淫らの家
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 7〜13 2020.4.6〜2020.4.14

 

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<淫らの家の淫ら部屋>
連れ込まれてきた翌朝、ホーホケキョとの鶯の鳴く声で目が覚めます。絵里は、頭よりも高いところにある窓から、明るさが入り込んでくるのを覚えます。畳二枚ほどの広さで、二方が板張り壁面、二方が金属の柵です。
<ああっ、ここは、何処、そう、昨日の夜、連れ込まれたんや、此処へ>
絵里には、自分がいる処が、檻になっていることに気づきます。長椅子のベッド、枕、毛布、昨夜、男たちに輪姦された記憶がよみがえってきて、絵里は、命の危険を感じます。
<どないしょ、此処は、山に近い、何処なんやろ、こわい、殺されるかも>
顔見知りだったイケメン男、中山武志とあと二人。セックスされているところをカメラで撮られていた光景がフラッシュバックしてきます。
<ええっ、なに、これ、やだぁ、ええっ、オマル、おしっこ、ここでするん>
床は分厚い焦げ茶色のカーペットが敷かれていて温かいのは床暖房。細長いベッドがあり、洗面台があります。ほかにはティッシュボックスがあり、オマルがあるだけの檻の中です。絵里は、鉄柵の前と横がフローリングの空間、檻ふくめ四畳半の広さだと気づきます。ドアがあります。それに自分のつけているものが、T字帯のふんどし、それに透けた前空けのスリップだと気づきます。ドアが開かれ、絵里のもとへきたのは、大園順也(30)です。
「お目覚めかな、よく眠れたかな、あらいえりさん、おはよう」
順也は、柵に近づき、檻のなかの長椅子に座っている絵里に、声をかけてきます。優しそうな男子、背が高く腕は筋肉がついて強そうな男です。絵里は、呆然と、順也の方に顔を向けていますが、言葉は返せません。コップに入った白濁のジュースと一片のチーズ、それに錠剤が、差し入れられます。
「あとから、いろいろ、教えてやるから、朝の、食事だ、のんでたべろ」
絵里は、動転していて、対応の仕方がわかりません。
「それから薬を飲んでおけ」
順也は、それだけを告げて、ドアの外へいってしまいます。絵里は、何が起こっているのか、誘拐されている、そう思うものの、それがどういうことなのか、宙に浮いたままです。檻の中、一人になった絵里、天井を見ると監視カメラが自分に向けられているのがわかります。喉が渇いた気分で、白濁のジュースを飲みます。甘酸っぱい、でも美味しい、飲んだ後にはからだが軽くなった気分になります。錠剤は、絵里にはまだ、その効用はわかりませんが、ピル、避妊のための薬剤です。セックスシーンをネット配信されるとき、男はナマで射精します。その時のための避妊薬です。ドアがひらいて、入ってきたのは順也です。絵里は、檻から出され、ドアから出る前に、首に赤いベルトを巻かれ、檻部屋から連れ出されたのせす。

