愛の部屋-1-
  1~6 2018.12.19~2018.12.26

 

-1-
 向井奈美は25才の誕生日を、小杉裕二のマンションで祝うことになりました。裕二がバースディーケーキを用意してくれています。ケーキのほかに、夜の食事は手作りではなくて、セブンの店で買い求めた惣菜を温めて並べただけだし、スープは粉末でお湯でといたらできあがりです。でも、奈美は、誕生日を好きな男性と二人だけで祝ってもらえることに幸福感をもっています。
「うんうん、ドア開けたから、入っておいで」
オートロックのドア、裕二は銀行員で32才です。奈美も裕二も結婚適齢期です。一月ほど奈美は、裕二のマンションンで一緒に過ごしていたんですが、自由がないということでまた別々になったのでした。
「うん、来たよ、こんばんわ」
「うわぁ、ドレッシーだねぇ、可愛いなぁ、奈美ちゃん」
ドアが開き、奈美が入ってきます。廊下を通ってリビングの、ラブラブソファーの前に立った奈美です。裕二の目に入ったのは奈美の美しいドレスです。とはいっても外で歩いても不思議ではない程度の派手さです。白色のレースがピンクのスカートの裾に縫われていて、上半身は白色セーターにピンクのブレザー姿です。まるで等身大のお人形みたいだ、と男の裕二は感じます。奈美は、すっかり美しくなって、かってのような暗いイメージはありません。
「たっぷり、かわいがってね、ご主人さま」
奈美は、にっこり笑って、顔を斜めに傾けます。奈美は、裕二のことをご主人さまと呼ぶようになっているのです。生活費の援助を奈美は裕二から受けているのです。奈美は、コンビニのパートタイマーで、お金儲けをしているけれど、足らない分、裕二からの援助を受けているのです。
「うん、うん、奈美、たっぷり可愛がってやるから、ね」
「お腹空いた、ご主人さま、わたしのバースディーパーティーよ、今夜は」
「うんうん、チンして、グラタン、それからサラダ、ケーキも一緒に」
リビングは八畳の洋間で、普段はバストイレの横のキッチンスペースで食事を摂るのですが、今夜は奈美の誕生日だから、リビングのガラスのテーブルに並べてあるのです。飲み物は、ワイン、缶の酎ハイ、ウイスキーは飲まない、日本酒も飲まない裕二です。それに習って奈美もワインを飲み缶酎ハイを飲むのです。ビールは用意してあるけど、飲みません。
「乾杯、奈美ちゃん、誕生日、おめでとう」
「ありがと、ございます、ご主人さま」
ワインを注いだグラスでカチンと音を立て、奈美が唇にクラスをつけ、裕二も唇にグラスをつけます。裕二は、ラブラブソファーに座った横に奈美をはべらせ、斜めに向きあうのです。裕二が左側、奈美が右側です。
「さあ、さあ、奈美ちゃん、お尻丸出しして、お料理、お食べ」
「いやぁあん、ご主人さま、そんなの、だめですよ」
「まあ、いいか、あとで、ぼくが、剝いてあげるから」
「寒いわね、ストーブ、いれましょうか、ご主人さま」
「そうだね、寒いと、身動きできないね、暖めよう」
赤い色になるパネルの電気ストーブに、奈美がスイッチを入れに、裕二から離れて、後を向いて、ストーブにスイッチを入れた奈美です。奈美が裕二のことをご主人さまと呼ぶように、裕二は奈美に何をしてもよい、というのです。男と女だから、世に言うエッチなことをするわけですが、裕二の欲望のままに、奈美が従っていく、という暗黙の了解です。もちろん、奈美は、受け身だけではありません。自分の欲求を満たしてもらうお道具として、裕二にしてほしいことを、具体的に言うようにと、ご主人さまから言われているところです。

-2-
 ラブラブソファーの前のガラステーブルには、奈美の誕生日をお祝いする苺が並んだ二人用の丸ケーキがあります。プレートには奈美ちゃんお誕生日おめでとうと書かれています。ケーキ屋さんは小さな女の子がお祝いしてもらうんだろうと思って作ったかもしれないけれど、奈美は二十五歳の女子です。裕二のマンションに通ってきて、男の裕二に女のサービスをしてあげる。
「食べよ、ケーキ、奈美ちゃん、お口をあけて」
「ああん、ご主人さま、あああん、うふっ、美味しい」
「美味しいだろ、ここのケーキ、評判なので、食べさせてあげようと思って、さ」
「美味しいです、とっても、ご主人さまは、食べないの」
「食べる、奈美ちゃんと一緒に、食べちゃう」
