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愛の巣 小説表紙



小説:愛欲の部屋

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小説:愛欲の部屋-1-
 1~8 2019.1.18~2019.1.27


 

-1-
小杉裕二は淀屋橋にある大手銀行の支店に勤める32才の独身男子です。京阪沿線の枚方にマンションを一年前に買ったところです。独身にしては2LDKは贅沢な間取りです。愛欲の部屋は三つ、十二畳のリビング、六畳の書斎、四畳半の寝室、それにキッチン、バス、トイレです。銀行に勤めながら独りで暮らすには贅沢ですが、裕二には秘密の魂胆があったのです。仲良くなった女の子を連れ込んで、愛欲三昧、セックスの根城にしようと思ってこのマンションルームを購入したのです。
 土曜日で仕事は休みの午後、愛車のレクサスでドライブ、コンビニで買い物をしていた二十歳くらいの女子をナンパして、そのままマンションへ連れてきたところです。レクサスに乗ってからですが、女子は向井奈美という名前だと運転している裕二に告げたのです。おとなしそうな整った顔だけど、可愛いといえば可愛い、裕二好みといえます。
「そうですか、銀行で仕事しているんですか、わたしは、フリーターよ」
「フリーター、いまは、どんな仕事してるの」
「いまは、していません、休憩中、楽しまなくっちゃ、と思って」
助手席に座ったスカート姿の奈美、露わになっの膝に視線を落とす裕二。運転中だから、奈美のからだをゆっくりとは見ていられません。
「今日と明日は、お休みなの、ええ、わたし、彼いない、です」
「そうなの、ぼくも、彼女いない、だよ」
「銀行にお勤めされてるんですね、わたし、スーツ姿の人に憧れています」
裕二は、オフの日だからスーツ姿ではありませんが、奈美との会話、まるで夢を見ているような感覚です。凄い美女とはいいませんが、フリーターの可憐な女子が、自分のマンションへ来ることになったのです。それもいまは仕事をしていないというから、毎日が自由になる女子だと裕二は思ったのです。裕二のマンションルームは、それなりに趣向を凝らしてあります。女子とおもいっきり愛欲に耽りたい。そんな欲望を実現するために改造した部屋へ、奈美を迎えることができたのです。少しぽっちゃり、柔らかそうな頬っぺた。肌は色白、髪の毛は肩までの黒、流行りのおかっぱ、化粧は薄いめ、なにより、白っぽい膝上丈のワンピース姿で、スニーカー履きです。
「ここだよ、ぼくの、マンション、入っておいで、奈美ちゃん」
玄関でドアロックを外し、エレベーターで五階まであがって、503号が裕二が住むところです。玄関ドアをあけると正面がリビング、手前左側にキッチンがありバストイレがあります。リビングとは引き戸で仕切られた六畳書斎、書斎と中でつながっている四畳半の寝室です。
「あったかい、あったかいですね、すてきな、リビング」
奈美は、狭い四畳半のワンルーム暮らしだから、銀行員の裕二が所有する部屋の綺麗さに驚くばかりです。まるでスタジオのようなリビングです。独り用のソファーと二人用のソファーあり、その前にガラスのテーブルがあります。天井からはダウンライト照明で調光ができます。
「そうなんだよ、外出先から、部屋の温度、コントロールできるんだよ」
60インチの大型テレビがソファーの前に置かれていて、壁面には畳一枚分ほどの鏡が張られてあります。暗いイメージは全くなく、明るいリビングルームです。奈美が愛欲まみれになってしまうのは、このあとすぐのことです。

