情欲の館

かおり


情欲の館(1)-2-
 25~32 2018.7.29~2018.8.9

 

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<情欲部屋の香苗>
発情椅子に座ったまま、便座を跨いだ格好でぐったりの香苗です。棍棒から解き放たれ、膣洗浄まで男の手によってなされて、羞恥のあまり泣きだしそうなまま、目をつむってしまったのです。
「そうだな、輪姦してから、調教していこうじゃないか、こいつ、まだまだ、いけるよ」
「そうですね、棍棒縛りもこなしたし、ノーマルで輪姦、それからですね」
香苗とセックスする順番は、大学生の啓介に与えられます。若い身体の啓介は、射精が5回も続けてできる精悍さです。細身なのに、逞しい肉体を持った青年です。
「手を縛っておこうか、あとは啓介、好きにやれ」
全裸の香苗が、トイレで用を足している格好で置かれているのを、手首だけ縛って姦淫するのです。もちろん映像に撮られていく香苗なのです。
「ああっ、いやっ、いやぁん、ああん」
緊縛研究家を自認する明夫が、香苗の両手首を合わせてタオルを巻いて、その上から麻縄を巻きます。巻いた手首と手首の間にも、縄を入れて縦巻きで、ぐるぐると括りつけてしまいます。余りの麻縄が上に引き上げられ、香苗の手首が頭の上になります。
「うわ、うわ、おれ、もう、待ってられないや、おねえさま」
啓介は21歳、香苗は23歳、そういうことでいうと、啓介の姉になる年頃です。香苗を発情椅子から立ち上がらせ、手首を縛った麻縄が、上から降ろされたフックにとめられます。香苗の手首は顔の前にまで降ろされています。
「ああ、いや、いや、いやぁああん」
裸になった啓介が、香苗を抱くのです。背中に腕をまわし、きっちり香苗の乳房を自分の胸にくっつける啓介。すで勃起しているチンポが、香苗の腹部に押しあてられます。情欲部屋は八畳のフローリングです。全裸で立たされ、手首を顔の前で括られ、それより下へ手を降ろせない香苗です。
「ああん、いや、いや、こそばい、こそばいですぅ」
啓介の左腕に抱かれた香苗が、右手で脇腹を撫ぜられ、脇腹から乳房をくすぐられる感じで撫ぜられます。香苗は、こそばゆい。擽り責めというのがあるけれど、それに近い責めです。啓介が、乳房を愛撫しながら、乳首を唇に挟んで、揉んでいきます。香苗、発情するジュースを飲まされているから、乳首からの刺激が、膣のなかを濡らすほどに、ジンジン、感じてしまうのです。裸体を揺すりだす香苗。お尻の肉が揺らされます。揺り動く臀部を、啓介が左腕で押さえ、お腹に勃起ちんぽを当ててやります。右手で乳房を弄ってやります。
「ああん、ひやぁああ、だめ、だめ、ああん」
腹部に勃起ちんぽを当てられ、乳房を愛撫され、乳首を揉まれるだけで、香苗は発情してきます。銀行員香苗が、淫らに悶えだしているのです。香苗を横長の椅子に座らせると手首を伸ばしたままの格好になります。その香苗の前に、啓介が立ちます。勃起ちんぽを、香苗に咥えさせるのです。

