情欲の館

かおり


情欲の館(1)-2-
 17~24 2018.7.20~2018.7.28

 

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後ろ、腰のところで括られている手首が解かれた香苗は、赤い首輪のロープも解かれます。情欲部屋は八畳の広さだから、男が三人、それに香苗、真ん中には発情椅子が置かれているけど、狭いです。その前は八畳の鑑賞部屋になっていて、初老の高濱直人が、ソファーに座っているのです。高濱の正面に、発情椅子の正面が向いているから、若くて美人の香苗が座ると、香苗の女の秘所が丸出し、丸見えになるのです。
「さあ、座れ、自分で、座るんだ、香苗」
奈倉明夫が、香苗に座るように促します。発情椅子の左横に大村隆、右横に学生の小椋啓介、正面4m前に高濱直人がいます。緊縛師で調教師の明夫は、香苗の世話役です。
「はぁあっ・・・・・・・」
誰とも目線が合わないようにして、もじもじ、右腕で胸を抱き、左手を陰毛の上にする全裸の香苗です。男たちの目線に晒されているのを意識してしまいますが、身体がうずうずしてきて、声がうわずってしまいそうです。
「ああっ、こんなのに座るの、恥ずかしいですぅ、ああっ」
白い肌にスポットライトが当たって、香苗の裸が浮き彫りになる情欲部屋です。羞恥の気持ちを顔いっぱいに表すから、香苗の頬はピンクに染まります。発情椅子に座って、座部を跨ぐ格好で、背凭れの後ろから明夫が、背凭れを背負う格好で、赤い兵児帯でタスキ掛けしてしまいます。肩が背凭れに固定され、腕は自由に動かせて、もちろん腰から臀部も自由のままです。
「はぁあ、みないでください、ああっ、みないで、みないで・・・・」
全裸で便器に座った格好です。発情椅子、リクライニングシートはピンク色です。23才、大手銀行員の香苗を隠すものはなにもありません。発情椅子そのものが、手動で動かされます。明夫が傾きを調整していきます。
「いいな、香苗、たっぷり、観てもらうんだ、わかるだろ、香苗の全てを、だ」
背凭れが後ろに傾くと、便座形の座部も持ち上がります。便座形の下部には尿瓶が置かれ、オマルが置かれています。
「もっと、寄せてきなさい、明夫君、もっと近づけてください」
車椅子になっている発情椅子ですから、明夫は高濱のいうとおりに、椅子を前へ動かします。もう、股間が真正面に向いた香苗です。高濱直人が座るソファーの前に、動かされてきた発情椅子です。
「いいねぇ、朝から、美人さんのおめこを、拝ませて、もらえるなんて、ねぇ」
「ああ、いやん、いや、いや、やめて、やめてください・・・・」
栄養ジュースが効き始める香苗の声は、ハスキーな悶える小さな声です。肩を背凭れに固定された香苗は、太腿を便座形の座部に跨らせているので、股を60度に広げた格好なのです。
「明夫君、この子の足を、アームに乗せて、広げてくださいな」
高濱がいうのは、便座形座部を跨いでいる足を、左右のアームに乗せさせ、持ち上げ、広げなさい、ということです。明夫は、香苗が跨いでいる座部から、太腿を持ち上げ、アームに乗せ、足裏を足形の受け皿に置かせ、ベルトで足首を固定します。左右の足は、太腿から膝までまっすぐ、膝が折り曲げられ足裏が受け皿に置かれるのです。
「ああん、いやぁあ、ああん、だめ、だめ、恥ずかしいから、やめて、ああん」
開脚、香苗、股間を丸出しにされてしまって、太腿の広がり角度は90度です。この股間がぐっと押し出され、高濱の目の前にまで近づけられたのです。まだ、香苗の膣のなかは誰も見ていません。昨夜には、男三人が香苗を輪姦したけれど、弄って診るのはこれから、最初は高濱直人からです。

