沙織の悶え
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 9〜16 2020.10.14〜2020.11.2

 

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一回目は、一週間ぶりのセックスでした。沙織も浩介も、ノーマルで、とはいっても沙織がフェラして。浩介がクンニして、それから浩介が仰向いてのシックスナインから、騎乗位スタイルで、沙織、オーガズムへのぼっていったのでした。
「あああん、せんぱいぃ、よかったわ、ああん、きもちよかった」
窓からはまだ明るい光が差し込んでくる午後4時過ぎです。沙織のお部屋、四畳半のワンルームです。狭いけど、畳一枚分ほどの寝そべる広さはあります。カーペットを敷いていて、小さなちゃぶ台を置いていて、大きなベアのクッションはソファーにもなります。
「うん、ああ、おれも、気持ちよかったよ、沙織、好きだよ」
「はぁあ、わたしも、せんぱい、好き、好きです」
沙織はスリップだけ、浩介はシャツだけ、下半身は裸のままです。おわって、少し、時間が過ぎたところです。沙織はうつむいて、浩介のおちんぽを眺めます。浩介は、足をあぐらにして、沙織におちんぽを見せてやります。
「ああん、せんぱい、おちんぽ、おっきいですぅ」
「ああ、おっきいやろ、特大、だぞ、おれのちんぽ、持続力抜群だろ」
「はい、ミーの彼は早漏や、ゆうてる、せんぱいは、ちゃう」
もう、沙織、セックスのこと。しもねたで会話していると、恥ずかしいけど、うずってくるんです。
「沙織のん、みせろ、みてやる、お、め、こ、言ってみろ、おめこ」
「いやん、恥ずかしいやろ、そんなの、おちんぽ、わ、言えるけどぉ」
「ちんぽ、見てみろ、皮、剥いて、もっと見てみろ」
浩介は、沙織の前では露出症です。浩介は、SM好きです。Sです。Sですけど、ソフトなSです。そうですね、沙織は、バイオリンを弾きますけど、Mです。きついMではないですけれど、縛られて、イカせてほしいタイプです。
「みてあげます、せんぱいぃ、ああ、おちんぽ」
「そのかわり、沙織のおめこ、みせろ、股、ひらいて」
恥ずかしい言葉のやりとりで、また情欲がわいてくるんです。
「うん、わたし、ああ、みせちゃう、ううっ」
浩介の正面にむきあって、おちんぽを握ったままお尻を持ち上げる沙織。足を、膝を、太腿をひろげて、股を、浩介に見せているのです。恥ずかしい、沙織、目をそむけて、股をひろげてしまいます。

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沙織のベッドは白い色。白とはいってもアイボリー、少しピンクがかった柔らかい色です。沙織、そのベッドでは、あまりセックスしません。だから、狭いけど、カーペットのうえでします。
「ああん、せんぱいぃ、あああん」
突き出した股へ、浩介が顔をくっつけてきます。沙織のお尻を抱くようにして、お顔を股につけてくるのです。後ろに手を着いた沙織は、お尻をもちあげ、太腿をひらいて、膝を浮かせている体位です。
「あん、あん、ああん」
浩介が股にくっつけてきた顔を、横に動かし、上下に動かします。ちょうど、沙織の股の真ん中、陰唇に唇をくっつけ、その唇で、陰唇をぷるぷる、むちゅむちゅ、するのです。沙織、その、恥ずかしい格好ですけど、ぐっと股を突き出して、浩介の顔に密着させちゃうんです。
「あああん、ひぃいいい、ひぃいいいっ」
浩介はあぐら座り、沙織のお尻に二の腕をまわして支えます。腰からお腹へまわした左右の手の平、ぷっくらの乳房にかぶせています。バイオリン弾きの沙織、股と乳房を、いっしょに刺激してもらうのです。じんじん、ずきんずきん、沙織、ぴりぴり、ずきずき、からだの真ん中が疼いてくるのがわかります。
「ああん、ひぃいいい、あああん」
浩介のテクニック、陰唇にかぶせた唇から差しだす舌先で、陰唇を割って、挿し込んでやります。沙織は、これだけでは、あんまり強くは感じなくて、奥の方、膣のなかのほうを弄られないと、いい気持ちにはならないのですが、浩介は、沙織を焦らしてやります。
「あああん、せんぱいぃ、もっと、ああ、もっと、もっと」
沙織は、もっと、のあとに奥、奥、奥へ、と言いたいんですけど、ちょっと恥ずかしい気持ちなので、そこまでのことは、浩介の判断にゆだねるのです。スリップを身に着けた沙織ですが、股も胸も露出しています。浩介は、シャツを着ただけで腰は裸です。いつでもちんぽを沙織に挿し込ませられるからだです。
「ああん、せんぱい、ああああん」
沙織が背中をカーペットに着け、膝をもちあげ、太腿はひろげたままの仰向けになります。あぐら座りしていた浩介は、足を投げ出し、太腿を沙織のお尻の横にさしだし、膝裏に腕をとおして抱えます。
「ほしいんやろ、沙織、ちんぽ」
「はぁああ、ほしい、ほしい、おちんぽ、ほしい」
沙織、浩介が勃起させたちんぽを、おめこに挿し込んでほしいと、反応します。でも、浩介、すぐに勃起ちんぽ挿し込むのではなくて、お指を挿し込んで、膣のなかをこねてやるのです。もうさっき、射精している浩介の、たっぷり余裕です。沙織は、オーガズムを迎えて、10分も時間を置くと、いっそう感じたい気持ちが起こってきて、浩介にすがりいていくのです。

