淫乱の家
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 17〜24 2020.10.29〜2020.11.7

 

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<マゾヒスト直美の悦楽>
大島直美(25)は、ここオリオン屋敷へ連れてこられて三か月、画家で還暦を迎える谷隼人に気に入られ、縛りの調教を受けているところです。
「ふふふふ、直美、いい躰してるねぇ、素敵だよ」
「はぁああ、お師匠様、わたくし、ああ、もう、だめ、ああっ」
直美が谷隼人に弄られる部屋は、四畳半の和室です。奥嵯峨の大きな庭にあるオリオン屋敷です。女たちが軟禁されている檻部屋と大広間の恥の部屋の間に造られている二間続きの小部屋です。三畳と四畳半のつなぎ部屋、廊下があり、縁側があり、畳部屋とのあいだには障子がはめられています。四畳半と三畳のあいだは襖です。
「いいだろ、ほうら、おしり、ふふふふ、ぽちゃぽちゃ、柔らかいねぇ」
「いやん、お師匠様、そんなとこ、撫ぜたら、いやん、いやっ」
全裸にされてあぐら座りの格好で、後ろ手に縛られ畳の寝かされている直美です。乳房は絞り上げられ、股間は開かれた格好です。全裸で縛られ、身動き取れないようにされ、絵描きでありSM調教師の谷隼人、狡猾な男の手によって、弄られている元銀行員OLの直美です。
「ふふふふ、直美、おめこ、みてやるね、ふふふふ、毛、陰毛」
「ああん、いやん、お師匠様、ああん、さわらないで、ああん」
「ふふふふ、やわらかい、いんしん、おお、ぬれておるねぇ」
身動き取れない直美の股に、手の指をあててしまう谷隼人。ゆっくり、陰唇を割ってやり、指の腹でその谷間をなぞっているところです。
「あああん、いやん、いや、いや、お師匠様ぁ」
ただ一か所、男の指の腹で、やんわりとこすられているんです。狡猾な谷隼人には女のヴァギナ、女の性器、女に羞恥を感じさせながら、その気にさせていくのです。縛った縄は間もなく解いてやらなければ、直美の肌に痣ができる。避けないといけない、心得ている還暦前の谷隼人です。
「はい、ビデオに撮ります、師匠、お言いつけどうりに」
「美女の直美が、女をみせて悦ぶさまを、克明に、撮ってやります」
「たのむよ、大杉くん、ビデオを観るのも、楽しみだよ、うっふふっ」
直美は、檻部屋から連れ出され、羞恥部屋にて男に弄られます。座椅子をセットして、後ろ手あぐら縛りの直美を、そこへ座らせます。
「いいだろ、直美、丸見え、いい格好だ、なぶって欲しいんだろ」
「はぁああ、ああ、お師匠様、ああっ」
直美は、菱形になった足、足首が上向き、お尻が前にずらされ、股間が斜め上向きです。谷隼人が、そのお尻の前にあぐらをかいて座ります。手には太さ3pの毛筆、根元は亀頭のかたち、陰茎部には干した随喜が巻いてある責め具です。

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谷隼人の目の前に、海老縛りされて座椅子に置かれた直美がいます。一流といわれる大学を卒業し、東京は丸の内のメガバンク、本店営業部に三年間勤めた経験のマゾヒストの直美。京都の奥嵯峨にあるオリオン屋敷へやってきて三か月。その直美を調教しているのが谷隼人です。
「はぁああ、お師匠様、わたくし、もう、ああ、くるいそう、ああっ」
後ろ手に縛ってやり、乳房を亀甲に絞り上げてやり、足首を交差させて縛り、胸もとへ引き上げさせた格好です。四畳半の恥じらい畳部屋、襖をあけると布団が敷かれた三畳間です。
「いいながめだねぇ、直美、おまえのおめこ、こうしてまるだし、いいんだねぇ」
「ああん、お師匠様、そんなこと、おっしゃらないで、ああっ、ああっ」
