淫らな真理

かおり


淫らな真理(1)-1-
 1~8 2017.6.6~2017.6.27

 

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<処女から女へ>
真理という女子は、おばかさんだから、男子に言い寄られてその気になって、棄てられてしまうんです。木村真理、20歳、大学二年生です。京都の等持院の近くにあるワンルームマンションにいる女子。学部は文学部、いまどき文学部なんて流行らないかもしれませんけど、真理は源氏物語の世界に憧れて、京都へやってきて、大学生になったというのです。
「源氏の君は、清凉寺、嵯峨釈迦堂、そこに住んでいたんですって」
「それで、真理は、そこへ行ってきたのかい」
「ええ、光源氏さまを求めて、さまよって、きちゃったけど」
「それで、どうだったの、会えたのかい」
「会えるわけなかったけど、いっぱい素敵な夢、みちゃった」
光源氏に抱かれた女子たちの、それから千年もたったいま、真理は、自分が抱かれる夢をみたというのです。聴いているのは、古典研究会の先輩、四年生の宮崎晴彦です。
「それで、おれが、光源氏になる、ってわけだね、真理にとっては」
「そうよね、わたし、晴くんに、あげても、いいなぁ」
「そうなの、欲しいなぁ」
四条小橋のそばに喫茶店があるんですけど、真理と晴彦が、美術館からの帰りに立ち寄ったのがこの喫茶店。ちょっと暗めのアンティークな喫茶店のせいか、真理の目が潤んでいるように見え、とっても麗しくて可愛い顔つきになっている感じです。晴彦は、そこから一分とかからない処にラブホテルがあることを知っているから、男心です、真理をそこへ連れ込もうと、思っているんです。
「うううん、そんなに、見つめないでください、せんぱいぃ」
「いやぁ、真理が、さあ、とっても、さあ、美しくみえちゃって、さあ、ついつい」
男と女、二人だけ、まだ愛しあってないけど、その気になって、おばかさんの真理は、初体験、晴彦と結ばれたいとも思ったのです。
「ううん、わたし、はじめて、なんです、ほんと、だよ」
たどたどしく、ダブルベッド大部分の部屋へ来て、真理が顔を伏せ、つぶやくようにいうのです。処女?、晴彦は少しうろたえます。真理が処女なら、やさしく、いたわるようにして、処女膜を破ってやらないと、嫌われるだろうな、なんて思ってしまうのです。というのも、以前に、処女だった子と関係を結んで、二度目には応じてくれなかった紗世という子のことを思いだしたからです。
「はぁああ、ううっ、ううっ、ふぅううっ」
ベッドの横の床に立ったまま、抱かれた真理は、息が乱れて、喘ぐような声を洩らしたのです。可愛い、二十歳の後輩、美女の部類にいる木村真理、柔らかい匂いがなんとも、晴彦の腰のモノが勃起してきます。