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手首を合わせて括られて、長椅子に座らされた香苗は、腕が頭の上に伸びています。啓介が香苗の前に立つと、勃起ちんぽが香苗の顔の前にきます。
「なめてよ、香苗ねえさん、ぼくの、ちんぽ、じゅるじゅるしてよ」
ぐっと腰を前に出した大学生啓介の勃起ちんぽが、香苗の顔にあたります。露でぬるりとした啓介の亀頭が、香苗の唇にこすられます。
「ふうっ、うううん、ふうぅうう、はぁああ」
香苗は唇をひらけ、亀頭を唇に挟み、カリ首までを咥内にいれ、顔を上下に揺すります。
「ううっ、ああっ、おねえちゃん、きもちいい、もっとだよ」
全裸で立っている啓介の腰が、長椅子にお尻をおいた香苗の顔にすりつけられ、勃起ちんぽの陰茎が咥内に咥えられます。
「うううっ、ううっ、ううっ、ふぅうううっ」
頭の上にもちあがった腕がおろされる全裸の香苗。手首は括られているものの、合わせた手で勃起ちんぽの陰茎が握れます。
「うううん、もっと、もっと、おおおおっ」
「うぐ、うぐ、うう、うう、うぐ、ううぐぅうう」
啓介は、香苗の頭の後ろに手を当て、頭を抱くようにして、勃起させたちんぽを、フェラさせるのです。香苗が淫らにフェラするところを、明夫が4Kカメラで収録していきます。そうして香苗の顔が、ちんぽにまみれ、ジュルジュルになったところで、フェラが終えられます。
「でわ、でわ、つぎだよ、香苗ねえさん、いれたいんだ、この、ちんぽ」
啓介が香苗の前にパイプの椅子をおいて、座ります。長椅子に座った香苗の股が、啓介の腰の高さです。きっちり身体を香苗に接近させていく啓介。
「あしを、ひらいてよ、おねえさま、ほうら、あしを」
ほぼ閉じられた香苗の太腿を、膝に手を置きひろげさせる啓介。
「はぁああ、ああん、あん、あん、ああん」
太腿から膝を90度にひろげられる香苗。太腿と太腿のあいだに、パイプの椅子ごと啓介が入りこみます。
「ううん、おおっ、いれるよ、ちんぽ、香苗ねえちゃん、いれちゃうよぉ」
啓介が香苗の陰毛をたくしあげ、陰唇をひろげてやり、そこへ勃起ちんぽの先っちょをあてがいます。啓介は、香苗の背中に腕をまわして軽く抱きます。亀頭が、膣口へ入れ込まれます。香苗の上半身は斜め後ろに、啓介も反り返ります。女の性器に、男の性器が、結合です。女の陰毛が男の陰毛に擦れあいます。
「はぁああ、はぁああっ、うふっ、うふっ、ううううっ」
勃起ちんぽを膣奥にまで挿し込まれた香苗が、咽ぶように呻く声を洩らします。発情する女の声、喉の奥にくぐもる声です。
「おおっ、ううっ、ああっ、香苗ねえちゃん、ちんぽ、気持ちいいよぉ」
ぶすっ、ぶすっ、啓介が、香苗とおめこする、その現場を大村が、楽しみながら監修し、明夫がうずうず撮影です。京都は北山にある秘宝館、その二階の情欲部屋です。八畳フローリングで発情する23歳、落合香苗の淫らな姿態です。

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勃起ちんぽを膣に挿入されている香苗。手首は合わせて括られ、頭の上です。長椅子に座って太腿をひろげられた香苗、全裸です。啓介がパイプの丸椅子に座っていて、香苗の膣へ、勃起ちんぽを挿し込んでいるのです。
「ああん、あああん、あん、あん、ああん」
腕を持ちあげた香苗の胸を、大村が後ろから抱き、乳房を揺すります。前からは啓介が、後ろからは大村が、全裸の香苗を弄るのです。
「いいよぉ、香苗ねえちゃん、とっても、気持ちいい」
ぶっすり、勃起させたちんぽを、香苗のおめこに挿し込んでいる大学生の啓介です。逞しい、ビンビンに勃起させたちんぽで、発情する香苗の膣奥を、突いていっそう発情させるのです。
「いゃああん、ひぃいいっ、ひゃああん、ひいいっ」
後ろから大村が、香苗の乳房をまさぐり、顔をなぶります。前からは啓介が、腕を伸ばし香苗の肩に手を置きます。腰は香苗の股に密着。勃起ちんぽは香苗の膣に埋まったままです。
「ほうら、ほうら、いいじゃん、いいじゃん、香苗ちゃん」
「ひぃやぁああ、ひぃやぁああん、あん、あん、いゃああん」
「ヌレヌレ、香苗のおめこ、ヌレヌレだよぉ、気持ちいい」
ぶすっ、ぶすっ、21歳の啓介は、逞しく勃起させたちんぽで、発情する23歳銀行員の香苗に、快感を注入し続けます。明夫が4Kカメラを構え、香苗の姿態を克明にとらえていきます。
「あああん、ひゃああん、ひやぁあああっ」
後ろから抱いていた大村が手を離し、手首を括っている縄がゆるめられます。香苗の裸体は後ろに倒され、股間がいっそうひろげられ、啓介が射精する体勢です。ぶすぶす、ぶすぶす、勃起ちんぽが香苗の膣に挿され抜かれる様子が、いっそうはっきりと見えるように、です。
「ああああ、だめ、だめ、だめです、あああああっ」
「いいよぉ、いいですぅ、ああ、ああ、出る出る、うううっ」
「いや、いや、だめ、だめ、ああっ、ああっ、ああああ~~ん」
猛スピードで挿され抜かれる勃起ちんぽに、香苗の声もよがって呻いて高鳴ります。啓介の射精は、膣の中です。ぴくん、ぴくん、香苗はトドメを刺され、引き攣る男の刺激を、女体の奥で受けとめるのです。情欲部屋の午前中です。拉致されてきた大手銀行の為替窓口係、落合香苗が喜悦の中に陥落していくときなのです。