直美は、まだその柔い躰を触られてもいないのに、もう、見られているだけで、目の前がかすんできています。谷の手には卑猥な道具が握られています。長さ20p太さ3pの干したズイキを巻いた棒、その先はふわふわの毛筆、反対側は亀頭です。
「みてごらん、直美、これで、なぶって、あげようね」
狡猾な表情で、還暦を迎える谷隼人。若いマゾヒストの女を、思うどうりに泣かせて、ヒイヒイ言わせて、のぼらせていくサディストで絵描きの初老です。直美は、身動き取れない躰を捩りながら、谷が目の前につきつけてくる卑猥道具を見てしまいます。ズイキが巻かれた陰茎部分、でこぼこしていて、これで秘肉をこすられる。毛筆は、身の毛がよだつ擽りに使われるから、おもいもかけずお小水を洩らしてしまいます。
「ああ、いや、お師匠様、わたくし、ああ、どうしたら、ああっ」
ラッパ型にひらいた太腿の、その根元に左手をペタンと置いた谷隼人。直美の股間、其処だけが少し色が濃い唇、拠れた陰毛がちょろちょろ生えている股間です。
「ふふふふ、おっぱいとおそそと、なぶってあげようね、直美」
まず恥じらい棒の毛筆で、きっちり絞りあがった乳房を、すそから乳輪にむけて、撫ぜてやる谷隼人。直美は、恥じらい、ほっぺを桃色に染めた羞恥顔です。
「あっ、あっ、いやっ、いやっ、ああっ」
恥じらい棒のぼわぼわ毛筆で、乳房を撫ぜられる直美が、奇声を洩らしてしまいます。こそばい、こそばゆい、乳首を撫ぜられると、じわじわ、じんじん、ピリピリではない鈍い感じで、躰が反応してしまいます。

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全裸にした直美を、後ろ手縛りにして、足首を交差させて縛り、縛った縄は肩から背中の手首へ縛りつける。股を大きく開いた太腿から足首が菱形です。女の秘部が丸出し、元銀行員の直美は羞恥の極みです。座椅子にお尻を置かれた直美が、絵描きで調教師の谷隼人から、屈辱を受けるのです。
「ふふふふ、仮面を脱いで、直美、おもいっきり、よろこびなさい、ふふっ」
「はぁああ、ご師匠様、ああっ、だめ、ああ、ひぃいい、ああっ」
斜め上向いた股の真ん中を、谷が手にした恥じらい棒で、弄られていく直美。ぼわぼわ毛筆で陰唇のまわりを撫ぜられたあとには、反対側の亀頭で陰唇を割ってやります。しっとり濡れた直美の陰唇うちがわです。谷は左手の親指で、クリトリスを剥き出させ、亀頭でクリトリスの下部から膣前庭をやんわり、撫ぜおろしていきます。
「いいだろ、ふふふふ、直美、ふふふふ、きれいな、ピンク、ふふふふ」
「はぁああ、ひやぁあっ、お師匠様、あああっ」
「ほうら、直美、おめこのなか、おお、おお、うごめいておるわ、おおっ」
「はぁああっ、ひぃいいっ、ああ、ああ、ああっ」
ひくっ、ひくっ、むっく、むっく、膣のなかの襞が、窄まり開きして、直美の興奮が、谷隼人のこころのなかに、伝わってきます。四畳半の畳部屋、障子がひらかれていて、廊下の向こうは和の苔むす庭です。その向こうは竹藪で、そのまま山の斜面になっている風景です。
「ふふふふ、可愛いな、美しいな、才女だな、直美、ふふふふ」
「はぁああ、お師匠様、ああっ、わたくし、ああ、ああっ」
「どうした、これを、おめこに、挿してほしいのか、直美」
膣前庭をなぶっている亀頭を、そのしたの膣口へあてがってやる谷隼人。直美が反応します。ぬるっと濡れた膣のなか、膣口をひらいて、亀頭を挿し込む谷隼人。
「ひやっ、ひぃいい、ああ、ああ、ああっ」
「ふふふふ、直美、いいんだろ、気持ち、いいんだろ、ふっふふ、ふふっ」
着物姿であぐら座りの谷隼人。下穿きをつけていないから、直美からはちんぽが丸見えです。還暦を迎える谷隼人、まだ、勃起していなくて、半勃起状態、グロテスクな男の竿です。
