愛しあう部屋
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 9〜16 2020.5.7〜2020.5.20

 

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終わった後とゆうのは、ちょっとシラケた感じがするんです。密着して、からだの一部が結合して、一体になっている無意識の感覚が解けて、意識が戻ってきて、シラケてしまうんだと、沙織は思います。バイオリンを弾いているときって一生懸命で、頭のなかは、音をつくることばかりに集中しますけど、引き終わったらシラケてしま。その感じだと思うのです。
「うん、お腹の奥が、ねっ、キュッと締まるような、うん、気持ちなの」
「そうなん、それって快感のこと、なんやろ、気持ちいいこと、快感」
「そうかも、これって、快感なんよ、快感なんだわ」
まだ全部萎えていない浩介のおちんぽを唇に挟んでお口のなかへ入れ込む沙織。終わって、ヌルヌルの感じが残ったまま、余韻ってゆうのかしら、ふううっとなってるときです。浩介のおちんぽ、ぬるぬるです。沙織が分泌させたお蜜と、浩介が出したヌルヌルが、混ざっているのかも知れないんですけど。沙織、ぎゅっと吸ってあげるのです。
「ああ、沙織、いい、いい、気持ちいい・・・・」
「気持ち、いいん?、浩ちゃん、おちんぽ、かわいいわね」
沙織は、ちょっと萎えている浩介のちんぽを、いじくりながら、しっかりと見ます。男の子しか持っていないんですおちんぽ、少女のころから、男の子のおちんぽ、触ってみたくってしかたがなかったけれど、二十歳になって、やっと、弄れることになったのです。
「うん、ああ、沙織、いつでも、触って、握って、扱いてくれて、いいんだよ」
「ああん、でも、人がいるとでは、でけへんやろ」
「でけへんことないよ、やりかただよ、つぎ、公園でしてよ」
弄ていると、また、むくむくと大きくなって、硬くなってくる浩介のおちんぽです。終わって、まだ、ショーツを穿いていない、ブリーフを穿いていない、性の違う二人、沙織と浩介です。浩介が、寝転びます。おちんぽ剥きだしたままです。沙織は、女座りにして、浩介のおちんぽを右手に握ってあげて、左手では陰毛をじょりじょり、お口に、亀頭ちゃんを咥えて、飴をしゃぶる感じで、吸って舌でぺろぺろしてあげて、じゅっぱじゅっぱしてあげるのです。
「ああ、いい、ああん、沙織、いい、ああ、気持ちいい」
仰向いている浩介は、足をひろげ、ちんぽを勃起させ、沙織に握ってもらいながら、腕を沙織のお尻から腰へとまわして撫ぜさするのです。
「ううっ、うう、ふうう、ううっ」
沙織は、お尻を少し持ち上げ、それから四つん這いの格好になり、手は浩介の腰においておちんぽを握っているのです。浩介は、沙織に、四つん這いのままの足を、顔にまたがらせます。ひらいた股が、顔を押しつぶすほどに、密着させるのです。沙織の股で、浩介が、顔を撫ぜ弄って、もらうのです。

