淫乱の家(2)
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 9〜17 2020.12.7〜2020.12.25

 

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<嬲られる美紀>
女検診台椅子に座らされ、膣の奥まで覗かれてしまった美紀は、恥ずかしさのなかで休息です。オリオン屋敷の恥の部屋。エロスショーと実演が、五人の男客を迎えて、おこなわれているのです。八畳の部屋二間続き、SMができる部屋です。女検診台椅子からおろされた美紀は、床に敷かれた絨毯に寝かされます。太腿を閉じ、仰向くというより横向いて、膝を折った姿です。
「なかなか、エロい、女だねぇ、大学生なんだ、いいねぇ」
丸みをもったお尻がもりあがり、横向きになっても乳房はぷっくらふくらんだままです。照明が美紀にあてられ、白い肌が輝いて見えます。おかっぱ頭の髪の毛は黒。陰毛も黒、ちょろと見える腋毛も黒です。
「いよいよ、縛りが始まるんですね、楽しみですね」
「人前では、初めてというんですね、初々しい女子ですな」
「そのとおり、初めてのショー出演、たっぷり楽しんでくださいな」
調教師の大村健介が、スポットライトの外に立ち、ご挨拶です。五人の男客は、パイプの丸椅子に座って、絨毯に寝そべった美紀を、見ています。仕掛けは単純、美紀を天井から下ろされたワッパに繋いで立たせる、疲れたら椅子に座らせる、縛られるといっても、最初は手首だけ、頭上に引き上げられて立たされるだけです。
「この子、みき、21歳、白い肌、いい子でしょ、男の情をそそりますよね」
健介が、寝そべった美紀を起こし、足を横にながしての女座りにさせます。手首を交差させ、太めの紐で括ります。交差させて括られた手首は、乳房の前です。天井から下りたステンレス製の滑車に、手首を括った紐が通され、持ち上げられます。滑車の位置は、美紀の頭上、立ち上がって腕をうえに伸ばしたその上です。
「ああ、ああ、手が、ああ」
「座ったままでいいんだ、最初は、な、みき、鑑賞してもらって、それからだ」
バック音楽は琴の音からスタンダードなモダンジャズが、静かに流れます。手首がもちあげられ、腕が頭上になります。美紀、そのまま、あぐら座りにされてしまいます。
「みなさん、ぐっと、近寄って、くださいな、この子のまえへ」
あぐら座りして腕を頭の上へあげた全裸の美紀を、男客が座り込んで囲みます。
「いいですよ、撫ぜさする程度で、触っていただいて、いいですよ」
男たちの手が、あぐら座りの美紀を、触りはじめます。美紀、どうしたことか、擽られる感触に、裸身をくねらせます。
「ああ、いや、ああ、こそばい、ああ、いや、いやん」
男たちは、それぞれに、若い女の肌に触れ、その温かみ、その柔らかに、よだれをたらして興奮しだすのです。

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あぐら座りで手首を頭の上にもちあげられた美紀の裸身を、男たちが触りだします。後ろから、右横から、左横から、正面から、それに正面に立ったところから、腕を伸ばされ、手の平で撫ぜられ、指で擦られていきます。
「ああ、いや、こそばい、ああ、いや、いや」
おっぱいを裾から揺すられ、太腿を撫ぜあげられる美紀。腋の下を擽られると、もう血の気が引くようなゾクゾク感です。
「柔らかいねぇ、おっぱい、ぷるん、ぷるん、いいねぇ」
「ああ、いや、こそばいです、ああ、いやん」
「ふふっ、かわいい子やなぁ、腋毛、陰毛、まるだし、ゾクゾクするねぇ」
「おちち、乳首、淡い、きれいな、色やなぁ」