「ほうら、ずいきで、こすって、やるよ、直美、ふふっ、よろこびなさい」
谷は、右手に握った恥じらい棒を、直美の膣のなかへ、ゆるりゆるり、ぶすぶす、亀頭を含め5pから10pほどを挿し込みます。陰茎に巻いた乾燥ずいきで、ゆっくりと抜いて挿して、膣襞をこすって刺激してやります。
「ひぃいい、ひぃいいいっ、お師匠様、あああ、おゆるしを、はぁああっ」
もちろん、膣のなかへ、恥じらい棒を挿し込んで、いい気持ちにさせていくと同時に、亀甲に絞り上げた乳房の乳首を、揉んで快感刺激を注入してやります。25歳、女ざかりにさしかかる元銀行員の美女直美、仮面を脱いで本能に、身も心も没頭させていくのです。

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一流といわれる大学を卒業し、大手銀行の本店営業部でキャリアを積んで三年、ストレスをためてしまって丸の内クリニックで診察してもらった直美は、精神を病んでるといわれ、休養が必要だといわれ、それから憧れの京都へやってきて、奥嵯峨のオリオン屋敷にたどり着いたのです。そんなちょっと憂えた美貌の直美を、待ち受けていたのが絵描きの谷隼人でした。性欲をうちにためこんだ女ざかりの25歳、大島直美のこころを見抜いたのが狡猾な谷隼人です。
「ふふふふ、直美、たっぷり、感じて、欲求を解消だ、なっ」
「はぁああ、お師匠様、ああ、ああっ」
谷隼人が握っている恥じらい棒を、膣のなかに挿し込まれれている直美です。庭からの明るい光が、空調が効いた和室にはいっています。障子がはまり、障子一枚分が開かれていて、廊下の向こうに庭が見えます。
「ほうら、いいだろ、直美、むかしから、女は、ずいきでよろこぶんだよ」
「はぁああ、ああ、だめ、感じますぅ、ああ、ああっ」
座椅子にあぐら縛りされ、足首を胸もとに引き上げられている直美。足が菱形になり、股をぱっくりと開いた美女直美です。乾燥ずいきを巻いた恥じらい棒を、膣に挿入され、膣のなかを捏ねまわされているのです。とろとろの秘蜜が、直美の膣からこぼれ出て、会陰を濡らし肛門を濡らして、したたります。
「ふふふふ、おっぱい、ふふふふ、直美、ピン起ち、だな、乳首」
「はぁああ、お師匠様、ああああ、おゆるしを、ああ、感じますぅ」
直美は、もう息も絶え絶え寸前です。亀頭を含め20pの長さの恥じらい棒、その太さは3pですが、乾燥ずいきが巻かれた陰茎部は波打つ紐状です。谷は、ぼわぼわ毛筆のすぐそこを握って15pを直美の膣に埋め込んでやります。いいえ、埋め込みっぱなしではなくて、そろりそろり、引き抜いて、ぶっすぶっす、挿し込んで、膣の襞をこすってやって、ヒイヒイ、直美を泣かせていくのです。
「あああ、ひいい、ひいい、だめ、だめ、お師匠様、あああ」
「ふふふふ、濡れてる、膨れてきておる、ぷっくらと、陰唇が、開いてきておる」
「ひぃいい、ひぃいい、ああ、ああ、だめ、感じますぅ、感じますぅ」
まるで観音さまのお泣き声のよう、艶やかな声質のよがる女の声を、直美が洩らします。谷隼人、若い女の姿態を眺め、こころに沁みるいい声で泣く直美を、ますます泣かせてやりたいと思います。還暦前の男の情欲、ねちねちの欲望にかられている絵描きで調教師の谷隼人です。

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きっちり縛り上げて股をひろげさせた直美の羞恥な姿を、還暦を迎える谷隼人が、視姦しながら、なぶっています。25歳、元銀行員の直美。豊かな肢体を、狡猾な初老の男に視られながら弄られる。羞恥と女の本能で、しっとり濡れそぼっていく躰です。
「ふふふふ、いいだろ、直美、おお、おお、濡れて、濡れて、気持ちいいのか」
「ああ、はい、ああ、ああ、きもち、いいです、お師匠様ぁ」