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香苗を撮影していたのは奈倉明夫29歳。大学生啓介と交わったあとの香苗の縄を解き、抱きかかえて休息させます。香苗の調教、緊縛を担う、香苗の世話係です。香苗は、情欲部屋の隅に置かれた肘掛椅子に座らされます。着物一枚着せてもらえたけれど、帯も襦袢もない着流しです。籐で編まれた肘掛椅子に座った香苗のまえに、明夫がいます。大村隆と啓介は、一階の秘宝館の会館準備です。明夫と二人だけになった香苗。監禁部屋からこの情欲部屋へ連れてきたのが明夫だから、妙に親しみを感じだした香苗です。
「わたし、どうなるんですか、どうしたら、いいんですか」
着物で胸まで隠している香苗が、不安そうな表情で、明夫に聞きます。
「香苗は銀行員だろ、だから、銀行員でいいんだよ」
「でも、どうしたら、いいんですか」
「毎週末、ここへ来て、お相手してくれれば、いいのよ」
「お相手、って?」
「銀行員、続けているほうが、都合がいいんだ、おれらには、なっ」
週末に開催の、秘宝館特別ショーのヒロインとして、香苗を出演させる。銀行員落合香苗のエロスショー、とのふれこみで客を呼ぶ。平日に、銀行窓口へ行けば、香苗の銀行の窓口嬢として顔が見られる。そういう魂胆で、学歴あり、美貌の才女、23歳の香苗が舞台に出演させられるのです。そのことは、まだ、香苗には知る由もありません。
「いい身体だね、女の魅力たっぷり、着物着ても、制服着ても、いい女だね」
明夫の言葉に、香苗は、よろこび嬉しくなるよりも、嫌な感じになります。銀行では、身体の話はセクハラです。上司から言われると、パワハラです。そんな恥ずかしい気持ちになる言葉を、ここにいる男たちは平気で言うのです。
「いいな、おれとやって、午前の部は、終わりだ」
香苗は、栄養価満点の発情ジュースを飲んでいるとはいえ、かなり消耗しています。高濱に犯され、大村に犯され、啓介に犯されたあとですから、もう身体が痺れる感じなのです。栄養注射はされませんが、小瓶に入ったドリンク剤を飲まされ、体力回復です。明夫が監禁部屋の方へ行き、香苗がひとり、情欲部屋に残されています。八畳の部屋だから狭い気がする香苗です。女の香苗にとって、いやらしい卑猥な大人の玩具が、座った処から見えます。午後からは、それらの玩具が使われるとは、まだ香苗には思えなくて、胸がキュンと痛むのを、覚えるのです。
「いいな、香苗、いただくぜ」
情欲部屋に戻った明夫は、黒いブリーフを穿いただけの裸です。香苗の前に立ち、ブリーフを太腿にまで降ろし、男のモノを香苗に見せつけます。香苗は、朝から男の性器を見ているから、驚きはしませんが、胸騒ぎしてきます。発情ジュースとドリンク剤の効目があるからです。それに避妊効果も持続中です。
「ああ、だめ、だめです、ああっ」
籐の肘掛椅子に座ったまま、着物を肩から脱がされてしまう香苗です。前がひらけられ、乳房から陰毛、合わせた太腿が素のまま露出です。着物が艶めかしく揺らめきます。明夫は、ブリーフを脱ぎ捨て、肘掛椅子の座部、香苗が座った前にへ、香苗と向きあって座るのです。

