淫乱の家
 -5-
 25〜34 2020.11.8〜2020.11.18

 

-25-
<直美の悶え>
どこからどうみても、直美の裸体には魅力があります。有名な私立大学を卒業して大手銀行に入行し、本店営業部勤務となり丸の内に通勤するOLとなった大島直美です。タレント、モデルとしても通用する美貌の直美。ぶらり京都へやってきて、嵯峨の奥まったところのオリオン屋敷のギャラリーを訪れたのでした。
「ああ、これ、わたくし、どないしようかしら、こころが疼いてくる、ああ」
絵描き谷隼人のエロス漂う美人画作品が展示されていて、それはSMチックな日本画。直美はからだのうちがわが熱くなってくるのを覚えたのです。
「そう、東京で、銀行員ですか、いいですよ、ここに来てくれて、いいですよ」
たまたまギャラリーに谷隼人がいて、シャキッとした美女、大島直美と言葉を交わしたのです。直美は、それから、勤め先の銀行には診断書を提出し、休職ではなくて退職を願い出て、京都の奥嵯峨へやってきたのです。
「谷先生、そうですね、わたくしのお師匠様、よろしくお願いいたします」
絵を学びたいと言った直美に、それでは教えてあげようと、住み込み、絵の勉強をすることになると同時に、谷隼人の情婦となったのです。
「直美は、絵のモデル、縛りあげて、スケッチさせてもらうよ」
「はい、お師匠様、わたくし、ああ、わたくし」
マゾヒストの気配を漂わす直美の表情には、憂えた影があり、絵描き谷隼人のこころをつかんだのです。美しい女、一流大学で学び一流銀行の本店勤務で三年、そのキャリアを積んだ直美が、ふところに飛び込んできたのです。屋敷の一角に設えた特別ルームが、ここ桜の間です。四畳半と三畳の和室二間。障子と襖で仕切られた部屋のまえは廊下、その向こうは庭、庭の向こうは山に続く竹藪です。おもいっきり、恥ずかしいことをされていく直美には、女の本心、マゾヒストの気持ちが頭をもたげてきて、タナトス、死にたい願望をも含んで、エロスの至福境地へ、と導かれていきます。それから直美は、オリオン屋敷のスタッフを兼ね絵描きの助手として、またまたアダルト作品へのモデルとして、生きることになったのです。
「ああ、はぁああ、お師匠様、ああ、ああっ」
「ふふふふ、直美、うれしいか、ふふふふ、いい女だな、直美」
「はい、ああ、わたくし、恥ずかしい、ああ、いい、いいっ」
きっちり録音録画していて、谷隼人、あとからその時の直美との交情を作品にするのです。避妊のための避妊薬を服用する直美。からだを麗しくするための美容食、ますます色艶たっぷりな女に仕上がっていくからだを、谷隼人が確認していきます。調教される直美は25歳です。

-26-
谷隼人が直美を悶えさせる処は、布団の上です。ふわふわの白い夜具、赤い布団、新婚初夜の布団を想定して、谷隼人は25歳元銀行員の直美を縛り上げるのです。
「ああああ、お師匠様ぁ、あああっ」
白い絹のシーツを敷いた布団にうつむいた全裸の直美です。直美は後ろ手に縛られ、乳房は絞りあげられています。うつむいた直美の足首を、交差させて縛ります。腕から手を背中にまわしたその手首へ、足首を引き寄せて縛りあげます。
「ふふふふ、ほうら、直美、ふふふふ」
天井の滑車から下ろした縄を、直美の足首と手首を括った縄に通し、滑車で引き上げていく谷隼人。直美の裸体が弓なりになっていきます。
「ああ、ああ、ああん、お師匠様、ああっ」
顔が持ち上がり、臀部が持ち上がり、乳房が反りあがるところでストップ。腹部がふかふか布団に着いています。
「いいだろう、直美、好きだろう、こんなこと、されるの、好きなんだろう」
「はぁああ、ああん、お師匠様、腕がきつい、足がきつい、ああっ」
「ふふふふ、そのきついのが、いいんだろ、ふふふふ」
谷隼人は布団に伏せさせた直美の膝をひろげてやります。持ち上がった臀部から太腿がひろがり、膝がひろがり、股が露出です。こうして、絵描きの谷隼人は、成熟しはじめた直美の躰、おっぱいとおめこを弄るのです。
