淫らなアトリエ(3)-1-
  1~12 2013..8.31~2013.9.7

     

-1-

美術クラブに所属の大村由紀は大学二年生、二十歳になったばかりです。
クラブの先輩島田祐樹が、由紀をモデルにして絵を描く、そのアトリエです。
金閣寺から山にそったその道筋、高級住宅街に、祐樹のアトリエがあります。
祐樹のアトリエとはいっても所有は祖父さんで、著名な画家さんでした。
その祖父さんが一昨年に他界、邸宅とアトリエが残され、祐樹が使い出したんです。
「いいでんしょ、由紀ちゃん、裸婦モデル、了解だよね」
大学院にいる祐樹は、京都にいるから日本画のお勉強中、由紀をゲットしたんです。
アトリエは洋間で、天井も高く、床面積も64㎡、立派なお絵描アトリエです。
「はい、祐樹せんぱい、恥ずかしいけど、モデル、しちゃいます」
窓辺の反対側の壁面書棚には、画集が詰まっていて、浮世絵全集もあります。
由紀は白基調の清楚なワンピース姿、まだ夏のおわりとはいえ、暑いです。
そこに二人用のソファーがあって、テーブルがあって、ひとり掛けソファーがふたつ。
ふわふわ、ひとり掛けソファーに座った由紀、お尻が沈んで、お膝が高いです。
「たくさんの本、わたし、夢のなかにいるみたいですぅ」
たしかに、二十歳の由紀には、本格的な画家さんのアトリエに、圧倒されます。
シックなつくり、調度品は高価なほんまもん、書棚にはきっちり雑誌なんかも。
祐樹は、可憐な由紀を目の前にして、男子だから欲情してきちゃいます。
たぶん、男子は、女子よりも、沢山、情欲するんじゃないかと思うんです。
「だから、由紀ちゃん、二人だけだから、安心していたらいいよ」
とはいいながら、裸婦モデルになる由紀、もちろん全裸になるはずだけど。
「はい、せんぱいのこと信頼していますから、でも、恥ずかしいですぅ」
絵を描く、アトリエの窓辺に置かれた籐の肘掛椅子に、由紀が座るんですが。
裸になる、先輩祐樹が見ている前で、お洋服を脱ぐなんて、あらためて恥ずかしい。
恥ずかしいけど、約束だから、お洋服を脱いで裸になるしか、ないじゃないですか。
夏のおわりがけ、昼下がりのお絵描アトリエ、二十歳の由紀が、裸婦モデルです。

     

-2-

由紀、とっても恥ずかしい気持ちですけど、ワンピを脱いで、ブラをはずします。
ショーツは、まだ穿いたままですけど、短いソックスを脱いじゃいます。
祐樹は、見て見ぬふりをして、由紀の裸体を、垣間見て、美しさにゾクゾクです。
白い肌、ぷっくら膨らんだおっぱい、乳首が輪ゴムの色よりピンクです。
「せんぱいぃ、これだけわ、ゆるしてくださいよぉ」
白いショーツを穿いたまま、おっぱいに腕をまわして、肘掛椅子に座った由紀。
スケッチ用の画帳を手にした祐樹が、由紀の2m前においたスツールに座ります。
「いいよ、由紀ちゃん、その気になったら、脱いでしまってよ」
祐樹のお声が、うわずって、由紀のお声だって、かぼそく可憐な感じです。
「ショパンのピアノ曲、かけておこうかな」
由紀は高校のときまでピアノのレッスンを受けていたから、曲名、わかります。
幻想即興曲ってのがあるんですけど、その曲がアトリエにひろがります。
おもったより激しい感じに思えるのは、由紀、いま、うっとりとしたいからかも。
「ほら、手を、胸から離して、右は肘掛に、左はお腹の下あたり」
祐樹がポーズをつけてきて、由紀はそれに、従って、ポーズをとります。
おっぱいが、祐樹の目線に晒されて、大学二年生の由紀、羞恥の気持ち。
お顔がほんのり赤らんできて、内心、目線をどうしたらいいのか、迷ってしまう。
髪の毛は、ちょっと茶に染めていて、肩にかかるところまでですが、束ねています。
「いいねぇ、由紀ちゃん、モデル、いいねぇ」
「ああん、せんぱいぃ、そんなに見つめないでくださいよぉ」
「見つめないでといったって、見つめないと、スケッチできないよ」
「そやけどぉ、うち、うち、こんなの、恥ずかしいですぅ」
モデルだと割り切りたいけど割り切れない大学二年生、二十歳の由紀です。
でも、ほんとうは、由紀、内心、祐樹としてもいいなぁ、処女をあげてもいいんだ、と。
二十歳になってるのに未体験、友だちの有香なんて、三人にも経験したって話なのに。
由紀にとっては、男の人とするセックスは未知の世界、オナニー経験しかないんです。