-2-
リビングのソファーに座るまでもなく、奈美は裕二に抱かれ、手首を交差させられ太い紐で括られてしまいます。
「ああっ、なに、なに、なにするん、ああっ」
奈美は、抱かれてキッスされるんだと思って、目を閉じたところで、手首を括られだして、びっくりです。
「さあ、さあ、こっちへおいで、さあ、さあ」
手首を括られた奈美は、リビングルームから、書斎へと導かれ、連れ込まれます。洋室六畳の間の天井から、ロープが降りていて、フックがつけられていて、奈美の手首を括った紐がフックに結び付けられます。リビングとは引き違い戸で開かれたままなので、明るいリビングからの光りだけです。
「ああん、だめよぉ、こんなの、だめだよぉ」
奈美は、交差させて括られた手首が、頭の上にまで持ち上げられてしまって、うろたえです。数時間前に始めて会ったばかりで、裕二が銀行員だということはわかったし、独身だということもわかったばかりです。イケメンだし高級乗用車に乗っているから、奈美は、ここへ連れて込まれても、セックスフレンド求め中のこともあり、嫌ではありませんでした。身体のことは裕二に任せようと思っていたけれど、括られてしまうとは思いもよりませんでした。
「ぼくは、ねぇ、ちょっと、変わってるんだ」
「ああん、なんですかぁ、変わってるって、なんなの?」
「奈美はおれのペット、おれが飼い主、いいだろ、ここで飼ってやるから」
裕二の言葉使いが、少し荒っぽくなってきて、奈美は、心が乱れだし、うろたえています。六畳の書斎は裕二が使う事務机と背凭れが付いた事務用の回転椅子が壁際に置かれ、その反対側は四畳半の寝室でセミダブルのベッドで占められているんです。大きな鏡が机の横に張られています。もうひとつ椅子があって、パイプ製の肘掛椅子が改造してあって、左右の肘掛からアームが伸びて、膝をのせるUの形の受け皿があるんです。
「さあ、奈美、可愛がってやるから、喜ぶんだよ」
手を頭の上にした立ち姿の奈美から手を離した裕二が、ニヤニヤの声で囁きます。リビングとの仕切り戸が閉められ、天井からのダウンライトがつけられます。六畳のとなりは四畳半のベッドルームです。ベッドルームは煌々と明るくされていて眩しいくらいです。
「ああん、いやん、だめよ、こんなの、だめですよぉ」
足裏は床にぴったい着けられて、膝も少しは曲げられるけれど、からだを伸ばすと、括られた手首が頭のすぐ上、膝を曲げると、手首から腕が伸びでしまうのです。穿いたピンクっぽいスカートは膝上丈です。うえは淡いブルーのセーターです。
「うっふふ、脱がせてやるから、うっふふ、いいね」
裕二はズボンを穿いていて、セーターを着ていて、普通のダンディーな男です。銀行員だから身だしなみは整っていて、髪の毛は短いです。裕二は、奈美の前にしゃがみこみ、スカートをめくりあげだします。

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六畳間の書斎で、手腕を頭の上にして立たされた奈美です。奈美の前に座り込んだ裕二が、もとから膝上丈のスカートですが、裕二がひろげて、めくりあげ、太腿の根元までを露出させたのです。パンストを穿いていない奈美は足首上までのソックスです。生足が太腿まで露出してしまったのです。
「うふふふふっ、太腿、白いんだ、ぽっちゃりだねぇ」
「ああん、いやぁあん、めくっちゃ、いやぁあん」
手を頭の上にあげているから、裕二の手を払うことができません。太腿を閉じ、膝を少し折り曲げて閉じる奈美です。
「ふふふふ、ふふふん、さあ、足首ひろげて、膝をひらいて」
「ああん、いやん、ああん」
ピンクっぽいスカートを巻きあげられ、腰に巻き込まれ、白いショーツが丸見えにされてしまう奈美。足首を持たれてひろげられていく奈美。膝が30㎝ほど開けられ、立たされたままです。
「白いショーツか、普通だな、ブルマとか穿いてないんだ」
「ああん、いや、いや、さわったら、あかん、ああん」
奈美の足元に座り込んでいる裕二が、白いショーツの股の処をさわりだします。右手を仰向け、手の平を股間に柔らかく当てます。ショーツの股布部分を、下から親指と人差し指中で挟み込み、まだ隠れている陰唇を揉むのです。
「いいねぇ、奈美、どうしてやろうかな、セーター、脱ぐかな、セーターだな」
裕二は立ち上がり、奈美が着ている淡いブルーのセーターの裾に手をかけます。腰の上です。セーターの下は白い半透けのキャミソールにショーツと共布のブラジャーです。
「ああん、いやぁん、だめ、だめ、だめよぉ」
するすると、セーターが、首の下にまでめくり上げられてしまう奈美。白い透けたキャミとブラがわかります。
「ふふふふっ、セーターは、脱いでしまおう」
そのまま首から頭を抜かれたセーターは、腕は脱がされないまま、首の後ろに留められたのです。
「ああん、いやぁあん、手、ほどいて、ああん、いやぁああん」
キャミソールとブラジャーを着けたまま、その上から裕二の手が這います。奈美が半裸のからだを揺すります。激しく抵抗してきます。成すすべもないのに、女の本能、抵抗しているのです。裕二は、次の手を思います。天井からブランコになる1m棍棒を下ろします。奈美の手首に紐を巻き、棍棒に結わえて合わせた手首の紐をほどきます。左右の手腕をひろげさせ、棍棒の両端に括ってしまいます。奈美を着衣のまま両手を広げた格好にしてしまうのです。
「ほうら、無駄な抵抗はやめろ、だよ、奈美、わかったな、弄ってやる」
腕をひろげて棍棒に括られてしまった奈美。ぐい、ぐい、横になった棍棒が、持ち上げられ、奈美は立ったまま、足裏を床に着くと少しだけ、膝を折ることができる格好です。この格好で、二十歳を過ぎたばかりの奈美が、裕二にからだの隅々まで、また奥の奥まで、あの手、この手を使われて、弄られていくのです。