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高濱の目の前におかれる裸の香苗です。発情椅子にお尻を置いた香苗の姿は、背凭れが後ろに30度倒され、便座形座部が30度仰向かされています。香苗の太腿は陰毛が生えるつけ根から、90度にひろげられ、膝までが持ちあげられ、足首がおろされる格好です。ソファーに座る高濱の手が、伸ばさなくても香苗の股間に届く近さです。
「ああん、いゃああ、こんなかっこう、みないで、ください、ああん」
ひろげた股のすぐ前に、初対面、高濱の顔をみとめて、香苗のこころが、動転します。昨日には紺の制服に身を包んだ銀行員の香苗です。今朝は、裸にされ、男の目の前に股間を晒している。この落差に香苗自身が屈辱を超えて理解不能な頭の中です。
「ふふふふ、落合香苗さんか、あの銀行の窓口にいらっしゃる」
高濱が、香苗の膝を包むように手を置いて、少し上向いて、羞恥に紅潮している顔をみてやります。
「そうなんだ、東京の、あの大学を卒業して、銀行に入ったんだ、お嬢さん、なんだね」
「ああ、いや、そんなこと、ああ、どうして、ああっ」
裸にされ、恥ずかしい格好にされている香苗が、有名私立大学出身を言われると、卒倒するほどの羞恥心に見舞われるのです。
「女として、男の目で、見てあげようね」
「ああん、いや、いや、見ちゃいや、ああん」
「香苗さんは、美人だねぇ、賢いんだろうねぇ、才女なんだ」
化粧をしないスッピンだけど、それだけで美しい香苗をの顔を見つめて、高濱がいいます。
「ああ、やわらかい、やわらかい肌だ、それに、香苗さん、うむっ、うむうむ」
つるつる白肌の太腿の内側、膝頭から根元の方へ、手の平を擦らせていく高濱です。目の前で、若い女子行員が素っ裸で、股をひろげているのです。還暦を迎える高濱直人は、内心<今日の生贄は最高だな>見て、弄って、できれば交合したいと、夢想します。
「ああん、いやぁああ、ああっ、さわったらぁ、ああん、いけない、うううっ」
陰毛を弄られる香苗。足を閉じるいことができなくて、股は開いたままです。高濱の手先を、横に立った大村隆と小椋啓介が見ています。奈倉明夫は高濱の頭越しに、4Kカメラで香苗の姿を録画しています。
「おおおおっ、きれいなピンクだ、ピンクとゆうより、白っぽいんだ」
香苗は、陰毛を弄られてすぐに、大陰唇と小陰唇をいっしょにめくりあげられ、その内側をひろげられて、見られてしまったのです。
「ううっ、おねがい、やめて、やめてください、おねがい、ああっ、うううっ」
香苗の紅潮している顔が引き攣ります。男たちが見ているところで、まだ誰にも見せたことがない処を、見られている屈辱感と羞恥心です。学生のときにセックス経験をしたけれど、そんなに回数多くはしていない香苗です。あのとき彼には、嫌だといって、見せなかった女、自分の秘処です。
「恥ずかしいのかい、香苗さん、そりゃそうだろ、だがねぇ」
高濱は、陰唇をめくりあげたうえ、膣前庭に右親指の腹を当て、微妙に、上下に、こすりだします。
「女は、みんな、こんなことされて、喜んでいくんだ、よねぇ、香苗さん」
発情椅子に股をひろげられ、上半身は肩がシートと共にタスキ掛けの香苗です。ねちねち、ゆっくりと発情させられていく23歳、落合香苗なのです。