「あん、あん、ああん、だめ、だめ、だめですぅ、ああっ」
あぐら座りの谷隼人は、浴衣を着ているだけで帯はなく、腰は露出のままです。
「柔らかいねぇ、直美のおっぱい、絞り上げても、柔らかい」
いつものパターン、谷隼人、左手で直美の乳房をまさぐります。右手は太腿のうちがわを撫ぜながら、ぽったりの臀部へと撫ぜあげます。股を覗きこむ谷隼人、うっかりよだれを垂らしてしまう狡猾さです。臀部を撫ぜさする谷の手は、下向いた恥丘の陰毛を撫ぜ弄り、いよいよ縦の割目に指をおき、その陰唇をひらいてやります。
「ああん、いやぁああん、お師匠様ぁ、ああ、ああ、お許しを、ああ」
「ふふふふ、おっぱいといい、いんしんといい、柔らかいんだ、ねぇ、直美」
「ひやっ、ひやっ、だめです、ああん、そんなの、ああっ」
陰唇への刺激より、直美は乳首を揉まれる刺激の方が、躰に刺さってきます。びびん、びびん、ぶぶぶぶっ、絞りあげられた乳房の乳首はピン起ちです。この乳首を揉まれるのだから、びりびりと感じてしまうのです。
「ふふふふ、直美、お道具を、使って、よろこばせて、あげようね」
谷の手に握られたのは、あの、毛筆陰茎亀頭ずいきの棒、恥じらい棒です。直美が呻き悶えるのは、谷隼人の手づくり卑猥な道具です。

-27-
三畳の畳部屋、白いシーツの夜具が敷かれたそのうえに、後ろ手に縛られた全裸の直美(25)が、腹を夜具に着けて反り返っています。足首を括られ、括られた縄が背中の手首に引き上げられて、反り返っているのです。太腿がひろげられ、股が丸出しです。
「お尻を、持ち上げ、お股を開いて、これを入れてあげよう、ね、直美」
「はぁああ、あああん、お師匠様、ああああん」
谷隼人のまえには、後ろ手に縛って太腿をひろげさせ、足首を後ろ手の手首に縛りつけた直美がいます。大きな枕を直美の腹にかませてやります。股を浮き上がらせ、直美のおめこをひろげてやるのです。
「ふふふふ、直美、好きな、恥じらい棒、これだね、やっぱり」
もう谷の手に握られた恥じらい棒、亀頭から陰茎になるカリ首の切込みは5oです。陰茎には乾燥ずいきが巻きつけてあり凸凹です。亀頭の反対側は毛筆です。
「ああん、お師匠様、あ、あ、ああっ」
谷隼人が、恥じらい棒の亀頭で、直美の股間、陰唇を分けひろげ、膣口へ挿し込んでいきます。恥じらい棒を波打たせるようにして、ぐぐっと亀頭を挿し込みます。縛られて、反り返って股をひろげられた直美が、顔をしかめ得体の知れない声をあげます。苦痛ではなくて、快感の部類です。
「ふふふふ、直美、ほうら、気持ち良く、してやるよ、いいね」
うつむいた直美の、亀甲縛りにした乳房に左手を入れ、右手には恥じらい棒を握っている谷隼人。ゆっくり、たっぷり、マゾヒスト直美を弄ってやって、喜悦の悲鳴をあげさせながら、アクメを迎えさせてやるのです。
「ああ、ああ、ひい、ひい、はああ、はああ、ああっ」
「ほうら、直美、ぐりぐり、おお、おお、ヌルヌル」
「ひゃああ、ああん、お師匠様、あっ、あっ、ひゃああん」
「よろこべ、よろこべ、ふふふふ、直美、もっと、よろこべ」
「ひぃいいっ、ひぃいいいっ、ああ、ああ、だめ、ああっ」
「ふふふふ、いいねぇ、直美、ふふふふ」
「あん、あん、だめ、だめ、お師匠様、ああ、いい、いいっ」
「イッテもいいぞ、直美、何度イッテも、いいんだよ、ふふふふ」
ぶすぶすっ、ぐるぐるっ、谷隼人の右手に握られた恥じらい棒が、直美の膣中を直撃です。亀頭からカリ首5oのくびれと、陰茎に巻かれた凸凹ずいきで、膣のなかをまさぐられている直美。それにまして乳房が揺すられ、乳首がつままれ、揉まれて、直美、女の急所、乳首とおめこの一緒攻め、刺激が強烈です。とろとろ、斜め上向く膣襞から膣口、それでも卑猥な蜜がたんまり出てきて、陰唇ヌレヌレ、夜具に沁みです。