膣に挿し込んだ恥じらい棒を、左にまわしながら少し引き抜き、間をおいて、ゆっくり挿し込みながら右に捩ってやります。膣襞をずいきの膨らみで擦ってやります。
「垂れてくるんだ、ねぇ、直美、オメコ汁、ひわい、卑猥だねぇ」
「ああん、いやん、いや、いや、お師匠様、そんなこと、いわないで、ああっ」
直美は、もう谷隼人のねちねち、膣なか擦り責めで、からだの奥がじんじん、萌え萌えです。それに時折、突起した乳首をモミモミされるから、股からの刺激と乳首からの刺激が交差して、じんじん、疼いて疼いてたまりません。もう、いかせてほしい、ああ、もうイカセて欲しい、こころでそうは思っても、谷隼人、わかっていながら、直美を焦らしてやるのです。
「ふふふふ、いきだいんだろ、ふふふふ、いきたいのか」
「はぁああ、いきたい、いかせて、イカセてください、お師匠様」
「まだ、まだ、もっと、もっと、ふふふふ、直美、気持ちよく、させてやるよ」
「ああ、ああ、おねがい、イカセてください、ああっ」
「かわいいねぇ、直美、うるわしいねぇ、ぬれぬれ、いいねぇ」
直美の顔は紅潮しています。谷隼人が握った恥じらい棒。これの抜き挿しスピードが早くなり、膣内に挿入される長さも10p、でも、まだ、まだ、奥の院、子宮口にまでは届かせません。奥の奥は、最後の最後、直美が呻き悶えてアクメにのぼる処で、最後のとどめ。子宮口を擦ってやるのです。
「ああ、ああ、ああっ、おねがい、ああ、ああ、お師匠様ぁ」
「ふふふふ、おお、おお、いくか、いくのか、おおおおっ」
「ひぃいいい、はぁあああ、いく、いく、いきますぅ、ううううっ」
恥じらい棒のスピードアップで直美、ずんずんアクメの坂をのぼっていきます。
「あああああ、ああああああ〜〜っ」
太腿はぴんぴんに張ってきて、乳首がいっそうぴんぴんに起ちます。足の指が丸められ、直美の官能が呻きの声から叫びにかわります。アクメ、オーガズム、小水を飛ばします。お顔をふりふりアクメを迎え、がっくり、谷隼人の手の中に陥落です。縄を解かれた直美は、このとき、どうしたわけか、シクシクと、泣きだしてしまったのです。

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<三畳間の布団の上で>
畳三枚の部屋は夜具が敷かれています。四畳半とは襖で仕切られ、廊下側は引き違いの障子です。大島直美が寝かされているのが、この三畳間の夜具のうえ、仰向いています。全裸です。ひと糸纏わない直美の裸体に、谷はふんどしだけです。
「すべすべ、直美の肌、いつ見ても、美しいねぇ」
仰向きに寝そべった直美の横に、あぐらをかいて座る谷。明るくした部屋のなかで、じっと直美の肌を鑑賞する初老の男です。
「ああ、お師匠様、わたくし、もう、もどらない、もどれない」
「そうだね、シャバへはもどらなくても、ここで快楽の虜になっていいんだよ」
「はい、ああ、銀行で、わたくし、セクハラ、されて、こころ、病んで」
「直美は美しいから、さぞ男たちから、ちやほやされて、見られてたんだろねぇ」
三畳の夜具が敷かれた和室、天井からは滑車が吊るされ、壁の柱に鉄のワッパが取り付けられている責め部屋です。直美は、谷にマゾヒストを見抜かれ、この三か月、週に一回程度、仕込まれているところです。縛られて、女の急所を攻められて、ヒイヒイ、ハアハア、苦痛というより天にも昇る感覚に堕ちってしまって、その味が忘れられないのです。
「ああ、わたくし、からだを、けしてしまいたい、ああっ」
「いい躰だ、直美、おっぱい、たっぷたっぷ、ツン起ちだねぇ」
「ああ、ああ、お師匠様、わたくし、美しいですか、ああっ」
「うん、うん、美しいとも、直美はとっても、美しい、女だよ」