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秘宝館へ連れ込まれてきた女子は、持ち主の高濱直人に捧げられる習わしです。大村隆36歳をリーダーとする三人組のアダルト制作プロジェクトのまとめ役でもあります。
「うむううっ、今朝は、いい子に出会えて、うれしいねぇ」
銀行員香苗の陰唇をめくりあげ、膣口を見ながら、高濱がうなります。香苗は初めて見た初老の高濱が、いきなり自分の秘密を弄ってきたので、恥ずかしくってたまりません。先に淫乱になるジュースを飲まされているから、そろそろ効きめが現れてくるところです。
「いい玉でしょ、おやじさん、顔もよし、身体もよし、オメコもよし、ですよ」
香苗の横に立った大村が、高濱にいいます。全裸で大股開きされた香苗は、高濱に陰唇をめくられ、膣前庭を撫ぜられるから、なにかしらうずうず感に見舞われています。男の目が、羞恥心を掻き立てます。
「ああん、いや、いや、見ちゃ、いやぁああん」
発情椅子の後ろには奈倉明夫が立っていて、香苗の顔を弄ります。
「じゃあ、最初に、わたしが、いただいて、それからだな、大村君」
香苗の裸体を見て、弄り、性器をひろげ、弄った高濱です。そろそろ勃起させられるようになって、立ち上がり、ズボンとブリーフを膝まで降ろし、腰まわりを露出させます。シャツをめくりあげ、香苗の前で腹を出します。
「これまでの子よりも、よさそうだな、顔もよし、おっぱいもよし、さあ、ここは」
半勃起のペニスを握った高濱が、大村と明夫と啓介の三人に見せながら、香苗を犯していくのです。
「いや、いや、いやです、いやですぅ」
背凭れに肩ごと兵児帯でタスキ掛けされた上半身、太腿を90度にひろげ、膝までもちあげられた格好で、23歳の香苗には、防御する術はありません。
「ふふふふ、いただくよ、おおっ」
容赦なく、高濱直人は、握ったペニスの亀頭で、香苗の陰唇うちがわを擦りさげ、膣口へと入れ込みます。
「ああっ、いやぁあ、ああっ、いやぁあああっ」
亀頭が入れられ、そのままぐぐっと陰茎が挿し込まれていきます。
「おお、おお、香苗さん、いいねぇ、いいよぉ」
ぶすぶすっ、高濱直人は、紅潮した香苗の顔が軋むのを楽しむかのように、根元までペニスを挿し込み、半分抜きます。香苗は、初対面の初老の男から、屈辱を受けだし、悲痛な気持ちです。なのに勃起ペニスを挿し込まれた身体が、浮いてくる感じを覚えます。朝から、淫乱ジュースを飲まされた効目といえばよいのでしょうか。ぐいぐい、膣の中へ男の竿を挿し込まれて、お臍の奥から、胸へ、胸から頭へ、こころはイヤイヤしていても、快感が攻めあがってくるのです。
「はぁああ、ひやぁああ、ひやぁああん」
ここは秘宝館の二階、情欲部屋の前室、鑑賞部屋です。発情椅子に乗せられた香苗が、開脚でMの格好にされ、ナマのペニスで犯されているところです。発情椅子の向こう、情欲部屋には責め具が待っています。昨日まで銀行の窓口に座っていた香苗が、責められ、男の餌食になりながら、喜悦のなかに泳がされるのです。
「おおっ、おお、おお、出させてもらう、おお、うう、ううっ」
高濱は、香苗の膣へ勃起ペニスを挿し込んだまま、最後の寸前にはスキンをかぶせ、一気に射精に至ってしまいます。香苗には、避妊薬をジュースに混ぜて飲ませたいるから、とはいえ効目があらわれるまで、あと一時間が必要です。
「はぁああ、はぁあああ、はぁああああん」
射精でアクメの近くまで高ぶった香苗は、辱めを受けたことに、羞恥というより、快感を覚えるのでした。