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赤いベルトが巻かれた絵里の首からは、2mの赤いロープ、その端を順也が握ります。さらしのT字帯ふんどしに透けたスリップをつけただけの絵里が、檻部屋からだされ、淫ら部屋のひとつへ、連れていかれるのです。
「ここは淫らの家、オーナーの黒田先生にご挨拶だ、なにもしゃべらなくてもいいから」
檻の部屋の前は幅が畳一枚半の廊下になっていて両側にドアがあります。左右に三室、全部で六室、最大六人の女を収容できる淫らの家。いずれもドアの向こうは檻のある部屋です。その向こうにドアがあり、そのドアが開けられると、そこは八畳二つの広さの洋間、淫ら部屋です。昨日連れ込まれてきて輪姦された部屋とは違います。
「おはよう、お嬢さん、まあ、お座りなさい、ようこそ、淫らの家へ」
黒っぽいスーツ姿の男が立っていて、絵里を迎えます。黒田浩介(60)、淫らの家のオーナーで、新鮮組の経営者です。
<ああ、どうして、なんなの、ここ、なんで、このひと、ここは、どこ>
絵里はあまりにも昨日までの自分の現実とは違う目の前の風景に、まるで怖い夢の中にいるように思えます。
「いい子だね、しっかり、仕事をして、くださいね、お嬢さん」
黒田は絵里と面会のあと、この部屋からいなくなり、中山武志と大園順也、それにカメラを持った大野健太が残っています。木製の背凭れ付き椅子に座らされた絵里。尋問を受けるかこうで、質問してくる武志に受け答えしていきます。
「新井財閥の娘ということか、そうみたいだな、いいとこの娘なんだな」
「家とは、関係ありませんわ、わたしはわたし、わたしはわたしです」
「おじいさんが経済界のドン、新井白石、桃山の豪邸に住んでる」
「ああ、どうして、そんなこと、知ってるんですか」
「ふふん、調査した、バイトしてるコンビニには、やめる、と連絡しておく」
「えっ、どういうこと、どういうことですかぁ」
「学校へは、都合で休学する、と書面を提出しておく」
「どういうこと、わたし、どうして、ここに、いやぁああん」
「ゆうこと聞いていたら、窮屈かも知れん、でもリッチな生活が待ってるよ」
新井絵里は有名な私立大学に入って、古典文学の研究をしたいと思っている才女です。目下恋人はいてませんが、学校ではアイドル的存在、文学部のマドンナともいわれている可憐な美人です。
「きのう、セックス、させてもらった、みがけば、いい女に、なる、いい女に、な」
武志は、黒田浩介率いる新鮮組に雇われているディレクターのひとりです。拉致してきた女子を、アダルトスターに仕立て上げるのです。ちなみに現在、淫らの家に囲われている女子は、新しく連れてこられた絵里を含め3人です。
「立って、手をひろげろ、ほうら」
絵里は、頭上の桟から下ろされた120pのブランコ状竹棒に、腕をひろげて括られるのです。括られて、弄られる、最初の一日目、只今午前十時、二時間、昼までの仕事です。

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120pのブランコ竹棒を背負って腕が括られた絵里です。透けたスリップにT字帯ふんどしをつけた絵里が、竹棒が引き上げられて、足裏を床に着くところで、立ったまま姿勢です。
「ああっ、いやっ、ああん、いやん」
武志が絵里の前に立って、スリップの裾をめくりあげます。ぷっくら膨らんだ乳房があらわれます。乳房がかくれないようにたくしあげたスリップを竹棒に留めてしまいます。
「全裸より、少しつけているほうが、エロいんだな、女を嬲るときは、なっ」
腕をひろげた絵里の前には武志がいます。少し離れた後ろには、筋肉逞しい順也がいます。健太は絵里の前横に立っていてカメラを持っています。
「ああん、いや、いや、やめて、やめてください」
武志の手が、絵里の双方の乳房にのばされ、手の平をペタンと置いた格好で、円を描くように動かすのです。下半身、股には柔らかいT字帯ふんどしをつけた裸の絵里です。華奢な白い肌を、男の手が弄っていくのです。くすぐり、最初のメニューは擽りです。おしっこをちびるまで、絵里は弄られます。武志が手にしたのは太めの毛筆です。ふわふわ毛筆の根元は、張形男根になった代物です。
「あっ、あっ、いやっ、いやっ、ああ、こそばい、いやっ」
武志は、絵里がひろげた腕の脇下を、筆先で撫ぜているのです。120pの竹棒が揺すれて、絵里のくちから甲高い声が洩れます。はりつけになったマリアさま、足裏を床につけていて、膝は微妙に折り曲げられます。絵里はくすぐられ、悶々とこころをふるえさせます、悶えて呻きだすのです。
「ふふふふ、いい女だ、かわいい、プリンプリンの肌、白い肌、いい女だ」
「中山さん、さすが、いい女を探してきましたね、愉しみましょう、たっぷり」
後ろから、武志に呼応して、絵里を触りたくってうずうずの順也が、声をだします。
「そうだな、順也、たっぷり、愉しませてもらおうぜ、たっぷりな」
「当面スキンを使うので、たっぷり用意してありまずよ、中山さん」
男二人が会話するあいだも、絵里はなぶられ続けられています。
「ああん、いやん、ああ、ああ、ああん」
「ふふふふ、おへそのまわり、いいねぇ、ぴくんぴくん、ほうら」
「ピルを飲ませて、避妊は万全、これまでの女とおなじ処置ですよ」
「栄養もたっぷり摂らせて、魅力のボディーつくりだな、楽しみだ」
筆先が、臍のまわりを撫ぜていて、窄んだ腰から膨らむお尻をゆする可憐な大学生の絵里。T字帯に隠された陰毛から股です。武志は、目線を乳房からまだ隠してある股におろして、二十歳の大学生絵里の肢体を眺めます。淫ら部屋A号室、八畳間が二つの広さの調教部屋、昨夜、連れ込まれてきた新入りの絵里が、昨夜遅くに輪姦が終えられ、最初の調教にはいったところです。

