淫らな真理

かおり


淫らな真理(1)-4-
 25~30 2017.7.23~2017.7.30

 

-25-
開脚Mの姿で、裸体をひろげることができても、すぼめることができない真理。肘掛椅子にからだをひらいている大学二年生の真理。先輩晴彦の、勃起したチンポを、ゆっくり、奥まで、じゅるじゅると、挿し込まれては抜かれます。
「いいだろ、真理、男と女だよ、いいだろ」
「ひやぁ、ああっ、ああん」
「こうして、楽しむんだよ、男と女だから、なっ」
「ああん、あああん、せんぱいぃ、いいいっ」
このまえラブホテルへ来て、処女を破られたばかりの可憐な真理です。二回目に来て、先に晴彦からが射精をうけている真理ですが、たっぷり時間がとられて、二発目の射精をうけるまでの愛の交情です。
「いいねぇ、真理、最高だよ」
立ったまま、足を開いて、勃起チンポを真理に挿し込む晴彦。全裸の真理は開脚で、Mの格好です。その前に、立ってかぶさる格好で、真理の肩に手をおき、斜め上を向いた股間の膣へ、ぶすぶすっ、じゅるじゅるっ、ぶすぶすっ、じゅるじゅるっ、ゆっくり挿し込んで真理に快感を注ぎ込み、一気に抜いてやる晴彦です。繰り返します。大学二年生文学部、源氏物語を研究したいと思っている純情可憐な二十歳の真理です。しだいに理性を失って、女の本性をあらわにし、晴彦のテクニックに溺れてしまいます。
「はぁあ、はぁああっ、せんぱいぃ、ああん、ひやぁ、ああん」
真理の黄色い声に晴彦は、セックスを受け入れている女の喜悦を感じます。子猫が呻く感じで真理が呻き悶えてくる姿を、男の晴彦が、好意を感じます。
「いいんだろ、真理、いいんだろ、いいんだね」
「ひぃいい、ああん、ひぃいい」
「じゅるじゅるだよ、真理、濡れてじゅるじゅる、うれしいんだね」
「はぁああ、せんぱいぃ、わたし、ああ、わたし、どないしょ、ああっ」
晴彦が15㎝の勃起チンポを、根元まで挿し込んで、腰をうごかし、真理の子宮口を亀頭でこすってやります。真理はその感触で、おおきな悶えをあらわします。太ももがぴくぴくと痙攣します。足の指が内側ににぎられ、ひろげられます。股間がぷっくらふくらんで、膣口がひろがります。とろとろのお蜜がながれでてきます。
「おおっ、真理、ううっ、いいよ、いいよ、いい気持だよ」
「ひぃやぁあ、ああ、ああん、ひぃやぁあ、あああん」
ラブホテルの一室、裸の男と女、晴彦と真理、古典研究会の先輩と後輩です。勃起チンポを膣に挿入され、ぶすぶすされて呻き悶える理性を失った淫らな真理です。

