あっこの愛のとき
 第一章-1-
 1〜13 2009.6.15〜2009.7.4

     

-1-

ひとを好きになるって、あるじゃないですか。
うん、好きになることわ、つまりぃ、恋すること。
男の子で、好きなタイプって、やっぱあるじゃないですか。
こぎれいで、さっぱりした感じの男子が好き。
たとえばぁ、小林クン(がっこの同級生)なんか、そんなタイプです。
まだ、恋愛してるとか、愛しあってるとか、ちゃうけど。
気になってる男子なのです。
そのうち、わたし、小林クンに接近しようと思っています。

     

-2-

小林クンが、がっこの食堂でランチ食べてたの。
だからぁ、わたしもランチ頼んで、小林クンの前へ持っていって、すわっちゃいます。
もう、半分くらい食べて終わってた小林クン。
わたしを見て、やぁ、山野さん、なんて声かけてくれたから。
お昼ごはんのトンカツ半分、小林クンのお皿にのせてあげた。
それから、ちょっと気があった感じがしたのです。
わたし、ウインク、しやへんかったけど、小林クンにも通じたみたい。
まだ、ベッドインするまでには、時間が必要やったけどぉ。

     

-3-

小林クンとベッドインしちゃったのわ、ドライブの帰りでした。
琵琶湖の北のほうまで、小林クンのベンツで、ドライブした帰り。
京都の国際会議場の近くまで帰ってきたとき、車をホテルへ入れちゃたんです。
ええ、ラブホちがって、高級ホテル。
わたし、小林クンが、こんなにリッチやなんて想像つかなかった。
室町の問屋さんの跡取り息子さんなんやって、知ったのはあとからです。
うん、それで、ホテルのルームへはいって、鍵ロックして、わたし、抱き合いました。
そのときのくわしいおはなしわ、このあとに、していきます。

     

-4-

わたし、二十歳になったけど、そのときわ、まだ未経験でした。
小林クンとプリンスホテルのお部屋へ入って、ドキドキしてるわたし。
「うん、はじめてなの、だからぁ・・・・」
わたし、どうしたらええのか困っちゃったんです。
小林クンわ、もう慣れてる感じを受けたけど、ほんとのことわ、知りません。
「ううん、山野さん、はじめてなの、そうなの」
わたしわ、着ているものを半分自分で脱いで、半分小林クンに脱がしてもらった。
初めての体験。
いい気持ちなんかでわ、なかったです。
痛かった、とっても、痛かった。
でも、それから、小林クンとは、らぶらぶになっちゃいます。

     

-5-

初体験したのが6月6日。
むしむしする日でした。
ホテルからの帰りも、ベンツに乗せてもらったわたし。
何日か経って、小林クンからメールで、会いたいと言ってきた。
うん、わたし、衣笠山のことまでベンツで来てもらいました。
それから、ミヤコホテルってとこでランチを食べ、それから、お部屋へいきました。
うん、わたし、すっごくリッチな気分でした。
小林クンは、お金持ちのあととりなんで、りっちです。

お部屋は、スイートルーム、といえばいいのかも知れません。
ほんわかぁ、オレンジ色の電灯、広いバスルーム。
わたし、二回目、小林クンのリードで、裸にされて、ぶすぶすしてもらった。
二回目やったんで、怖さわ、なかったというのわうそ。
でも、あかちゃんでけたらどないしょ。
そんなのが、あたまにあったけど、小林クン、わたしを裸にしてくれた。
それから、じぶんも裸になって、ベッドで抱きあっていました。
わたし、仰向いて足をひらいて、膝たてて、小林クンが、おちんぽ、ぶすぶすっ。

     

-6-

ぶちゅぶちゅ、じゅるじゅる。
初めての時は痛かっただけ。
二回目の今夜は、痛いような、気持ちいいような、そんな感じ。
膝を立てて太ももを開いたわたしへ、下半身をむきだした小林クンが重なります。
腰から突き出たおちんぽ。
わたしわ、じっくり見ることもなしに、目をつむっています。
「うううっ、ああ、ああっ」
わたしのお股の、びらびらが小林クンのお指でひろげられます。
そうして、ぶすっ、柔らかいような硬いような、おちんぽ。
その先っちょが、わたしのなかへ、這入ってくるのが、わかります。