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ヒイヒイ、ハアハア、後ろ手に縛られ、足首を縛られ、うつむかされて背中の手首と足首を、一緒に括られている直美。お尻をもちあげられ、太腿をひろげられ、股間が丸出しにされている25歳の直美です。絵描きで調教師の谷隼人が、その妖艶美貌の直美を、愛欲の攻めを、施しているところです。
「ああ、ああ、お師匠様、ああ、ああ、ああっ」
「とろとろ、直美、おまえのおめこは、ふふふふ、卑猥だね」
「ひぃいい、はぁああ、ああっ、ああ、ああっ」
恥じらい棒の亀頭から陰茎を、膣に挿し込まれている直美です。狡猾な谷隼人の手管で、恥じらい棒が巧みに操られ、いまはもう、膣の奥の奥、子宮口にまで挿し込まれています。
「いいだろ、いいんだろ、ふふふふ、直美、素敵な躰だな、トロトロだね」
「ひぃいい、ひぃいい、だめ、だめ、ああ、ああっ」
緊縛された直美が顔をあげ、呻きます。夜具にあぐら座り谷隼人は、女直美の躰を苛めてやることで、女直美が悦ぶさまを、見て感じるのです。谷隼人、勃起するといってもギンギンに硬くはなくて、それでも、直美におめこに挿入するだけの勃起力はあります。
「いれてやるよ、なまのちんぽ、欲しいんだろ、直美」
子宮口まで到達させた恥じらい棒を抜き去って、谷隼人、直美がひらいた太腿のあいだに膝立ちです。直美の臀部を撫ぜさすってやります。陰唇をひろげてやります。そこへ勃起させたちんぽを、ぶすっと挿しいれます。後ろから、勃起ちんぽを挿してやり、左右の手を直美のわき腹から亀甲縛りの乳房へまわします。乳房を弄りながら、腰を前へ、後ろへ、勃起ちんぽは、いっそうギンギン、若さを取り戻し、直美の膣へ、ぶすぶす、挿入してうやります。
「ひぃいい、ひやぁああ、お師匠様ぁああ、ひぃいいいっ」
直美は、ぐっと躰を硬直させて、谷隼人の乳房弄りと勃起ちんぽの膣ピストンに、ヒイヒイの声をあげていきます。
「ほうら、おおおお、いいね、いいよ、おおおおおっ」
ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、完全にひろげきった股間の真ん中、膣に、勃起ちんぽのピストンで、直美、息も絶え絶え、喜悦のなかを漂います。ひいひい、はあはあ、夜具が敷かれた三畳の間です。直美、もう、だめ、イッテしまいます。谷隼人、ビンビンになったちんぽを、いっそうぐいぐい、おめこの奥へ挿し込んで、ヌルヌルです。
「ああああ、いきますぅううっ、ああ、ああ〜〜!」
どすん、どすん、ぶすっ、ぶすっ、谷隼人の勃起ちんぽ突き突きで、アクメに昇っていくマゾヒスト元銀行員の直美(25)です。お小水を飛ばし洩らして、夜具を濡らしてしまったのでした。

-29-
<沙織の悶え>
大山沙織はフリーターでした。23歳、大学を卒業して就職できないまま、ファミレスのウエイトレスとしてアルバイトをしていたのです。オリオン屋敷のことを知ったのは、つまらない日々、恋人もいないままのそんなとき、嵯峨の奥に変なお店があるんよ、とファミレスの同僚から聞いたのです。お店はアダルトグッズを売っていて、それにアダルト映像を制作しているというのです。事前にアポとって店にいくと、大杉浩というカメラマンがいて、沙織はそこでスカウトされたのです。
「可愛いね、綺麗だね、素敵だね、どう、モデルやらない?」
店の陳列台にはアダルトグッズが並べられていて、熱心に見入っている沙織に、大杉が声をかけたのです。
「ええっ、わたしが、モデルに、ほんとですか」
「ほんとだよ、よかったら、こっちへこないかい」
「こっちへ、って?」
「撮影する、スタジオを、見せてあげたいんだよ、よかったら」