-4-
1mの棍棒に腕をひろげ、手で棍棒を握る格好で、手首が括られてしまった奈美。キャミソールとブラジャーを着けた上半身。スカートは着けたままで腰に巻きあげられている格好です。
「ほうら、奈美、抵抗するから、できないようにしてやったぞ、どうだ」
「ああん、いやん、逆らわないから、ゆるして、許してください」
六畳の間です。狭いといえば狭い部屋です。リビングとの仕切り戸は閉められています。四畳半の寝室とはつなぎ部屋です。女子検診台の格好をした背凭れ肘掛椅子が改良された椅子が置かれている横です。壁面に張られた大きな鏡に、奈美の全身が映っています。六畳間は暗くてスポットライト仕様ですが、四畳半の寝室は明るい照明です。
「ふふふふ、まあまあ、せっかくだから、この部屋で、この格好で、弄る」
裕二は合意の上で連れ込んできた奈美を、SMチックに弄る快感を味わうのです。
「ああん、どうするの、ああっ、ああん」
スカートを脱がされる奈美。ホックを外され腰部をひろげられると、スカートがそのまま床に落ちてしまいます。白いショーツは穿いたままです。立って手をひろげた奈美から、1mほど離れて眺める裕二。下着姿の奈美を観察したあと、裕二は、ショーツを脱がすところから、始めます。
「これだね、いらないものは、脱いでしまいましょうね」
キャミソールを着けているといっても、臀部から太腿は露出しています。白いショーツを穿いた奈美です。裕二が奈美の前に、片膝を立てて座ります。
「柔らかい生地だね、ふんわり、柔らかいねぇ」
ショーツを穿いた腰の、左右の横から手を入れる裕二。手を入れ下ろしだします。後ろから臀部を抜いて、手を前へまわして、太腿の根元まで下ろしてしまったのです。
「いやぁあ、ああん、小杉さん、こんなの、だめよぉ」
「ふふふふ、ご主人さま、と呼びな、おれのことを、わかったか」
裕二は、奈美の陰毛を見たとたんに、ゾクゾクとする情欲を感じます。名前を呼ばれて、ご主人さまと呼ぶように言います。主従関係をはっきりとさせておこうと、裕二は思う。できれば絶対服従、性の欲求を満たさせる女として、奈美を扱いたいと思うのです。
「ああん、いやぁあ、ああん、ご主人さまぁ」
「そうだ、ご主人さまだ、奈美、可愛いな」
太腿の根元で留まったショーツを、根元から5㎝ほど降ろして股と布との間に空間をつくる裕二。奈美は手を斜め上へひろげて上げた格好で、膝を少し折ることはできますが、立ったままです。
「いきなり、股だ、ふふっ、いいだろ、奈美」
裕二は立ち、手をあげた奈美を左腕に抱きます。右手を上に向け、股と布の間に入れてしまう裕二です。奈美はうろたえます。いきなり、股を弄られる、その羞恥とショックで、抱かれたからだを揺すってきます。
「ああん、いやぁああん、あん、あん、ああん」
「柔らかいねぇ、布もそうだけど、股、陰唇だね、柔らかい」
奈美を左腕で腰から抱いて、右手で股の柔らかい処を、弄りだす裕二です。もう、欲情を押さえることができなくなって、銀行員の裕二は野獣になっていくのです。