     

-3-

祐樹の心の中は、アトリエへ来た由紀を、セックスフレンドにしたい欲望です。
女の子をアトリエへ連れ込んで、セックスをする、由紀が初めてじゃありません。
大学院生の優しいイケメン祐樹に、好意を抱く女の子をナンパしちゃうんです。
そんななかに、由紀がやってきて、いま、ショーツだけの裸にしてさせたんです。
由紀は美術クラブの先輩祐樹に、優しくしてされて、うれしかったんです。
なにより、あこがれの気持ちもあったから、二人だけになれることを夢見ていた。
「由紀って、めっちゃ、かわいいから、モテるんやろ?!」
「はぁあ、そんなこと、ないですけどぉ」
スケッチブックに鉛筆を走らせながら、祐樹が、肘掛椅子の由紀とお話です。
「好きな男子がいるんじゃないの、たとえば、セックスしてる男子とか」
「そんなの、いませんよぉ、そんなひと、いません」
祐樹に、じっと見つめられていることを意識しながら、どきどきして応えます。
「じゃぁ、いいんかなぁ、由紀ちゃん、ぼく、立候補しても、さぁ」
さりげなく、祐樹が、スケッチしながら、由紀に声をかけてきます。
ショパンのピアノ曲が、広い洋間のアトリエに流れて、由紀、夢の中のよう。
「ええっ、せんぱいぃ、じょうだんよしてくださいよぉ、うそでしょ」
「うそじゃないよ、由紀ちゃん、ぼく、好きになったみたい、ほんとだよ」
祐樹は、肘掛椅子に座ったショーツだけの裸体、由紀を触りたい欲望です。
由紀はといえば、祐樹との危うい会話で、こころのなかが疼いてきます。
「ああっ、せんぱいぃ、だめですよぉ、あああっ」
立ったままの祐樹から、裸の肩に手を置かれる由紀、動転して目の前真っ白。
未経験、処女、男子と交わったことがない無垢な大学二年生、由紀です。
大人になるかも知れない、と思うと、気持ちが高揚してきて、ぽ~~です。
まだお洋服を着た祐樹ですが、ショーツだけの由紀を立たせて、抱きしめます。

     

-4-

かわいい、可憐、初々しい、由紀の外見を形容すると、こんなイメージです。
大学ではいまどき珍しい文学研究をしたいという二年生の由紀、二十歳です。
ピアノを習ってきた由紀、大学生になって、絵を描きたいと思って美術クラブに入部。
お勉強のほうでは、源氏物語とか、浮世絵とか、かなり古典をやってみたい。
由紀、外見に似合わず興味がお堅いのは、まだセックスの経験がなかったからかも。
「はぁあ、ああっ、せんぱいぃ、あああっ、うちぃ、だめですよぉ・・・・」
恥ずかしさをこらえて、ショーツだけの裸になって、祐樹に抱かれてしまった由紀。
こころの中は、ふるえていて、なにをどのようにしたらいいのか、混乱しています。
立ったまま抱かれて、かるくキッスされて、由紀、ため息のようなお声を洩らします。
「由紀ちゃん、匂いも、味も、甘いねぇ、いいねぇ、ぼく、好きだよ」
唇を離されて、お顔のそばで、囁かれて、ああ、おっぱいを触られちゃう由紀。
「はぁああっ、せんぱいぃ、うち、うち、初めて、デスぅ・・・・」
どきどき、胸が高鳴って、頭のなかが真っ白になって、目を閉じてしまう由紀。
祐樹が、アトリエに隣接した狭い和室に、由紀を連れ込み、ベッドに寝かせます。
四畳半の和室、ベッドは落ちついたシングルサイズ、仮眠室の役目のお部屋です。
白い裸体の由紀、ショーツを穿いたまま、祐樹が、お洋服を脱いで紺のブリーフ姿に。
ベッドに仰向いて寝そべった由紀、その横に祐樹が腕を首うしろにまわします。
初めてのラブシーン、由紀、処女を捧げます、先輩の祐樹に、女にしてもらいます。
ショーツを脱がされ、素っ裸になった由紀、仰向いて、太もも開いて、お膝を立てます。
祐樹も全裸で由紀のうえ、太ももの間にはいりこみ、由紀の性器を右手で撫ぜます。
由紀、なにをされているいのか、気持ちが動転していて、わけがわかりません。
柔らかいような硬いような、祐樹先輩の裸、男子の肉体、ああ、初めての由紀です。