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情欲部屋の肘掛椅子は、肘掛を背凭れへあげると背凭れ椅子、おろすと肘掛椅子になる逸品で、籐で編まれている骨董品。女が濡れる椅子として愛用されています。
「はぁあ、明夫さま、もう、わたし、だめ、だめですぅ」
着物を肩から脱がされ、座部から抜かれて、全裸になった香苗です。腰を密着させて向き合った明夫が、香苗を抱くのです。
「いいから、感じるだけ、感じるんだ、声出してもいいんだから、なっ、香苗」
「はぁああ、わたし、もう、だめ、ゆるして、ほしい、ですぅ」
ぴちぴち23歳、女の肉体、臀部をこころもち前にずらされ、太腿を肘掛にまたがらせられた香苗。明夫が勃起ちんぽを香苗の膣に挿し込んでいます。密着です。
「はぁあ、ああ、だめ、だめ、わたし、ああっ」
明夫の勃起ちんぽを膣の中に収められて、密着させられた香苗が、ハスキーな咽び声で、呻きます。明夫が、勃起ちんぽを挿入したまま、開脚でMの格好にさせた香苗を、正面から弄ってやるのです。香苗は、楽な姿勢です。背凭れに背中をつけて、太腿はひろげられ、椅子の肘掛をまたいだ格好。肘掛のしたに明夫の太腿、女の部分に男のナマ勃起ちんぽが、挿入されているのです。
「可愛がってやるぜ、香苗、たっぷり、なっ」
勃起させたちんぽで、女を喜悦で泣かせることにはたけた調教師の明夫です。女がよろこぶ処を、わきまえ、快感だけに導いてやる術を心得ているのです。開きだした香苗のからだが、明夫のテクニックで、満開になっていくところです。
「あああ、ひやぁあ、あああ、ひぃいい、ひぃいいっ」
ぶっすり挿し込まれた勃起ちんぽで、香苗の膣がヌレヌレになります。じわ~と滲み出る愛液が、勃起ちんぽに絡みます。その濡れたちんぽの亀頭と陰茎、カリ首で、香苗、膣の襞をやわらかく擦られるのです。
「ほうら、どうだい、いいだろ、ほうら」
「はぁああ、はぁああん、ひぃいいっ」
「いいね、香苗、濡れてヌルヌルだけど、きっちり締まるんだ、いいねぇ」
「ああ、いや、そんあ、ああ、ああ、ひやぁああっ」
明夫のテクニックは、ぶすぶすと抜き挿しピストンはしなくて、膣の奥、子宮口まわりをこすってやるのです。女が果てしなく快感を覚えていくテクニック。それに裸体への愛撫、唇と乳首と臍まわり、陰毛も弄ります。勃起ちんぽを挿したまま、陰毛を掻き上げ、クリトリスを剥きだしてやり、微妙に刺激すると、女はいっそう深い快感に見舞われます。23歳の銀行員、香苗も多分に漏れず、明夫のテクニックで、快感にのぼっていきます。その深みが深いほど、気持ちが良ければ良いほどに、その感触が忘れられなくなっていく女、秀才で才女の蕾をもった香苗が、開かれてきて、快楽から逃げられない女になっていくのです。
「ああん、ああん、ひぃいい、ひぃいいっ」
香苗への調教がすすめられている肘掛椅子。明夫が腰をコントロールで、途絶えることなく快感を、香苗の身体の内側で、中火で燃やしてやるのです。
「ひぃいい、ああ、ああ、あああん、ひぃいい」
降ろされるでもなく、昇りきってアクメに至らされるのでもなく、イキそうになったら降ろされ、降りそうになったら昇らされる、明夫の勃起ちんぽは、女の身体を操る素敵なチン棒なのです。