ラブラブソファーに横並び、裕二の左に奈美が座っています。ぴったしと腰がくっついた二人です。奈美は裾が白いレースのピンク色スカートに白色セーター姿です。ソファーに座っていると膝が丸出しです。ストーブをつけているから温かいです。ケーキをお口に入れてもらった奈美が、今度は裕二に、フォークに刺したケーキを食べさせてあげます。裕二は、もう左腕を奈美の背中にまわしていて、奈美の右膝と裕二の左膝がぴったしとくっつけた格好です。
「ああん、して、ご主人さま、ああん、して、ああん」
フォークに刺したケーキのかけらを口に入れてもらって、あむあむと食べる裕二です。フォークを持った奈美の左手首を、裕二が右手で軽く握ります。フォークをテーブルに置かせる裕二。奈美は右腕を裕二の背中にまわしています。フォークをテーブルに置いた奈美が、裕二に引き寄せられ、抱かれます。甘いケーキの味覚がまだ残った奈美と裕二です。奈美はラブラブソファーに座ったまま、抱かれて上半身をねじります。顔を裕二に向けて目を閉じます。
「はぁああっ、ご主人さま、ああっ」
唇が重ねられてきて、奈美は、背筋にゾクゾクの感覚がはしります。裕二は、奈美を抱き、唇に唇を重ねて唇を開けさせます。奈美は裕二の唇に、唇を開かせられるままに、こころもち開きます。裕二の舌先が、前の歯に、当たるのがわかります。奈美は、歯を少しだけ開きます。裕二の舌先を、舌先でとらえます。むずむず感覚が走ります。
「ううっ、ううっ、ふぅううっ」
唇を合わせてしまって、舌を絡ませたら、奈美が為されるがままになることを、裕二にはわかります。奈美の呼吸が乱れてきます。裕二は、右手を奈美の膝と膝の間に入れてやります。
<ああっ、ああっ、ああ、ああ、ああん、ごしゅじんさまぁ、ああっ>
唇を塞がれ、舌を絡ませられた奈美は、膝と膝の間へ、温かい手をさしこまれて、心のなかで、ことばを洩らします。裕二は、奈美の息する甘味に擦れた音に反応していきます。手の平に、手の甲に、奈美の柔い肌の温もりを感じます。唇を離して、うつむく裕二。奈美がつけたピンクのスカート、白いレースが太腿の中ほどにあって、膝から太腿の半分が露出していて、目に入ってきて、じんじん、心が騒ぎだします。短いソックスを穿いた奈美の足は生足です。黒いブルマと白いショーツで腰からお尻を包んでいる奈美です。裕二は、奈美に膝を少し開かせたまま、白いセーターの裾から手を入れ、胸へとあげていきます。奈美は裕二の腕の中です。

-3-
 男の裕二には、25才の誕生日を迎えた奈美を抱いて、裸を見て、弄って、勃起した男のモノを女のソコに挿入してやることでからだの満足を得ます。女の奈美は、32才の銀行員裕二に抱かれ、体も心もアクメに達していくことで満足を得ます。いま奈美がいるのは裕二のマンション、八畳のリビングルームです。ラブラブソファーに並んで座り、抱かれだしたところです。
「ああん、ごしゅじんさま、はぁあ、ああん」
唇を重ね、舌を絡ませていた裕二が、唇を離したので、奈美が声を洩らします。裕二がセーターの裾から手を入れてきて胸をまさぐりだしてきたのです。
「ううん、奈美ちゃん、やわらかい、あたたかい、いいねぇ」
「ああん、いやん、ああん、ごしゅじんさま、ああん」
白いセーターがめくりあげられ、脱がされる奈美。脱がされた上半身には綿の白いキャミソールにブラジャーです。裕二がキャミソールをめくりあげ、ブラを露出させてきます。奈美は、されていることに従順です。裕二のことを<ごしゅじんさま>と呼ぶのは、裕二の好みでもあり、奈美のマゾ的な感覚によるものです。
「ほうら、奈美ちゃん、おっぱいが、あらわれたぞ、ほうら」
裕二の左腕は奈美の背中にまわっていて、右手で奈美のからだをまさぐるのです。白っぽいキャミソールをめくりあげ、ピンクがかったブラジャーを外してやると、ぷっくらの乳房が露出です。スカートは穿いたまま、ブルマもショーツも穿いたまま、ソックスも穿いたままの奈美です。
「ううん、奈美、おっぱい、ぷちゅぷちゅ、してあげようね」
「ああん、ごしゅじんさま、おっぱい、ぷちゅぷちゅ、ううっ」
奈美は右腕を裕二の背中にまわしており、左手は、裕二の腰に、ズボンのうえからですが真ん中に置いています。裕二からの合図がないので、男のモノをなぶらせてもらえないのです。