沙織が通されたのはAスタジオ、コマーシャルスタジオで、黄色いバック紙に大掛かりなストロボセット、アンブレラがあり三脚があるスタジオでした。そのスタジオを見せてもらって、その奥にあるスタジオへ導かれた沙織。あっと、声をあげそうになり、すこしびっくり、八畳ほどのシックな洋間で、なにやら、沙織には、鉄棒や椅子、天井からは縄につけられたフックが降りているのです。
「あっ、ああっ、なにするんですか、いや、ああ、だめ、ああっ」
二人の若い男がスタジオに入ってきて、一人の男からいきなり後ろから抱かれてしまったのです。もう一人の男は、沙織の前にまわり、じたばたする沙織の手首を握り、両方を合わせ、太くて柔らかいロープで括りだしたのです。
「じたばたするな、女、ほうら、手を上げて、ほうら」
両方の手首を合わせて括ったロープが引き上げられ、フックに繋がれ、そのフックが引き上げられ、沙織は、手腕が頭上に、立ったまま、男の手から離されたのです。
「なに、なに、なんで、わたし、こまります、こんなの、いやっ」
沙織は、前ぶれもなく、手首を頭上に持ち上げられて、立たされてしまって、乱暴されると思って、恐怖に見舞われます。
「いんだよ、おおやまさおり、って名前だな、モデル志願なんだろ」
身長が沙織よりもはるかに高い男が、沙織の顔、顎に手をかけて、いいます。別の男は、横で見ています。連れてきたカメラマンは、もう、部屋に、いません。別にもう一人、男がスタジオに入ってきて、男が三人になったのです。膝下まであるスカートにセーターを着た沙織。腕を頭上にあげられて、セーターがずり上がり、ブラウスの生地が現れています。照明がつけられ、沙織の姿が浮き彫りにされ、男たちが鑑賞します。

-30-
オリオン屋敷のSM部屋へ連れ込まれた大山沙織(23)です。手首を縛られ、頭上のフックに留められて立ったまま、照明が当てられ、薄暗い中で浮き彫りです。男が三人、手をあげて立ったままの沙織を囲んで、身体をなぶりだします。
「素顔、可愛いじゃん、沙織って名前もいいねぇ」
「美紀もよかったけど、こいつもいい身体のようだ、さっそく、裸に」
「着てるもの、一枚、一枚、剥いでやる、裸にしてやる」
男の名前は、小椋明夫、木村雄太、向井浩介、大学四年生の三人組、オリオン屋敷のアルバイトスタッフです。ここへ初めてやってきた女子を、仕込んでいくまえに、輪姦するのです。
「ああああ、いや、いや、やめて、いや、いや」
セーターを喉元までめくりあげられ、ブラウスのボタンを外される沙織は、おののきを隠せません。
「たっぷり、愉しませてもらうよ、カワイ子ちゃん、たっぷりだよ」
ブラウスの前をはだけられ、インナーのスリップがめくりあげられます。ブラジャーに覆われた乳房が露出されてしまいます。
「おっぱいを、剥きだしてあげようね、たぷたぷ、おっぱい」
「ああん、いや、いや、そんなの、だめ、あかん、ああん」
予期していなかった場面に遭遇してしまったフリーターの大山沙織です。三人の男に囲まれ、そのうちの一人、沙織にはまだ名前がわからない男たち、優しそうな顔をしたイケメン、向井浩介が、沙織の上半身を剥いてしまうのです。天井から吊られたフックに、括られた手首を引っ掛けられている沙織。どうすることもできません。なされるがまま、弄られ放題です。
「おっぱい、吸わせてもらうよ、ぷっくら、おっぱい」
浩介は脱がし役で、雄太が沙織のまえにきます。浩介は沙織のうしろにまわって、上半身を包んでいたセーター、ブラウス、スリップを肩にまで引き上げ、ブラジャーのホックをはずして、乳房を露出させてしまうのです。
「おおおお、いいおっぱいしてる、吸ってやるよ」
ぷっくら、ぷりぷり、垂れてはいません、双方ぷっくら、沙織の乳房です。雄太は、唇に乳首をはさんで、むちゅむちゅ、ちゅるちゅる吸いながら、唇で揉みながら、右手でもうひとつの乳房を捏ねまわすのです。
「ああん、いやん、ああ、ああ、やめて、いや、いやん」