男客さち、それぞれに、股をじんじんとさせながら、美紀をお触りしているのです。5分ほどのお触りタイムがおわると、こんどは、本番見物、美紀の相手は、学生の明夫、雄太、浩介、三人が美紀を輪姦していくのです。
「それじゃ、お客さん、一歩うしろへ、おさがりになってくださいな」
調教師の健介が五人の客を誘導します。絨毯の真ん中にあぐら座りしている美紀から、1.5bはなて半円です。そこへ三人の男があらわれます。素っ裸になった男三人、若い、立派な男たち、明夫、雄太、浩介です。最初は、明夫が交合します。絨毯に仰向いて、お客さんのほうに頭をむけて寝ます。立たされる美紀。雄太と浩介が脇から支えて、立ち上がらせて、仰向いて寝た明夫の腰をまたがせるのです。
「ほうら、みき、またがれ、いいか、ちんぽ、いれるんだぞ」
「ええっ、いやっ、ええっ、ああっ、ああん」
全裸の女、手首を括られただけの素っ裸です。明夫の腰からはにょきり、勃起のちんぽが起たされています。美紀が、またぐとき、この勃起するちんぽを、おめこに挿し込むのです。両脇を抱えられた美紀が、股をひろげ、お尻をおろしてきて、膣に亀頭を咥えたのです。息が詰まる一瞬です。男客からどよめきの声が洩れます。スポットライトに照らされて、フットライトに照らされて、美紀の股に男の性器、ナマの勃起ちんぽが、ぶっすりと、はまっていくさまが、はっきりと見えます。
「ああ、ああ、いやっ、ああ、ひぃいいっ、あああん」
美紀の裸の上半身、雄太と浩介に支えられて、少し後ろへ倒されます。明夫の勃起ちんぽが埋まった美紀の股が、正面から見えます。
「おおおおおっ、いいねぇ、ゾクゾクしてきますぜ、おおおおっ」
「こんなかわいい子が、おめこ、してるところ、みせてくれる」
「いいですね、いいね、いいね、最高だね」
男客たちには、うずうずですが、この場面での本番、ナマ入れはありません。

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スポットライトがあたった絨毯の上、寝そべった明夫の腰にまたがった美紀。まわりには男客が囲んでいます。美紀がひろげた股に目線が集中です。
「みてやってくださいよ、みきのおめこ、ちんぽが挿入中ですよ」
「ああん、いや、いや、ああん、ひやん」
明夫の腰をまたいで、勃起するちんぽを膣に挿し込んだ美紀の両横には、雄太と浩介が座っています。まだ場に慣れない美紀が、主恥部を開帳させて、男客に見せる手助けです。美紀の肩に手をおき、膝頭に手を置いて、太腿をひろげさせるのです。
「ほうれ、ごらんください、みき、大学生ですよ」
「おお、いいねぇ、陰毛、たっぷりある、ゾクゾクしますねぇ」
「この子、コンビニでバイトしていたのを、スカウトされたんですよ」
「いい顔してますねぇ、美女さんだ、可憐な顔だ、いいですねぇ」
「ひやっ、ああん、ひぃいい、はぁああん」
肩が後ろにたおされると、股がもちあがり、膣に挿し込まれた勃起ちんぽの陰茎が抜け出てきます。太腿をぐっとひろげさせる雄太と浩介。明夫は、寝たままで腕をさしだし、美紀の臀部横に手の平です。はっきりと、勃起ちんぽが美紀の膣に挿入されているところを、見せびらかすのです。
「ああ、ああ、いや、いや、みないで、ああ、ああっ」
括られた手首は頭のうしろです。羞恥心に頬を紅潮させている美紀。乳房が揺すれます。腰がねじれます。太腿は160度にもひろげられ、お尻をもちあげられ、ぶすぶす、明夫が腰をつかって、美紀の膣へ、勃起させたちんぽを、ピストンさせます。
「ひやっ、ひやっ、はぁああん、ひやぁああん」
騎乗位スタイルから、バックスタイルに変えられる全裸の美紀。またいだ明夫の腰からちんぽが抜かれ、手首は括られたまま、うつむきにさせられる美紀。男客にお尻を向けての四つん這いですが。手首を括られているから四つん這いにはならなくて、顔を絨毯にくっつけた格好です。