「あっ、あっ、あっ、ああん」
裕二が右手で乳房を揺すりながら、左の乳首を唇に挟んできたのです。むにゅっ、むにゅっ、ぴりっ、ぴりっ、鈍い感覚のキリキリだけど乳房の先っちょから注ぎ込まれる奈美。うっすらと目を開けると、裕二の頭が見え、ガラステーブルのうえの食べかけケーキが見える奈美。裕二が、乳房を揺すっている手を離し、自分のズボンのベルトを外し、ジッパーを降ろしてしまいます。奈美の左手をジッパーを降ろしたズボンのなかへみちびきます。裕二は奈美の乳房をいじくり、乳首から体のなかへ刺激を注入していきます。
「うん、なぶって、にぎっていいよ、奈美ちゃん」
「ああん、ごしゅじんさま、お、ち、ん、ぽ、ああっ」
左手でブリーフをまさぐり、真ん中から裕二のモノを突出させる奈美です。完全勃起ではないけれど、それなりに凛々しく勃起した裕二のモノです。
「ううん、くちつけて、奈美ちゃん、ほうら」
抱かれた背中をまえに軽く押される奈美は、そのまま前かがみになって、右手に握った男のモノに口をつけていきます。奈美の目に、ズボンの前をひらけ、ブリーフの真ん中から突き出した男のモノだけが見えます。ゾクゾクっとしてしまう25才の奈美。男のモノを見てしまうと、からだのなかが緩んで締まる感じになります。
<ああ、おちんぽ、男のおちんぽ、ああっ>
奈美は唇に、柔らかい亀頭を挟みます。挟んでそれを口の中にまで含んで、ぎゅっと絞りあげ、柔らかく左手に握った陰茎を、下へ降ろして完全に剝いてしまいます。何度か顔を上げ下げして、ブリーフを穿いたままでの口奉仕をする奈美に、裕二が合図をします。
「ほら、奈美ちゃん、まえにまわって、ほうら」
裕二は、奈美に自分のモノを咥えさせたまま、ソファーからおり、前にまわって、奉仕するよう、仕向けます。奈美は、もう何度目かになる正面奉仕を、従順に受け入れていくのです。

-4-
 裕二のマンション、八畳のリビングにあるのはラブラブソファーとガラスのテーブルです。25才になった奈美の誕生会です。もう始まっていて、ラブラブソファーに座った裕二の前、ソファーとテーブルの間に奈美が正座スタイルで向きあったのです。ズボンを脱いだ裕二の下半身は、ブリーフだけ。ブリーフの合間から勃起させたちんぽが突きだされています。奈美は口の中に勃起ちんぽを咥えたまま裕二の前に座ったのです。
「ほうら、奈美ちゃん、ほうら、口からはずして」
裕二が、奈美の頬に手をあて、顔をあげさせます。裕二は、ブリーフを脱ぎ、下半身剥き出し、上半身はセーター姿です。ひろげた膝と膝の間に正座している奈美に、剝きだしにした勃起するちんぽを鑑賞させてやります。
「みて、みて、ほうら、奈美ちゃんの好きな、ぼくの、ちんぽ、見て、見て」
「ああ、ごしゅじんさま、おちんぽ、おおっきい、りっぱです」
「ふふふふ、奈美ちゃん、好きなんだろ、たっぷり観察するんだ」
裕二は、ラブラブソファーの真ん中に座っていて、お尻を前にずらしています。膝をおもいっきりひろげて、勃起したちんぽを、25才の誕生日プレゼントとして、奈美に弄らせるのです。
「はぁああ、ごしゅじんさま、にぎって、あげる、はぁああ、ああん」
勃起するちんぽの根元を指に挟んだ奈美が、顔を近づけ、息を詰まらせる感じで、舌なめずりしながら、あっ、あっ、と声を洩らすのです。裕二は、ちんぽから手を離させ、奈美がまだ身につけているキャミソールとブラジャーを脱がしてしまいます。下半身には、まだスカートをつけたまま、ブルマもショーツも穿いたまま、ソックスも穿いたままなのです。そこへは、まだ、触ってやらない裕二ですが、剝き身の上半身には、愛撫を与えます。
「ほうら、奈美ちゃん、ちんぽを、かわいがって、おくれ、ほうら」
腰をぐっと正座する奈美の前に突き出す裕二。勃起したちんぽの陰嚢に唇をつける奈美。二つの手で、勃起するちんぽの根元を支え、陰嚢においた唇を、そのまま上へ、陰茎の裏を這わせ上げていきます。奈美にちんぽを愛撫させる裕二は、上半身を裸にした奈美のおっぱいに手をおきます。ぷっくら、盛りあがった奈美の乳房です。乳首を触られ、撥ねられ、揉まれていくと、奈美の体のなかが反応し、股間まわりに刺激がおりて、ちつの中が濡れだすのです。
「ううっ、ううっ、はぁあ、ああっ」