-5-
奈美の陰毛を見て、裕二の情欲がわいてきます。手で股の柔らかい唇を弄ると、ますます情欲がわいてくるのです。手を1m棍棒にひろげて握っているキャミソールとブラジャーを着けた女のからだです。ショーツは太腿のつけ根から5㎝ほど下ろして留めてある奈美の腰まわりです。
「ああん、あん、ああん、はぁあん」
股のなかを弄られる奈美が、からだを揺すりながら、甘ったるい声を洩らしてきます。裕二はめらめらと燃え上がる欲情に、ちんぽが勃起してきます。
「奈美、してやろうか、したい、おれ、奈美が欲しい」
手をひろげて立っている奈美を、背凭れ肘掛椅子に座らせるのです。棍棒を吊っているロープを下ろし、検診台に似せたアームがつけられているパイプ製の椅子です。
「さあ、ここに座るんだ、このまま、このままだ」
ショーツを太腿に留めたまま、後ずさりさせて奈美を椅子に座らせる裕二。肘掛椅子の座部にショーツを脱いだお尻を乗せられる奈美。座ると裕二が、ショーツを脱がしにかかります。膝をひろげさせる前に脱がしてしまうのです。
「ああん、はぁああん、だめ、だめ、脱がさないで、ああん」
「邪魔だろ、ほうら、おおっ、脱いじゃったね、奈美、ゾクゾクするよ」
背凭れに背中をあてた奈美は、手をひろげたままです。手をひろげさせた1mの棍棒はそのままで、奈美の胸のうえです。
「ああん、いやぁああん、足、ひろげるなんて、ああん」
ショーツを脱がされた奈美は、お臍から下が完全露出です。裕二が、右の膝をもちあげ、アームの受け皿に乗せます。左の膝をもちあげ、アームの受け皿に乗せます。腰から太腿が持ち上がり、膝が受け皿に乗せられると、ふくらはぎから足首が折れて下向きです。アームとアームの間はまだ椅子の幅です。座部と背凭れの角度はまだ直角です。
「ふふふふっ、準備完了だ、奈美、股、開いてやるよ」
パイプ製の背凭れ肘掛椅子は、形を自在に変形させることができる椅子です。背凭れを後ろへ倒されていきます。後ろへ45度です。それと連動してからだと太腿から膝の角度が直角です。
「あああん、なに、なに、ああん、どうして、ううん」
膝がひろげられていきます。腰から90度にひろげられてしまいます。
「ほうら、奈美、丸見え、丸出し、ううっ、いい眺めだ、ねぇ」
六畳の書斎です。狭いです。天井からのダウンライトとスタンドからのライトで、奈美のからだが浮き上がります。裕二が、ズボンを脱ぎます。トランクスを脱ぎます。下半身を裸にします。
「いいね、奈美、こうして、この格好で、いただくよ、経験あるんだろ」
もちろん未経験ではない奈美ですが、元カレとの間で、ノーマルで数回、経験しているだけのからだです。