「ああっ、山野さぁん、おれ、おれ、山野のこと好きなんや!」
「はぁ、ああん、小林くぅうん、うち、うちかって、好きよ!」
ぶっすり半分まで挿入されて、じゅるっと引き抜かれてしまうおちんぽ。
それから、ふたたび、ぶすぶすっ、挿入されてくるおちんぽ。
「ううん、かたい、山野のん、締まってるぅ、締まってるんやぁ」
わたしわ、目をつむったまま、小林クンのしたで、仰向いています。
ううん、ぎゅっと力を、入れてしまうじゃ、ないですかぁ。
わたし、おちんぽ、這入ってくるので、からだを締めちゃうんやと思う。
「ううん、小林くぅうん、うち、もっと、めっちゃくちゃにしていいよぉ」
「ううん、山野ぉ、おれ、いっぱい、してやるよ!」
ベンツでドライブのあと、プリンスホテルで食事をしたあとの、わたしたち。

     

-7-

わたしと小林クンわ、毎日のように会いました。
学校でわ、講義とかゼミがあるから、その時間をはずして。
夕方から夜とかぁ、お昼過ぎから夕方とかぁ。
いつも、ベンツに乗せてもらって、ドライブして、それからラブホへいきます。
高級ホテルからラブホになって、それなりのムードになって。
琵琶湖の湖畔にあるラブホが、いつも行く場所みたいになってきました。

「ううん、おれ、山野といるのが最高やわ」
「うん、うちかって、小林クンといると、楽しいよ」
わたし、小林クンに甘える感じで、着ているものを脱がしてもらう。
それから、小林クンの着てるものを、脱がしてあげて。
わたしと小林クン、生まれたまんまの裸ん坊になっちゃって。
こちょこちょ、こそばしあい、なんかしちゃって。
そのうち、小林クンの、おちんぽが、おっきなってきます。

わたし、ベッドに座った小林クンの、勃起したおちんぽを、握ってあげます。
わたし、ベッドの縁におんな座りになって、小林クンが足をひらけます。
わたし、小林クンの、お股へお顔を近づけ、小林クンのおちんぽ、たっぷり観察してあげる。
「ううん、うち、小林クンのん、舐めてあげる、うん、おっきいわねぇ」
どうして、こんなに、おおきいんやろって、わたし、思う。
腰から突き出たおちんぽ。
長さが20cmはある感じですよねぇ、勃起おちんぽ。

     

-8-

わたし、ベンツに乗せてもらって、琵琶湖ドライブしてもらって。
湖畔のラブホテルへはいって、セックスしちゃう。
費用は、ぜんぶ小林クンもちです。
だってぇ、小林クンって、いいとこの御曹司さんやもん、ね。
だからぁ、おちんぽも、すっごく気品があって、美しくって、宝石みたい。
いんけい、にぎってあげて、ぎゅっと剥いてあげるとぉ。
先っちょからぁ、透明のお露が、にじみ出てきて、水玉になっちゃうじゃないですか。
その水玉って、ダイアモンドやと思えてしまう、わたし。

「ううん、なめてあげる、なめなめしてあげるぅ」
ベッドの縁に座った小林クンの、腰から突き出た勃起おちんぽ。
わたし、陰茎の真ん中を握り、腰の方へ押しこむようにして、亀頭を剥いてあげる。
そうして、わたし、亀頭の先っちょの水玉ダイヤモンドを、舌の先っちょで、拭ってあげる。
「ううん、山野ぉ、おれ、いっぱい、したい、朝までやりたいんだよぉ」
わたしがふぇらっちおしてあげてる耳元で、小林クン、気持ち良いお声で、囁きます。
「うん、うちかって、ゆっくり、思いっきりしてほしい・・・・」
声に出して言ったかどうかわ、わたしわからないけど、心の中は、そうでした。