恥ずかしさと、屈辱さで、頭のなか真っ白、沙織、無防備な乳房を、弄ってくる男の感触に、手を握りしめ、足をぎゅっと閉じて身をすぼめます。男たちは容赦なく、飛び込んできた獲物を逃しません。女の身体の奥の奥まで、食い尽くしていくのです。

-30-
オリオン屋敷のSM部屋へ連れ込まれた大山沙織(23)です。手首を縛られ、頭上のフックに留められて立ったまま、照明が当てられ、薄暗い中で浮き彫りです。男が三人、手をあげて立ったままの沙織を囲んで、身体をなぶりだします。
「素顔、可愛いじゃん、沙織って名前もいいねぇ」
「美紀もよかったけど、こいつもいい身体のようだ、さっそく、裸に」
「着てるもの、一枚、一枚、剥いでやる、裸にしてやる」
男の名前は、小椋明夫、木村雄太、向井浩介、大学四年生の三人組、オリオン屋敷のアルバイトスタッフです。ここへ初めてやってきた女子を、仕込んでいくまえに、輪姦するのです。
「ああああ、いや、いや、やめて、いや、いや」
セーターを喉元までめくりあげられ、ブラウスのボタンを外される沙織は、おののきを隠せません。
「たっぷり、愉しませてもらうよ、カワイ子ちゃん、たっぷりだよ」
ブラウスの前をはだけられ、インナーのスリップがめくりあげられます。ブラジャーに覆われた乳房が露出されてしまいます。
「おっぱいを、剥きだしてあげようね、たぷたぷ、おっぱい」
「ああん、いや、いや、そんなの、だめ、あかん、ああん」
予期していなかった場面に遭遇してしまったフリーターの大山沙織です。三人の男に囲まれ、そのうちの一人、沙織にはまだ名前がわからない男たち、優しそうな顔をしたイケメン、向井浩介が、沙織の上半身を剥いてしまうのです。天井から吊られたフックに、括られた手首を引っ掛けられている沙織。どうすることもできません。なされるがまま、弄られ放題です。
「おっぱい、吸わせてもらうよ、ぷっくら、おっぱい」
浩介は脱がし役で、雄太が沙織のまえにきます。浩介は沙織のうしろにまわって、上半身を包んでいたセーター、ブラウス、スリップを肩にまで引き上げ、ブラジャーのホックをはずして、乳房を露出させてしまうのです。
「おおおお、いいおっぱいしてる、吸ってやるよ」
ぷっくら、ぷりぷり、垂れてはいません、双方ぷっくら、沙織の乳房です。雄太は、唇に乳首をはさんで、むちゅむちゅ、ちゅるちゅる吸いながら、唇で揉みながら、右手でもうひとつの乳房を捏ねまわすのです。
「ああん、いやん、ああ、ああ、やめて、いや、いやん」
恥ずかしさと、屈辱さで、頭のなか真っ白、沙織、無防備な乳房を、弄ってくる男の感触に、手を握りしめ、足をぎゅっと閉じて身をすぼめます。男たちは容赦なく、飛び込んできた獲物を逃しません。女の身体の奥の奥まで、食い尽くしていくのです。

-31-
沙織は立ったままです。手首を括られ頭上のフックに留められて、足裏は床に着きます。上半身に着ているものを脱がしあげられ、セーター、ブラウス、スリップ、ブラジャー、まとめて首後ろ、腕に留められてしまった沙織。
「ああん、いやん、いや、いや、ああん」
「ふふふふ、じたばたするな、観念しろ、なぁ、さおり」
三人の男子が、順番に沙織の乳房をなぶり乳首を吸っていくのです。まだスカートは穿いたままです。膝下まであるフレアースカートですが、これも後ろにいる浩介が脱がしてしまいます。下穿きは白いノーマルなショーツです。
「吊ってやろうか、さおり、すっきりするぜ」
ショーツだけの裸体になった沙織を、吊るというのです。手首が留められたフックは、手動でウインチ、身体を持ち上げ、吊ることができるのです。
「ああ、いや、ああん、いや、いや、ああっ」
沙織、足裏の半分、つま先が床に着くところまで、手首が持ち上げられます。ピンと張る腕、白いショーツだけの裸体です。八畳のSMスタジオ、その真ん中に手首を持ち上げられ、つま先立ちにされた沙織です。
「いい格好だな、さおり、ここて来た女は、もうシャバには戻れない」