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パイプ製の背凭れ肘掛椅子に仰向いて座らされた奈美。下半身を裸にされています。肘掛から伸びたアームは、女子の股をひろげるために取り付けられていて、膝裏を乗せる皮張りU字の皿です。
「いいねぇ、奈美、入れてやるからな、うっふふ、ふふっ」
下半身を剝き身にした裕二が、奈美の太腿の間に立ち、勃起させたちんぽを握っています。奈美は後ろ45度に倒され、からだと足が90度です。膝は股から90度に開かれている格好です。
「ううっ、ああっ、ああっ、うふぅううっ」
裕二が、亀頭を奈美の膣へ挿し込みます。手腕は1m棍棒にひろげて胸のうえです。キャミソールとブラジャーを着けたままの上半身ですが、下半身は何も着けていなくて太腿90度にひろげられているのです。
「おおっ、はぁああ、いいねぇ、久しぶりだわ、いいねぇ」
奈美の前に立ったままの裕二。亀頭を奈美の膣に挿し込み、ぐっと陰茎を挿し込んでしまいます。
「ひやぁああん、ひやぁあ、ひやぁああっ」
ちんぽを挿し込むと、奈美の膣のなかはギスギスする感じで圧迫してきます。裕二は、その初々しい女の感覚に、じんじんと情欲の炎が立ち昇ってきます。
「おおおっ、いいねぇ、絞まる、絞まるんだ、いいよぉ」
ぶすっ、勃起ちんぽを半分以上挿し込んで、ゆっくりと抜く裕二。亀頭が残る処まで抜いて再び、ぶすっと挿し込んでしまいます。
「ああああっ、ひやぁああん、ひやぁあああん」
奈美が、太腿から膝をひろげたまま、裕二の勃起ちんぽを挿入されて、うごめき悶えだします。裕二はセーターを脱ぎシャツを脱いで全裸になります。勃起ちんぽを奈美の膣に挿し込んだままです。奈美が着けているキャミソールを胸の首の下までひきあげ、ブラジャーのホックを外して首の下へと持ち上げます。手腕をひろげて括った1mの棍棒は、頭の上にもちあげてしまいます。
「おおおっ、ぷりんぷりん、おっぱいだ、いいねぇ」
奈美の胸が広がり持ち上がって、乳房が盛りあがります。こんもりと盛りあがった左右の乳房に左右の手を置く裕二。
「ああん、ひやぁああん、あん、あん、ひぃいいっ」
乳房を弄られながら、股には裕二の腰が密着です。勃起したちんぽが、膣に挿入されたままです。奈美が甘えの声を洩らしてきます。裕二は、腰を微妙に前へ後へと動かして、奈美の膣の中をむさぼります。顔を奈美の乳房にかぶせ、手で絞りださせた乳首を唇を挟み、揉み揉みしてやります。
「ああん、ひやぁああん、ひぃいい、ひぃいいっ」
裕二は、奈美の膣のなかが濡れてくるのを感じます。最初のギスギス感はなくなって、ぶすぶすの滑る感じがわかります。奈美は、パイプの椅子に仰向いて、足をひろげて、股間が丸出しです。まだ始まったばかり。男の餌食になっていくところです。

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女を羞恥に追い込む背凭れ肘掛椅子を、銀行員の裕二は、恥椅子と呼んでいます。この恥椅子に座った女は、奈美が初めてではありません。街頭で声をかけ、高級車でドライブと食事を楽しんだ後には、このマンションへ連れ込んできて、もちろん合意のうえで、セックス三昧です。もう、二十歳を越えたばかりの奈美は、裕二のテクニックで、恥椅子に開脚で、仰向いたまま、愛欲まみれです。
「ああん、ひやぁあん、はぁああん」
検診台に似せた恥椅子に、股をひろげて仰向きの奈美。裕二の勃起ちんぽを、ぶすっと膣へ挿し込まれたまま、乳房を愛撫され、乳房に置かれた手の指の間に乳首を挟まれ、揉まれる奈美です。
「ああん、ひやぁああん、あん、あん、ひゃあああん」
ぶすぶすっ、裕二は腰を使います。勃起させたちんぽを、奈美の膣に挿し込んだまま、膣の襞で亀頭をこすり、陰茎をこするのです。
「おおおおっ、奈美、ヌルヌルだよ、いい、いい、いいねぇ」
「ああん、いやぁああん、あっ、あっ、あっ」
「おおおお、おっぱい、プリプリ、乳房、いいねぇ、いいよぉ」
腰を巧みに使いながら、奈美の乳房を弄ってやる裕二。奈美は、感じる急所を弄られて、羞恥を忘れ、快感のなかに埋もれていきます。とろとろ、膣からは体液が溢れていて、男のちんぽを濡らします。ぶすっと挿し込まれ、ぐいぐいと膣襞を擦られるから、若い女体はむにゅむにゅと愛液を溢れ出させるのです。
「あああああん、ひいいいいっ、ひやぁあああん」
「おお、おお、いいねぇ、ヌルヌル、気持ちいいねぇ、いいよぉ」
「ああん、はぁああん、ひぃいいっ、あっ、あっ」
「いいきもちだ、おおっ、でそうだよ、おおっ、待ってろ」
射精の兆しを感じた裕二が、膣内射精のために、スキンをつけてやります。恥椅子に仰向いて股をひろげている奈美が、それを見守ります。恥ずかしい格好、男に視られながら、イカサレてしまうのです。
「さあ、奈美、イッテもいいよ、おれもイクから、お前もだよ」
裕二がスキンをかぶせた勃起ちんぽ。立ったままの裕二が、奈美の膣にぶすっと、勃起ちんぽを挿し込んでしまいます。濡れた奈美の膣です。難なく挿入です。
「はぁあああ、いい、いい、ご主人さまぁ、ああ、ああっ」
ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、もう裕二は、勃起ちんぽを、奈美の膣に挿して抜くだけです。乳房弄りはもうしません。勃起ちんぽに気持ちを集中させ、奈美の呻きよがる姿を見ながら、ピストンのスピードを、あげていくのです。
「ひぃいいいっ、ひぃいいいっ、ひぃいいいっ」
ほうら、いけ、いけ、イッテしまえ!」
「ああ、あああ、いぐ、いぐ、いぐぅううっ、ああ、ああああ~~!」
裕二の勃起ちんぽが痙攣し、ぶちゅんぶちゅんと痙攣し、奈美の声が高くなり、そうしてアクメに達した奈美です。