「さあ、さあ、みき、尻をあげて、足をひらいて、みせなさい」
「ああん、おしりあげるぅ、あしひらくぅ、ああん」
「お客さん、もっと近寄って、みきをなぶってやってください」
男客が美紀に近づき、手を差し出し、柔らかい裸体、下向いた乳房、上向いたお尻、太腿をだくようにして触る男客です。そのお尻のまえに膝立ちで、雄太が、美紀へバックから、勃起ちんぽを、膣に挿し込んでいくのです。
「丸出しで、丸見えで、ぶすぶす、見学ですかぁ、見学だけですかぁ」
「まあまあ、お客さん、ここでは、がまんして、くださいな」
「あん、あん、ううっ、ああん」
雄太が、勃起させたちんぽを、持ち上げさせた尻の合間、陰唇をめくった膣へ、ぶっすりと挿し込んだのです。美紀が、男客になぶられながら、セックスする場面を見られてしまうのです。浩介が美紀の前にまわります。フェラさせるというのです。浩介は足を投げ出し、美紀の顔へ、勃起のちんぽを当てます。美紀に唇をひらかせ、亀頭を挿し込み、陰茎の半分ほどまでを咥えさせます。後ろからは雄太がぶすぶす、前からは浩介がフェラチオです。男の客は五人です。いよいよオリオン屋敷のエロスショー、第二部はただいま佳境です。

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四つん這いスタイルから仰向けスタイルにされる美紀。幅60p長さ80p高さ60p長方形のテーブルに花柄布団がかぶせられた女羞恥テーブルです。手首を括った紐が解かれ、全裸のまま、仰向いて寝かせられる美紀。男たちが女羞恥テーブルのまわりを囲みます。美紀と交合できるのは、スタッフの明夫、雄太、浩介です。三人の男子に翻弄される美紀を、五人の客人が見学するのです。
「ああ、ああん、あっ、あっ、あああっ」
仰向いて、お尻を女羞恥テーブルの縁からはみ出された美紀の股へ、立った姿勢の明夫が、勃起ちんぽを挿し込んだのです。明夫は美紀の膝裏を肩に担いで、太腿をひろげさせ、ぶすぶす、ちんぽを挿入です。美紀の両横に立つ雄太と浩介は、勃起する自分のちんぽを握らせ、顔へもってきて、唇に当てさせるのです。
「ほうら、ほうら、みき、ちんぽ、いいだろ、ほうら」
「ううっ、うぐ、うぐ、うう、ううっ」
「ほうら、くわえろ、ちんぽ、ほうら」
「ううううっ、ふううう、ふううう、うぐ、うぐ」
雄太が勃起させたちんぽの亀頭を、美紀の口に咥えさせ、陰茎を口の中へ入れ込みます。
「たっぷり、ちんぽを、なめるんだよ、いいな、みき」
「いれてやるよ、ぶすぶす、してやるよ、おめこ、ぶすぶす」
股のまえに立った明夫は、ゆっくり、ゆっくり、ピストン運動です。勃起したナマのちんぽを、膣に挿し込まれ、抜かれて挿されて、ぶすぶす、ぶすぶす、美紀が卑猥な蜜を滲ませます。
「ううっ、ううっ、うう、うう、ううっ」
「おお、おお、いいねぇ、ほうら、いいだろ、おお、おおっ」
「うぐ、うぐ、うぐっ、ううっ」
ぶすぶす、ぶすぶす、ぺったん、ぺったん、濡れた卑猥な音が醸されてきます。
「たまらんですねぇ、うずうず、もう、たまらんわ」
「やりたいねぇ、おれたちも、やりたいよぉ」
見物の男たち、もう、うずうず、でもズボンを穿いているから、股が膨らんでいるのも外見ではわかりません。明夫がスキンをつけ、ぶすぶす、挿入を続けて、膣内で射精させるところまでです。
「うう、うう、うぐ、うぐ、うう、うぐううっ」
「おおおおおっ、みき、みき、おおおお、みきっ」
明夫のピストンスピードが速くなって射精にいたります。美紀は、雄太の勃起ちんぽをお口に咥えたまま、軽いアクメに昇らされ、小休止、膣からちんぽが抜かれ、口からちんぽが抜かれ、女羞恥テーブルに仰向いたまま、ぐったりの美紀、うえからのライトで、明るく照らされ、しだいに照明がおとされてしまうのです。