     

-5-

ベッドに仰向いた全裸の由紀、かるくキッスをされ、祐樹の唇が首筋から降りてきます。
なま暖かい祐樹の唇が、首筋から胸の間に這わされてくる感触に、由紀、どきどきです。
二十歳の由紀、男子と交わる初めての体験、初体験、なんかしら恥ずかしい気持ち。
「はぁあああっ、せんぱいぃ、ああああっ」
乳首を祐樹の唇にはさまれ、ぷちゅぷちゅされて、由紀、恥じらいます。
乳首を吸われながら、お腰を撫ぜられ、陰毛を触られ、股間に手が入ってきます。
「由紀ちゃん、好きだよ、とっても、好きだよ」
祐樹は、由紀の柔らかい裸体を、愛撫しながら、由紀の耳元に息を吹きかけ囁きます。
由紀、しだいにうっとり、祐樹の愛撫が、感情を高めてきて、その気になります。
「せんぱいぃ、わたしも、せんぱいのこと、好き、好きですぅ・・・・」
お声になるかならないかのかぼそいお声で、由紀、うっとり、あえぎます。
お股の真ん中へ、祐樹の手指が入れられ、由紀、恥唇を触られ、めくられます。
しっとり、濡れているのを祐樹が確認、処女だと言う由紀を、丁寧に扱うんです。
処女だって、感じてくると、ねっとりとした透明の、粘液を、滲みだすじゃないですか。
「ああっ、いたい、せんぱいぃ、痛いですぅ、ううっ・・・・」
探り当てられた膣にお指を挿しこまれて、由紀、じじんと痛みを感じたんです。
だれもが通る道だと、由紀は思い、よろこびとこわさに、こころがふるえています。
「だいじょうぶだよ、由紀ちゃん、だいじょうぶ」
「はぁあ、せんぱいぃ、うち、うち、せんぱいのこと、すきですぅ・・・・」
好きだから、由紀、先輩の祐樹に、初体験、処女を捧げる、悔いはありません。
<ああっ、いたい、いたいけど、せんぱいと、結ばれる、ああっ>
大学二年生の由紀、こころのなかで叫んでしまって、ぐっとこらえます。
祐樹の性器が、由紀の性器に、挿しこまれてきて、強い痛みに襲われたんです。
こうして、この日、大きな邸宅のアトリエの仮眠室にて、由紀は女になったんです。

     