-8-
射精してしまった裕二は、清々した気分で、恥椅子に仰向いている奈美を眺めます。裕二の巧みなテクニックで、アクメに達してしまった奈美は、うっとり、股をひろげたままの格好で、うっとり、軽い深呼吸をしています。自分のマンションへ連れ込んできた獲物です。スキンの処理をしながら、あらためて、奈美をからだを観察していきます。
「はぁあああっ、ああん、はぁあああっ」
呻くような、悶えるような、甘えたような、奈美が小声を洩らします。裕二はひろげて括った手の紐をほどいてやります。膝をひろげているアームをすぼめてやります。後ろに傾いている背もたれを引き上げてやります。
「奈美、イッテしまったよな、よがって、いい声だして、いたね」
「ええっ、そんなぁ、わたし、声なんて、だして、いません・・・・」
「まあ、いい、さあ、椅子から、降りなさい」
キャミソールとブラジャーを着けたままの奈美が、恥椅子から降ろされ、書斎と寝室との間の、柱の前に立たされます。
「さあ、奈美は、もう、これからは、おれのペットだ、おれは飼い主だよ」
「はぁあ、ペットですかぁ、わたし、ご主人さまと、お呼びするんですね」
「そうだ、おれのいうことを、忠実に、おこなう、そういうことだ」
奈美は、人と一緒にいることで安心感を抱いてきます。独り住まいで、気を病むほどに孤独感にさいなまれていたから、裕二の誘いに、拒否もなく、従順な気持ちです。
「脱げ、脱いで、からだを、おれに、見せろ」
奈美は、すでに下半身は裸です。キャミソールは腰までです。裕二が目の前に立っていて、その前で着けているものを脱ぐ。恥ずかしい、女ですから羞恥の気持ち、手がふるえます。でも肩紐を外し、脱いでいきます脱ぎ終わるとホックがはずされたブラジャー、これも取り終わると、奈美は全裸です。
「いいからだ、してるんだ、奈美、ほら、おっぱい、隠すな、手は、腰の横だ」
「はぁああ、見ないでください、そんなに、はぁああっ」
手をそのまま下ろした奈美は、柱の前に立っています。裕二が一歩下がったところに立っていて、自分を眺めてくるのです。奈美の目の前は六畳の広さです。先にイッテしまった背凭れ肘掛椅子があり、天井から降りた1mの棍棒が見えます。
「ああん、ご主人さま、ああん」
「ふふん、いい、膨らみだ、ぷっくら、おっぱい、可愛がってやるぞ」
裕二が一歩前にきて、手をのばして乳房に触れてきたのです。奈美は、下の唇を噛み、目線を下部に落としてしまいます。すでに全裸のままの裕二です。奈美が下向くと、少し萎えたちんぽが、陰毛のなかからにょっきりと、垂れさがっているのを見てしまいます。