「ふふふふ、たっぷり、男の精気を吸いとって、いい女になるんだよ」
沙織の身体から離れた三人の男が、白ショーツ姿の裸体を鑑賞しながら、言葉をかけてきます。沙織は、恐怖です。腕がピンと張って、でも吊られていないから、身体の重みはそれほどではないのです。でも、身動きが取れない、ああ、そう思ったときには、足裏をペタンと着けられる高さまで降ろされ、少し腕が曲げられる余裕です。
「いいねぇ、可愛いんだ、さおり」
「ああ、はぁああ、いや、いや」
「ふふっ、胸もぷっくら、乳首ツン立ち、ふふっ、尻を剥いてやるぜ」
三人のうちの明夫が、ショーツを脱がしにかかります。後ろにまわって、ショーツを臀部から脱がし、太腿の根元でストップです。沙織の前の壁は小豆色のカーテン、そのカーテンを開くと、壁面いっぱいの大きな鏡です。雄太がカーテンを開いて、鏡にします。沙織に見せます。
「ああ、いやっ、やめて、こんなの、ああっ」
自分が太腿に一条の白い布をつけただけの裸体を見せつけられた沙織は、びっくりです。恥ずかしい、辱めをうけている、信じられない、頭の中、動転して地獄に落とされた感覚です。
「いいねぇ、いい女だねぇ、たまらんわ、うずうずだよ、さおり」
「ああ、いや、そんな、ああ、さわらないで、ああっ」
沙織は、裸体を鏡に映されて、恥ずかしくもなぶられています。明夫が沙織の陰毛を撫ぜます。撫ぜたあと、紐状になったショーツをスルスルと降ろして、足首から抜いてしまいます。全裸、沙織、男たちまえに完全な裸にされてしまったのです。

-32-
男たちに囲まれたなかで全裸にされてしまった沙織。SM部屋は八畳、目の前の壁面は鏡です。手うえに上げさせられた裸体が鏡に映って、沙織にも自分の姿がみえます。
「いい身体してるぜ、こいつ、男の気持ち、そそるんだよなぁ」
「たっぷり、楽しませてもらおうぜ」
「おもいっきりな、さおり、わかるかい、ふふふふっ」
手を吊り上げられ、足裏は床に着く全裸の立ち姿です。沙織には、恥ずかしい処を隠す術はありません。男三人の名前は、浩介、雄太、明夫です。この三人が、ここオリオン屋敷へやってきた沙織を、男の餌食にして食い尽くすのです。
「あああ、やめて、こんなの、いや、いや」
「ふふふふ、おっぱい、おしり、お毛ケ、いいねぇ」
裸の沙織を眺めている男たち、沙織をことばでなぶります。うしろからおっぱいをなぶってくるんは浩介です。双方の乳房の裾に手をおいて、揺すりあげるのです。こんもりぷっくら、沙織の乳房です。ゆさゆさ揺すられてしまいます。横からは、雄太と明夫が、太腿を片方ずつ弄っていきます。片手をお尻に当て、片手を膝から太腿を撫ぜあげ、撫ぜおろしです。太腿の根元ぎりぎりまで指を這わせ、太腿の内側を撫ぜおろされます。
「あああん、いや、いや、いやん」
沙織、三人の男の手で、乳房と臀部と太腿を、触られ、撫ぜられ、揉まれるのです。
「あしを、ひろげろ、ほうら」
「ふふふふ、股、見せろよ、さおり」
左右の足首、30pほどひろげられ、足裏を床に着かせます。陰毛の下部、太腿の根元が、露出されます。男たちの欲望を満たす処です。浩介がうしろから乳房を抱いたまま、お尻を前へ突き出させます。雄太と明夫が、左右から、沙織の太腿を抱いたまま、股の処を覗きこみます。
「ひやっ、ひやっ、ああん、いや、いや、みちゃ、いやっ」
「いいじゃない、さおり、すべすべお肌に、陰毛、陰唇、だよ」
「あん、あん、いや、いや、ああん、いやん」
男たちは、沙織の急所に近いところの肌には触れますが、乳首と陰唇には触れません。まだまだこの後に残しておきます。浩介が、縄の束を解きます。吊り上げていた手がおろされ、手首の縄が解かれ、後ろ手に縛りなおされる沙織。後ろ手に縛られ、乳房の裾にまわされ、乳房の上部にまわされ、手首から肩にまわされた縄が乳房と乳房の間に通され、絞られます。
「いやん、こんなの、いや、いやです、ああん」