白い夜具のうえ、直美は仰向き、こころもち腕をひろげ、手の平を上向かせ、太腿をひろげています。谷はその柔肌へ手を伸ばします。白い肌、きめ細かな肌、柔らかい肌、谷は直美の胸を愛撫していきます。
「ああ、はぁああ、お師匠様、ああ、はぁああ」
乳房への愛撫は左手です。乳房の裾から乳輪へ、人差し指と中指の間に乳首を挟んでやって、軽く、乳房を揺すり、乳首を絞めてやります。右手では陰毛をなぶってやります。股になる太腿のつけ根の真ん中から臍の方へ、陰毛を逆さ撫ぜして微妙にクリを剥きだしてやります。
「ああ、はぁあ、ああ、だめ、ああ、お師匠様、わたくし、ああ」
「ふふふふ、直美、温かい、柔らかい、ああ、いいねぇ、美しいねぇ」
谷のつぶやきと、手の平の動きで、仰向いた裸体の直美が、うっすらと甘える声を洩らしてきます。先に海老縛りでイカセてやった谷には、ここからはねちねちと、ゆっくり時間をかけて、直美をなぶってやるのです。そのうちに縛り上げ、女の奥の奥の院を指で攻め、再びイカセてやるのです。

-23-
夜具に仰向いた裸の直美(25)を、還暦を迎える谷隼人が、眺めます。頭の先から足の先まで、ふくよかな女体を眺めています。眺めるだけではなくて、その女体をなぶってやります。まだ縛られていない直美は、谷隼人の手指をやわらかく受け入れます。
「ああ、ああ、お師匠様、ああ、ああっ」
鼻に抜けるふがふがの小声を洩らす直美。谷の手が乳房をゆすり、つかみあげ、乳首を揉みます。陰毛を撫ぜあげ、陰唇の先を突起させ、その突起を指先で撫ぜます。女体に、軽く、軽く、刺激を注入してやるのです。直美は、声で敏感に反応します。溜息のような、呻きのような、かすれた鼻息、喉奥からの喘ぎです。
「直美、柔らかい、温かい、いいね、いい躰だ、いいね」
「あん、ああん、お師匠様、ああん」
「ふふふふ、ほうら、陰唇のうちがわを、ほうら、いいかね」
「あっ、はっ、ひやっ、ああっ、あん、あん、ああん」
谷隼人が、右手の中指一本を、直美の股間、陰唇のうちがわにいれたのです。左手で、乳首を揉みながら、右手で、陰唇を割って撫ぜるのです。クリトリスには触れません。まだ膣のなかには、指を入れられていません。いずれ、勃起させた初老のちんぽを、直美のなかに挿入しますが、まだまだ、弄ってやってからです。
「ふふっ、直美、しっとり、濡れているね、膣のまえにわ、ふっふふっ」
「はぁあ、はぁああ、ああ、ああっ」
陰唇のうちがわにある谷の中指が、膣口を撫ぜだしたのです。直美は太腿をひろげ、膝を立て、谷隼人に弄られていきます。左手を乳房にかぶせ、指間に乳首をはさんで、たぷたぷ乳房をローリングしてやりながら、股を弄っていく谷隼人です。
「いいねぇ、直美、濡れておる、ヌルっとしておる、いい感触だ」
「あん、あん、はぁあん、いや、いや、ああん」
谷の指が膣口から、少しなかへ入れられます。膣口からの膣襞を、中指の腹でこすってやります。直美、呻きます。腰を揺すりだします。谷が太腿をいっそうひろげさせます。男の手指一本で、直美のおめこが弄られます。
「ああ、ああ、ああっ」
「いいだろ、直美、トロトロだよ、ヌルヌル、膣の襞、柔らかい、弾力ある、ふふっ」
「ひぃいい、ああ、ああ、お師匠様ぁ、ああ、ああん」
膣に指を挿入されている直美は、もう、なされるがまま、受け入れています。谷隼人、若い女を弄ることで、その欲求を満たします。指責め、デイルド、バイブレーター、道具を使ってイカセることもありますが、手指でイカセてやるのがなによりです。最後には、谷隼人、力をこめて勃起させたちんぽで、トドメを刺してやります。

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三畳の間、夜具が敷かれたそのうえに仰向いている全裸の直美。谷隼人の右手の指二本が、直美の膣に挿し込まれています。
「ああん、ひゃああん、お師匠様、ああ、ああん」
