愛しあう部屋
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 17〜20 2020.5.21〜2020.5.28

 

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この日、一回目のセックスが終わって、少しまどろんでいた沙織ですが、浩介がスマホを手にしていて、写真を撮っているのがわかったのです。
「うん?、なにしてるん?、浩ちゃん」
「ううん、なんもしてないよ」
「うそ、写真、撮ったの、わたしのん」
「まあ、そういうこと、だけど、まあね」
窓の外からは、まだ淡い光がはいってきている時間です。夕方です。おなかが空いた。セックスを終えてしまって、すぐには二回目はしませんけど、外出もしません。沙織が、はだかの巣写真を撮られたのは、初めてです。浩介は、ネットのアダルトサイトで女たちの裸をたくさん見るし、セックスしている処とか、せいき大写しの写真だって見るから、沙織の写真がほしいなぁ、と思っていたところでした。
「ひとに、ぜったい、みせないでね、浩ちゃん、おねがいよ」
バイオリニストの沙織は、恥じらい写真を撮られて、拒否したわけではなくて、二人だけの秘密写真にしておこうと思ったのです。まどろみが醒めて、ショーツを穿き、ブラトップを身につけた沙織は、その上は着なくて、そのインナー姿のまま、お茶を入れるといって、立ち上がったのです。お茶を沸かすIHのコンロは、部屋の外、バストイレのまえです。浩介は、ブリーフだけです。やっぱり、全裸ってゆうのは、落ち着かないし、といってうえまで着てしまうのも、味気ないから、半裸、ということに落ち着いている沙織と浩介の仲です。
「おれの写真、撮ってくれても、いいよ、沙織」
ちゃぶ台に湯飲み茶わんを二つならべて、お茶する小休止です。浩介が、写真を撮ってもいい。、というのは、暗に性器の処を撮ってくれてもいいよ、ということです。
「まあ、ね、浩ちゃん、そうね、撮ってもいいのね、内緒で、撮ろうかなぁ」
ちょっと恥ずかしいですけど、沙織、こんな、なんとなく、下ネタのはなしが好きです。音楽の話しはもちろん好きです。でも、からだのことにまつわる恥ずかしいお話だって、けっこう興味があって、好きです。
「ほら、撮ってもいいよ、おっき、するから」
ちゃぶ台の前にあぐら座りの浩介が、ブリーフをおろし、性器、おちんぽ、を恥ずかしげもなく沙織にみせて、写真にとってもいい、というのです。半勃起っていえばいいのかしら、半分、萎えている浩介のおちんぽです。沙織がうろたえていると、写真に撮ってくれと言わんばかりに、お尻から腰をつきあげ、沙織に、ちんぽの根元を指に握って、皮を剥き、亀頭を剥き出して、見せたのです。