-6-

<淫らなアトリエにて>

あの日、処女を失ってから、もう十日も経つのに、祐樹からのメールがありません。
由紀、夢のようなあの時間のことを、思いだしては、うっとり、でもとっても不安です。
ひょっとしたら、将来、結婚する人かも知れへんと、祐樹の優しいお顔を思いだす由紀。
ワンルーム四畳半の女子専用マンションにいる由紀、メールをしようかと迷います。
<どないしてはるんやろ、祐樹先輩、うちのこと、忘れたんやろか・・・・>
女心って、きわどくてもろくて、由紀、祐樹のことが忘れられなくなってきます。
おからだを結んだ関係って、特別な関係、由紀、祐樹先輩の心のドアを叩きたいです。
そうこうして眠られない夜が過ぎた朝、9月3日10時過ぎ、祐樹からメールが来ました。
『YUKIさん、今日の午後1時、アトリエへ来れますか、ゆうき』
突然の誘い、水曜日はバイトのない日だって言ったから、祐樹が誘ってきたみたい。
由紀は、すぐに返信したかったけど、少し時間をおいて、行くことを返したんです。
『じゃあ、PM1時、まってます、ゆうき』
恋する心って、いったい、どうして、こんなに待ち焦がれて、しまうんでしょうか。
まだ二時間先なのに、由紀はそわそわ、いてもたってもいられない気持ちです。
清楚な白い生成りのブラとショーツ、うえはまだ夏の感じだから白っぽいワンピース。
白いフリルがついた足首までのソックスを穿いて、お靴は、スニーカーかなぁ。
お昼はパンをたべ、みちすがらバイカルでシュークリームを買って、アトリエへ。
由紀、邸宅の車庫に白いレクサスがあって、インターホーンで呼び出して玄関へ。
和風の建物、玄関には立派な絵が、広い廊下の向こうにアトリエです。
「由紀ちゃん、元気にしてた?、急に呼んだりしてごめんね」
「ええ、元気にしてましたよ、きょうはバイトがお休みだから、よかったです」
玄関に靴を脱いで、そのまま、アトリエに通される由紀、見覚えがある場所。
なにか他人のような、ひとり思っていた親密感より、遠い感じに思える祐樹の姿。
祐樹は、綿パンにバーバリーのシャツ姿、素敵な、イケメン、大学院生です。
由紀、あこがれの男性、でも、まだ、いっかい、結ばれただけ、たぶん今日も。
「そうなの、それで、由紀ちゃんは、出すって返事したの?」
「ええ、出しますって、返事しました、11月第一週が展示ですよね」
大学の美術クラブの制作発表の作品展、寺町の画廊で行われるんです。

     

-7-

広い洋間のアトリエ、大きな窓のむこうは山の斜面がひろがり、午後の明るい光です。
南向きの窓からは京都の街が遠くにひろがって見えます、静かなアトリエです。
「ああ、おおきな鏡ですねぇ、それにテレビも、ビデオカメラですかぁ」
このまえにはなかったものが、アトリエに置かれてあって、雰囲気が変わっています。
皮製のアンティークなトランクがおかれてあって、由紀、興味を抱いてしまいます。
「いいんでしょ、由紀ちゃん、このまえみたいに、してもさぁ」
祐樹の目線が、由紀に合わせられ、由紀、どきどき、心が高鳴ります。
「このまえみたいにって・・・・?」
「このまえみたいにだよ、そのつもりで来たんだろ!」
つまり、このまえっていえば、由紀が処女を捧げた日、もう処女じゃないけど・・・・。
アトリエの書棚の前の二人掛けソファーに、並んで座った由紀と祐樹です。
北側の壁面に大きな鏡、その前横に三脚にセットのカメラと大きなモニター。
二人掛けソファーの向こうに、それらが見えて、由紀、錯覚してしまいそうです。
可憐で繊細な由紀のこころは、祐樹に抱かれてしまうと、もろく崩れてしまいます。
「ええんやろ、由紀、きょうもしてあげるから、ええんやろ?!」
「いやぁああん、せんぱいぃ、うち、そんなん、知りませんよぉ」
祐樹の言葉に、なんと答えたらいいのか、答えようがない由紀、してほしいけど。
由紀、お顔を、ほっぺたを、火照らせてきて、とっても恥ずかしい気持ちです。
「だから、きょうは、ぼくが、服を脱がせてあげるから、いいね!」
横に並んでいる姿が、2m向こうの大きな鏡に映って、由紀、肩から抱かれます。
「ほら、由紀、鏡に、映っているよ、ふたりのすがた、みてごらんよ」
肩を抱かれて、祐樹の胸に引き寄せられた、由紀のワンピ姿が、鏡に映っています。
「はぁあ、映ってるぅ、せんぱいぃ、うち、どないしょ、こわい・・・・」
祐樹が、ワンピの裾から手を入れてきて、めくりあげてきて、太ももが露出します。

     