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<情欲部屋で発情する香苗>
高濱直人からの洗礼をうけた香苗は、発情椅子に乗せられたまま情欲部屋に戻されます。八畳の広さの欲情部屋で、23歳、銀行員でまだまだ硬い蕾の落合香苗が、男によって喜悦され、調教されるところです。午前9時を過ぎたところで、香苗、朝のお勤めが始まります。
「今日は、朝から、楽しいね、いい仕事を、しなくっちゃ、ねぇ」
「ああん、いや、いや、いやぁああん」
「たっぷり、昼まで、楽しませてもらうぜ、香苗、いい身体だねぇ」
発情椅子に座った全裸の香苗は、いっそう剝き身にされていきます。緊縛師で調教師の奈倉明夫が、香苗が背凭れにタスキ掛けを解いてやり、腕を開放します。明夫の助手は啓介、大村はその様子を、香苗の顔を入れて4Kカメラで撮影、こうして香苗の首前に渡された120㎝の棍棒へ、腕がひろげられ、手首が括りつけられます。120㎝の棍棒は香苗の首前です。両端にはロープが通される穴があり、一本いまとめられ、頭上の滑車に通され引き上げられると、棍棒はブランコになります。
「いいだろ、ほうら、足も、ひろげて、括ってやるから、ね」
もう一本、120㎝の棍棒が、発情椅子に座った香苗の膝上に渡され、太腿から膝が広げられて括られます。
「いや、いや、こんあの、いや、いや、やめてください」
「ふふふふ、香苗、かわいい声だな、わめいても、しかたないぜ」
「ああん、おねがい、やめて、こんあの、いや、いや」
香苗が声で抵抗するけれど、男に支えられた裸体は、なされるがまま、両手を広げられ、膝を広げられてしまったのです。膝が広げて括られた棍棒の真ん中に麻縄が巻かれ、首前の棍棒に通されます。香苗の広げられた膝が、引き上げられてしまいます。腕の棍棒、膝の棍棒、麻縄で括られたその間は、40㎝です。二本の棍棒を合わせると香苗は二つ折り、40㎝だと横からはV、前からはMの格好です。
「いいね、いい格好だ、男が、喜ぶ、格好だな」
鑑賞ルームのソファーに座った高濱が、声をかけてきます。香苗が座る発情椅子の後ろには奈倉明夫が、右横に大村隆が、左横に小椋啓介が、立っていて、真ん中が香苗です。
「あん、あん、いや、いや、ああん、いや、いや、こんなのぉ」
香苗には、男たちからどのように見えているかはわかりませんが、男にしてみれば、女の秘密を暴く格好で、情欲がそそられるます。
「いいケツ、してるねぇ、香苗、いいオメコだ、おめこ貝、あとで、食べさせて、もらうぜ」
香苗の右横にいる大村が、香苗の丸い臀部を右手でさすりながらいいます。大学生の啓介は、香苗とセックスする役目だから、生唾、ごっくん、ごっくん、のむばかり、ブリーフの内側、外からはわかりませんが、若いペニスは勃起しています。
「それじゃ、あとは、できあがった映像で、見させてもらうよ」
鑑賞部屋の高濱が、ここで退室します。八畳の情欲部屋です。発情椅子に開脚、M姿にされた大手銀行の為替窓口担当の美女落合香苗の発情が始められるのです。

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八畳の情欲部屋に朝から一発、高濱にファックされた香苗を、三人の男が囲みます。
「香苗、たっぷり、喜ぶんだぜ、たっぷり、なっ」
リーダーの大村が、香苗のあごをもちあげ、顔を向けさせ、いいます。香苗は、すでに羞恥と屈辱の極みまで気が高揚しています。先に飲まされた発情ジュースが効きだしているのです。
「はぁああっ、こんなの、いや、いや、いやですぅ」