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沙織の股が、浩介の顔を、こすります。沙織の乳房が浩介の腹の上です。そうして沙織、浩介の腰から勃起するちんぽを、握って、亀頭をお口の中に挿しいれ、ぶちゅぶちゅさせながら、腰をゆするのです。股を浩介の顔にこすりつけるのです。
「ううっ、ふぅうううっ、うう、ううっ」
「うん、うう、沙織、いい、いいっ」
顔を沙織の股でこすられる浩介が、息苦しくなるのですが、その時には顔をずらせて、息ができるようにして、跨いでいる沙織のお尻に腕をまわし、腰から尻ごと抱いてやります。シックスナインの体位で、沙織が上からかぶさって、性器を弄りあうのです。
「ううっ、うぐ、うぐ、うぐううっ」
再び勃起しだしてビンビンになった浩介のちんぽを、沙織は美味しそうにしゃぶります。亀頭のカリ首までを口の中にいれ、唇をカリ首に密着させ、こすります。握った陰茎をぎゅっと下ろして、ビンビンになったカリ首のところを、舌先でちょろちょろと舐めていきます。沙織、浩介の勃起したちんぽが大好きで、おめこに入れておくか、口に入れておくのが好きです。いいえ、好きというより、ああ、やっぱり好きです。
「うう、うう、うぐ、うぐ、ふぅううっ」
さっき終えたばかりなのに、浩介のちんぽが、ビンビンに勃起しているんです。沙織が、ぶちゅぶちゅ、なめなめしていて、陰茎をしごいているからです。バイオリン弾きの沙織は、華奢な手指で、太い肉棒を握って、手の中でまぶしてあげて、かわいがってあげて、それで女心の自分も、ふうううっと気持ちがいい気分になってくるんです。
「ああっ、浩ちゃん、ああっ、ああん、うぐ、うぐっ」
浩介のお顔をまたいでいる沙織は、お尻を剥きあげられ、膣のなかへ、指が入れられてきたのを感じます。お口で、唇で、舌で、してもらってるのは、入口ばかりで、奥のほうには直接の刺激を届けてくれないから、うずうず、満ち足りない気持ちになってくるんです。ころを見計らって、浩介が、お指を膣に入れてきてくれて、奥のほうをぐちゅぐちゅ、ぐじゅぐじゅ、弄って擦ってくれるので、直接にじんじん感が伝わってきて、胸をゆすってしまう感じです。
「あああん、浩ちゃん、びぃいいいい、いれて、いい?、いれて?」
沙織は、浩介の勃起ちんぽを握ったまま、からだを起こし、お指でなしにおちんぽにして欲しいというのです。浩介は、やっぱり、手こきより、膣襞こすりのほうがいいから、顔をまたいでいる沙織を、尻をもちあげさせ、回転させ、腰をまたぐように仕向けて、密着をはかるのです。カーペットの上で、です。

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沙織のワンルームです。土曜日の夕方です。大学のオーケストラ部で一緒の浩介が来ていて、セックス真っ最中です。
「ああん、いいっ?、いいっ?、ああっ」
カーペットに仰向いて寝転んでいる浩介の腰をまたいぐときです。沙織には自分の股が見えないから、握って亀頭を股にすりつけながら、入口を探すのです。浩介には、見えています。浩介が、ちんぽを握った沙織の手を取って、挿入を手助けします。
「ああ、いい、いれる、いい、ああ、はいる、、ううっ」
ぶすっ、亀頭が沙織の膣に埋まります。沙織は、握っていた陰茎から手を離し、上半身を立て、お尻をおろしてしまいます。ぶすぶすっ、浩介の勃起ちんぽが、沙織のなかへ入っていきます。
「あああ、いい、いい、浩ちゃん、ん、ん、いいっ」
顔をあげ、上向かせ、手を浩介から離して、喘ぐ沙織。浩介が手をさしのべ、沙織の乳房の裾から支えて、倒れないようにさせます。
「ああ、いい、ああ、いい、入ってる、ううっ、ああっ」
浩介の腰をまたいだ沙織の膣に、ぶっすりと勃起ちんぽが挿し込まれたまま、ストップです。沙織が腰をお尻ごと前へ擦らせて、きっちりはまった勃起ちんぽで膣の奥をこすります。密着のまま、浩介の勃起ちんぽが、沙織に密着のまま、きっちり膣襞がまつわりついて、じゅるじゅるになって、締めてきて、締まってきます。
「ああ、ああ、浩ちゃん、ひぃ、ひぃ、ひぃいいっ」
「うん、ああ、いい、いい、沙織、おお、いい、いいっ」
勃起させたちんぽの、亀頭から陰茎の根元まで、きっちりと沙織の膣に咥えこまれた浩介は、びんびんの快感です。おっぱいをなぶってやり、腰を愛撫してやり、そうして沙織に腰を引き上げさせます。勃起のちんぽ、陰茎の半分ほどが引き抜かれ、そのままぶすぶす、沙織に腰をおろさせます。
「ひぃいい、あああ、ひぃいい、ああん、あん、あん」
「いいよ、いい、いい、沙織、ああ、ああ、もっと、こすれ、おおっ」
「ああん、こんなの、こう、こんなの、ああ、いい、きもちいい」
「うん、ああ、いい、いい、気持ちいい、気持ちいいよぉ」
ぶすぶすっ、沙織が浩介にまたがって、主導権は沙織です。沙織は、亀頭が気持ちいい処をこするように、腰を動かし、深さを調節して、アクメにのぼっていきます。浩介は、先に射精しているから、まだ、もう少し、長持ちします。
「ううっ、うぐ、うぐ、うぐぅううっ」
沙織がコントロールして、亀頭を子宮口まで到達させて、ぐいぐい、こすって、アクメに昇ります。浩介は、余裕でまだ二回目の射精が来るのを堪えます。アクメに昇るとき、沙織は腰をあげ、勃起ちんぽを引き抜いて、浩介を抱いて果てたのです。でも、でも、ここで終わるのではなく、一分も経たないうちに、沙織は、ふたたび、交合スタイルにはいり、快感をむさぼるのです。