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太腿をひろげたまま仰向いている沙織です。股のまえにあぐら座りする浩介が、可愛い沙織のおめこを眺めます。勃起させたちんぽを挿入してやるまえに、たっぷり眺めて、指をいれて、その触感をたのしんで、沙織がヒイヒイと呻くまで、なぶってやるのです。
「はぁああ、せんぱいぃ、わたし、わたしの、なぶって、いいのよ」
「うん、ああ、沙織、ぬれぬれ、おれの指入れて、なぶってやるよ」
「あっ、あっ、ああ、ああっ」
浩介は、勃起ちんぽを、沙織の股前ににょっきり起たせ、根元のタマタマを股のした、会陰部に当てて右指の二本を膣のなかへ、滑らせ入れます。
「ああっ、ひやぁあん、せんぱいぃ、あああん」
浩介は、仰向いて太腿をひろげている沙織の、乳房を左手で、膣のなかを右手の指で、まさぐっていきます。人差し指と中指の二本です。ヌルッとしている膣のなか、指の腹をうえに向け、真ん中から膣口へこすってやります。左手指では乳輪から乳首をつまみ、モミモミして刺激注入です。
「ああ、ああん、いやん、もっと、ああ、なか、ああん」
「こうかい、沙織、もっと、指の腹で、こすって、ほしいんやろ」
二本の指が軟体になって蠢かされます。沙織、いっかい感じたあとだから、よけいに感じてしまうんです。とろとろと、透明な蜜を、滲ませ、膣口にあふれてきます。
「あああん、せんぱいぃ、いい、いい、いれて、いれてほしい」
沙織、思い余って、ゆびではなくて、ちんぽを入れてほしいというのです。もう、沙織の我慢が高じて挿入を口にするのです。浩介は、にたにた、可愛い、バイオリンを弾いている、沙織を、自分のモノにして、満足、満足です。もう勃起させているちんぽは、いつでも挿入できる体制です。
「うう、ああ、いれる、いれるよ」
腰を引き、勃起ちんぽを押さえつけ、水平にして亀頭を沙織の膣に挿します。むにゅっ、沙織の濡れる感触がたまらなくいいのです。浩介は、そのまま、ぶすっ、ぶすぶすっ、陰茎の半分までを挿し込みます。沙織は、太腿をひろげ、膝を立て、浩介の侵入を夢中で受け入れます。
「ああっ、ひいいっ、せんぱいぃ、ひぃいいっ」
柔らかい沙織の肌、温かい沙織の裸体、腕をひろげ、胸をうえへもちあげ、ちんぽを挿入された気持ちよさに顔しかめ、浩介を気持ちを喜ばせます。
「おお、ああ、沙織、いい、いいっ」
「いい、いい、ああっ、いいですぅ」
「ほうら、おお、気持ちいい、ちんぽ、ヌルヌル、ああっ」
ぶすぶす、ぶすぶす、おめこに勃起ちんぽを挿入されている沙織。もう、喜悦、行くところまで行ってしまわないと終わらない男と女、浩介と沙織の二人です。