-30-
肘掛椅子に向きあって座っている香苗と明夫。全裸で香苗の膣には明夫の勃起ちんぽが挿入されています。女と男の性器が密着です。香苗の膣襞に、明夫の陰茎が絡みつき、ヌレヌレです。奥まで挿し込まれて、明夫がなおも押し込み、亀頭で子宮口をこすってやります。銀行の窓口担当23歳の香苗は、ほぼ初めての体験です。
「ううっ、ああっ、はぁああっ」
「いいんだろ、香苗、気持ちいいんだろ」
「はぁああ、はぁああん、ひぃいいいいっ」
肘掛に太腿をひろげ乗せている香苗を、性器密着のまま調教師の明夫が抱いてやります。左腕を香苗の脇腹から背中へまわし、手を香苗の首後ろに当ててやります。右手では、香苗の性感帯をやわらかく愛撫してやります。明夫の愛のテクニックに翻弄される香苗です。
「ほうら、香苗、ちんぽ、ほうら」
密着している勃起ちんぽを、少し抜き、ぐぐっと挿し込む明夫。首後ろに手を当てられた香苗は、仰向きかげんで、喜悦に顔をしかめます。
「ひぃいい、ひやぁああ、ひぃいいいっ」
明夫に勃起ちんぽを挿し込まれ、子宮口を亀頭でこすられ、香苗の喜悦声が、洩れ出ます。ぶちゅ、ぶちゅ、膣の中で蠢かされる勃起ちんぽの擦れる音が淫らに洩れ出てきます。
「いいだろ、香苗、もっと、もっと、可愛がってやるよ、いいだろ」
「はぁああっ、ひやああん、ひぃいいいっ」
「ほうら、もっと、いい声で、鳴いて、泣いて、泣き尽せ」
「ひぃいいいっ、はぁあああっ、いい、いい、気持ちいいっ」
性器密着のまま、乳房をゆすられ、揉まれながら、乳輪から乳首を吸われる香苗。乳輪から乳首だけが絞られます。明夫の唇が乳首をはさんで、もぐもぐ、揉まれます。首後ろに置かれた手が、香苗のうなじから耳たぶが愛撫されます。
「ひゃああん、ひぃいいいっ、ああ、ああ、ひぃいいいっ」
肘掛に太腿をひろげてかぶせて、お尻を前へずらされ、明夫の勃起ちんぽが、膣に埋められたままの香苗。性感帯を愛撫され、刺激され、ド真ん中から、からだの奥が翻弄されているのです。精悍な明夫のちんぽは勃起のままです。ますます、硬くなって、香苗の膣の中をうごめきます。亀頭からカリ首で、膣襞をえぐられるように擦られる刺激に、香苗、生まれて初めて、身体の奥からの快感を味わうのです。
「ああっ、ひやっ、ひぃいいっ、ああ、ああ、ああっ」
明夫が、挿し込んだ勃起ちんぽに力を込め、亀頭で子宮口をこすってやると、香苗、もう、アクメに昇る瞬間です。明夫は、昇らせません。アクメの頂上寸前でストップして、三回、四回、五回目、香苗の限界、そこで一気にアクメを迎えさせてやるのです。そのことで、香苗が、明夫には、言われるままに従順になってしまうのです。
「ほうら、いけ、いけ、香苗、ほうらぁ」
「ひぃいい、いいいいっ、ひやぁあ、あああん、いく、いく、いくぅ」
「いけ、いけ、いくんだ、ほうら、いけぇ」
「いくぅ、ううっ、うぐうぐ、うぅううっ、ああっ、ああ~~~っ!」
肘掛椅子に座ったままで、アクメを迎えてしまった香苗。お小水を飛ばしてしまい、膣からは透明サラサラ愛液が流れ出てきて、明夫に抱かれたまま、ぐったり果ててしまったのです。

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<調教される香苗>
いったん檻に戻されたあと、午後三時になって、ふたたび情欲部屋に連れてこられた香苗です。八畳間の真ん中に天井からおろされた棍棒のブランコに手腕をひろげて括られます。120㎝×3㎝の棍棒を握らされ、手首を括られバンザイさせられてしまったのです。
「ふふふ、香苗、いい格好だよ、ふふふふ、夕方まで三時間、たっぷりな」
リーダーの大村が香苗の前に立ち、香苗の裸体を、顔からつま先まで、じっくりと見入りながら言います。学生の啓介が録画カメラを回す役目です。調教師の明夫は、香苗を縛って、浮遊させる役目です。全裸の香苗、膝を少し曲げることができます。というのは、裸体をくねらせられるように、です。
「ああ、どうして、わたし、ああ、恥ずかしい、許してください」
小声で、ハスキーに呻くような声で、全裸の香苗が、手腕をバンザイしての立ち姿です。
「いいからだしてるねぇ、素敵だ、むさぼりたくなるよねぇ」
「ああ、やめて、やめて、いや、いやん」
大村が香苗の乳房を、裾から持ち上げるようにして、揺すりだすのです。ぷっくらの乳房は、腕を上にあげているから、お椀をかぶせた格好で、ぷりんぷりんです。
「ふふふふ、柔らかいんだ、もっと硬いかと、おもっていたけど、さぁ」
双方の乳房をしたから揺すり上げる大村ですが、乳首にはふれません。たっぷり、時間をかけて、責めてやる魂胆ですから。
「ああん、ひやっ、ひやっ、あああん」
香苗は大村に、前から抱かれ、乳房から離れた手は、お尻にまわされ、丸い臀部を持ち上げられたのです。香苗、軽く抱かれる格好で、撫ぜられるこそばさに、お尻を振ってしまいます。振るといっても少しだけ、微妙に左右に揺するのです。太腿を、ぴったしくっつけたままです。
「明夫、あとをたのむよ、おれは、見学だ」
「わかりました、師匠、ぼくが、香苗を、鳴かせて、やりますよ」
明夫が手にしているのは刷毛。太い毛筆です。特別仕立ての毛筆は、男根の形です。長さは30㎝もあろうかと思われる長さ。太さは、平均直径3㎝ですが、紐が巻かれたようなくびれがつけられた毛筆なのです。
「いや、いや、そんなの、いや、ああっ」
明夫にその装具を見せられた香苗が、顔をそむけ、表情をこわばらせ、いやいやをします。なにをされるのか、一瞬のうちに理解してしまった香苗、23歳の優秀な銀行員です。
「ふふふふ、最初は、ここだね、香苗」
明夫は、猫撫ぜ声で毛筆のふさふさ筆の部分で、香苗の乳房、乳輪のまわりを、柔らかく撫ぜるのです。乳輪から乳首には、毛先をつけないのです。
「ああん、いや、いや、ああん」
腕を斜め上に伸ばした裸体の香苗です。隠すすべもなく、退けるすべもないままに、明夫の調教に応えはじめるのです。