<マゾヒスト直美の悶え>
檻部屋は四畳半の広さで、檻のまえは三畳のフローリングです。檻から出された直美は、背凭れ肘掛椅子に座らされます。
「はい、お師匠様、わたくしを、おもいっきり、辱めてくださいな」
「直美は、マゾヒスト、だから、苛められて、辱められて、嬉しいんだな」
「はい、お師匠様、わたくしのからだ、たっぷり、楽しんでくださいませ」
檻のまえに置かれた背凭れ肘掛椅子は女が弄られる椅子、羞恥椅子と呼ばれています。谷隼人は絵描きでサディスト、25歳になる元商社のOL直美を恥ずかしい格好にさせ、その豊満な肉体を弄ってやります。直美は、従順に、女の肉体が欲求する快感を、授かるのです。
「ほうら、もう、すっかり、ぷりんぷりん、足をひろげなさい」
下半身にはなにも着けていない直美です。後ろにまわした手腕に手錠をはめられた直美。いわれるままに足を足首をひろげ、膝をひろげて、太腿の根元が見えるようにします。
「直美は、いつも、男の心を惹きつける、いい身体だな」
直美が座った椅子の前に立つ谷隼人。直美の肉体を見下ろし、その女の肉体を視線でなめながら、言ってやります。カメラマン兼助手をする大杉浩が、ライトをつけます。まるで拷問部屋のごとく造られた四畳半の檻部屋です。女は柔らかに拷問をうけながら、喜悦をさまよい歓ばされるのです。
「足をもちあげて、Мの字にさせなさい、大杉くん」
「はい、わかりました、師匠、М字開脚ですね」
直美は、足首をザビのお尻の横にあげられ、背凭れの後ろからまわした太い紐を、左右、膝の内側から裏に通され、外側にひきあげられてしまいまいます。
「ああっ、お師匠様、ああっ、あん、はずかしい、恥ずかしい」
股をひろげられてしまった直美が、羞恥の顔つきで、甘ったれたような声を洩らしだします。
「ふふふふ、恥ずかしいか、ふふふふ、直美のまんこ、まるだし、恥ずかしいかい」
「あん、いやん、お師匠様、恥ずかしいです、はぁあ、ああっ」
谷隼人、絵描き、還暦、若い女が縄に悶える姿を、日本画として描く画家です。カメラマン兼助手の大杉浩は36歳です。還暦の谷隼人、まだ若い男の大杉の肉体を、直美に奉仕させるところを、谷は見るのが好き、好色家です。大杉が、直美からフェラチオを受け、セックス本番をするところを、じっくり、観察する谷隼人なのです。
「おお、直美、毛が、少し、伸びてきたようだね、いい感じだ」
谷は狡猾な目つきで、直美がひろげる股を凝視しています。陰唇のそとがわに生えだす数ミリの陰毛を見ているのです。指でその陰毛を撫ぜてやります。ツクツクですが、谷にはその感触がとっても嬉しの満足です。
「ああん、お師匠様、そんなの、いや、いやん」
陰唇のそとがわを左右の手指で撫ぜる谷の指は、恥丘の陰毛へ撫ぜあげ、陰唇の舳先を露出させ、ぷっちり皮につつまれたクリトリスを露出させます。
「いいねぇ、直美、いつ見ても、いいねぇ、直美の陰核、クリトリス」
「ああ、いや、ああ、お師匠様、だめ、キツイ、キツイ、だめ」
クリトリスをなぶられて、針で刺すような快感に襲われる25歳元OLの直美です。背凭れ肘掛椅子にМ字開脚姿の女直美に男が二人、じわじわと、辱めが進められていく檻部屋の羞恥椅子です。

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肘掛椅子に座った直美はM字開脚姿です。ひろげられて持ちあがった膝は腋の下です。手首は後ろにまわされ手錠をはめられています。背凭れのうしろから前にまわされた太い紐が膝のうちがわから膝裏にとおされ引き上げられているのです。
「お尻を、そうだ、前へ、ずらして、そうだ、おめこ、まる出しだ」
「ああああ、お師匠様、ああん、いや、いや、いやあん」