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浩介があぐら座りのまま、お尻をおちあげ、腰を突き上げ、勃起させたちんぽを、沙織に見せつけます。沙織は、スマホを手にして、その勃起するちんぽを、写真に撮るのです。
「ああ、おっきい、浩ちゃん、縦、いっぱいにいれて、撮っていい?」
「いいよ、沙織、おれのちんぽ、記念に撮っておくんだよ」
沙織、ドキドキです。だって、ナマの勃起するおちんぽを、じっと眺めながら、スマホの画面に収めて、写真を撮るんですから。
「撮ったら、咥えて、おくれよ、いいだろ」
ツンツンに突きあがった浩介の勃起ちんぽを、沙織にフェラチオを求めてくるんです。
「ああ、いい、けど、ううん、いいわよ」
「口だけで、手、つかわないで、口と舌だけで、だよ」
沙織のワンルーム、ちゃぶ台の前、畳半分ほどのところに浩介があぐらをはずし、足をのばして、お尻をあげ腕立て伏せにさかさまの格好になって、沙織に、ちんぽを咥えてほしいとゆうのです。沙織、ちょっと、どぎまぎ、写真撮って、錯乱してる感じで、あたまのなか混乱してきます。でも、ことば、わかるから、目の前の勃起しているちんぽを、お口だけで、咥えて、じゅぱじゅぱ、しはじめます。
「ううん、うん、ああ、ううっ、ううううっ」
沙織は、ブラトップとショーツを穿いたすがたで、浩介はブリーフを脱いでしまったから、素っ裸です。沙織は、持ち上がった浩介の腰から突き立つ勃起ちんぽを、眺めた末に亀頭へ、唇をあて、そのまま唇でこすらせながら、陰茎の半分ほどまで咥えたのです。
「うう、ああ、いい、ああ、いいっ」
浩介は、お尻を持ち上げているのがつらくなって、カーペットにお尻をおろします。沙織は、咥えたまま、浩介の腰の動きにあわせて、顔をおろします。手が使えない、いいえ使えるんですけど、浩介が使わないで、口だけでというから、沙織はそうします。顔をぶるぶるふるわしてあげて、咥えた勃起ちんぽを揺すってあげて、じゅぱじゅぱ、じゅるじゅる、唇と唇のあいだに亀頭を挟んで、そのまま顔を下げて陰茎を口の中に咥えます。そうしているうちに、浩介が沙織のブラトップを脱がしにかかります。脱ぐときは勃起ちんぽを口から抜いて、脱いでから、また、ぼっきちんぽを、咥えます。
「ううっ、うう、うう、ううっ」
ショーツだけの半裸になった沙織は、手をうしろにまわされて、革のベルトで手首が括られたのです。
「ううん、ああ、ああ、うううっ、ううっ」
手首を背中で括られて、沙織はびっくりです。両腕を背中にまわした格好で、勃起ちんぽ、じゅぱじゅぱ、続けます。手首と足首を一緒に括れるSMグッズを、浩介が沙織には内緒で買っていて、持て来ていたのです。このときはまだ足首にベルトは巻かれていませんでした。足首にベルトを巻くのは、ショーツを脱がして、沙織を素っ裸にさせてからです。

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浩介が上半身を起こし、足をひろげて投げ出します。、フェラチオしている沙織をうつむかせ、フェラチオを続けさせます。穿いているショーツを脱がしてしまう浩介。全裸になった沙織。
「ううっ、うぐ、ううっ、ううううっ」
背中にまわしている手首にベルトが巻かれた沙織は、浩介にお腹をもちあげられ、手を使えないままに、お口に勃起ちんぽを咥えたり、陰茎に唇を這わせたり、続行しています。手首と足首をXのベルトで留められる沙織。浩介が、足首にベルトを巻いてしまいます。沙織は、手と足を背中で括られ、窮屈に動かせないので、内心、どうしたらいいのかとうっすら思いながら、浩介の勃起したちんぽを、ナメナメ、ぶちゅぶちゅ、亀頭から咥内へ挿し込み、締めあげ、フェラチオを楽しんでいるごとく、くらいついている感じです。
「あああん、浩ちゃん、ん、ん、ああっ」
浩介が、フェラチオしている沙織の顔から、腰をはずします。フェラしていた沙織が、顔をカーペットに伏せてしまいます。浩介が、沙織のうしろにまわります。ベルトで巻いた左右の足首を持った浩介が、うつむいた沙織のお尻をもちあげ、膝をひろげだすのです。
「ああん、浩ちゃん、ううっ、ああっ、いやん、ああん」
沙織には、なにをされだすのかわからないまま、手首と足首に巻かれたベルトが、繋がれていることに気がついたのです。
「沙織、ちょっと、いろいろ、かわったことを、したいんだ、おれ」
浩介は、ちょっとしどろもどろ、バイオリニスト沙織の反応がわからないまま、拘束行為に及んだからです。
「いやん、ああん、あん、あん、いやん」
沙織のうしろにまわった浩介の目には、沙織の股が、はっきり見えます。座ったままで足を投げだした浩介は、沙織の腰に腕をいれ、ぐっと沙織のお尻を引き寄せます。
「口で、してやるから、いいだろ、この格好で」
「はぁああ、あ、あ、ああっ」
「沙織、好きなんだ、おれ、沙織に、こんなの、してやりたい」
「あん、ああん、浩ちゃん、すきよ、ああm好きです、ああっ」
手首と足首をベルトで繋がれたとはいえ、余裕があるから、目の前に、沙織の股を持ってこれます。浩介は、クンニ体制にはいります。沙織の乳房を弄りながら、股を唇で、舌で、ぐちゅぐちゅ、してやるのです。
「ああん、いい、ああ、いい、ああ、ああん」
「ふむふむ、おいしいよぉ、沙織、おお、甘酸っぱい、お汁、おいしい」
「あん、ああん、そんなの、ああっ、浩ちゃん、ああん」
沙織は、というとお尻を持ちあげられ、腕を背中にまわした格好で、うつむいて、浩介の足の間に埋められて、顔は頬をカーペットにくっつけ、ひいひい、はあはあ、ゆわされていくのです。