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沙織のワンルームです。浩介がやってきていて、もう、セックスしていてめろめろになっているところです。二回もアクメに達してしまって、ますます、セックスしたい気持ち、バイオリニストの沙織です。浩介は、余裕たっぷり、勃起させたビンビンちんぽで、沙織をアクメに昇らせ、醒ませて降りて、再々度、沙織が求めてくるから、応じてやります。
「ああん、浩ちゃん、ぎゅっといい気持ちになっちゃうのよ、ここが、ぎゅっ」
腰からお腹を押さえて、素っ裸のままの沙織が、浩介にいってきます。カーペットの上です。畳一枚分のカーペットですが、ちゃぶ台を置いているから、そんなにひろくはありません。寝そべって、抱きあって、足を伸ばすとちゃぶ台の下にはいってしまいます。
「あん、ああん、浩ちゃん、おしゃぶり、してあげる、ねぇえ」
仰向いて寝た浩介の、少し萎えたとはいってもビン起ちの、ちんぽを握る沙織の手。白い手、華奢な指、バイオリンを弾く手、ピアノを弾く手、その手で浩介のちんぽを握って、擦って、お口に咥えて、じゅぱじゅぱしてあげるのです。
「ああ、おお、沙織、いい、ああ、いい気持ち」
少し萎えかけていたちんぽが硬さを増して、ビンビンです。沙織にはその感触がわかります。陰茎の皮が血管の筋でもりあがってくるのです。亀頭が、柔ら硬くなって、切れ込み、カリ首のところが、浮き立ってエラになっているんです。さきには浩介の腰にまたがって、上に乗ってあげたから、こんどは沙織が仰向いて、足をひらいて、膝立てて、浩介におおいかぶさってもらって、抱きあって、結合してもらうのです。
「ああん、浩ちゃん、いい、いい、ぃ入れて、入れてっ」
「ああああ、沙織、いい、おお、気持ちいい、おおっ」
ぶすぶす、浩介が勃起ちんぽを膣に挿し入れてきて、沙織におおいかぶさります。沙織は、仰向いたまま、おおいかぶさってきた浩介の背中へ腕をまわし、抱きあいます。
「ああん、いい、いい、浩ちゃん、入ってる、ううっ、ああん」
「うん、うん、入ってるよ、ちんぽ、入ってる、ううっ」
浩介が、腰を動かします。前へ突き、後ろへ引き、ぶっとくてながい勃起ちんぽを、華奢なバイオリニスト沙織のおめこへ、ぶすぶす、ぶすぶす、とろとろになっている膣へ、挿し込んでは抜くのです。
「あああん、いいいっ、あん、あん、あああっ」
ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、なんどか連続で抜かれて挿される勃起ちんぽに、沙織が呻き声をあげます。そうして浩介は挿し込んで、ぐいぐい、ぐいぐい、引き抜かなくて、子宮口にまで亀頭を挿し込みこすってやるんです。
「あああ、ひぃいい、ひぃいいいいっ」
沙織が、太腿をおもいっきりひろげ、反り返り、胸を張って喜悦を満喫していきます。浩介は、沙織がみせる女のかわいさ呻きの声を、胸にじ〜んと落とし込み、ますます、ぼっきちんぽをいきり立たせるのです。スキンをつける浩介。膣の中で射精するために、スキンをつけて、最後の最後、女の沙織にオーガズムを迎えさせてやるのです。ほかに男を知らない沙織は、浩介に首ったけなのです。