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ダブルベッドの横にはサイドテーブルがあり、電気スタンドが置かれています。DVDプレーヤーのうえに小型のテレビがあります。小さな冷蔵庫があります。木村真理、二十歳になっても未経験、処女だから、ラブホテルへ来たのはもちろん初めてです。真理はふるえています。
「はぁああ、せんぱいぃ、わたし、わたし・・・・」
「いいんだろ、ここまで、きちゃったんだから」
真理は小さく小さくうんとうなずきますが、こころ震えています。晴彦には、その真理が、愛らしくて性欲の対象だから、生唾ごくり、でも手荒く扱ったら、逃げられるから、やさしくしてやらないと、いけないなと思うのです。最初だから、最後に結合だけだな、と思う晴彦です。晴彦にはこれまでに、セックスした女子が10人ほどいたでしょうか。イケメン男子だし、好奇心旺盛な女子を連れ込んで、セックスしてきました。深くつきあうと深い関係になるから、てきとうに女子と関係して、性的欲求を満たしているところです。
「うん、はぁああ、ああっ」
キッスされ、ブラウスが脱がされ、キッスされ、スカートが脱がされ、インナーだけにされて抱かれる真理。コスメはあっさり、清楚なイメージ、二十歳になったばかりの大学二年生です。
「ああっ、せんぱいぃ、ああん」
晴彦が上半身裸になり、ズボンを脱ぎ、トランクスだけになって、ブラとショーツ姿の真理を抱きます。ブラジャーの肩紐を外され、乳房が露出されます。
「ううっ、はぁあ、ああん、せんぱいぃ」
晴彦は、やさしく左腕を真理の背中へまわしています。立ったまま抱いていて、右手を真理の左脇腹から乳房の方へと移します。ぷっくら、柔らかくふくらんだ真理の乳房です。大きくはありません。ぺっちゃんこでもありません。晴彦の指で、乳首をふれられた真理が、ためいきのようなくぐもった声を洩らしてきます。女の子の微妙に悶える声です。晴彦は、真理がすでにその領域へと入ったことを感じます。痴漢に弄られるように弄ってやっても、真理は男を受け入れる領域に入ったのです。
「うっ、うっ、ふぅううぅ、ううっ、ううっ」
ブラを脱がされてしまう真理。生成りの白いショーツだけ。そのショーツも、お尻から抜かれて、太ももの根元に降ろされてしまった真理です。抱かれていた真理が、晴彦から離されます。真理は手ブラで太ももぴったしくっつけて立っています。目線は下に降ろされ、晴彦の顔をみることはできません。晴彦は、かなり冷静です。真理とは1mほど離れ、頭の先から足元までを眺めます。手で隠されたぷっくらの乳房、細い腰、陰毛が情欲的に生えていて、白い太もも、白い足元。晴彦が真理の裸体を眺めたのは十数秒です。そのまま、ベッドへ倒れ込ませます。

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ダブルのベッドに倒れ込んだ真理は仰向けです。白いシーツに柔い肌の真理。黒い髪の毛、黒い陰毛。太ももの根元にまで降ろされた生成りのショーツを、晴彦が脱がせてしまいます。
「ううっ、ううふぅう、ううっ」
仰向いて寝そべった全裸の真理。二十歳の処女、大学二年生、文学部で源氏物語を研究したいという女子です。晴彦は、大学4年生、真理とは古典研究会の先輩と後輩です。柄にもなく晴彦が古典研に入会しているのは、女子が入会してくるからです。
「かわいいな、きれいだな、うずうず、真理の裸、いいな」
晴彦はベッドで真理の左横に座ります。すでに全裸になった晴彦は、勃起したおちんぽを、真理に見せるようにして隠しません。
「ううっ、あっ、せんぱいぃ、わたしぃ、ふぅううっ」
仰向いて寝そべった全裸の真理は、顔を手の平で覆い隠しています。小さな、声を洩らして、なかばうろたえている感じです。晴彦が、顔を隠している真理の左手をにぎって、顔からはずさせ、おちんぽを握らせるのです。
「真理、おれのん、さわってみろ、ほら、ぼっき、してるよ」
「はぁあ、あっ、ああっ、ふぅうううう」
真理、男の性器を触るなんて、初めて。勃起してるところを、なまで見るのも初めて。アダルトの映像で、無修正で見たけれど、こんなふうに触って見るのは初めて。先っちょの皮が剥けているなんて、真理、この世の世界にいるなんて思えないくらい、なにがなんだかわからないところです。
「真理、あし、ひろげてみろよ、足」
晴彦は、真理の左膝に手をおいて、太ももをひろげさせようとします。真理がためらっているのがわかります。左手に握ったおちんぽ。握らされたまま、離さずに、握ったままです。晴彦が、おちんぽを握った手をほどき、膝をひろげた間へ、はいります。
「はぁああ、せんぱいぃ、わたし、こわい、恥ずかしい、ですぅ」
仰向いている全裸の真理。膝を立て、膝を開いています。太ももがひろがります。晴彦が、真理の股間を、目の前に、正面から見ます。ゾクゾク、晴彦、真理の股間を、まだ陰唇はぴったしと、閉じたままですが、上部の陰毛、ちょろちょろ生える陰唇横の陰毛に興奮です。
「真理、いいよね、見ても、いいよね」
晴彦が、うろたえているのです。処女、真理は処女だというし、股を開かせて、見ていると、それは女の性器だから、うろたえ興奮してしまう晴彦です。経験が豊富だとはいっても、初めての女子との交わりだから、緊張しちゃいます。