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嵯峨名古曽にある大きな屋敷は淫らの家と呼んでいます。女が連れてこられて、調教されて、裏のスターに仕立て上げられていくのです。ここは淫ら部屋。昨夜連れてこられた新井絵里(20)、大学生でコンビニバイトしている女子ですが、いま、男たちに嬲られだしたところです。
「ああああん、こそばい、いやぁああん、いや、いや、こそばいですぅ」
ぼわぼわになった筆先が、太腿の膝上からT字帯で隠された股のつけ根へ、撫ぜ上がっていくのです。頭上からブランコになって下ろされた120pの竹棒を、背負っている絵里。肘をひろげて竹棒に括られた立ち姿です。
「ふふふふ、お嬢さん、こそばいのかい、ふふふふ、くすぐり責めだな」
「ひやぁあ、ああん、やめて、ください、ひや、ひや、ひやぁあん」
足裏を床にペタンとつけていて、膝が少し曲げられるので、竹棒のブランコを前後ろに揺すりながら、片足を曲げ伸ばしする絵里です。男は中山武志(35)と大園順也(30)の二人、それにカメラマンの大野健太(28)です。
「いい、おっぱい、してるんやなぁ、ぷっくら、乳首、ツン起ってるんだね」
着けていた前開きの透けたスリップを首下にまでめくりあげられている絵里は、まだ股にT字帯ふんどしを着けているとはいえ、裸です。最後の羞恥部が隠されたまま、いたぶられている二十歳の女子学生です。
「順也、おっぱい、なめなめ、してやれ、ツン起ち乳首を」
太い毛筆を持った武志が、後ろにまわり、順也が前にまわります。絵里は、ひろげられた胸の盛り上がりに唇と舌を這わせられ、乳首を唇につままれ、モミモミされるのです。柔らかい、ソフトな、責め方で、自尊心の感覚を麻痺させてやるのです。
「あっ、ああっ、ああああん」
四股を踏む格好になった順也が、腰の窄みを左右から、両手で挟むようにして、顔を乳房にあてていきます。右の乳房の裾にあてた唇を、上へもちあげ乳房を揺すります。微妙に唇を乳房の中心へせりあがらせ、乳輪を舌先で刺激です。
「ああん、ひやぁあ、ああん、いやん、いや、いや、いやぁああん」
背中にまわった武志は、毛筆のふわふわで、耳元から髪の毛の生え際を撫ぜてやります。腕をひろげて立たされた絵里が黄色い声を洩らします。ひいひい、やわらか責めをうける絵里。乳首を揉まれていくと、黄色い声質が呻き、喘ぎ、の声にかわってきます。
「あん、いやん、はぁあ、ああん」
白い肌が、淫ら部屋の温かさだけではない女の内側からの熱で、ほんのりあかみを帯びてくるのです。
「あああん、いやぁああ、ああん、はぁあああん」
「ふふふふ、濡らしているんやろな、たぶん、感度よさそうやな、お嬢さん」
「そのようですな、そろそろ、みてやりますか、中山さん」
「顔、赤みを帯びて、もう、観念した感じやな、可愛い、絵里、お嬢さん」
「新井財閥の令嬢だったとはなぁ、ちょっとびっくりだけど、面白くなるぜ、ふふっ」
まだT字帯で隠されている陰毛から股間の様子を、触って、見てやろうと、順也が言うのです。武志は、脚は八にひろがってコロがつけられた細長いヒノキ製椅子を、絵里の後ろにころがして持ってきます。絵里にお尻をのせさせるというのです。鞍馬を小さくしたようなこの椅子は、女を責めて悦ばせる道具のひとつです。