わたしがふぇらっちお、小林クンがくんにを、おたがいに数分ずつ。
いいえ1分くらいづつ、わたしがフェラして、小林クンがクンニしてくれて。
それで30分ぐらい過ごすんです。
わたしが、クンニしてもらうときわ、ベッドの縁にすわって、足、ひろげます。
小林クンが、わたしの膝を手でひらき、お顔をお股へくっつけてきちゃいます。
「ふううん、ああ、ああん、ああっ」
ぺろぺろ、じゅるじゅる、ぺろぺろ、じゅるじゅる。
舌と唇で、小林クン、」わたしの、お股の真ん中、ぐじゅぐじゅに、してしまうのよ。

     

-9-

ふぇらっちおしてあげて、くんにしてもらって、何回かくりかえします。
それから、ベッドにねそべって、小林クンのお顔が、わたしのお股へ。
わたしのお顔が、小林クンの腰へきちゃうスタイル。
シックスナインってゆうみたいですけど、その格好で、します。
うん、わたし、小林クンのおちんぽ、観察しながらぁ、なめちゃう。
腰のところ毛むくじゃらじゃないですかぁ。
そっからにょきっと突き出てるじゃないですかぁ。
わたし、毛むくじゃらのちょっと上のとこから握ってあげる。
それからぁ、握った手を、ぎゅっと毛むくじゃらのとこへ、降ろしてあげる。

うん、小林クンのおちんぽ、先っちょがびんびんになって、皮が剥けちゃう。
頭のところの首が突き出て、皮が剥けちゃって、テカテカになっちゃう。
わたし、小林クンを、そうしておいて、先っちょを唇に挟み、お口に含んであげる。
それから、お顔を降ろして、呑みこんであげたり、横へふってころがしてあげたり。
小林クンが、とってもよろこんでくれて、わたしにもしてくれるの。
わたしのお股へ、お顔を当ててる小林クン。
太ももを持ち上げてくれて、ぴったしお顔をお股にくっつけてくれてるぅ。
そうして唇と舌で、ぐちゅぐちゅ、じゅるじゅるしてくれて、わたし、感じちゃう。
ベンツをガレージに入れた琵琶湖畔のラブホテル。
わたしたち、愛に満ち、とってもいい気持ちに、なっていくんです。

     

-10-

シックスナインの格好で、抱きあって、ええ気持になってきちゃって。
それから、わたしたち、結合しちゃいます。
うん、結合って、性器と性器を、結びつけちゃうこと。
仰向いたわたしへ、小林クンがかぶさってきちゃいます。
わたしわ、仰向いたまま、膝を立て、太ももを開けます。
小林クンわ、うえからかぶさってきて、わたしの首の後ろへ、腕をまわし。
わたしを抱きしめ、そうして、腰から突き出たおちんぽを、わたしに挿入します。
「うううっ、ああ、ああっ、ひぃいいっ!」
わたし、ぶすっ、ぶすぶすっ、小林クンが挿入してきた瞬間に、悶えちゃう。

ベンツでドライブ、湖畔のラブホ。
フェラとクンニ。
シックスナイン。
気持ちが昂ぶってきていて、もう待ってられないほどに、昂ぶっていたから。
小林クンの挿入で、わたし、もう、めっちゃいい気持ちが、からだいっぱいに満ちます。
「おおっ、やまのぉ、ごっつええわぁ、ぬるぬるぅ」
「ううん、ああ、ああん、こばやしくぅん、いいよぉ、とってもぉ」
「ううん、締まるよ、ああ、ああっ、やまのぉ、おれ、すきだよ」
お声をかけあう感じで、わたし、無我夢中、だんだん頭の中、真っ白、快感だけ。
ぶすぶす、べちゃべちゃ、ぷちゅぷちゅ。
わたしたち、結合しあって、でも、ああ、射精は、膣の外で、してもらいますぅ。

     