背凭れ椅子に座ったお尻を前へずらされる直美の裸体です。まん丸い臀部が、突き出され、太腿のつけ根がひろがって、股がおおきくひらかれてしまう格好です。背凭れと背中の間に大きな枕状のクッションをはめられ、胸を突きだす格好にされる直美。東京の商社に勤めて三年、OLをしていた直美が京都にあこがれ嵯峨のオリオン屋敷へやってきて、絵描きでサディストの谷隼人に惚れられた直美。
「いつみても、いいねぇ、直美のからだは、一級品だねぇ」
「ああ、いや、お師匠様、ああ、カメラ、だめ、恥ずかしい、ああ」
直美の正面に座る谷隼人が、肉体のぜんぶを開帳した直美を見つめて、手をだしてきます。横には大杉がカメラを手にして、直美をとらえているのです。
「いい、おっぱいだ、ねぇ、柔らかい、ぷっくら、いいねぇ」
絵描きの谷隼人は、狡猾な目つきで、股をひろげさせた直美の股を見ながら、乳房をさわりだしたのです。ぜんぶで四畳半、畳一枚半は檻、そのまえの三畳のスペースが愛玩場です。
「ああん、お師匠様、だめ、ああ、感じちゃう、ああっ」
谷隼人の二つの手が、直美の双方の乳房にかぶせられ、揺すられます。谷の手の指間に乳首が挟まれて、指間で揉まれながら、乳房を揺すられ、ローリングされます。豊かな乳房、巨乳とまではいきませんが貧乳ではありません。ぷっくら、盛り上がる乳房、25歳、熟しかけた女の乳房です。直美、乳房を弄られながら、照明があてられ、カメラが接近してきて、気持ちが揺れ動いてきます。足を閉じようとしても閉じられないもどかしさ。谷隼人と大杉浩、二人の男の目線で見られている全裸の直美です。
「ああん、いや、いやん、ああ、ああん」
「いいでしょ、乳首、ほうら、いいねぇ、ほうら」
乳房双方の乳首が、谷の指につままれます。親指と人差指と中指の三本で、乳首をつまんで、引っ張りあげ、それから乳房に戻してモミモミです。乳首モミモミ弄りをされると、女の直美は下腹部が、うずうずしてきます。
「あああ、お師匠様、ああ、お師匠様ぁ、あああん」
直美の目の前に、還暦を迎える絵描きの谷隼人が、にやにや、助平な表情で迫ります。そうして乳首をつまんだままで、顔を、ひろげきった直美の股へ落としてしまうのです。

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直美の股に顔をくっつけた谷は、縦の陰唇に自分の唇を押し当てます。顔を横にすらせて、直美の陰唇をひろげます。ひろげた陰唇のうちがわに、唇をぴったりとつけ、膣口へおろします。じゅるじゅる、谷は舌をだして膣口のまわりをなめだします。
「ああっ、ひいっ、ひぃいい、お師匠様、ああっ」
谷隼人、М字開脚すがたの直美の股に顔を当て、じゅるじゅる、ぐちゅぐちゅ、唇と舌で直美の陰部をなめすするのです。
「あん、あん、ひぃいいっ」
谷隼人、唇と舌、陰唇をひろげ膣口を舌でなめまわしながら、双方の乳房をつつんだ手は乳首をモミモミしてやります。
「あああん、ああん、はぁあ、ああん」
「いいんだな、直美、感じてるんだな、いい声だ」
直美の股から顔をあげた谷が、顔をあげ、ことばをつむぎます。直美は全裸、背凭れ肘掛椅子に座らされ、背中にクッションをいれられ、膝は、ひろげられて持ち上げられ、腋の下です。お尻を前に突き出す格好で、羞恥の股間がほぼ真上に向けられているのです。
「いい色だ、きれいなピンク、直美の膣のうちがわ、割目、いいねぇ」
「はぁ、ああっ、お師匠様、ああっ」
谷が乳房に置いてた右手を、ひろげた股におろして、なぶりだすのです。大陰唇のそとがわ、太腿の根元からのうちがわです。谷の手首が下方、手の平が上向き、人差指と薬指で陰唇の、そとがわ凹みを押さえます。中指の腹が、陰唇のうちがわ、クリトリスを剥いてなぶれるところです。
「濡らしなさい、直美の、蜜を、出しなさい」