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細長いヒノキの椅子は高さが60p、長さは50p、幅20pの一枚板です。跨いでも使える椅子で、真ん中に直径6pの穴があけられています。デイルドを裏からさしこめる穴です。八の形に末広がり、四つの脚には、ベルトを取り付けるワッパがあります。
「すわれ、お尻をおろせ、そうだ」
絵里は腕を括った竹棒を下ろされ、横長椅子に臀部がのせられます。T字帯ふんどしで陰毛生える恥丘から股を隠している絵里です。
「ああ、いや、なに、こんなところに、座るの、ああん」
竹棒で腕をひろげて、乳房丸出しの絵里が、うろたえの様子をあらわにして呻くような声をだします。
「ふふふふっ、新井財閥のお嬢さん、絵里さん、座ってもらって、ここからだ」
「ああ、なんてことですかぁ、いやん、なにすんの、あっ、ああん」
ここは淫らの家。八畳が二つの洋間は淫ら部屋。コンビニのバイトを終えての帰りに、拉致された二十歳の大学生新井絵里。昨夜は男たちに輪姦され、一夜明けたいま、その裸体に羞恥の弄られを、施されてくるのです。
「いいおっぱいだねぇ、おめこも、さぞかし、いい形なんだろうね、絵里さん」
擽り責めでからだのなかを少しはひらけられた絵里。椅子に座らされ、膝にロープが巻かれ、背負った竹棒に引き上げられて括られるのです。
「ふんどしはずしは、このあとだ、お楽しみだね」
武志が絵里の右側、順也が絵里の左側、椅子に座った絵里の正面には、三脚に据えた4Kカメラを操作する健太がいます。
「ああ、いや、ないするの、ああん、いやん、いや、いやっ」
膝を括った紐がひきあげられ、竹棒のひろげた腕の肘横に括られてしまいます。右の膝が持ち上がり、左の膝は持ち上がり、逆八の姿になるナマの太腿です。
「いい格好だ、いつみても、うずうず、きゅんきゅん、するねぇ」
「とくに、この子は、良家のお嬢さま、いたぶり甲斐がある、というもんだ」
「まあ、たっぷり、愉しませてもらうか、ねぇ、絵里お嬢さん」
絵里の左右上から、左右足元から、ライトが当てられ、淫ら部屋の一角は、撮影に最適な明るさにされます。絵里は、羞恥のなかに、男たちに裸体を晒されてしまいます。
「ああああっ、いやん、いや、いや、いやぁああん」
「ふふふふっ、いい声だねぇ、いやがる声も、可愛いんだよねぇ」
両側から手を伸ばされて、乳房をゆすられ、弄られている絵里。手の指を握りしめ、足の指を内に曲げ、からだをゆする絵里です。
「そろそろ、ふんどし、はずしに、かかるかな」
絵里がつけている白い晒しのT字帯、腰からの布、逆八の根元を覆う股のところです。武志が中指一本を縁にいれ、横にひろげて陰唇を、露出させたのです。