全裸の沙織は抵抗するも、男の力にはどうすることもできません。裸の上半身、後ろ手縛りに乳房には亀甲に縄をかけられてしまったのです。
「いいな、さおり、これから、たっぷり、教えてやるよ、快楽を、なっ」
後ろ手に縛られた沙織は、天井からのフックに、吊られなおしされます。それに足首は、1mの棍棒に、80pひろげて留められたのです。

-33-
大学を出てフリーター、モデル志願してオリオン屋敷へやってきた大山沙織(23)です。スタジオ奥のSM部屋へ連れ込まれ、裸にされ、後ろ手に縛られ、足は80pにひろげられ、天井からのフックにつなぎとめられたのです。乳房に縄がかけられ、亀甲縛りで絞り上げられ、壁面の大鏡にその姿が、映っています。
「あああああ、ゆるして、ください、あああああっ」
後ろから浩介が、背中にまわさせた沙織の手首をにぎり、お尻を後ろに突き出させ、腰からの背中を床に平行、顔を正面に向かせます。
「ほうら、みてみろ、鏡に映ったじぶんを、見てみろ」
全裸で緊縛された素人の沙織、口は閉じられていないから、言葉は発せます。男たちの魂胆は、フェラチオさせながら、バックスタイルで犯してやる、という筋書きです。
雄太が横から沙織の乳房をまさぐります。浩介が後ろから、沙織の股間をまさぐります。明夫は無防備な沙織の顔をまさぐります。
「いい身体してるねぇ、さおり、柔らかい身体、ぽちゃぽちゃ」
「いや、いや、ああ、ああっ」
お尻を撫ぜられ、股間へ手を入れられる沙織。浩介は、膣にちんぽを入れてやるまえに、お尻の穴からその下の、縦になる陰唇をなぶってやります。
「いいねぇ、おっぱい、乳首、ピンピン、いいねぇ」
乳房は絞り上げられているから、乳首がピン起ちしていて、雄太がその乳首の先を、指の腹ではねてやります。
「ああああ、ううっ、うぐうぐ、うううっ」
乳房と股間をなぶられている沙織です。その沙織の顔をなぶっている明夫が、勃起させたちんぽを、沙織に咥えさせたのです。
「咥えろ、さおり、おれのちんぽを咥えろ」
明夫は、沙織の頬を手にはさみ、顔を正面に向かせて、勃起ちんぽを口の中に入れさせます。唇を閉じていた沙織でしたが、顔を手の中にはさまれ、なかば強引に、唇をひらけさせ、亀頭から陰茎の少しを挿入させたのです。乳房を弄られる沙織。陰唇を弄られる沙織。足首は1mの棍棒にひろげて括られているから、股を閉じることができない沙織。
「うう、うう、うぐ、うぐ、ううっ」
フェラさせられながら、膣には浩介の勃起ちんぽが挿入してきて、沙織、もう、めちゃくちゃ、なにもわからない、男の作業に、翻弄されていきます。
「いい女だよ、こいつ、おめこでちんぽ、ぎゅんぎゅん、締めつけてくるぜ」
「いい女だよ、反応してるぜ、ちんぽ、ぎゅっと吸い込んでくるぜ」
「うう、うう、うぐうう、うぐうう」
後ろ手に縛られ足をひろげられ、バックからナマの勃起ちんぽをぶすぶすと挿入される沙織。口の中にはナマの男の勃起ちんぽを、咥え込まされている沙織。いきなりの、初めての、三人の男に犯されていく体験です。

-34-
後ろ手に縛って、足をひろげさせた沙織を、バックから攻める浩介。前からフェラさせているのは明夫です。
「ううっ、うっ、うっ、ううううっ」
口の中に勃起ちんぽを突っ込まれている沙織が、呻きます。沙織には見えないけれどバックから、勃起ちんぽを膣にぶすぶす入れられて、そのじゅるじゅる刺激にあえぐのです。
「おお、おお、いいねぇ、おお、おおっ、おおおおっ」
バックスタイルで、沙織のおめこへピストンする浩介に、射精の兆しがあらわれて、挿し込んでいるちんぽを、抜き去って、びんびん、スキンをかぶせて、最後のところに挑みます。フェラさせている明夫は、沙織の咥内では射精しません。浩介がおわったら、入れ替わっておめこぶすぶすにまわります。残るは雄太です。明夫にかわって、フェラチオさせます。輪姦、男三人、沙織を順々に犯していくのです。