口のなかに勃起ちんぽを咥えている奈美が、口から抜きます。奈美に舐められて濡れた亀頭が、カリ首が、陰茎が、奈美の目の前にかざされます。奈美が、潤んだ目で、放心したように勃起するちんぽを眺めています。明るい部屋。八畳のリビング。ラブラブソファーに座る裕二の前に、座っている奈美です。
「さあ、お立ち、奈美ちゃん、立ってごらん」
もう目を潤ませて、唇を濡らしている奈美を立たせる裕二です。上半身が裸の奈美は、裕二の前に立って、裸になっていくのです。
「さあ、ほうら、いい子だね、奈美ちゃん、スカートを脱ぎなさい」
「はい、ごしゅじんさま、すかーと、ぬぎます、ぬぎますぅ」
裾にレースがついたピンクのスカートを、脱いでしまう奈美。
「ほら、くろいやつ、ブルマも脱いでしまって、うん、そうだ」
奈美は足首にレースが付いたソックスと、白くて柔らか素材のショーツだけの姿で、裕二のまえに立つのです。
「ねぇええ、奈美ちゃん、もっと、近づいて、ほうら」
ラブラブソファーに座る裕二が、上半身をまっすぐにします。奈美を引き寄せ、ショーツを穿いたままのお尻に腕をまわします。裕二は、顔を奈美が穿いた白いショーツの真ん中に当て、匂いを嗅ぎます。女の柔らかい匂いに、銀行に勤めている32才、裕二のこころが、ぐじゅぐじゅにされてしまいます。
「ああ、いい匂いだ、奈美ちゃん、いい匂いだよ、甘いんだ、いいねぇ」
奈美は、立ったまま、お尻を抱かれ、顔を下腹部にくっつけられて、こそばくおもはゆい気持ちです。

-5-
 白いショーツだけを穿いた奈美を目の前に立たせて、足元から腰、胸、顔へと目線を移していく裕二。ラブラブソファーに座った裕二は、ブルーのセーター姿で下半身は剥き出しです。八畳のリビングルームは、いま25才になった奈美の誕生会なのです。
「ああん、ごしゅじんさま、そんなに見つめないで、恥ずかしいから」
「うううん、いいじゃない、奈美ちゃん、おっぱい、ぷっくら、腰はくびれて、素敵だよ」
「ああ、だめですよぉ、ごしゅじんさま、ショーツ、おろしちゃ、ああっ」
裕二が立っている奈美の腰に手をかけ、お尻からショーツを剝きおろしてしまうのです。奈美が太腿をきゅっと閉じます。裕二は、お尻を抜いたショーツを太腿の根元まで下ろして、手を離します。
「黒い毛、いいねぇ、奈美ちゃん、ゾクゾクしちゃうよ、黒い毛だ」
「ああん、ごしゅじんさま、撫ぜあげたら、ああっ、いやん」
裕二が、恥骨の下、腰が太腿になる真ん中、そこの陰毛を裾から撫ぜあげてしまうのです。奈美は、無防備に立ったまま、太腿を閉じたまま、黒くて短いちじれ毛をなぶられてしまいます。ストーブの温風の音が静寂を破っています。音楽はなく、テレビもつけていない八畳のリビングルームです。照明は天井からのスポットライトとフロアースタンドの明かりです。
「さあ、奈美ちゃん、ソファーにお座り」
裕二は、ショーツを太腿まで下ろしたままの奈美を、ラブラブソファーに座らせます。ソアーに座らせた奈美の前に膝立になるのです。奈美の足をひろげさせる前にショーツを脱がせてしまって全裸にさせます。そうして裕二もセーターを脱ぎシャツを脱いで全裸になってしまいます。リビングルームで全裸の男と女が戯れるのです。
「奈美ちゃん、お誕生日会だ、たっぷり、かわいがってあげるから、ね」
裕二は、ソファーに座った奈美の膝をひろげます。30㎝ほどひろげて、足首をもちあげ、ソファーのうえに置かせます。Mの格好にさせるのです。
「ああん、ごしゅじんさま、かわいがってくださるのですね、ああっ」
全裸の奈美です。ラブラブソファーの真ん中で、Mの姿になっているのです。無意識に手で、胸と股間を押さえてしまう奈美。
「ほうら、奈美ちゃん、手をのけて、おっぱいと、おまたを、みせておくれ」
銀行員の裕二は、奈美の膝に手の平かぶせ、30㎝にひろげた足首のまま、膝頭を左右へ、ひろげさせてしまうのです。
「ああん、ごしゅじんさま、あっ、ああん」
ぱっくり、股をひろげられてしまった裸の奈美が、恥ずかしさの音色で声を洩らします。裕二の目に、奈美の股が見えます。まだ大陰唇が閉じたままです。陰毛のはみだし毛が、ちょろちょろと大陰唇のよこに生えているのを裕二が確認です。
「奈美ちゃん、してあげようね、ぼくのお口で、ぐじゅぐじゅ」