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沙織のワンルームに来ている浩介です。素っ裸になって寝そべった沙織を抱いて、セックスの佳境です。ぶっすり、勃起ちんぽを沙織に挿して、ぐいぐい、膣の奥を攻めたてながら、おっぱいをまさぐり、キッスしてやり、舌と舌を絡ませてやります。
「ううっ、うぐ、うぐ、うううっ」
沙織の柔らかいからだが波打って、浩介の手の中、腕の中です。勃起ちんぽは沙織の膣にはまったままです。キッスを解いて、ぐいぐい、腰を前へ、前へ、沙織の膣の奥へ奥へ、亀頭を押し込んでやります。
「ひぃいい、ひぃいい、はぁああ、ああああっ」
「ほうら、いいんだろ、沙織、いいんだろ」
「はぁああ、ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいですぅ」
太腿を真横にまでひろげきるバイオリニストの大学生沙織です。いい気持ち、気持ちいい、からだの芯が萌え萌え、むっくりもっこり、気持ちいい沙織。もう、もう、イク寸前にまで来て、浩介の腕の中です。
「おおおおっ、つけるから、まってろ」
ぶっすりの勃起ちんぽを抜いた浩介が、スキンをつけます。沙織は、一瞬われにかえり、深い呼吸をしたときに、もう、スキンをつけた勃起ちんぽで、股の真ん中を攻められるのです。
「ああ、ああ、あああっ」
「いいだろ、ほうら、おお、おおっ」
「ひぃいいっ、ああ、ああ、せんぱいぃ、ああっ」
ぶすぶす、ぶすぶす、浩介がスピードを速めて、ピストン運動してきます。沙織、ぐっとからだをひらいて、奥の奥を突いてもらって、ひいひいの気持ちになって、のぼりだします、オーガズム、アクメの頂へ登っていきます。
「おおおおおおお、でる、でる、でるぅ、うううっ」
浩介の唸り声が、沙織のからだを膨らませ、そして窄んで、ぴしゅんぴしゅん、沙織にはぴくんぴくんの衝撃です。
「ひぃいいい、ああああ、ひぃいいいい〜!」
沙織の呻き声は甲高く、ぐんぐん気持ちがよくなっていくのが、浩介にはわかります。もう、射精をはじめた男の浩介、ピストン運動ではなくて、膣に挿し込んだままの勃起ちんぽを、いっそうぐいぐい、沙織の奥へこすりつけるのです。沙織が、甲高く声をあげ、アクメに昇っていくのを感じながら、おわりを迎えます。
「ああん、ひいいい、ああ、ああ、ああん」
アクメの瞬間には、沙織、ぴしゅんっとお小水を飛ばしてしまって、濡れ濡れにしてしまったのです。ぐったり、沙織に覆いかぶさった浩介。そのしたで気を失ったかのような沙織が、息を洩らしています。そのまま、しばらく、静止して、勃起のちんぽが萎えるまで、沙織のおめこに挿したまま、セックスのおわりを迎えたのです。

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<浩介のワンルーム>
今週の土曜日は、オーケストラ部の先輩で大学院生の向井浩介のワンルームへ行くことになっている沙織です。コロナの影響で大学が閉鎖状態になっていて、オーケストラの合同練習ができなくて、それに外出もあまりできないんです。大山沙織、二十歳、大学二年生、オーケストラ部ではバイオリンのパートです。先輩の浩介と関係してしまったのが昨年の秋、まだ沙織一年生のときで、コンパの帰りにラブホテルへ連れられていきました。浩介は四年生、大学院へ行くといっているときでした。それから、一年近く、毎週のように浩介と密会、だれにも言っていないから密会しているのです。浩介が沙織のワンルームへ来るときと、沙織が浩介のワンルームへ行くときと、交互ぐらいです。
「うん、ああ、いいよ、沙織、綺麗じゃん、いいねぇ」
素顔が素敵だから、コスメは淡白で、沙織はごくごく普通の女子大学生です。男と毎週、こってり腰が抜けるほど、濃厚にセックスしているなんて、信じられないくらいですが、しているんです。
「はい、ああ、せんぱい、ありがと、ああん」
ふかふか緩めのワンピースは通販でかったものですが、沙織にはよく似合っていて、可愛くて、綺麗で、可憐な、オーケストラ部の男性たちのアイドル的存在です。
「はい、今夜は、お泊りしても、いい感じです」
「そうなの、なら、ゆっくり、たんまり、すきなだけ」
浩介には、溜まり溜まった性欲が、年下の可愛い女子、沙織を欲しいだけ貰えるので、手放したくはありません。ちょっとエムっ気を引き出してやろうと、秘策を練って、浩介は、待ち構えていたところです。
「あん、ああん、せんぱいぃ、だめよ、あかんわ、まだ、まだ、来たばっかよ」
「なになに、いい匂い、沙織の匂い、クンクン、嗅がせてもらうよ」
まだワンピースを着たままの沙織です。浩介のワンルームへやってきて、まだ五分と経っていません。座るまでもなく浩介の勉強机の横に立ったまま、柔らかく抱かれている沙織です。浩介に髪の毛をなぶられ、顔を近づけられ、クンクンされると、沙織、胸キュン、おなかのおくがじい〜んとしてきます。濡れてしまいそう、沙織、目をつむって、浩介の腰に手をまわし、キッスを受けます。