発情椅子に両手両膝を広げる格好に棍棒を渡された全裸の香苗です。腕を広げられた棍棒と、膝を広げられた棍棒の、真ん中に麻縄が巻かれ、二本の棍棒が引き寄せられ、合わせられていきます。
「ほうら、ほうら、香苗、お股が、丸見え、おっぱい丸出し、いい格好だ」
香苗を縛り上げていくのは奈倉明夫です。縛り上げるとはいっても、今のところは二本の棍棒に手足を広げて縛るだけです。発情椅子の背凭れに肩をくっつけられた香苗は、お尻を前へずらされます。
「いや、いや、こんなの、いや、いや、いやですぅ」
「いい格好だぜ、香苗、わかってるんだろ、どんな風に見えているのか」
大村は、容赦なく、香苗に恥ずかしいポーズを取らせていきます。臀部が真正面に向き、太腿の裏が逆八の格好。乳房をぷっくら膨らませ、顔が正面に向いてしまう23歳の美女香苗です。恥ずかしい股間はほぼ180度に開けられ、陰毛が男の情欲をそそる格好です。
「いやん、いや、いや、そんなことぉ、いや、いや」
「ふふふふ、可愛いじゃん、香苗、とっても可愛いぜ」
大村が、ブリーフだけの裸になり、パイプの丸椅子を香苗の前に置いて、座ります。斜め上というり真上を向いた香苗の股間が目の前、大村からは見下ろして、目と股間は30㎝です。
「ふふふふふ、お、め、こ、ひらいて、観察してやるよ、うれしく思うんだよ」
「ああん、いや、いや、みないで、ああ、みちゃ、いや」
表情を軋ませる香苗ですが、頬は赤みを帯びていて、唇は濡れ気味、よだれが滴るかと思うほど、濡れているのです。舌先が唇からはみ出そうな香苗。手を握り、ぎゅっと裸身を引き締める香苗に、スポットライトが当てられます。
「ああん、いや、いや、いやぁああん」
大村が、太腿のつけ根にペタンと左右の手をおき、横へスライドさせ、陰唇をひろげていきます。引っ張られる陰唇の外がわ。内がわの淡いピンク色が、露出します。スポットライトに照らされた香苗の下腹部から太腿の中程まで。くっきり照明が当たって、4Kカメラがまわります。
「ほうら、香苗、みえてきたよ、香苗の、お、め、こ、ピンクだよ」
大村のペタンと置かれた手が、横にひろげられ、すぼめられます。香苗の陰唇ビラビラ二枚が、おちょぼ口になってひろがり、すぼみます。

-22-
香苗の秘密が、男たちのまえに開かれていきます。手足を広げて棍棒に括られ、発情椅子に座り、秘密の部分を丸出しにされた銀行の窓口係落合香苗23歳です。
「ああ、ああん、いや、いや、さわったらぁ、いやぁああ」
大村が陰唇をしっかりと指に挟んで、左右に広げます。明夫がカメラのレンズを接近させます。クローズアップで上部に香苗の顔が映りこむアングルです。大学生の哲夫はその成り行きを見ています。
「いいだろ、こうして、女をひらいてやるんだ、女のいやいやは、ことばだけ」
「ああん、いや、いや、やめて、ふぅうう、ううっ、ああ、ああっ」
ピンク色の陰唇内側、クリトリスが剥きだされます。小さな豆粒、濃いピンク、半透明に近い光かたです。剥かれたクリトリスを見て、言葉にしていくのは大村です。
「きれいだよ、香苗のクリトリス、もっと、剝いて、あげよう、ふふっ」
陰毛の生え際、陰唇が細った先を、二本の指で剥きだされる香苗。膝をひろげ、棍棒に括られているから、太腿を閉じることができない香苗。手を使って払うこともできないまま、香苗は、秘密の個所の秘密を、剥きだされているのです。
「ほうら、啓介、女は、こうして、恥ずかしめるんだ、そしたら、従順になる」
「ううっ、ああっ、ひや、ひや、ひやぁあ、ああん」
