、もっと呻きの声を出してもいいぞ、ほうら」
「ああん、いやぁああん、ひやぁああ、ああん」
左右の手首を別々にして足首に縛られ、反り返る格好で頭上の滑車に括りあげられている香苗です。後ろにまわった大村が、指責めをやめ、バイブレーターを膣に挿しこんで、そこから香苗の体のなかへ、刺激を注入してやるのです。
「ふふふふ、香苗、トロトロだぞ、おまえのおめこ、ほうら、バイブ責め、ふふふふ」
びびびび、バイブレーターのスイッチが入れられまs。太腿をひろげた根元の真ん中、淫らな唇が開かれて、膣へ挿入されているのです。大村がそのバイブレーターの根元を握って、ゆっくり挿し込み、ゆっくり抜いて、香苗を翻弄させているのです。
「ひやぁああ、ひぃやぁああっ、ひぃいい、ひぃいいっ」
「ふふふふ、おめこバイブと乳房弄りで、二か所責めだな」
明夫がローターを二個、手にもって、香苗の乳首に押し当てて、テープで止めてしまいます。そうして大村が、バイブの根元に紐を巻き、バイブの紐パンティにしてやります。香苗が、ローターとバイブの電動ビリビリでお悶えさせられ、男たちの魂胆、アクメへ昇らされてしまうのです。
「ほうら、香苗、用意ができた、あとは、ふふっ、ひとりで悶えるんだよ」
無残にも、乳首に張られたローターと膣に埋められたバイブの強弱スイッチを、大村に手に握られているのです。大村が、裸体で反り返った香苗の横にあぐら座りです。右と左の手にローターとバイブのスイッチを握って、興奮しています。
「ひやっ、ひやっ、ひやああっ、ひぃいいやん、ひぃいいやん」
びびびび、ぶぶぶぶ、びびびび、ぶぶぶぶ、膣のバイブレーターはくねくねとうごめいています。
「ふふふふ、香苗、23才とは思えない、いいからだしてるねぇ、ほうら、ほうら」
「ひやぁああっ、だめ、だめ、だめです、ううっ、いく、いく、ああ、だめぇ」
乳首からの振動刺激と膣からのくねくね振動刺激が香苗のなかで共鳴します。身動き取れない裸体を、くねらせて悶える香苗です。大村がスイッチを止めると、香苗の呻きがおさまります。深呼吸する香苗を、手の平で弄ってやる大村です。そうして呼吸を落ち着かせた香苗に、ふたたびローターとバイブで責めてやります。テープで乳首に止められたローター。紐パンティにされたバイブ。女をよろこばせる道具をつけられた香苗が、ふたたび、みたび、その快感の溺れてしまうのです。







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