にやにや、ほくほく、狡猾な谷隼人が、直美の股と乳首を弄りながら、卑猥なことばを言ってやります。
「ほうら、濡れてきた、ぐっちょり、とろとろ、直美の卑猥なお汁だ」
それから谷は、直美を指責め、きっちり、膣のなかを弄ってやります。膣のなかには女が感じるGスポットがあり、ポルチオを漁ってトロトロ蜜を出させるのです。
「はぁああ、ああん、お師匠様ぁ、あああん」
「ふふふふ、直美、膣のなか、おお、おお、柔らかい、ヌルヌル」
直美の股にかぶせている右手を離した谷隼人。中指の腹で膣口をまさぐります。もう濡れだした直美の膣、その入り口、丹念に、左右に円弧を描くように、膣の口をひろげていきます。
「あっ、ああっ、ああん、あああっ」
谷隼人の右手の指一本、絵描きが筆をさばく要領で、丹念に、執拗に、そこ、女の急所へ刺激を、ヌルヌルと与えてやるのです。直美は、そのじゅるじゅるな感覚に、女のからだを開いてしまいます。檻の前、三畳のフローリングに置かれた背凭れ肘掛の羞恥椅子、全裸でМ字開脚の直美が座らされ、狡猾な男の餌食になるのです。

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膣弄り、絵描き谷隼人のテクニックは、女25歳元OL直美の股をひろげさせ、そのまんなかの膣のなかを弄ってイカセてしまうのです。背凭れ肘掛椅子にМ字開脚の直美を目の前にして、じっくり、直美の反応をみながら、指で、指の感触で、弄ってやります。
「ああああ、お師匠様ぁ、ああああっ」
谷の右手、人差指と中指が、直美の膣に挿し入れられていきます。指を二本、上向きにされ、ヌルっとした湿りの膣へ、挿し込み、膣襞をこすりだします。
「ああ、ああ、ああっ」
股をひろげきった直美は、腰をぐっとせり出し、太腿をいっそうひろげる感じで、胸を反らせます。手を後ろにまわして手錠をはめられている直美。腰後ろにクッションを入れられている直美。身動き取れない格好で、女の身体を翻弄されているのです。
「いいねぇ、ヌルヌル、柔らかい、おめこのなか、いいよぉ、直美」
谷の指の腹二本が、直美の膣のなか、上部の襞をなぶります。指を折り曲げるように、膣襞を掻くように、ヌルヌル、直美の膣は淫水が、泉のようにあふれ出てきます。
「ああああ、お師匠様、あああああ、だめ、ああ、そこ、ああっ」
「ふふふふ、直美、ここか、ええっ、ここだろ、ふふふふ」
「そこ、だめ、感じちゃう、ああ、ああ、お師匠様、だめ」
直美はもう半泣きの声、気持ちがいい。身体の内部を擦られる感触が、鈍いにぶい快感です。波のように打ち寄せてくる快感に、直美は呻き悶えます。
「ほうら、直美、もっと、お悶えしなさい、ほうら、いいでしょ」
膣のなか、Gスポットを探され、指の腹でこすられる直美。オリオン屋敷の檻部屋、羞恥椅子に座らされた素っ裸の直美が、じわじわ、還暦を迎える絵描きの男に、弄られているのです。助手しているカメラマンの大杉が、悶え打つ直美の肢体を撮影しています。
「ああ、ひぃいい、だめ、だめ、ひぃいいいっ」
ずんずん、直美の膣責め、佳境にはいってきます。指二本、膣口をひろげ、指の先を奥の方へと挿入する谷隼人。奥のほうで、人差指と中指を巧みにひろげて蠢かすのです。ぬるぬる、とろとろ、直美が濡らします。谷の指が子宮口の丘を探り当てます。中指の腹で柔らかくこすってやります。直美は、鈍器でえぐられる快感に見舞われます。
「ああああ、ひやぁあああ、あああん、あん、あん」
「いいんでしょ、直美、ここ、ふふ、ポルチオ、感じるんだよ、おおっ」
「はぁああ、お師匠様ぁ、ああ、ああっ」
直美は唇を半開きしてよだれを垂らしだします。股の陰唇はめくれあがっています。とろとろの淫水があふれて、会陰を伝ってしたたり落ちます。