谷の指が膣に挿入され、膣の真ん中上部を、挿入された指の腹で撫ぜられているのです。
「ふふふふ、よう濡れておるねぇ、ヌルヌルだよ、直美、ふふふふっ」
「ああん、おねがい、ああ、ああん、そこ、そこっ」
仰向いた直美が、太腿をひうげ、膝をたて、ひろげた股のその真ん中に、挿し込まれた指はGスポットを探されているのです。乳房を弄られながら、膣のなかを弄られている元銀行員25歳の直美です。
「ふふふふ、ふふふふ、ここがいいのか、ここだな、直美」
「はぁああ、そこ、そこ、ああ、ああ、いい、いいっ」
白い肌、そのお腹が波打ちだして、直美が大きな声を洩らします。
「ここだな、ざらざら、ここだな、直美、おお、おお、ヌルヌル」
「ひぃいい、そこ、そこ、そこっ、ああ、ああ、ああっ」
トロトロの淫乱水が膣口からしたたり落ちてきます。白い夜具を濡らします。全裸の直美、マゾヒスト直美、縄をかけられないまま、道具を使われないまま、イッテしまうのです。
「ああああ、だめですぅ、お師匠様ぁ、ああ、ああ、いきそおっ」
「ふふふふ、いくのか、ふふふふ、気持ちいいんだな、ふふふふっ」
乳首を思いっきり抓まれ、膣に入れられた二本の指は、Gスポットのまだ奥、子宮口をまさぐります。狡猾な谷隼人、女が悦ぶ急所を、確実に攻めていきます。ヒイヒイになる女の喜悦が、谷にはたまらない。最後の最後は、それでも谷隼人、勃起させた自分のちんぽで、イカセてやります。
「おお、おお、直美、ほんもの、いれてやるよ、いいね」
「ああ、はい、ああ、お師匠様、ああ、いれて、ください、ああん」
いよいよ、仰向いた直美の股の前に座った谷隼人、ふんどしをめくりあげ、勃起ちんぽを、挿し込みます。初老の勃起ちんぽですが、硬いです、持続力がないだけで、ビンビンです。直美には、避妊薬を服用させてあるから、ナマ中出しです。
「おおっ、いいねぇ、直美、素敵だ、素敵だよぉ」
「はぁああ、ああん、お師匠様ぁ、いい、いい、ああ、ああっ」
ぶすぶすっ、谷隼人が直美に覆いかぶさり、正常位で勃起ちんぽをぶすぶす、ぶすぶっ。直美が喘ぎます。師匠の腕のなかで呻きます。
「うう、おお、ああっ、おお、おお、おおっ」
谷隼人、ぴくんぴくん、直美のなかで射精です。直美は、完全にはオーガズムを迎えていませんが、それなりのアクメを迎えてしまいます。
「ひぃいいいっ、いい、いい、ひぃいい、いい、いいっ」
谷隼人の動作が止まり、射精が終わっても、まだ直美に覆いかぶさったままです。もぞもぞ、直美がうごめくのを、初老のからだで感じるのです。柔らかい、温かい、若い女の肌、絵描きで調教師の谷隼人はご満悦です。


















































































































































































































































































































































































































































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