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<喜悦する沙織>
セックスってすればするほど、気持ちがよくなってきて、二十歳の沙織は、バイオリンのことよりもセックスのことのほうが、好きになってきたのです。恋人は同じオーケストラ部に所属、トランペットを吹く浩介、同い年です。元気です。土曜日の午後から開始して、日曜日の夕方まで一緒にいるんです。時間にして30時間ほど、ごはんたべたりする時間もあるし、寝る時間もあるし、お風呂で汗流すこともあるから、セックスしている時間は20時間。でも浩介のちんぽをおめこに入れている時間は、もっと少ない。計ったことないけど、5時間くらいかも知れません。沙織は、十回っていうのは大袈裟ですが、何回もアクメに昇ってしまって、ずんずんよくなって、腰が立たなくなるっていいますけれど、ふらふらになりますけれど、立てなくなったことはありません。
「ううん、いいのよ、わたし、でも、恥ずかしいのよ」
「どうして、恥ずかしいんだよ、いい気持ちなんだろ」
「そうよ、いい気持ちだよ、だからぁ」
「だから、どうなんよ」
「だからぁ、こんなにいい気持ちになっちゃって、なんて」
沙織と浩介、まだ大学の二年生なのに、セックスの合間にお、セックスしてるときの気持ちで会話します。
「ああ、浩ちゃん、トランペット吹くみたいに、わたしを、吹いて」
クンニしてもらっているとき、ぺろぺろだけじゃなくて、穴に、膣に、そこをマウスピースにして、ぷうううっと空気を吹き込んで、音を出す代わりにいい気持ちにしてほしい、と沙織が言うのです。
「おれの、ちんぽ、カリ首、ピチカートで、刺激して、いい音色にしてよ」
沙織の部屋へきている啓介です。沙織は、浩介がやってくるなに、抱かれるのです。玄関といってもドアですが、開けて部屋に入って後ろ手でドアを閉め、靴をぬいで廊下に立ったとき、もう、沙織を抱いてしまうのです。一週間、沙織に会っていない浩介は、その間、オナニーはしないようにしているから、溜まりきっているから、すぐに女を抱いて、キッスして、匂いを嗅いで、服を脱がして、ショーツを脱がし、ちんぽは勃起してるから、そのまま、いきなり、勃起ちんぽを挿し込んでやるのです。
「いやん、浩ちゃん、まってよぉ、ああん、来たばっかでしょ、ああん」
ドアから部屋まで1.8m廊下になっているんですけど、沙織は抱かれたまま、部屋に連れ戻され、痴漢に遭う感じで、やられてしまうのです。