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土曜日の夕方、沙織の部屋です。もう一回目のセックスがおわって、いつのまにか二回目のセックスシーンにはいっています。浩介が持ち出した拘束具は手枷足枷の四つの枷がベルトでクロスにされる代物です。沙織、この手枷足枷ベルトを背中で装着され、うつむかされ、バックから浩介に可愛がられているところです。
「ああん、ああん、浩ちゃん、ああん」
浩介は、ちゃぶ台を横にしてのあぐら座りです。うつむかせた沙織のお尻を、胸にまで引き寄せ、腰を抱いてやります。全裸の沙織です。浩介の目の下に、股をひろげています。この股へ、浩介が顔を当てます。沙織の股へ浩介の顔がかぶさり、クンニの体制です。両手両足を括られてしまった沙織は、浩介になされるがままです。
「ああん、あん、あん、あああん」
お尻を持ち上げられて反り返る格好の沙織を、浩介は、左手で乳房をまさぐり、右手で膣まわりをまさぐってやります。そのうえで、唇と舌を使って、陰唇を口に含み、陰唇を割って舌でなめ擦り、ちょろちょろと膣口を舐めてやるのです。沙織は、うつむいて、お尻を持ち上げられて窮屈です。頬をカーペットに擦りつけ、身動きは肩を揺することができるだけ。
「ああん、ひぃいい、ああん、ひぃいい、あああん」
ぶちゅぶちゅ、じゅるじゅる、ぺっちゃぺっちゃ、卑猥な音が、醸されます。狭い部屋に音楽はなく、男の浩介が仕掛ける技で、女の沙織が呻き悶えるのです。二十歳です。バイオリニストの沙織とトランぺッターの浩介です。大学ではオーケストラ部に所属して、音楽を演奏する仲間です。
「沙織、好きだよ、好き、好き、沙織ぃ」
ぺちゃぺちゃ、くちゅくちゅ、沙織のからだの秘密の処から奏でられる卑猥な音色です。沙織は、からだもなかぐじゅぐじゅです。気持ちも身体も、萌え萌えて、じんじん、ぶちゅぶちゅ、いい気持ちです。
「ああん、浩ちゃん、ん、ん、んっ、あ、あ、ああっ」
浩介が、指を二本、膣へ挿し込んできていて、なかで指を踊らせているのがわかる沙織。からだの奥が、真ん中が、ずきんずきん、じゅるんじゅるん、とろけてしまいそうな感覚です。
「ひぃいい、いい、いい、ひぃいい、いいっ」
「いいね、いいんだろ、気持ち、いいんだろ、沙織」
「うう、ああ、だめ、だめ、いく、いく、いっちゃう、うううっ」
沙織の二回目アクメは、浩介の勃起ちんぽで、ではなくて、拘束され、指を膣奥に入れられて、ぐじゅぐじゅにこすられ、果ててしまったのでした。ぐったり、いってしまって、沙織、手首と足首の枷をはずしてもらって、小休止です。小休止だとゆうのは、このあと、沙織がくるったようにフェラチオしてくるからです。
(この章おわり)









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