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土曜日の午後3時を過ぎたところです。土曜日のこの時間は、大学ではオーケストラ部の合同練習日ですが、コロナ禍のなか合同練習ができなくて、沙織、まだ夜には早い時間に浩介のワンルームへ来たのです。
「ああん、ううっ、うっ、うっ」
唇がかさねられた沙織の声がくぐもります。狭い浩介のワンルーム、お勉強机の脇に立ったまま、抱きあって、キッスです。
「ううっ、ふぅううっ、うう、ううっ」
カーテンが閉められてあるので、外からの明かりはさえぎられているといっても、明るいワンルームです。男子の調度品、沙織には珍しい男の持ち物、なにより、浩介の躰が最大の興味です。
「あっ、ああん、せんぱいぃ、いい、はぁああ」
沙織の背丈より大きい浩介に抱かれると、その胸のなかにすっぽりと収まってしまう沙織です。ぬるっとした感触で、沙織は、躰のなかがじんじんになってきます。
「ううっ、ああっ、せんぱいぃ、すき、すき、すきですぅ」
柔らかい素材のワンピース、浩介は、沙織を柔らかく抱いたまま、裾をひきあげ、手を入れてやります。沙織は、白いソックスだけでパンストは穿いていません。可愛いショーツだけです。というのも浩介とセックスするので、身なりは軽くして、脱ぎやすいようにしてきたのです。
「ううっ、ううっ、うう、ううっ」
キッスしたまま、浩介の手が、太腿に触れてきて、沙織、ゾクゾクしてきて、おもいっきり舌を絡ませていきます。
「ふうう、ふうう、うっ、ううっ」
浩介が、自分が穿いているズボンのベルトをはずして、ジッパーをおろして、沙織の右手を誘導します。穿いているブリーフの真ん中に、手をあてがわさせるのです。暗黙の了解、立ったまま、お洋服を着たまま、躰をまさぐりあうのです。柔らかい沙織の肌、太腿は温かいんです。浩介は、手を太腿の間に挿し込み、その根元までをまさぐります。
「ううっ、うっ、うっ、うううっ」
沙織は、浩介のブリーフの真ん中に手をかぶせていて、そのこんもりを指でなぞってしまいます。
<ああ、おちんぽ、せんぱいの、おちんぽ・・・・>
こころのなかでぶつぶつ、沙織はキッスしながら、目をつむったまま、勃起するちんぽを想像するのです。まもなくキッスがおわると、フェラチオしてあげることになる沙織、バイオリンを弾く二十歳の大学二年生です。

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浩介のワンルーム、土曜日の午後三時過ぎ、沙織は立ったまま、先輩の浩介と抱きあって、まだお洋服を着たまま、からだをまさぐりあいます。
「あん、あん、ううっ、ううっ」
浩介が、ワンピのスカートを裾からめくりあげてきて、太腿のうちがわへ手を差し込んできます。太腿の根元へ手を擦りあげてきて、ショーツのうえから、股のところを指でなぶってきます。沙織は、沙織で浩介のブリーフのうえから、ぷっくらふくらんだところを撫ぜさすります。ぷちゅ、ぷちゅ、唇を重ねては離して、浩介は、沙織の意識のはいりぐ具合を推し量っていきます。
「はぁああ、ああ、ああ、せんぱいぃ、あああっ」
息のしかた、息にまじる声のたかさとかすれかた、しだいにその気になってくると沙織、猫撫ぜ声になってきて、甘える声になってきて、大学院生の浩介は、胸キュン、沙織を抱きしめてやりたくなるのです。
「はぁああ、ああん、せんぱいぃ、ああ、だめ、ああ、だめ」
浩介が、沙織が穿いたショーツの縁から、指をいれ、柔らかい肉の盛り上がりを弄ります。それに合わせるようにして、沙織は、浩介のブリーフからナマのおちんぽを剥きだして、軽く握って、ぎゅっと握りしめます。
「沙織、いい、ああ、沙織ぃ、いい」
「ああん、せんぱいぃ、ああ、ああん」
浩介の勉強机のそばに立っている沙織が、その勉強机に座らされます。座らされて、太腿をひろげられ、ワンピースのスカートをめくりあげられ、白いショーツ丸出しにされてしまいます。
「うん、そう、スカート、めくりあげて、そう、そう」
スカートのぜんぶをめくりあげ、勉強机の上には、白いショーツを穿いたお尻がのります。沙織は言われるまま、為されるがまま、背中をまるめ、浩介が突き出す腰からの、勃起ちんぽを握って、その先に唇をつけます。
「ううっ、ふぅううっ、う、う、ううっ」
浩介の勃起するおちんぽの竿を右手に握って、亀頭を剥きだして、カリ首に唇を巻いて、亀頭を吸います。男の匂い、浩介の匂い、甘いようなむっくらな匂い、それに、濡れてる、しっとり濡れている浩介の亀頭です。浩介は、腰をつきあげ、沙織にフェラチオしてもらいます。
「おお、ああ、沙織、いい、いい、おおっ」
浩介がくぐもった声を発します。そうして机に座った沙織の、ショーツを、太腿の根元まで脱がさせっます。露出した陰毛から股へ、浩介が手を入れます。左手は沙織の肩に置き、右手を仰向け、手の平で、沙織の股を包んでしまって、女の柔らかい陰唇を根元からモミモミ、陰唇を分けひろげて中指をいれ、膣前庭を柔らかく、さすってやります。
「ああああ、ああ、ああ、まって、せんぱい、わたし、すわる」
机にお尻を置いている沙織が、机から下りてカーペットにおんな座りします。浩介を立たせたまま、フェラチオしてあげるのです。まだ、浩介のワンルームへやってきて、15分も経つか経たないかなのに、一週間ぶりの逢引き、まさぐりあい、性器をなめあう浩介と沙織です。