-8-

先輩の祐樹とふたりだけのアトリエ、このまえ処女を捧げた文学部二年生の由紀です。
二人掛けソファーに並んで座って、抱かれて、ワンピのスソから手を入れらたんです。
太ももが丸出しになり、なおも祐樹の手は、由紀のなかへ入れられてきます。
「はぁああっ、せんぱいぃ、はぁああっ・・・・」
恥ずかしいというより、好きな先輩に抱かれて触られ、気持ちが高揚してくる由紀。
ちいさなあえぎ声が、薄くひらいたお口から洩れて、祐樹をその気にさせちゃいます。
「由紀って呼ぶよね、いいよね、由紀ぃ」
耳元で祐樹が息を吹きかけるようにして、ささやくから、由紀には甘い味がしてきます。
「はぁあ、ああん、せんぱいぃ、由紀って呼んでくださいぃ、いいですぅ」
ショパンのワルツが軽やかに聞こえてきて、処女を失ったばかりの由紀、濡れだします。
祐樹の手が股間を包んでいるショーツに触れてきて、由紀、お膝を閉じてしまいます。
太ももの上までワンピのスソがめくりあげられ、白いショーツが露出しています。
「ああっ、せんぱいぃ、うち、ああっ、せんぱいぃ・・・・」
祐樹が閉じた膝の奥、お股に手を入れていて、ああ、由紀、太ももで挟んでしまう。
「由紀、ちからを抜いて、足のちからを、抜くんだよ」
由紀、祐樹のささやくお声にふ~っと力がぬけてきて、お膝が少し開きます。
まだ夏の終わりだから白っぽいワンピースを着た由紀、お尻をはずされ、脱がされます。
ブラとショーツと足首までのソックス、白い肌、由紀、祐樹に抱かれて、下着姿です。
2m向こうに大きな鏡に、白いお肌にポニーテールの黒髪、下着姿の由紀が映ります。
祐樹が、バーバリーのシャツを脱いで、上半身、裸になってしまいます。
由紀、祐樹の裸を見て、このまえには余裕なかったけれど、男の匂いを感じます。

     

-9-

そのつもりで祐樹のアトリエを訪ねてきた由紀です.
でも、男の人の手で、裸にされていくのは、やっぱり恥ずかしいです。
昼下がりのアトリエは、窓からの光で明るいんです。
なにもかも丸見えだから、よけいに恥ずかしいのかもしれません。
ひとりでお部屋にいるときなんか、平気で裸になっちゃうのに、です。
「ふううう、すううう、ふううう、すううう・・・・」
お口とお鼻と、吐く息、吸う息、少し乱れて、すれる音となって由紀のお口から洩れます。
「いいね、由紀、いいよね、いいんだよね・・・・」
祐樹のこころは、由紀のしぐさと息するおとで、こころが乱され、淫らになっていきます。
下着姿の由紀、生成りの白に淡いピンクの花柄、ブラとショーツ姿が、鏡に映ります。
祐樹が立ちあがり、由紀にも立たせて、後ろから柔らかく抱いて鏡の前へ一歩二歩。
白い肌の由紀、下着をつけた由紀、女の子、大学二年生、二十歳です。
黒い髪の毛はポニーテール、茶色のシュシュでまとめて、耳たぶが露出です。
祐樹が、右の手で、由紀のおっぱいを触りだし、左の手で、お股を触りだします。
由紀はブラの中へ手を入れられ、ショーツの中へおへその下から手を入れられちゃう。
「はぁあ、ああっ、ふうううっ、ふぅううっ、ううう・・・・」
由紀のお顔が、柔らかく緩んできて、放心する目つきに変わってきて、可憐にも美しい。
足先にはソックスが履かれていて、足首につけられた白いフリルが、いかにも女子です。
「由紀、やわらかいねぇ、とっても、ああ、ええ匂いだよねぇ」
「いやぁああん、せんぱいぃ、そんなこと、ゆうたらぁ、あかんですよぉ・・・・」
ブラの中でおっぱいが触られ、乳首をつままれて、由紀、ああっ、とお声を洩らしちゃう。
ショーツの中へ入れられた左の手指で、由紀、陰毛をまさぐられ、陰唇を触られます。
「由紀、ぼくのん、触って、握って、見てくれよ・・・・」
祐樹は、由紀の手を後ろへ回させ、ジッパーを降ろした中へ、手を入れさせます。
由紀、ブリーフの上から、手で、祐樹の硬くなっているおちんぽを、まさぐったあとです。
だれから教えられたわけでもないのに、由紀、ブリーフの割れ目へ手を入れ、触ります。
<ああ、せんぱいぃ、おちんぽ、せんぱいの、おちんぽ、かたいぃ・・・・>
こころのなかで、由紀、つぶやいてしまって、はああ、はああ、息を荒げてしまいます。
祐樹だって、生唾呑み込み、ぷちゅぷちゅ、由紀の耳たぶを、軽く噛んじゃいます。