「感じてるだろ、香苗、弄られて、感じだしているんだ、薬が効いてきたな」
クリトリスを剥かれたあとは、膣前庭がひらかれ、観察されます。
「みろ、閉じてるが、これ、おしっこが出る、穴、わかるだろ」
香苗の股の前に、大村の顔が正面30㎝のところ。その右横には、明夫が手にする4Kカメラのレンズです。左横からは大学生の啓介が、生唾を呑み込み、緊張する表情で女の性器、香苗の構造に見入ります。香苗は、広げられるまま、閉じることができなくて、見られている羞恥に、頬が火照って、ぐじゅぐじゅです。
「ここ、膣、膣口、ちんぽが入る処だ、ほら、襞がうごめく、これが女だよ」
「ああん、いや、いや、ああん、いや、いや」
膣口を指の腹でなぞられる香苗は、その触られる鈍い感触で、その奥が萌えだすのです。身体の奥全体が、もやもやの快感に見舞われてくるのです。
「膣の、なかへ、指は、いれない、今は、なっ」
「ああん、見ちゃいや、そんあの、だめ、ああ、いやぁああん」
「ふふ、女の、神聖な、処だ、チンポで拝ませてもらうんだ、うれしいねぇ」
大村が正面から退き、明夫がカメラレンズを正面にもってきます。大村は、朝一番、発情椅子にのった香苗のおめこで、射精する、その儀式を執行するいうのです。

-23-
情欲部屋の発情椅子に、全裸で開脚M姿にされている落合香苗、銀行員、23歳。膝がひろげられ、括られた棍棒と、腕をひろげ、括られた棍棒が、乳房のうえで横一本になった長さ120㎝の棍棒です。香苗の前に36歳男盛りの大村隆が立っています。ブリーフを降ろし、腰を露出させると、びよんと勃起ちんぽが起ちます。ブリーフを脱いで全裸になった大村は、横になった棍棒を握ります。香苗のひろげられた股の真ん中へ、勃起ちんぽの亀頭をあてがいます。
「ふふふふ、いただいちゃうぜ、香苗、美味しそうだな、お、め、こ」
「いや、ああっ、こんなかっこう、だめ、いや、だめ」
亀頭が当てられた香苗の股は、もう、びっしょりに濡れています。先に弄られ、膣の中こそ弄られなかったけれど、クリトリスから膣前庭、それに膣口、お尻の窄み、陰毛から太腿のつけ根まで、香苗が発情してくるまで、弄られていたのです。
「おおっ、おおっ、いいね、おおっ」
ぶすっ、亀頭が濡れた膣に埋め込まれ、陰茎が半分ほど挿入されてしまう香苗。
「ひぃい、ひゃああ、ああ、ひやぁああっ」
半分ほど埋め込まれた勃起ちんぽが、膣内に亀頭が残るところまで引き抜かれ、そのままぶすぶすと、半分以上が埋め込まれます。
「ほぉおお、いいねぇ、ほぉおおっ、気持ちいいねぇ」
大村は、横になった棍棒の、香苗の膝の内側を握っています。ちんぽが勃起する腰だけを、前へ後ろへ、挿し抜きするのです。
「ひやぁああ、ひぃいい、ひゃあ、ああっ、ひぃいいっ」
棍棒を握っていた大村の手のひとつ、右手が、香苗のおっぱいを弄ります。腰からの勃起ちんぽを、挿して抜き、ゆっくりと挿して抜き、挿したところでローリングをくわえて、ちんぽで香苗の膣感触を味わいます。
「いいねぇ、いいよぉ、朝から、いいねぇ、いいよぉ」
奈倉明夫が4Kカメラで、香苗の呻き悶える様子を、膣に挿入される男の勃起ちんぽと一緒に撮っています。大学生の小椋啓介は、もう見ているだけで射精しそうなくらいに、興奮気味です。
「ああん、ひぃいい、ひやぁああ、ああ、ああ、ひやぁああっ」
発情ジュースが効いているのか、香苗の発情ぶりに、男たちの心が揺さぶられます。大村は、中出しするつもりで、ぶすぶす、ぶすぶす、香苗の反応声を聞きながら、淫乱にふるまってやります。