-16-
浩介のワンルームは、四畳半+のフローリング仕上げです。大学院生だからお勉強机の横幅が大きくて160pです。それにシングルベッドがあって、本棚があって、整理棚があって、丸い小さなテーブルがあって、畳半分ほどの空間があるだけです。でも沙織、ここへやってきて、男の匂いというか、清涼なソーダ水のような匂いが、なんとなく清々しい気がします。
「してあげる、せんぱい、ああん、してあげるぅ」
狭いんですけど勃起ちんぽをにょっきり、露出させて仁王立ちした浩介。その足と足の間におんな座りした沙織が、勃起するちんぽを握っています。右手で陰茎を巻いて握る感じで、亀頭を剥いてしまって、唇をつけてあげます。
「ああ、沙織、ふぇらしておくれ、その唇で、たっぷりだよ」
まだ浩介はシャツを着たまま、ズボンを下ろし、ブリーフは太腿に下ろして止まっています。沙織は、ショーツを半分脱がされているけど、おんな座りして、スカートをすっぽり足にかぶせています。浩介は、ハンディカメラを手にしていて、フェラする沙織を、うえから撮るのです。
「おっきい、せんぱいぃ、おっきいわぁ」
ぶちゅつ、沙織は、なにやらつぶやきながら、唇を亀頭につけ、亀頭を唇にはさみ、亀頭をお口の中へ滑りこませて、カリ首を唇で絞めます。浩介に教えてもらったフェラの仕方、浩介がよろこぶフェラチオ、沙織はバイオリンを扱う要領で、浩介の勃起するちんぽを扱います。お口と手を使って、じゅぱじゅぱ、じゅるじゅる、そうして握った陰茎を、前後にしごいてあげるのです。ふしぎ、にぎったまま、前に後ろに動かせるのです。
「ああ、いい、おお、沙織、いい、きもち、いい」
浩介のちんぽが、ぎんぎんに、硬くなってきているのが、沙織、わかります。カリ首をぎゅっと剥いてあげると、亀頭がテカテカになるんです。眺めてあげて、唇、尖らせて、キッスしてあげて、亀頭をお口のなかへ、いれます。浩介が、アップで、その沙織のお顔を、口元を、ビデオカメラで撮っています。
「ふぅうう、うう、ああ、すううう、すううう」
沙織は、勃起するおちんぽを、美味しそうになめまわし、舌先でカリ首、ぺろぺろ、なめあげます。左手は浩介の太腿を抱いてあげます。
「おお、ああ、いい、沙織、いい、おお、ああっ」
浩介は立ったまま、沙織にフェラチオしてもらいながら、左手にハンディカメラ、右手で沙織の顔を、自分の勃起ちんぽを咥えている沙織の顔、頬を、顎を、耳元を、なぶっています。うずうずする沙織は、フェラチオしてあげて、クンニしてもらうのを待っていて、シックスナインになって、それから本番、おちんぽをおめこにいれて、合体し、沙織はアクメにのぼり、浩介は射精していくのです。







小説
悶える沙織







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