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二十歳の真理、まだ二回目のラブホテルでの交情なのに、苦痛どころか快感を味わっているのです。オナニーでしか味わったことがなかったアクメでした。処女を失うときは無我夢中で、痛みもあったし、快感を得るには程遠いところでした。二回目にラブホテルへ導かれて、射精され、まだ時間がたっぷりあるからと、相手の先輩、晴彦に、開脚M姿にされ、セフレだからと攻めよられ、からだが開花してしまったところです。
「ああっ、せんぱいぃ、ひぃいい、恥ずかしい、いいっ」
開脚で股間が斜め上向いた真理の膣へ、ぶっすり、ぶすぶす、勃起チンポを挿し込まれているんです。真理の陰唇はふくれあがって開いています。とろとろの蜜を分泌する真理の膣。
「おお、真理、ぐちゅぐちゅ、ぬれぬれ、いいよ、いいよぉ」
晴彦が、チンポを抜き取り、鶴口をひろげて眺め入ります。淡いピンクの膣のなか、透明の蜜が泉のようにたまっています。
「ううっ、ああん、あっ、あっ、ああん」
真理の甘ったるくてハスキーな声に、晴彦は、情欲します。女の悶える声を聞いて、女の濡れて膨らんだ性器を見て、ねっとり蜜を触ってみる晴彦。勃起させたチンポで、真理の性器をこする快感。大学の後輩、純情可憐な真理が、見違えるような妖艶な女に変身しているんです。スキンをつける晴彦。たしなみとして膣のなかで射精する。だからスキンをつけて、妊娠させないようにして、性交をおこなうのです。
「いいね、真理、いっちゃうよ」
「ああん、せんぱいぃ、わたし、わたし、ああ、どないしょ」
「いい気持になれよ、思いっきり、いい気持になれよ」
「ううっ、ああっ、はぁああ、ああ、ああ、あああっ」
ふたたび膣に勃起チンポを挿し込まれた真理が、黄色い甘えの声をあげます。ぶすぶす、ぶすぶす、晴彦が開脚M姿の正面から、ぶすぶす、ぶすぶす、勃起のチンポを挿し込んでいきます。真理の声が、甲高くなってきます。急いではいけない、と晴彦は自分に言い聞かせ、挿し抜きのスピードはゆっくりめです。
「ひぃいい、いい、ああ、ああっ、ひぃいいっ」
真理がオーガズムを迎えていきます。真理のからだが緊張していて、おっぱいが膨らんでいます。太ももの筋肉が波打ってきます。お顔が引きつり、快感なのか苦痛なのか分別つかない表現です。
「おおおっ、でる、でる、ううっ、ううっ」
「ああああああ~~!」
真理の甲高い声にともなって、晴彦が痙攣し、ぴしゅんぴしゅん、精子を発射です。その痙攣で真理、一気にのぼってオーガズム。でも、まだまだ奥深く、淫らな真理は、深く、深く、体感していくことになります二十歳のからだです。

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<セックスフレンド真理>
ラブホテルで、恥ずかしい格好にされて、セックスされた大学二年生、純情可憐だった木村真理。古典研究会の先輩宮崎晴彦のことばにみちびかれ、ラブホテルへいって処女を捧げた真理。それから、呼び出されてラブホテルへいってセックス、性交したところです。
<どないしょ、わたし、せんぱいのこと、忘れられない、胸がつまりますぅ>
自分のワンルームでひとりになって、あの日のことが脳裏に浮かんできます。ラブホテルで、先輩の晴彦に、セックスフレンド、セフレだよ、といわれて、そうなんだセックスする関係なのね、と思いだす真理。いやな気分はしません。男の人と交わる、好意を持って、好きあって、気持ちだけの関係から、一歩も二歩も進んだ関係。でも、あかちゃんでけたら、どないしょ。女子のなやみというか、こわさというか、真理も例外ではなくて、ちょっと心配、あれが予定の日なのにやってこなかった。三日遅れでやってきたけど、心配でした。そうしているうちに、晴彦からラインでメールがきました。一週間、音沙汰なしで、晴彦の方からメールがこなかったから、真理の方からメールしたところ、一日遅れで、様子をうかがってきたのです。
<会いたい、会いたいです、せんぱいに会いたいです>
<あのお部屋、ラブホのお部屋、わすれられないです>
真理は、恋してしまったみたいで、晴彦先輩の顔が浮かんでは、かすかにあの隠されたモノ、勃起チンポの形を思い出し、味は覚えてないけど、お口に含んだ感触を思い出してしまうのでした。
「ううん、そんなに、まってません、さっききたとこです」
ドトールの二階で、四時の待ち合わせだというのに、晴彦が来たのは20分も遅れてきたのです。この前会ってから10日も過ぎていたから、真理には、久しぶり、という感じで、待ちに待ったこの日、この時間、です。晴彦は、そこから真理をラブホテルへ直行です。ドトールから歩いて三分ほど、観葉植物の薄暗い茂みのなかにドアがあって、薄暗い廊下があって、いくつか目のドアをあけると、今日、このあと、真理が晴彦と愛を奏でるお部屋です。
「きょうは、やけに、可愛くって綺麗だね、真理」
「いやよ、せんぱい、そんなこと、でも、わたし、うれしい」
抱かれるのはいきなりです。まだ立ったままです。真理は戸惑います。でも、成り行きに任せるしかありません。