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指を二本、膣のなかに挿し込まれ、その腹で膣の中程から奥までを、丹念に刺激されている直美です。もう、とろとろ、足をひろげられ、閉じられないようにされているから、その膣のなかを弄られる刺激は、そのまま脳天へ伝わってしまいます。
「ひぃいいっ、ひぃいいいいっ、ああ、ああ、ひぃいいいっ」
「ふふふふ、直美、もっと、もっと、よろこばせてやるよ、ふふふふ」
もう還暦の谷隼人は、身体の衰えをカバーするように、手わざで、若い元OL直美の性欲を満たしてやります。檻の前の三畳間、肘掛背凭れ椅子にМ字開脚にしておいて、その急所を弄るのです。Gスポットを弄ってやり、ポルチオを弄ってるところです。
「いいだろ、直美、ほうら、いい感触だよ、ツルツル」
「ああっ、ああっ、お師匠様ぁ、だめ、ああっ」
「気持ちいいんだ、なあ、直美、気持ちいいんだろ」
「はぁあああ、きもち、いい、いい、ああ、気持ちいいっ」
「ふふふふ、子宮口、とろとろだよ、ふふふふ」
「はぁああ、そこ、そこ、ああ、いきそお、ああ、ああっ」
太腿をひろげた股はほぼ真上を向いています。谷の手指が、股の真ん中、陰唇をひろげ、膣口をひろげてやり、きっちり二本の指が、膣の中に埋められているのです。奥の奥には子宮口、そのまわりを谷が指の腹で柔らかく擦ります。直美、谷のテクニックに、身体の奥が痺れます。とろとろ、淫らな密を膣口から、湧き出させてしまいます。
「ふふふふ、イッテも、いいよ、直美、イクなら、イッテも、いいんだよ」
「はぁあああ、いきそお、ああ、いく、いく」
「いけ、いけ、いってしまえ、ほうらぁ」
「ひぃいいいっ、ひいい、いく、いく、いぐぅうう、ううううっ」
直美が太腿を、ぴくんぴくんと痙攣させます。声が苦し紛れの喜悦声です。張った胸をいっそう突き出し、乳房が盛りあがり、乳輪が膨れあがって乳首がビンビンです。股がひろげられ、べちゃべちゃの淫水が湧いてきます。とろとろ、べちゃべちゃ、鈍い音色を醸して、女の身体が喜悦へ反応していきます。
「ああ、ああ、あめ、いぐ、いぐ、いぐぅううう〜〜っ」
谷の手によって直美は陥落、お小水を飛ばしてオーガズムを迎えてしまったのです。谷の手指が膣から抜かれ、直美はぐったり、漸く膝を腋の下にまで引き上げていた紐がほどかれ、足が自由になったのです。ここで終わりではなくて、まだまだ、直美は喜悦を迎えさせられ、喜悦の天国へと昇ったのでした。





























































































































































































































































































































































































































































































































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