-32-
全裸で立たされている香苗。天井から降りたブランコ棍棒を握る香苗は、バンザイの格好。膝を折り曲げると手首が伸びきり、身体を立てると手腕は頭の横です。
「ああん、こそばい、ああん、こそない、ああん」
柔らかい毛筆の先で乳輪のまわりを撫ぜられ、裾へ撫ぜおろされ、乳房のまわりの撫ぜられている香苗です。柔らかい毛先の刺激に、肌が感じてしまいます。全裸のまま、立ったまま、手を使えない香苗。
「ほうら、いいねぇ、香苗、ふふふふ、洩らすなよ」
「ああん、いや、いや、あああん」
刺激が柔らかすぎて、こそばさすぎて、身をくねらす香苗です。右手に筆を持った明夫が、香苗の左乳房を撫ぜ、左手の指で右乳房の乳首をつまみます。乳輪の毛責めと乳首の揉み責めです。香苗を見ている大村が、生唾のみながら、香苗の悶える顔を覗いています。学生の啓介は、先に射精しているから大きな興奮はないものの、ちんぽを勃起させ、握って、しごきながら、香苗の可愛さ美しさに見惚れています。八畳の情欲部屋です。
「乳房は、入り口だな、これからだよな、本番は股ぐらだな、明夫」
「そうですよ、おっぱいなんて、よろこびの入り口、だよな、香苗」
「ああん、いや、いや、ああん」
乳首を揉まれる香苗が、男の言葉に惑わされながら、身体へ直接の刺激に悶えているのです。乳首を揉まれる刺激の注入は、そのままお腹のなかから股間へと伝わります。若い女体は、性器のなかを、じわじわと、濡らしていくのです。
「ふふふふ、乳首を揉みながら、ここだな、香苗」
30㎝毛筆握り棒の頭は、男の亀頭に似せてある張形です。こってり膨らんだ亀頭部、カリ首が深く刻まれ、陰茎部分は深い網の目です。
「ほうら、香苗、足を、ひろげろ、ほうら」
明夫が、毛筆の頭を陰毛下へ当てながら、言います。香苗は、言われていることの意味がつかめません。
「あし、ひろげる、足を、広げるの、足、いゃああん」
明夫に言われていることの意味がつかめて、香苗が足をひろげるのを嫌がります。
「ああ、だめ、いや、いや、いやですぅ」
手を吊りおあげられているとはいえ、かなり自由に、足先から太腿に力を込めることができます。陰毛の下に亀頭形グリップを当てられ、臀部を引き、太腿を閉じる香苗です。
「そうか、ひろげられないのか、困った子だね、香苗」
「ああん、いや、いや、いやですぅ」
「かわいいねぇ、可愛いことゆうじゃないか、香苗」
明夫は、乳房に置いていた左手を、臀部にまわし、香苗のお尻を抱きます。そうして柔らかく臀部の割れ目に手を入れ、手の平を後ろから挿しいれてしまうのです。無理矢理にお城からの手が、香苗の股に入って、ひろげられます。
「ひろげないのか、ひろげられないのなら、ひろげてあげようか、な」
横で見ている啓介が、60㎝×3㎝の棍棒を持って、香苗の前に座りこみます。棍棒の左右の端には留め具があって、紐が通されていて、、その紐で膝ををひろげさせて括る、というのです。










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