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真理はラブホテルの部屋で、晴彦と二人だけになって、こころが開放される気持ちです。恥ずかしいこと、しても、だれも、見ていない、恥ずかしいこと、恥ずかしいことするんだ、と思うとなにもかも許すみたいな感じになって、イケメン先輩の晴彦のいいなりになってしまいます。
「かわいいな、可愛いよ、真理、とっても」
うしろから抱かれて、部屋の壁に張られた鏡のまえに立った真理。ノースリーブの白っぽいワンピース、髪の毛は肩まで、鏡に映った真理のうしろから、顔をみせる晴彦。
「ああん、せんぱい、ああ、ああん」
晴彦の左手が服の上からですけど、膨らんだ胸、乳房をまさぐってきます。
「うううん、真理、久しぶり、十日ぶり、いい匂いだね」
右手が、ワンピの裾からスカートの部分を持ちあげるようにして、めくりあげ、白いショーツを露出させます。立った正面を鏡に映される真理。
「ああっ、せんぱい、はぁあ、ああっ」
背中のジッパーを降ろされ、肩からワンピをはずされると、真理の胸が露出です。ワンピはそのまま足元へ落されてしまいます。
「ああん、せんぱいぃ、恥ずかしい、恥ずかしいですぅ」
立ち姿で、ブラジャーとショーツをつけた真理。晴彦が、後ろから、羽交い絞めしてきます。
「うんうん、おれも、脱いじゃうから、たっぷり、時間あるんだろ」
羽交い絞めしていた晴彦が、腕を離し、メンパンとシャツを脱いで白いブリーフだけになります。お互いに恥ずかしい箇所はまだ隠れたままです。
「ああん、ああ、ああん」
向き合って抱かれる真理。晴彦が左の腕を、インナーだけになった真理の背中にまわして抱き寄せます。ブリーフのなかのぷっくら膨らみを真理のショーツに当てる晴彦。まだブリーフを穿きショーツを穿いたままの男と女です。抱かれた真理は、晴彦が穿いているブリーフのなかへ、手を導かれます。
「うう、うう、ぐううう、うう」
ブリーフのなかの大きくなったチンポを握った真理は、その格好で唇をかさねられてしまいます。晴彦は、真理のショーツの中へ、臍の下から右手をさしこみ、恥丘の陰毛をまさぐり、股間へ指を入れてしまいます。しっとり濡れている感触を、晴彦は右手の指先におぼえます。
「真理、おろしちゃう、おろしちゃうから、ね」
晴彦が、真理のショーツをお尻から抜いて太もものつけ根にまで降ろしてやります。ブラジャーはつけたままです。陰毛が丸見えになっているけど、足を閉じたままの真理。股間は閉ざされたままです。真理の臀部と恥丘が丸出しにされ、晴彦がブリーフを太もものつけ根までおろして、勃起のチンポを剥きだしにします。チンポの陰茎は、真理が握っているところです。
「はあ、はあ、ふうう、ふうう」
静かな真理の息の音、吐く息が洩れてきます。真理のこころが乱れだして、気持ちが揺れて、されることに没頭しだしているのを、晴彦が感じとります。