     

-10-

ここは京都は金閣寺の近く、和風邸宅のなかにある祐樹のお絵かきアトリエです。
祐樹は経済学の大学院生、趣味以上の腕前、絵の勉強中で由紀はモデルです。
その祐樹と、由紀、10日前、初体験をしたんです、処女を捧げてしまったんです。
「はぁああ、せんぱいぃ、はぁああん」
「いい匂いだよ、由紀、柔らかい肌、いいねぇ」
「ああん、そんなの、いわないでくださいよぉ、ああん」
「ううん、だって、ほんとだよ、由紀のおっぱい、吸っちゃおかなぁ」
由紀、後ろから抱かれて、胸に手をあてられ、ブラをおろされ、乳房を露出されます。
1m前にまで迫った大きな鏡に、由紀、全身を、正面から、映しているんです。
由紀は手を後ろにまわし、祐樹が穿いてるブリーフの中へ手を入れ、ナマを握ります。
硬くなっている祐樹のおちんぽ、でも、由紀は、はっきりと、見たことがありません。
まえに会ったときに処女を明け渡して、こんなして会うのは、まだ二回目です。
この前は、どきどき、初めてのことだから、こころに余裕がありませんでした。
ブラを外され、上半身裸にされた由紀、うしろから抱いていた祐樹が、向きあいます。
綿のズボンを脱いで由紀に向きあった祐樹は、すでにブリーフだけの姿です。
由紀だって、ブラを外されてしまったから、ショーツとソックス、鏡は由紀の左です。
「ああっ、せんぱいぃ、はぁあああっ、ああっ」
立ったまま、祐樹が由紀の胸、ぷっくら膨らむおっぱいへ、お口をつけてきます。
由紀、祐樹の下唇で、右の乳首を、左の乳首を、下から上へ、刺激されちゃいます。
なにもかも、初めて、祐樹が最初の人、このまえ処女を捧げて、大切な人となりました。
ぷちゅ、ぷちゅ、乳首を唇につままれ、ひっぱられ、揉まれちゃう大学二年生の由紀。
午後の明るい光が、アトリエに侵入してきて、ああ、ショパンのピアノ曲が、聞こえます。
乳首を唇にはさまれて、刺激されながら由紀、白い花柄ショーツを降ろされていきます。
「ふううん、由紀、おっぱい、ちくび、淡くてかわいい色、それに、さぁ」
ショーツの腰回りに手をかけられ、お尻から脱がされ、太もものつけ根まで降ろされる。
「あああん、せんぱいぃ、うち、恥ずかしい、ほんとですぅ・・・・」
シュシュで括ったポニーテールの髪の毛が、清純な感じなのに、おからだは女です。
「はぁああ、せんぱいぃ、恥ずかしですぅ、ああん」
鏡の中に、自分の裸体を映しだされて、正面に立たされて、見せられちゃう由紀。
祐樹の思い、処女をもらった由紀へ、あとは押していくだけです。
処女を与えた男子には、由紀だって従ってくると、確信しています。
ああ、由紀、まだ大学生、二年生、でも二十歳、大人、子供じゃない、だからぁ・・・・。
ちょい憂いの表情もかいま見える祐樹先輩を、由紀、好きになってしまったんです。

     