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竹棒を背負って腕をひろげ、肘を括られた絵里。膝を括った紐が竹棒に引き上げられ括られている絵里です。お尻を50p×20pの椅子に置き、床からの高さは60pです。
「いい格好だねぇ、絵里、どうだね、ふふふふっ」
つけているT字帯ふんどしの股布を、横にめくられ陰唇が現れたところです。正面には4Kカメラが据えられて、健太が録音録画をしています。絵里の右横には武志です。股布をめくって、股間を露出させた開脚でМすがたの絵里に、声をかけてやります。
「いやん、いや、です、ああ、いや、いや、やめてください」
絵里は、さすがにされていることに、耐えられないといった感じで、泣き声です。ライトに照らされた二十歳の絵里。男の目線が、めくられた股にいきます。
「いいねぇ、お乳といい、股といい、それより顔だ、なんとも言えない、いい顔だ」
「いやん、ああ、やめて、いやん、いやですぅ、ううっ」
股の陰唇は、まだ合わさっている状態です。T字帯ふんどしの腰に巻いた紐から布がはずされます。白い布がはだけて、椅子から垂れさがります。絵里の陰毛生える恥丘から、股が露出されてしまったのです。恥ずかしい、とっても恥ずかしい。人前で股をひらいてみせたことなど、これまでにはありません。絵里は腕をひろげられ、膝をひろげられて持ち上げられた格好で、ほぼ全裸です。
「いい眺めだ、たっぷり、録画して、ネット配信、だな、受けるぜ」
左横にいる順也が、腰をおとし、膝立ての格好で、左手を絵里の股間へもっていきます。お尻の窄みが真正面を向いている絵里の臀部。丸いぷりぷりのお尻です。尻のほうからさしあげた、二本の指で、閉じられている大陰唇と小陰唇をめくりひろげるのです。
「ああああ、いやああん、いや、いや、やめて」
身動き取れないほぼ全裸、恥ずかしい処をひろげられていく自分を意識する絵里。恥ずかしさに、耐えられないのです。
「細部まで、ようく、写真に、動画に撮っておくんだぜ、健太」
「わかってますがな、女のおめこ、たっぷり、記録しておきますよ」
股にローターーを埋め込んで、縦紐をいれるのは、まだこれからです。たっぷり、陰唇をひろげてやります。クリトリス、小水穴、膣口、膣のなか、ゆっくりとひろげていく順也。
「ほうら、ほうら、ふふっ、お嬢さん、可愛い絵里の、おめこ、だよ、ほうら」
「ひやん、やめてください、やめて、いやん、いやいやっ」
順也が女の股を弄っているのとどうじに、武志は乳房を弄ってやります。頭上から吊られた竹棒だけに支えられている絵里のからだです。揺れます。揺すられます。お尻を幅20pの板の上に置いた格好、羞恥の極み、二十歳の大学生、新井財閥の愛娘、絵里なのです。

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竹棒を背負って、背負った竹棒に、膝を括った紐がもちあげられ、ひろげられて括られた絵里。お尻をのせられた椅子の高さは床から60pです。股につけていたT字帯ふんどしをめくりおろされ、股が露わにされてしまったのです。その股の真ん中を、順也(30)によって弄られていく絵里です。後ろからは武志(35)が絵里の上半身を弄ってやります。
「ああああ、いやぁあああ、ああん、ああん、いや、いや、いやっ」
正面の三脚には4Kビデオカメラが据えられ、カメラマンの健太(28)が、絵里の淫らな裸体を、撮影しています。
「ふふふふ、どうだね、絵里お嬢さま、感じてるんだろ、濡れているぜ」
順也は、指で絵里の陰唇をひろげ、膣口を露出させながら、その様子を言葉にします。しっとり、たしかに、淡いピンクの膣口が、濡れているんです。ひっくひっくと膣襞の塊りがうごめいていて、じわじわっと蜜が滲み出てくるのが見てとれます。
「ひやん、ひやぁあん、ああ、ああ、いやぁあん」
しゃがんで絵里の左横から股へ手をいれる順也の中指が一本、膣口からぶっすりと挿し込まれたのです。挿し込んだ中指の腹で、膣なかほどの襞を、こすってやるのです。絵里は、感じます。きっちり身動き取れない開脚の格好ですが、それだけに、余計に指でこすられる膣襞からの刺激を感じるのです。うしろからは武志が、乳房をゆすり、乳首をつまみ、モミモミしていくので、絵里、可憐な良家のお嬢さま、二十歳の大学生、まだ未熟なセックス経験ながら、オナニー経験豊富だから、他人の手の中で、じんじんに感じだしてしまうのです。
「ああああっ、あああああっ、あああん、ああああん」
順也の指一本が膣のなか、奥のほうまで挿し込まれ、子宮口の手前の襞がこすられます。絵里、大学生の可憐なお嬢さまです。その絵里が、呻き、喘ぎ、悶えるのです。
「ああああっ、ひやぁああ、ああ、ああ、ああっ」
指一本責め、膣のおくを掻きあげ、撫ぜあげられる絵里。陰唇が充血して分厚くなり、膣口からはとろとろの透明な蜜が流れだしてきます。
「ふふふふ、いいねぇ、気持ち、いいんだろ、絵里お嬢さま、ほうら、ほうれ」
「ひぃいいっ、ひやぁああん、だめ、だめ、ううっ、うぐうぐうぐっ」
絵里がアクメを迎えだしたのです。うぶな絵里を、強引な指先テクニックでイカセてしまう順也です。ぐいぐい、竹棒に腕をひろげたまま、ぴくんぴくんと太腿を、けいれんさせながら小水を飛ばしてしまったのです。










































































































































































































































































































































































































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