-29-
今日は泊まり込みでもいいなと思う晴彦。三回目のラブホテル、真理はセフレとして従順になると晴彦は思っているところです。男の欲望、少々手荒なことをしてやっても、真理はよろこぶにちがいない。今日のラブホテル、部屋には、縛りつけることはできる肘掛椅子が用意されています。
「ああん、はあ、はあ、はぁああっ」
真理の呼吸が乱れてきたところで、立ったままの姿勢から、その肘掛椅子に座らせます。
「ああん、せんぱい、あああん」
ブラジャーを脱がしてしまう晴彦に、真理が小さく声を洩らして従います。ショーツを足首から抜き取られてしまうと、二十歳の真理、全裸です。晴彦は、真理に握らせていたチンポの勃起を意識しながら、挿入はまだまだ先で、真理を焦らせて、たっぷり弄って、楽しんでやろうと思うのです。
「ほら、ほら、ほら、真理、座って、いいよ」
籐で編まれた肘掛椅子は、背凭れがハート形です。肘掛を持ち上げてしまうと、背凭れ椅子です。座部は籐の網目ですが、幅が30㎝、女のまえに男が向き合って座って、性器を結合できる仕掛けです。
「はああ、すわる、すわる、座るんですね」
「そうだ、座って、リラックスして、たっぷり、なっ」
「ああっ、たっぷり、ですかぁ、たっぷりぃ」
「そうだよ、真理、おもいっきり、いい気持に、させてやるから、さぁ」
「おもいっきり、いいきもちに、なるの、わたし、わたし」
全裸のお尻を、座部に置かれた直径30㎝の丸座布団に置く真理。晴彦は真理の前に立っています。晴彦を見上げる格好の真理。真理を見下ろす格好の晴彦。真理の目の前には、晴彦のチンポがあります。三度目のラブホテルです。真理の意識も、もう慣れたという感じで、男のモノを、興味津々、眺められます。
「ああん、そんなに、みちゃ、いやですよぉ、わたし、恥ずかしい」
肘掛に腕をおかなくて、腕を乳房のうえ、手がブラジャーのかわりの格好で、膝は30㎝開いた格好で足裏をカーペットに着けています。晴彦が、真理の前に立って、真理の裸を鑑賞します。真理のからだを眺めながら、チンポの根元を指で握って、真理に見せつけるんです。
「真理、おれのん、見せてあげる、見たいんだろ、ほうら」
ぐぐっと真理の顔へ、腰を突き出す晴彦。真理は手で乳房を覆ったまま、いったんは顔をそらし、晴彦の顔をみあげ、そうしてチンポを見てしまいます。
「握ってくれよ、握って、くれて、やりかた、教えてやっから」
おんながおとこにするフェラチオの、上手なやりかたを、教えるというのです。晴彦は、これまでにも、何人もの女子に、教えてくた経験から、真理にも施そうというのです。真理の裸体を見る。晴彦は、真理の隅々まで、このあと、観察しながら、弄ってやるのです。

-30-
背凭れがハートの形になった肘掛椅子に座った全裸の真理です。座部の幅は30㎝、そこに30㎝の円形座布団が敷かれていて真理のお尻はそのうえです。30㎝幅の座部なので太ももひろげ、膝を開いて、足裏は床にぺたんと着くことができます。足裏をカーペットの床に着くと、膝が座部より持ち上がる高さです。座るところが床から40㎝です。そこに座った真理の目の前に、全裸の晴彦が立っていて、腰を突き出しているのです。
「ほら、見たいんだろ、おれのちんぽ、見せてあげるよ、ほうら」
ぐぐっと突き出された勃起チンポを、横向かせていた顔を正面向いて、真理がじっと見つめます。
「ううん、ああん、いやん、はぁああ」
「ほうら、にぎれよ、手を出して、ほうら、こうして、握るんだ」
真理が乳房を隠す右腕を、乳房からはずさせて、勃起したチンポの陰茎を握らせます。真理は、ちょっとためらった感じですが、成り行きに任せて、右手で陰茎の真ん中も握ってしまいます。
「はぁ、ああ、ああん、せんぱいぃ、ああっ」
「ほうら、くちをつけろ、ここを口の中にいれろ、そうだ、そうだ」
「うう、ううっ、ふぅうう」
椅子に座った全裸の真理が、晴彦の勃起チンポの亀頭部を唇の中に入れこみます。晴彦が腰を前へ突き出し、真理の頭の後ろに手をあて、前へ押します。真理、陰茎を握ったまま、口の中へ、勃起チンポの半分を咥えてしまったのです。男のチンポを咥えた真理。ナマ温かい、柔らかいようでふにゃふにゃではない亀頭の感触。それに陰茎はけっこう硬い感じがします。
「ほうら、手を離して、口だけだ」
腰を突き出した晴彦は、真理の手をほどかせ、その手の指に、自分の指をはめてやり、握り合います。こうして手をあげた真理。勃起のチンポだけが、口に咥えられます。
「そうだ、このまま、咥えて、すぼめて、絞めるんだよ」
晴彦が少しだけ、腰を、前に、後ろにと、うごかします。真理の唇の間に、勃起チンポが挿し込まれ、引き抜かれます。真理、握られた手を解かれ、うぐうぐです。手を離した晴彦が、真理の頭の横に手を置おいて、フェラチオするように顔を正面向かせるんです。
「ううっ、ううっ、うううっ」
「さあ、つぎは、手と唇と舌をつかって、チンポを可愛がるんだ」
フェラの仕方を教え込み、セフレとして男の欲望を満たす晴彦。真理の調教、これから、まだまだ、始まったばかりです。







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