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どうしてだか真理、二十歳になるまで男子経験なかったんです。友達としての男子は、何人かいるけど、からだの関係になることって、なかったんです。それが古典研究会の先輩で、四年生の宮崎晴彦に処女をあげることになったのは、偶然の成り行きではなくて、真理がそれを望んだからです。
「はぁああっ、せんぱいぃ、みちゃ、はずかしい、ああっ」
全裸になってしまって、ダブルベッドに仰向いて、膝を立て、太ももをひろげたその前に、裸の晴彦が座っているのです。
「さわっていいだろ、真理、さわらせてくれよ、なっ」
晴彦が、手をおっぱいのところへ伸ばしてきて、真理、おっぱいをまさぐられ、ああ、乳首をつままれてしまいます。瞬間だから、あっ、と声を洩らしたけれど、呆然、胸がドキドキしていた真理でした。おっぱい触られたまま、陰毛を撫ぜられる真理。じじじん、下腹が波打ってくる感じで、ひやひやです。
「ううん、ああっ、真理、いいね、ここ、いいね」
柔らかい縦割れの唇を、晴彦がさわってきます。真理、仰向いて、膝を立て、足をひろげているのです。
「あっ、いたい、いやっ、いたい」
真理が、感覚r的に痛みを感じて声を洩らしたところですが、晴彦がさわったのは、合わさった陰唇のびらびらのところです。痛いように感じたのは、その直後に陰唇をひろげられてしまったからです。
「ううっ、ああ、ああ、うううっ」
真理には見えなくて、わからなかったのですが、晴彦が、おちんぽを、握って、膣に挿し込んできたのです。真理のからだの局所に、強い痛みが走ります。
「ううっ、うううううっ、ああっ」
痛いなんていったらだめよ、と書いてあるのを詠んだことあったから、真理、痛いなんてこと言わないけれど、痛みが稲妻のように走ってきたのです。
「いたいのか、真理、いいね、いいんだね」
晴彦は気を使っていて、真理の声を聞きながら、亀頭を膣に挿し込んで、かなり窮屈な感触で、陰茎を挿し込んでしまったのです。ほぼ晴彦の勃起おちんぽ全部が、真理の膣に挿入されてストップ。晴彦が仰向いた真理にかぶさって、抱きます。抱かれた真理は晴彦の背中に腕をまわして、抱きつきます。
「ふうっ、ううっ、ふうっ、ううっ」
「ううん、いいね、真理、いいね」
「せんぱいぃ、いいっ、あかん、わたし、あかんです」
緊張のあまり、真理は快感なんて思えなくて、痛みに耐える感じで、からだを硬直させてしまいます。挿し込まれた勃起おちんぽを、抜かれて挿されるたびごとに、鈍痛に交じった初体験感覚を受け入れるのです。
「おおっ、ああっ、うううっ」
晴彦が、真理のお腹のうえへ白濁のスペルマを放出して、男と女、最初の儀式が終えられたのです。

-5-
<ラブホテル>
処女を先輩晴彦に捧げてからの真理。初めての体験、セックス、男子に抱かれる、痛かった、真理の頭の中は古典研究会の先輩晴彦の顔が浮かびます。裸の晴彦の顔です。その日から一週間も経つのに、晴彦からの音沙汰がありません。真理は、とっても不安な気持ちです。一回限り、学校へいっても学年が違うし学部が違うから、大きなキャンバスで巡り合うこともありません。
<どないしてるの、晴彦さん、わたし、せつない、あげたのに、会いたい>
痛みがなくなった股間を、ショーツの中へ手を入れて、触ってみる真理。ぐっちょり、濡れている。とろっとした蜜のような粘液が、陰唇の間にお指をいれてみると、指にくっつきます。
<ううん、わたし、おばかさん、一回限りなんだ、そんな関係なんだ>
そうしているときに、スマホにピポンと音がして、晴彦からのメッセージが届いたのです。真理は、晴彦の名前を見ただけで、胸が熱くなってきて、頭がクラクラする感じで、ショーツの中の手指をはずして、股間を整え、喉が渇いたのでアクエリアスをコップに注いで飲み干します。
<どないしてるの、会えますか、このあと、5時に四条のドトールで>
いま午後三時です。二時間あるから、バスで行っても十分に間に合います。真理、ためらうことなく、行きます、と返信します。
<会える、先輩と会える、どないしょ、会えるんや、どないしょ>
真理は、5時前に、四条河原町に着いて、マルイのなかを散策して、ドトールにむかうのでした。
「真理、突然で、ごめんね、会えてよかった」
「せんぱい、わたし、うれしい、また、会えたこと、うれしい」
当然のことといえばいいのか、それとも作為的にといえばいいのか、ドトールをでて、四条小橋のところを下がって、このまえにはいったラブホテルへ、真理は連れていかれます。真理は、こころ乱れているけれど、幸せの方に向いている乱れなので、もう、頬が火照っているんです。