-11-

ふかふかダブルベッドのうえ。
わたしが仰向け、小林クンがうつ伏せ、抱きあうスタイル。
きっちり、性器が結合したまま、上半身は抱きあっています。
「っふぅう、っふぅうう、ふううっ」
「ああん、あああん、もっと、ああっ、いいっ、いいっ」
「ううっ、山野ぉ、ええ、ええ、ええわぁ」
きっちり抱擁しあって。
唇と唇をかさねているわたしと小林クン。
舌と舌を絡ませ合っているわたしと小林クン。
その合間に、ことばを交わす、わたしと小林クン。

きっちり、結合している性器で、ぶちゅぶちゅ、抜き挿しの小林クン。
わたしわ、膝を立て、太ももひろげているんです。
小林クンが、わたしの腰へ、枕クッションを敷くように仕向けます。
お尻がもちあがり、膝が持ち上げられて、お股の真ん中、真上です。
小林クンが、座りなおし、そうして、ぶすぶすっ、おちんぽ、挿入してきます。
「はぁああん、いい、いい、ああっ、はぁああん!」
「ふん、ほらぁ、やまのぉ、奥まで、入ってるぜ!」
「ううん、おくまで、入ってるぅ、わかるぅ、ああ、いいわぁあ〜!」
ぶすぶす、小林クンって、とっても強くて長持ちするんです。
わたし、もう、イッテしまう、イッテしまいたい、イキタイですぅ。

     

-12-

わたしがイッテしまうとき、小林クン、まだ射精しません。
ずんずん、じんじん、とってもいい気持になって、昇っていくわたし。
わたしへ挿入して、抜いて挿してぐりぐりして、ああああ〜、わたし。
「ううん、やまのぉ、かわいいぜぇ、もっとなけよぉ!」
ぶすぶす、ぐちゅぐちゅ、腰をふって、わたしを鳴かせる小林クン。
「ああ、ああ、だめ、ああ、ああ、だめ、いくいく、ああ、いくぅうう〜!」
わたし、全身が、膨張してきて、いっぱい膨らんでいく感じ。
それがめちゃくちゃいい気持ちなんです。

小林クンが、ぐりぐり、挿入したままで、掻きまわしてくれます。
わたし、ぐじゅぐじゅ、とろとろ、お汁いっぱい出しちゃって。
ひいひい、はあはあ、とっても、ああ、いい、オーガズムです。
「ほうら、やまのぉ、いけ、イケ、逝けえ!」
「はぁあああ、ああ、ああ〜〜!」
わたし、大股ひらいたまま、膝を肩に担がれて、そいで、反り返って。
さいしょのオーガズムを、迎えてしまったのでした。
ええ、にかいも、さんかいも、よんかいも、ええ気持に、してもらえるんです。

     

-13-

オーガズムになってしまったあとって、朦朧としてる。
すっごくええ気持になっちゃって、何が起こってるのかわからないんです。
ふううっと小林クンが、わたしから離れるとき。
ベッドのシーツをこする音が聞こえてきます。
わたし、その音で、はっと気がつきます。
素っ裸で、ベッドに仰向いているわたし。
べっどの横が大きな鏡になっていて、わたし、見えてしまう。
「ううん、よかったのよ、わたし・・・」
いつものことだけど、後悔なんてしていません。

小林クンと湖畔のラブホへ行くようになって、わたし奇麗になったみたい。
からだが内部から、充実してきたんやと思います。
とっても感じるようになってしまって、その夜は、5回も逝っちゃった。
いっかい終わって、小林クン、射精してないから、すぐに二回目します。
わたし、ベッドのうえですけど、四つん這いになっています。
足を開いて、お尻を高くあげて、手首からヒジをベッドにつく感じで、四つん這い。
うん、小林クンが、うしろから、してくれるんです。
後ろから、手をまわしてきて、おっぱいをまさぐってきます。
そいで、ああん、小林クンの腰から突き出た棒を、わたしに入れてきちゃうの。

     
































































































































































































































































































































































































































































































































































































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