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沙織のワンルーム、立ったままで後ろから、浩介に抱かれてしまいます。
「ああん、あん、あん、まってよ、ああん」
「待ってたんだよ、沙織、やりたくってさぁ、おれ、ああ」
うしろから抱きついて、沙織の左の耳の後ろに顔をあて、くんくん、匂いを嗅ぐ浩介です。沙織は、まったく嫌なわけではなくて、好きなんですけど、また浩介が部屋へあがってきて一分も経っていない性急さだから、ちょっとうろたえるのです。浩介は、思っていたことを、すぐにやってしまうだけだから、もう、こころの準備は終わっているのです。
「ああ、ああ、あああん、うう、うう、ううううっ」
顔を斜め後ろに向け、キッスを受けだす沙織は、もう、気持ちはうわの空状態で、抱かれた浩介の腕を払うこともなく、舌を絡ませてしまいます。
「うっ、ううっ、ふぅうううっ」
沙織が着ている衣服は、羽織ったピンクのカーディガンのしたは白いブラウスです。ブラウスのしたには、ブラトップです。
「ううっ、うっ、うっ、ううっ」
ナマ温かい軟体動物みたいな浩介の舌に、沙織はふうううっとなってきます。股に穿いているのは白いショーツだけです。浩介がキッスしながら、ブラウスのボタンをはずし、右手を入れてきて、ブラトップそ裾からたくしあげてくるのです。
「ううっ、ああん、あん、あん、浩ちゃんったらぁ」
キッスをはずされたときには、沙織、ブラウスのなかへ手を入れら、ブラトップの内側へも手を入れられて、乳房の肌を直接触られるのです。
「ああ、あったかい、やわらかい、さおりのおっぱい、ああっ」
浩介が、息づかいをハアハアさせながら、乳房からお腹周りを触られてしまいます。沙織が薄着でいるのは、浩介を迎え入れるためです。それに準備は、洋服だけではありません。コンドーム、避妊のためのスキンを、6個入りの箱で用意していて、ティッシュボックスも用意してあります。
「ああん、浩ちゃんったらぁ、ああん」
ブラウスのボタンを全部はずされ、ブラトップもめくりあげられてしまって、乳房が露出です。浩介が下着のシャツだけになり、ズボンも脱いでしまって、ブリーフ姿です。沙織は、着けているスカートが脱がされ、腰から下がショーツだけにされて、半裸です。

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沙織のワンルームは狭い愛の巣です。シングルベッドがあるけれど、浩介とセックスするときには、あんまり使いません。ベッドと勉強机のあいだにカーペットを敷いているんですけど、おもに、このカーペットに寝転んで、抱きあって、男と女が結合しあって、過ごすのです。
「ああん、浩ちゃん、ああああん」
ショーツは穿いているものの、ブラトップをめくりあげられ、乳房を露出されてしまった沙織です。立ったまま、立ったままで、抱きあった浩介が、顔をおろしてきて、乳房に近づけ、唇に乳首を挟んでしまうのです。
「ああん、ああ、ああ、ああん」
ぷちゅ、ぷちゅ、乳首を唇で揉んでくる音が奏でられるのです。バイオリンを弾いている沙織には、乳首からの刺激は、ちょろちょろ、じんじん、からだの奥が痺れてきます。じ〜〜んと腰のした、お腹の奥が、ふやけるようにも感じるのです。
「あああん浩ちゃん、だめ、だめ、ああん」
沙織だって、浩介の腰に手を当てます。もうブリーフを脱いでしまっている浩介です。ちんぽが硬くなってきています。右手に握って、ぎゅっと握りしめて、陰茎の皮を剥く要領で、握ったままの手を、腰へくっつけてあげるのです。おちんぽの皮が剥けきって、亀頭がぴんぴんに張ってきます。立ったまま、抱かれてしまって乳首を、唇に挟まれ、揉まれていたのをそのまま続けてもらって、ちんぽ剥きしてしまう沙織です。沙織が、カーペットに座り込みます。浩介は立ったままです。
「してあげる、おちんぽ、かわいいかわしい、してあげる」
浩介の前に座り込み、勃起するちんぽを右手に握ったまま顔をあげ、浩介に告げる沙織です。目の前に、浩介の勃起するちんぽがあるのです。沙織、好きです。浩介のんしか知りませんけれど、ぶっとくって、かたくって、柔らかい亀頭ちゃん、見るのも好きですけど、なぶって、こすって、お口にいれて、じゅぱじゅぱしてあげるのが好き。
「ああん、沙織、おおお、きもち、いい、いい」
一週間ぶり、自分の手ではなくて、女の沙織の華奢な指で、握られ、扱かれ、クリに含まれ、その感覚だけで、嬉しくなってくるんです。沙織のワンルーム。土曜日の午後から日曜日、密室です、愛の巣です。
「ああん、そんなに、みちゃ、恥ずかしい、ああん、浩ちゃん、ったらぁ」
沙織が寝転び仰向いて、太腿をひろげ、膝を立てます。浩介が、股を、見たいと言うわけじゃないけど、股をひろげさせられてしまう沙織なのです。沙織がフェラチオしてあげたから、浩介がクンニしてくれるのです。クンニしてもらいながらフェラチオしてあげるのは、もう少しあと。膣におちんぽ、挿し込んでもらって、交わらせる前です。からだもこころも、めろめろになりながら、愛を交わしていくのです。