-6-
狭い道の左側にそのラブホテルの入り口があります。この前のことはうっすらと記憶があるけれど、初めてだったからよく覚えていません。晴彦に、肩を包まれるようにして寄り添われ、薄暗い受付では顔を伏せ、奥の左、風の間に入ってからです。真理は、ようやく顔をあげ、部屋のなかを眺めます。処女だったこの前の、部屋の中のことは記憶が飛んで、思いだせなかったのが、ベッドの白いシーツを見て、思いだします。
「はぁああ、せんぱいぃ、わたし、どうしたらいいの」
イケメンでダンディーな晴彦の顔が、真理には、不思議な男子に見えます。真理は頭の中が錯乱して、声がうわずっています。
「うううん、真理、また、来ちゃったね、いいんだね」
晴彦は、真理をやわらかく抱いてからだに引き寄せます。キッスを求められて、真理、目をつむり、唇を重ねると、晴彦の舌が唇を割ってきて、真理、自分の舌を絡めてしまいます。
「ふぅうう、ううっ、ふうう、ふうう」
白地に紺の水柄ワンピースを着ている真理です。キッスをうけながら、スカートの部分のうしろから、めくられてきます。ダブルのベッド横は畳一枚半の広さしかなくて、真理は立ったまま抱かれています。キッスを交わしたまま、めくられたスカートから手を離され、背中のファスナーを降ろされると、水玉模様のワンピースを脱いでしまうことになります。
「ううっ、ふぅううっ」
真理の意識は、自分がブラとショーツだけになったことを知ります。キッスを解かれ、からだを離される真理。晴彦がシャツを脱いで、ズボンを脱いで、黒っぽいブリーフだけになったのを知ります。そうして大学二年生、二十歳になったばかりの真理は、男のからだを目の前に視ることになったのです。
「ああっ、せんぱいぃ、ああっ」
ふたたび立ったまま晴彦に抱かれる真理。まるで覆いかぶさられる感じになる真理。晴彦は、左の腕を真理の右わき腹から背中へまわします。右手はフリーにしておいて、薄いピンク色ブラの上から胸をさわってやります。真理は、呼吸を乱して息をあらげ、晴彦に抱きつき、されるがままに唇をかさねます。

-7-
ブラのうえから乳房を弄られてすぐに、ブラの上部から晴彦の右手が入ってきます。
「ううっ、ふぅううっ」
キッスを受けたままの真理です。晴彦の手の暖かさを乳房に感じます。それほど豊かでない乳房だけど、晴彦がまさぐってきて、左の乳房、右の乳房と撫ぜてきて、肩の紐を外されます。
「真理、手を、はなせ、手を」
キッスをとかれた真理は、まだ晴彦の背中に腕をまわし抱きついています。その手をはなせというのです。真理が手をはずすと、晴彦が、ブラの肩紐を降ろしてカップをめくり下げ、乳房を露出させてしまったのです。
「ああっ、せんぱいぃ、ああっ」
晴彦が、顔をおろし、真理の乳房へ顔を埋めます。晴彦の唇が、真理の露出した左乳房の乳輪へ、当てられます。ぷちゅ、ぷちゅ、音を立てられ、乳首が吸われだします。
「あっ、あっ、ああっ」
晴彦が、ショーツを降ろしにかかります。腰に手を入れ、お尻を剥いてしまいます。真理は立ったまま、小刻みにふるえています。ショーツが太腿のつけ根まで降ろされ、陰毛が露出されてしまいます。
「おれのん、見てみろ、握ってみろよ、こわいんか、真理」
「うううん、こわくなんて、ないよ、こわくなんてないから」
晴彦が、穿いているブリーフを太腿にまで降ろし、真理の右手首を軽く持ち、露出したおちんぽの陰茎を握らせたのです。真理は、なされるままに、まだショーツを太腿に留めたままで、お尻をベッドの縁におきます。晴彦の腰の正面が、真理の目の前です。陰毛のなかから男のシンボルがいきり立っています。真理は、見つめます。陰茎を軽く握ったまま、勃起している晴彦のおちんぽを、見つめます。真理には、初めてす。勃起した男のシンボルをナマで見たのです。この先には、あの手この手で、晴彦のおちんぽを可愛がってあげるようになる真理ですが、ナマの亀頭を見て、大きさにびっくり、生唾をごっくり、大学二年生、二十歳の純情可憐、まだまだセックスに関しては、初体験ばかりの真理です。
「真理、おれのん、しゃぶってもいいよ」
「ううん、ああん、はずかしい、わたし、どないしょ」
「いいじゃないか、真理は、おれの、、セフレだろ」
「セフレって、なんですか、せんぱいのセフレって」
「セフレといったら、セフレだよ」
ブリーフを脱いでしまって、真理の前に立ったままの晴彦が、ベッドの縁にお尻をおいた真理を後ろへと倒します。真理は、ベッドへ仰向きになり、晴彦にショーツを脱がされます。ブラもはずされ、真理は全裸でベッドのうえです。全裸の晴彦が、仰向いた真理に覆いかぶさってきます。真理は晴彦に愛撫され絡まれるのです。