「おお、おお、いいよぉ、おお、でる、でる、ううううっ」
浩介が、沙織の膣の奥の奥、そこまで勃起ちんぽを挿し込んで、射精を終えます。沙織、いいったん男から離されますが、喘ぎます。八畳のSM部屋、天井からのフックに、後ろ手に縛られた手首が吊るされ、バックから射精されてしまったのです。続く男はフェラさせていた明夫。後ろにまわり、亀甲絞りで絞り上げた乳房をなぶりながら、勃起ちんぽを膣に挿入です。沙織の前には雄太が立ちます。雄太は沙織の顔を撫ぜ、頬を手の平にはさんで、腰からの勃起ちんぽを、口の中へ頬張らせます。もう、沙織の咥内、ぬるぬるです。明夫がぶすぶすと、バックから沙織の膣へ、勃起させたちんぽを、挿し込んでピストンします。
「うう、うう、うううっ、うぐうぐ、うぐぐぐっ」
ぶすぶす、ぶすぶす、ぶすぶすっ、勃起ちんぽで膣のなかを擦られる沙織には、23歳女の悶えを表にだします。苦しい、ああ、ああ、辛い、ああ、ああ、うぐうぐ、壊れる、壊れてしまう、うう、ううっ。何が起こっているのかわからない沙織。先ほどまで、シャバにいて、チョコパフェを食べていた沙織。その沙織が、オリオン屋敷へモデル志願してきて、初体験、輪姦、辱め、ああ、フリーターの沙織です。
「おお、おお、いい女、使いもんになるぜ、こいつ」
「うう、うう、うぐうぐ、うううっ」
「美女だぜ、いい顔してるよ、それに感じた顔も最高だぜ」
「うぐ、うぐ、うう、うう、うぐううっ」
男たちに攻められて、ふらふらになるまで、腰が立たなくなるまで、やりまくられてしまうか沙織です。明夫の射精がおわり、雄太の射精が終えられてます。沙織は縛られていた縄を解かれてぐったりです。その沙織は、持ち物をすべて預かられ、檻の部屋へと運ばれます。
「ふふふふ、おまえは、もう、シャバへは戻れない、快楽のなかに生きるんだよ」
「そうだよ、ここへ来た女、もうシャバへは戻れない、男に尽くす女になりきるんだ」
全裸のまま、檻に入れられしまう沙織。
「ゆっくり、眠るといいよ、夜にまた、使ってやるから、いいな」
沙織は、もう、ぐったり、尿瓶とティッシュボックス、それに甘い水の瓶をいっしょに持ち込まれ、畳一畳の広さ、鉄格子の檻に入れられ、施錠されてしまったのです。
(この章おわり)























































































































































































































































































































































































































































































































































































































小説
淫らの家







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