「ほうら、香苗、おめこ、びっしょり、気持ちいいだろ」
勃起ちんぽが挿し込まれた膣の下から蜜がわいてきて垂れだします。会陰をつたってお尻の窪みが濡れます。
「ひぃいい、ひぃいい、ひやぁああ、ひやぁああ」
頬を紅潮させる香苗が、顔を左右にゆさぶり、唇を噛み、唇を開け、発情メスの表情で淫らな声を洩らします。男の勃起ちんぽ洗礼で、大手銀行員のプライドを崩されてしまう香苗です。
「いい身体、してるねぇ、香苗、おっぱい、ぷるんぷるん、おめこ、びちょびちょ」
まだまだ余裕の大村隆が、勃起ちんぽを香苗に挿し込んだまま、抜いて、挿して、抜いて、挿して、を繰り返します。挿入スピードはかなりゆっくりで、挿したときの最後には、ぐぐっと子宮口を突いてやるのです。香苗は、生まれて初めて、男を経験して初めて、ゆっくり、たっぷり、蹂躙されているのです。

-24-
根元まできっちりと挿し込んだ勃起ちんぽを、香苗の膣襞が吸いつきます。
「いいねぇ、香苗、めっちゃいいよぉ」
「ああん、いや、いや、ああん、あっ、ああっ」
「締まるねぇ、ぎっちり、ちんぽ、締めつけられるよぉ」
ぎゅ~と締めつける香苗の膣襞で、大村が射精の兆しを感じます。勃起ちんぽとヌルヌルで締まる膣の佳境です。
「はぁああ、はぁああ、ひゃあ」
「いい、いい、おお、おお、いいぜ、香苗」
「あああん、ひゃああん、ひぃいい、あああん」
腕をひろげられ、膝をひろげられ、腕の棍棒と膝の棍棒がひとつに束ねられ、大村が真ん中を握っています。発情椅子に開脚M姿の23歳、銀行窓口のマドンナ香苗。その香苗の膣へ、大村の勃起ちんぽが、埋まっているのです。
「感じてるね、香苗、いいだろ、とっても、ほうらぁ」
亀頭のところまで抜いていた陰茎を、ぶすっと挿し込んでやる大村です。もうべっちょり、ぬれぬれの陰毛、膣の奥で亀頭をうごめかされる香苗。
「ひやぁああ、ひぃいい、ひぃいい」
「ほうら、感じろ、ほうら、いいだろ、ほうら、感じろ」
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいっ」
発情を促す栄養ジュースを飲まされている香苗です。身体の奥がじんじん感じます。めらめらと炎が燃え盛る感覚で、香苗は情欲によがる女そのものです。
「おおっ、おおっ、いいねぇ、いいよぉ、おおっ」
「いや、いや、だめ、だめ、いや、いやぁ」
美女香苗の悶え呻く声に、大村隆のこころが揺れます。女の声でじんじんと、心が疼いてきます。ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、男の勃起ちんぽを女のおめこに挿し込みながら、大村は陶酔気分です。
「おおおおっ、ううっ、ううっ、ほぉおおお」
射精、大村の勃起ちんぽが香苗の膣のなかで痙攣です。
「ひぃいい、ひやぁああ、ひぃいいいい~っ」
ぴしゅんぴしゅん、香苗、精液を子宮口にぶっかけられてしまうのです。避妊剤が効いているから安全というものの、女の香苗には、複雑です。でも、なによりもそんな理屈なくて、身体の底から突き上げられるドロドロの快感に気を失ってしまうのです。がっくり、開脚Mに縛られた裸体の力が抜かれ、ぐったりとなる香苗。そうして棍棒から解かれた女体は、発情椅子に座ったままで、膣洗浄され、大学生の啓介と、セックスします。香苗を逃がさないために、映像にきっちりと撮られるのです。









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