裕二は、ひろげさせた奈美の膝を押すようにして持ち上げ、足首をソファーから浮かさせ、お尻を前へずらさせます。奈美の股間が斜め上に向きます。お尻の窄まった穴から会陰、まだ閉じた大陰唇、そのうえの恥骨に茂る陰毛までが、ひろがってしまうのです。ぷっくらの乳房が斜めにせりあがり、顔は前を向いてしまう全裸の奈美です。
「ああっ、ああん、ごしゅじんさま、ああっ」
裕二が、奈美の膝をひろげさせて持ち上げたまま、顔をその真ん中に押し当てます。唇が、奈美の大陰唇のうえに密着です。

-6-
 奈美25才の誕生日会です。32才の裕二が所有のマンション、八畳のリビングルームです。全裸になった奈美が、ラブラブソファーにお尻をおいてМの格好です。全裸になった裕二が、奈美の陰部へ当て、唇で奈美の大陰唇から小陰唇を舐めます。
「ううっ、ああっ、うう、ううっ」
「うんうん、いいんだろ、奈美ちゃん、ほうら、うふううっ」
「あん、ああん、ひやぁあっ、ああっ」
ひろげてMになった足の膝は脇腹の横です。ラブラブソファーの前に膝立ちで、奈美の股間へ顔を押し当て、陰部を唇で開いているのです。唇でもちあげ、その谷間に舌を入れ、膣前庭をあらわにし、舌先でぺろぺろとなめるのです。なめられる奈美は、それだけでジュルジュルの気持ちです。
「ああん、ごしゅじんさま、ああっ、あああん」
pちゅぷちゅ、ぶじゅぶじゅ、裕二が股をなめる音が静かなリビングに醸されます。ストーブが部屋を暖めるから裸でも寒くはありません。Mの格好になっている奈美を、ラブラブソファーから下ろしてやる裕二。ソファーとガラステーブルの間、白いふかふかカーペットを敷いたうえに仰向きで、奈美を寝かせます。おのうえへ、裕二がかぶさります。奈美の顔の方へ自分の足をのばして、奈美の股間へ顔をつけられるスタイル、69、シックスナインのスタイルです。
「奈美ちゃんのん、なめてあげるから、ぼくのちんぽを、なめるんだよ」
「ああっ、はっ、はい、ごしゅじんさま」
カーペットに仰向いた奈美は、足をひろげ、右足はテーブルに、左足はソファーにのせます。奈美におおいかぶる裕二の腰が、奈美の顔の位置です。裕二がうつむくと奈美の股に唇が当てられます。ひろげて持ち上げられた太腿を抱く格好で、指を奈美の股に這わすこともできます。
「ううっ、おおっ、おおっ」
仰向いた奈美が手にちんぽをにぎってくれて、口に咥えてくれるのがわかる裕二。奈美の陰唇を唇でもてあそんでいく裕二。汲み出されてくるヌルっとした奈美の蜜を裕二が、じゅるじゅると吸ってやります。
「ううっ、ふぅうううっ、うっ、うっ、ううっ」
奈美が勃起したちんぽを、なめなめ、ぐちゅぐちゅ、淫らに口を使って、舌と唇で、刺激を与えて、裕二をよろこばせます。
<ああ、おいしい、おいしい、おっきいちんぽ、ああ、おいしいいいっ>
奈美は心のなかで、勃起ちんぽを舐め舐めする感触を言葉にして、半叫びです。裕二が唇と舌、それに指を使って股間の秘部を、誕生日のお祝いに、たっぷりと可愛がってくれているのです。
<奈美、奈美、ぐちゅぐちゅ、ヌルヌル体液、おいしいよぉ>
口を使っているから言葉にはできないけれど、裕二も心のなかで、奈美の感触を言葉にします。八畳のリビングルーム、男と女が、欲望をまさぐりあっているのです。






















































































































































































































































































































































































































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