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沙織は、浩介の勃起ちんぽを口に咥えて、手に握って、じゅぱじゅぱ、ぶちゅぶちゅしていきます。浩介からは、股をぐちゅぐちゅ、顔をくっつけられ、唇でぐちゅぐちゅ、舌を陰唇の間に入れられて、じゅるじゅる、してもらえます。
「ううっ、ふぅうううっ、ううっ、ううっ」
「むぐむぐ、むむむむ、うむうむ、ううっ」
沙織が浩介の勃起ちんぽを可愛がってあげると、浩介も沙織のぬれぬれおめこを可愛がってもらえるのです。シックスナインの体位で、寝そべった浩介に、沙織がおおいかぶさる格好です。沙織の股が浩介の顔の上、浩介の腰が沙織の顔の前になります。このなめあいがそこそこすすんで、沙織が仰向き、浩介がかぶさってきます。
「ああ、ああ、浩ちゃん、ん、ん、ああん」
「沙織、うん、ああ、いれる、ううっ」
仰向いた沙織は、太腿をひろげ、膝を立てます。太腿の間に浩介がはいり、腰から突き出る勃起ちんぽを、沙織の膣へ、ぶすっ、と挿し込みます。
「ううっ、ああっ、浩ちゃん、ああっ、いい、いいっ」
「ああ、ああ、沙織、ああ、はいった、ああ、いい、いいっ」
もうヌルヌルになってしまっている二十歳の沙織、その性器、おめこです。浩介の勃起ちんぽが、ぶちゅぶちゅと音をたてて入っていきます。沙織、ぐぐっと突き上げられる感触が、ズキンズキンの快感です。
「ああああ、いい、いい、ひぃいい、いいっ」
沙織は太腿をおもいっきる開き、膝をもちあげ、お尻をもちあげ、ぶすぶす、浩介の勃起ちんぽがスムーズに動くように、体位をします。ぶっすり、浩介の勃起ちんぽの根元まで、挿し込まれている沙織。浩介が腰を左右に揺すってきて、根元まで挿し込んだ勃起するちんぽで、膣の襞をこするのです。沙織、そのこすられる感触が、もうなんともいえない快感、きもちいいのです。ぐじゅぐじゅからぶすっぶすっにかわってきて、沙織は、もう、なにもわからない、ずんずん、気持ちがよくなって、浩介に抱かれて、アクメを迎えさせてもらうのです。
「あああ、あああん、ひぃいいいっ、いいっ」
浩介が挿し込んだまま、腰を動かし、そして引き抜き、ぶすぶす、挿し込みます。もう沙織は八合目以上に上りだし、浩介がスキンをつけるのに、数秒間の小休止です。そのままイッテしまいたい沙織ですが、しかたありません、スキンをつけ終わった浩介が、ふたたび挿し込んでくれるのを、待ちます。待ちました。ぶすぶすっ、先のにもまして、浩介が、ぶすぶす、ぶすぶす、挿し込んでくるから、沙織も、めろめろ、もう、もう、上りきってしまいます。
「あああああっ、ひぃいいいいっ、いい、いい〜〜っ」
沙織のからだが硬直し、そうして力がこもったまま、浩介の射精が始まって、抱きあったまま、果ててしまうのでした。






小説
愛欲物語







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