-8-
全裸になった真理。ラブホテル、ダブルベッドの白シーツに仰向いて、膝を立てられ広げられる真理。二回目です。男子がいるところで、こんな格好するのは二回目、大学二年生、源氏物語好き、文学部で勉強中の真理です。
「ううっ、ううっ、あっ、ああっ」
四年生の先輩、宮崎晴彦が、全裸で仰向いた真理の、ひろげた膝の間に入っています。晴彦に覆いかぶさられてしまう真理。
「いいんだろ、真理、おれのセフレで、いいんだろ」
覆いかぶさられ、首後ろへ腕をまわされ、耳元で、ぶつぶつと小声で話しかけられる真理。
「ううっ、ああっ、せんぱいぃ、いいっ」
真理の下半身に痛みに似た衝動が走ります。真理は、ぐっとこらえて、その衝撃を受け入れます。最初の時のようば痛みは感じないけれど、圧迫される感じで、快感どころではありません。
「ううっ、おおっ、いいねぇ、真理、ちんぽ、入れちゃったよ、真理ぃ」
ぶっすり、半ば強引に、真理の膣へ勃起おちんぽを挿し込んだ晴彦が、胸を真理の乳房に擦らせてきて、顔を反らせて、いななきます。真理は、仰向いたまま晴彦に抱かれ、太腿をひろげ、膝を立て、股間にぶっすり、男のシンボルを挿されているのです。
「はぁああっ、せんぱいぃ、わたし、ああっ、わたし」
「いいんだろ、わかるんだろ、ちんぽ、わかるんだろ」
「あああん、せんぱいぃ、わたし、わたし、ああっ」
仰向いて、膝を立て、太ももを広げた格好で、覆いかぶさった晴彦に、抱かれたまま、きっちりと勃起したおチンポを挿入されているのです。得体の知れない感覚を味わう真理。下半身に埋め込まれた勃起おチンポの直接はわからないけれど、ずずずず、ズキズキっと感じるからだです。気持ちいいのかわるいのか、もちろん気持ちいいんですけれど、真理にはまだその快感がわからないのです。
「ああっ、ああっ、ああああっ」
甲高い、ハスキーな声の真理、小さな声を洩らします。晴彦は、征服した真理に覆いかぶさったままです。勃起おチンポを真理の膣に挿し込んでいます。女慣れした晴彦は、余裕で真理を観察です。勃起おチンポを、真理の膣が締めてきて、ヌルヌルのギシギシ感じがたまりません。
「いいね、真理、いいんだね、真理、ほうら、痛くなんてないだろ」
「はぁああっ、せんぱいぃ、はぁああっ、だいじょうぶ、ううっ」
真理、処女を捧げた時には動転していてわからなかった感覚を、いま、少しだけ、わかります。男の人に抱いてもらって、性欲を鎮め慰めてもらう感覚をおぼえるのです。








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