-11-

ショパンのピアノ曲がながれるアトリエ、大きな鏡の前に立っている由紀。
唯一身につけているショーツも、太もものつけ根まで降ろされています。
由紀の後ろから、鏡のなかに映った裸体を、祐樹が見ているのがわかります。
「せんぱいぃ、みちゃだめ、恥ずかしいですぅ」
「なぁあに、ビーナスみたいだよ由紀、とっとも、美しいよぉ」
「いやぁああん、せんぱいぃ、そんなん、ちゃいますぅ」
「ほんとだよ、由紀ビーナスの誕生だよ、ねっ!」
祐樹が、ほぼ全裸で立っている由紀のまえにまわって、しゃがみ込みます。
「ああっ、せんぱいぃ、あああっ」
おっぱいに腕をまわして、由紀、祐樹がショーツを降ろすのに、無抵抗です。
白いショーツが足元まで降ろされ、足首から抜かれて、ソックスを脱がされます。
全裸になってしまう、明るい光が窓から入って、ショパンが流れているアトリエ。
「由紀、いいこと、しようね、いいよね・・・・」
絵を勉強しながら、大学院に通う祐樹、大学二年生、由紀の先輩です。
その祐樹が、由紀の裸体を見て、正気でいられない、抱きついてきます。
「ああん、せんぱいぃ、せんぱいぃ、いいい・・・・」
お尻を抱かれて由紀、祐樹のお顔が、陰毛のうえに当てられ、頬ずりされます。
立ったまま、お尻を抱かれているとはいえ、倒れそうに揺らいでしまう由紀。
祐樹は陰毛を頬ずりから、生え際を唇でたくしあげ、先っちょをなめてきます。
由紀、おっぱいを抱いていた両腕の、右腕をおろして、祐樹の肩に置きます。
「ふうん、ほら、由紀、あしをひらいて、ほら、こうして・・・・」
足首を30cmほどに開かせ、それから50cmにまで開かせてしまうのです。
由紀は、言われるがまま、成されるがまま、暗示にかかったかのようです。
「ああっ、せんぱいぃ、ああん」
由紀の左側に鏡があって、自分の前にしゃがみ込む、祐樹の姿を見ちゃいます。

     

-12-

まだ由紀のおめこは、処女を捧げた一回しか、おちんぽお挿入を受けていません。
だから、由紀にとっては快感どころか、痛くって、なんとか我慢したけど、痛みだけ。
でも、それは、しだいになくなって、快感に変わるんだと、由紀は学んでいます。
好きになった祐樹から、恥ずかしいことをしてほしい欲求も、由紀にはあります。
「ほら、由紀、クンニしてあげるから、知ってるでしょ、クンニリンクス」
うずくまった祐樹が、由紀の股間へお顔を入れる前に、言っちゃいます。
由紀、ことばだけ、ウイキペディアで検索して、知っているけど、未経験でした。
それをいま、大学院生の祐樹が、由紀に施してあげると言うんです。
フェラチオ、そんな言葉も、由紀、知っています、おちんぽを咥えること。
なにもかも未経験だった由紀、処女を捧げて、いろいろ、体験していくんです。
「はぁあ、せんぱいぃ、ああん、こそばい、こそばいですぅ・・・・」
立っているのが辛いです。
由紀、足首を50cmもひろげて、祐樹の肩に手をおいています。
祐樹のお顔が、股間に埋まって、そのお口が、恥ずかしい処をなめています。
「ああん、せんぱいぃ、座りたいです、座らせてくださいぃ・・・・」
それなら、と祐樹が由紀の言葉を受け入れて、木製の肘掛椅子に座らされます。
広い洋間のアトリエ、大きな鏡の前の肘掛椅子、そこへ全裸の由紀が座ります。
「はぁあ、せんぱいぃ、うち、うち、う、れ、し、い、で、す、ぅ・・・」
たどたどしく、由紀は、目の前にひざまずいた祐樹に、ことばをかけてしまう。
思いもかけない、でも、由紀のこころは、意志表示、しておかないといけない。
そんなふうに思って、ブリーフを穿いただけの祐樹へ、言ったしまったんです。
肘掛椅子に座って、お膝をひろげるようにされて、ひろげてしまった由紀。
お尻を前の方へずらすように、お尻を前へ押されて、押されるがままに前へ。
椅子に座ってお尻を深くではなく、浅くで、お股が開いちゃいます。
<ああん、せんぱいぃ、すき、すき、好きですぅ>
祐樹のお顔が、開かれたお股の真ん中に、ぴったしとあてがわれています。
由紀、恥ずかしい股間の陰唇を、唇と舌で舐められ、こころのなかで叫んじゃう。
初めてのクンニリンクス、由紀、うっとり、その触られる感覚を受け入れています。

     



































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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